JP2012220689A - バックライト装置および液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 導光板がLEDに接触することがないように、導光板を支持することが可能な構成とした上で、輝度および輝度均一性の低下を防止することができるエッジライト型のバックライト装置を提供する。
【解決手段】 バックライト装置10は、バックライトシャーシ1と、導光板5と、複数のLED6と、光源基板2a〜2fと、規制部材4とを備える。光源基板2a〜2fは、複数のLED6が表面上に実装され、互いに隣接するLED6間の隙間部分のうち、少なくともいずれかの隙間部分において厚み方向に貫通する第1貫通孔12が形成される。規制部材4は、導光板5の面方向への移動を規制するものであり、第1貫通孔12に挿通される軸部7bと、軸部7bの軸線方向一端部に連なり導光板5の端面に当接する当接部7aと、軸部7bの軸線方向他端部に嵌合する嵌合部8とからなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バックライト装置および液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、たとえば携帯電話機、デジタルカメラ、携帯ゲーム機器、カーナビゲーションシステム、パーソナルコンピュータ、および薄型テレビジョンなどに設けられる。液晶表示装置は、自発光機能を持たない表示装置であり、表示画面である液晶パネルに背面から光を照射するバックライト装置と一体に用いられる。バックライト装置としては、液晶パネルの直下に設けられた導光板のエッジ部に光源を配置したエッジライト型のバックライト装置と、液晶パネルの直下に光源を配置した直下型のバックライト装置とがある。
特許文献1,2には、エッジライト型のバックライト装置が開示されている。特許文献1,2に開示のエッジライト型のバックライト装置では、光源として発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を用いており、LEDから出射され導光板の端面から入射された光を、導光板によって表示領域内で均一になるように拡散させて、導光板の対面する2つの主面のうち一つの主面から出射させることで、液晶パネルを照射する。液晶パネルおよび導光板は、その端部が基台であるバックライトシャーシに保持され、LEDは、複数個が一列に並んで光源基板に実装され、その光源基板はネジでバックライトシャーシに固定されている。
しかしながら、このような構成のエッジライト型のバックライト装置を備える液晶表示装置では、導光板は、その端部でバックライトシャーシに保持されているだけなので、液晶表示装置が振動落下した場合にバックライトシャーシから外れやすい。バックライトシャーシから外れた導光板は、そのエッジ部に配置されたLEDに向かって落ち、落ちてきた導光板によって荷重がかかったLEDは破損してしまう。
特開2004−79488号公報 特開2002−90735号公報
このような問題を解決する方法として、図15に示すバックライト装置30が考えられる。図15は、支持部材31を設けたエッジライト型のバックライト装置30の構成を示す図である。バックライト装置30は、バックライトシャーシ32の底部から突出して設けられるL字状の支持部材31を備える。この支持部材31は、矩形板状の導光板5の4つの角部を外方から覆うように設けられている。これによって、導光板5を支持することができるので、導光板5がそのエッジ部に配置されたLED6に向かって落ちることを防止でき、LED6の破損を防止することができる。
しかしながら、支持部材31を設けると、導光板5のエッジ部において、支持部材31を設けた4つの角部に対応する部分には、LED6を配置することができない。そのため、導光板5のエッジ部に配置できるLED6の個数が減少し、液晶表示装置の輝度が低下する。また、支持部材31に対向する導光板5の端面からは、光が入射されず、導光板5から液晶パネルに出射される光の量にばらつきが発生するので、輝度均一性が低下する。
本発明の目的は、導光板のエッジ部にLEDを配置したエッジライト型のバックライト装置において、導光板がLEDに接触することがないように、導光板を支持することが可能な構成とした上で、輝度および輝度均一性の低下を防止することができるバックライト装置、および液晶表示装置を提供することである。
本発明は、液晶パネルを備える液晶表示装置に用いられるエッジライト型のバックライト装置において、
矩形板状の底部と、底部の外周縁端部に連なる側壁部とからなる基台と、
透光性材料からなり、前記底部に対向して配置される矩形板状の導光板と、
光を出射する複数の発光ダイオードと、
前記複数の発光ダイオードが予め定められた間隔をあけて実装され、前記複数の発光ダイオードが前記導光板の端面に対向するように前記導光板を取り囲んで配置される光源基板であって、互いに隣接する前記発光ダイオード間の隙間部分のうち、少なくともいずれかの隙間部分において厚み方向に貫通する第1貫通孔が形成される光源基板と、
前記導光板の面方向への移動を規制する規制部材であって、前記第1貫通孔に挿通される軸部と、前記軸部の軸線方向一端部に連なり前記導光板の端面に当接する当接部と、前記軸部の軸線方向他端部に嵌合する嵌合部とからなる規制部材と、を備えることを特徴とするバックライト装置である。
また本発明は、前記規制部材は、前記当接部が前記軸部の軸線方向に弾性変形可能に設けられることを特徴とする。
また本発明は、前記当接部は、前記発光ダイオードから出射された光を反射する機能を有することを特徴とする。
