JP2018042020A - 映像伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】冗長化した送信機がシーケンス番号を合わせることなく同一のシーケンス番号を送信する。【解決手段】PTPグランドマスタとPTPグランドマスタとPTPに従って時刻同期し、1つの映像信号から分配された映像信号を入力とする第1および第2の送信機と、第1および第2の送信機とIPネットワークを介して接続された受信機とを備え、第1および第2の送信機のそれぞれは、入力映像信号を複数のIPパケットに分割し、PTPに従って時刻同期されたPTPタイムスタンプに基づいて、RTPシーケンス番号の初期値を算出し、初期値から連続したシーケンス番号を、複数のIPパケットのそれぞれのRTPシーケンス番号フィールドに設定し、RTPに従って、第1および第2の伝送経路を介して受信機にそれぞれ送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、映像伝送システムに関し、特に、冗長化された送信機間で同一のペイロードを有するIPパケットに対し同一のRTPシーケンス番号を設定する映像伝送システムに関する。
スポーツ中継での映像を競技場から放送用の中継センター、もしくは直接放送局に伝送する放送システム、または(基幹)放送局から他の放送局に映像信号をマルチキャストで伝送する映像伝送システムが知られている。このような映像信号を伝送する場合、その映像信号はIPパケットに変換されて、RTP(Real-time Transport Protocol)に従ってIPネットワークを経由して伝送されることが多い。RTPは、音声や動画などのデータ信号をリアルタイムに配信するためのデータ通信プロトコルである。
上述したIPパケットを伝送する場合に使用される伝送経路に障害が発生した場合、IPパケットを伝送することができないことがある。このような事象に対処するために、伝送経路を冗長化することが一般的に行われている。伝送経路を冗長化することによって、現用系の伝送経路に障害が発生した場合に、予備系の伝送経路からのIPパケットに切り替えてIPパケットを伝送することができる。このような構成によって、IPパケットの伝送が中断されることを防止することができる。ここで、映像信号の場合、何ら制御をせずに切り替えを行うと、映像の乱れが視聴者の目に見えることになる。よって、上述したような切り替えを行う際に、シームレスな切り替えを行うことが要求される。
上述したIPパケットの切り替えを行うための映像信号の伝送方式に関する標準規格として、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)2022−7が規定されている。SMPTE2022−7は、IPネットワーク上でIPパケットを送信する送信側(送信機)が、同一のペイロードデータを有する複数のIPパケットを複数の異なる伝送経路(イーサネット:登録商標)上で宛先に送信することを規定している。図1は、SMPTE2022−7に従ったパケット伝送の方式を示す。
図1に示すように、送信機1と受信機2との間にはIPネットワーク3が存在し、伝送経路4(現用系)および伝送経路5(予備系)を介して両者が接続される。放送局などから伝送される入力映像信号(SDI信号、DVB−ASI信号、またはイーサネット経由で受信するIPパケット内のペイロードに含まれる映像および音声情報)を受信した送信機1は、入力映像信号を一連のIPパケット群(以下、「IPパケットストリーム」と呼ぶ)にカプセル化し、さらに各IPパケットを複製し(この複製によって同一のペイロードデータを有する2つのIPパケットストリームが生成される)、2つのIPパケットストリームを伝送経路4および伝送経路5のそれぞれを介して送信する。複製された2つのIPパケットには、同一のRTPシーケンス番号が設定される。ただし、2つのIPパケットは、伝送経路4および伝送経路5のそれぞれを通じて送信されるために、IPヘッダ、MACヘッダ、およびVLANタグの一部、または必要とあれば全てについて各々異なった値が設定される。受信機2は、伝送経路4および伝送経路5で送信された2つのIPパケットストリームをそれぞれ受信し、通常は、伝送経路4から受信したIPパケットストリームに基づいて、映像信号を再構築する。
ここで、伝送経路4に障害が発生した場合、伝送経路5から受信したIPパケットに切り替える必要がある。この切り替え時に、伝送経路4から受信したIPパケットストリームおよび伝送経路5から受信したIPパケットストリームを、受信機2における遅延時間調整用のバッファメモリ(遅延バッファ)2aおよび2bによってそれぞれバッファリングすることによって、切り替え点での両系の遅延が同一となるように調整する。これにより、切り替え時に出力する映像を乱さずに切り替えることが可能となる。
