JP2012217120A - 通話データ中継システム - Google Patents

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Abstract

【課題】マスター装置からの同期クロックに基づいて生成すべき内部クロックの生成タイミングを複数のスレーブ装置間で一致させることができる通話データ中継システムを提供する。
【解決手段】スレーブ装置は、内部クロックと同一の位相の外部供給クロックを生成してこれを他のスレーブ装置に供給する外部供給クロック生成部と、従装置として動作すべきことの指令を設定する設定部と、を含み、内部クロック生成部は、当該設定部が当該指令を設定している限り、当該外部供給クロックに同期してマスタークロックを分周して当該内部クロックを生成する。また、マスター装置において、マスタークロックに同期して位相調整パケットを生成しこれを複製してスレーブ装置の各々に向けて同時に送出し、スレーブ装置においては、内部クロックの位相を当該位相調整パケットの受信タイミングに応じて調整する構成とすることもできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部装置と電話端末との間で通話データを中継する通話データ中継システムに関する。
例えばコールエージェントサーバなどの外部装置と電話端末との間で、例えばVoIP(Voice over Internet Protocol)パケットによって通話データを中継する通話データ中継システムが知られている。通話データ中継システムは、マスタークロックを生成するマスター装置と、当該マスタークロックに同期してVoIPパケットを電話端末との間で送受信するスレーブ装置とから構成され得る。かかる構成においては、イーサネット(登録商標)を介してマスター装置からスレーブ装置にマスタークロックを伝送するシンクロナスイーサネット(Synchronous Ethernet。以下、Sync−Eと称する)方式が用いられる(非特許文献1及び2参照)。
「Timing and synchronization aspects in packet networks」(ITU-T G.8261/Y.1361) 「Timing characteristics of synchronous Ethernet equipment slave clock (EEC)」(ITU-T G.8262/Y.1362)
しかしながら、通話データ中継システム内に複数のスレーブ装置が存在し、且つ各スレーブ装置についての電話回線が同一カッド内に収容された場合などに以下の問題が生じる。なお、カッドは、1つの電話回線を構成する1対の銅線を2組束ねたケーブルである。
スレーブ装置の各々は、マスター装置からイーサネットに送出されたマスタークロックをSync−E方式によって受信し、カウンタを用いて当該マスタークロックを分周して通話データ処理用の内部クロックを生成する。当該カウンタの各々は、独自のタイミングでカウントを開始するので、内部クロックの位相についてスレーブ装置間でズレが生じる。通話データは、内部クロックに同期したタイミングによりスレーブ装置と電話端末間で送受信される。スレーブ装置間で送受信タイミングにずれが生じたまま、各スレーブ装置の通話データを同一カッドに収容して送受信した場合には、通話データにノイズが生じてしまう。
例えば、スレーブ装置と電話端末とがISDN(Integrated Services Digital Network)方式に従って通話データを送受信する場合、0.4kHz周期で送受信方向を切り替える(いわゆるピンポン伝送)。スレーブ装置間において切り替えタイミングが一致していない場合には、通話データにノイズが生じて正常なISDN通信ができなくなる。
本発明は上記した如き問題点に鑑みてなされたものであって、マスター装置からのマスタークロックに基づいて生成すべき内部クロックの生成タイミングを複数のスレーブ装置間で一致させることができる通話データ中継システムを提供することを目的とする。
本発明による通話データ中継システムは、マスタークロックを生成するマスタークロック生成部と、到来する通話パケットを中継しつつ前記マスタークロックをネットワークに送出するパケット中継部と、を含むマスター装置と、前記ネットワークを介して前記マスタークロックを受信するマスタークロック受信部と、前記マスタークロック受信部によって受信されたマスタークロックを分周して内部クロックを生成する内部クロック生成部と、前記内部クロックに同期して通話データを担う通話パケットによって電話端末と前記パケット中継部との間で前記通話データを送受信する通話データ送受信部と、を各々が含む複数のスレーブ装置と、を含む通話データ中継システムであって、前記スレーブ装置の各々は、前記内部クロックと同一の位相の外部供給クロックを生成してこれを他のスレーブ装置に供給する外部供給クロック生成部と、従装置として動作すべきことの指令を設定する設定部と、を更に含み、前記内部クロック生成部は、前記設定部が当該指令を設定している限り前記外部供給クロックに同期して前記マスタークロックを分周して前記内部クロックを生成することを特徴とする。
