JP2012218814A - 包装用容器 - Google Patents

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JP2012218814A
JP2012218814A JP2011111423A JP2011111423A JP2012218814A JP 2012218814 A JP2012218814 A JP 2012218814A JP 2011111423 A JP2011111423 A JP 2011111423A JP 2011111423 A JP2011111423 A JP 2011111423A JP 2012218814 A JP2012218814 A JP 2012218814A
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Yoshimitsu Yoshida
吉田吉光
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Abstract

【課題】円筒形の容器等の側面など、曲面に直接ちぢみ印刷を施した包装用容器を提供する。
【解決手段】包装用容器1は、円筒形状の容器側面曲面部にちぢみ印刷を施した。包装用容器は、ちぢみインクを印刷対象物たる円筒形包装用容器にスクリーン印刷により模様塗膜した後、低圧水銀ランプ前面で円筒形包装用容器の搬送を停止し、円筒形包装用容器支持する治具を回転させながら、タイマーにより紫外線照射時間を管理することで曲面にちぢみ模様2を発生させ、次いで高圧水銀ランプ前面まで搬送した後、紫外線を照射することでちぢみ模様2を硬化させ、もって所望のちぢみ模様2を円筒形包装用容器の側面曲面部に印刷した。
【選択図】図1

Description

本発明は、紫外線硬化型インキを、ちぢみ用のUV装置に通すことにより生じる「ちぢみ模様」を、曲面に印刷した包装用容器に関する。
ちぢみ印刷とは、紫外線硬化型インキの一種であるちぢみインクを、印刷対象物上にスクリーン印刷等により模様塗膜した後、低圧水銀ランプによるUV照射によりランダムな皺模様(ちぢみ模様)を発生させ、続いて高圧水銀ランプによるUV照射により当該ちぢみ模様を硬化させる印刷方法である。
このちぢみ印刷は、ラベル、ステッカー、シール、銘板、パネル、カタログ、パンフレット等の平面的な装飾部材に好適に適用可能なものである。
かかるちぢみ印刷を用いた装飾部材を記載した特許文献として、特開2002−200897号公報がある。同公報記載の発明は、ちぢみ模様図柄層が上面(おもて面)の透明基板と下面(裏面)の反射層(鏡面)との間に形成されたものである。
また、登録実用新案公報第3057833号には、紫外線硬化型インキを用いて突条を形成したラベルを貼着した包装用容器が明示されている。
特開2002−200897号公報 登録実用新案公報第3057833号
従来のちぢみ印刷は、以下の要素を調節することで、ちぢみ模様を安定的に発生させていた。
1、紫外線照射器たる高出力低圧水銀ランプの電圧
2、当該水銀ランプと塗布インクの距離
3、水銀ランプ直下の印刷対象物の通過速度
かような要素の調節を適宜に行う必要があることから、印刷対象物は平面的なものに限定されていた。
それゆえ、円筒形の容器等には直接ちぢみ印刷を施すことはできず、上記登録実用新案公報第3057833号記載の発明のように、ラベル等に印刷を施した後、当該ラベルを包装用容器に貼着するという手段をとる必要があったのである。
しかし、かかる手段は別工程が必要となり迂遠でると共に、費用の点でも不経済である。
そこで、本発明は円筒形の容器等の側面など、曲面に直接ちぢみ印刷を施した包装用容器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明の構成は次の通りである。
(1) 請求項1に記載の包装用容器は、円筒形状の容器側面曲面部にちぢみ印刷を施した。
