JP4942573B2 - 電気機器及び電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器及び電気掃除機に関し、特にプリーツ状の折り目を有するプリーツフィルタを備えた電気機器及び電気掃除機に関するものである。
近年、衛生上の観点から塵埃の捕集効率の高い電気掃除機が要求されている。この要求を実現するために、捕集効率の高いフィルタを装着する電気掃除機が多くなっている。このフィルタは、不織布等の濾材で構成されることが一般的であり、面積を大きくすることで圧力損失を低減できるという特性を有している。このような特性を効果的に利用するために、濾材をプリーツ状に折り込むことで大きな面積を確保するようにしたプリーツフィルタが従来から知られている。また、プリーツフィルタを電気掃除機に搭載することも周知となっている。
プリーツフィルタを搭載した電気掃除機では、プリーツフィルタに付着した塵埃(細塵)を除塵しないと、捕集効率が低下するだけでなく、風路の抵抗が増加(圧力損失が増大)して空気の吸込性能も低下してしまうことになる。そこで、電気掃除機では、除塵運転を適宜実行し、プリーツフィルタに付着した塵埃を除塵するようにしていることが多い。一方、最近の傾向としては、ユーザニーズ、デザイン性及び住環境の多様性に対応するために、コンパクト化の要請に対応可能な電気掃除機が望まれている。
2次フィルタにプリーツフィルタを使用した電気掃除機として、電動送風機を内蔵した本体ケースに相接して設けられた集塵ケースに取り付けられたフィルタ保持体の下部に、吸込面に連通するようにした2次フィルタをほぼ水平に配設して保持させるようにしたものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この電気掃除機は、多数のプリーツ(ひだ)を有するプリーツフィルタ(主フィルタ体)をほぼ水平に固定し、開口部から流入した気流がプリーツの折れ線に沿うように流れるようにし、プリーツフィルタに付着した塵埃(細塵)の除塵効率を向上させるようにしている。
また、気流の流れに対してほぼ直角にプリーツフィルタ(プリーツ形フィルタ要素)を配置するとともに、プリーツの折れ線方向を上下方向にし、プリーツフィルタに付着した塵埃を垂直に落下させるようにした電気掃除機が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。この電気掃除機は、気流の流れに対してほぼ直角にプリーツフィルタを配置することによって、プリーツフィルタに付着した塵埃を、プリーツの折れ線方向、つまり垂直に落下させるようにして除塵効率を向上させるようにしている。
さらに、プリーツフィルタを構成要素とするフィルタユニットを搭載し、このフィルタユニットの上部が下部より吸気上流側に位置するように傾斜させるようにした電気掃除機が提案されている(たとえば、特許文献3参照)。この電気掃除機は、フィルタユニットを傾斜させて搭載することによって、フィルタユニットに付着した塵埃を下方向に落下しやすくするとともに、再度吸引した場合の再付着を起こしにくくすることによって、除塵効率の向上を図るようにしている。
特公昭61−22563号公報(第3頁、第2図) 特開2005−185569号公報(第5頁、第3図、第4図) 特開2005−279503号公報(要約、第6頁、第11図)
特許文献1に記載の電気掃除機は、多数のひだ(プリーツ)を有するプリーツフィルタをほぼ水平に固定し、開口部から流入した気流がひだに沿うように流れるようにし、プリーツフィルタの谷部分に塵埃を溜めないようにしている。しかしながら、気流がプリーツの折れ線方向と平行に流れるようにするために、風路が複雑になり、圧力損失が増大し塵埃の捕集効率が低下しており、捕集効率を向上させるには、プリーツフィルタ自体を大きくしなければならなかった。したがって、捕集効率の維持と、コンパクト化の要請とを両立させることができないといった課題があった。
特許文献2に記載の電気掃除機は、プリーツフィルタに付着した塵埃を垂直に落下させることで除塵効率を向上させるようにしている。しかしながら、プリーツフィルタの捕集効率を向上させるには、プリーツフィルタを大きくしなければならず、捕集効率がプリーツフィルタの大きさに依存することになってしまう。つまり、プリーツフィルタを大きくするに伴って搭載される風路も大きくしなければならず、捕集効率の維持と、コンパクト化の要請とを両立させることができないといった課題があった。
特許文献3に記載の電気掃除機は、フィルタユニットを傾斜させることで除塵効率を向上させつつ塵埃の再付着を防止させるようにしている。しかしながら、特許文献2に記載の技術と同様に、プリーツフィルタの捕集効率を向上させるには、プリーツフィルタを大きくしなければならず、捕集効率がプリーツフィルタの大きさに依存することになってしまう。したがって、プリーツフィルタを大きくするに伴って搭載される風路も大きくしなければならず、捕集効率の維持と、コンパクト化の要請とを両立させることができないといった課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、プリーツフィルタの特徴を有効に活用することで、圧力損失の低減を図りつつ除塵効率を向上させることができる電気機器及び電気掃除機を提供するものである。
本発明に係る電気機器は、複数の折り目を有し、風路内に配置され、この風路内を流れる空気とともに吸い込まれた塵埃を捕集するプリーツフィルタを備え、プリーツフィルタは、プリーツ状の折り目の方向を風路内の空気の流れ方向に対して上流から下流に向かって上昇あるいは下降するように傾斜させ、吸引した空気がプリーツフィルタの折り目の両端部のうち一方の端部から流れ込むように風路内に配置され、プリーツ状の折り目の方向に沿って吸引した空気を導くようにしていることを特徴とする。
本発明に係る電気掃除機は、電動送風機と、電動送風機によって吸い込んだ空気と塵埃とを分離する分離手段と、複数の折り目を有し、分離手段の下流側に設けられ、分離手段によって分離された塵埃を捕集するプリーツフィルタとを内蔵した電気掃除機であって、プリーツフィルタは、プリーツ状の折り目の方向を風路内の空気の流れ方向に対して上流から下流に向かって上昇あるいは下降するように傾斜させ、吸引した空気がプリーツフィルタの折り目の両端部のうち一方の端部から流れ込むように風路内に配置され、プリーツ状の折り目の方向に沿って吸引した空気を導くようにしていることを特徴とする。