また、本発明による通話データ中継システムは、マスタークロックを生成するマスタークロック生成部と、到来する通話パケットを中継しつつ前記マスタークロックをネットワークに送出するパケット中継部と、を含むマスター装置と、前記ネットワークを介して前記マスタークロックを受信するマスタークロック受信部と、前記マスタークロック受信部によって受信されたマスタークロックを分周して内部クロックを生成する内部クロック生成部と、前記内部クロックに同期して通話データを担う通話パケットによって電話端末と前記パケット中継部との間で前記通話データを送受信する通話データ送受信部と、を各々が含む複数のスレーブ装置と、を含む通話データ中継システムであって、前記マスター装置は、前記マスタークロックに同期して位相調整パケットを生成する位相調整パケット生成部を更に含み、前記パケット中継部は、前記位相調整パケットを複製してこれを前記スレーブ装置の各々に向けて同時に送出し、前記内部クロック生成部は、前記位相調整パケットを受信して前記内部クロックの位相を当該受信した位相調整パケットの受信タイミングに応じて調整することを特徴とする。
本発明による通話データ中継システムによれば、マスター装置からのマスタークロックに基づいて生成すべき内部クロックの生成タイミングを複数のスレーブ装置間で一致させることができる。
本発明の第1の実施例である通話データ中継システムの構成を示すブロック図である。 図1のクロック中継部の構成を示すブロック図である。 各スレーブ装置の主従/クロック選択についての設定部への指令をまとめて示す図である。 図3に示される設定時における外部供給クロック信号の送受信方向を示す図である。 各スレーブ装置におけるカウンタ値及び生成クロックをマスタークロックと共に示す是である。 1つのスレーブ装置が故障したときにおける各スレーブ装置の主従/クロック選択の状況をまとめて示す図である。 図6の設定がされている場合の外部供給クロック信号の送受信方向を示す図である。 1つのスレーブ装置が故障から復旧したときにおける各スレーブ装置の主従/クロック選択の状況をまとめて示す図である。 図8の設定がされている場合の外部供給クロック信号の送受信方向を示す図である。 本発明の第2の実施例である通話データ中継システムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る実施例について添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
<第1の実施例>
図1には、本発明の第1の実施例である通話データ中継システム1の構成が示される。通話データ中継システム1は、例えばコールエージェントサーバなどの外部装置2と電話端末4との間で、VoIPパケットすなわち通話パケットによって通話データを中継するシステムである。通話データ中継システム1と電話端末4とは電話回線25−1〜25−p(pは2以上の整数)を介して接続されており、電話回線25−1〜25−pはカッド3に収容されている。なお、図1においては、複数の電話端末をまとめて電話端末4として表している。また、図1においては、複数本のカッドをまとめてカッド3として表している。
マスター装置10は、マスタークロックを生成してこれを通信路24−1〜24−pに送出しつつ、外部装置2とスレーブ装置20−1〜20−pとの間でVoIPパケットを中継する。
マスタークロック生成部11は、マスタークロックを生成する。マスタークロックの周波数は、ファーストイーサネットの場合には25MHz、ギガビットイーサネットの場合には125MHzである。
パケット中継部12は、外部装置2とスレーブ装置20−1〜20−pとの間でVoIPパケットを中継する。また、パケット中継部12は、マスタークロック生成部11によって生成されたマスタークロックを通信路24−1〜24−pに送出する。
スレーブ装置20−1は、マスタークロックC1−1を通信路24−1を介して受信し、マスタークロックC1−1に基づいて生成したクロックに同期してVoIPパケットを電話端末との間で送受信する。
マスタークロック受信部であるSync−E処理部21−1は、通信路24−1から到来する通信データのうちからマスタークロックC1−1を抽出する。
クロック中継部22−1は、Sync−E処理部21−1によって抽出されたマスタークロックC1−1に基づいてクロックを生成し、これを内部クロックC2−1としてVoIP処理部23−1に供給しつつ、外部供給クロックC3−1としてスレーブ装置20−2に供給する。このように、クロック中継部22−1は、内部クロック生成部としての機能と、外部供給クロック生成部としての機能とを有する。
通話データ送受信部であるVoIP処理部23−1は、クロック中継部22−1から供給された内部クロックC2−1に同期してVoIPパケットを音声処理して送受信する。VoIP処理部23−1は、例えばISDN方式に従って0.4kHz周期で、スレーブ装置20−1と電話端末4との間でVoIPパケットの送受信方向を切り替えてVoIPパケットを伝送する。
スレーブ装置20−2〜20−pの各々は、スレーブ装置20−1と同様の構成である。すなわち、Sync−E処理部21−2〜21−pの各々は、Sync−E処理部21−1と同様の機能を有する。クロック中継部22−2〜22−pの各々は、クロック中継部22−1と同様の機能を有する。VoIP処理部23−2〜23−pの各々は、VoIP処理部23−1と同様の機能を有する。
