JP2012218370A - マグネットローラ成形用金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】入れ子の軸心と金型本体の軸心との芯ずれを、煩雑なメンテナンスを必要とせず、シンプルな構造にて防止することができる、マグネットローラ成形用金型を提供する。
【解決手段】円筒状の中空部を有して、この中空部の長手方向の一端部に開口を有し、射出成形機に固定されて水平方向に保持される金型本体11と、この金型本体11の上記開口を有する一端部と接続する軸金型13と、この金型本体の中空部の周囲に配設され、当該中空部の長さ方向に延在する磁力発生手段14とを備えるマグネットローラ成形用金型10である。射出成型機の可動側部材に固定された金型本体11の他端部に対して、開口部を有する金型本体11の一端部に生じた中心軸のずれに合わせて、軸金型13は、中心軸が偏芯した形状を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、マグネットローラを製造するために用いられる、マグネットローラ成形用金型に関する。
複写機、プリンタ等の電子写真装置や静電記録装置等で用いられる、潜像保持体上の静電潜像を可視化する現像方法のなかには、回転するスリーブ内にマグネットローラを配設した現像ローラを用いた現像方法がある。この現像ローラは、スリーブ表面に担持したトナーをマグネットローラの磁力特性により潜像保持体上に飛翔させるジャンピング現象によって潜像保持体表面にトナーを供給する機能により、静電潜像を可視化する。
この現像ローラに用いられるマグネットローラは、一般に、ナイロンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂のバインダにフェライト等の磁性粉体を混合分散した磁粉混合材料を用いて、射出成形により製造される。具体的には、磁粉混合材料を、マグネットローラ成形用金型のゲートよりキャビティ内に射出して、製品形状に成形するとともに、当該金型に埋設された複数の磁石や電磁ヨークなどの磁力発生手段からの磁場により、射出された磁粉混合材料内の磁粉を所望の磁力特性、所望の磁力パターンとなるように成形と同時に又は成形後に着磁させることにより、マグネットローラを製造する。
マグネットローラ成形用金型に関して、マグネットローラを成形するキャビティを上型と下型の分割金型より形成したものがある(特許文献1)。また、円柱状の本体部を有するマグネットローラを成形するキャビティを有する金型本体と、金型本体の長手方向端部の開口を閉塞して、その金型閉塞状態でキャビティ端面を画成する軸金型としての入れ子とを備えている構成になる金型がある(特許文献2)。更に、金型本体と入れ子とによりキャビティを構成する金型に関して、入れ子がバネにより浮動支持され、これにより当該入れ子と金型本体との位置合わせを可能にし、よって入れ子の軸心と金型本体の軸心との芯ずれを防止した金型がある(特許文献3)。
特開平11−45001号公報 特開2007−105987号公報 特開2005−14495号公報
マグネットローラ成形用金型が、マグネットローラの本体部を成形する金型本体と、マグネットローラの一端の軸部を成形する入れ子とにより構成される金型であって、この金型本体が、射出成形機にて当該金型本体のキャビティを構成する中空部の中心軸が水平方向になるように固定される場合は、この金型本体が長手方向の一端で固定されていること及び金型本体が固定された部分に対して長手方向に延びる部分が相対的に長尺であることから、金型本体の自重によるたわみが生じる。このため、金型本体の固定された端部に対して、入れ子に対向する端部は、若干下側に変位している。したがって、従来のように入れ子の中心軸を、金型本体の固定された端部の中心軸に一致するように取り付けた場合には、金型本体の入れ子と対向する端部における中心軸と、入れ子の中心軸とにずれが生じてしまい、その結果、金型が部分的に摩耗する場合があり、また、成形されたマグネットローラの寸法精度及び磁力特性を高めるのが難しかった。
