JP2012217072A - プロジェクターおよび投写方法 - Google Patents

プロジェクターおよび投写方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012217072A
JP2012217072A JP2011081674A JP2011081674A JP2012217072A JP 2012217072 A JP2012217072 A JP 2012217072A JP 2011081674 A JP2011081674 A JP 2011081674A JP 2011081674 A JP2011081674 A JP 2011081674A JP 2012217072 A JP2012217072 A JP 2012217072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
unit
projection
projector
viewing distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011081674A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5810590B2 (ja
Inventor
Toshiki Fujimori
俊樹 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2011081674A priority Critical patent/JP5810590B2/ja
Publication of JP2012217072A publication Critical patent/JP2012217072A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5810590B2 publication Critical patent/JP5810590B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

【課題】 画像の観察者に適切な観察状態を示唆することが可能なプロジェクター等を提供すること。
【解決手段】 プロジェクター100が、画像を投写対象物に投写する投写部190と、投写部190に関するフォーカス調整値およびズーム調整値並びに画像のアスペクト比、に基づき、画像の大きさに関する画像サイズを決定する画像サイズ決定部130と、画像サイズ決定部130によって決定された画像サイズに基づき、投写部190に対し、適切な観察位置を示唆する示唆画像を投写させる制御を行う制御部150を含んで構成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プロジェクターおよび投写方法に関する。
テレビの場合、比較的狭い部屋で使用され、画像の大きさも固定であるため、3D映像の視聴等における最適な観察位置はあまり考慮しなくてよい。これに対し、プロジェクターの場合、様々な大きさの部屋で使用され、画像の大きさも可変であるため、最適な観察位置を十分に考慮する必要がある。具体的には、3D映像を最適に観察するためには、表示された画像の垂直方向における長さの3倍の位置で観察することが必要である。例えば、特開2000−140442号公報では、画像の観察者の座高や身長に対応するため、観察者の頭部位置を検出し、当該頭部位置に応じて座面を上下駆動する画像表示装置が記載されている。
特開2000−140442号公報
しかし、特開2000−140442号公報の手法では、観察者ごとに上下駆動可能な座面を用意する必要がある上、観察位置の調整範囲が狭いため、不特定多数の観察者が様々な大きさの部屋で画像を観察するプロジェクターの使用状況には適切に対応することができない。
本発明にかかるいくつかの態様は、上記課題を解決することにより、画像の観察者に適切な観察状態を示唆することが可能なプロジェクターおよび投写方法を提供するものである。
本発明の態様の1つであるプロジェクターは、画像を投写対象物に投写する投写部と、前記投写部に関するフォーカス調整値およびズーム調整値並びに前記画像のアスペクト比、または、撮像による撮像信号値に基づき、前記画像の大きさに関する画像サイズを決定する画像サイズ決定部と、当該画像サイズ決定部によって決定された前記画像サイズに基づき、前記投写部に対し、適切な観察位置を示唆する示唆画像を投写させる制御を行う制御部と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の態様の1つである投写方法は、画像を投写対象物に投写する投写部を含むプロジェクターが、前記投写部に関するフォーカス調整値およびズーム調整値並びに前記画像のアスペクト比、または、撮像による撮像信号値に基づき、前記画像の大きさに関する画像サイズを決定し、前記画像サイズに基づき、前記投写部に対し、適切な観察位置を示唆する示唆画像を投写させる制御を行い、前記示唆画像を投写することを特徴とする。
