JP2012219496A - 木造建築物 - Google Patents

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Abstract

【課題】在来(軸組)工法における工数の削減、材の削減を図った木造建築物を提供する。
【解決手段】柱2と柱2の間に建てられる間柱3に、軸組材に代えて38mm×89mmのツーバイフォー材を8フィート(96インチ:2438mm)の長さのまま用いたので、軸組材をメートル単位で仕入れて1本1本所定長さにカットする必要がなく、又、床根太11を短いピッチで基礎1x又は土台に平行に架設して床構造体10を構成したので、工数及びコストの大幅な削減を果たすことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、在来(軸組)工法における工数の削減、材の削減を図った木造建築物に関するものである。
在来工法は日本における伝統的な木造建築物の工法であり、軸組材を組み合わせて構成される。基礎または土台の上には柱が立てられ、柱と柱の間には壁材を固定するための下地材となる間柱が立てられる。また、床を構成するために、基礎または土台の上に大引きが架設され、この大引きの上に根太が当該大引きと直交する方向に配置され、この根太に床材が支持される。床に荷重が掛かると根太や大引きがしなり、きしみや床の沈み込みが生じるため、これを防ぐべく、大引きは所定ピッチで基礎や床束に支持されている。
なお、この種の在来工法に係る基本構成は特許文献を挙げるまでもなく周知であるため、特許文献の記載を省略する。
ところで、この種の軸組材は、わが国の基準単位であるメートル単位で流通、売買されるため、その都度、所要長さにカットして用いられるのが通例である。例えば、柱であれば90mm角(或いは105mm角、120mm角)のもの、間柱であれば27mm×90mm(或いは45mm×90mm、27mm×105mm、27mm×120mm)のものをメートル単位で仕入れ、間柱であれば3000mmのものを必要な長さ(例えば2500mm)にカットして使用している。このため、柱や間柱ごとに500mm前後の端材が出て非常に無駄が多く、工数もカットする分だけ大幅に増えるという問題がある。
一方、床の支持構造に関しても、例えば90mm角の大引きを910mmピッチで配置し、その上に根太を303.3mmピッチ(或いは450mmピッチ)で井桁状に重ねているので、根太と大引きを合わせると多くの材が必要であり、その分、工数も非常に多くなっている。しかも、根太は45mm×54mm(或いは45mm角)と細いため、これが床のきしみの原因になり、さらに大引きの1スパンも長いことから、根太の沈み込みと大引きの沈み込みが累積され易く、このため多くの床束も必要になっているのが実情である。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、インチフィート単位で流通するツーバイフォー材に新たに着目し、これの在来工法への導入を検討するとともに、床の支持構造を見直して、材や工数の有効な削減を図ることを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の木造建築物は、柱と柱の間に建てられる間柱に、軸組材に代えて(37mm〜39mm)×(88mm〜90mm)のツーバイフォー材を1インチの整数倍の長さのまま用いたことを特徴とする。
在来工法における間柱には、通常27mm×90mmのものか、45mm×90mmの軸組材が使用される。一方、在来工法とは全く建築思想の異なるツーバイ工法に着目すると、ツーバイフォー材はインチフィート単位で仕入れができるため、在来工法に用いたとすれば長さ方向に端材が全くでない使い方ができ、しかも90mm角の柱や土台との関係で(37mm〜39mm)×(88mm〜90mm)のものが間柱に寸法的に適合し得るという新たな知見を得た。そこで、かかる間柱に、在来工法の軸組材に代えて本発明のようなツーバイフォー材を用いれば、メートル単位で仕入れて1本1本所定長さにカットする必要がなく、工数及びコストの大幅な削減を果たすことができることとなった。