本発明に係る電気掃除機は、電動送風機と、電動送風機によって空気とともに吸い込まれた塵埃を捕集するプレフィルタと、複数の折り目を有し、プレフィルタの下流側に設けられ、プレフィルタを通過した塵埃を捕集するプリーツフィルタとを内蔵した電気掃除機であって、プリーツフィルタは、プリーツ状の折り目の方向を風路内の空気の流れ方向に対して上流から下流に向かって上昇あるいは下降するように傾斜させ、吸引した空気がプリーツフィルタの折り目の両端部のうち一方の端部から流れ込むように風路内に配置され、プリーツ状の折り目の方向に沿って吸引した空気を導くようにしていることを特徴とする。
本発明に係る電気機器によれば、プリーツフィルタに流れ込む空気の圧力損失を低減でき、捕集効率の維持を図ることができる。また、プリーツフィルタの全面を有効に活用することができるので、プリーツフィルタが設置される風路のコンパクト化が実現できる。
本発明に係る電気掃除機によれば、プリーツフィルタに流れ込む空気の圧力損失を低減でき、捕集効率の維持を図ることができる。また、プリーツフィルタの全面を有効に活用することができ、除塵効率を向上することができる。また、プリーツフィルタを設置する風路のコンパクト化を実現できるので、電気掃除機全体のコンパクト化も実現できる。さらに、複雑なプリーツフィルタを使用しなくて済み、低コスト化を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電気掃除機100の全体の概観構成を示す斜視図である。図1に基づいて、電気掃除機100の概略構成について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。図1に示すように、電気掃除機100は、本体10と、本体10の前面に設けられた本体吸気口1に着脱自在に装着されるホースユニット20とで構成されている。
ホースユニット20は、本体吸気口1に接続されるホース21と、先端側に設けられたハンドル部22と、ハンドル部22の先端側に接続されるパイプ23と、パイプ23の先端に接続される吸込口体24とで構成されている。吸込口体24から吸い込まれた塵埃等のゴミを含む空気は、パイプ23及びホース21を通過し、本体10へと吸い込まれるようになっている。また、ハンドル部22には、電源操作部25が設けられている。この電源操作部25には、図示省略の電源スイッチ等が設けられている。
図2は、電気掃除機100の内部構成の一例を説明するための説明図である。図2に基づいて、電気掃除機100の内部構成の一例及び動作について説明する。図2(a)が電気掃除機100の内部構成を示す平面図を、図2(b)が電気掃除機100の内部の一部を透視して示した透視斜視図をそれぞれ示している。なお、図2(a)では、本体10内の空気の流れを矢印で表している。また、図2(b)では、後に詳述する微細塵退避部(細塵室)11を併せて図示している。
本体10には、本体吸気口1と、連結風路2と、集塵室3と、1次フィルタ部(プレフィルタ)4と、2次フィルタ部(プリーツフィルタ)5と、カバー6と、モータ(電動送風機)7と、微細塵退避部11と、除塵手段30とが内蔵されている。本体吸気口1は、本体10の前面に開口形成された空気の進入口となるものである。この本体吸気口1には、取付具等を用いてホースユニット20が接続され、このホースユニット20を介して空気が吸い込まれ、本体10の内部に侵入するようになっている。
連結風路2は、本体吸気口1から1次フィルタ部4に至るまで風路を構成するものである。集塵室3は、連結風路2に連通し、1次フィルタ部4で除去されたゴミを貯留しておくものである。1次フィルタ部4は、ステンレスや樹脂からなるメッシュ状のフィルタ等を用いて形成され、本体吸気口1から空気とともに吸い込まれた比較的大きなゴミを除去するためのもので、集塵室3の下流側(連結風路2とは反対側)に設けられるようになっている。この1次フィルタ部4に抗菌加工、妨カビ加工又は防臭加工等のうち少なくとも1つ以上を施しておけば、本体10内部の衛生面を向上できる。
2次フィルタ部5は、プリーツフィルタとして構成されており、1次フィルタ部4を通過した微細な塵埃(以下、細塵と称する)を捕集するためのもので、1次フィルタ部4の下流側に設けられるようになっている。この2次フィルタ部5については、図4及び図5で詳細に説明するものとする。カバー6は、2次フィルタ部5を覆い、2次フィルタ部5より吸い込まれた空気(2次フィルタ部5を通過する前の空気及び2次フィルタ部5を通過した空気)から遮断するように風路の一部を形成するものである。
モータ7は、2次フィルタ部5の下流側に設けられ、本体10内に空気を吸い込むための動力源となるものである。微細塵退避部11は、2次フィルタ部5の下方に設けられており、2次フィルタ部5に付着し、除塵された細塵を蓄積するようになっている。また、微細塵退避部11には、細塵を内部に導くための導出口12が形成されている。除塵手段30は、2次フィルタ部5に付着した細塵を除塵するものである。この除塵手段30については、図7で詳細に説明するものとする。
次に、図2で示す電気掃除機100の動作について、本体10内に吸い込まれた空気の流れを中心に説明する。まず、本体10内のモータ7が駆動を開始すると、ゴミが含まれている空気がホースユニット20を介して本体吸気口1から本体10に流入する。本体10内に流入した空気は、カバー6の正面に衝突する。そして、連結風路2を介してカバー6の側面を迂回するようにガイドされる。つまり、本体10内にカバー6を設けることで本体吸気口1から侵入した空気が直進しないようになっているのである。