また本発明は、前記発光ダイオードで発生した熱を前記光源基板から前記基台に伝達する熱伝達部材であって、前記光源基板の前記発光ダイオードが実装される面とは反対側の面に当接する第1熱伝達部と、前記基台の前記底部に当接する第2熱伝達部とを含んで構成される熱伝達部材をさらに備え、
前記第1熱伝達部は、前記第1貫通孔に対応する位置において厚み方向に貫通する第2貫通孔を有し、前記規制部材の前記軸部が第2貫通孔に挿通されて、前記光源基板に締結され、
前記第2熱伝達部は、厚み方向に貫通する第3貫通孔を有し、第3貫通孔に固定部材が挿通されて、前記底部に締結され、
前記第1貫通孔は、前記複数の発光ダイオードの配列方向に沿って延びる長孔であることを特徴とする。
また本発明は、前記第3貫通孔は、前記複数の発光ダイオードの配列方向に直交する方向に沿って延びる長孔であり、
前記熱伝達部材は、前記第1熱伝達部から前記導光板に対向する位置まで延出する延出部であって、その表面から前記導光板に向かって突出する突出部が形成された延出部を有し、
前記導光板には、前記底部と対向する面から凹んで形成される凹部であって、前記複数の発光ダイオードの配列方向に沿って延び、前記突出部と係合する凹部が形成されることを特徴とする。
また本発明は、前記側壁部には、前記第1貫通孔に対応する位置において厚み方向に貫通する側壁貫通孔が形成され、
前記光源基板と側壁部とは、前記軸部が前記第1貫通孔および前記側壁貫通孔に挿通されることで前記規制部材によって締結され、
前記第1貫通孔は、前記複数の発光ダイオードの配列方向に沿って延びる長孔であることを特徴とする。
また本発明は、液晶パネルと、
前記液晶パネルに背面側から光を照射するバックライト装置であって、前記バックライト装置とを備えることを特徴とする液晶表示装置である。
本発明によれば、バックライト装置は、液晶パネルを備える液晶表示装置に用いられるエッジライト型のバックライト装置であり、基台と導光板と発光ダイオードと光源基板と規制部材とを備える。
基台は、矩形板状の底部と、底部の外周縁端部に連なる側壁部とからなる。導光板は、透光性材料からなり、底部に対向して配置される。光源基板は、複数の発光ダイオードが予め定められた間隔をあけて実装され、前記複数の発光ダイオードが前記導光板の端面に対向するように前記導光板を取り囲んで配置される基板である。光源基板には、互いに隣接する前記発光ダイオード間の隙間部分のうち、少なくともいずれかの隙間部分において厚み方向に貫通する第1貫通孔が形成される。規制部材は、導光板の面方向への移動を規制する部材である。この規制部材は、第1貫通孔に挿通される軸部と、軸部の軸線方向一端部に連なり導光板の端面に当接する当接部と、軸部の軸線方向他端部に嵌合する嵌合部とからなる。
バックライト装置は、軸部が光源基板の第1貫通孔に挿通される規制部材を備え、その規制部材の当接部が導光板の端面に当接されているので、光源基板に実装されている発光ダイオードに導光板が接触することがないように、規制部材によって導光板を支持することができる。そのため、このバックライト装置が備えられる液晶表示装置が振動落下した場合であっても、導光板が発光ダイオードに向かって落ちることを防止でき、発光ダイオードの破損を防止することができる。
また、このような構成のバックライト装置では、導光板の外周縁部の全周にわたって発光ダイオードを配置することができるので、導光板が発光ダイオードに接触することがないように、導光板を支持することが可能な構成とした上で、輝度および輝度均一性の低下を防止することができる。
また本発明によれば、規制部材は、当接部が軸部の軸線方向に弾性変形可能に設けられる。導光板の端面に当接する規制部材の当接部が、導光板の熱変形に追従して弾性変形するので、発光ダイオードから出射され、導光板に入射される光の入射効率が変化することがなく、入射効率が低下することを抑制できる。
また本発明によれば、当接部は、発光ダイオードから出射された光を反射する機能を有する。これによって、規制部材は、発光ダイオードから出射された光を効率よく導光板に入射させることができる。
また本発明によれば、バックライト装置は、発光ダイオードで発生した熱を光源基板から基台に伝達する熱伝達部材をさらに備える。この熱伝達部材は、光源基板の発光ダイオードが実装される面とは反対側の面に当接する第1熱伝達部と、基台の底部に当接する第2熱伝達部とを含んで構成される。第1熱伝達部は、第1貫通孔に対応する位置において厚み方向に貫通する第2貫通孔を有し、規制部材の軸部が第2貫通孔に挿通されて、光源基板に締結される。第2熱伝達部は、厚み方向に貫通する第3貫通孔を有し、第3貫通孔に固定部材が挿通されて、底部に締結される。そして、第1貫通孔は、複数の発光ダイオードの配列方向に沿って延びる長孔である。
光源基板に形成される第1貫通孔が、複数の発光ダイオードの配列方向に沿って延びる長孔であることによって、発光ダイオードから発生した熱によって光源基板が第1熱伝達部よりも大きく熱膨張しても、長孔の第1貫通孔に軸部が挿通された規制部材が、長孔の第1貫通孔中を相対的に移動できるので、光源基板は反り返ることなく、その長手方向に熱膨張することができる。そのため、光源基板と第1熱伝達部との間に隙間ができることを抑制でき、発光ダイオードで発生した熱を効率よく光源基板から熱伝達部材に伝えることができる。
また本発明によれば、第3貫通孔は、複数の発光ダイオードの配列方向に直交する方向に沿って延びる長孔である。また、熱伝達部材は、第1熱伝達部から導光板に対向する位置まで延出する延出部であって、その表面から導光板に向かって突出する突出部が形成された延出部を有する。さらに、導光板には、底部と対向する面から凹んで形成される凹部であって、複数の発光ダイオードの配列方向に沿って延び、突出部と係合する凹部が形成される。