図1では、受信機2が、RTPシーケンス番号に「2」が設定されたIPパケットを受信した時点で、伝送経路4に障害が発生したことを示している。この場合、受信機2は、伝送経路4からはRTPシーケンス番号に「3」あるいは「4」が設定されたIPパケットを受信することができない。一方で、受信機2は、伝送経路5からはRTPシーケンス番号が「2」のIPパケットに引き続いて「3」および「4」のIPパケットを受信する。受信機2は、受信した2つのIPパケットストリームから1つのIPパケットストリームの構築を行う段階で、伝送経路4の遅延バッファにはRTPシーケンス番号が「3」のIPパケットが存在しないことを検出し、伝送経路5への切り替えを行う。そして、伝送経路5の遅延バッファが出力するRTPシーケンス番号が「3」および「4」のIPパケットをIPパケットストリームの構築に使用することによりパケットロスを発生させず、結果としての出力する再構築済み映像信号を乱すことはない。これにより、映像信号のシームレスな切り替えが実現される。
Application note DT-AN-IP-3, SMPTE 2022-7 "Seamless Protection Switching" for DekTec network adapter、[online]、インターネット(URL:http://www.dektec.com/products/PCIe/DTA-2162/downloads/DT-AN-IP-3%20SMPTE%202022-7.pdf)
上述した方式でも、当然ながら、送信機が故障した場合は、2つの伝送経路のうちのいずれにおいてもIPパケットストリームを送信することができないことがある。従って、より高い信頼性が要求される場合には、(複数の筐体および/またはカードを使用することによって)送信機が冗長化されることが必要となる。ここで、SMPTE2022−7で規定された方式では、RTPシーケンス番号を使用して、映像信号を再構築しているので、冗長化された複数の送信機間でRTPシーケンス番号を合わせる必要がある。しかしながら、従来技術では、複数の送信機間でRTPシーケンス番号を合わせる技術が存在せず、RTPシーケンス番号に基づいて映像信号を再構築する方法では、送信機を冗長化することができなかった。
冗長化した送信機間でRTPシーケンス番号を合わせる方法として、例えば、複数の送信機が相互にRTPシーケンス番号を交換することが考えられる。しかしながら、このような方法は、SMPTE2022−6に規定されている高速な非圧縮映像データの伝送に使用するには、シーケンス番号の交換に多大な時間を要し、相対的にプロトコル処理のオーバヘッドも大きくなり現在のテクノロジーでは現実的ではない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、複数の送信機間でRTPシーケンス番号を交換する必要なく、各々の送信機が同一のペイロードを有するIPパケットに対して同一のRTPシーケンス番号を設定して、IPネットワーク上で送信することができる映像伝送システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る映像伝送システムは、PTPグランドマスタと、前記PTPグランドマスタとPTPに従って時刻同期し、1つの映像信号から分配された映像信号を入力とする第1の送信機と、第2の送信機と、前記第1の送信機および前記第2の送信機とIPネットワークを介して接続された受信機とを備え、前記第1の送信機および前記第2の送信機のそれぞれは、前記分配された映像信号を複数のIPパケットに分割し、前記PTPに従って時刻同期されたPTPタイムスタンプに基づいて、RTPシーケンス番号の初期値を算出し、前記初期値から連続したシーケンス番号を、前記分割した複数のIPパケットのそれぞれのRTPシーケンス番号フィールドに設定し、前記第1の送信機は、前記RTPシーケンス番号が設定された前記複数のIPパケットを第1の複数のIPパケットとして、RTPに従って、第1の伝送経路を介して前記受信機に送信し、前記第2の送信機は、前記RTPシーケンス番号が設定された前記複数のIPパケットを第2の複数のIPパケットとして、RTPに従って、第2の伝送経路を介して前記受信機に送信することを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る別の映像伝送システムは、1つの映像信号から分配された映像信号を入力とする第1の送信機と、第2の送信機と、前記第1の送信機および前記第2の送信機とIPネットワークを介して接続された受信機とを備え、前記第1の送信機および前記第2の送信機のそれぞれは、前記分配された映像信号を複数のIPパケットに分割し、前記第1の送信機は、入力された前記映像信号から第1の映像フレーム境界を判定し、前記判定した第1の映像フレーム境界から所定の時間が経過した後に前記第2の送信機にRTPシーメンス番号の初期化命令を発行するのと並行して、入力された前記映像信号から第Nの映像フレーム境界を判定し、前記第Nの映像フレーム境界に基づき、RTPシーケンス番号を初期化し、前記第2の送信機は、前記初期化命令を受信したことに応答して、入力された前記映像信号から第2の映像フレーム境界を判定し、前記第2の映像フレーム境界に基づき、RTPシーケンス番号を初期化することを特徴とする。