本発明によれば、プロジェクターは、画像サイズに適合した観察位置を示唆する示唆画像を投写することができるため、画像の観察者に適切な観察状態を示唆することができる。
また、本発明の態様の1つであるプロジェクターは、画像を投写対象物に投写する投写部と、前記投写部に関するフォーカス調整値または撮像による撮像信号値に基づき、前記投写対象物に投写された画像から前記画像の観察位置までの距離である視距離を決定する視距離決定部と、当該視距離決定部によって決定された前記視距離に基づき、前記投写部に対し、適切な画像の大きさまたは種別を示唆する示唆画像を投写させる制御を行う制御部と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の態様の1つである投写方法は、画像を投写対象物に投写する投写部を含むプロジェクターが、前記投写部に関するフォーカス調整値または撮像による撮像信号値に基づき、前記投写対象物に投写された画像から前記画像の観察位置までの距離である視距離を決定し、前記視距離に基づき、前記投写部に対し、適切な画像の大きさまたは種別を示唆する示唆画像を投写させる制御を行い、前記示唆画像を投写することを特徴とする。
本発明によれば、プロジェクターは、視距離に適合した適切な画像の大きさまたは種別を示唆する示唆画像を投写することができるため、画像の観察者に適切な観察状態を示唆することができる。
また、上記プロジェクターは、前記投写部に関するフォーカス調整値または撮像による撮像信号値に基づき、前記投写対象物から前記画像の観察位置までの距離である視距離を決定する視距離決定部と、前記視距離が前記画像サイズに適合しているかどうかを判定する判定部と、を含み、前記制御部は、前記判定部によって前記視距離が前記画像サイズに適合していないと判定されると、前記投写部に対し、前記示唆画像として、現在の観察位置と、適切な観察位置とを示唆する画像を投写させる制御を行ってもよい。これによれば、プロジェクターは、現在の観察位置と適切な観察位置を示唆することにより、画像の観察者によりわかりやすく適切な観察状態を示唆することができる。
また、前記視距離決定部は、前記フォーカス調整値または前記撮像信号値に加え、前記プロジェクターに対するリモートコントローラーの相対位置または3Dメガネの相対位置、あるいは、前記投写部に関するレンズシフト調整値に基づき、前記視距離を決定してもよい。これによれば、プロジェクターは、より正確に視距離を決定し、より正確に適切な観察位置を示唆することができる。
また、前記判定部は、前記画像の観察者の年齢に関する属性値に基づき、前記視距離が前記画像サイズに適合しているかどうかを判定してもよい。これによれば、プロジェクターは、観察者の年齢に適合した観察位置を示唆することができるため、より正確に適切な観察位置を示唆することができる。
また、前記投写部は、前記画像として、3D映像を投写し、前記制御部は、前記適切な観察位置として、前記投写対象物に投写された画像の垂直方向の長さを3倍した値に基づく位置を示唆する前記示唆画像を投写させる制御を行ってもよい。これによれば、プロジェクターは、3D映像の観察に適した観察位置を示唆することができる。
第1の実施例における投写状況を示す図である。 第1の実施例におけるプロジェクターの機能ブロック図である。 第1の実施例におけるプロジェクターのハードウェアブロック図である。 第1の実施例における投写手順を示すフローチャートである。 第1の実施例における示唆画像の一例を示す図である。 第2の実施例におけるプロジェクターの機能ブロック図である。 第2の実施例における投写手順を示すフローチャートである。 第2の実施例における示唆画像の一例を示す図である。 その他の実施例における示唆画像の一例を示す図である。 その他の実施例における示唆画像の他の一例を示す図である。 その他の実施例における示唆画像の他の一例を示す図である。
以下、本発明をプロジェクターに適用した実施例について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施例は、特許請求の範囲に記載された発明の内容を何ら限定するものではない。また、以下の実施例に示す構成のすべてが、特許請求の範囲に記載された発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(第1の実施例)
図1は、第1の実施例における投写状況を示す図である。プロジェクター100は、画像20として、3D映像と2D映像をスクリーン(投写対象物)10に投写する機能を有している。なお、プロジェクター100は、画像20として、動画像を投写してもよいし、静止画像を投写してもよい。ここでは、プロジェクター100は、画像20として、3D映像(動画像)を投写するものとする。
大人の観察者50が3Dメガネ40をかけ、小学生の観察者52が、3Dメガネ42をかけ、リモコン(リモートコントローラー)30を用いてプロジェクター100を操作することによって画像20を投写させることにより、観察者50、52は、スクリーン10に投写された画像20を観察する。