このような構成のバックライト装置であることによって、導光板が熱膨張し、凹部の壁面によって突出部が押されると、熱伝達部材は、第3貫通孔の延びる方向へ移動することができる。また、突出部が、凹部中を相対的に移動することができる。また、導光板が熱膨張した後に収縮する際には、熱伝達部材は、凹部の壁面によって突出部が押されることで、導光板に近づく方向へ移動することができる。すなわち、バックライト装置は、導光板の熱変形に対応して、熱伝達部材が移動するので、発光ダイオードから出射され、導光板に入射される光の入射効率が変化することなく、入射効率の低下を防止することができる。
また本発明によれば、基台の側壁部には、光源基板に形成される第1貫通孔に対応する位置において厚み方向に貫通する側壁貫通孔が形成され、光源基板と側壁部とは、軸部が第1貫通孔および側壁貫通孔に挿通されることで規制部材によって締結される。そして、第1貫通孔は、複数の発光ダイオードの配列方向に沿って延びる長孔である。
このように、光源基板を基台の側壁部に直接当接させることで、熱伝達部材を介して発光ダイオードから発生した熱を基台に伝達する場合よりも効率よく基台に熱を伝達することができ、発光ダイオードで発生した熱の放出効果が大きい。また、熱伝達部材を用いない分、このバックライト装置を用いた液晶表示装置の狭額縁化が可能である。
また、光源基板に形成される第1貫通孔が、複数の発光ダイオードの配列方向に沿って延びる長孔であることによって、発光ダイオードから発生した熱によって光源基板が側壁部よりも大きく熱膨張しても、長孔の第1貫通孔に軸部が挿通された規制部材が、長孔の第1貫通孔中を相対的に移動できるので、光源基板は反り返ることなく、その長手方向に熱膨張することができる。そのため、光源基板と側壁部との間に隙間ができることを抑制でき、発光ダイオードで発生した熱を効率よく基台に伝えることができる。
また本発明によれば、液晶表示装置は、液晶パネルと、液晶パネルに背面側から光を照射する本発明のバックライト装置とを備える。そのため、液晶表示装置が振動落下した場合であっても、導光板が発光ダイオードに向かって落ちることを防止でき、発光ダイオードの破損を防止することができる。
また、本発明のバックライト装置は、導光板の外周縁部の全周にわたって発光ダイオードを配置することができるので、導光板が発光ダイオードに接触することがないように、導光板を支持することが可能な構成とした上で、輝度および輝度均一性の低下を防止することができる。
本発明の実施の一形態に係る液晶表示装置100の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態であるバックライト装置10の構成を示す図である。 バックライト装置10の要部を拡大して示す図である。 図3の切断面線A−Aから見た断面図である。 LED6から出射された光が第1プッシュリベット4によって反射される様子を示す図である。 アクリル樹脂からなる導光板5における、入射角θ2と、導光板5の端面での光の反射率との関係を示すグラフである。 光源基板2aを、LED6が実装される面から見た図である。 熱伝達部材3aを、第1熱伝達部15の光源基板2aと当接する面とは反対側の面から見た図である。 図3の切断面線B−Bから見た断面図である。 熱伝達部材3aの構成を示す図である。 図3の切断面線C−Cから見た断面図である。 プッシュリベット22の構成を模式的に示す図である。 プッシュリベット23の構成を模式的に示す図である。 本発明の第2実施形態であるバックライト装置40の構成を示す図である。 支持部材31を設けたエッジライト型のバックライト装置30の構成を示す図である。
図1は、本発明の実施の一形態に係る液晶表示装置100の構成を示す図である。液晶表示装置100は、テレビジョンまたはパーソナルコンピュータなどにおいて、画像情報を出力することによって、画像を表示画面に表示する装置である。表示画面は、液晶素子を有する透過型の液晶パネル80によって形成され、液晶パネル80は、平板状の形状に形成される。液晶パネル80において、厚み方向の2つの向きを前面80a側および背面80b側とする。液晶表示装置100は画像を、前面80a側から見て視認可能に表示する。
液晶表示装置100は、液晶パネル80と、光学シート81と、後述する第1実施形態のバックライト装置10または第2実施形態のバックライト装置40を備える。以下では、第1実施形態であるバックライト装置10を備える場合について記載する。
液晶パネル80は、バックライト装置10が備えるバックライトシャーシ1の底部1aと平行に、側壁部1bにより支持される。液晶パネル80は、2枚の基板を含み、厚み方向に見て長方形の板状に形成される。液晶パネル80は、TFT(thin film transistor)等のスイッチング素子を含み、2枚の基板の隙間には液晶が注入されている。液晶パネル80は、背面80b側に配置されるバックライト装置10のLED6から出射される光がバックライトとして照射されることによって、表示機能を発揮する。前記2枚の基板には、液晶パネル80における画素の駆動制御用のドライバー(ソースドライバ)、種々の素子および配線が設けられている。
また、液晶表示装置100において、液晶パネル80とバックライトシャーシ1の底部1aとの間には、光学シート81およびバックライト装置10の導光板5が、液晶パネル80に平行に配置される。なお、光学シート81は、導光板5よりも前面80a側に配置される。
