JP2012219940A - ねじ式直動機構 - Google Patents

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【課題】 ねじ軸移動型のねじ式直動機構において、簡単な構造でねじ軸の軸方向の案内と回り止めとを同時に達成し、かつねじ軸を支持する焼結含油軸受の長寿命化を図る。
【解決手段】 ねじ式直動機構1は、ハウジング2と、このハウジング2に軸方向に位置固定で、かつ軸回りに回転自在に支持されたナット3と、このナット3に螺合したねじ軸4とを備える。ナット3を回転させることでねじ軸4を軸方向に進退させる。ハウジング2に対しねじ軸4を軸方向に摺動自在に案内すると共に、ねじ軸4の軸中心回りの回転を規制する直動滑り軸受である焼結含油軸受8を設ける。この焼結含油軸受8に潤滑油を補給する補油機構10を設ける。ねじ軸4は、車両用操舵アクチュエータ17の操舵軸である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば自動車の車両用操舵装置に用いられるねじ軸移動型のボールねじ式または滑りねじ式のねじ式直動機構に関する。
ステアバイワイヤ式操舵装置等の車両用操舵装置において、操舵軸の軸方向移動を、ボールねじ式または滑りねじ式のねじ式直動機構で行う構成のものがある(例えば特許文献1)。なお、特許文献1に記載のねじ式直動機構は、ボールねじ機構を用いたものである。この種のねじ式直動機構では、操舵軸であるねじ軸が軸中心回りに回転しないようにする必要があり、特許文献1には、ねじ軸の軸方向移動を転がり接触により案内し、かつねじ軸の回り止めとしても機能する回り止め機構が提案されている。
特開2007−62412号公報
上記特許文献1は、ねじ軸の回り止め機構として、転がり接触によるものを用いているが、コスト、組立て性等を考慮すると、回り止め機構に滑り軸受を採用することが望ましい。滑り軸受としては、焼結合金に潤滑油を含浸させた焼結含油軸受が広く用いられているが、この焼結含油軸受は、時間の経過と共に潤滑油が飛散、蒸発等により失われるため、長時間使用することが困難であるとされてきた。
この発明の目的は、ねじ軸移動型のねじ式直動機構において、簡単な構造でねじ軸の軸方向の案内と回り止めとを同時に達成し、かつねじ軸を支持する焼結含油軸受の長寿命化を図ることである。
この発明の他の目的は、操舵軸の軸方向の案内と回り止めとを同時に達成でき、操舵軸を支持する焼結含油軸受の長寿命化を図ることができる車両用操舵アクチュエータを提供することである。
この発明のねじ式直動機構は、ハウジングと、このハウジングに軸方向に位置固定で、かつ軸回りに回転自在に支持されたナットと、このナットに螺合したねじ軸とを備え、前記ナットを回転させることで前記ねじ軸を軸方向に進退させる機構において、前記ハウジングに対し前記ねじ軸を軸方向に摺動自在に案内すると共に、ねじ軸の軸中心回りの回転を規制する直動滑り軸受である焼結含油軸受を設け、この焼結含油軸受に潤滑油を補給する補油機構を設けたことを特徴とする。
この構成によると、直動滑り軸受である焼結含油軸受により、ハウジングに対しねじ軸を軸方向に摺動自在に案内すると共に、ねじ軸の軸中心回りの回転を規制することで、ねじ軸の軸方向の案内と回り止めとを同時に達成できる。前記焼結含油軸受に潤滑油を補給する補油機構を設けたため、飛散、蒸発等により失われる焼結含油軸受の潤滑油を補充することができ、焼結含油軸受を長時間使用することが可能になる。
この発明において、前記ねじ軸における前記焼結含油軸受に沿って摺動する部分である摺動部の、ねじ軸の軸方向と垂直な断面の外形を、ねじ軸の軸中心を中心とする同心円とは異なる非同心円形状とし、かつ前記焼結含油軸受における前記摺動部と摺接する部分である摺接部のねじ軸の軸方向と垂直な断面の内形を、前記摺動部の断面の外形に対して、この外形よりも軸受隙間分だけ大きい相似形としてもよい。