連結風路2を通過した空気は、カバー6の側面に設けられた集塵室3に到達し、集塵室3の下流側に設けられている1次フィルタ部4に向かう。そして、空気に含まれている比較的大きなゴミは、1次フィルタ部4で除去され、そのまま集塵室3に蓄積される。1次フィルタ部4を通過した空気は、2次フィルタ部5に到達する。この2次フィルタ部5により、1次フィルタ部4を通過した細塵が捕集される。この細塵は、後述する微細塵退避部(図5以下を参照)に蓄積される。2次フィルタ部5を通過した空気は、2次フィルタ部5の下流に設けられているモータ7に吸い込まれ、本体10の外部に排出される。
図3は、電気掃除機100の内部構成の他の一例を示す平面図である。図3に基づいて、電気掃除機100の内部構成の他の一例及び動作について説明する。なお、図3では、本体10内の空気の流れを矢印で表している。この図3で示す電気掃除機100の一例は、連結風路2に、旋回気流を発生させ、遠心力を利用して空気とゴミを分離させるサイクロン分離構造(遠心分離手段40)を採用したものである。遠心分離手段40は、ゴミと空気を分離する旋回室41と、集塵室3とで構成されている。
旋回室41には、ゴミを含む空気が流入する旋回室吸気口42と、ゴミが分離された後の空気から排出する旋回室排気口43が形成されている。旋回室排気口43には、旋回室41内側に突出させた排気筒44が設けられている。この排気筒44の外周にはメッシュフィルタ45が設けられており、ゴミを排気筒44側に通過させないようにしている。また、旋回室41には、集塵室3と連通するための連通口46が形成されている。旋回室排気口43の下流側には、メッシュフィルタ45を通過した細塵を捕集するための2次フィルタ部5が設けられるようになっている。
次に、図3で示す電気掃除機100の動作について、本体10内に吸い込まれた空気の流れを中心に説明する。まず、本体10内のモータ7が駆動を開始すると、ゴミが含まれている空気がホースユニット20を介して本体吸気口1から本体10に流入する。本体10内に流入した空気は、旋回室吸気口42を介して旋回室41内に流入する。この旋回室41では、旋回流が発生するようになっている。空気とともに吸い込まれたゴミは、旋回流の遠心力が作用することによって、旋回室41の内周側壁面に沿って旋回する。このゴミは、外側に向かう遠心力が働いているため、連通口46に到達した瞬間に旋回室41から流出し、集塵室3に蓄積される。
一方、ゴミが分離された空気は、旋回室41の排気筒44を介して旋回室排気口43から流出する。このとき、旋回室41で分離しきれなかったゴミがメッシュフィルタで捕集され、排気筒44側に通過させないようにしている。それから、旋回室排気口43から流出した空気は、2次フィルタ部5に到達する。この2次フィルタ部5により、メッシュフィルタ45で捕集しきれず、通過してきた細塵が捕集される。この細塵は、後述する微細塵退避部に蓄積される。2次フィルタ部5を通過した空気は、2次フィルタ部5の下流に設けられているモータ7に吸い込まれ、本体10の外部に排出される。
図4は、2次フィルタ部5を斜めから見た状態を示す斜視図である。図4に基づいて、2次フィルタ部5の構成及び機能について詳細に説明する。図4に示すように、2次フィルタ部5は、フィルタ濾材をアコーディオン状、つまりプリーツ状に折り込んで、複数の折り目を有するプリーツフィルタで構成されている。つまり、2次フィルタ部5は、複数の折れ線5aが一定方向に形成されている。また、折れ線5aの少なくとも一方の端部(折り目の方向の少なくとも一方の端部)には、開口部5bが形成されている。そのため、2次フィルタ部5は、開口部5bを介して外部と連通するようになっており、圧力損失の低減を図ることができるのである。
この2次フィルタ部5のプリーツの形成面側から見た外観形状(断面形状)は、矩形状となっている。したがって、2次フィルタ部5は、フィルタ濾材を複雑に加工することで形成されるのではなく、フィルタ濾材に簡易な加工を施して形成されるようになっている。また、2次フィルタ部5は、1次フィルタ部4の下流に設けられ、細塵を捕集する機能を有している。そこで、2次フィルタ部5は、1次フィルタ部4で除去できないような細塵を高効率で捕集するために、捕集効率の高いフィルタ濾材で構成されている。また、圧力損失の低減を図るために、フィルタ濾材をプリーツ状に折って総面積を確保するようにしている。なお、2次フィルタ部5の外観形状を矩形状に限定するものではなく、平行四辺形状や円形状、一部に円弧を有するような形状であってもよい。
この2次フィルタ部5を構成するフィルタ濾材には、高捕集効率を有する濾材、たとえば高分子濾材や、HEPA(High Efficiency Particulate Air)濾材、ULPA(Ultra Low Penetoration Air)濾材等を使用するとよい。また、2次フィルタ部5に抗菌加工、妨カビ加工又は防臭加工等のうち少なくとも1つ以上を施しておけば、本体10内部の衛生面を向上できるとともに、本体10外部に排気される空気を清浄化することができる。なお、2次フィルタ部5は、その形状を保つために、たとえば樹脂材料で外周全周を固めるとよい。このような場合には、開口部5bが完全に塞がれないような工夫が必要である。
図5は、2次フィルタ部5の開口部5bを説明するための説明図である。図5に基づいて、2次フィルタ部5の開口部5bを介して2次フィルタ部5に流入する空気の抵抗について説明する。図5(a)が開口部5bに何も形成していない状態を示す斜視図を、図5(b)が開口部5bに気流抵抗低減部材50を形成した状態を示す斜視図を、図5(c)が2次フィルタ部5を上から見た状態を示す平面図をそれぞれ示している。2次フィルタ部5は、図4で説明したように複数の折り目を有するプリーツフィルタで構成されており、鋸歯状の辺を構成することによって開口部5bが形成されている。
2次フィルタ部5には開口部5bを介して空気が流入するようになっているために、圧力損失の低減の観点から開口部5bは、図5(a)に示すように大きく開口されていることが望ましい。しかしながら、2次フィルタ部5の形状を維持するために、外周全周を樹脂材料で固めるような場合も想定される。また、後述するが、プリーツ状の折り目の方向(以下、単に折れ線5aと称する)が空気の流れ方向に対して傾斜されるように、2次フィルタ部5を配置することを想定している。そこで、図5(b)に示すように、2次フィルタ部5の形状を維持しつつ、性能低下しない程度の圧力損失に留めるために、たとえば空気の流れ方向に向かって所定の角度で傾斜させ、所定の長さで突出させた気流抵抗低減部材50を開口部5bに形成しておくことが望ましい。