光学シート81は、導光板5を介して背面80b側から到達した光の進行の向きを、前面80a側に向ける。導光板5では、輝度が面方向に偏ることを防ぐために、光の進行方向は、ベクトル成分として、面方向の成分を多く含む。これに対し光学シート81は、面方向のベクトル成分を多く含む光の進行方向を、厚み方向の成分を多く含む光の進行方向に変換する。具体的には、光学シート81は、レンズまたはプリズム状に形成される部分が面方向に多数並んで形成され、これによって、厚み方向に進行する光の拡散度を小さくする。したがって、液晶表示装置100による表示において、輝度を上昇させることができる。
図2は、本発明の第1実施形態であるバックライト装置10の構成を示す図である。図3は、バックライト装置10の要部を拡大して示す図である。バックライト装置10は、大型表示画面を有する液晶表示装置100に備えられ、透過型の液晶パネル80に背面80b側から光を照射する装置である。バックライト装置10は、基台であるバックライトシャーシ1と、複数の光源基板2a〜2fと、熱伝達部材3a〜3fと、複数の規制部材4と、導光板5と、を含む。
バックライトシャーシ1は、バックライト装置10の基本構造体であり、液晶パネル80と予め定められた間隔をあけて対向する矩形板状の底部1aと、底部1aの外周縁端部に連なり底部1aから立ち上がる側壁部1bとからなる。側壁部1bは、底部1aのうち短辺を成す2つの端部と、長辺を成す2つの端部とから液晶パネル80の前面80a側に立ち上がって形成される。これによって、平板状の側壁部1bが底部1aの周囲に4つ、形成される。なお、バックライトシャーシ1は、高い熱伝導性を有する金属などからなる。
導光板5は、透光性樹脂材料からなり、液晶パネル80と底部1aとの間に設けられ、バックライトシャーシ1の底部1aに対向して配置される、矩形板状(本実施形態では、長方形板状)の部材である。導光板5は、発光ダイオード(LED)6から出射され、外周縁端部の端面から入射された光を、液晶パネル80と対向する厚み方向一方面である第1主面5aから出射する。導光板5の厚み方向他方面である第2主面5bには、ドット印刷やパターン形状が形成されている。端面から導光板5の内部に入射された光は、第1主面5aと第2主面5bとの間で反射を繰り返しつつ導光板5の内部を進行する。導光板5内を進行する光は、第1主面5aに到達した際、一部が導光板5内に再度反射し、残りが液晶パネル80の前面80a側に向かって、第1主面5aから出射される。また、導光板5内を進行して第2主面5bに到達した光は、第2主面5bに形成されるドット印刷やパターン形状により拡散される。
導光板5の大きさは、液晶パネル80の表示領域の大きさにほぼ等しく、導光板5の厚さは、たとえば2.5〜3mmである。
複数の光源基板2a〜2fは、それぞれ、その表面上に、複数のLED6が予め定められた間隔をあけて配列して実装された矩形板状の部材である。
各光源基板2a〜2fに実装されたLED6は、導光板5を囲繞するように、予め定められた間隔をあけて導光板5の端面に対向して配列する。LED6は、図示しない電源によって与えられる電力に基づいて、導光板5の端面に向けて放射状に光を出射する。端面から導光板5の内部に入射された光は、導光板5内で反射を繰り返しつつ導光板5内を進行する。
光源基板2a〜2fは、それぞれ、導電層が両面に形成されたガラスエポキシ基板であり、厚み方向から見て長方形で薄板状に形成されている。本実施形態では、光源基板2a,2dの長手方向(LED6の配列方向)の寸法は、導光板5の短辺方向Yの寸法と同一であり、光源基板2b,2c,2e,2fの長手方向(LED6の配列方向)の寸法は、導光板5の長辺方向Xの寸法の半分である。
光源基板2a,2dは、それぞれLED6を実装した面が導光板5の短辺に対応する端面に対向するように設けられ、これによって、実装された複数のLED6の配列方向が導光板5の短辺方向Yと平行となる。光源基板2b,2c,2e,2fは、それぞれLED6を実装した面が導光板5の長辺に対応する端面に対向するように設けられ、これによって、実装された複数のLED6の配列方向が導光板5の長辺方向Xと平行となる。
光源基板2a〜2fには、互いに隣接するLED6間の隙間部分のうち、少なくともいずれかの隙間部分において厚み方向に貫通する第1貫通孔12が形成される。第1貫通孔12は、LED6間の隙間部分のうち、すべての隙間部分に形成されてもよいし、いずれかの隙間部分に形成されてもよい。なお、第1貫通孔12は、LED6間の隙間部分以外の各光源基板2a〜2fの長手方向両端部に形成されてもよい。本実施形態では、第1貫通孔12は、各光源基板2a〜2fの長手方向に関して、両端部および中央部(LED6間の隙間部分に相当)の3箇所に形成される。互いに隣接するLED6間の隙間は、たとえば4mmである。
熱伝達部材3a〜3fは、LED6から発生した熱を光源基板2a〜2fからバックライトシャーシ1に伝達する。なお、熱伝達部材3a〜3fは、それぞれ、光源基板2a〜2fに対応している。また、熱伝達部材3a〜3fは、高い熱伝導性を有する金属により構成される。熱伝達部材3a〜3fは、それぞれ、バックライトシャーシ1の底部1aに当接する長方形板状の第2熱伝達部14と、第2熱伝達部14に連なり、第2熱伝達部14から立ち上がる第1熱伝達部15と、後述する突出部20が形成される延出部16と、を含む。
第1熱伝達部15は、第2熱伝達部14の長辺を成す2辺のうち、一方の辺から液晶パネル80に向けて立ち上って形成される。第1熱伝達部15は、光源基板2a〜2fの、LED6が実装された面とは反対側の面にそれぞれ当接する。また、第1熱伝達部15には、第1貫通孔12に対応する位置において厚み方向に貫通する第2貫通孔13が形成される。第2貫通孔13の形状は円形である。
第2熱伝達部14には、厚み方向に貫通する第3貫通孔17が形成される。
