JP2012219703A - 車両用エアクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】電動モータや電動コンプレッサーのような動力源を用いない簡素で小型な構成によりフィルタの清掃を自動的に行うことができる車両用エアクリーナを提供する。
【解決手段】サージタンク28から導入する負圧によってエアシリンダ21を作動させ、これにより、エア導入室17に配置された清掃部材25がフィルタ16の表面に接触した状態でその表面上を移動するように構成する。この動作により、フィルタ16の表面に堆積した塵埃が除去される。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両におけるエンジンの吸気路上に設けられる車両用エアクリーナに関するものである。
上記のようなエアクリーナは、濾過材が襞折りされてなるフィルタをハウジングの内部に収容して構成されており、エンジンの運転に伴い吸気管を通じてハウジング内に導入されるエアがフィルタを通過する。これにより、塵埃が濾過されたエアをエンジンに吸入させる。
ところで、フィルタには、エンジンが運転されるにつれてエアから濾過された塵埃が堆積され、この塵埃の堆積に伴ってフィルタの通気抵抗が高くなってエンジンの出力低下を招く。特に、車両が砂漠地帯等の多塵地域で使用される場合には、エア中に含まれる多量の砂塵によりフィルタの通気抵抗が急速に高くなり、エンジンの出力が急速に低下することとなる。そこで、フィルタは、例えば車両の走向距離を目安にして新品に交換される。
そこで、フィルタの通気抵抗の増大を抑制するため、フィルタに堆積した塵埃を除去し、通気抵抗を回復させようとする考案が提案されている。
例えば、特許文献1に開示されたエアクリーナの目詰まり防止装置においては、吸気管内の負圧が設定値を越えたときに、フィルタの外周面側の各襞折り頂部に、ハウジングの内側に支持されている打撃片が電動モータの駆動により連続的に衝突し、この衝突により、フィルタの外周面側に堆積している塵埃の一部がフィルタから脱落する。
また、特許文献2に開示されたエアクリーナにおいては、例えば車両の運転席でクリーニングスイッチが操作されたときに、環状に襞折りされているフィルタの内側面に向かって圧縮エアが吹き付けられ、これにより、フィルタの外周面側に堆積している塵埃の一部が除去される。圧縮エアは、例えば電動コンプレッサーにより供給される。また、フィルタの外周面側に接触した状態で配置されている回転ブラシが電動モータにより回転駆動される。これによっても、フィルタの外周面側に堆積している塵埃の一部が除去される。
実開昭59−84259号公報 実開昭63−128264号公報
ところが、上記の各特許文献に記載の構成では、フィルタから塵埃を除去するために、電動モータや電動コンプレッサーといったエンジン以外の動力源を必要としている。このような構成では、電動モータ等の設置のためのスペースの確保が大きな問題となり、エンジンルームへの搭載が難しい。また、電動モータ等やその関連部材のために部品点数が多くなる。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、電動モータや電動コンプレッサーのような動力源を用いない簡素で小型な構成によりフィルタの清掃を自動的に行うことができる車両用エアクリーナを提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、フィルタをハウジング内に配置して、そのフィルタによりハウジング内にエア導入室とエア送出室とを区画形成した車両用エアクリーナであって、前記フィルタのエア導入室側の表面に接触した状態でその表面上を移動可能な清掃部材と、エンジンの駆動力を利用して前記清掃部材を移動させる作動手段とを備えたことを特徴とする。
従って、この発明においては、エンジンの駆動力を利用して移動される清掃部材がフィルタのエア導入室側の表面に接触した状態でその表面上を移動することにより、フィルタの表面上に堆積した塵埃が除去される。よって、従来構成とは異なり、電動モータや電動コンプレッサーを用いない簡単な構成の清掃装置により、車両搭載中のフィルタを自動的に清掃することができる。
前記の構成において、フィルタは襞折りされた形状であって、前記清掃部材は襞の列設方向に移動されることが好ましい。
前記の構成において、前記清掃部材は前記エア導入室に設けられることが好ましい。
前記の構成において、前記作動手段は、車両の負圧源から導入する負圧によって前記清掃部材を移動させることが好ましい。