3Dコンソーシアムで策定された「3DC安全ガイドライン」では、3D映像が観察される場合、スクリーン10に投写された画像20の垂直方向の長さ(高さ)H1に対し、視距離L1がH1の3倍程度である位置が最適かつ安全な観察位置であると規定されている。プロジェクター100は、視距離が画像サイズ(H1)に適合していない場合、最適な観察位置を示唆する示唆画像を投写する機能を有する。次に、このような機能を有するプロジェクター100の機能ブロックについて説明する。
図2は、第1の実施例におけるプロジェクター100の機能ブロック図である。プロジェクター100は、図示しないDVDプレーヤー等の画像供給装置から画像信号等が入力される信号入力部110と、記憶部120と、画像サイズを決定する画像サイズ決定部130と、視距離を決定する視距離決定部140と、制御部150と、判定部160と、リモコン30からの信号を受け付ける受付部170と、投写部190を含んで構成されている。また、記憶部120は、画像データ122等を記憶している。また、投写部190は、画像生成部191と、レンズ部192と、レンズ部192を駆動するレンズ駆動部194と、レンズ部192の位置を検出する位置検出部196を含んで構成されている。なお、プロジェクター100は、音声生成部、音声出力部等を有してもよい。
また、プロジェクター100は、以下のハードウェアを用いてこれらの各部として機能してもよい。図3は、第1の実施例におけるプロジェクター100のハードウェアブロック図である。例えば、信号入力部110は、HDMI端子910、911、セレクター912、受信回路914等、記憶部120は、RAM920、フラッシュROM922等、画像サイズ決定部130、視距離決定部140、制御部150、判定部160はCPU930等、受付部170は、受信ユニット950等、投写部190は、画像処理回路940、ランプ駆動回路990、ランプ991、照明光学系992、液晶駆動回路993、液晶ライトバルブ994、レンズ995等であってもよい。なお、レンズ995は、実際には、ズームレンズ、フォーカスレンズ、投写レンズ等の複数のレンズで構成されている。
また、フォーカス調整や画角(ズーム)調整を行うためのレンズ駆動部194は、モーター972、モーター972を駆動するモーター駆動回路970、モーター972の回転速度を調整する減速機構974、モーター972の回転運動を直線運動に変換する変換機構976等であってもよく、当該目的のための位置検出部196は、減速機構974に接続され、減速機構974を介してレンズ995(フォーカスレンズまたはズームレンズ)の位置情報を取得するエンコーダー978等であってもよい。また、レンズシフトを行うためのレンズ駆動部194は、モーター駆動回路980、モーター982、減速機構984、変換機構986等であってもよく、当該目的のための位置検出部196は、変換機構986に接続され、変換機構986を介してレンズ995(投写レンズ)の位置情報を取得するリニアセンサー988等であってもよい。
次に、プロジェクター100による画像20の投写手順について説明する。図4は、第1の実施例における投写手順を示すフローチャートである。観察者50、52は、リモコン30を用いて画像20の大きさを調整する指示を行う。レンズ駆動部194は、受付部170からの当該指示に応じてレンズ部192を駆動する。位置検出部196は、当該駆動に応じたレンズ部192のズーム位置をズーム値として画像サイズ決定部130に伝達する。
また、観察者50、52は、リモコン30を用いて画像20のフォーカスを調整する指示を行う。レンズ駆動部194は、受付部170からの当該指示に応じてレンズ部192を駆動する。位置検出部196は、当該駆動に応じたレンズ部192のフォーカス位置をフォーカス値として画像サイズ決定部130、視距離決定部140に伝達する。
画像サイズ決定部130は、フォーカス値、ズーム値、信号入力部110からの画像20のアスペクト比を示す画像信号に基づき、画像サイズ(H1)を決定し、視距離決定部140は、フォーカス値に基づき、視距離(L1)を決定する(ステップS1)。このとき、観察者50、52は、プロジェクター100に近接した位置で画像20を観察しているものとする。なお、画像サイズ決定部130は、観察者50、52による画像20のアスペクト比の指定がある場合は当該指定に応じて画像サイズ(H1)を決定してもよい。
判定部160は、画像サイズ決定部130によって決定された画像サイズが、視距離決定部140によって決定された視距離と適合しているかどうかを判定する(ステップS2)。例えば、3D映像を観察する状況でH1が1.50mの場合、4.50mが最適な視距離である。また、10%を誤差として許容する場合、判定部160は、視距離(L1)が4.05m〜4.95mであれば、画像サイズと適合していると判定する。
視距離が画像サイズと適合していない場合、制御部150は、現在位置と最適な観察位置を示す示唆画像を投写させるように投写部190を制御し、投写部190は、当該制御に応じて示唆画像を投写する(ステップS3)。例えば、上記の例で、視距離が3.5mの場合、投写部190は、制御部150からの現在の視距離を示す情報および最適な視距離を示す情報と、画像データ122に基づき、示唆画像を投写する。