本発明に係る映像伝送システムによれば、冗長化された複数の送信機が相互にRTPシーケンス番号を交換する必要なく、各々が独立してRTPに従ってRTPシーケンス番号を設定して、IPパケットを送信することができる。
SMPTE2022−7に従った映像信号を伝送する方式の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る映像伝送システムが使用するPTPの処理を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る映像伝送システムの構成の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る送信機の構成の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るRTPシーケンス番号の具体的な設定方法を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る送信機の構成の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るRTPシーケンス番号の具体的な設定方法を示す図である。
IEEE1588v2は、LAN(Local Area Network)経由での高精度な時刻の配信方法について規定している。PTPで時刻同期するネットワークは、PTPグランドマスタとPTPスレーブから構成される。PTPグランドマスタは、通常、高精度のGPS信号、電波時計信号あるいは映像信号の同期用のBB(Black Burst)信号などをリファレンスクロックのソースとして使用することができるハードウェアとして実装される。PTPスレーブはPTPグランドマスタとの間で時刻同期する。
図2に示すように、PTPグランドマスタ201がPTPスレーブ202にAnnounceメッセージを送信することによって、PTPグランドマスタ201とPTPスレーブ202との関係が確立される(ステップS201)。
次に、PTPグランドマスタ201がPTPスレーブ202にSyncメッセージを送信する(ステップS202)。Syncメッセージには、メッセージの送信時刻(t1)が含まれ、PTPスレーブ202が受信すると到着時刻(t2)が記録される。
PTPスレーブ202がPTPグランドマスタ201にDelay_Reqメッセージを送信する(ステップS203)。Delay_Reqメッセージには、メッセージの送信時刻の実際の値(t3)が記録される。
次に、PTPグランドマスタ201がPTPスレーブ202にDelay_Respメッセージを送信する(ステップS204)。Delay_Respメッセージには、Delay_Reqメッセージの実際の到着時刻(t4)が記録される。
PTPスレーブ202は、t1、t2、t3、およびt4を使用して、往復の遅延時間とPTPグランドマスタ201の時刻とPTPスレーブ202の時刻とのオフセット(時間差)を算出する。片道の遅延時間が往復の遅延時間の半分であると仮定すると、PTPスレーブ202のオフセットは以下の式によって算出される。
PTPスレーブのクロックのオフセット=(t2−t1)−(片道の遅延時間)
(片道の遅延時間)={(T2−T1) + (T4−T3)} / 2
式1
PTPスレーブ202が上記の処理を1秒間に複数回繰り返し、処理結果のオフセット値の平滑化を行い時刻情報にフィードバックすることによって、PTPグランドマスタ201との時刻の同期が維持される。
本説明は1ステップクロック(1−step clock)とE2Eディレイメカニズム (End−to−End delay mechanism)でのPTPの動作を説明したものである。 実際には、PTPでは2ステップクロック(2−step clock)、あるいはP2Pディレイメカニズム (Peer−to−Peer delay mechanism)の仕様も定義されており、さらなる補正などの処理が行われ、より誤差精度の高い時刻同期が実現されるが、本明細書では、これ以上の詳細な説明は行わない。
次に、図3を参照して、本発明の第1の実施形態に係る映像伝送システムの構成の例を説明する。本実施形態に係る映像伝送システムは、SMPTE2022−2(IPネットワーク上での固定ビットレートMPEG−2トランスポートストリーム(TS)の伝送を規定)、SMPTE2022−6(IPネットワーク上での高ビットレートメディア信号の伝送を規定)などの、SMPTE2022で規定されたプロトコルに準拠することを前提とする。また、IPネットワーク上でのIPパケットの伝送においては、RTP/UDPに準拠することを前提とする。