開口部5bに気流抵抗低減部材50が形成された2次フィルタ部5を上から見ると(図5(c))、気流抵抗低減部材は、2次フィルタ部5の外部方向に突起部のように突出していることがわかる。したがって、2次フィルタ部5に効率良く空気を導くことができ、2次フィルタ部5に流入する空気の抵抗を低減することができる。なお、気流抵抗低減部材50の角度や長さを特に限定するものではなく、2次フィルタ部5が設置される場所に応じて決定するとよい。
図6は、2次フィルタ部5の配置について説明するための説明図である。図6に基づいて、実施の形態1の特徴事項である2次フィルタ部5の配置について説明する。図6(a)は1次フィルタ部4が本体10の風路内下側に設けられている場合における2次フィルタ部5の配置を、図6(b)は1次フィルタ部4が本体10の風路内上側に設けられている場合における2次フィルタ部5の配置をそれぞれ示している。図6(a)及び図6(b)に示すように、2次フィルタ部5は、プリーツの折れ線5aが空気の流れる方向Aに対して所定の角度で傾斜するように配置されるようになっている。
図6(a)では、折れ線5aが空気の流れ方向Aに対して斜め下向きに傾斜するように、つまり開口部5bが下側を向くように2次フィルタ部5が配置されており、図6(b)では、折れ線5aが空気の流れ方向Aに対して斜め上向きに傾斜するように、つまり開口部5bが上側を向くように2次フィルタ部5が配置されている。そして、開口部5bを空気の流れ込む位置に近接させている。このように、1次フィルタ部4の配置位置に応じて、開口部5bの位置を決定し、プリーツの折れ線5aが空気の流れる方向Aに対して所定の角度で傾斜するように2次フィルタ部5を配置するとよい。このようにすることで、2次フィルタ部5の特徴を有効に活用することができ、圧力損失の低減を図りつつ除塵効率を向上させることができる。
なお、プリーツの折れ線5a、つまり2次フィルタ部5を構成するフィルタ濾材のプリーツ状の折り目方向が空気の流れる方向Aに対して所定の角度で傾斜するようになっていればよく、2次フィルタ部5そのものを傾斜配置させなくてもよい。一般的なプリーツフィルタを2次フィルタ部5として使用した場合には、プリーツの折れ線5aを空気の流れ方向Aに対して所定の角度で傾斜させるために、図6に示すように2次フィルタ部5そのものを傾斜させる必要があるが、予めプリーツの折れ線5aが空気の流れ方向Aに対して所定の角度で傾斜しているようなプリーツフィルタを2次フィルタ部5として使用した場合には、2次フィルタ部5そのものを傾斜させる必要はない。
図6(a)及び図6(b)に基づいて、2次フィルタ部5に付着した細塵の除塵について説明する。2次フィルタ部5は、プリーツの折れ線5aが空気の流れ方向Aに対して傾斜するように配置されているので、この2次フィルタ部5に捕集された細塵は、2次フィルタ部5のプリーツの折れ線5aに沿って下方に落下させることができる。そして、落下した細塵は、2次フィルタ部5の下方(傾斜させた折れ線5aの下方側端部)に設けられている微細塵退避部11に蓄積される。
図6(a)では、1次フィルタ部4が本体10の風路内下側に設けられており、開口部5bが下側を向くように2次フィルタ部5が配置されている。そのため、2次フィルタ部5に捕集された細塵は、空気の流入口となる開口部5bから落下し、微細塵退避部11に蓄積される。図6(b)では、1次フィルタ部4が本体10の風路内上側に設けられており、開口部5bが上側を向くように2次フィルタ部5が配置されている。そのため、2次フィルタ部5に捕集された細塵は、空気の流入口となる開口部5bと反対側の端部から落下し、微細塵退避部11に蓄積される。
図6(a)及び図6(b)で示すように、微細塵退避部11は、プリーツの折れ線5aの傾斜に基づく2次フィルタ部5の配置位置によって、設置箇所を決定することができる。以上のように、電気掃除機100では、空気の流れ方向Aに対して、プリーツの折れ線5aを傾斜させるように2次フィルタ部5を配置するので、除塵効率を向上できる。また、2次フィルタ部5の開口部5bを空気の流れ方向Aに向け、開口部5bから空気が流入するようになっているので、圧力損失を低減できる。
図7は、除塵手段30を説明するための説明図である。図7に基づいて、除塵手段30を使用した2次フィルタ部5の除塵について説明する。図7(a)は、電気掃除機100の断面構成を、図7(b)は、除塵手段30を拡大した状態をそれぞれ示している。この除塵手段30は、2次フィルタ部5に振動あるいは衝撃を加えるためのアーム部31と、このアーム部31に振動あるいは衝撃を伝達するギア32と、アーム部31を本体10に弾性支持するバネ等の弾性体部33と、ギア32を回転駆動させる除塵手段駆動モータ35とで構成されている。
ギア32は、除塵手段駆動モータ35の駆動によって回転動作する。このギア32の回転動作により、アーム部31に振動あるいは衝撃が伝達される。このアーム部31は、ギア32から伝達された振動あるいは衝撃を2次フィルタ部5に直接接触することで加える。アーム部31は、弾性体部33に弾性支持されているために、ギア32から伝達された振動あるいは衝撃が急激に減衰することなく、2次フィルタ部5に効果的に振動あるいは衝撃を加えることができるようになっている。このように、除塵手段30は、2次フィルタ部5に捕集された細塵を振るい落とすことで除塵効率を向上させる機能を有しているのである。
図7(a)及び図7(b)では、除塵手段30が2次フィルタ部5の下側に配置されている場合を例に示しているが、これに限定するものではない。たとえば、2次フィルタ部5の上側や横側に除塵手段30を配置してもよい。また、アーム部31の大きさや形状を特に限定するものではない。たとえば、アーム部31を2次フィルタ部5の背面全体に振動あるいは衝撃を加えるような形状としてもよく、2次フィルタ部5の一部に振動あるいは衝撃を加えるような形状としてもよい。ただし、図7(a)及び図7(b)に示すように、除塵手段30を2次フィルタ部5の下側に配置し、2次フィルタ部5の一部に振動あるいは衝撃を加えるようにすれば、除塵手段30を風路外に配置することが可能になるために、風路に特殊なシール構造を設けなくて済むという効果が生じる。