図5は、第1の実施例における示唆画像300の一例を示す図である。示唆画像300は、プロジェクター100がスクリーン10に画像20を投写していることを示す画像、観察者50、52の現在位置を示す画像、最適な観察位置を示す画像、「プロジェクターから1m下がって視聴してください。」といった最適な観察位置を文字列で示す画像を含む。
視距離が画像サイズと適合していない場合、あるいは、示唆画像300を投写してから一定時間(例えば、1分等)が経過した後、投写部190は、信号入力部110から入力され、制御部150によって記憶部120に記憶された画像データ122に基づき、画像20を生成し、スクリーン10に投写する(ステップS4)。
以上のように、本実施例によれば、プロジェクター100は、3D映像の画像サイズに適合した観察位置を示唆する示唆画像300を投写することができるため、画像20の観察者50、52に適切な観察状態を示唆することができる。また、本実施例によれば、プロジェクター100は、現在の観察位置と適切な観察位置を示唆することにより、画像20の観察者50、52によりわかりやすく適切な観察状態を示唆することができる。これらにより、プロジェクター100は、3D映像信号の製作者の意図した画像20を観察者50、52に観察させることができる。
(第2の実施例)
視距離が画像サイズと適合していない場合、第1の実施例では、プロジェクター100は、適切な観察位置を示唆する示唆画像300を投写したが、プロジェクターは、適切な画像の種別を示唆する示唆画像を投写してもよい。また、第1の実施例では、画像サイズ決定部130、視距離決定部140は、フォーカス値等に基づいて画像サイズと視距離を決定したが、画像サイズ決定部および視距離決定部は撮像信号値に基づいて画像サイズと視距離を決定してもよい。
図6は、第2の実施例におけるプロジェクター101の機能ブロック図である。プロジェクター101は、プロジェクター100と同様の構成であるが、撮像部180を含み、制御部151が、撮像部180からの撮像信号値を撮像データ124として記憶部121に記憶し、視距離が画像サイズと適合していない場合、3D映像から2D映像への変更を促す示唆画像を投写させるように投写部190を制御し、画像サイズ決定部131および視距離決定部141が撮像データ124を用いる点でプロジェクター100と異なっている。
なお、本実施例では、3D映像用の画像信号が信号入力部110に入力されるものとする。また、撮像部180は、例えば、CMOSセンサー等を用いてプロジェクター101に実装されてもよい。次に、これらの各部を用いた画像20の投写手順について説明する。
図7は、第2の実施例における投写手順を示すフローチャートである。撮像部180は、スクリーン10に投写された画像20を含む領域を撮像する。制御部151は、撮像部180からの撮像信号値を撮像データ124として記憶部121に記憶する。画像サイズ決定部131は、撮像データ124に基づき、画像サイズを決定し、視距離決定部141は、撮像データ124に基づき、視距離を決定する(ステップS11)。
例えば、画像サイズ決定部131は、ズーム状態が変化することによって撮像画像に含まれる画像20の大きさが小さくなれば、画像サイズが小さくなったと判定することができる。また、例えば、視距離決定部141は、ズーム状態が変化しないで撮像画像に含まれる画像20の大きさが小さくなれば、視距離が長くなったと判定することができ、撮像画像に観察者50、52が含まれていれば、実際の視距離が視距離L1(プロジェクター100、101とスクリーン10に投写された画像20との距離)よりも短いと決定することができる。
判定部160は、画像サイズ決定部131によって決定された画像サイズが、視距離決定部141によって決定された視距離と適合しているかどうかを判定する(ステップS12)。視距離が画像サイズと適合している場合、投写部190は、画像データ122に基づき、3D映像を投写する(ステップS13)。
一方、視距離が画像サイズと適合していない場合、制御部151は、投写部190を制御し、投写部190は、当該制御に応じて、画像データ122に基づき、3D映像から2D映像への変更を促す示唆画像を生成し、投写する(ステップS14)。
図8は、第2の実施例における示唆画像301の一例を示す図である。示唆画像301は、「現在の視聴位置は3D映像の視聴に適していません。2D映像に変更しますか?」といった3D映像から2D映像への変更を促す文字列を示す画像、「はい」等の選択可能な選択肢を示す画像を含む。
制御部151は、受付部170からの情報に基づき、示唆画像301が投写された状態で、2D映像に変更することが選択されたかどうかを判定する(ステップS15)。2D映像に変更することが選択された場合、制御部151は、2D映像を投写させるように投写部190を制御し、投写部190は、当該制御に応じて、画像データ122に基づき、2D映像を投写する(ステップS16)。一方、2D映像に変更することが選択されなかった場合、投写部190は、画像データ122に基づき、3D映像を投写する(ステップS13)。なお、3D映像から2D映像に変更する手法は一般的な手法を採用可能である。