図3に示すように、本発明の第1の実施形態に係る映像伝送システムは、分配器11、PTPグランドマスタ12、送信機13a、送信機13b、および受信機14を備える。送信機13aおよび送信機13b、受信機14は、IPネットワーク15を介して相互に接続される。送信機13aと受信機14との間には伝送経路16が存在し、送信機13bと受信機14との間には伝送経路17が存在する。
分配器11は、放送局などから伝送された入力映像信号を受信すると、その入力映像信号を送信機13aおよび13bに分配する。つまり、分配器11によって、入力映像信号が複製される。映像信号がSDI信号またはDVB−ASI信号の場合は、分配器11は同軸ケーブルまたは光ファイバーケーブルのコネクタを備えた分配器であり、映像信号がイーサネット経由で受信される場合は、分配器11はイーサネットのスイッチである。
PTPグランドマスタ12は、図2で説明したグランドマスタとして機能し、送信機13aおよび13bとPTP時刻同期を行う。PTPグランドマスタ12は、受信機14ともPTP時刻同期を行ってもよいが、受信機14との時刻同期は必須ではない。
送信機13aおよび13bはそれぞれ、分配器11によって分配された入力映像信号をIPパケットに分割し、そのIPパケットをIPネットワーク15上で受信機14に送信する。送信機13aは、入力映像信号から分割およびIPパケット化されたIPパケットAを、RTPに従って伝送経路16上で受信機14に送信する。送信機13bは、入力映像信号分割およびIPパケット化されたIPパケットBを、RTPに従って伝送経路17上で受信機14に送信する。つまり、送信機13aおよび13bの各々は、同一のペイロードを有するIPパケットを、別個の伝送経路上で送信する。ここで、同一のペイロードを有するIPパケットには同一のRTPシーケンス番号が設定されるが、その詳細は後述する。
送信機13aおよび13bは、PTPスレーブとしても機能し、PTPグランドマスタ12との間でPTPに従って時刻同期を行う。ここでの時刻はSMPTE Epoch(エポック)、つまり協定世界時(UTC)での1970年1月1日真夜中(午前0時0分0秒)の時刻からの時間として表される数値である。つまり、送信機13aおよび13bは、ナノ秒レベルの誤差精度を有する、エポックからの特定の時点での経過時間を有する。
なお、本実施形態では、2台の送信機、送信機13aおよび13bによって冗長化を図っているが、構成する送信機の数は2に限定されず、任意の数で送信機を構成してもよい。この場合、伝送経路も送信機の数に対応した数で構成される。
また、PTPグランドマスタ12は、送信機13aおよび13bのいずれかで実装されてもよく、または、送信機13aおよび13b以外の第3の送信機(図示せず)で実装されてもよい。例えば、PTPグランドマスタ12を送信機13aで実装する場合、その送信機13bが、送信機13aと時刻同期を行う。PTPグランドマスタ12を第3の送信機で実装する場合、送信機13aおよび13bが第3の送信機と時刻同期を行う。
受信機14は、伝送経路16上で送信されたIPパケットA、および伝送経路17上で送信されたIPパケットBの両方を受信する。ここで、通常状態であれば、受信機14は、例えば、IPパケットAのみに基づいて映像信号を再構築する(IPパケットBは破棄される)。
一方、送信機13aおよび伝送経路16のいずれか(以下、現用系)に障害が発生すると、受信機14は、伝送経路17からのIPパケットBに基づいて再構築するように切り替える必要がある。ここで、出力する映像信号が乱れることなく切り替えるために、受信機14内の遅延バッファでIPパケットAおよびBのバッファリングを行うことによって、切り替え時に同一のペイロードを有するIPパケットのタイミングを合わせる。IPパケットBがIPパケットAと同一のペイロードを有するか否かは、双方に設定されたRTPシーケンス番号を参照することによって判定される(SMPTE2022−7によって規定)。
次に、図4を参照して、図3で説明した送信機13aおよび13b(図4では、総称して「送信機13」)の構成の例を説明する。図4に示すように、送信機13は、映像信号受信部131、IPパケット生成部132、PTP制御部133、PTPタイムスタンプカウンタ134、フレーム境界判定部135、シーケンス番号設定部136、送信部137、データネットワークインタフェース部138、および制御ネットワークインタフェース部139を備える。
映像信号受信部131は、分配器11によって分配された映像信号を受信する。IPパケット生成部132は、映像信号をIP伝送するために、受信した映像信号からRTP/・UDP/IPプロトコルで規定されたIPパケットを生成する。RTPヘッダ、UDPヘッダ、IPヘッダ、およびMACヘッダを付加して、IPパケットを生成する。