(37mm〜39mm)×(88mm〜89mm)のツーバイフォー材を間柱として、90mm角の軸組材からなる柱と柱の間に使用する場合には、前記間柱の建物内側の面を前記柱の建物内側の面に揃え、前記間柱の建物外側の面と前記柱の建物外側の面とに亘って壁構成材を複数層貼り付けることが望ましい。
すなわち、軸組材とツーバイフォー材とでは規格が異なるため、(37mm〜39mm)×(88mm〜89mm)のツーバイフォー材をそのまま間柱として導入すると、柱に使用している90mm角の軸組材との間で建物の内外方向に1mm〜2mmの寸法差が生じる場合がある。そこで、上記のように構成すれば、建物内側に対しては柱の面と間柱の面が面一になるため内側に化粧面板を綺麗に貼ることができ、建物外側に対しては柱の面と間柱の面の間に段差が生じていたとしても、複数層の壁構成材(合板、防水シート、胴縁、外壁材等)を貼り付ける段階で寸法差を吸収することができる。このため、建物内側の面さえ揃えておけば、壁面の見栄えを損なわない良好な仕上がり状態を実現することができる。
一方、本発明の他の構成からなる木造建築物は、大引きと根太を組み合わせて床構造体を構成する場合の根太の材よりも太い材を大引きと根太の役割を兼ねる床根太とし、この床根太を大引きよりも短いピッチで基礎または土台に平行に架設して床構造体を構成したことを特徴とする。
このようにすれば、床根太を大引きよりも短いピッチとすることによって大引きよりも強度が向上し、床根太を根太よりも太い材にすることによってキシミも解消でき、床材を打つ際には太い釘が使用できて、トータルで大引きと根太を用いた在来工法と同等以上の支持強度を実現することができる。しかも、このような床根太であれば、釘の打ち損じも減り、上からの荷重を受ける際にも床根太は大引きよりも数が多く実質的な荷重支持箇所が増えることから、バランスも良好なものとなる。
この場合、床根太の合計本数を、大引きと根太とで床構造体を構成した場合の大引き又は根太の本数よりも多くこれらの合計本数よりも少なくしておけば、工数およびコストの削減と支持強度の確保とを好適に両立させることができる。
さらに、床根太を支持すべく配置される基礎又は床束で構成される床支持部のピッチを、大引きを支持すべく配置される基礎又は床束で構成される床支持部のピッチよりも長くしても、大引きと根太を用いた場合に比べて床根太のたわみが抑制され、沈み込みの累積も解消されるため、大引きと根太を支持する場合の床支持部の数に比べて床根太を支持する床支持部の数を有効に削減することができ、ここでも工数およびコストの削減と支持強度の確保とを好適に両立させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、材への加工を減らし、或いは材の兼用或いは材の省略を通じて、構造強度を従来の在来工法と同等若しくはそれ以上に維持しつつ、施工スピードの向上とコストダウンを有効に図った、新規有用な木造建築物を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る木造建築物を示す正断面図。 図1における1階部分の床支持構造を示す平面図。 図2における床支持構造の一部と対比して示す部分斜視図。 図1における柱や間柱と胴差しとの接合部分を示す部分斜視図。 図4の柱と間柱の関係を示す説明図。 図2における床支持構造の一部を示す断面図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は本実施形態に係る木造建築物の正断面図、図2は図1における1階部分の床構造を示す平面図である。図3〜図6は、図1および図2の一部を部分的に拡大して示す図である。
先ず、この実施形態に係る木造建築物の各部の機能を図2に基づいて説明する。
ラインa1、a3、b1、b3で囲まれる領域は浴室Aである。
ラインa1、a3、b3、b6で囲まれる領域は脱衣室Bである。
ラインa3、a5、b1、b2で囲まれる領域はトイレCである。
ラインa5、a6、b1、b2で囲まれる領域は床の間Dである。
ラインa5、a6、b2、b4で囲まれる領域は押入れEである。
ラインa6、a8、b1、b4で囲まれる領域は和室Fである。