以上のように、本実施例によっても、プロジェクター101は、第1の実施例と同様の作用効果を奏する。また、本実施例によれば、観察者50、52は、移動しなくて済むため、狭い室内においても、安全かつ快適に画像20を観察することができる。
(その他の実施例)
なお、本発明の適用は上述した実施例に限定されず、変形が可能である。例えば、上述した実施例の構成を組み合わせてもよい。例えば、レンズ駆動部194は、撮像データ124に基づいてオートフォーカスを実行してもよく、視距離決定部140、141は、オートフォーカスによるフォーカス値に基づいて視距離を決定してもよい。
また、示唆画像300、301は、上述した実施例の画像に限定されない。図9は、その他の実施例における示唆画像302の一例を示す図である。例えば、制御部は、視距離が画像サイズに適合していない場合、「現在の画像サイズは3D映像の視聴に適していません。適切な画像サイズに変更しますか?」といった適切な画像の大きさを示唆する示唆画像302を投写部190に投写させてもよい。
この場合、示唆画像302が投写された状態で「はい」が選択されると、制御部150、151は、視距離に応じた大きさで画像20が投写されるように投写部190を制御してもよい。また、この場合、画像サイズ決定部130、131は不要である。また、この場合、プロジェクター100、101は、自動的に画像サイズを変更するのではなく、ユーザーにズーム操作等を行わせることによって画像サイズを変更してもよい。
また、判定部160による判定は必須ではなく、投写部190は、所定のタイミングで示唆画像を投写してもよい。図10は、その他の実施例における示唆画像303の他の一例を示す図である。また、図11は、その他の実施例における示唆画像304の他の一例を示す図である。例えば、投写部190は、「この映像は○m付近から視聴してください。」といった適切な観察位置を示す示唆画像303、304を投写してもよい。なお、示唆画像303は、元の画像に上記文字列を示す画像がオーバーレイ表示されている画像であり、示唆画像304は、視聴上の注意を示す画像と一緒に上記文字列を示す画像が表示されている画像である。
なお、上記所定のタイミングは、例えば、3D映像信号の入力を検出し、3D表示が有効になった時点、ズーム調整、フォーカス調整等が行われた時点、観察者50、52が3Dメガネ40、42のスイッチをオンにした時点、画像20の投写が開始されてから一定時間(例えば、1時間、2時間等)が経過した時点、3D映像の視聴上の注意を投写する時点等であってもよい。また、この場合、視距離決定部140、141は不要である。
また、例えば、受付部170が、プロジェクター100、101の前後に設けられている場合、視距離決定部140、141は、リモコン30からの信号の受付位置(リモコン30の相対位置)に応じて、画像20からリモコン30までの距離である視距離L2(図1参照)を決定してもよい。同様に、視距離決定部140、141は、3Dメガネの相対位置(プロジェクター100に対して前後左右等)に応じて、画像20から3Dメガネ42までの距離である視距離L3(図1参照)を決定してもよい。
さらに、投写部190に関するレンズシフト値に応じて、画像20から観察者50、52までの距離である視距離を決定してもよい(例えば、左にレンズシフトされていれば、観察者50、52がプロジェクター100に対して左に位置していると決定し、右にレンズシフトされていれば、観察者50、52がプロジェクター100に対して右に位置していると決定する等)。
具体的には、例えば、視距離決定部140、141は、観察者50、52の相対位置がプロジェクター100の左右であれば、視距離L1に0.5mを加算した値を視距離として決定し、観察者50、52の相対位置がプロジェクター100の前であれば、視距離L1に1mを減算した値を視距離として決定し、観察者50、52の相対位置がプロジェクター100の後ろであれば、視距離L1に1mを加算した値を視距離として決定してもよい。
これらによれば、プロジェクター100、101は、より正確に視距離を決定することができる。なお、受付部170が、プロジェクター100、101の1箇所に設けられている場合であっても、例えば、リモコン30、3Dメガネ40、42が前後左右に異なる発光パターンの赤外光を発光することにより、視距離決定部140、141は、相対位置を決定することが可能である。
また、判定部160は、観察者50、52の年齢に関する属性値に基づき、視距離が画像サイズに適合しているかどうかを判定してもよい。例えば、観察者52は、小学生であるため、観察者50よりも目の幅が狭く、観察者50よりも画像20の立体感が大きくなる。具体的には、例えば、受付部170によって子供用の3Dメガネ42の信号が受信された場合や、観察者52の年齢が子供の年齢であることを示すユーザーデータが記憶されている場合、判定部160は、画像20の大きさを通常よりも小さくするように制御部152に伝達してもよい。これによれば、プロジェクター100、101は、観察者50、52の年齢に適合した大きさの画像20、21を投写することができる。