この点、上記の特許文献3では、入れ子を、バネにより浮動支持することで当該入れ子と金型本体とを位置合わせ可能にし、これにより入れ子の軸心と金型本体の軸心との芯ずれを防止することが可能となる。しかし、バネにより浮動支持していることから、このバネの部分に異物が入るとバネが固着し、十分な調芯ができなくなるおそれがあり、よってメンテナンスの頻度を多くする必要があった。また、構造が複雑化するので、製造コストの増大を招く。
そこで本発明の目的は、入れ子の軸心と金型本体の軸心との芯ずれを、煩雑なメンテナンスを必要とせず、シンプルな構造にて防止することができる、マグネットローラ成形用金型を提供することにある。
本発明のマグネットローラ成形用金型は、マグネットローラの本体部を成形する円筒状の中空部を有して、この中空部の長手方向の一端部に開口を有し、他端部は射出成形機の可動側部材に固定されて水平方向に保持される金型本体と、この金型本体の上記開口を有する一端部と接続してマグネットローラの軸部を成形する、射出成形機の固定側部材に固定される軸金型と、この金型本体の中空部の周囲に配設され、当該中空部の長さ方向に延在する磁力発生手段とを備え、上記金型本体と上記軸金型とによりマグネットローラのキャビティを形成するマグネットローラ成形用金型であって、上記射出成型機の可動側部材に固定された上記金型本体の他端部に対して、開口部を有する上記金型本体の一端部に生じた中心軸のずれに合わせて、上記軸金型は、中心軸が偏芯した形状を有していることを特徴とする。
本発明のマグネットローラ成形用金型においては、軸金型は、少なくともマグネットローラの軸部を成形する部分が、それ以外の部分と分離可能な構造を有している構成とすることができ、また、少なくとも金型本体の中空部と嵌まり合う部分が、金型本体の開口に向けて中心軸が偏芯した形状になる構成とすることができ、更に、軸金型が、非磁性体よりなる構成とすることができる。
本発明によれば、金型本体の端部の中心軸の変位、ずれに合わせて、入れ子が、中心軸を偏芯させた形状を有することから、入れ子の浮動支持によらず、シンプルな構造で入れ子の軸心と金型本体の軸心との芯ずれを防止することができる。
本発明のマグネットローラ成形用金型の一実施形態の説明を説明する模式的な断面図である。 図1の入れ子の模式的な断面図である。 本発明のマグネットローラ成形用金型の別の実施形態の模式的な断面図である。 本発明のマグネットローラ成形用金型の別の実施形態の模式的な断面図である。
以下、本発明のマグネットローラ成形用金型の実施の形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。なお、以下で説明する図面は、本発明の理解を容易にするために、各部材の寸法、形状や、たわみ量、中心軸の傾き等については、実際よりも特徴部分を強調するように描かれている。したがって、本発明の実施形態は、図面に示した形状及び寸法に限定されるものではない。
図1(a)に模式的な長手方向断面図で示す、本発明の一実施形態のマグネットローラ成形用金型10は、マグネットローラの本体部を成形する円筒状の中空部を有して、この中空部の長手方向端部に開口を有する金型本体11を備えている。この金型本体11の上記開口を有する一端部と接続してマグネットローラの軸部を成形する軸金型12及び軸金型としての入れ子13がそれぞれ設けられている。また、金型本体11の中空部の周囲には、当該中空部の長さ方向に所定の長さで延在する磁力発生手段14が配設されている。金型本体11の中心軸に垂直な断面図を図1(b)に示すように、磁力発生手段14は、金型本体11の内周面に沿って、複数個が設けられている。図示した例では、磁力発生手段14A〜14Dの合計4個が設けられている。磁力発生手段14は、永久磁石の例を図示しているが、電磁石を用いることもできる。
このマグネットローラ成形用金型10により成形されるマグネットローラRを図1(c)に示す。マグネットローラRは、円柱状のマグネットローラ本体部R1の両端面に軸部R2が形成されている構成になる。