ラインa3、a7、b5、b6で囲まれる領域は階段Gである。
ラインa2、a3、b6、b7で囲まれる領域はキッチンHである。
ラインa4、a8、b6、b7で囲まれる領域はリビングダイニングJである。
土台1は、ラインa1、ラインa3の一部、ラインa4の一部、ラインa5の一部、ラインa6の一部、ラインa8の一部、ラインb1、ラインb2の一部、ライン3の一部、ラインb4の一部、ラインb5の一部、ラインb6、ラインb7にそれぞれ設けてある。
土台1の上には、「□」で表記される柱2、および、柱2と柱2の間に位置して「=」で表記される間柱3が立てられる。土台1以外の部位に「×」で示されている部分は基礎が無い場合に配置される床束4の位置である。柱2と間柱3の上には図1及び図4に示す胴差し5が載せられ、胴差し5には図1に示す2階の床6を支持する桁7と梁8が架設される。一方、前記土台1には1階の床材9を載せるための床構造体10が配置されている。
次に、各部について詳述する。図3に示す柱2には90mm角の軸組材を用い、間柱3には通常の在来工法で用いる27mm×90mm(或いは45mm×90mm)の軸組材とは異なり、38mm×89mmのツーバイフォー材を用いている。間柱3に用いるツーバイフォー材はインチで割り切れる長さ寸法にカットされたもの{例えば8フィート(96インチ:2438mm)の長さのもの}をそのまま使用し、柱2に対しては90mm角近くのツーバイフォー材がないことから在来工法と同様に90mm角の軸組材を用い、間柱3に使用するツーバイフォー材と同じ長さにカットして使用する。
図1における1階の階高H1は、間柱3を基準にして定められる。在来工法では、図5に想像線で示すように間柱3´に27mm×90mm(或いは45mm×90mm)の軸組材を用いていたため、この間柱3´の建物内側の面3a´と実線で示す柱2(90mm角の軸組材)の建物内側の面2aとが揃い、間柱3´の建物外側の面3b´と柱2の建物外側の面2bとが揃っていたが、図3に実線で示す38mm×89mmのツーバイフォー材を間柱3に用いると、これら間柱3と柱2との間に建物の内外方向(胴差し5と直交する方向)に1mmの寸法差が生じる。
そこで、同図に示すように、間柱3として配置されるツーバイフォー材の建物内側の面3aと柱2として配置される軸組材の建物内側の面2aとを揃え、間柱3として配置されるツーバイフォー材の建物外側の面3bと柱2として配置される軸組材の建物外側の面2bとの間に上記寸法差を残して、これらの面2b、3bに亘って図示しない壁構成材(合板、防水シート、、胴縁、外壁材等)を複数層貼り付けている。胴差し5は通常、105mm×240mmであるが、90mm×240mmのものを用いると2階部分においても事情は同じとなる。
一方、床構造体10は、図3(a)に示すように従来の大引きと根太の役割を兼ねる床根太11に床材12を直貼りすることによって構成される。従来の軸組工法であれば、図3(a)の右下の床根太11の位置に図3(b)に示す大引き11aが存在し、図3(a)の右下の床根太11と左上の土台1との間にある2本の床根太11の位置には図3(b)に示すように大引き11aが存在せず、右下の大引き11aと左上の土台1の間に当該大引き11aと直交する方向に根太11bが架設される。
これに対して、図3(a)に示す床根太11は、図3(b)における根太11bよりも太く、大引き11aよりも本数の多いものである。例えば、図3(b)では、1スパン910mm芯真(材の真ん中から真ん中の距離)で90mm角の大引き11aを架設し、その上に303.3mmピッチ(或いは450mmピッチ)で45mm×54mm(或いは45mm角)の根太11bを交叉させて載置していたが、図3(a)では床根太11に90mm角の材を用い、これを従来の大引き11aを整数分割したピッチ(図示例では1/3のピッチ)で土台1に架設している。例えば、図2においては、リビングダイニングJ、脱衣室Bの床根太11は大引きのピッチ910mmの1/3である303.3mmピッチで配設され、和室F、キッチンH、脱衣室B、トイレCの床根太11は、配水を床下に通す関係上、通常の大引きのピッチである910mmの1/2である455mmピッチで配設される。