JP2012221178A - 回転角度表示部付きハンドル - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドルの1回転毎の回転数を検出して表示することができるだけでなく、ハンドルの1回転未満の回転角度を表示してハンドルの一回転数未満の回転数を検出しやすくすることができる回転角度表示部付きハンドルを提供する。
【解決手段】ハンドル12の回転に伴い突部28がスイッチ部23を押圧するため、8個のスイッチ部23が円周上に等間隔に配置された順にON/OFFされ、これに伴い、回転角度表示部29のLED30も収納部15に対し周方向に等間隔に配置された順に点灯と消灯とを行っていくので、ハンドル12の回転開始位置に基準点31を定め、点灯しているLED30の位置を確認することで、基準点31を起点としてのハンドル12の回転角度を検出し、これにより、ハンドル12の一回転数未満の回転数を検出することを可能としている。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば変圧器の負荷時タップ切換装置の細密点検後の確認試験等で、ハンドルを規定された回数で手動により回転させる際に、この回転数を一回転数未満でも検出しやすくすることができる構造を備えたハンドルに関する。
変圧器の負荷時タップ切換装置は、運転時では電動機によってタップが切り換えられるところ、負荷時タップ切換装置の細密点検後の確認試験等のメンテナンス時では、例えば特許文献1に示されるような手動ハンドルを、手動でタップを切り換えることができるよう、負荷時切換タップの電動操作機構の回転軸カバーに連結させて、この手動ハンドルを厳密に設定された回転数(例えば回転数30回)ほど回転させてタップを切り換えることは、既に公知になっている。
そして、例えば特許文献2に示されるように、作業者自身が回転操作ハンドルの回転主軸の回転数を数える煩雑さを解消するために、回転主軸の回転数を検出する回転数検出部と、その検出回転数を操作ハンドル部及びその近くに表示する回転数表示部とを有する回転数検出器を備えたバルブ開閉操作器も既に公知になっている。
更に、検出回転数の表示の仕方として、例えば特許文献3に示されるように、ディスプレイに検出した数値を直接的に表示する構成も既に公知になっている。
特開2003−7550号公報 特開平7−19372号公報 特開2005−65665号公報
しかしながら、いずれの特許文献1乃至3に記載の発明も、1回転毎の回転数しか検出し、表示部に表示することができないことから、1回転数未満分も含めて厳密に正確な回転数を知る必要がある場合、例えば変圧器の負荷時タップ切換装置の細密点検後の確認試験のように回転数のカウントミスをすると確認試験を再度実施する必要がある場合には、回転角度表示部付きハンドルとして用いるにあたっての有用性は十分でなかった。
そこで、本発明は、ハンドルの1回転毎の回転数を検出して表示することができるだけでなく、ハンドルの回転角度を表示することでハンドルの1回転数未満の回転数を検出しやすくすることができる回転角度表示部付きハンドルを提供することを目的とする。
この発明に係る回転角度表示部付きハンドルは、電動機で操作される操作機構を有する機器の当該操作機構に取り付けられる回転軸棒と、手動で回転操作することにより前記回転軸棒を介して電気が供給されていない状態の前記電動機に回転を伝達させるアームとを備えるハンドルにおいて、前記回転軸棒をその周方向から囲む収納部と、前記アームの回転範囲よりも前記回転軸棒の径方向外側となるように前記収納部に設けられたカウンター表示部と、前記回転軸棒の回転数を検出する回転数検出機構とを有し、前記回転数検出機構は、前記回転軸棒のうちの前記収納部内に位置する部位の側面から当該回転軸棒の径方向に突出した突部と、前記収納部内にて前記突部の回転軌道に沿った円周上に配置されて、前記突部との接触によりON/OFFされる複数のスイッチ部と、これらの各スイッチ部のON/OFFの数を検出するスイッチ部ON/OFF検出回路と、前記検出回路で検出された各スイッチ部のON/OFFの数を積算する積算カウンターと、この積算カウンターで積算された各スイッチ部のON/OFFの数をハンドルの回転数に変換して前記カウンター表示部に数値として表示する表示回路とで構成されると共に、前記各スイッチ部がONになったときにこのスイッチ部のONに連動して前記ハンドルの1回転未満の回転角度について視認可能な表示を行う回転角度表示部を更に有することを特徴としている(請求項1)。ここで、機器とは、例えは変圧器の負荷時タップ切換装置をいい、操作機構とは、例えは負荷時タップ切換装置の電動操作機構をいう。