この構成であると、焼結含油軸受とねじ軸の摺動性を損なうことなく、ねじ軸が軸中心回りに回転するのを効果的に規制できる。
この発明において、前記補油機構は、前記ハウジングと前記ねじ軸間の空間部における前記焼結含油軸受の近傍に配置され、潤滑油が含浸された保油体と、前記焼結含油軸受と前記保油体とを連通する空隙に充填され、潤滑油が含浸された潤滑組成物とを有する構成とすることができる。
この構成であると、焼結含油軸受に含浸された潤滑油が減少すると、毛細管現象により、潤滑組成物に含浸された潤滑油が焼結含油軸受に供給されると共に、保油体に含浸された潤滑油が潤滑組成物を伝って効率良く焼結含油軸受に供給される。
前記保油体および前記潤滑組成物に含浸されている潤滑油は、前記焼結含油軸受に含浸されている潤滑油と同じ成分であるのが望ましい。
成分が同じであれば、保油体および潤滑組成物に含浸されている潤滑油と焼結含油軸受に含浸されている潤滑油とが混じり合っても、変質や潤滑性能の低下が起きない。
前記保油体を、この保油体に含浸されている潤滑油が前記空隙以外に漏れ出すのを防止するケースに収容するのが良い。
保油体をケースに収容することで、保油体に含浸されている潤滑油が無駄に失われるのを防止でき、長期間にわたって焼結含油軸受に潤滑油を供給することができる。
この発明において、前記ねじ軸における前記焼結含油軸受と摺動する面に、ショットピーニング加工を施してもよい。あるいは、前記ねじ軸における前記焼結含油軸受と摺動する面に、軸方向と直交する方向に沿う仕上げ加工目を残存させてもよい。
いずれの場合も、ねじ軸における焼結含油軸受と摺動する面に、微小なオイルポットが形成された状態となり、このオイルポットに保持される潤滑油により、潤滑性能を向上させることができ、焼結含油軸受の長寿命化に有効である。
この発明の車両用操舵アクチュエータは、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のねじ式直動機構を備え、このねじ式直動機構の前記ねじ軸を操舵軸とした。
前記ねじ式直動機構は、直動滑り軸受である焼結含油軸受により、ハウジングに対しねじ軸を軸方向に摺動自在に案内すると共に、ねじ軸の軸中心回りの回転を規制する。また、焼結含油軸受に潤滑油を補給する補油機構を設けたため、飛散、蒸発等により失われる焼結含油軸受の潤滑油を補充することができる。そのため、前記ねじ軸を操舵軸とすることで、操舵軸の軸方向の案内と回り止めとを同時に達成でき、操舵軸を支持する焼結含油軸受の長寿命化を図ることができる
この発明のねじ式直動機構のねじ軸回り止め機構は、ハウジングと、このハウジングに軸方向に位置固定で、かつ軸回りに回転自在に支持されたナットと、このナットに螺合したねじ軸とを備え、前記ナットを回転させることで前記ねじ軸を軸方向に進退させる直動機構において、前記ハウジングに対し前記ねじ軸を軸方向に摺動自在に案内すると共に、ねじ軸の軸中心回りの回転を規制する直動滑り軸受である焼結含油軸受を設け、この焼結含油軸受に潤滑油を補給する補油機構を設けたため、ねじ軸移動型のボールねじ式または滑りねじ式等のねじ式直動機構において、簡単な構造でねじ軸の軸方向の案内と回り止めとを同時に達成でき、ねじ軸を支持する焼結含油軸受の長寿命化を図ることができる。
この発明の車両用操舵アクチュエータは、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のねじ式直動機構を備え、このねじ式直動機構の前記ねじ軸を操舵軸としたため、操舵軸の軸方向の案内と回り止めとを同時に達成でき、操舵軸を支持する焼結含油軸受の長寿命化を図ることができる。