延出部16は、バックライトシャーシ1の底部1aと接し、第1熱伝達部15から導光板5に対向する位置まで延出して形成される。延出部16は、その表面から導光板5に向かって突出する突出部20が形成される。なお、熱伝達部材3a,3dは、その両端部に延出部16が形成され、熱伝達部材3b,3c,3e,3fは、その端部のうち、導光板5の角部に近い方の端部に延出部16が形成される。また、熱伝達部材3a〜3fの延出部16は、それぞれ互いに重ならないように形成される。
突出部20は、熱伝達部材3a〜3fと同一の金属材料で形成されてもよく、導光板5と同一の透光性樹脂材料で形成されてもよい。突出部20を、熱伝達部材3a〜3fと同一の金属材料で形成する場合には、熱伝達部材3a〜3fと一体成形することができる。導光板5と同一の透光性樹脂材料で形成する場合には、突出部20が導光板5内部における光拡散の妨げになることを抑制できる。
光源基板2a〜2fには、LED6が実装される面に複数の規制部材4が設けられる。規制部材4は、導光板5の面方向への移動を規制する部材であり、第1貫通孔12および第2貫通孔13に挿通される軸部7bと、軸部7bの軸線方向一端部に連なり導光板5の端面に当接する当接部7aと、軸部7bの軸線方向他端部に嵌合する嵌合部8とからなる。第1貫通孔12および第2貫通孔13に軸部7bが挿通されることで、第1熱伝達部15が光源基板2a〜2fに締結される。
本実施形態では、規制部材4は、光源基板2a〜2fのそれぞれにおいて、長手方向両端部と中央部に合計3個設けられる。また、複数の規制部材4はそれぞれ同一形状である。
このような構成のバックライト装置10は、導光板5の各辺に対応して設けられる光源基板2a〜2fの第1貫通孔12に挿通される規制部材4を備え、その規制部材4の当接部7aが導光板5の端面に当接されているので、光源基板2a〜2fに実装されているLED6に導光板5が接触することがないように、規制部材4によって導光板5の各辺を支持することができる。そのため、液晶表示装置100が振動落下した場合であっても、導光板5がLED6に向かって落ちることを防止でき、LED6の破損を防止することができる。また、導光板5の各辺を規制部材4によって支持することができるので、導光板5の配置状態がバランスのとれた状態となり、液晶パネル80に対する偏った輝度傾斜がなくなる。
また、このような構成のバックライト装置10では、導光板5の外周縁部の全周にわたってLED6を配置することができるので、導光板5がLED6に接触することがないように、導光板5を支持することが可能な構成とした上で、輝度および輝度均一性の低下を防止することができる。
図4は、図3の切断面線A−Aから見た断面図である。すなわち、図4は、規制部材4の断面図である。本実施形態において、規制部材4はプッシュリベットによって実現される。本実施形態では、プッシュリベットは、規制部材4を実現するものとして用いられるだけではなく、バックライトシャーシ1の底部1aと熱伝達部材3a〜3fを締結する固定部材11としても用いられる。そのため、以下では、規制部材4を実現するプッシュリベットを第1プッシュリベット4と呼び、固定部材11を実現するプッシュリベットを第2プッシュリベット11と呼ぶ。
第1プッシュリベット4は、当接部7aである頭部7aと軸部7bとを備えるボルト部7、および脚部8aを含み、嵌合部8であるナット部8とからなる。第1プッシュリベット4は、脚部8aを、光源基板2a側から第1貫通孔12および第2貫通孔13に挿通させ、脚部8aを挿通させた方向と同じ方向からボルト部7の軸部7bを押し入れていくことで、熱伝達部材3aに光源基板2aを固定する。すなわち、第1プッシュリベット4は、ネジ部材を用いて部材を固定する場合とは違い、一方向からの動作で固定することができるので、光源基板2aと熱伝達部材3aとを簡単に締結することができる。
第1プッシュリベット4の頭部7aは、円錐台形状であり、導光板5に向かって先細状になっている。円錐台形状に形成される第1プッシュリベット4の頭部7aは、最大径が、隣接するLED6間の隙間よりも小さく設定される。具体的には、隣接するLED6間の隙間が前述のように4mmであるのに対して、頭部7aの上底面の直径が2mm、下底面の直径(最大径)が3mmであり、第1プッシュリベット4は、互いに隣接するLED6間の隙間におさまっている。
第1プッシュリベット4としての材料は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド(ナイロン6等)、ポリエステル(テトロン等)などが挙げられるが、少なくとも頭部7aは、光を反射する材料が好ましい。光を反射する材料としては、蛍光剤を含有した発泡性PET(Polyethylene Terephthalate)などの高輝性PETが挙げられる。
図5は、LED6から出射された光が第1プッシュリベット4によって反射される様子を示す図である。LED6から出射され、第1プッシュリベット4で反射した光は、導光板5の端面に対してある程度の傾斜角を有して導光板5に入射される。図6は、アクリル樹脂からなる導光板5における、入射角θ2と、導光板5の端面での光の反射率との関係を示すグラフである。入射角θ2は、図5に示すように、第1プッシュリベット4で反射した光の導光板5への入射方向と、導光板5の端面の法線とがなす角度である。導光板5の端面での光の反射率が小さいほど、導光板5への光の入射効率が良好であることを示す。このグラフから、入射角θ2が0°(導光板5の端面に対して垂直)であることが、導光板5の端面での光の反射を最も抑制でき、最も好ましいが、θ2が60°以下であれば、導光板5の端面での光の反射を充分に抑制でき、充分に導光板5へ光を入射させることができることがわかる。したがって、図4における頭部7aの角度θ1は、第1プッシュリベット4の頭部7aで反射した光が導光板5に入射しやすいように、入射角θ2が60°以下となるような角度に調整することが好ましい。また、第1プッシュリベット4の頭部7aの材料としては、LED6から出射された光を遮らないように透光性の高い材料でも良い。