金型本体11及び軸金型12は、射出成形機の可動側の型板21内に収容され、受け板22に取り付けられている。この金型本体11は、この取り付けにより、その長手方向が水平方向に延びるように保持されている。また、入れ子13は射出成形機の固定側の取付板23に取り付けられている。これらの金型本体11、軸金型12及び入れ子13により、マグネットローラRのキャビティを形成する。図1に示した本実施形態では、可動側と固定側とのパーティングラインは、製造するマグネットローラの本体部の端面に位置するが、図示した例に限らず、パーティングラインがマグネットローラの本体部にかかるように、入れ子がマグネットローラの本体部の一部とマグネットローラの軸部とを形成する形状であってもよい。また、入れ子13は射出成形機におけるゲートを兼ねていて、射出成形時の原料の流路13gが入れ子13を貫通して形成されている。また、軸金型12は、エジェクターピン15が挿通可能となっており、このマグネットローラ成形用金型10を用いた射出成形後に、このエジェクターピン15を軸金型12から金型本体11内のキャビティに向けて軸線方向に押し込むことにより、成形されたマグネットローラを、金型本体11の入れ子側の開口から押し出すことができる。
図1に示す本実施形態の金型を構成する入れ子13は、マグネットローラRの軸部R2を成形する部分の中心軸の位置が、射出成型機の可動側部材としての受け板22に取り付けられた金型本体11の、当該可動側部材に向かう側の長手方向端部における中空部の中心軸の位置よりも下方に位置するように中心軸を偏芯させた形状を有している。これは以下の理由による。金型本体11は、射出成形機の受け板22に対向する長手方向側の端部よりも、入れ子13に向かう側の長手方向端部が、その金型本体11が自重等によりたわむことにより下方に位置している。したがって、金型本体11の両端部における中心軸の位置についても、受け板22に向かう側の長手方向端部における中空部の中心軸の位置に比べて、入れ子13に対向する側の長手方向端部における中空部の中心軸の位置が下方に位置している。そこで、本実施形態の金型における入れ子13は、図2に金型本体11及び入れ子13の模式的な断面図を示すように、そのマグネットローラRの軸部R2を成形する部分13aの中心軸の位置が、従来の入れ子よりも下方に位置するように偏芯させた形状を有している。これにより、上述したように、たわみにより受け板22側の端部よりも下方に位置している、金型本体11の端部の中心軸の高さと、入れ子13の中心軸の高さとが一致するようにしている。換言すれば両者の中心軸が水平な一直線上に位置するようにしている。
本実施形態のマグネットローラ成形用金型は、入れ子13の中心軸を、金型本体11のたわみを考慮して従来の入れ子よりも下方に位置するように偏芯させたため、金型本体11及び入れ子のはめ合い部分で部分的に摩耗を生じることがなく、よって入れ子13及び金型本体11を長寿命とすることができ、また、射出成形されるマグネットローラの寸法精度を高めることができる。また、入れ子13を製造する際に、中心軸の位置を下方にずらした形状にするという、シンプルな構造を有していて浮動部分がないため、異物等による浮動部分の固着等のトラブルを来すことがなく、また、入れ子13の製造も容易かつ安価にできる。
金型本体11の、入れ子13に対向する側の端部におけるたわみ量は、射出成形機や金型本体11の材質、形状等によって所定の値になる。したがって、入れ子13の中心軸を下方にずらす量は、このたわみ量に一致する量とすればよい。より簡便な手法としては、中心軸を下方にずらした量が異なる複数の入れ子を準備しておき、予備的な射出成形によりマグネットローラの射出成形を行う。金型本体11の図2に示した端部の中心軸と、入れ子の13の中心軸とが一致しない場合には、成形されたマグネットローラは、磁力の、中心軸と平行な方向における直線性が悪化しているので、磁力の直線の傾きと入れ子の13の中心軸のずれ量との関係式に基づいて、その複数の入れ子のうち、中心軸を下方にずらした量が最適な入れ子を選択し、その選択された入れ子を用いて射出成形を行う。
本発明の別の実施形態を、図3を用いて説明する。図3に示す入れ子13Aは、マグネットローラRの軸部R2の周面を成形する部分を含む中心部131と、この中心部の周囲の周囲部132とで分割可能な構造を有している。より具体的には、中心部131は、金型本体11に対向してマグネットローラRの軸部R2を成形するために所定の内径を有する型面部131aと、この型面部131aの内部空間と連通するゲート13gを形成するゲート部131bとを一体的に含み、金型本体11に対向する面からその背面まで入れ子13Aを貫通する構造を有している。また、中心部131は、ゲート部131bの入側開口近傍の径が型面部131aの径よりも大きく、この径の異なる部分の接続部に段差を有する形状になり、これにより射出成形終了後に入れ子13Aを金型本体11から分離するときに、入れ子13の中心部131が、入れ子13から抜け落ちることを規制している。