前記の構成において、前記作動手段は、前記清掃部材を移動経路の一方向きに付勢する付勢部材と、車両の負圧源から負圧が導入される負圧室と、その負圧室を大気圧導入状態と負圧導入状態とに切り替える切替手段とを備え、導入された負圧によって前記付勢部材の付勢に抗して前記清掃部材を前記移動経路の他方向に移動させる移動部材とを備えることが好ましい。
前記の構成において、前記負圧室と前記負圧源との間にはエア通路を設け、そのエア通路には、負圧室に対する接続を、負圧源側又は大気開放側に切り換える三方弁が設けられていることが好ましい。
前記の構成において、前記清掃部材は、複数の突条を備え、この各突条をフィルタの濾過部に接触させるように構成されていることが好ましい。
この発明によれば、電動モータや電動コンプレッサーのような動力源を用いない簡素な構成によりエアクリーナの清掃を自動的に行うことができるという効果を発揮する。従って、スペース確保の問題を回避することが可能になり、車両への搭載を容易とすることができる。
第1実施形態のエアクリーナを示す縦断面図。 エアクリーナへの搭載状態を示す清掃装置の斜視図。 (a),(b)は清掃部材の作動状態を示す縦断面図。 清掃装置の作動状態を示す縦断面図。 清掃装置の作動状態を示す縦断面図。 第2実施形態のエアクリーナを示す縦断面図。 図6におけるa−a線断面図。
(第1実施形態)
次に、この発明を具体化した第1実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1に示すように、図示しないエンジンを備えた車両の吸気路上に設けられたエアクリーナ10は、吸気口11及び送気口12を有するハウジング13を備え、このハウジング13は、吸気口11が一体形成された下部ケース14と、送気口12が一体形成された上部ケース15とにより構成されている。
ハウジング13の内部には、吸気中の塵埃を除去するフィルタ16が配置され、このフィルタ16により、ハウジング13の内部には、下部ケース14側のエア導入室17と、上部ケース15側のエア送出室18とが区画形成されている。下部ケース14の底板の隅部に形成された取付孔32には、ゴム等の弾性材よりなるダスト排出弁33が取り付けられている。
フィルタ16は、ハウジング13内に支持される枠体16aの内側に、抄紙、不織布等の濾過材が襞折りされてなる濾過部16bが固定された構成であり、枠体16a上に設けられた周縁シール材19が下部ケース14と上部ケース15との間に挟持されている。
図1及び図2に示すように、エアクリーナ10には、車両における負圧源としての吸気路上のサージタンク28から導入する負圧により自動的に作動する清掃装置20が設けられている。
この清掃装置20は、下部ケース14の側面開口部に取着されたエアシリンダ21を有している。このエアシリンダ21は、ピストン22のヘッド側に負圧室26を区画するとともに、ピストン22のロッド側が開口部を通じてエア導入室17に連通する。ピストン22のヘッドには、パッキン23が装着されている。また、負圧室26には、ピストン22をエア導入室17側へ付勢するコイルバネ27が配設されている。ピストン22には、エア導入室17内に突出するロッド24が取着されている。すなわち、ピストン22には、負圧室26内の圧力と、エア導入室17内の圧力とが作用する。
図1に示すように、エアシリンダ21の負圧室26は、エア通路29を介して前記サージタンク28に接続されている。このエア通路29上には、負圧室26に対する接続を、サージタンク28又は大気開放に切り換える電気切換式の三方弁30が設けられている。この三方弁30は、エンジンの電子制御装置31に接続されており、予め設定されているプログラムに基づいて制御される。
ロッド24の先端には、フィルタ16の濾過部16bの下側面、すなわち、エア導入室17側の面に接触する清掃部材25が支持されている。清掃部材25は、ロッド24の先端に固定された基部25aの上面に、複数の突条25bを形成して構成されている。この清掃部材25は、例えば合成樹脂により一体形成されている。
図3(a),(b)に示すように、清掃部材25は、その各突条25bの列設方向を濾過部16bの襞の列設方向に一致させた状態で配置されている。また、各突条25bの間隔は、濾過部16bの襞折り頂部の間隔とほぼ等しく設定されている。
そして、図4及び図5に示すように、清掃部材25は、コイルバネ27の付勢力によってロッド24がエアシリンダ21から突出されるときに、濾過部16bの下面上を一方の周縁付近まで移動する。また、清掃部材25は、コイルバネ27が押し縮められてロッド24がエアシリンダ21内に没入されたときに、濾過部16bの下面上を他方の周縁付近まで移動するようになっている。この実施形態では、移動部材としてのピストン22、負圧室26、付勢部材としてのコイルバネ27及び、切替手段としての三方弁30により作動手段が構成されている。