なお、アーム部31は、2次フィルタ部5と一体的に形成するようにしてもよく、別体として形成するようにしてもよい。このアーム部31の構成材料を特に限定するものではないが、2次フィルタ部5のフィルタ濾材にダメージを与えないような材料で構成することが望ましい。また、弾性体部33は、アーム部31を本体10に弾性支持できるものであればよく、特に種類を限定するものではない。たとえば、コイルバネや空気バネ、ゴム等のようなものでアーム部31を構成するとよい。
図8は、導出口12の形状の一例を示す縦断面図である。図8に基づいて、微細塵退避部11に形成した導出口12の形状について説明する。なお、図8では、開口部5bが下側を向くように2次フィルタ部5が配置されている状態を示している。2次フィルタ部5から除塵された細塵が、微細塵退避部11から舞い上がって2次フィルタ部5に再付着してしまうと、除塵効率が低下することになってしまう。そこで、図8では、除塵した細塵が2次フィルタ部5へ再付着しないように、導出口12の形状に工夫を施した場合を例に説明する。
図6に示したように、微細塵退避部11の上面の一部を開口するだけで導出口12を形成してもよいが、2次フィルタ部5への細塵の再付着を更に効果的に防止するために、図8では微細塵退避部11の上面の少なくとも一部を互いに下向きとなるように傾斜させることで導出口12を形成している。このようにすることで、微細塵退避部11に蓄積されている細塵が導出口12から舞い上がって2次フィルタ部5に再付着することを防止できる。
また、図8に示すように、微細塵退避部11の上面の少なくとも一部を互いに下向きとなるようにした場合、下向きに傾斜させた上面の一方を他方よりも長くすることで、より導出口12からの細塵の舞い上がりを防止できる。また、導出口12の開口断面積を下部方向に向かって徐々に小さくするようなテーパ状で導出口12を形成してもよい。図8に示すように、開口部5bが下側を向くようになっている場合、2次フィルタ部5に捕集された細塵は、空気の流入口となる開口部5bから落下するため、開口部5bの下側に導出口12を形成するとよい。一方、開口部5bが上側を向くようになっている場合、2次フィルタ部5に捕集された細塵は、空気の流入口となる開口部5bと反対側の端部から落下するため、この端部の下側に導出口12を形成するとよい。
図9は、微細塵退避部11の下面を傾斜させた状態を示す縦断面図である。図9に基づいて、微細塵退避部11内の細塵の蓄積状態について説明する。図9に示すように、微細塵退避部11の下面を所定の角度で傾斜させておけば、微細塵退避部11内における細塵を所定の位置(傾斜の下方側の位置)に蓄積することができる。したがって、細塵を微細塵退避部11の一端に集めて蓄積でき、細塵を導出口12から遠くすることができ、2次フィルタ部5側への細塵の再付着を更に効果的に抑制することが可能になる。また、微細塵退避部11からの細塵の除去を効果的に実行でき、メンテナンス作業に要する手間を軽減できる。
なお、図9では、微細塵退避部11の上面の一部を開口するだけで導出口12を形成している場合を例に示しているが、図8で示したように微細塵退避部11の上面の少なくとも一部を互いに下向きとなるように傾斜させることで導出口12を形成してもよい。そうすれば、導出口12の形状と微細塵退避部11の下面による効果を併せることができ、微細塵退避部11に蓄積されている細塵が導出口12から舞い上がって2次フィルタ部5に再付着することを更に効果的に防止できる。
図9では、折れ線5aが空気の流れ方向Aに対して斜め下向きに傾斜するようになっているため、その傾斜に併せて微細塵退避部11の上面を空気の流れ方向Aに対して斜め下向きに傾斜させ、微細塵退避部11の下面を空気の流れ方向Aに対して斜め上向きに傾斜させている場合を示している。こうすることで、開口部5bから除塵された細塵は、微細塵退避部11の上面の傾斜に沿って導出口12に到達し、微細塵退避部11の下面の傾斜に沿って微細塵退避部11の奥に蓄積される。したがって、微細塵退避部11に蓄積されている細塵が導出口12から舞い上がって2次フィルタ部5に再付着することを効果的に防止できる。
なお、折れ線5aが空気の流れ方向Aに対して斜め上向きに傾斜するようになっている場合には、微細塵退避部11の上面も空気の流れ方向Aに対して斜め上向きに傾斜させ、微細塵退避部11の下面を空気の流れ方向Aに対して斜め下向きに傾斜させればよい。特に、2次フィルタ部5を構成するフィルタ濾材のプリーツ状の折り目方向が空気の流れる方向Aに対して所定の角度で傾斜させ、2次フィルタ部5そのものを傾斜配置させない場合に効果的である。
図10は、導出口12の遮断・開放を説明するための一例を示す概略縦断面図である。図10に基づいて、導出口12の遮断・開放について説明する。図10に示すように、導出口12にはシャッター14が形成されている。このシャッター14は、微細塵退避部11の上面の一部を可動させることで形成されている。除塵動作を行なっていないとき、シャッター14で導出口12を遮断しておけば、微細塵退避部11内の細塵が導出口12から舞い上がることがなく、細塵の2次フィルタ部5への再付着を効果的に防止できる。
このシャッター14は、導出口12を遮断できるような形状及び大きさであればよく、特に形状及び大きさを限定するものではない。つまり、シャッター14の形状及び大きさは、導出口12の形状及び大きさに応じて決定すればよい。また、シャッター14は、駆動手段を用いて能動的に動作させてもよく、モータ7の動作に応じて、つまり風圧を利用して動作させてもよい。図10では、微細塵退避部11の一部でシャッター14を形成した場合を例に示したが、これに限定するものではなく、微細塵退避部11とは別個独立に形成してもよい。
