JP2011197236A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】後方に投射画像を表示でき後方の映像を前に透過することができる表示装置を実現する。
【解決手段】後方の映像を映すミラーが運転席の前方に配置された室内における画像表示装置(12,14)は、運転席より後方に配置されたスクリーン(350)と、スクリーンにその後方から画像を投影する投影手段(210,230)と、ミラーの前面に配置されたシャッタ(330)と、シャッタ及びスクリーンの光透過状態と光散乱状態を可逆的に且つそれぞれ同期的に変化させるとともに、スクリーンの光散乱状態に同期的に投影手段からの画像を投影させる制御部(100,300)と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置に関し、特に、時分割的に、投射画像を表示し後方の映像を透過することができる表示装置に関する。
自動車における前列シートの背面に、ドライバの後方視認を妨げないように例えば液晶表示装置のような小型の表示装置を配置して、乗客に動画像を視聴させるシステムが存在する。
既知の或る視線一致型の画像表示装置は、画像を投影する投影手段とその投影手段からの投影光を結像する表示スクリーン手段とを含んでいる。その画像表示装置は、その表示スクリーン手段を挾んで表示画像を観察する観察者と対向する位置に設定された撮影手段と、その表示スクリーン手段に印加される電気信号により光の透過状態を制御する制御手段と、その制御手段によりその表示スクリーン手段の光透過状態と光不透過状態を交互に切替え、光透過状態時にその撮影手段への起動を行い、かつ、その表示スクリーン手段が光透過状態時にその投影手段の画像投影を中断する手段と、を含んでいる。周期的に変動する観察者側の周囲光強度を検出してその周囲光強度が所定の値に到達したときに、撮影手段による画像入力が行われる。
既知の或る表示撮像装置では、スクリーンの裏面斜め後方にプロジェクタを配置して、ビデオ・カメラをスクリーン裏面に垂直に配置できるようにし、互いの配置により生じる投射映像や撮影像の光路の妨害をなくす。この時、スクリーンへの斜め後方からの投射映像の台形歪みを、逆台形歪み補正回路により予め逆補正し、正しい映像が表示されるようにする。これにより、投射と撮影の光軸をスクリーン面で一致させて対話者同士の視線を一致させると共に、斜め方向からの投射によって前面の対話者にプロジェクタの光源等の光が直接入り込まないようにする。又、プロジェクタとスクリーンの間にマスクを設け、撮影期間だけ遮光して光源等の映り込みを防止し、クリーンな撮影像を得る。それによって、対話者同士の視線を一致させ、同一場所で対話する感覚を味わえる表示空間を実現する。
特許第3011439号公報(特開平4−096581号公報) 特開平6−133311号公報
大型の表示装置を自動車の前列シートと後列シートの間に配置すると、その表示装置によってドライバの後方の視野が狭くなる。
発明者たちは、自動車内において表示画像に同期的にスクリーンを時分割的に不透明にし、残りの時間に外側の光を内側へ透過するようにスクリーンを透明にするよう制御すれば、自動車のドライバの後方の視認性を確保しつつ、スクリーンに投射画像を表示することができる、と認識した。
本発明の目的は、後方に投射画像を表示でき後方の映像を前に透過することができる表示装置を実現することである。
本発明の実施形態の一観点(特徴)によれば、画像表示装置は、運転席後方の映像を映すミラーが該運転席の前方に配置された室内における画像表示装置において、その運転席より後方に配置されたスクリーンと、そのスクリーンにその後方から画像を投影する投影手段と、そのミラーの前面に配置されたシャッタと、そのシャッタ及びそのスクリーンの光透過状態と光散乱状態を可逆的に且つそれぞれ同期的に変化させるとともに、そのスクリーンの光散乱状態に同期的にその投影手段からの画像を投影させる制御部と、を有する。
本発明の実施形態の一観点によれば、後方に投射画像を表示でき後方の映像を前に透過することができる表示装置を実現することができる。