PTP制御部133は、PTPグランドマスタ12から制御ネットワークインタフェース部139を介してPTPのメッセージを受信し、PTPグランドマスタ12とPTP時刻同期を行う。その時刻同期に基づいて、PTPタイムスタンプカウンタ134がカウントアップされる。
フレーム境界判定部135は、映像信号受信部131に入力される映像信号の映像フレーム境界を判定する。映像信号が非圧縮の映像信号である場合には、SMPTE424MSMPTE292M、またはSMPTE259Mなどの規定に従い、映像フレーム境界を判定する。映像信号がDVB−ASIの場合には、TSヘッダ内のペイロードユニット開始インジケータ(入力映像信号がSMPTE2022−2に準拠している場合)の値を参照し、映像フレーム境界を判定する。映像信号の入力インタフェースがイーサネットであり、IPパケットにより映像信号が入力され、IPパケットのフォーマットがSMPTE2022−6に準拠している場合には、IPパケットのRTPヘッダ内のM(マーカ)ビットを参照し、映像フレーム境界を判定する。映像信号の入力インタフェースがイーサネットであり、IPパケットにより映像信号が入力され、IPパケットのフォーマットがSMPTE2022−2に準拠している場合には、TSヘッダ内のペイロードユニット開始インジケータ(入力映像信号がSMPTE2022−2に準拠している場合)の値を参照し、映像フレーム境界を判定する。上記の映像フレーム境界の判定は、標準規格に基づいており、現状でも多くの映像機器に実装されている従来技術なので、本明細書では、これ以上の詳細な説明は行わない。
シーケンス番号設定部136は、PTPタイムスタンプカウンタ134によってカウントアップされたタイムスタンプに基づいて、RTPシーケンス番号を算出する。算出された値は、フレーム境界判定部135によって判定されたフレーム境界を基準に映像フレームの最初のIPパケットのRTPヘッダ内のRTPシーケンス番号フィールド(RTPによって規定)に設定する。ここで、図5を参照して、RTPシーケンス番号の具体的な設定方法を説明する。
図5は、横軸を時間軸として、送信されるIPパケットのフレーム境界と時間との関係を示す。図5に示すように、1つの映像フレームは、所定の数のIPパケットを有する。
まず、シーケンス番号設定部136は、カウントアップされたPTPタイムスタンプカウンタ134のタイムスタンプを参照し、1秒が経過したとき、つまり、秒単位で時刻が更新されたときに(「秒の境界」時(図5では、「秒の境界1」を示す)、式1に従って算出した値の整数部分の下位16ビットをサンプリングする。
サンプリング値(SV)=((32CV−PSV)×VFN×IPN)
式1
32CVは、更新後のPTPタイムスタンプカウンタの秒以上の32ビットカウント値であり、PSVは、事前に設定した所定の時間の秒以上の値であり、VFNは、毎秒の映像フレーム数であり、IPNは、映像1フレーム当たりのIPパケット数である。ここで、「事前に設定した所定の時間」とは送信機13aと13bの間で共通の値であり、図5の実施例においてはSMPTE2059−1で規定されているSMPTE Epochからの時間である。SMPTE Epochからの通算の映像フレーム数をそのままRTPシーケンス番号の算出に使用する場合には、「事前に設定した所定の時間」は0となる。なお、上記の演算が通常の組み込みプロセッサ、あるいは論理回路において容易に実現できることは自明である。
次に、シーケンス番号設定部136は、フレーム境界判定部135によって判定された映像フレーム境界(フレーム境界IPパケット)を基準に、映像フレームの開始となるIPパケット(フレーム開始IPパケット)に、上記算出したRTPシーケンス番号を初期値として設定する。ここで、映像フレーム境界IPパケットは、1映像フレームの最後のIPパケットを意味する。
図5の例で説明すると、映像フレームN−1の中の所定の数のIPパケットが生成される間に秒の境界に到達する。この時点でPTPタイムスタンプの秒カウンタの値がSMPTE Epochより16,890日(46年と100日)と1時間と2分と3秒進んでいるとする。この場合、32CVが、1,459,299,723秒である。送信される映像信号のフォーマットを1080Pとすると、1映像フレームのサイズは6,187,500バイトであり、SMPTE2022−6で規定されるペイロード長1376バイトのIPパケットを使用する場合、IPNは、4497である。映像フレームの周波数を59.94Hzとする場合、VFNは、(60Hz×1000/1001)である。PSVを0とすると、図5の秒の境界でのサンプリング値の基となる整数値は、式1に従って、
1,459,299,723×(60×1000/1001)×4497
であり、式1の計算結果より小数点以下を切り捨て、下記の値が得られる。
393,354,896,363,496(16進数では0x165C112DE4FE8)