入れ子13Aは、中心部131と周囲部132との二つの部材より構成されていることから、中心部131が交換可能である。したがって、中心部131について中心軸の位置が異なるものを複数個用意しておき、この入れ子13Aの中心軸を変更する際は、この中心部131のみを変更することで簡単に変更することができる。このため、図3に示した入れ子13Aは、図2に示した入れ子13の効果を全て具備したうえで、更に、中心軸のずれ量の調整のために用意する複数の入れ子の個々について、入れ子全体を用意する必要がないので、入れ子13Aを中心部131と周囲部132とで分割可能な構造にする加工コストを勘案しても、入れ子の製造コスト(原材料コスト及び加工コスト)を低減することができる。さらに、入れ子13Aにおいて最も摩耗の激しい部分は、型面部131aである。この型面部131aを含む中心部131が、周囲部132に対して着脱可能な構成になることにより、この型面部131aが摩耗した場合には、当該中心部131のみを取り替えればよい。このため、摩耗により交換が必要となった場合でも、入れ子の製造コスト(原材料コスト及び加工コスト)を低減することができる。
また、中心部131が、入れ子13Aを貫通する柱状の形状を有していて、この中心部131にゲートの流路131gが形成されていることから、射出成形時にフェライト等の硬質な磁性粉を含む樹脂がゲート部131bの流路131g及び型面部131aを通過することによる摩耗が生じた場合であっても、この中心部131のみを取り替えればよく、入れ子13A全体を取り替える必要がないので、入れ子の製造コスト(原材料コスト及び加工コスト)を低減することができる。
更に、中心部131が、金型本体11に対向する側の径よりも、金型本体に離れた側の径が大きいことにより、射出成形終了後に入れ子13Aを金型本体11から分離するときに、入れ子13の中心部131が、入れ子13Aから抜け落ちることを防止することができる。
また、本発明の別の実施形態を、図4に模式的な断面図で示す。図4に示した入れ子13Bは、金型本体11の開口に向けて、中心軸が水平方向から上向きになるような形状を有している。金型本体11の、入れ子13Bに対向する側の端部は、金型本体11のたわみにより、中心軸が水平方向から下向きに傾いている。したがって、この下向きの傾きの量と同じ傾き量で、入れ子13Bの中心軸を傾かせた形状にすることにより、入れ子13Bと金型本体11との嵌め合いをより正確なものとすることができるので、入れ子13Bの摩耗を一層防止することができる。よってマグネットローラの寸法精度をより一層向上させることができる。
このような、マグネットローラRの軸部R2を成形する部分の中心軸が上向きの入れ子は、単一部材の構造とすることもできるが、図4に示したように、この軸部R2を成形する部分を含む中心部133と、この中心部133の周囲の周囲部134とで分割可能な構造として、この中心部133又は周囲部134のいずれか一方又は両方を取り替えることにより、中心軸を上向きにする構成が、製造コストの面で好ましい。
図1〜図4に示した本実施形態の入れ子13、13A、13Bは、非磁性体とすることができるが、射出成形により製造されるマグネットローラの磁気特性に悪影響を及ぼさない場合には磁性体であってもよい。もっとも、マグネットローラの磁気特性に悪影響を及ぼす懸念がないことから、非磁性体であることが好ましい。中心部131の材料は、例えば公知の非磁性ステンレス鋼、非磁性超硬合金を用いることができる。分割可能な入れ子13A、13Bにおいて、中心部131、133と周囲部132、134とは、同一の材料を用いることもできるし、異なる材料を用いることもできる。例えば周囲部132、134は、ほとんど摩耗を生じないので、安価なアルミニウムを用いることができ、これにより、周囲部132、134に非磁性ステンレス鋼、非磁性超硬合金を用いた場合に比べて、入れ子の全体の製造コストを一層低減することができる。