これによって、ハンドルの回転軸棒の回転数が一回転数未満の回転数を含む場合には、スイッチ部のONに連動して回転角度表示部がハンドルの1回転未満の回転角度について視認可能な表示を行うので、この回転角度表示部により表示されたハンドルの回転角度から、ハンドルの一回転数未満の回転数を検出することが可能となる。
また、カウンター表示部は、回転数検出機構や回転角度表示部を備えた収納部に対して前記アームの回転範囲よりも前記回転軸棒の径方向外側となるように設けられているので、カウンター表示部を収納部のうちのアームの回転範囲内に設ける場合に比し、カウンター表示部がアームで隠されることがなく、カウンター表示部に表示されたハンドルの回転数が見やすくなる。
そして、この発明に係る回転角度表示部付きハンドルにあって、前記回転角度表示部は、前記各スイッチ部の数及び配置に対応した数及び配置の点灯部を前記収納部の外面に有して構成されており、この点灯部は対応するスイッチ部がONになったときに点灯することを特徴としている(請求項2)。ここで、回転角度表示部の点灯部としては、例えばLEDが用いられる。ここで、例えばスイッチ部の数が8個の場合には回転角度表示部の点灯部の数も8個又は8の倍数とする。
これにより、ハンドルの回転開始位置に定めた基準点に対する回転角度表示部の点灯している点灯部の位置を確認することで、ハンドルの基準点からの1回転未満の回転角度が検出され、これに伴い、点灯部の数が8つの場合には、1/8から7/8までの1回転数未満の回転数を検出することが可能となる。
更に、この発明に係る回転角度表示部付きハンドルにあって、前記回転角度表示部は、前記ハンドルの回転開始位置を指標する基準点を有し、この基準点は、前記回転軸棒を中心として360度にわたってその位置を移動させることが可能であることを特徴としている(請求項3)。
これにより、基準点をハンドルの回転開始位置に合致させることができるので、ハンドルの回転が回転角度表示部の点灯部のいずれの位置から開始する場合でも、基準点に対する回転角度表示部の点灯している点灯部の位置を確認するのみで、ハンドルの基準点からの1回転未満の回転角度を検出することができるので、これに伴い、点灯部の数が8つの場合には、1/8から7/8までの1回転数未満の回転数を確実且つ正確に検出することが可能となる。
一方で、この発明に係る回転角度表示部付きハンドルは、電動機で操作される操作機構を有する機器の当該操作機構に取り付けられる回転軸棒と、手動で回転操作することにより前記回転軸棒を介して電気が供給されていない状態の前記電動機に回転を伝達させるアームとを備えるハンドルにおいて、前記回転軸棒をその周方向から囲む収納部と、前記アームの回転範囲よりも前記回転軸棒の径方向外側となるように前記収納部に設けられたカウンター表示部と、前記回転軸棒の回転数を検出する回転数検出機構とを有し、前記回転数検出機構は、ハンドルの位置を検出する位置検出センサと、前記位置検出センサからの信号が入力されて前記回転軸棒の回転開始位置となる基準点を定め、この基準点から1回転したときに回転数1として検出する制御ユニットと、この制御ユニットで積算されたハンドルの回転数を数値として前記カウンター表示部に表示する表示回路とで構成されると共に、前記回転軸棒の周囲に円環状と成るように複数の点灯部が配置されて成る回転角度表示部を更に有し、この回転角度表示部は、前記点灯部が前記基準点から前記位置検出センサで検出されたハンドルの位置までの範囲にわたって点灯することでハンドルの1回転未満の回転角度を表示することを特徴としている(請求項4)。