この算出したサンプリング値の下位16ビットは0x4FE8である。
映像フレームNと映像フレームN−1の境界が判定されると、映像フレームNのフレーム開始IPパケットのRTPシーケンス番号に、初期値として「0x4FE8」が設定される。引き続いて送信するIPパケットには次の「秒の境界」(図5では、「秒の境界2」を示す)まで順次1加算したRTPシーケンス番号を設定する。
送信機13aと13bはナノ秒のレベルでの誤差精度を有するPTPにより時刻同期しており、分配器11より両方の送信機に配信される映像信号の遅延時間の差は、配信するケーブルの長さと分配器11内の遅延時間の差を合計した程度である。従って、「秒の境界」時と映像フレーム境界のタイミングとの差が上記の遅延時間の差より大きければ、伝送経路16および17のそれぞれを介して送信される同一のペイロードを有するIPパケットAおよびIPパケットBに関して、式1の計算結果は同一となり、両方のIPパケットは同一のRTPシーケンス番号を有することとなる。
一方で、「秒の境界」時と映像フレーム境界のタイミングとの差が上記の遅延時間の差より小さい、すなわち「秒の境界」時と映像フレーム境界のタイミングとの差がほぼ同じ場合には、伝送経路16および17のそれぞれを介して送信される同一のペイロードを有するIPパケットAおよびIPパケットBに関して、上記の計算結果は同一とならない可能性がある。この場合、次の「秒の境界」時(図5では、「秒の境界1」を基準に「秒の境界2」)にサンプリング値をRTPシーケンス番号に設定せず、RTPシーケンス番号に順次1を加算することを継続してもよい。代わりに、サンプリング値を算出するタイミングを「秒の境界」より一定のタイミングで遅延させることによって、上述したIPパケットAおよびIPパケットBに関して、式1の計算結果が同一となり、両方のIPパケットが同一のRTPシーケンス番号を有することができる。
このような構成によって、「秒の境界」時にRTPシーケンス番号を算出し、算出されたRTPシーケンス番号が、映像フレームの開始時点で設定される。その後は次の秒の境界まで、引き続いて送信するIPパケットには次の「秒の境界」時まで順次1を加算したRTPシーケンス番号を設定する。このような構成によって、送信機13aおよび13bはそれぞれ、相互にRTPシーケンス番号を合わせることなく独立して、同一のペイロードを有するIPパケットに対して同一のシーケンス番号を設定することができる。
なお、本実施形態では、サンプリング値を算出し、RTPシーケンス番号を設定するタイミングを、1秒ごと、つまり、「秒の境界」時としているが、これは例示にすぎず、例えば、0.5秒、2秒などの所定の時間間隔であってもよい。また、周期的に時間間隔でサンプリング値を算出し、RTPシーケンス番号を設定するのではなく、送信機13aおよび13bの制御ネットワークインタフェース部139を介して、GUIあるいはコマンドライン入力を経由しての人手による指令、またはソフトウエアプログラムによる指令に基づきサンプリング値を算出し、RTPシーケンス番号を設定する実施形態も可能である。
送信部137は、IPパケット生成部132により生成されたIPパケットを、データネットワークインタフェース部138を介してIPネットワーク15にパケット単位で送信する。
このようにして、送信機13aおよび13bの各々は、相互にRTPシーケンス番号を合わせることなく、同一のペイロードを有するIPパケットに対して同一のRTPシーケンス番号を設定してIPパケットを受信機14に送信することができる。
受信機14は、現用系に障害が発生したことを検出した場合に、伝送経路16を介して送信されたIPパケットAから、伝送経路17を介して送信されたIPパケットBに切り替える。この切り替えを行う際に、従来通りにSMPTE2077−7に従って、IPパケットAおよびIPパケットBに設定されたRTPシーケンス番号の値から同一ペイロードを有するそれぞれのIPパケットを判定し、受信機14内部でバッファリングすることによって同一ペイロードを有する両方のIPパケットのタイミングを合わせ、切替え発生時に再構築済み映像信号に瞬断(ヒット)が発生しないようにする。(瞬断(ヒット)が発生しないことを一般的にシームレスまたはヒットレスと呼ぶ。)なお、受信機のIPパケットから映像信号を再構築する処理の詳細は、SMPTE2022−7の仕様に従い、従来通りの技術に基づいて容易に実現できるので、本明細書における詳細な説明は省略する。
なお、第1の実施形態では、現用系の伝送経路に障害が発生し、待機系に切り替える例を説明したが、そのようなケースに限定されない。例えば、現用系の伝送経路に障害が発生していないが(つまり、伝送経路の切り替えは行われない)、IPパケットAの一部が消失(ロスト)したケースにも第1の実施形態で説明した方式を適用することができる。この場合、RTPシーケンス番号に基づいて、伝送経路17を介して送信されたIPパケットBのうち、消失したIPパケットAと同一のペイロードを有するIPパケットBを識別することができる。その識別されたIPパケットBは、消失したIPパケットAの代替として使用される。消失したIPパケットと同一のペイロードを有するIPパケットと識別することができるので、バッファリングによって一定時間を遅延させることによって、シームレスに映像信号を再構築することができる(以下、第2の実施形態も同様)。