また、画像サイズ決定部130、131は、観察者50、52によって入力された画像サイズに応じて画像サイズを決定してもよいし、視距離決定部140、141は、観察者50、52によって入力された視距離に応じて視距離を決定してもよい。なお、上述した実施例では、視距離は、画像20の中心位置からの距離になっているが、画像20の中心位置に限定されず、例えば、投射光の光軸の中心位置等であってもよい。
また、判定部160は、視距離が画像サイズと適合しているか判定する際の許容値を上下10%としたが、許容値は上下10%に限定されない。例えば、判定部160は、3Dメガネ40、42の個数(例えば、3Dメガネ40、42からの赤外信号に含まれる識別信号の種別数等)や撮像画像に基づいて観察者50、52の人数を把握し、人数が多いほど許容値を大きくしてもよい。また、当該判定の基準となる視距離は、画像20の高さの3倍に限定されない。例えば、3D映像信号の制作者の意図した視距離が適用されてもよい。
また、画像サイズを決定する元になる値は、画像信号で示されるアスペクト比、ユーザーの指定によるアスペクト比に限定されない。例えば、3D映像の投写時に画像20、21の一部が2Dの字幕である場合、画像サイズ決定部130、131は、当該字幕の部分を除いて画像サイズを決定してもよい。
また、プロジェクター100、101は、2D映像の投写時に画像20の大きさを調整してもよい。例えば、観察者50、52が、水平方向において、文字等を認識可能な範囲が100度であれば、画像サイズ(ここでは水平方向の長さ)が観察位置に対して100度を超える大きさになっている場合、制御部150、151は、画像サイズが100度以下になるように、投写部190を制御して画像の大きさを縮小させてもよい。
また、プロジェクター100、101の有するコンピューターは、情報記憶媒体に記憶されたプログラムを読み取って制御部150、151等として機能してもよい。このような情報記憶媒体としては、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、ROM、RAM、HDD等を適用できる。
なお、投写対象物は、スクリーン10に限定されず、例えば、壁、ホワイトボード、黒板等であってもよい。また、プロジェクター100、101は、液晶プロジェクター(透過型、LCOS等の反射型)に限定されず、例えば、デジタルマイクロミラーデバイスを用いたプロジェクター等であってもよい。また、投写部190は、ランプの代わりに有機EL素子、シリコン発光素子、レーザーダイオード、LED等の固体光源を含む自己発光素子を採用してもよい。また、プロジェクター100、101の機能を複数の装置(例えば、PCとプロジェクター等)に分散してもよい。
10 スクリーン(投写対象物)、20 画像、30 リモコン、40、42 3Dメガネ、50、52 観察者、100、101 プロジェクター、110 信号入力部、120、121 記憶部、122 画像データ、124 撮像データ、130、131 画像サイズ決定部、140、141 視距離決定部、150、151 制御部、160 判定部、170 受付部、180 撮像部、190 投写部、191 画像生成部、192 レンズ部、194 レンズ駆動部、196 位置検出部、300〜304 示唆画像、910、911 HDMI端子、912 セレクター、914 受信回路、920 RAM、922 フラッシュROM、930 CPU、940 画像処理回路、950 受信ユニット、970、980 モーター駆動回路、972、982 モーター、974、984 減速機構、976、986 変換機構、978 エンコーダー、988 リニアセンサー、990 ランプ駆動回路、991 ランプ、992 照明光学系、993 液晶駆動回路、994 液晶ライトバルブ、995 レンズ

Claims (8)

  1. 画像を投写対象物に投写する投写部と、
    前記投写部に関するフォーカス調整値およびズーム調整値並びに前記画像のアスペクト比、または、撮像による撮像信号値に基づき、前記画像の大きさに関する画像サイズを決定する画像サイズ決定部と、
    当該画像サイズ決定部によって決定された前記画像サイズに基づき、前記投写部に対し、適切な観察位置を示唆する示唆画像を投写させる制御を行う制御部と、
    を含むプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記投写部に関するフォーカス調整値または撮像による撮像信号値に基づき、前記投写対象物から前記画像の観察位置までの距離である視距離を決定する視距離決定部と、
    前記視距離が前記画像サイズに適合しているかどうかを判定する判定部と、
    を含み、
    前記制御部は、前記判定部によって前記視距離が前記画像サイズに適合していないと判定されると、前記投写部に対し、前記示唆画像として、現在の観察位置と、適切な観察位置とを示唆する画像を投写させる制御を行う、
    プロジェクター。
  3. 請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記視距離決定部は、前記フォーカス調整値または前記撮像信号値に加え、前記プロジェクターに対するリモートコントローラーの相対位置または3Dメガネの相対位置、あるいは、前記投写部に関するレンズシフト調整値に基づき、前記視距離を決定する、