これによって、基準点からハンドルの回転位置までの回転角度表示部の点灯部の点灯範囲を確認することにより、ハンドルの基準点からの1回転未満の回転角度が検出され、これに伴い、ハンドルの1回転数未満の回転数を細かく検出することが可能となる。
また、カウンター表示部は、回転数検出機構や回転角度表示部を備えた収納部に対してアームの回転範囲よりも回転軸棒の径方向外側に設けられているので、カウンター表示部を収納部のうちアームの回転範囲内に設ける場合に比し、カウンター表示部がアームで隠されることがなく、カウンター表示部に表示されたハンドルの回転数が見やすくなる。
そして、いずれの回転角度表示部付きハンドルにおいても、前記回転数検出機構と前記回転角度表示部とに電気を供給するための電源を有することを特徴としている(請求項5)。ここで、電源としては、例えばソーラパネルを有して成るソーラ部等が挙げられる。
これにより、カウンター表示部や回転数検出機構や回転角度表示部を駆動するための電気を得るために、機器から回転角度表示部付きハンドルまで電線等を引く必要性がなくなる。
以上のように、請求項1から請求項3、及び請求項5に記載の発明によれば、ハンドルの回転軸棒の回転数が一回転未満の回転数においては、回転角度表示部でスイッチ部のONに連動してハンドルの回転角度について視認可能な表示を行うため、この回転角度表示部によるハンドルの回転角度を確認することにより、ハンドルの一回転数未満の回転数を検出することが可能となるので、例えば変圧器の負荷時タップ切換装置の細密点検後の確認試験のように1回転数未満分も含めて厳密に正確なハンドルの回転数を知る必要がある場合に、この発明に係る回転角度表示部付きハンドルを積極的に用いることができる。
特に請求項2に記載の発明によれば、ハンドルの回転開始位置に定めた基準点に対する回転角度表示部の点灯している点灯部の位置を確認することで、ハンドルの基準点からの1回転未満の回転角度が1回転(360°)を複数等分(8等分)した精度で検出され、これに伴い、等分した数に応じて、例えば8等分の場合には1/8から7/8までの1回転数未満のハンドルの回転数を検出することが可能となるので、ハンドルの一回転数未満の回転数をより確実且つ正確に知ることができる。
特に請求項3に記載の発明によれば、基準点をハンドルの回転開始位置に合致させることができるため、ハンドルの回転が回転角度表示部の点灯部のいずれの位置から開始する場合でも、基準点に対する回転角度表示部の点灯している点灯部の位置を確認するのみで、ハンドルの基準点からの1回転未満の回転角度を検出することができ、これに伴い、等分した数に応じて、例えば8等分の場合には1/8から7/8までの1回転数未満のハンドルの回転数を検出することが可能となるので、ハンドルの回転開始位置を気にすることなく、ハンドルの一回転数未満の回転数をより確実且つ正確に検出することができる。
また、請求項4及び請求項5に記載の発明によれば、基準点からハンドルの回転位置までの回転角度表示部の点灯部の点灯範囲を確認することにより、ハンドルの基準点からの1回転未満の回転角度が検出され、これに伴い、ハンドルの1回転数未満の回転数を細かく検出することが可能となるので、例えば変圧器の負荷時タップ切換装置の細密点検後の確認試験のように1回転数未満分も含めて厳密に正確なハンドルの回転数を知る必要がある場合に、この発明に係る回転角度表示部付きハンドルをより積極的に用いることができる。
そして、請求項5に記載の発明によれば、カウンター表示部や回転数検出機構や回転角度表示部を駆動するための電気を得るために、機器から回転角度表示部付きハンドルまで電線等を引く必要性がなくなるので、回転角度表示部付きハンドルの構成が複雑になるのを防止することが可能である。