本発明のマグネットローラ成形用金型を用いて、マグネットローラ成形用金型内に磁性粉を含む樹脂を射出することにより成形することで、マグネットローラを製造することができる。
以上述べた説明では、金型本体11の端部の中心軸が、自重等によりたわむことにより下方にずれている場合に対応させて、入れ子13の中心軸が下方に位置するように中心軸を偏芯させた形状を有している例について説明した。本発明は、このように入れ子13の中心軸を下方に位置するように偏芯される例に限定されない。金型本体11の端部の中心軸は、型精度により下方以外の方向、例えば水平方向やその他の方向にもずれる場合があるため、入れ子13は、この金型本体の中心軸のずれの向きに合わせて、ずれている方向に対しての中心軸が偏芯した形状を有している構成とすることができる。これにより、金型本体11の端部の中心軸と入れ子13の中心軸とを一直線上に位置させることができる。
<実施例>
金型本体11(外径がφ42mm、長さが255mm、キャビティとなる部分の内径がφ9.7mm、長さが246mm、材質:アルミニウムA7075)と、入れ子(外径がφ42mm、長さが15mm,型面部の内径がφ6mm、長さが5mm、ゲートの径がφ4.5×10mm,材質:非磁性鋼(日立金属株式会社の熱間金型用鋼:YHD50F)とを備え、金型本体11の内面の周りに4個の磁石が配設されたマグネットローラ成形用金型10を用いて、マグネットローラの成形を行った。このマグネットローラは、A4サイズの紙の現像を行うのに用いられる大きさである。この金型10においては、入れ子は、図3に示すように入れ子13Aを貫通する中心部131と、周囲部132との2分割構造とした。
入れ子13Aの中心部131の部材として、中心軸のずれ量が異なる複数個を用意して、個々の部材を用いた予備的な射出成形により、マグネットローラの直線磁力の傾き(最大−最小)の1mT当たり中心軸の位置ずれ量を0.05mm偏芯させればよいことが判明した。
このようにして入れ子13Aの中心軸の位置を調節して射出成形を行って得られたマグネットローラは、主極の直線性(直線磁力の傾き)(最大−最小)が2〜4mTであって、従来の入れ子の直線性4〜6mTに比べて大幅に特性が良好となった。
10 マグネットローラ成形用金型
11 金型本体
12 軸金型
13 入れ子(軸金型)
131、133 中心部
132、134 周囲部
14 磁力発生手段
15 エジェクターピン
R マグネットローラ
R2 軸部

Claims (4)

  1. マグネットローラの本体部を成形する円筒状の中空部を有して、この中空部の長手方向の一端部に開口を有し、他端部は射出成形機の可動側部材に固定されて水平方向に保持される金型本体と、
    この金型本体の上記開口を有する一端部と接続してマグネットローラの軸部を成形する、射出成形機の固定側部材に固定される軸金型と、
    この金型本体の中空部の周囲に配設され、当該中空部の長さ方向に延在する磁力発生手段と
    を備え、上記金型本体と上記軸金型とによりマグネットローラのキャビティを形成するマグネットローラ成形用金型であって、
    上記射出成型機の可動側部材に固定された上記金型本体の他端部に対して、開口部を有する上記金型本体の一端部に生じた中心軸のずれに合わせて、上記軸金型は、中心軸が偏芯した形状を有していることを特徴とするマグネットローラ成形用金型。
  2. 前記軸金型は、少なくともマグネットローラの軸部を成形する部分が、それ以外の部分と分離可能な構造を有している請求項1記載のマグネットローラ成形用金型。
  3. 軸金型は、少なくとも金型本体の中空部と嵌まり合う部分が、金型本体の端部の開口に向けて中心軸が偏芯した形状になる請求項1又は2記載のマグネットローラ成形用金型。
  4. 前記軸金型が、非磁性体よりなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のマグネットローラ成形用金型。
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