なお、クロック中継部22−2は、マスタークロックC1−2に基づいてクロックを生成し、これを内部クロックC2−2としてVoIP処理部23−2に供給しつつ、外部供給クロックC3−2としてスレーブ装置20−3に供給するとともに、外部供給クロックC4−2としてスレーブ装置20−1にも供給する。クロック中継部22−3〜22−(p−1)の各々も、クロック中継部22−2と同様のクロック供給を行う。クロック中継部22−pは、マスタークロックC1−pに基づいてクロックを生成し、これを内部クロックC2−pとしてVoIP処理部23−pに供給しつつ、外部供給クロックC4−pとしてスレーブ装置20−(p−1)に供給する。
通信路24−1〜24−pは、イーサネットのLAN等のネットワークであり、音声データ及びマスタークロックを送受信するためのものである。
電話回線25−1〜25−pは、スレーブ装置20−1〜20−pと電話端末4とを接続する回線であり、カッド3に収容されている。
図2は、クロック中継部22−i(iは1〜pの整数)の構成を示すブロック図である。
カウンタ処理部31は、Sync−E処理部21−i(図1参照)によって抽出されたマスタークロックC1−iに同期してカウント処理を行い、得られたカウント値に基づいて生成クロックC5−iを生成する。詳細には、カウンタ処理部31は、マスタークロックC1−iのパルスを順次カウントして、カウント値が所定値に達する度に信号レベルを反転させる動作を反復することにより、マスタークロックC1−iを分周して生成クロックC5−iを生成する。生成クロックC5−iの周波数は、例えば0.4kHzである。
また、カウンタ処理部31は、第1クロック選択部32から供給される第1選択クロックC6−iの例えば立上りエッジの時点でカウント値をリセットして、カウントを再開する。なお、かかるカウント値のリセットが行われるのは、後述するように自身の装置が「従」として動作する場合である。換言すれば、スレーブ装置20−iが「従」として動作すべき指令を後述の設定部35が設定している限りにおいて、カウンタ処理部31は、外部供給クロックC3−(i-1)又はC4−(i+1)に同期してマスタークロックC1−iを分周して生成クロックC5−iを生成する。生成クロックC5−iは、内部クロックC2−iとして出力される。
第1クロック選択部32は、設定部35によるクロック選択指令の設定に基づいて、他のスレーブ装置から供給された外部供給クロックC3−(i−1)及びC4−(i+1)のうちのいずれか一方を選択する。例えば、スレーブ装置20−2の第1クロック選択部32の場合には、スレーブ装置20−1から供給された外部供給クロックC3−1、及びスレーブ装置20−3から供給された外部供給クロックC4−3の2系統の外部供給クロックうちのいずれか1つの系統を選択する。
また、第1クロック選択部32は、当該選択した一方のクロックを第1選択クロックC6−iとしてカウンタ処理部31に供給する。なお、第1クロック選択部32は、後述するように自身が属するスレーブ装置が「主」として動作する場合には、第1選択クロックC6−iをカウンタ処理部31に供給しない。すなわち、この場合には、カウンタ処理部31は、外部供給クロックC3−(i−1)及びC4−(i+1)に基づくカウンタ値のリセットを行わない。
第2クロック選択部33は、設定部35によるクロック選択指令の設定に基づいて、生成クロックC5−i及び第1選択クロックC6−iのうちのいずれか一方を選択する。以下、当該選択されたクロックを第2選択クロックと称する。
分配部34は、第2選択クロックC7−iを複製して、得られた内部クロックC2−i、外部供給クロックC3−i及びC4−iを所定の分配先に分配する。例えば、スレーブ装置20−2の分配部34は、内部クロックC2−2をVoIP処理部23−2(図1参照)に供給し、外部供給クロックC3−2をスレーブ装置20−3(図1参照)に供給し、外部供給クロックC4−2をスレーブ装置20−1(図1参照)に供給する。内部クロックC2−i、外部供給クロックC3−i及びC4−iの各々は互いに同位相である。換言すれば、これらのクロックの立上り/立下りエッジのタイミングが互いに一致している。なお、スレーブ装置20−1の分配部34は外部供給クロックC4−1を出力せず、また、スレーブ装置20−pの分配部34は外部供給クロックC3−1を出力しない。
設定部35は、自身のスレーブ装置が「主」及び「従」のどちらとして動作するかについての指令及び選択すべきクロックについての指令に基づいて、第1クロック選択部32及び第2クロック選択部33の各々に対するクロック選択指令を設定する。これらについての指令は、例えば制御部(図示せず)から設定部35に供給される。なお、スレーブ装置20−1〜20−pについての当該指令をまとめたものが後述する図3に示されている。
なお、設定部35は、自身のスレーブ装置が「主」として動作する場合には、第1選択クロックC6−iを出力しない指令を、第1クロック選択部32に対して設定する。すなわち、この場合には、カウンタ処理部31は、外部供給クロックC3−(i−1)及びC4−(i+1)に基づくカウンタ値のリセットを行わない。
図3には、スレーブ装置20−1〜20−pの主従/クロック選択についての設定部35への指令がまとめて示されている。スレーブ装置20−1〜20−pの各々について以下の項目が設定されている。「主/従」は、自身が「主」として動作するのか、「従」として動作するのかを示している。スレーブ装置20−1が「主」として動作すべき指令が設定部35に供給されることが示されている。また、スレーブ装置20−2〜20−pが「従」として動作すべき指令が設定部35に供給されることが示されている。「第1クロック選択」は、第1クロック選択部32が選択すべきクロック信号を示している。図3はスレーブ装置20−1が「主」として動作する場合の例であるが、スレーブ装置20−1の第1クロック選択部32がクロック信号を出力しないことが示されている。また、スレーブ装置20−1が「主」として動作する場合には、スレーブ装置20−2〜20−pの各々の第1クロック選択部32は、外部供給クロックC3−(i−1)を選択することが示されている。「第2クロック選択」は、第2クロック選択部33が選択すべきクロック信号を示している。通常、第2クロック選択部33は、クロックC5−iを選択する。