図1は、この発明に係る回転角度表示部付きハンドルが用いられるLTC切換動作監視装置の一例の構成を示した概略図である。 図2は、この発明に係る回転角度表示部付きハンドルの実施例1を示した説明図であり、図2(a)はこの回転角度表示部付きハンドルの断面図、図2(b)はこの回転角度表示部付きハンドルの正面図である。 図3は、この発明に係る回転角度表示部付きハンドルの回転数検出機構の構成を示すブロック図である。 図4は、この発明に係る回転角度表示部付きハンドルの実施例1を示した説明図であり、更に詳述するとこの回転角度表示部付きハンドルの正面図である。 図5は、この発明に係る回転角度表示部付きハンドルの回転数検出機構及び回転角度表示部の構成を示すブロック図である。 図6は、この発明に係る回転角度表示部付きハンドルの回転数検出機構及び回転角度表示部を構成する制御ユニットによる制御を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、この発明に係る回転角度表示部付きハンドル(以下、ハンドルと略す。)12が用いられるLTC切換動作監視装置の一例が示されている。このLTC切換動作監視装置は、負荷時タップ切換装置1と、負荷時タップ切換装置1を駆動する電動機2と、電動機2の電動軸に取り付けられた軸トルクセンサ3と、電動機2の駆動力を負荷時タップ切換装置1に伝達するための傘歯車機構4とを備えている。
このうち、負荷時タップ切換装置1は、変圧器5に組み付けられるもので、変圧器5のタンク5a内に収納されたタップ選択器1a及び転換器1bと、一部がタンク5a内に収納され他の一部がタンク5aの上面から突出した切換開閉器1cとで構成されている。負荷時タップ切換装置1の切換開閉器1cと傘歯車機構4の一方の傘歯車4aとは横連結駆動軸棒6で連結され、傘歯車機構4の他方の傘歯車4bと電動機2とは軸トルクセンサ3から延びる縦連結駆動軸棒7で連結されている。
電動機2は、縦連結駆動軸棒7、傘歯車機構4、横連結駆動軸棒6を介して負荷時タップ切換装置1を電動操作するためのもので、この電動機2及び下記するハンドル取付機構10の軸棒10aの回転を負荷時タップ切換装置1の駆動に適した回転数の回転に減速するための減速機構8と共に、変圧器5のタンク5aの外部に配置されたケース9内に収納されている。
ハンドル取付機構10は、この実施例では、軸棒10aと、この軸棒10aの先端に設けられて、下記する実施例1又は実施例2に係るハンドル12の回転軸棒13が装着される装着部10bとを有している。
実施例1に係るハンドル12は、図2に示されるように、ハンドル取付機構10の装着部10bに挿入されて、ハンドル取付機構10の軸棒10aと一体に回転する回転軸棒13と、手動で回転操作することにより回転軸棒13を介して電動機2の軸棒10aに回転を伝達させる棒状のアーム14とを備えている。アーム14はその先端において当該アーム14の径方向に延びるグリップ部14aを有している。
そして、ハンドル12の回転軸棒13は、その周方向から内部が空洞の略円柱状の収納部15で囲まれていると共に、この収納部15内に収納されたベアリング部16により収納部15の内面に回転可能に保持されている。すなわち、収納部15は、ハンドル12を回しても回転軸棒13と一緒には回転せず、不動のものとなっている。
さらに、収納部15のうち回転軸棒13の径方向の外側にはボックス17が設けられており、このボックス17は、ハンドル12の回転数を1回転数単位で表示するカウンター表示部18と、リセットボタン19とが配置されている。カウンター表示部18はデジタル表示であってもアナログ表示であっても良い。
ところで、ハンドル12は、ハンドル12の回転数を1回転数ずつ検出する回転数検出機構21を有している。この回転数検出機構21は、図2及び図3に示されるように、回転軸棒13のうちの収納部15内に位置する部位の側面から回転軸棒13の径方向に突出した突部22と、収納部15内にて突部22の回転軌道に沿った円周上に等間隔(この実施例1では45°間隔)に配置されて、突部22との接触によりON/OFFされる8個のスイッチ部23と、各スイッチ部23のON/OFFを検出するスイッチ部ON/OFF検出回路24と、スイッチ部23のON/OFF回数を積算する積算カウンター25と、その積算値をハンドル12の回転数に変換してカウンター表示部18に数値表示するカウンター表示回路26と、前記リセットボタン19と、このリセットボタン19が押下されたときに積算カウンター25をリセットするリセット回路27とを備えている。尚、スイッチ部23の数は8個に限定されず、等間隔に配置されるのであれば用途や必要に応じて自由に定めることができる。