柱2のピッチがメータモジュール(1000mm)のときは、大引き11aは1000mmピッチで配設される場合と910mmピッチで配設される場合があり、床根太11は前者に対しては1000mmを3分割又は2分割して333.3mmピッチ又は500mmピッチとし、後者に対しては910mmを3分割又は2分割して303.3mmピッチ又は455mmピッチとする。一方、柱2のピッチが910mmピッチのときは、大引き11aも910mmピッチで配設されるため、床根太11は910mmを3分割又は2分割して303.3mmピッチ又は455mmピッチとする。床根太11の土台1への取り付けは、大引きの土台への取り付けに準じて、細い縦胴縁に床根太受けを取り付けてこれに支持させてもよいし、土台の床根太が当たる部分を切り込み、そこに床根太を落とし込んでもよいし、基礎に受け木を配置しこの受け木に床根太を支持させてもよい。
このように、大引き11aと根太11bを兼ねる床根太11が大引き11aに相当する強度を有し本数も大引き11aの3倍あるいは2倍になり、そこに床材12を直に貼り付けるため、きしみの原因となる従来の根太が存在しなくなり、上載荷重に対する強度も向上する。しかも、床根太11の合計本数は図3(b)に示した大引き11aと根太11bの合計本数よりも少なくなる。
さらに、上記のように上載荷重に対する強度が向上し、きしみの原因が除去されることで、基礎1x又は床束4からなる床支持部の数を減らしている。例えば図3に示すように、根太11bが載せられた状態の大引き11aを支持する場合の図3(b)に示す基礎1x又は床束4´のピッチ(一般には900mm)に比べて、図3(a)に示す床根太11を支持する場合の基礎1x又は床束4の許容ピッチを1820mmにまで長くとっている。この1820mmは所要の強度を確保するための目安であるが、この1820mmを基準値として多少長くしても短くしてもよい。また、従来と同様に900mmピッチとすることを妨げるものではないが、床束4の本数を減らす意味ではやはり900mmを超えるピッチとすることが望ましい。
図6(a)は図2におけるM−M断面図、図6(b)は図2におけるN−N断面図である。この実施形態では、基礎1xと基礎1xの間が1820mmを超えるときに床束4を配置する。例えば、図6(a)では基礎1xと基礎1xの間が2730mmであるため、中心の1365mmのところを床束4で支持している。勿論、この位置に図6(d)のように基礎1xが存在する場合には床束は必要ない。一方、図6(b)、(e)では基礎1xと基礎1xの間が1820mmであるため、ここにも床束は配置しない。図6(c)では基礎1xと基礎1xの間が3640mmであるため、中心の1820mmのところに床束4を配置している。
なお、トイレC、脱衣室Bには9mm〜15mmの厚みの構造用合板を捨て貼りしクッションフロアー等で仕上げている。
和室Fに限っては、畳を敷きこむために、構造用合板もしくは杉板を捨て貼りとし、畳の厚み分をその他の土台1、床根太11より低く設置している。
以上のように、本実施形態の木造建築物は、柱2と柱2の間に建てられる間柱3に、軸組材に代えて38mm×89mmのツーバイフォー材を8フィート(96インチ:2438mm)の長さのまま用いたので、軸組材をメートル単位で仕入れて1本1本所定長さにカットする必要がなく、工数及びコストの大幅な削減を果たすことができる。
その際、既に述べたように38mm×89mmのツーバイフォー材を間柱3として、90mm角の軸組材からなる柱2と柱2の間に使用すると1mmの寸法差が生じるが、間柱3の建物内側の面3aを柱2の建物内側の面2aに揃え、間柱3の建物外側の面3bと柱2の建物外側の面2bとに亘って図示しない複数層の壁構成材を複数層貼り付けるようにしているため、建物内側に対しては柱2の面2aと間柱3の面3aが面一な状態で化粧面板を綺麗に貼ることができ、建物外側に対しては柱2の面2bと間柱3の面3bとに亘って複数層の壁構成材(合板、防水シート、、胴縁、外壁材等)を貼り付ける際に1mm程度の寸法差は無理なく吸収することができる。このため、柱2及び間柱3の建物内側の面2a、3aさえ揃えておけば、壁面の見栄えを損なわない適切な仕上がり状態を実現することができる。