図1は、実施形態による表示システムまたは表示装置の概略的構成の例を示している。 図2は、別の実施形態による表示システムまたは表示装置の概略的構成の例を示している。 図3は、図1および2の表示システムの概略的なブロック図の例を示している。 図4A〜4Dは、図3の画像/外光切換制御装置によって生成されるパルス信号の波形の例を示している。図5A〜5Dは、図3の画像/外光切換制御装置によって生成されるパルス信号の例を示している。図6A〜6Dは、図3の画像/外光切換制御装置によって生成されるパルス信号の波形の例を示している。 図7は、情報処理機器によって実行される、画像表示のための制御のフローチャートの例を示している。 図8は、自動車が停車して運転されていない状態にある場合におけるスクリーン装置の可能な配置を示している。 図9Aおよび9Bは、自動車の天井への取り付け形態の例を示すスクリーン装置のそれぞれ正面図および左側面図である。図9Cは、図9Aおよび9Bに示されたヒンジ部材のより具体的な構成の例を示している。
発明の目的および利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素および組み合わせによって実現され達成される。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、典型例および説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない。
本発明の非限定的な実施形態を、図面を参照して説明する。図面において、同様のコンポーネントおよび素子には同じ参照番号が付されている。
図1は、実施形態による、表示システムまたは表示装置12の概略的構成(configuration)の例を示している。
図2は、図1の変形形態であり、別の実施形態による、表示システムまたは表示装置14の概略的構成(configuration)の例を示している。
図3は、図1および2の表示システム12または14の概略的なブロック図の例を示している。
図1および3を参照すると、特に自動車2に適した表示システムまたは表示装置12は、ビデオ用のプロジェクタ210と、例えば液晶シャッタ装置のようなシャッタ装置230および330と、例えば液晶反射型スクリーン装置のようなスクリーン装置350と、を含んでいる。表示システム12は、さらに例えば液晶シャッタ装置のようなシャッタ装置370を含んでいてもよい。表示システム12は、さらに外部照度検出用の照度センサ120を含んでいてもよい。プロジェクタ210は、例えば表示用の液晶パネルおよびレンズを含んでいてもよい(図示せず)。シャッタ装置230は、プロジェクタ210の出射口の前に配置されている。スクリーン装置350は、自動車2において概ね前後方向に前列シート(運転席)702の背面付近または前列シート702と後列シート704の間に配置され垂直方向に天井と前列シート702の間の空間に配置されている。スクリーン装置350は、視聴者としての乗客の視野方向に対してその角度が調整可能であってもよい。シャッタ装置330は、運転席の前方に配置され運転席後方からの映像を映すルーム・ミラー40の前面に配置されている。シャッタ装置370は、自動車2のリア・ウィンドウ(後部窓)30の内側に配置されている。
液晶シャッタ装置および液晶反射型スクリーン装置は、印加電圧に応じて、可逆的に光学的な散乱状態と透過状態の2つの状態を取る。液晶シャッタ装置および液晶反射型スクリーン装置は、例えば電圧の印可と非印加に応じて透過状態と不透過状態をとる日本板硝子製ウムフィルム(調光ガラス)を用いてもよい。液晶シャッタ装置は、例えば、高速液晶シャッタ装置であってもよい。
表示システム12は、さらに、表示番組またはコンテンツの選択のための情報処理機器200、および内側の画像の投射と外側の光または景色の内側への透過とを切り換えるための画像/外光切換制御装置300を含んでいる。要素210、230、330、350、370、200および300は、電源(図示せず)から供給電力を受け取る。情報処理機器200は、パーソナル・コンピュータ、またはオーディオ/ビデオ再生システムであってもよい。