    プロジェクター。
  4. 請求項2または請求項3に記載のプロジェクターにおいて、
    前記判定部は、前記画像の観察者の年齢に関する属性値に基づき、前記視距離が前記画像サイズに適合しているかどうかを判定する、
    プロジェクター。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記投写部は、前記画像として、3D映像を投写し、
    前記制御部は、前記適切な観察位置として、前記投写対象物に投写された画像の垂直方向の長さを3倍した値に基づく位置を示唆する前記示唆画像を投写させる制御を行う、
    プロジェクター。
  6. 画像を投写対象物に投写する投写部と、
    前記投写部に関するフォーカス調整値または撮像による撮像信号値に基づき、前記投写対象物に投写された画像から前記画像の観察位置までの距離である視距離を決定する視距離決定部と、
    当該視距離決定部によって決定された前記視距離に基づき、前記投写部に対し、適切な画像の大きさまたは種別を示唆する示唆画像を投写させる制御を行う制御部と、
    を含むプロジェクター。
  7. 画像を投写対象物に投写する投写部を含むプロジェクターが、
    前記投写部に関するフォーカス調整値およびズーム調整値並びに前記画像のアスペクト比、または、撮像による撮像信号値に基づき、前記画像の大きさに関する画像サイズを決定し、
    前記画像サイズに基づき、前記投写部に対し、適切な観察位置を示唆する示唆画像を投写させる制御を行い、
    前記示唆画像を投写する、
    投写方法。
  8. 画像を投写対象物に投写する投写部を含むプロジェクターが、
    前記投写部に関するフォーカス調整値または撮像による撮像信号値に基づき、前記投写対象物に投写された画像から前記画像の観察位置までの距離である視距離を決定し、
    前記視距離に基づき、前記投写部に対し、適切な画像の大きさまたは種別を示唆する示唆画像を投写させる制御を行い、
    前記示唆画像を投写する、
    投写方法。
JP2011081674A 2011-04-01 2011-04-01 プロジェクターおよび投写方法 Active JP5810590B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011081674A JP5810590B2 (ja) 2011-04-01 2011-04-01 プロジェクターおよび投写方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011081674A JP5810590B2 (ja) 2011-04-01 2011-04-01 プロジェクターおよび投写方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012217072A true JP2012217072A (ja) 2012-11-08
JP5810590B2 JP5810590B2 (ja) 2015-11-11

Family

ID=47269420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011081674A Active JP5810590B2 (ja) 2011-04-01 2011-04-01 プロジェクターおよび投写方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5810590B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0993458A (ja) * 1995-09-20 1997-04-04 Fujitsu General Ltd テレビジョン受像機
JP2008042353A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Orion Denki Kk 映像表示装置及び視聴制限プログラム及び視聴制限方法
JP2008092002A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Sharp Corp 画面表示制御装置、画面表示制御システム及び画面表示制御方法
JP2010175885A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Panasonic Corp 映像表示装置
JP2010252270A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
JP2011049630A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Canon Inc 3d映像処理装置及びその制御方法