一方、本実施形態は、在来工法において大引き11aと根太11bを組み合わせて床構造体を構成する場合の根太11bの材よりも太い材を大引き11aと根太11bの役割を兼ねる床根太11とし、この床根太11を大引き11aよりも短いピッチで床支持部を構成する基礎1xまたは土台1に平行に架設して床構造体10を構成しているので、大引き11aと根太11bを用いる在来工法に比べて強度が向上し、床材12を支持する床根太11が根太11bよりも太い材となるためキシミも解消でき、床材12を打つ際には太い釘が使用できて、トータルで大引き11aと根太11bを用いた在来工法と同等以上の支持強度を実現することができる。しかも、このような床根太11であれば、釘の打ち損じも減り、上からの荷重を受ける際にも床根太11は大引き11aよりも数が多く実質的な荷重支持箇所が増えることから、バランスも良好なものとなる。
そして、床根太11の合計本数を、大引き11aと根太11bとで床構造体を構成した場合の大引き11aと根太11bの合計本数よりも少なくしているので、工数およびコストの削減と支持強度の確保とを好適に両立させることができる。
さらに、床根太11を支持すべく配置される基礎1x又は床束4で構成される床支持部のピッチを、大引き11aを支持すべく配置される基礎又は床束で構成される床支持部のピッチよりも長くしても、大引き11aと根太11bを用いた場合に比べて床根太11のたわみが抑制され、沈み込みの累積も解消されるため、大引き11aと根太11bを支持する場合の床支持部の数に比べて床根太11を支持する床支持部の数を有効に削減することができ、ここでも工数およびコストの削減と支持強度の確保とを好適に両立させることができる。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、間柱に使用するツーバイフォー材は(37mm〜39mm)×(88mm〜90mm)の範囲で適宜選択することができる。
勿論、89mm角、88mm角の柱があれば、ツーバイフォー材のなかから幅寸法の合致したものを選択することができ、より好適となる。
また、床根太11の本数(したがってピッチ)は、大引き11aの本数(又は根太11bの本数)よりも多くこれらの合計本数よりも少なくする範囲で種々に変形実施することができる。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1x…基礎
2…柱
2a…建物内側の面
2b…建物外側の面
3…間柱
3a…建物内側の面
3b…建物外側の面
4…床束
10…床構造体
11…床根太
11a…大引き
11b…根太



Claims (5)

  1. 柱と柱の間に建てられる間柱に、軸組材に代えて(37mm〜39mm)×(88mm〜90mm)のツーバイフォー材を1インチの整数倍の長さのまま用いたことを特徴とする木造建築物。
  2. (37mm〜39mm)×(88mm〜89mm)のツーバイフォー材を間柱として、90mm角の軸組材からなる柱と柱の間に使用する場合において、前記間柱の建物内側の面を前記柱の建物内側の面に揃え、前記間柱の建物外側の面と前記柱の建物外側の面とに亘って壁構成材を複数層貼り付けた請求項1記載の木造建築物。
  3. 大引きと根太を組み合わせて床構造体を構成する場合の根太の材よりも太い材を大引きと根太の役割を兼ねる床根太とし、この床根太を大引きよりも短いピッチで基礎または土台に平行に架設して床構造体を構成したことを特徴とする木造建築物。
  4. 床根太の合計本数を、大引きと根太とで床構造体を構成した場合の大引き又は根太の本数よりも多くこれらの合計本数よりも少なくしている請求項3記載の木造建築物。
  5. 床根太を支持すべく配置される基礎又は床束で構成される床支持部のピッチを、大引きを支持すべく配置される基礎又は床束で構成される床支持部のピッチよりも長くしている請求項4記載の木造建築物。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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