情報処理機器200は、操作キーを含む入力装置110および表示装置112を含んでいる。情報処理機器200は、ドライバまたは乗客による入力装置110の操作OPに従って、プロジェクタ210に再生された画像信号を供給する。プロジェクタ210は、情報処理機器200からの画像信号に従って、表示画像を生成してスクリーン装置350に投射する。また、情報処理機器200は、その操作OPに従って、要素210、230、330、350、370およびに制御信号CTLを供給する。さらに、情報処理機器200は、その操作OPに従って、照度センサ120の照度の大きさに応じて、画像/外光切換制御装置300に制御信号CTLを供給してもよい。
画像/外光切換制御装置300は、情報処理機器200からの制御信号CTLとしてのオン/オフ制御信号およびデューティ比に従って、シャッタ装置230、330、スクリーン装置350、シャッタ装置370を駆動するための対応するデューティ比のパルス信号PS_A、PS_B、PS_CおよびPS_Dを生成する。画像/外光切換制御装置300は、さらに、情報処理機器200からの制御信号CTLとしての同期信号に従って、パルス信号PS_A、PS_B、PS_CおよびPS_Dを生成してもよい。
シャッタ装置230は、パルス信号PS_Aに応答して、時分割的に、光透過状態でプロジェクタ210からの投射画像を透過させ、光散乱状態でその投射画像を遮断する。スクリーン装置350は、パルス信号PS_Cに応答して、時分割的にパルス信号PS_Aに同期的に、光散乱状態で白濁してプロジェクタ210からシャッタ装置230を通過した投射画像を写映反射し、光透過状態で透明化して自動車2の外側から室内への光を透過させる。
シャッタ装置330は、パルス信号PS_Bに応答して、時分割的にパルス信号PS_Aに同期的に、光散乱状態でルーム・ミラー40へのスクリーン装置350の表示画像の入射を遮断し、光透過状態でリア・ウィンドウ30およびスクリーン装置350を透過したルーム・ミラー40による外側の光または景色の反射を透過する。シャッタ装置370は、使用される場合には、パルス信号PS_Dに応答して、時分割的にパルス信号PS_Aに同期的に、光散乱状態でスクリーン装置350の表示画像の後方外側への漏れとリア・ウィンドウ30を通した外側から景色の光を遮断し、光透過状態で外側の光または景色を透過する。シャッタ装置370による外側からの光の遮断によって、後方外側からの光がスクリーン装置350に当たって画像が見にくくなるのが低減される。
図3において、情報処理機器200は、制御部100、入力装置110、表示装置112、メモリ202、画像再生部204を含んでいる。メモリ202は、プログラム記憶領域、およびデータ記憶領域を含んでいる。制御部100は、プロセッサまたはマイクロコンピュータであってもよい。制御部100の制御機能は、ハードウェアとして集積回路の形態で実装されても、メモリ202に格納されるプログラムの形態で実装されていてもよい。この場合、制御部100は、メモリ202に格納されるプログラムに従って動作する。
制御部100は、ユーザによって入力装置110を介して入力または選択された再生番組またはコンテンツ識別情報に関する入力情報を、画像再生部204に供給する。制御部100は、入力情報に従って、制御信号CTLとして番組またはコンテンツ選択情報を画像生成部204に供給してもよい。画像生成部204は、制御部100の制御の下で、入力情報に従って、番組記憶媒体または記憶領域から番組の画像信号を取り出して再生成し、プロジェクタ210に供給する。プロジェクタ210は、その画像信号によって表される画像または映像を内部の液晶パネル上に生成し表示してスクリーン装置350に向けて投射する。プロジェクタ210とシャッタ装置230は、一体化された画像投射手段を形成してもよい。
画像/外光切換制御装置300は、発振器(OSC)302、322、342および362、デューティ比調整器またはパルス幅変調器(PWM)304、324、344および364、および増幅器(AMP)306、326、346および366を含んでいる。