図4には、図3に示される設定時における外部供給クロック信号の送受信方向が示されている。「主」として動作するスレーブ装置20−1から、「従」として動作するスレーブ装置20−2に外部供給クロックC3−1が供給される。また、スレーブ装置20−2から、同じく「従」として動作するスレーブ装置20−3に外部供給クロックC3−2が供給される。同様に、スレーブ装置20−3からスレーブ装置20−4に外部供給クロックC3−3が供給され、・・・、スレーブ装置20−(p−1)からスレーブ装置20−pに外部供給クロックC3−(p−1)が供給される。
図5には、スレーブ装置20−1〜20−3の各々のカウンタ値及び生成クロックがマスタークロックと共に示されている。
スレーブ装置20−1のカウンタ処理部31は、マスタークロックC1−1に同期してカウントを行なう。カウント値は、マスタークロックC1−1の1パルス毎に1ずつ増加する。また、カウント値は、”n”になったときに一旦リセットされる(nは正の整数)。カウンタ処理部31は、カウント値が”1”になったとき及び”m”になったときに信号レベルを反転させる(mはnより小さい正の整数)。かかるカウント処理により、カウンタ処理部31は、マスタークロックC1−1を分周してクロックC5−1を生成する(図2参照)。例えば、マスタークロックC1−1の周波数が125MHzであり、生成すべきクロックC5−1の周波数が0.4kHzである場合、カウンタ処理部31は312500分周する。この場合、mは156250であり、nは312500である。
クロックC5−1は、第2クロック選択部33によって選択され、分配部34によって内部クロックC2−1及び外部供給クロックC3−1として分配される(図2参照)。内部クロックC2−1はVoIP処理部23−1に供給され、外部供給クロックC3−1はスレーブ装置20−2に供給される(図1参照)。
外部供給クロックC3−1は、スレーブ装置20−2のクロック中継部22−2の第1クロック選択部32に入力される(図1及び図2参照)。第1クロック選択部32は、外部供給クロックC3−1を選択し、これを第1選択クロックC6−2としてスレーブ装置20−2のカウンタ処理部31に供給する(図2参照)。カウンタ処理部31は、第1選択クロックC6−2の立ち上がりエッジでカウント値を一旦リセットし、カウントを開始する。
カウント値は、マスタークロックC1−2の1パルス毎に1ずつ増加する。また、カウント値は、”n”になったときに一旦リセットされる。カウンタ処理部31は、カウント値が”1”になったとき及び”m”になったときに信号レベルを反転させる。かかるカウント処理により、カウンタ処理部31は、周波数125MHzのマスタークロックC1−2を312500分周して周波数0.4kHzのクロックC5−2を生成する。
クロックC5−2は、第2クロック選択部33によって選択され、分配部34によって内部クロックC2−2、外部供給クロックC3−2及びC4−2として分配される(図2参照)。内部クロックC2−2はVoIP処理部23−2に供給され、外部供給クロックC3−2はスレーブ装置20−3に供給され、外部供給クロックC4−2はスレーブ装置20−1に供給される(図1参照)。なお、スレーブ装置20−1の第1クロック選択部32においてはクロックを出力しない設定となっているので(図3参照)、スレーブ装置20−1においては外部供給クロックC4−2は使用されない。
上記したように、カウンタ処理部31が第1選択クロックC6−2の立ち上がりエッジでカウント値を一旦リセットすることにより、スレーブ装置20−2の内部クロックC2−2の位相と、スレーブ装置20−1の内部クロックC2−1の位相とが一致する。換言すれば、図5に示されるように、内部クロックC2−2の立上り/立下りエッジのタイミングと、内部クロックC2−1の立上り/立下りエッジのタイミングとが一致する。これにより、VoIPパケットの送受信タイミングを、スレーブ装置20−2とスレーブ装置20−1とで一致させることができる。
外部供給クロックC3−2は、スレーブ装置20−3のクロック中継部22−3の第1クロック選択部32に入力される(図1及び図2参照)。第1クロック選択部32は、外部供給クロックC3−2を選択し、これを第1選択クロックC6−3としてスレーブ装置20−3のカウンタ処理部31に供給する(図1及び図2参照)。カウンタ処理部31は、第1選択クロックC6−3の立ち上がりエッジでカウント値を一旦リセットし、カウントを開始する。カウント値は、マスタークロックC1−3の1パルス毎に1ずつ増加する。また、カウント値は、”n”になったときに一旦リセットされる。カウンタ処理部31は、カウント値が”1”になったとき及び”m”になったときに信号レベルを反転させる。かかるカウント処理により、カウンタ処理部31は、周波数125MHzのマスタークロックC1−3を312500分周して周波数0.4kHzのクロックC5−3を生成する。