この発明の一実施形態にかかるねじ式直動機構を備えた車両用操舵アクチュエータの断面図である。 図1のII部拡大図である。 図2のIII−III断面図である。 この発明の異なる実施形態にかかるねじ式直動機構のねじ軸の断面図である。 この発明のさらに異なる実施形態にかかるねじ式直動機構のねじ軸の断面図である。
この発明の一実施形態を図1ないし図3と共に説明する。このねじ式直動機構1は、車両用操舵装置に適用されたものであり、操舵軸であるねじ軸4を軸方向に進退させる機構である。
図1において、ねじ式直動機構1は、車両用操舵装置のハウジング2と、ナット3と、前記ねじ軸4とを備える。
ハウジング2は、左右端が開口した中央ハウジング部2aと、この中央ハウジング部2aの左右端に接合された円筒状の左右ハウジング部2bとを有する。左右ハウジング部2bは、中央ハウジング部2a側の基端部分2baの内径が他よりも大きい段付き形状である。
ナット3は、ハウジング2内における中央ハウジング2aから左右ハウジンング部2bの基端部分2baに渡る軸方向位置に設けられ、複列のアンギュラ玉軸受5と単列の深溝玉軸受6とにより、ハウジング2に軸方向に位置固定で、かつ軸回りに回転自在に支持されている。なお、深溝玉軸受6および後記滑り軸受7と中央ハウジング2aとの間には、ハウジング2の一部となる環状のスペーサ2cが介在している。
ねじ軸4は、ねじ部4aと非ねじ部4bとでなり、ねじ部4aが前記ナット3に螺合している。ねじ部4aおよび非ねじ部4bは、滑り軸受7および直動滑り軸受である焼結含油軸受8により、それぞれハウジング2に軸方向に摺動自在に支持されている。また、焼結含油軸受8は、後で説明するように、ねじ軸4の軸中心回りの回転を規制する機能を有する。滑り軸受7は、ナット3よりも軸方向の中央側に配置された前記スペーサ2cの内周に嵌合し、焼結含油軸受8は、後記ケース13と共に、左右ハウジング部2bの先端部の内周に形成された環状溝2bb(図2)に嵌合している。ねじ軸4の非ねじ部4aの先端はハウジング2から外に突出しており、その先端部にタイロッド(図示せず)が連結される。
前記ナット3は、例えばねじ軸4のねじ部4aとの接触面に沿ってボール(図示せず)を循環させるボールナットとされ、ナット3とねじ部4aとでボールねじ機構9を構成する。ボールねじ機構9は、ナット3を回転させることで、ねじ軸4が軸方向に進退する。ナット3は、ボールナットとせずに、ねじ部4aとの接触面と滑り接触する滑りねじとしてもよい。
ねじ軸4の非ねじ部4bの、ねじ軸4の軸方向と垂直な断面の外形は、ねじ軸4の軸中心を中心とする同心円とは異なる非同心円形状である。非ねじ部4bは、換言すると、ねじ軸4における焼結含油軸受8に沿って摺動する部分であり、ねじ軸4の摺動部であると言える。上記非同心円形状は、例えば図3のように、円周の一部を直線で切り落とした形状とされる。
また、焼結含油軸受8の、ねじ軸4の軸方向と垂直な断面の内形は、前記非ねじ部4bの外形に対して、この外形よりも軸受隙間分だけ大きい相似形である。なお、軸受隙間は、極めて微小であるため、図示されていない。この例の焼結含油軸受8は、内周全体でねじ軸4の非ねじ部4bの外周に摺接するため、焼結含油軸受8全体が、内形における前記摺動部と摺接する摺接部である。非ねじ部4bの外形および焼結含油軸受8の内形を上記形状としたことで、焼結含油軸受8とねじ軸4の摺動性を損なうことなく、ねじ軸4が軸中心回りに回転するのを効果的に規制できる。