発振器302、322、342および362は、情報処理装置200の制御部100からの制御信号CTLとしてのオン/オフ制御信号に従って、起動しまたは停止し、例えば30Hz、60Hz、120Hzのような周期的なパルス信号を生成してデューティ比調整器304、324、344および364に供給する。そのパルス信号は、表示画像のフレーム周波数(例えば、30Hz、60Hz、90Hz)と同期し、そのフレーム周波数の整数分の1(例えば、1/2、1/3)か、そのフレーム周波数と同じかまたはその倍数の周波数であることが好ましい。この場合、制御部100は、画像再生部204からの画像信号のフレーム同期信号に従って、フレーム同期信号に同期したそのフレーム周波数の整数分の1かフレーム周波数と同じまたは倍数の周波数の同期信号を制御信号CTLとして発振器302、322、342および362に供給してもよい。発振器302、322、342および362は、その同期信号に同期してパルス信号を生成する。
デューティ比調整器304、324、344および364は、情報処理装置200の制御部100からの制御信号CTLとしてのデューティ比を表す信号に従って、発振器302、322、342および362のパルス信号のデューティ比を調整して、調整されたデューティ比を有するパルス信号を生成し増幅器306、326、346および366に供給する。増幅器306、326、346および366は、デューティ比調整器304、324、344および364からのパルス信号を増幅して駆動用のパルス信号PS_A、PS_B、PS_CおよびPS_Dを、シャッタ装置230、330、スクリーン装置350、シャッタ装置370に供給する。パルス信号PS_A、PS_B、PS_CおよびPS_Dは、スクリーン装置350およびシャッタ装置230、330、370の同期信号でもある。パルス信号PS_Cおよび/またはPS_Dは、デューティ比調整器324からのパルス信号を増幅器326によって増幅したものであっても、パルス信号PS_Bと同じであってもよい。また、発振器302だけを用いてもよく、即ち図3において発振器302が他の発振器322、342および362として用いられてもよい。
発振器302、322、342および362からのパルス信号が画像信号のフレーム同期信号に同期している場合には、パルス信号PS_A、PS_B、PS_CおよびPS_Dはフレーム同期信号に同期する。それによって、表示画像のフレーム周期とシャッタ装置230の開閉動作の周期とが同期し、不同期の場合に生じるであろうスクリーン装置350に表示される動画像の例えばちらつき等の不自然さ(アーティファクト)を防止または減少させることができる。
図2および3を参照すると、表示システムまたは表示装置14は、要素120、200、300、330および350に加えて、図1のプロジェクタ210およびシャッタ装置230の代わりにDLP(Digital Light Processing)プロジェクタ212を含んでいる。表示システム14は、さらに外部照度検出用の照度センサ120を含んでいてもよい。DLPプロジェクタ212は、光源、ダイクロイック・フィルタ、ピクセル単位で光源の光をスクリーン装置350へ向けて反射させおよびスクリーン装置350から逸らするためのDMD(Digital Micromirror Device)、および複数のレンズを含んでいる。
この場合、情報処理機器200はDLPプロジェクタ212に表示情報および制御信号CTLを供給する。DLPプロジェクタ212は、パルス信号PS_Aに応答して、画像または映像を生成して投射しまたはその生成を停止する。
DLPプロジェクタ212は、情報処理機器200からの画像信号に従って、表示画像を表す画像をスクリーン装置350に投射する。画像/外光切換制御装置300は、情報処理機器200からの制御信号CTLに従って、DLPプロジェクタ212のDMDの駆動用のパルス信号PS_Aを生成し、DLPプロジェクタ212に供給する。
図4A〜4Dは、図3の画像/外光切換制御装置300によって生成されるパルス信号PS_A、PS_B、PS_C、PS_Dの波形の例を示している。これは、照度センサ120によって検出された照度の大きさが中間の大きさの場合に適用されてもよい。