クロックC5−3は、第2クロック選択部33によって選択され、分配部34によって内部クロックC2−3、外部供給クロックC3−3及びC4−3として分配される(図2参照)。内部クロックC2−3はVoIP処理部23−3に供給され、外部供給クロックC3−3はスレーブ装置20−4に供給され、外部供給クロックC4−3はスレーブ装置20−2に供給される(図1参照)。なお、スレーブ装置20−2の第1クロック選択部32においては外部供給クロックC3−1を選択する設定となっているので(図3参照)、スレーブ装置20−2においては外部供給クロックC4−3は使用されない。
上記したように、カウンタ処理部31が第1選択クロックC6−3の立ち上がりエッジでカウント値を一旦リセットすることにより、スレーブ装置20−3の内部クロックC2−3の位相と、スレーブ装置20−2の内部クロックC2−2の位相とが一致する。換言すれば、図5に示されるように、内部クロックC2−3の立上り/立下りエッジのタイミングと、内部クロックC2−2の立上り/立下りエッジのタイミングとが一致する。これにより、VoIPパケットの送受信タイミングを、スレーブ装置20−3とスレーブ装置20−2とで一致させることができる。また、結果的に、スレーブ装置20−3の送受信タイミングは、スレーブ装置20−1の送受信タイミングとも一致する。
スレーブ装置20−4〜20−nの各々も上記した動作と同様の動作を行なう。これにより、内部クロックC2−1〜C2−nの各々の位相が一致し、スレーブ装置20−1〜20−nの各々はVoIPパケットの送受信タイミングを一致させることができる。
図6には、「主」として動作していたスレーブ装置20−1が故障したときにおけるスレーブ装置20−1〜20−pの主従/クロック選択の状況がまとめて示されている。
スレーブ装置20−1は故障中である。スレーブ装置20−2が「主」として動作する。スレーブ装置20−2の第1クロック選択部32はクロック信号を出力しない。スレーブ装置20−3〜20−pの各々の第1クロック選択部32は、外部供給クロックC3−(i−1)を選択する。スレーブ装置20−2〜20−pの第2クロック選択部33は、クロックC5−iを選択する。
スレーブ装置20−2のクロック中継部22−2の設定部35(図1及び図2参照)は、第1クロック選択部32によって現在選択されている外部供給クロックC3−1が第1クロック選択部32に供給されていないことを検知したときには、第1選択クロックC6−iを出力しない。つまり、設定部35は、スレーブ装置20−2が「従」として動作すべきことの指令を無視する。当該指令は、例えば制御部(図示せず)から設定部35に供給されたものである。
当該検知は、例えば、外部供給クロックC3−1が入力されるべき第1クロック選択部32の入力端子(図示せず)の信号レベルが一定時間以上変化しないことに基づいてなされる。なお、スレーブ装置20−3〜20−pの各々の設定は、スレーブ装置20−1が正常に動作しているときの設定(図3に示される)から変更はない。
図7には、図6の設定がされている場合の外部供給クロック信号の送受信方向が示されている。スレーブ装置20−1は故障中なので、スレーブ装置20−2に対して外部供給クロックC3−1は供給されない。しかし、クロック中継部22−2〜22−pは、既に説明したのと同様の動作をして、外部供給クロックC3−2〜C3-(p-1)の生成を継続する。「主」として動作するスレーブ装置20−2から、「従」として動作するスレーブ装置20−3に外部供給クロックC3−2が供給される。同様に、スレーブ装置20−3からスレーブ装置20−4に外部供給クロックC3−3が供給され、・・・、スレーブ装置20−(p−1)からスレーブ装置20−pに外部供給クロックC3−(p−1)が供給される。かかる動作により、内部クロックC2−2〜C2−p(図1参照)の位相が一致した状態を保つことができる。
このように、「主」として動作していたスレーブ装置20−1が故障した場合には、例えばスレーブ装置20−1からの外部供給クロックC3−1の供給が停止したことを検知して、スレーブ装置20−2において設定を変更する。スレーブ装置20−2が「主」として動作することにより、外部供給クロックC3−iの供給が継続される。その結果、スレーブ装置20−2〜20−pの各々は、VoIPパケットの送受信タイミングを一致させたまま動作を継続することができる。
図8には、スレーブ装置20−1が故障から復旧したときにおけるスレーブ装置20−1〜20−pの主従/クロック選択の状況がまとめて示されている。
スレーブ装置20−2が「主」として動作する。スレーブ装置20−1及びスレーブ装置20−3〜20−pの各々は「従」として動作する。スレーブ装置20−1の第1クロック選択部32は外部供給クロックC4−2を選択する。スレーブ装置20−2の第1クロック選択部32はクロック信号を出力しない。スレーブ装置20−3〜20−pの各々の第1クロック選択部32は外部供給クロックC3−(i−1)を選択する。スレーブ装置20−1〜20−pの第2クロック選択部33は、クロックC5−iを選択する。
スレーブ装置20−1のクロック中継部22−1の設定部35(図1及び図2参照)は、スレーブ装置20−1が故障から復帰したときには、クロック中継部22−1が「主」として動作すべきことの指令を無視する。当該指令は、例えば制御部(図示せず)から設定部35に供給されたものである。なお、スレーブ装置20−2〜20−pの各々の動作は、スレーブ装置20−1が故障しているときと同様である。