(2) 請求項2に記載の包装用容器は、ちぢみインクを印刷対象物たる円筒形包装用容器にスクリーン印刷により模様塗膜した後、低圧水銀ランプ前面で円筒形包装用容器の搬送を停止し、円筒形包装用容器支持する治具を回転させながら、タイマーにより紫外線照射時間を管理することで曲面にちぢみ模様を発生させ、次いで高圧水銀ランプ前面まで搬送した後、紫外線を照射することで当該ちぢみ模様を硬化させた。
紫外線照射量は、ちぢみ模様を発生させるための重要な要素である。しかるに、本発明によれば定位置で円筒形包装用容器を回転させるため、均一な紫外線の照射が可能となり、従来不可能であった曲面へのちぢみ印刷が可能となるものである。
また、包装用容器自体にちぢみ印刷を行うため、サンドブラスト加工を施したような高級感ある仕上がりを印刷による低コストで表現できる。
更には、インクにカラーを追加できるので様々な表現が可能となると共に、充填液の色で反射色が変化するのでデザインの領域が無限になる。
また、握持部分にちぢみ印刷を施せば、手に持った際の滑り止め効果も発揮することが可能である。
本発明にかかる包装用容器の正面図。 作業工程を示す概略構成図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の構成が可能である。
図柄の形成は、紫外線硬化型インキの一種であるちぢみインクを使用して、スクリーン印刷等の汎用の印刷技術により行うことができる。
スクリーン印刷によれば、版に柔軟性があるため、円筒形容器のような立体物にも模様塗膜を容易に行える。
図1はちぢみ印刷を施した包装用容器を示すものである。包装用容器1の側面曲面部にちぢみ模様2が施されるものである。
具体的には、図2に示すように、スクリーン自動印刷機により側面にちぢみインクを模様塗膜した包装用容器1を治具5で挟持し、ボトル搬送装置4により低圧水銀ランプ3の前面に搬送する。ここでボトル搬送装置4を停止し、治具5を回転させながら低圧水銀ランプ3による紫外線照射によりちぢみ模様を発生させる。この際、図示されていないタイマーにより紫外線照射時間を適宜管理し、好適なちぢみ模様を表現するものである。
次いでボトル搬送装置4により、包装用容器1を高圧水銀ランプ6の前面まで搬送し、
高圧水銀ランプ6によりUV照射を行いちぢみ模様を硬化させるものである。
上記ボトル搬送装置4としては、回転駆動される無端チェーンあるいは無端ベルトを用いることが好ましい。
治具5は、当該無端チェーンあるいは無端ベルトに挟持されるものである。この治具5は包装用容器を載置する台部5a、及び回転軸5bそして回転軸5bの下端に設けられた噛合部5cより成り、噛合部5cがワーク回転駆動部8と噛合することで回転するものである。このワーク回転駆動部8はワーク回転駆動モーター7により回転駆動されるものである。
また、開閉自在な隔壁9を設けることで、低圧水銀ランプ3や高圧水銀ランプ6による紫外線照射時に、照射対象外の包装用容器等にUV照射されることを防止可能に設けてある。
1・・包装用容器
2・・ちぢみ模様
3・・低圧水銀ランプ
4・・ボトル搬送装置
5・・治具
5a・・台部
5b・・回転軸
5c・・噛合部
6・・高圧水銀ランプ
7・・ワーク回転駆動モーター
8・・ワーク回転駆動部
9・・隔壁

Claims (2)

  1. 容器側面曲面部にちぢみ印刷を施した円筒形包装用容器。
  2. ちぢみインクを印刷対象物たる円筒形包装用容器にスクリーン印刷により模様塗膜した後、低圧水銀ランプ前面で円筒形包装用容器の搬送を停止し、円筒形包装用容器を支持する治具を回転させながら、タイマーにより紫外線照射時間を管理することで曲面にちぢみ模様を発生させ、次いで高圧水銀ランプ前面まで搬送した後、紫外線を照射することでちぢみ模様を硬化させ、もって所望のちぢみ模様を側面曲面部に印刷した円筒形包装用容器。
JP2011111423A 2011-05-18 2011-05-18 包装用容器 Withdrawn JP2012218814A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020183098A (ja) * 2019-04-30 2020-11-12 青島向帥广告科技有限公司 小分けボトル表面の印刷設備

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