非ねじ部4bの外形は、図4のように、円周の直径方向に対向する2箇所を直線で切り落とした形状の非同心円形状であってもよい。また、図5のように、正方形等の矩形形状からなる非同心円形状であってもよい。さらに、正方形以外の多角形形状であってもよく、場合によっては、楕円形状や、中心がねじ軸4の軸中心から偏心した円形状であってもよい。いずれの場合も、焼結含油軸受8の内形は、前記同様に、非ねじ部4bの外形に対して、この外形よりも軸受隙間分だけ大きい相似形である。非ねじ部4bの外形および焼結含油軸受8の内形がこれらの形状であっても、焼結含油軸受8とねじ軸4の摺動性を損なうことなく、ねじ軸4が軸中心回りに回転するのを効果的に規制できる。
焼結含油軸受8は、焼結金属からなる多孔質体で形成され、内部の気孔に潤滑油を含浸させた軸受である。この焼結含油軸受8は、ねじ軸4との摺動時に、含浸されている潤滑油が軸受隙間にしみ出して、焼結含油軸受8とねじ軸4との潤滑を行う。摺動停止時には、しみ出た潤滑油が再び気孔内に引き込まれて保持される。しかし、蒸発や飛散によって、徐々に潤滑油が失われていく。特に、直動の場合には、潤滑油がねじ軸4に付着し軸受面から外部に出るため、より一層潤滑油が失われやすい。
そこで、図1の部分拡大図である図2に示すように、焼結含油軸受8に潤滑油を補給する補油機構10が設けられている。補油機構10は、ハウジング2の左右ハウジンング部2bとねじ軸4間の空間部における焼結含油軸受8の近傍に配置された保油体11と、焼結含油軸受8と保油体11とを連通する空隙8aに充填された潤滑組成物12とを有する。図の例では、空隙8aは、焼結含油軸受8の外周面に形成された軸方向に沿う溝状であって、円周方向に等配で複数設けられている(図3〜図5)。これら保油体11および潤滑組成物12には、焼結含油軸受8に含浸されているものと同じ成分の潤滑油が含浸されている。
前記保油体11は、左右ハウジング部2bの前記環状溝2bbに圧入等により固定された環状のケース13に収容されている。ケース13は、内周壁13aと、この内周壁13aの軸方向両端からそれぞれ外周側へ延びるつば状の側壁13b,13cとで構成され、円周溝状の内部に保油体11を保持する。ケース13には前記空隙8aと連通する開口13dが設けられ、保油体11に含浸されている潤滑油が潤滑組成物12以外に漏れ出さないようなっている。上記開口13dは、軸方向外側の側壁13cの外径を全周に渡って焼結含油軸受8の外径よりも小さくすることで形成したものであってもよく、あるいは側壁13cにおける空隙8aに整合する箇所のみを部分的に切り欠いて形成したものであってもよい。
なお、ねじ軸4における焼結含油軸受8と摺動する面である非ねじ部4bの外周面には、ショットピーニング加工を施すか、または軸方向と直交する方向に沿う凹凸面の仕上げ加工目を残存させてある。非ねじ部4bの加工は、旋削による粗加工の後、旋削または研削による仕上げ加工を行って完成するが、例えば、上記仕上げ加工時に工具の送りを速くすることで仕上げ加工目を残存させる。このように非ねじ部4bの外周面にショットピーニング加工を施すか、また仕上げ加工目を残存させることにより、非ねじ部4bの外周面に微小なオイルポットが形成され、潤滑性を向上させて焼結含油軸受8の長寿命化を図ることに有効である。
ねじ式直動機構1は、操舵駆動源15と、この操舵駆動源15の回転を前記ナット3に伝達する回転伝達機構16と共に、自動車における車両用操舵アクチュエータ17を構成する。上記回転伝達機構16は、例えば操舵駆動源15の出力軸15aに取付けた一次ギア16aと、この一次ギア16aと噛み合いナット3に取付けられた二次ギア16bとで構成されている。
このねじ式直動機構1の構成であると、直動滑り軸受である焼結含油軸受8により、ハウジング2に対しねじ軸4を軸方向に摺動自在に案内すると共に、ねじ軸4の軸中心回りの回転を規制することで、ねじ軸4の軸方向の案内と回り止めとを同時に達成できる。