図7は、光源基板2aを、LED6が実装される面から見た図である。前述のように、光源基板2aには、その厚み方向に貫通する、第1プッシュリベット4を挿通させる複数の第1貫通孔12が形成されるが、複数の第1貫通孔12のうち、光源基板2aの位置決めの1箇所以外は、互いに隣接するLED6間の隙間において、LED6の配列方向に沿って延びる長孔である。本実施形態において、位置決めの1箇所は、光源基板2aの長手方向中央部に設けられた第1貫通孔12であるが、位置決めの1箇所は、光源基板2aの長手方向両端部に設けられた第1貫通孔12でもよい。他の光源基板2b〜2fにも、光源基板2aと同様に第1貫通孔12が形成されている。
光源基板2aと熱伝達部材3aとは熱膨張率が異なり、LED6から発生した熱によって光源基板2aは熱伝達部材3aよりも大きく熱膨張する。そのため、光源基板がネジ部材で熱伝達部材に固定された従来のバックライト装置30では、光源基板において、隣り合うネジからネジまでの間の部分が反り、光源基板と熱伝達部材との間に隙間ができるので、LEDで発生した熱が熱伝達部材に伝わりにくくなる。
光源基板2aに設けられる第1プッシュリベット4の軸部7bが挿通する複数の第1貫通孔12のうち、位置決め用の1つを除いた残りの第1貫通孔12が、複数のLED6の配列方向に沿って延びる長孔であることによって、LED6から発生した熱によって光源基板2aが熱伝達部材3aよりも大きく熱膨張しても、長孔の第1貫通孔12に軸部7bが挿通された第1プッシュリベット4が、長孔の第1貫通孔12中を相対的に移動できるので、光源基板2aは反り返ることなく、その長手方向に熱膨張することができる。そのため、光源基板2aと熱伝達部材3aとの間に隙間ができることを抑制でき、LED6で発生した熱を効率よく熱伝達部材3aに伝えることができる。
なお、長孔の第1貫通孔12に軸部7bが挿通された第1プッシュリベット4において、第1貫通孔12に対する軸部7bの位置は、光源基板2aが熱膨張していない状態において、長孔の第1貫通孔12中、位置決め用の第1貫通孔12に近い側に空間的な余裕があるような位置とする。
隣接するLED6間の隙間が狭く、第1プッシュリベット4が、長孔の第1貫通孔12中での相対的な移動によってLED6と接触してしまう場合には、光源基板2a〜2fに形成される第1貫通孔12の形状を全て円形とし、その代わりに、図8に示すように、熱伝達部材3a〜3fに形成される第2貫通孔13を長穴とする。図8は、熱伝達部材3aを、第1熱伝達部15の光源基板2aと当接する面とは反対側の面から見た図である。この図では、第1プッシュリベット4および第2プッシュリベット11の図示は省略している。第1熱伝達部15では、光源基板2aに設けられる第1プッシュリベット4の軸部7bが挿通する複数の第2貫通孔13のうち、位置決め用の1つを除いた残りの第2貫通孔13が、複数のLED6の配列方向に沿って延びる長孔である。これによって、LED6から発生した熱によって光源基板2aが熱伝達部材3aよりも大きく熱膨張しても、長孔の第2貫通孔13に軸部7bが挿通された第1プッシュリベット4が、長孔の第2貫通孔13中を移動できるので、光源基板2aは反り返ることなく、その長手方向に熱膨張することができる。そのため、光源基板2aと熱伝達部材3aとの間に隙間ができることを抑制でき、LED6で発生した熱を効率よく熱伝達部材3aに伝えることができる。位置決めの1箇所は、図8に示すように、第1熱伝達部15の長手方向中央部に設けられた第2貫通孔13であってもよく、光源基板2aの長手方向の両端部に設けられた第2貫通孔13のいずれかでもよい。他の熱伝達部材3b〜3fにも、熱伝達部材3aと同様に第2貫通孔13が形成される。
なお、長孔の第2貫通孔13に軸部7bが挿通された第1プッシュリベット4において、第2貫通孔13に対する軸部7bの位置は、光源基板2aが熱膨張していない状態において、長孔の第2貫通孔13中、位置決め用の第2貫通孔13に遠い側に空間的な余裕があるような位置とする。
図9は、図3の切断面線B−Bから見た断面図である。図10は、熱伝達部材3aの構成を示す図である。図11は、図3の切断面線C−Cから見た断面図である。第2熱伝達部14には、その厚み方向に貫通する第2プッシュリベット11を挿通させる複数の第3貫通孔17が形成されており、第3貫通孔17は、LED6の配列方向に直交する方向に沿って延びる長孔である。本実施形態において、第3貫通孔17は、第2熱伝達部14の長手方向両端部に2箇所設けられている。バックライトシャーシ1の底部1aには、その厚み方向において、第3貫通孔17に対応する位置に、第2プッシュリベット11を挿通させる複数の第4貫通孔18が形成されており、底部1aに対して垂直な方向から見た第4貫通孔18の形状は円形である。
第2プッシュリベット11は、形状および材質など特に限定されないが、本実施形態では、頭部19の形状が異なること以外は第1プッシュリベット4と同様のプッシュリベットを用いる。第2プッシュリベット11の頭部19の形状は、平板状である。
導光板5には、突出部20に対応する位置に、第2主面5bから凹んだ凹部21が形成される。凹部21は、突出部20と係合し、係合した突出部20が形成された熱伝達部材3a〜3fと当接する光源基板2a〜2fに実装された複数のLED6の配列方向に沿って延びる。すなわち、熱伝達部材3a,3bに形成された突出部20が係合する凹部21は、導光板5の短辺方向Yに延び、熱伝達部材3b,3c,3e,3fに形成された突出部20が係合する凹部21は、導光板5の長辺方向Xに延びる。