スイッチ部23は突部23aが本体部23bから出没可能となっており、回転軸棒13が回転して、回転軸棒13の突部22がスイッチ部23の突部23aを押して本体部23b内に没入させることにより、スイッチ部23はONになり、回転軸棒13の突部22がスイッチ部23の突部23aから離れ、突部23aが本体部23bに没入した状態から復帰することで、スイッチ部23はOFFになるようになっている。もっとも、この構成に限定されず、回転軸棒13の突部22とスイッチ部23の突部23aとが接触した際に通電し、回転軸棒13の突部22がスイッチ部23の突部23aから離れた際に遮断されることで、スイッチ部23がON/OFFされる等としても良い。
これにより、回転軸棒13が回転していくと、突部22が各スイッチ部23突部23aを順番に押圧し且つその押圧を解除していくので、スイッチ部23のON/OFFも順番に漏れなく行われ、スイッチ部ON/OFF検出回路24で検出された各スイッチ部23のON/OFFの積算カウンター25における積算値がスイッチ部23の総数8に合致したときに、ハンドル12が1回転したと判定することができるので、カウンター表示回路26で回転数1に変換され、カウンター表示部18における表示がインクリメントされる。一方で、ハンドル12の回転数を数え直す場合には、リセットボタン19を押下すれば、積算カウンター25がリセットされ、これがカウンター表示回路26を介してカウンター表示部18に伝達されて、カウンター表示部18の表示は0にされる。
さらに、ハンドル12は、図2に示されるように、当該ハンドル12の1回転未満の回転角度を表示するための回転角度表示部29を有している。この回転角度表示部29は、スイッチ部23のON/OFFに着目するもので、収納部15のハンドル取付機構10とは反対側に配置され、スイッチ部23の数に対応して周方向に等間隔(この実施例1では45°間隔)に配置された8個のLED30と、回転角度表示部の回転開始位置を指標する基準点31とで構成されている。すなわち、回転軸棒13の突部22と各スイッチ部23とは、回転角度表示部29としても構成されている。そして、この実施例1では、基準点31を有する円環状のプレート32が回転軸棒13を中心点として回転自在となるように収納部15に装着されている。LED30の数もスイッチ部23と同様に8個に限定されず、且つスイッチ部23の数と同数でなくても良く、用途や必要に応じて自由に定めることができる。
そして、回転数検出機構21や回転角度表示部29、特にLED30の発光に対して電気を供給する電源として、この実施例1ではボックス17にソーラ部33が設けられている。これにより、ハンドル12は、LTC切換動作監視装置等の外部装置から電気の供給を受ける必要がなくなっている。
このような構成としたことにより、アーム14を持ってハンドル12を手動で回転させたときには、回転軸棒13の突部22がスイッチ部23の突部23aを押圧している際に、この突部23aが押圧されているスイッチ部23に対応するLED30が発光するので、基準点31からのLED30の位置を確認することにより、ハンドル12の基準点31からの回転角度を45°ずつ検出することができ、これに伴い、ハンドル12の1回転数未満の回転について、1/8回転、2/8回転、3/8回転、4/8回転、5/8回転、6/8回転、及び、7/8回転として、1/8回転ずつ検出することができる。しかも、プレート32を回転させることにより基準点31の位置を変えることができるため、アーム14の位置が例えば鉛直方向に沿って下がった位置以外からハンドル12の回転を始めても、その開始位置に基準点31が来るように調整することができので、ハンドル12の1回転数未満の回転を正確に検出することができる。