JP2011059528A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Sony Corp 表示装置および制御方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0993458A (ja) * 1995-09-20 1997-04-04 Fujitsu General Ltd テレビジョン受像機
JP2008042353A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Orion Denki Kk 映像表示装置及び視聴制限プログラム及び視聴制限方法
JP2008092002A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Sharp Corp 画面表示制御装置、画面表示制御システム及び画面表示制御方法
JP2010175885A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Panasonic Corp 映像表示装置
JP2010252270A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
JP2011049630A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Canon Inc 3d映像処理装置及びその制御方法
JP2011059528A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Sony Corp 表示装置および制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5810590B2 (ja) 2015-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070273835A1 (en) Digital projector with timer
US9936179B2 (en) Image projection apparatus and method of controlling the same, and non-transitory computer-readable storage medium
US8905556B2 (en) Projector having control unit that controls lens shift during zoom by lens driving unit and control method thereof
JP2012195728A (ja) 表示装置、表示システム、及び、表示装置の制御方法
JP2010153983A (ja) 投影型映像表示装置および該方法
JP2013197797A (ja) 映像表示装置および映像表示方法
JPWO2018042865A1 (ja) 画像表示装置及び投射光学系
JP2006276101A (ja) 立体画像表示装置
JP2011085798A (ja) レンズシフト機構および投写型映像表示装置
JP5327010B2 (ja) 表示システム、および表示システムを制御する方法
JP2007264335A (ja) 投影装置、ピント状態表示方法及びプログラム
WO2023143505A1 (zh) 一种图像生成装置、显示设备和图像生成方法
JP2012217070A (ja) プロジェクターおよび投写方法
JP5810590B2 (ja) プロジェクターおよび投写方法
CN107896322B (zh) 投影装置、投影装置的控制方法以及存储介质
JP5549421B2 (ja) 投影装置、投影方法及びプログラム
JP2016061983A (ja) 投影システム、投影システムの制御方法、投影システムの制御プログラム
JP5516199B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、投影装置及びプログラム
US11189249B2 (en) Operation method for head-mounted display device and head-mounted display device
WO2014209354A1 (en) Image stabilization in a pico projector
JP2011197236A (ja) 画像表示装置
JP2012242487A (ja) プロジェクタ
JP5205704B2 (ja) 投影装置、投影方法及びプログラム
US20150346502A1 (en) Autostereoscopic three-dimensional projector and method of displaying thereof
JP2016025430A (ja) プロジェクタおよびヘッドアップディスプレイ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5810590

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350