図9には、図8の設定がされている場合の外部供給クロック信号の送受信方向が示されている。クロック中継部22−2〜22−pは、既に説明したのと同様の動作をして、外部供給クロックC3−2〜C3-(p-1)を生成する。また、クロック中継部22−2は、既に説明したのと同様の動作をして、外部供給クロックC4−2を生成する。「主」として動作するスレーブ装置20−2から、「従」として動作するスレーブ装置20−1に外部供給クロックC4−2が供給される。スレーブ装置20−1のクロック中継部22−1のカウンタ処理部31は、外部供給クロックC4−2のエッジでカウンタ値をリセットしてカウントを開始する。また、スレーブ装置20−2から、「従」として動作するスレーブ装置20−3に外部供給クロックC3−2が供給される。同様に、スレーブ装置20−3からスレーブ装置20−4に外部供給クロックC3−3が供給され、・・・、スレーブ装置20−(p−1)からスレーブ装置20−pに外部供給クロックC3−(p−1)が供給される。かかる動作により、内部クロックC2−2〜C2−p(図1参照)の位相が一致した状態を保つことができ、且つ内部クロックC2−1についても位相が一致する。
このように、故障していたスレーブ装置20−1が復旧した場合には、スレーブ装置20−1が「従」として動作する設定がなされる。スレーブ装置20−2が「主」として動作することにより、スレーブ装置20−1は外部供給クロックC4−2の供給を受けることができる。その結果、スレーブ装置20−2〜20−pの各々は、VoIPパケットの送受信タイミングを一致させたまま動作を継続することができ、且つスレーブ装置20−1についても送受信タイミングを一致させることができる。
上記したように、本実施例の通話データ中継システムにおいては、スレーブ装置20−iの各々が、マスター装置10から供給されたマスタークロックに基づいて内部クロックC2−iを生成し、内部クロックC2−iに同期してVoIPを送受信する。スレーブ装置20−iの各々は、マスタークロックをカウント処理して分周することにより内部クロックC2−iを生成する。
スレーブ装置20−iのうちの1つが「主」として動作し、その他のスレーブ装置が「従」として動作する。例えば、スレーブ装置20−1が「主」として動作し、スレーブ装置20−2〜20−pの各々が「従」として動作する。この場合、スレーブ装置20−1は、自身の内部クロックC2−1と同位相の外部供給クロックC3−1をスレーブ装置20−2に供給する。同様に、スレーブ装置20−2からスレーブ装置20−3に外部供給クロックC3−2が供給され、・・・、スレーブ装置20−(p−1)からスレーブ装置20−pに外部供給クロックC3−(p−1)が供給される。スレーブ装置20−iのうちの「従」として動作する装置の各々は、自身に供給される外部供給クロックC3−iのエッジにおいてカウンタ値を一旦リセットしてカウントを開始する。外部供給クロックC3−iの位相は互いに一致しているので、スレーブ装置20−iの内部クロックC2−iの位相も互いに一致する。
かかる構成により、マスター装置からのマスタークロックに基づいて生成すべき内部クロックの生成タイミングを複数のスレーブ装置間で一致させることができる。その結果、各スレーブ装置における通話データの送受信タイミングを一致させることができる。故に、複数のスレーブ装置の電話回線を同一カッドに収容して、スレーブ装置と電話端末とが例えばISDN方式に従って0.4kHz周期で通話データの送受信方向を切り替えて伝送する場合においても、当該送受信のタイミングが一致するので、通話データにノイズが生じず、正常なISDN通信を行なうことができる。
上記の実施例は、「従」として動作するスレーブ装置(従装置と称する)の第2クロック選択部33が生成クロックC5−iを選択した場合の例であるが、第2クロック選択部33は第1選択クロックC6−iを選択することもできる。この場合、ある従装置は、「主」として動作するスレーブ装置(主装置と称する)又は他の従装置から供給された外部供給クロックC3−(i-1)又はC4−(i+1)を、内部クロックC2−iとしてVoIP処理部23−iに供給しつつ、外部供給クロックC3−(i-1)及びC4−(i+1)として別の従装置に中継する。この場合においても、スレーブ装置相互間で内部クロックC2−iの位相を一致させ、通話データの送受信タイミングを一致させることができる。
<第2の実施例>
図10には、本発明の第2の実施例である通話データ中継システム1の構成が示される。本実施例においては、スレーブ装置20−1〜20−p間での外部供給クロック(C3−1等)の送受信はなされないので、第1の実施例のような主従関係は存在しない。以下、第1の実施例と異なる部分について主に説明する。
マスター装置10は位相調整パケット生成部13を更に含む。
位相調整パケット生成部13は、マスタークロック生成部11によって生成されたマスタークロックに同期して位相調整パケットを生成する。位相調整パケット生成部13は、例えば、マスタークロックの立上りエッジのタイミングで位相調整パケットを生成する。なお、位相調整パケット生成部13は、必ずしもマスタークロックの全ての立上りエッジにおいて位相調整パケットを生成することを要しない。位相調整パケットの生成間隔は、例えば、スレーブ装置20−1と電話端末4とがISDN方式に従って通話データを送受信する場合には約0.4kHz周期とし得る。また、位相調整パケットの生成間隔は、例えば1秒毎等のより長い間隔とすることもできる。なお、位相調整パケット生成部13は、マスタークロックの立下がりエッジのタイミングで位相調整パケットを生成しても良い。