図11は、2次フィルタ部5の分割構造の一例を説明するための説明図である。図11に基づいて、2次フィルタ部5を分割構造とした場合の一例について説明する。この図11では、2次フィルタ部5を2つに分割(2次フィルタ部51及び2次フィルタ部52)して配置している場合を例に示している。なお、図11では、2次フィルタ部51及び2次フィルタ部52のプリーツの形成面側から見た外観形状(断面形状)は、平行四辺形状となっている場合を示している。そして、2次フィルタ部51及び2次フィルタ部52の下方の辺の傾斜に対応させて、微細塵退避部11の上面を互いに下向きとなるように傾斜させている。また、1次フィルタ部4が本体10の風路内下側に設けられている場合を示している。
風路上流側(1次フィルタ部4の近傍側)に配置されている2次フィルタ部51は、折れ線5aが空気の流れ方向Aに対して斜め上向きに傾斜するように、つまり開口部5bが上側を向くように配置されている。一方、風路下流側に配置されている2次フィルタ部52は、折れ線5aが空気の流れ方向Aに対して斜め下向きに傾斜するように、つまり開口部5bが下側を向くように配置されている。つまり、2次フィルタ部51及び2次フィルタ部52は、それらが設けられる空間の中心線Bに対して対称となるように配置されているのである。
2次フィルタ部51及び2次フィルタ部52に捕集された細塵は、折れ線5aの傾斜に沿って中心線B側から下方に落下する。そして、微細塵退避部11の導出口12は、細塵の落下位置に対応させた位置に形成されているので、微細塵退避部11に細塵が容易に蓄積できる。なお、図6に示したように、微細塵退避部11の上面の一部を開口するだけで導出口12を形成してもよい。また、図10で示したように、シャッター14を導出口12に形成してもよい。さらに、除塵手段30を利用して、除塵動作を実行するようにしてもよい。
このように、2次フィルタ部5を分割構造とすれば、各2次フィルタ部5の風路としての長さを短くでき、圧力損失をより低減できる。また、各2次フィルタ部5に付着した細塵の除塵効率をより向上できる。なお、2次フィルタ部51及び2次フィルタ部52の断面形状が、平行四辺形状となっている場合を示しているが、これに限定するものではない。すなわち、各2次フィルタ部5の折れ線5aが空気の流れ方向Aに対して傾斜していればよく、各2次フィルタ部5の断面形状が矩形状や円形状、一部に円弧を有するような形状であってもよい。
図12は、2次フィルタ部5の分割構造の他の一例を説明するための説明図である。図12に基づいて、2次フィルタ部5を分割構造とした場合の他の一例について説明する。この図12では、2次フィルタ部5を2つに分割(2次フィルタ部51及び2次フィルタ部52)して配置している場合を例に示している。なお、図12では、2次フィルタ部51及び2次フィルタ部52のプリーツの形成面側から見た外観形状(断面形状)は、矩形状となっている場合を示している。そして、2次フィルタ部51及び2次フィルタ部52の傾斜に対応させて、微細塵退避部11の上面を互いに下向きとなるように傾斜させている。また、1次フィルタ部4が本体10の風路内上側に設けられている場合を示している。
風路上流側(1次フィルタ部4の近傍側)に配置されている2次フィルタ部51は、折れ線5aが空気の流れ方向Aに対して斜め上向きに傾斜するように、つまり開口部5bが上側を向くように配置されている。そして、風路下流側に配置されている2次フィルタ部52も、折れ線5aが空気の流れ方向Aに対して斜め上向きに傾斜するように、つまり開口部5bが上側を向くように配置されている。つまり、2次フィルタ部51及び2次フィルタ部52は、折れ線5aのいずれもが空気の流れAに対して同様の傾斜となるように配置されているのである。
2次フィルタ部51に捕集された細塵は、折れ線5aの傾斜に沿って2次フィルタ部51と2次フィルタ部52の間から下方に落下する。また、2次フィルタ部52に捕集された細塵は、折れ線5aの傾斜に沿って下方側端部(開口部5bとは反対側端部)から下方に落下する。そして、微細塵退避部11の導出口12は、2次フィルタ部52からの細塵の落下位置に対応させた位置に形成されているので、微細塵退避部11に細塵が容易に蓄積できる。なお、図6に示したように、微細塵退避部11の上面の一部を開口するだけで導出口12を形成してもよい。また、図10で示したように、シャッター14を導出口12に形成してもよい。さらに、除塵手段30を利用して、除塵動作を実行するようにしてもよい。
2次フィルタ部5をこのような分割構造としても、図11で示した分割構造と同様に、各2次フィルタ部5の風路としての長さを短くでき、圧力損失をより低減できる。また、各2次フィルタ部5に付着した細塵の除塵効率をより向上できる。なお、2次フィルタ部51及び2次フィルタ部52の断面形状が、矩形形状となっている場合を示しているが、これに限定するものではない。すなわち、各2次フィルタ部5の折れ線5aが空気の流れ方向Aに対して傾斜していればよく、各2次フィルタ部5の断面形状が平行四辺形状や円形状、一部に円弧を有するような形状であってもよい。
なお、図11及び図12では、2次フィルタ部5を2つに分割した場合を例に説明したが、これに限定するものではない。たとえば、3つ以上に分割してもよい。また、2次フィルタ部5の折れ線5aが、空気の流れ方向Aに対して傾斜していればよく、1次フィルタ部4の風路内における配置位置や、2次フィルタ部5を設ける空間のスペース、微細塵退避部11の導出口12の形状、除塵手段30の有無等に基づいて、2次フィルタ部5の設置個数、外観形状及び大きさ等の条件を設定するとよい。
以上のように、電気掃除機100は、2次フィルタ部5の折れ線5aを空気の流れ方向Aに対して所定の角度(特に限定するものではないが、たとえば45℃付近の角度)で傾斜させるように2次フィルタ部5を配置するので、2次フィルタ部5を構成するプリーツフィルタの全面を有効に活用することができ、圧力損失を効果的に低減することができる。また、2次フィルタ部5の折れ線5aが空気の流れ方向Aに対して傾斜しているので、2次フィルタ部5から細塵を除去する除塵効率の向上を効果的に図ることができる。さらに、2次フィルタ部5の形状を工夫できるので、2次フィルタ部5を設置する本体10内部の風路のコンパクト化が実現できる。2次フィルタ部5に複雑なプリーツフィルタを使用しなくて済み、低コスト化も実現できる。
実施の形態2.