また、焼結含油軸受8に潤滑油を補給する補油機構10を設けたため、焼結含油軸受8に含浸された潤滑油が減少すると、毛細管現象により、潤滑組成物12に含浸された潤滑油が焼結含油軸受8に供給されると共に、保油体11に含浸された潤滑油が潤滑組成物12を伝って焼結含油軸受8に供給される。それにより、飛散、蒸発等により失われる焼結含油軸受8の潤滑油を補充することができ、焼結含油軸受8を長時間使用することが可能になる。保油体11および潤滑組成物12に含浸されている潤滑油は、焼結含油軸受8に含浸されている潤滑油と同じ成分であるため、保油体11および潤滑組成物12に含浸されている潤滑油と焼結含油軸受8に含浸されている潤滑油とが混じり合っても、変質や潤滑性能の低下が起きない。
上記ねじ式直動機構1を車両用操舵アクチュエータ17に適用したことにより、車両用操舵アクチュエータ17の操舵軸(ねじ軸4)の軸方向の案内と回り止めとを同時に達成でき、操舵軸(ねじ軸4)を支持する焼結含油軸受8の長寿命化を図ることができる
1…ねじ式直動機構
2…ハウジング
3…ナット
4…ねじ軸
4a…ねじ部
4b…非ねじ部(摺動部)
8…焼結含油軸受(摺接部)
8a…空隙
9…ボールねじ機構
10…補油機構
11…補油体
12…潤滑組成物
13…ケース
17…車両用操舵アクチュエータ

Claims (8)

  1. ハウジングと、このハウジングに軸方向に位置固定で、かつ軸回りに回転自在に支持されたナットと、このナットに螺合したねじ軸とを備え、前記ナットを回転させることで前記ねじ軸を軸方向に進退させるねじ式直動機構において、
    前記ハウジングに対し前記ねじ軸を軸方向に摺動自在に案内すると共に、ねじ軸の軸中心回りの回転を規制する直動滑り軸受である焼結含油軸受を設け、この焼結含油軸受に潤滑油を補給する補油機構を設けたことを特徴とするねじ式直動機構。
  2. 請求項1において、前記ねじ軸における前記焼結含油軸受に沿って摺動する部分である摺動部の、ねじ軸の軸方向と垂直な断面の外形を、ねじ軸の軸中心を中心とする同心円とは異なる非同心円形状とし、かつ前記焼結含油軸受における前記摺動部と摺接する部分である摺接部のねじ軸の軸方向と垂直な断面の内形を、前記摺動部の断面の外形に対して、この外形よりも軸受隙間分だけ大きい相似形としたねじ式直動機構。
  3. 請求項1または請求項2において、前記補油機構は、前記ハウジングと前記ねじ軸間の空間部における前記焼結含油軸受の近傍に配置され、潤滑油が含浸された保油体と、前記焼結含油軸受と前記保油体とを連通する空隙に充填され、潤滑油が含浸された潤滑組成物とを有するねじ式直動機構。
  4. 請求項3において、前記保油体および前記潤滑組成物に含浸されている潤滑油は、前記焼結含油軸受に含浸されている潤滑油と同じ成分であるねじ式直動機構。
  5. 請求項3または請求項4において、前記保油体を、この保油体に含浸されている潤滑油が前記空隙以外に漏れ出すのを防止するケースに収容したねじ式直動機構。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、前記ねじ軸における前記焼結含油軸受と摺動する面に、ショットピーニング加工を施したねじ式直動機構。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、前記ねじ軸における前記焼結含油軸受と摺動する面に、軸方向と直交する方向に沿う仕上げ加工目を残存させたねじ式直動機構。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のねじ式直動機構を備え、このねじ式直動機構の前記ねじ軸を操舵軸とした車両用操舵アクチュエータ。
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