位相調整パケット生成部13は、位相調整パケットの生成の際、ヘッダ内には位相調整パケットであることを示す識別子を含めるが、ペイロード内のデータは任意である。位相調整パケット生成部13は、生成した位相調整パケットをパケット中継部12に供給する。また、位相調整パケット生成部13は、パケット中継部12への位相調整パケットの供給に先立って生成タイミング通知をパケット中継部12に発する。生成タイミング通知は、例えば、位相調整パケットの生成開始を示す生成開始タイミング通知、又は位相調整パケットの生成終了を示す生成終了タイミング通知である。
パケット中継部12は、外部装置2から到来するVoIPパケット及びSIPパケット(以下、VoIPパケット等と称する)の他に、位相調整パケット生成部13によって生成された位相調整パケットを通信路24−1〜24−pを介してスレーブ装置20−1〜20−pの各々に中継する。この際、パケット中継部12は、生成タイミング通知を受けた場合にVoIPパケット等の中継を一時的に停止し、位相調整パケットが供給されたときにこれを複製してスレーブ装置20−1〜20−pの各々に同時に中継する。パケット中継部12は、当該停止に係るVoIPパケット等を内部バッファ(図示せず)に一時的に蓄積し、位相調整パケットの中継が完了したときに、VoIPパケット等を当該内部バッファから取り出してスレーブ装置20−1〜20−pに中継する。
スレーブ装置20−1は、Sync−E処理部21−1及びVoIP処理部23−1の他に、内部クロック生成部26−1を含む。
Sync−E処理部21−1は、例えばイーサリンクの確立時点において、通信路24−1から到来する通信データのうちからマスタークロックC1−1を抽出する。
内部クロック生成部26−1は、Sync−E処理部21−1によって抽出されたマスタークロックC1−1を分周して内部クロックC2−1を生成する。詳細には、内部クロック生成部26−1は、マスタークロックC1−1に同期してカウント処理を行うカウンタ(図示せず)を備えており、マスタークロックC1−1のパルスを順次カウントして、カウント値が所定値に達する度に信号レベルを反転させる動作を反復することにより、マスタークロックC1−1を分周して内部クロックC2−1を生成する。
ここで、内部クロックC2−1は、スレーブ装置20−1〜20−pと電話端末4との間で同期伝送を行なうためのクロックである。マスタークロックC1−1の周波数は、例えばファーストイーサの場合には25NHz、ギガビットイーサの場合には125MHzである。内部クロックC2−1の周波数は、例えばISDNの場合には0.4KHzである。
また、内部クロック生成部26−1は、通信路24−1を介して位相調整パケットを受信し、当該位相調整パケットの受信タイミングに応じて内部クロックC2−1の位相を調整する。内部クロック生成部26−1は、例えば、位相調整パケットの受信タイミングと内部クロックC2−1の立上り又は立下りエッジとが一致するように内部クロックC2−1の位相を調整する。また、内部クロック生成部26−1は、位相調整パケットの受信タイミングから例えば1ミリ秒後などの所定時間経過時のタイミングと内部クロックC2−1の立上り又は立下りエッジとが一致するように内部クロックC2−1の位相を調整することも考えられる。
VoIP処理部23−1は、内部クロック生成部26−1によって生成及び位相調整された内部クロックC2−1に同期してVoIPパケットを音声処理して送受信する。VoIP処理部23−1は、内部クロックC2−1の周期(例えば0.4kHz周期)で、スレーブ装置20−1と電話端末4との間でVoIPパケットの送受信方向を切り替えてVoIPパケットを伝送する。
スレーブ装置20−2〜20−pも、Sync−E処理部21−2〜21−p及びVoIP処理部23−2〜23−pの他に、内部クロック生成部26−2〜26−pをそれぞれ含み、スレーブ装置20−1と同様の動作を行なう。
上記したように、本実施例の通話データ中継システム1においては、マスター装置10の位相調整パケット生成部13が、マスタークロックに同期して位相調整パケットを生成する。パケット中継部12は、位相調整パケット生成部13から位相調整パケットが供給されたときに、これを複製してスレーブ装置20−1〜20−pの各々に同時に中継する。通信路24−1〜24−pの経路長が互いに等しい場合には、スレーブ装置20−1〜20−pの各々は、位相調整パケットを同時に受信することができる。故に、内部クロック生成部26−1〜26−pの各々によって生成される内部クロックC2−1〜C2−pの位相すなわち立上り/立下りエッジの時間軸上の位置が互いに一致する。かかる動作により、電話端末4との間でなされる通信データの送受信タイミングをVoIP処理部23−1〜23−p間で一致させることができる。
故に、複数のスレーブ装置20−1〜20−pの電話回線を同一カッド3に収容して、スレーブ装置20−1〜20−pと電話端末4とが例えばISDN方式に従って0.4kHz周期で通話データの送受信方向を切り替えて伝送する場合においても、当該送受信のタイミングが一致するので、通話データにノイズが生じず、正常なISDN通信を行なうことができる。