図5A〜5Cは、図3の画像/外光切換制御装置300によって生成されるパルス信号PS_A、PS_B、PS_C、PS_Dの波形の例を示している。これは、照度センサ120によって検出された照度の大きさが大きい(外が明るい)場合に適用されてもよい。
図6A〜6Cは、図3の画像/外光切換制御装置300によって生成されるパルス信号PS_A、PS_B、PS_C、PS_Dの波形の例を示している。これは、照度センサ120によって検出された照度の大きさが小さい(外が暗い)場合に適用されてもよい。
図4A、5Aおよび6Aにおいてパルス信号PS_Aが高レベルHのとき、それに同期的に、図4C、5Cおよび6Cにおいてパルス信号PS_Cが低レベルLになり、図4B、5Bおよび6Bにおいてパルス信号PS_Bが低レベルLになる。この場合、それ(PS_A)に同期的に図4D、5Dおよび6Dにおいてパルス信号PS_Dも低レベルLになる。図3A、4Aおよび5Aにおいてパルス信号PS_Aが低レベルLの場合、それに同期的に、図4C、5Cおよび6Cにおいてパルス信号PS_Bが高レベルHになり、図4B、5Bおよび6Bにおいてパルス信号PS_Cが高レベルHになる。この場合、それ(PS_A)に同期的に図4D、5Dおよび6Dにおいてパルス信号PS_Dも高レベルHになる。
図4A、5Aおよび6Aにおいて、パルス信号PS_Aが高レベルHの場合、シャッタ装置230またはDLPプロジェクタ212(DMD)は、開状態または通過状態になって画像をスクリーン装置350に投射させる。図4C、5Cおよび6Cにおいて、パルス信号PS_Cが低レベルLの場合、スクリーン装置350は、閉状態または光学的散乱状態になって投射された画像を映す。図4B、5Bおよび6Bにおいて、パルス信号PS_Bが低レベルLのとき、シャッタ装置330は、閉状態になってスクリーン装置350から画像の漏光のルーム・ミラー40への入射を遮断する。それによって、ドライバにとって画像表示によって後方の外の景色が見にくくなるのを防止する。図4D、5Dおよび6Dにおいて、パルス信号PS_Dが低レベルLのとき、シャッタ装置370は、閉状態になってスクリーン装置350上の表示画像の外側への出射と外側の光の内側への入射とを遮断する。
図4A、5Aおよび6Aにおいて、パルス信号PS_Aが低レベルLの場合、シャッタ装置230またはDLPプロジェクタ212は、閉状態または遮断状態になって画像の投射を遮断する。図4C、5Cおよび6Cにおいて、パルス信号PS_Cが高レベルHの場合、スクリーン装置350は、開状態または光学的透過状態になって外からの光または景色を透過する。図4B、5Bおよび6Bにおいて、パルス信号PS_Bが高レベルHの場合、シャッタ装置330は、開状態または透過状態になってスクリーン装置350を透過した光または景色のルーム・ミラー40への入射およびルーム・ミラー40による反射を透過する。図4D、5Dおよび6Dにおいて、パルス信号PS_Dが高レベルHのとき、シャッタ装置370も、開状態または透過状態になって外からの光または景色を透過する。
図4A〜4Dに示されているように、入力装置110の外光透過量設定に従ってまたは照度センサ120によって検出された照度の大きさが中間の場合、パルス信号PS_A、PS_B、PS_CおよびPS_Dのデューティ比またはパルス幅はそれぞれ中間状態を示す。それによって、スクリーン装置350による画像表示と透過が時分割的に等しい時間的割合で行われる。
図5A〜5Dに示されているように、入力装置110の外光透過量設定に従ってまたは照度センサ120によって検出された照度の大きさが大きい場合、パルス信号PS_Aのデューティ比またはパルス幅は大きく、PS_B、PS_CおよびPS_Dのデューティ比またはパルス幅は小さい。それによって、スクリーン装置350による画像表示と透過が、表示時間が透過時間より長くなる割合で行われる。それによって、外の景色が明るい場合に、スクリーン装置350上の投射画像をより明るく表示することができる。
図6A〜6Dに示されているように、入力装置110の外光透過量設定に従ってまたは照度センサ120によって検出された照度の大きさが小さい場合、パルス信号PS_Aのデューティ比またはパルス幅は小さく、PS_B、PS_CおよびPS_Dのデューティ比またはパルス幅は大きい。それによって、スクリーン装置350による画像表示と透過が、表示時間が透過時間より短くなる割合で行われる。それによって、外の景色が暗い場合に、スクリーン装置350を通して入射されルーム・ミラー40に映る外側の景色をより明るくすることができる。