図13は、本発明の実施の形態2に係る空気清浄機200の構成を説明するための説明図である。図13に基づいて、電気機器の一例である空気清浄機200の構成及び動作について説明する。図13(a)が空気清浄機200の外観構成を示す斜視図を、図13(b)が空気清浄機200の内部構成を示す概略構成図をそれぞれ表している。なお、図13では、空気の流れを矢印Cで表している。この空気清浄機200は、内部に取り込んだ空気に含まれているゴミを除去して、清浄化した空気を外部に吹き出すものである。
図13(a)に示すように、空気浄化装置200は、側面に吸気口61が、上面に吹出口62が形成されている筐体60内に、ファン等で構成される図示省略の送風機と、送風機の上流側に設けられるフィルタユニット65とが搭載されて構成されている。このフィルタユニット65は、実施の形態1に係る2次フィルタ部5と同様の機能を有している。具体的には、フィルタユニット65は、筐体60の両側面に形成されている吸気口61から取り込まれた空気に含まれているゴミを捕集し、空気を清浄化する機能を有しているのである。
このフィルタユニット65は、フィルタ濾材をアコーディオン状、つまりプリーツ状に折り込んで、複数の折り目を有するプリーツフィルタで構成されている。つまり、フィルタユニット65は、プリーツの折れ線65aが一定の方向に形成されている。また、プリーツの折れ線65aの両端部には、開口部65bが形成されている。そのため、フィルタユニット65は、開口部65bを介して外部と連通するようになっている。フィルタユニット65は、プリーツ状の折り目の方向(以下、単に折れ線65aと称する)が空気の流れ方向Cに対して所定の角度で傾斜されるように配置されている。
次に、空気清浄機200の動作について、筐体60内に取り込まれた空気の流れを中心に説明する。ユーザにより運転開始の指示を受けると空気清浄機200が空気清浄動作を開始する。空気清浄機200が空気清浄動作を開始すると、図示省略の制御装置により送風機が駆動される。この送風機の駆動により、室内等の空気が吸気口61を介して筐体60内部に取り込まれる。筐体60内に取り込まれた空気は、フィルタユニット65の開口部65bから折れ線65aの方向に沿って流れ、ゴミがフィルタユニット65に捕集される。フィルタユニット65を通過した空気は、下流に設けられている送風機に吸い込まれ、吹出口62から筐体60の外部に吹き出される。
フィルタユニット65は、空気中に含まれている細塵を高効率で捕集するために、捕集効率の高いフィルタ濾材で構成されている。また、圧力損失の低減を図るために、フィルタ濾材をプリーツ状に折って総面積を確保するようにしている。ここでは、フィルタユニット65のプリーツの形成面側から見た外観形状が矩形状となっている場合を例に示しているが、これに限定するものではなく、平行四辺形状や円形状、一部に円弧を有するような形状であってもよい。また、図11や図12で示したようにフィルタユニット65を分割構造としてもよい。
このフィルタユニット65を構成するフィルタ濾材には、高捕集効率を有する濾材、たとえば高分子濾材や、HEPA濾材、ULPA濾材等を使用するとよい。また、フィルタユニット65に抗菌加工、妨カビ加工又は防臭加工等のうち少なくとも1つ以上を施しておけば、筐体60内部の衛生面を向上できるとともに、筐体60外部に吹き出される空気を清浄化することができる。なお、フィルタユニット65は、その形状を保つために、たとえば樹脂材料で外周全周を固めるとよい。このような場合には、開口部65bに気流抵抗低減部材50(図5参照)等を形成するとよい。
また、空気清浄機200が除塵動作を実行する場合には、図13(b)に示すように、フィルタユニット65の下部に設置されている除塵手段70を駆動させる。この除塵手段70は、フィルタユニット65に振動あるいは衝撃を加えるためのアーム部71と、このアーム部71に振動あるいは衝撃を伝達するギア72と、アーム部71を筐体60に弾性支持するバネ等の図示省略の弾性体部と、ギア72を回転駆動させる図示省略の除塵手段駆動モータとで構成されている。この除塵手段70を駆動することで、フィルタユニット65に付着した細塵の除塵を効果的に実行することができる。なお、除塵した細塵を蓄積するための微細塵退避部をフィルタユニット65の下部に設けておくとよい。
以上のように、空気清浄機200は、フィルタユニット65の折れ線65aを空気の流れ方向Cに対して所定の角度(特に限定するものではないが、たとえば45℃付近の角度)で傾斜させるようにフィルタユニット65を配置するので、フィルタユニット65を構成するプリーツフィルタの全面を有効に活用することができ、圧力損失を効果的に低減することができる。また、フィルタユニット65の折れ線65aが空気の流れ方向Cに対して傾斜しているので、フィルタユニット65から細塵を除去する除塵効率の向上を効果的に図ることができる。さらに、フィルタユニット65の形状を工夫できるので、フィルタユニット65を設置する筐体60のコンパクト化が実現できる。2次フィルタ部65に複雑なプリーツフィルタを使用しなくて済み、低コスト化も実現できる。
実施の形態1ではフィルタユニット(2次フィルタ部5)を電気掃除機100に搭載した場合を、実施の形態2ではフィルタユニット65を空気清浄機200に搭載した場合を例に説明したが、これに限定するものではない。たとえば、電気掃除機100及び空気清浄機200以外の電気機器(たとえば、空気中に含まれる細塵を捕集するような機能を有している電気機器)であっても、フィルタユニットを搭載することができ、同様の効果を得ることができる。
実施の形態1に係る電気掃除機の全体の概観構成を示す斜視図である。 電気掃除機の内部構成の一例を説明するための説明図である。 電気掃除機の内部構成の他の一例を示す平面図である。 2次フィルタ部を斜めから見た状態を示す斜視図である。 2次フィルタ部の開口部を説明するための説明図である。 2次フィルタ部の配置について説明するための説明図である。 除塵手段を説明するための説明図である。 導出口の形状の一例を示す縦断面図である。 微細塵退避部の下面を傾斜させた状態を示す縦断面図である。 導出口の形状の別の一例を示す縦断面図である。 2次フィルタ部の分割構造の一例を説明するための説明図である。 2次フィルタ部の分割構造の他の一例を説明するための説明図である。 実施の形態2に係る空気清浄機の構成を説明するための説明図である。
符号の説明
1 本体吸気口、2 連結風路、3 集塵室、4 1次フィルタ部、5 2次フィルタ部、5a 折れ線、5b 開口部、6 カバー、7 モータ、10 本体、11 微細塵退避部、12 導出口、14 シャッター、20 ホースユニット、21 ホース、22 ハンドル部、23 パイプ、24 吸込口体、25 電源操作部、30 除塵手段、31 アーム部、32 ギア、33 弾性体部、35 除塵手段駆動モータ、40 遠心分離手段、41 旋回室、42 旋回室吸気口、43 旋回室排気口、44 排気筒、45 メッシュフィルタ、46 連通口、50 気流抵抗低減部材、51 2次フィルタ部、52 2次フィルタ部、60 筐体、61 吸気口、62 吹出口、65 フィルタユニット、65a 折れ線、65b 開口部、70 除塵手段、71 アーム部、72 ギア、100 電気掃除機、200 空気清浄機。