<第2の実施形態>
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。図6は、第2の実施形態に従った送信機の例を示す。第2の実施形態では、送信機13aは、所定のタイミングで送信機13bに対して初期化命令を発行し、送信機13bは、初期化命令に応じて、送信機13aと同一タイミングでRTPシーケンス番号を初期化する。
第2の実施形態に係る映像伝送システムは、送信機以外の構成要素については、第1の実施形態に係る構成要素と同一である。図6に示すように、第2の実施形態に係る送信機は、第1の実施形態に係る送信機が含むPTP制御部133およびPTPタイムスタンプカウンタ134に代えて、初期化命令部140を含む。
初期化命令部140は、フレーム境界判定部135によって映像フレーム境界が判定されると、一定の時間を待って別の送信機(送信機13aの場合には送信機13b)に初期化命令を発行する。初期化命令は、例えば専用のUDPパケットまたはMACフレームを使用して発行してもよい。代わりに、2つの送信機13aと13bの間にTCP/IPのセッションを確立しておき、所定のメッセージを使用して発行してもよい。その他の従来の通信技術を使用しても容易に実現可能なのは自明である。ここで、図7を参照して、RTPシーケンス番号の具体的な設定方法を説明する。
図7は、横軸を時間軸として、送信されるIPパケットのフレーム境界と時間との関係を示す。図7の上部は、送信機13aの処理を示しており、図7の下部は、送信機13bの処理を示す。
送信機13aと13bとの間でRTPシーケンス番号を合わせる必要がある場合、送信機13aでは、フレーム境界判定部135によって映像フレーム境界(図7では映像フレーム1と映像フレーム2の境界)が判定されると、初期化命令部140が所定の時間(初期化命令発行禁止時間)待ってから初期化命令を送信機13bに対して発行する。
送信機13aでは、初期化命令発行禁止期間が経過した後(または、初期化命令を発行した後)、フレーム境界判定部135によって次の映像フレーム境界が判定されたときに、初期化命令部140がRTPシーケンス番号を所定の番号に初期化する。一方、送信機13bでは、送信機13aよりの初期化命令を受信すると、フレーム境界判定部135によって次の映像フレーム境界が判定されたときに、送信機13bの初期化命令部140がRTPシーケンス番号を所定の番号に初期化する。ここで、送信機13aと送信機13bで初期化に使用する所定の番号は同一の番号である。
本実施形態で送信機13aの初期化命令部140が初期化命令の発行まで所定の時間(初期化命令発行禁止時間)待つ理由は、映像フレーム境界の判定後、即時に送信機13bに対して初期化命令を発行すると、送信機13aおよび送信機13bに入力する映像信号の遅延時間差によっては、送信機13bがRTPシーケンス番号の初期化を行う映像フレーム境界を誤る可能性があるからである。例えば図7において、送信機13bで映像フレーム1と映像フレーム2との境界の検出が初期化命令の受信より遅い場合には、RTPシーケンス番号の初期化される対象は映像フレーム3の最初のIPパケットではなく、映像フレーム2の最初のIPパケットとなり、送信機13aと不一致となる。送信機13aの初期化命令発行禁止時間を送信機13aと送信機13bの入力映像信号の遅延時間差より大きくしておけば、この事象を回避することができる。
このようにして、送信機13aおよび13bは、次の同一の映像フレーム境界を判定した直後に同一のタイミングでRTPシーケンス番号を初期化することができる。その後引き続いて送信するIPパケットには順次1を加算したRTPシーケンス番号を設定する。これにより、送信機13aおよび13bはそれぞれ、同一のペイロードを有するIPパケットに対して同一のシーケンス番号を設定することができる。
第2の実施形態では、送信機13aが一定のタイミングで送信機13bに対して初期化命令を発行することのみによって、PTPを実装しないでRTPシーケンス番号を合わせることができる。よって、第1の実施形態での方式と比較して、送信機13aおよび13bを簡易な構成で実現することができる。
なお、本実施形態では、映像フレームの境界を判定してから次の映像フレーム境界までの所定の期間を、初期化命令発行禁止期間としているが、このような例に限定されない。例えば、映像フレームの境界を判定してから、所定の数のIPパケットが送信されるまで、初期化命令を発行することを待ってもよい、