更に、第1の実施例における外部供給クロック(C3−1等)をスレーブ装置20−1〜20−p間で相互に送受信するための通信路が不要になるという効果も奏する。特に、スレーブ装置20−1〜20−p間の距離が地理的に離れている場合には、当該通信路が不要になる効果は大きい。
なお、通信路24−1〜24−pの経路長が完全に一致ない場合には内部クロックC2−1〜C2−pの位相も完全には一致ないが、かかる場合においても、通信規格によって定められる位相ずれの許容量を満足すれば問題ない。例えば、内部クロックC2−1〜C2−p間の位相ずれの許容量が1μ秒と定められる場合には、通信路24−1〜24−p間の経路長差が1μ秒以下であれば問題なく通信できる。
また、通信路24−1〜24−pの経路長が完全に一致ない場合でも、以下のようにして内部クロックC2−1〜C2−pの位相を調整することも考えられる。例えば、通信路24−1の経路長を基準とし、通信路24−1の経路長と通信路24−2との差分に相当する遅延量を予め設定しておく。スレーブ装置20−2の内部クロック生成部26−2は、位相調整パケットに基づく位相調整時に当該遅延量分だけ内部クロックC2−2の位相を早めるなどして更に調整する。通信路24−1の経路長と通信路24−3〜24−pの各々との差分に相当する遅延量についても予め設定しておき、スレーブ装置20−3〜20−pの各々も同様の動作をすることにより、内部クロックC2−1〜C2−pの位相を互いに一致させることができる。
1 通話データ中継システム
2 外部装置
3 カッド
4 電話端末
10 マスター装置
11 マスタークロック生成部
12 パケット中継部
13 位相調整パケット生成部
20−1〜20−p スレーブ装置
21−1〜21−p Sync−E処理部(マスタークロック受信部)
22−1〜22−p クロック中継部(内部クロック生成部、外部供給クロック生成部)
23−1〜23−p VoIP処理部(通話データ送受信部)
24−1〜24−p 通信路
25−1〜25−p 電話回線
26−1〜26−p 内部クロック生成部
31 カウンタ処理部
32 第1クロック選択部
33 第2クロック選択部
34 分配部
35 設定部

Claims (5)

  1. マスタークロックを生成するマスタークロック生成部と、到来する通話パケットを中継しつつ前記マスタークロックをネットワークに送出するパケット中継部と、を含むマスター装置と、
    前記ネットワークを介して前記マスタークロックを受信するマスタークロック受信部と、前記マスタークロック受信部によって受信されたマスタークロックを分周して内部クロックを生成する内部クロック生成部と、前記内部クロックに同期して通話データを担う通話パケットによって電話端末と前記パケット中継部との間で前記通話データを送受信する通話データ送受信部と、を各々が含む複数のスレーブ装置と、を含む通話データ中継システムであって、
    前記スレーブ装置の各々は、
    前記内部クロックと同一の位相の外部供給クロックを生成してこれを他のスレーブ装置に供給する外部供給クロック生成部と、
    従装置として動作すべきことの指令を設定する設定部と、を更に含み、
    前記内部クロック生成部は、前記設定部が当該指令を設定している限り前記外部供給クロックに同期して前記マスタークロックを分周して前記内部クロックを生成することを特徴とする通話データ中継システム。
  2. 前記設定部は、前記外部供給クロックの供給が無いことを検知した場合に、前記指令を無視することを特徴とする請求項1に記載の通話データ中継システム。
  3. 前記内部クロック生成部は、前記設定部が前記指令を設定している場合であって、2系統の前記外部供給クロックが供給された場合には、いずれか1つの系統を選択してこれを前記マスタークロックの分周に用いることを特徴とする請求項1に記載の通話データ中継システム。
  4. マスタークロックを生成するマスタークロック生成部と、到来する通話パケットを中継しつつ前記マスタークロックをネットワークに送出するパケット中継部と、を含むマスター装置と、
    前記ネットワークを介して前記マスタークロックを受信するマスタークロック受信部と、前記マスタークロック受信部によって受信されたマスタークロックを分周して内部クロックを生成する内部クロック生成部と、前記内部クロックに同期して通話データを担う通話パケットによって電話端末と前記パケット中継部との間で前記通話データを送受信する通話データ送受信部と、を各々が含む複数のスレーブ装置と、を含む通話データ中継システムであって、
    前記マスター装置は、前記マスタークロックに同期して位相調整パケットを生成する位相調整パケット生成部を更に含み、
    前記パケット中継部は、前記位相調整パケットを複製してこれを前記スレーブ装置の各々に向けて同時に送出し、
    前記内部クロック生成部は、前記位相調整パケットを受信して前記内部クロックの位相を当該した位相調整パケットの受信タイミングに応じて調整することを特徴とする通話データ中継システム。
  5. 前記位相調整パケット生成部は、前記位相調整パケットの生成タイミングを示す生成タイミング通知を前記パケット中継部に対して発し、
    前記パケット中継部は、前記生成タイミング通知があった場合には前記位相調整パケットの中継が完了するまで前記通話パケットの中継を停止することを特徴とする請求項4に記載の通話データ中継システム。
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