次に、上記のように構成されたエアクリーナの作用について説明する。
エンジンの運転が停止状態であり、サージタンク28内に負圧が生成されていない状態では、図4に示すように、清掃装置20のピストン22はコイルバネ27の付勢力によりエアシリンダ21からエア導入室17内に突出され、清掃部材25はフィルタ16の一方の周縁付近に位置している。このとき、三方弁30は、エアシリンダ21の負圧室26がサージタンク28と連通する状態に切り替えられている。
この状態からエンジンが運転されると、三方弁30は、電子制御装置31の制御によってエアシリンダ21の負圧室26とサージタンク28とを連通する状態に維持される。従って、エンジンの運転に伴ってサージタンク28内に負圧が生成されると、負圧室26に導入された負圧とエア導入室17の圧力との差圧により、コイルバネ27の付勢力に抗してピストン22が負圧室26側へ移動される。このピストン22の移動によってロッド24がエア導入室17からエアシリンダ21内に引き込まれるとき、図3(a)に示すように、清掃部材25は、その突条25bが濾過部16bの下側の襞折り頂部を叩打しながらその下面上をエアシリンダ21側へ移動する。この叩打により、濾過部16bのエア導入室17側の表面上に堆積している塵埃が脱落してエア導入室17の底面上に落下する。
エンジンの運転が停止されると、電子制御装置31からの信号により三方弁30が大気側に切り換えられ、負圧室26とサージタンク28との連通が遮断されて負圧室26が大気に連通される。この結果、負圧室26内に導入された大気圧とエア導入室17の圧力との差圧がなくなり、コイルバネ27の付勢力によりピストン22がエアシリンダ21の負圧室26側からエア導入室17側へ移動される。このピストン22の移動によってロッド24がエアシリンダ21からエア導入室17内に突出されるとき、図3(b)に示すように、清掃部材25は、その突条25bが濾過部16bの下側の襞折り頂部を叩打しながらその下面上をエアシリンダ21側とは反対向きへ移動する。従って、濾過部16bのエア導入室17側の表面上に堆積している塵埃が脱落してエア導入室17の底面上に落下する。そして、清掃部材25の移動が終了した時点で、電子制御装置31からの信号により三方弁30が再び切り換えられ、負圧室26の大気への連通が遮断されて再びサージタンク28へ連通される。
以上のような清掃装置20によるフィルタ16の清掃動作は、エンジンの運転が開始及び停止されるごとに自動的に実行される。なお、エア導入室17の底面上に落ちた塵埃は、車両の走行振動に伴うダスト排出弁33の自然な排出動作によりエアクリーナ10の外部へ排出される。
以上詳述した第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)エアクリーナ10のハウジング13内においてフィルタ16の表面に接触させた清掃部材25をエンジンの駆動力による負圧を利用してその表面に沿って移動させることにより、フィルタ16の表面に堆積した塵埃を除去するようにした。よって、従来構成とは異なり、電動モータや電動コンプレッサーを用いない簡素で小型な構成の清掃装置20により、フィルタ16を自動的に清掃することができる。このため、この清掃装置20を備えたエアクリーナ10を車両のエンジンルームに搭載するにあたり、スペース確保の問題を回避することが可能になり、車両への搭載を容易とすることができる。また、フィルタ16を車両搭載状態で清掃できるため、フィルタ16の清掃回数を減らしたり、なくしたりできるだけではなく、フィルタ寿命も延長できる。
(2)襞折りされたフィルタ16に対して、清掃部材25を襞の列設方向に移動させるので、襞折り部を叩打して表面上の塵埃を有効に除去できる。
(3)清掃部材25をエア導入室17に設けたので、フィルタ16において塵埃が堆積しているエア導入室17側の表面を直接叩打してその表面から塵埃を除去することができる。このため、塵埃の除去を有効に行うことができる。
(4)車両の負圧源としてのサージタンク28から導入する負圧によって清掃部材25を移動させるようにした。このため、サージタンク28とエアシリンダ21との間を、屈曲可能な配管よりなるエア通路29により接続できるので、狭いエンジンルーム内への設置を容易に行うことができる。