Claims (24)

  1. 複数の折り目を有し、風路内に配置され、この風路内を流れる空気とともに吸い込まれた塵埃を捕集するプリーツフィルタを備え、
    前記プリーツフィルタは、
    プリーツ状の折り目の方向を前記風路内の空気の流れ方向に対して上流から下流に向かって上昇あるいは下降するように傾斜させ、吸引した空気が前記プリーツフィルタの折り目の両端部のうち一方の端部から流れ込むように前記風路内に配置され、プリーツ状の折り目の方向に沿って吸引した空気を導くようにしている
    ことを特徴とする電気機器。
  2. 前記プリーツフィルタを2つ以上に分割して配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記プリーツフィルタを高分子濾材、HEPA濾材又はULPA濾材で構成した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気機器。
  4. 前記プリーツフィルタに抗菌加工、妨カビ加工又は防臭加工の少なくとも1つを施した
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電気機器。
  5. 電動送風機と、
    前記電動送風機によって吸い込んだ空気と塵埃とを分離する分離手段と、
    複数の折り目を有し、前記分離手段の下流側に設けられ、前記分離手段によって分離された塵埃を捕集するプリーツフィルタとを内蔵した電気掃除機であって、
    前記プリーツフィルタは、
    プリーツ状の折り目の方向を前記風路内の空気の流れ方向に対して上流から下流に向かって上昇あるいは下降するように傾斜させ、吸引した空気が前記プリーツフィルタの折り目の両端部のうち一方の端部から流れ込むように前記風路内に配置され、プリーツ状の折り目の方向に沿って吸引した空気を導くようにしている
    ことを特徴とする電気掃除機。
  6. 電動送風機と、
    前記電動送風機によって空気とともに吸い込まれた塵埃を捕集するプレフィルタと、
    複数の折り目を有し、前記プレフィルタの下流側に設けられ、前記プレフィルタを通過した塵埃を捕集するプリーツフィルタとを内蔵した電気掃除機であって、
    前記プリーツフィルタは、
    プリーツ状の折り目の方向を前記風路内の空気の流れ方向に対して上流から下流に向かって上昇あるいは下降するように傾斜させ、吸引した空気が前記プリーツフィルタの折り目の両端部のうち一方の端部から流れ込むように前記風路内に配置され、プリーツ状の折り目の方向に沿って吸引した空気を導くようにしている
    ことを特徴とする電気掃除機。
  7. 前記プリーツフィルタを2つ以上に分割して配置した
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の電気掃除機。
  8. 前記プリーツフィルタのプリーツ形成面の断面形状を四角形状あるいは円形状とした
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の電気掃除機。
  9. 前記プリーツフィルタのプリーツ形成面における断面形状の少なくとも一部に円弧を有する形状とした
    ことを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の電気掃除機。
  10. 前記プリーツフィルタの折り目方向の少なくとも一方の端部に開口部を形成し、
    前記開口部を空気の流れ込む位置に近接させた
    ことを特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載の電気掃除機。
  11. 前記開口部に、空気抵抗を低減するための気流抵抗低減部材を設けた
    ことを特徴とする請求項10に記載の電気掃除機
  12. 前記プリーツフィルタに振動あるいは衝撃を加えて前記プリーツフィルタに付着した塵埃を除去する除塵手段と、
    前記プリーツフィルタの下側に配置され、前記除塵手段により前記プリーツフィルタから除去された塵埃を蓄積する微細塵退避部とを備えた
    ことを特徴とする請求項5〜11のいずれかに記載の電気掃除機。
  13. 前記除塵手段は、
    前記プリーツフィルタの下部又は背面の少なくとも一部に振動あるいは衝撃を加えて前記プリーツフィルタに付着した塵埃を除去する
    ことを特徴とする請求項12に記載の電気掃除機。
  14. 前記微細塵退避部に、前記除塵手段により除去された塵埃を下方に導くための導出口を設けた
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の電気掃除機。
  15. 前記導出口を、前記微細塵退避部の上面の一部を開口することで形成した
    ことを特徴とする請求項14に記載の電気掃除機。
  16. 前記微細塵退避部の上面の少なくとも一部を互い違いに下向きに傾斜させることで前記導出口を形成した
    ことを特徴とする請求項15に記載の電気掃除機。
  17. 下向きに傾斜させた上面の一方を他方よりも長くした
    ことを特徴とする請求項16に記載の電気掃除機。
  18. 前記導出口を開口断面積が下部方向に向かって徐々に小さくなるテーパ形状とした
    ことを特徴とする請求項14に記載の電気掃除機。
  19. 前記微細塵退避部の上面全体及び下面全体を互い違いに傾斜させることで前記導出口を形成した
    ことを特徴とする請求項14に記載の電気掃除機。
  20. 前記導出口を、
    前記プリーツフィルタの折り目方向における両端部のうち下側となる端部の下方に形成した
    ことを特徴とする請求項14〜19のいずれかに記載の電気掃除機。
  21. 前記導出口にシャッターを備えた
    ことを特徴とする請求項14〜20のいずれかに記載の電気掃除機。
  22. 前記シャッターは、
    前記電動送風機の動作に応じて開閉する構造とした
    ことを特徴とする請求項21に記載の電気掃除機。
  23. 前記プリーツフィルタを高分子濾材、HEPA濾材又はULPA濾材で構成した
    ことを特徴とする請求項5〜22のいずれかに記載の電気掃除機。
  24. 前記プリーツフィルタに抗菌加工、妨カビ加工又は防臭加工の少なくとも1つを施した
    ことを特徴とする請求項5〜23のいずれかに記載の電気掃除機。
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