実施例2に係るハンドル12は、図4に示されるように、回転軸棒13と、アーム14と、回転軸棒13をその周方向から囲む収納部15と、カウンター表示部18、リセットボタン19及びソーラ部33を備えボックス17を有して構成されている点では、実施例1と同様であるが、ハンドル12の回転数を1回転数ずつ検出する回転数検出機構21とハンドル12の一回転未満の回転角度を表示する回転角度表示部29の構造等は実施例1と異なっている。以下、実施例1と同様の構成については同一の符号を付することで基本的にその説明を省略し、実施例1と異なる箇所を中心に説明する。
回転数検出機構21は、図4及び図5に示されるように、ハンドル12の位置を検出する位置検出センサ36と、位置検出センサ36からの出力信号やリセットボタン19を押下した場合にその旨の信号が入力され、ハンドル12の回転数を1回転数単位で積算する制御ユニット37と、ハンドル12の積算された回転数をカウンター表示部18に数値表示させるためのカウンター表示回路26とを備えている。
また、回転角度表示部29は、例えば16個に分割された分割LED40と、この分割LED40を個別に点灯させるためのLED駆動回路41と、4つの基準点31a、31b、31c、31dとを備え、前記回転数検出機構21との関連で説明した位置検出センサ36、制御ユニット37も、回転角度表示部29の構成要素としても機能する。分割LED40は、例えば青色又は赤色のように異なる2色の一方を選択して点灯することが可能である。
このような構成において、制御ユニット42は、図6に示されるフローでの制御を行っている。すなわち、リセットボタン19が押下されたかどうかをステップ101で判定し、リセットボタン19が押下されていない場合には、ステップ102に進んで位置検出センサ36にてハンドル12の位置を検出し、ハンドル12の位置に合わせて基準点31a乃至31dのいずれかから分割LED40を順次点灯させていく。次に、ステップ104でハンドル12が基準点31a乃至31dを起点として1回転したか否かを判定し、1回転した場合にはカウンター表示部18の表示をインクリメントし、1回転していない場合にはステップ101まで戻る。そして、ステップ105でカウンター表示部18の表示をインクリメントした場合には、ステップ106で分割LED40の表示をリセット(消灯)した後、ステップ101まで戻る。
これに対し、ステップ101でリセットボタン19が押下されたと判定された場合には、ステップ107に進んでカウンター表示部18の表示をリセットし、更に、ステップ108に進んで分割LED40の表示もリセット(消灯)する。その後は、ステップ109に進んで位置検出センサ36にてハンドル12の位置を検出し、ステップ110で基準点31a乃至31dを選択し、この選択された基準点31a乃至31dに近い分割LED40を所定色(例えばステップ103で点灯させる分割LED40の色が青色であれば赤色などの判別容易な色)で点灯させた後ステップ101に戻る。
これにより、回転角度表示部29は、位置検出センサ36で検出されたハンドル12の位置に基づき選択した基準点31a乃至31dに近い分割LED40を所定色で発光させ、ハンドル12を回転していくとこの所定色(例えば赤色)で発光した基準点31に位置する分割LED40に続く分割LED40を基準点31に位置する分割LED40とは別の色(例えば青色)にて順次点灯させて行くので、分割LED40の点灯の範囲を確認することにより、ハンドル12の1回転未満の回転角度を検出し、これに伴いハンドル12の1回転数未満の回転数を検出することができ、基準点31も当該基準点31に位置して点灯する分割LED40の色が他の点灯する分割LED40の色とは異なるので基準点31をすぐに確認することができる。しかも、1/8ずつハンドル12の回転角度を表示する実施例1よりも更に細かくハンドル12の1回転未満の回転角度を表示することができるので、ハンドル12の1回転数未満の回転数の検出精度も向上する。
1 負荷時タップ切換装置
2 電動機
5 変圧器
10 ハンドル取付機構
10a 軸棒
10b 装着部
12 ハンドル
13 回転軸棒
14 アーム
15 収納部
18 カウンター表示部