図7は、情報処理機器200によって実行される、画像表示のための制御のフローチャートの例を示している。
図7を参照すると、ステップ502において、情報処理機器200の制御部100は、入力情報OPの入力状態または画像再生部204の動作状態を参照して画像表示の状態がオン状態かどうかを判定する。画像表示の状態がオン状態であると判定された場合は、手順はステップ504に進む。画像表示の状態がオン状態でない、即ちオフ状態であると判定された場合は、手順は図7のルーチンを出る。
ステップ504において、制御部100は、ユーザによる入力装置110からの入力情報OPに従って再生すべき番組を選択する。
ステップ506において、制御部100は、照度センサ120から照度の大きさを表す信号または入力装置110からの外光透過量設定を取得する。ステップ508において、制御部100は、照度の大きさまたは外光透過量設定に応じてパルス信号PS_A、PS_B、PS_CおよびPS_Dのデューティ比を決定する。
ステップ510において、制御部100は、プロジェクタ210またはDLPプロジェクタ212、および画像/外光切換制御装置300を起動する。ステップ511において、制御部100は、デューティ比を表す制御信号CTLを画像/外光切換制御装置300に供給する。画像/外光切換制御装置300は、デューティ比に応じてパルス幅調整されたパルス信号PS_A、PS_B、PS_CおよびPS_Dを供給する。
ステップ512において、制御部100は、入力情報OPの入力状態または画像再生部204の動作状態を参照して画像表示がオフ状態かどうかを判定する。画像表示がオフ状態であると判定された場合は、手順はステップ524に進む。ステップ511(パルス発生)〜512は、画像表示がオフ状態であると判定されるまで繰り返される。
ステップ524において、制御部100は、プロジェクタ210またはDLPプロジェクタ212、および画像/外光切換制御装置300を停止して、投射画像およびパルス信号PS_A、PS_B、PS_CおよびPS_Dの発生を停止させる。その後、手順は図7のルーチンを出る。
図1および2に示されているように、プロジェクタ210またはDLPプロジェクタ212が停止しスクリーン装置350が使用されない場合には、スクリーン装置350は、破線で示された自動車2の天井側の位置に回転させて収納することができるようにすることが好ましい。
図8は、自動車2が停車して運転されていない状態にある場合におけるスクリーン装置350の可能な配置を示している。この場合、自動車2は映写室として使用することができ、スクリーン装置350を図示のような車内のフロント・ウィンドウ(前部窓)側に配置し、前列シート702を倒すことによって、スクリーン装置350を後列シート704から見やすくすることができる。この場合、情報処理機器200は、ドライバまたは乗客の操作OPに従って、外からの光がスクリーン装置350に当たるのを防止するために、シャッタ装置370を完全に閉状態にすることが好ましい。
図9Aおよび9Bは、自動車2の天井への取り付け形態の例を示すスクリーン装置350のそれぞれ正面図および左側面図である。自動車2の天井に取り付けられた固定部材602の底面に、スクリーン装置350がその上辺側面の中央でヒンジ部材610を用いて取り付けられている。代替形態として、スクリーン装置350は、その上辺側面に沿って、固定部材602の底面の複数の位置に複数のヒンジ部材610を用いて取り付けられてもよい。固定部材602は、自動車2の天井の異なる複数の位置に着脱可能な形態で固定されてもよい。スクリーン装置350は、ドライバまたは乗客によって回転され動かされて、固定部材602に対して前後180度の範囲の任意の角度位置にヒンジ部材610によって保持され固定される。