ここで、導光板5は、LED6で発生した熱によって膨張する。そのため、図15に示したように、従来のバックライト装置30では、あらかじめ導光板5と支持部材31との間に所定の間隔を設け、熱膨張した導光板5が支持部材31によって反ることを防止している。しかしながら、LED6から出射された光の導光板5に対する入光効率は、導光板5の端面からLED6までの距離が短いほど良好であるので、従来のバックライト装置30では、LED6の使用を開始してから導光板5が熱膨張するまでの間、LED6から出射された光の導光板5に対する入光効率が低下する。
本実施形態のバックライト装置10では、第2熱伝達部14に形成されている第3貫通孔17が、LED6の配列方向に直交する方向に沿って延びる長穴であることから、導光板5の短辺に対応して設けられた熱伝達部材3a,3dは、導光板5の長辺方向Xに移動可能であり、導光板5の長辺に対応して設けられた熱伝達部材3b,3c,3e,3fは、導光板5の短辺方向Yに移動可能である。
さらに、熱伝達部材3a,3dに形成された突出部20が係合する凹部21が、導光板5の短辺方向Yに延びていることから、熱伝達部材3a,3dに形成された突出部20は、凹部21中を、導光板5の短辺方向Yに相対的に移動可能であり、熱伝達部材3b,3c,3e,3fに形成された突出部20が係合する凹部21が、導光板5の長辺方向Xに延びていることから、熱伝達部材3b,3c,3e,3fに形成された突出部20は、凹部21中を、導光板5の長辺方向Xに相対的に移動可能である。
そのため、導光板5が熱膨張し、凹部21の壁面によって突出部20が押されると、熱伝達部材3a,3dは、導光板5の長辺方向Xへの熱膨張に対しては、導光板5の長辺方向Xに移動することで対応し、導光板5の短辺方向Yへの熱膨張に対しては、突出部20が、凹部21中を導光板5の短辺方向Yに相対的に移動することで対応する。
また、熱伝達部材3b,3c,3e,3fは、導光板5が熱膨張し、凹部21の壁面によって突出部20が押されると、導光板5の短辺方向Yへの熱膨張に対しては、導光板5の短辺方向Yに移動することで対応し、導光板5の長辺方向Xへの熱膨張に対しては、突出部20が、凹部21中を導光板5の長辺方向Xに相対的に移動することで対応する。
そして、導光板5が熱膨張した後に収縮する際には、熱伝達部材3a,3dは、凹部21の壁面によって突出部20が押されることで、導光板5の長辺方向Xと平行で、導光板5に近づく方向へ移動する。熱伝達部材3b,3c,3e,3fは、凹部21の壁面によって突出部20が押されることで、導光板5の短辺方向Yと平行で、導光板5に近づく方向へ移動する。
このように、バックライト装置10では、導光板5の熱変形に対応して、熱伝達部材3a〜3fが移動するので、LED6から出射され、導光板5に入射される光の入射効率が変化することなく、入射効率の低下を防止することができる。
なお、第3貫通孔17に軸部7bが挿通された第2プッシュリベット11において、第3貫通孔17に対する軸部7bの位置は、導光板5が熱膨張していない状態において、長孔の第3貫通孔17中、導光板5から遠い側に空間的な余裕があるような位置とする。また、導光板5が熱膨張していない状態において、熱伝達部材3a,3dに形成された突出部20は、その対応する凹部21中で、導光板5の短辺方向Y中央部に近い側に空間的な余裕があるように配置され、熱伝達部材3b,3c,3e,3fに形成された突出部20は、その対応する凹部21中で、導光板5の長辺方向X中央部に近い側に空間的な余裕があるように配置される。
なお、複数の凹部21は、導光板5の厚み方向において貫通する孔であってもよい。しかしながら、導光板5に貫通する孔が形成されると、その部分は、LED6からの光を伝達することができないので、本実施形態のように、導光板5の厚み方向に貫通していない凹部21であることがより好ましい。これによって、導光板5の外周縁部の全周にわたってLED6を配置することができる。なお、凹部21が、導光板5の厚み方向において貫通する孔である場合でも、その孔の大きさは、図15に示す支持部材31よりも小さいので、図15に示すバックライト装置30と比較すると、LED6の配置個数の減少を抑制することができる。
導光板5の熱変形に対してより柔軟に対応するためには、第1プッシュリベット4の代わりに、図12に示す構成のプッシュリベット22または図13に示す構成のプッシュリベット23を用いることが有効である。図12は、プッシュリベット22の構成を模式的に示す図であり、図13は、プッシュリベット23の構成を模式的に示す図である。プッシュリベット22,23は、頭部22a,23aの構成が、第1プッシュリベット4の頭部7aの構成と異なり、軸部7bの軸線方向に弾性変形可能である。
プッシュリベット22の頭部22aは、第1プッシュリベット4の頭部7aの先細状の部分に対応する先端部22cが、弾性を有する材料、たとえばゴムで形成されている。頭部22aの残りの部分である基部22bは、頭部7aと同じ材料で構成される。プッシュリベット23の頭部23aは、フック形状である。プッシュリベット22が、弾性を有する材料で形成される先端部22cを含み、プッシュリベット23の頭部23aがフック形状であることによって、導光板5の端面に当接するプッシュリベット22,23の頭部22a,23aが、導光板5の熱変形に追従して、弾性変形することができる。プッシュリベット23において、導光板5の熱変形に対する追従の程度は頭部23aの太さによって調整することができ、頭部23aが細いほど、軸部7bの軸線方向により弾性変形し、導光板5の熱膨張に追従しやすくなる。