以上のように、本発明に係る映像伝送システムを説明した。上記説明した各構成要素が実行する処理、およびその処理の順序は例示的なものであることに留意されたい。
A IPパケット
B IPパケット
16 伝送経路
17 伝送経路

Claims (6)

  1. PTPグランドマスタと、
    前記PTPグランドマスタとPTPに従って時刻同期する第1の送信機と、
    前記PTPグランドマスタとPTPに従って時刻同期する第2の送信機と、
    前記第1の送信機および前記第2の送信機とIPネットワークを介して接続された受信機とを備え、
    前記第1の送信機および前記第2の送信機のそれぞれは、1つの映像信号から分配された映像信号を入力とし、
    前記入力された映像信号を複数のIPパケットに分割し、
    前記PTPに従って時刻同期されたPTPタイムスタンプに基づいて、RTPシーケンス番号の初期値を算出し、
    前記初期値から連続したシーケンス番号を、前記分割した複数のIPパケットのそれぞれのRTPシーケンス番号フィールドに設定し、
    前記第1の送信機は、前記RTPシーケンス番号が設定された前記複数のIPパケットを第1の複数のIPパケットとして、RTPに従って、第1の伝送経路を介して前記受信機に送信し、
    前記第2の送信機は、前記RTPシーケンス番号が設定された前記複数のIPパケットを第2の複数のIPパケットとして、RTPに従って、第2の伝送経路を介して前記受信機に送信する
    ことを特徴とする映像伝送システム。
  2. 前記第1の送信機および前記第2の送信機のそれぞれは、
    所定の周期でPTPタイムスタンプを取得し、
    前記取得したタイムスタンプの値から、前記RTPシーケンス番号の前記初期値を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像伝送システム。
  3. 前記第1の送信機および前記第2の送信機のそれぞれは、
    入力された前記映像信号から映像フレーム境界を検出し、
    前記算出した初期値を、前記検出した映像フレーム境界に基づいた所定の位置のIPパケットのRTPシーケンス番号フィールドに設定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の映像伝送システム。
  4. 1つの映像信号から分配された映像信号を入力とし、前記入力された映像信号を第1の複数のIPパケットに分割し、前記分割した第1の複数のIPパケットを第1の伝送経路を介して送信する第1の送信機と、
    前記分配された映像信号を入力とし、前記入力された映像信号を第2の複数のIPパケットに分割し、前記分割した第2の複数のIPパケットを第2の伝送経路を介して送信する第2の送信機と、
    前記第1の送信機および前記第2の送信機とIPネットワークを介して接続された受信機とを備え、
    前記第1の送信機は、連続したシーケンス番号を、前記分割した第1の複数のIPパケットのそれぞれのRTPシーケンス番号フィールドに、第1のRTPシーケンス番号として設定し、
    前記第1のRTPシーケンス番号が設定された前記第1の複数のIPパケットを、RTPに従って、第1の伝送経路を介して前記受信機に送信し、
    所定のタイミングで初期化命令を前記第2の送信機に発行し、
    前記第1のRTPシーケンス番号を初期化し、
    前記第2の送信機は、連続したシーケンス番号を、前記分割した第2の複数のIPパケットのそれぞれのRTPシーケンス番号フィールドに、第2のRTPシーケンス番号として設定し、
    前記第2のRTPシーケンス番号が設定された前記第2の複数のIPパケットを、RTPに従って、第2の伝送経路を介して前記受信機に送信し、
    前記発行された初期化命令を受信し、
    前記初期化命令を受信したことに応答して、前記第2のRTPシーケンス番号を初期化する
    ことを特徴とする映像伝送システム。
  5. 前記第1の送信機は、前記入力された映像信号から第1の映像フレーム境界を判定し、
    前記判定した第1の映像フレーム境界から所定の時間が経過した後に前記初期化命令を発行することを特徴とする請求項4に記載の映像伝送システム。
  6. 前記第1の送信機は、前記入力された映像信号から、前記判定した第1の映像フレーム境界から起算して第Nの映像フレーム境界を判定し、
    前記判定した第Nの映像フレーム境界に基づき、前記第1のRTPシーケンス番号を初期化し、
    前記第2の送信機は、
    前記初期化命令を受信したことに応答して、前記入力された映像信号から第2の映像フレーム境界を判定し、前記判定した第2の映像フレーム境界に基づき、前記第2のRTPシーケンス番号を初期化することを特徴とする請求項5に記載の映像伝送システム。
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