図9Cは、図9Aおよび9Bに示されたヒンジ部材610のより具体的な構成の例を示している。ヒンジ部材610は、左右端部の円柱状の凹所を有する部材614および616と、中間の環状部材(リング)612と、軸(シャフト)618とを有する。軸618は、回転可能な形態で環状部材612の開孔を通されて、その両端部が部材614および616の凹所にそれぞれ挿入され固定される。部材614および616の外周面の頂部分は固定部材602の底面の中央に固定される。環状部材612の外周面の底部分はスクリーン装置350の上辺側面に固定される。
ここで挙げた全ての例および条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明および概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例および条件に限定することなく解釈されるものである。また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換および変形を施すことができる。
以上の実施例を含む実施形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 運転席後方の映像を映すミラーが該運転席の前方に配置された室内における画像表示装置において、
前記運転席より後方に配置されたスクリーンと、
前記スクリーンにその後方から画像を投影する投影手段と、
前記ミラーの前面に配置されたシャッタと、
前記シャッタ及び前記スクリーンの光透過状態と光散乱状態を可逆的に且つそれぞれ同期的に変化させるとともに、前記スクリーンの光散乱状態に同期的に前記投影手段からの画像を投影させる制御部と、
を有することを特徴とする画像表示装置。
(付記2) 前記投影手段は、
連続的に画像を投影する投影装置と、
前記画像の前記スクリーンへの投影を前記制御部からの同期信号に従って制御し、前記投影装置からの画像を前記スクリーンに投影させる第2のシャッタと、
を有するものであることを特徴とする、付記1に記載の画像表示装置。
(付記3) さらに、前記室内の後部窓に、前記ミラーに配置された前記シャッタと同期して光透過状態と光散乱状態を可逆的に変化させる第3のシャッタを有することを特徴とする、付記1または2に記載の画像表示装置。
(付記4) 前記スクリーンを保持して前記室内の天井に固定し、前記スクリーンの固定角度を変更可能に設定する固定手段を有することを特徴とする、付記1乃至3のいずれかに記載の画像表示装置。
12、14 表示システム
30 リア・ウィンドウ
40 ルーム・ミラー
120 照度センサ
200 情報処理機器
100 制御部
110 入力装置
112 表示装置
202 メモリ
204 映像生成部
210 プロジェクタ
212 DLPプロジェクタ
230 シャッタ装置
300 画像/外光切換制御装置
330 シャッタ装置
350 スクリーン装置
370 シャッタ装置

Claims (3)

  1. 運転席後方の映像を映すミラーが該運転席の前方に配置された室内における画像表示装置において、
    前記運転席より後方に配置されたスクリーンと、
    前記スクリーンにその後方から画像を投影する投影手段と、
    前記ミラーの前面に配置されたシャッタと、
    前記シャッタ及び前記スクリーンの光透過状態と光散乱状態を可逆的に且つそれぞれ同期的に変化させるとともに、前記スクリーンの光散乱状態に同期的に前記投影手段からの画像を投影させる制御部と、
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記投影手段は、
    連続的に画像を投影する投影装置と、
    前記画像の前記スクリーンへの投影を前記制御部からの同期信号に従って制御し、前記投影装置からの画像を前記スクリーンに投影させる第2のシャッタと、
    を有するものであることを特徴とする、請求項1に記載の画像表示装置。
  3. さらに、前記室内の後部窓に、前記ミラーに配置された前記シャッタと同期して光透過状態と光散乱状態を可逆的に変化させる第3のシャッタを有することを特徴とする、請求項1または2に記載の画像表示装置。
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