19 リセットボタン
21 回転数検出機構
22 突部
23 スイッチ部
23a 突部
23b 本体部
24 スイッチ部ON/OFF検出回路
25 積算カウンター
26 カウンター表示回路
27 リセット回路
29 回転角度表示部
30 LED
31(31a乃至31d) 基準点
32 プレート
33 ソーラ部
36 位置検出センサ
37 制御ユニット
37 分割LED
40 分割LED
41 LED駆動回路
42 制御ユニット

Claims (5)

  1. 電動機で操作される操作機構を有する機器の当該操作機構に取り付けられる回転軸棒と、手動で回転操作することにより前記回転軸棒を介して電気が供給されていない状態の前記電動機に回転を伝達させるアームとを備えるハンドルにおいて、
    前記回転軸棒をその周方向から囲む収納部と、前記アームの回転範囲よりも前記回転軸棒の径方向外側となるように前記収納部に設けられたカウンター表示部と、前記回転軸棒の回転数を検出する回転数検出機構とを有し、
    前記回転数検出機構は、前記回転軸棒のうちの前記収納部内に位置する部位の側面から当該回転軸棒の径方向に突出した突部と、前記収納部内にて前記突部の回転軌道に沿った円周上に配置されて、前記突部との接触によりON/OFFされる複数のスイッチ部と、これらの各スイッチ部のON/OFFの数を検出するスイッチ部ON/OFF検出回路と、前記検出回路で検出された各スイッチ部のON/OFFの数を積算する積算カウンターと、この積算カウンターで積算された各スイッチ部のON/OFFの数をハンドルの回転数に変換して前記カウンター表示部に数値として表示する表示回路とで構成されると共に、
    前記各スイッチ部がONになったときにこのスイッチ部のONに連動して前記ハンドルの1回転未満の回転角度について視認可能な表示を行う回転角度表示部を更に有することを特徴とする回転角度表示部付きハンドル。
  2. 前記回転角度表示部は、前記各スイッチ部の数及び配置に対応した数及び配置の点灯部を前記収納部の外面に有して構成されており、この点灯部は対応するスイッチ部がONになったときに点灯することを特徴とした請求項1に記載の回転角度表示部付きハンドル。
  3. 前記回転角度表示部は、前記ハンドルの回転開始位置を指標する基準点を有し、この基準点は、前記回転軸棒を中心として360度にわたってその位置を移動させることが可能であることを特徴とした請求項1又は2に記載の回転角度表示部付きハンドル。
  4. 電動機で操作される操作機構を有する機器の当該操作機構に取り付けられる回転軸棒と、手動で回転操作することにより前記回転軸棒を介して電気が供給されていない状態の前記電動機に回転を伝達させるアームとを備えるハンドルにおいて、
    前記回転軸棒をその周方向から囲む収納部と、前記アームの回転範囲よりも前記回転軸棒の径方向外側となるように前記収納部に設けられたカウンター表示部と、前記回転軸棒の回転数を検出する回転数検出機構とを有し、
    前記回転数検出機構は、ハンドルの位置を検出する位置検出センサと、前記位置検出センサからの信号が入力されて前記回転軸棒の回転開始位置となる基準点を定め、この基準点から1回転したときに回転数1として検出する制御ユニットと、この制御ユニットで積算されたハンドルの回転数を数値として前記カウンター表示部に表示する表示回路とで構成されると共に、
    前記回転軸棒の周囲に円環状と成るように複数の点灯部が配置されて成る回転角度表示部を更に有し、この回転角度表示部は、前記点灯部が前記基準点から前記位置検出センサで検出されたハンドルの位置までの範囲にわたって点灯することでハンドルの1回転未満の回転角度を表示することを特徴とする回転角度表示部付きハンドル。
  5. 前記回転数検出機構と前記回転角度表示部とに電気を供給するための電源を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の回転角度表示部付きハンドル。
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