(5)移動部材としてのピストン22、負圧室26、付勢部材としてのコイルバネ27と、負圧室26を大気圧導入状態と負圧導入状態とに切り替える三方弁30とにより清掃部材25を移動させるようにした。このため、エアシリンダ21の負圧室26にのみ負圧を導入すればよく、負圧回路の構成を簡単にすることができる。
(6)吸気経路上のサージタンク28を負圧源とし、エアシリンダ21との間に設けたエア通路29上に三方弁30を設置して、この三方弁30によりエアシリンダ21に対する接続をサージタンク28又は大気開放に切り換えるようにした。このため、三方弁30を制御することにより、エンジンの運転開始時と運転終了時に清掃部材25を作動させることができるので、フィルタ16の清掃を頻繁に行うことができる。
(7)清掃部材25には、フィルタ16の濾過部16bに接触する複数の突条25bを設けたので、この複数の突条25bにより濾過部16bに対する清掃を有効に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、この発明を具体化した第2実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。
図6及び図7に示すように、エアクリーナ10は、ケース本体41と、そのケース本体41の開口部にクランプ42を介して開閉可能に取り付けられた蓋体43とにより構成されるハウジング44を備えている。ケース本体41の周壁には、大気からエアを導入するための導入口45が設けられ、蓋体43の頂部には、エンジンの吸気側へエアを送出するための送気口46が設けられている。
ハウジング44の内部においてケース本体41の底部と蓋体43の天部との間には、断面菊花形状で、全体として円筒状をなすフィルタ47が着脱可能に配設されている。このフィルタ47は、シート状をなすとともに襞折り状に形成された濾材48を円形に巻き、その濾材48の上下両端部に一対の平板環状の端面板49を気密状に固定して構成されている。
ハウジング44の内部において、ケース本体41の底部とフィルタ47の下側の端面板49との間、及び、蓋体43の天部とフィルタ47の上側の端面板49との間には、それぞれシールリング50が介在されている。この上下一対のシールリング50により、フィルタ47の上下両端における外周側と内周側との間の気密が保持されている。これにより、ハウジング44の内部には、フィルタ47の外周側に円筒状のエア導入室51、内周側に円柱状のエア送出室52がそれぞれ区画形成されている。
エアクリーナ40には、フィルタ47を清掃するための清掃装置53が設けられている。
清掃装置53は、ケース本体41の上下方向における中央において、フィルタ47の周囲で回動可能に支持された環状作動部材54を備え、この環状作動部材54の外周面における一部範囲にはピニオン部55が一体形成されている。すなわち、ケース本体41は、下部ケース56と上部ケース57とによって構成されており、その境界部には、環状作動部材54がフィルタ47の周囲で回動可能に支持されている。
環状作動部材54の内周面における上下方向中央部には、ハウジング44の中心側へ延びる清掃片60がその全周において等角度間隔に複数設けられている(図7では8個を図示)。この各清掃片60は、板状バネ材を屈曲させて形成され、環状作動部材54の回動に伴い、その先端がフィルタ47の外周面に接触した状態でその外周面上を移動可能に構成されている。環状作動部材54の外周に対応するハウジング44の一部は外側に開口され、その開口部を通じて環状作動部材54のピニオン部55がハウジング44の外部に配置されている。
一方、図7に示すように、エアクリーナ40の外側には、ピニオン部55を介して環状作動部材54を回動させるためのエアシリンダ61が配設されている。このエアシリンダ61は、気密状態の負圧室62と、連通孔61aを通じて開放状態の大気圧室63を区画形成するピストン64、このピストン64により延出動作するロッド65、負圧室62に配置されてロッド65の突出方向にピストン64を付勢するコイルバネ66を備えている。そして、ロッド65の先端には、環状作動部材54のピニオン部55に噛合されるラック部材67が取着されている。
エアシリンダ61の負圧室62は、第1実施形態と同様に、エア通路29を介してサージタンク28に接続され、エア通路29上には、負圧室26に対する接続を、サージタンク28又は大気開放に切り換える電気切換式の三方弁30が設けられている。この実施形態では、負圧室62、移動部材としてのピストン64、付勢部材としてのコイルバネ66及び、切替手段としての三方弁30により作動手段が構成されている。