本実施形態では、全ての第3貫通孔17が長孔であるが、水平面に平行な机上に、液晶表示装置100を、液晶パネル80が鉛直方向に平行となるように配置されることを想定した場合には、導光板5の4辺のうち、鉛直方向下方側の辺に対応して設けられる熱伝達部材3a〜3fの第3貫通孔17は長孔とする必要はない。これによって、鉛直方向下方側に設けられた熱伝達部材3a〜3fの第3貫通孔17を、導光板5の熱変形に追従するための基準孔とすることができる。
図14は、本発明の第2実施形態であるバックライト装置40の構成を示す図である。
本実施形態のバックライト装置40は、熱伝達部材3a〜3fが用いられず、バックライトシャーシ1の側壁部1bにおける、第1貫通孔12に対応する位置に側壁貫通孔が形成されている。また、バックライト装置40は、第1プッシュリベット4の軸部7bが第1貫通孔12および側壁貫通孔に挿通されることで、光源基板2a〜2fがバックライトシャーシ1の側壁部1bに直接締結されている。光源基板2a〜2fをバックライトシャーシ1に直接当接させることができるので、熱伝達部材3a〜3fを介してLED6から発生した熱をバックライトシャーシ1に伝達する場合よりも効率よくバックライトシャーシ1に熱を伝達することができ、LED6で発生した熱の放出効果が大きい。また、熱伝達部材3a〜3fを用いない分、液晶表示装置100の狭額縁化が可能である。
本実施形態のバックライト装置40に用いる第1プッシュリベット4としては、図12に示すプッシュリベット22または図13に示すプッシュリベット23を用いるのが好ましい。これによって、光源基板2a〜2fをバックライトシャーシ1に直接締結させる構成のバックライト装置40であっても、導光板5の熱変形に応じて、頭部22a,23aが弾性変形するので、導光板5に入射される光の入射効率が変化することを防止できる。
1 バックライトシャーシ
2a〜2f 光源基板
3a〜3f 熱伝達部材
4 支持部材
5 導光板
6 LED
10 バックライト装置
100 液晶表示装置

Claims (7)

  1. 液晶パネルを備える液晶表示装置に用いられるエッジライト型のバックライト装置において、
    矩形板状の底部と、底部の外周縁端部に連なる側壁部とからなる基台と、
    透光性材料からなり、前記底部に対向して配置される矩形板状の導光板と、
    光を出射する複数の発光ダイオードと、
    前記複数の発光ダイオードが予め定められた間隔をあけて実装され、前記複数の発光ダイオードが前記導光板の端面に対向するように前記導光板を取り囲んで配置される光源基板であって、互いに隣接する前記発光ダイオード間の隙間部分のうち、少なくともいずれかの隙間部分において厚み方向に貫通する第1貫通孔が形成される光源基板と、
    前記導光板の面方向への移動を規制する規制部材であって、前記第1貫通孔に挿通される軸部と、前記軸部の軸線方向一端部に連なり前記導光板の端面に当接する当接部と、前記軸部の軸線方向他端部に嵌合する嵌合部とからなる規制部材と、を備えることを特徴とするバックライト装置。
  2. 前記規制部材は、前記当接部が前記軸部の軸線方向に弾性変形可能に設けられることを特徴とする請求項1に記載のバックライト装置。
  3. 前記当接部は、前記発光ダイオードから出射された光を反射する機能を有することを特徴とする請求項1または2に記載のバックライト装置。
  4. 前記発光ダイオードで発生した熱を前記光源基板から前記基台に伝達する熱伝達部材であって、前記光源基板の前記発光ダイオードが実装される面とは反対側の面に当接する第1熱伝達部と、前記基台の前記底部に当接する第2熱伝達部とを含んで構成される熱伝達部材をさらに備え、
    前記第1熱伝達部は、前記第1貫通孔に対応する位置において厚み方向に貫通する第2貫通孔を有し、前記規制部材の前記軸部が第2貫通孔に挿通されて、前記光源基板に締結され、
    前記第2熱伝達部は、厚み方向に貫通する第3貫通孔を有し、第3貫通孔に固定部材が挿通されて、前記底部に締結され、
    前記第1貫通孔は、前記複数の発光ダイオードの配列方向に沿って延びる長孔であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のバックライト装置。
  5. 前記第3貫通孔は、前記複数の発光ダイオードの配列方向に直交する方向に沿って延びる長孔であり、
    前記熱伝達部材は、前記第1熱伝達部から前記導光板に対向する位置まで延出する延出部であって、その表面から前記導光板に向かって突出する突出部が形成された延出部を有し、
    前記導光板には、前記底部と対向する面から凹んで形成される凹部であって、前記複数の発光ダイオードの配列方向に沿って延び、前記突出部と係合する凹部が形成されることを特徴とする請求項4に記載のバックライト装置。
  6. 前記側壁部には、前記第1貫通孔に対応する位置において厚み方向に貫通する側壁貫通孔が形成され、
    前記光源基板と側壁部とは、前記軸部が前記第1貫通孔および前記側壁貫通孔に挿通されることで前記規制部材によって締結され、
    前記第1貫通孔は、前記複数の発光ダイオードの配列方向に沿って延びる長孔であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のバックライト装置。
  7. 液晶パネルと、
    前記液晶パネルに背面側から光を照射するバックライト装置であって、請求項1〜6のいずれか1つに記載のバックライト装置とを備えることを特徴とする液晶表示装置。
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