次に、以上のように構成されたエアクリーナ40の作用について説明する。このエアクリーナ40においては、第1実施形態と同様、エンジンの運転開始時及び運転停止時の三方弁30の切換制御によってエアシリンダ61の負圧室62に対して負圧又は大気圧が導入される。この制御によるロッド65の没入動作又は突出動作により、図7に二点鎖線で示すように、ラック部材67及びピニオン部55を介して環状作動部材54が正逆方向に回動され、この環状作動部材54の正逆両方向の回動によって各清掃片60がフィルタ47の外周面に接触した状態でその外周面上を叩打しながら移動する。この各清掃片60の移動により、フィルタ47のエア導入室51側の表面に蓄積した塵埃が表面上から除去され、エア導入室51の底板側へ落とされる。
以上詳述した第2実施形態によっても、第1実施形態の(1)〜(6)の効果を得ることができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 各実施形態において、清掃部材としてブラシを用いること。
・ 第1実施形態において、清掃部材をエア導入室17内に設けること。
・ 各実施形態において、負圧源としてエアクリーナ10の上流側の吸気管上に設けたサージタンクを採用すること。この構成によれば、エンジンの運転開始時には負圧室26に負圧が導入されるとともに運転停止時には負圧室26に大気圧が導入されるため、三方弁30による負圧の供給切換制御を行うことなく、エンジンの運転開始時及び運転停止時に清掃動作を行うことができる。
・ 第1実施形態において、付勢部材を用いない複動型のシリンダにより清掃装置20を構成する。すなわち、上記構成のエアシリンダ21のエア導入室17側の端部を閉塞してピストン22の両側に負圧室26を形成する。そして、電子制御装置31による四方弁の制御により両負圧室26に対して負圧を交互に導入することにより、清掃部材25を往復動作させる構成とする。
10…エアクリーナ、13…ハウジング、16…フィルタ、16b…濾過部、17…エア導入室、18…エア送出室、22…作動手段を構成する移動部材としてのピストン、25…清掃部材、25b…突条、26…作動手段を構成する負圧室、27…作動手段を構成する付勢部材としてのコイルバネ、28…負圧源としてのサージタンク、29…エア通路、30…作動手段を構成する三方弁、40…エアクリーナ、44…ハウジング、47…フィルタ、51…エア導入室、60…清掃部材としての清掃片、62…作動手段を構成する負圧室、64…作動手段を構成する移動部材としてのピストン、66…作動手段を構成する付勢部材としてのコイルバネ。

Claims (7)

  1. フィルタをハウジング内に配置した車両用エアクリーナであって、
    前記フィルタの表面に接触した状態でその表面上を移動可能な清掃部材と、
    エンジンの駆動力を利用して前記清掃部材を移動させる作動手段とを備えたことを特徴とする車両用エアクリーナ。
  2. フィルタは襞折りされた形状であって、前記清掃部材は襞の列設方向に移動されることを特徴とする請求項1に記載の車両用エアクリーナ。
  3. 前記清掃部材はハウジング内のエア導入室に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用エアクリーナ。
  4. 前記作動手段は、車両の負圧源から導入する負圧によって前記清掃部材を移動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用エアクリーナ。
  5. 前記作動手段は、前記清掃部材を移動経路の一方向きに付勢する付勢部材と、車両の負圧源から負圧が導入される負圧室と、その負圧室を大気圧導入状態と負圧導入状態とに切り替える切替手段とを備え、導入された負圧によって前記付勢部材の付勢に抗して前記清掃部材を前記移動経路の他方向に移動させる移動部材とを備えたことを特徴とする請求項4に記載の車両用エアクリーナ。
  6. 前記負圧室と前記負圧源との間にはエア通路を設け、そのエア通路には、負圧室に対する接続を、負圧源側又は大気開放側に切り換える三方弁が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の車両用エアクリーナ。
  7. 前記清掃部材は、複数の突条を備え、この各突条をフィルタの濾過部に接触させるように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用エアクリーナ。
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