JP2012211624A - 索条体 - Google Patents

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    • F16C1/10Means for transmitting linear movement in a flexible sheathing, e.g. "Bowden-mechanisms"
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Abstract

【課題】組み立て性の良い索条体を提供する。
【解決手段】内索と、内索を内部に挿通する外索と、内索と外索とに渡設されたカバーと、変形させることでカバーを内索又は外索に圧接する環状部材とを有する索条体において、カバーは、外索の先端側を覆う覆設部を有し、覆設部に、環状部材の変形により外索の外表面へ圧接する圧接部と、環状部材の傾き及びその軸方向の移動を規制して、環状部材をその軸方向と、外索の軸方向とが平行である状態に保持する保持部と、保持部に隣接して、保持部の変形を防止する難撓部とが設けられることを特徴とする索条体。
【選択図】図8

Description

本発明は、組み立て性を向上した車両用の索条体に関する。
車両において、その利用者がシフトレバーに対し行った操作をトランスミッションに伝達するコントロールケーブルとして使用される索条体は、シフトレバーのロッドとトランスミッションのロッドを連結するインナーケーブル等の内索と、該内索を内部に移動可能に挿通させるアウターケーシング等の外索とにより構成される。この索条体では、トランスミッション側の端部において、雨水等の水が内索と外索の間から侵入して、それらに錆びが生じることがある。このように錆びが生じた場合には、内索が動きにくくなるため、前記利用者がシフトレバーに対し行った操作を、トランスミッションに伝達することが困難となる。
このような状況を鑑みてか、特許文献1には、トランスミッション側の端部において、内索と外索との間に防水性の伸縮可能なカバーを渡設した索条体が開示されている。この索条体では、前記カバーの一端及び他端を、夫々、内索及び外索に水密に圧着することで、内索と外索との間から水が浸入することを防ぐとされている。
特開2006−10003号公報
しかしながら、特許文献1に開示される索条体では、カバーを、予めそれに外嵌させている環状部材を少なくとも一部が縮径するように変形させて外索に水密に圧接するとされるが、当該カバーの肉厚が薄いので変形しやすく、変形させる前の環状部材の移動可能な範囲も広く構成されている。そのため、この索条体では、作業者が環状部材を変形させるときに、環状部材を圧接させたい位置に調整しつつ行う必要があり、その組み立て性に問題がある。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、組み立て性の良い索条体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の索条体は、内索と、該内索を内部に挿通する外索と、前記内索と前記外索とに渡設されたカバーと、変形させることで前記カバーを前記内索又は前記外索に圧接する環状部材とを有する索条体において、前記カバーが、前記外索の先端側を覆う覆設部を有し、該覆設部に、前記環状部材の変形により前記外索の外表面へ圧接する圧接部と、前記環状部材の傾き及びその軸方向の移動を規制して、該環状部材をその軸方向と、前記外索の軸方向とが平行である状態に保持する保持部と、該保持部に隣接する難撓部とが設けられることを特徴としている。
(1)本発明の索条体は、内索と外索とを渡設するカバーの覆設部の保持部が、環状部材の傾き及びその軸方向の移動を規制して、該環状部材をその軸方向と、外索の軸方向とが平行である状態に保持し、更に、前記保持部に隣接して前記覆設部に設けられた難撓部が保持部の変形を抑制する。これにより、本索条体は、環状部材が傾くことや、その軸方向に移動することを防止して、外索の先端側を前記覆設部が覆った状態で、環状部材を変形させて、前記覆設部の圧接部を外索の外表面に圧接できるので、作業者が環状部材の位置を調整する必要がなく、組み立て性良く組み立てを行うことができる。
(2)本発明の索条体では、カバーの覆設部の難撓部が、外索の軸方向に垂直な方向において、前記覆設部の圧接部より肉厚を厚くすることで構成されているので、成形型等を使用して、それらを一体に形成することができる。従って、本索条体では、カバーを簡便に製造することができる。
(3)本発明の索条体では、カバーの覆設部の保持部が、前記覆設部の圧接部を挟むようにその両側で外索の軸方向に垂直な方向に突出し、その突出厚さが前記環状部材の肉厚より厚いので、前記保持部による環状部材の保持面積を大きくして、環状部材の移動をより確実に規制できるので、更に組み立て性良く組み立てを行うことができる。
(4)本発明の索条体では、カバーの覆設部の圧接部と保持部とにより構成される収容空間に、変形させた後の前記環状部材が収容されるので、変形させることにより生じた環状部材のエッジ等が他の部材に触れて、当該環状部材が外れることを防止できる。
(5)本発明の索条体では、カバーの覆設部の内径が外索の外径よりも小さいことにより、前記覆設部により外索の先端部を覆った際に、覆設部から外索に締め付け力が加わることでそれらが密着する。これにより、本索条体では防水性を向上することができる。
本発明の索条体の正面図。 内索の拡大正面図。 (a)内部に内索が挿通されたときの外索の拡大正面図、(b)(a)におけるA−A断面図。 (a)カバーの拡大正面図、(b)(a)におけるB−B断面図。 (a)環状部材の拡大正面図、(b)(a)におけるC−C断面図。 組み立て手順を説明する図であり、(a)要部拡大正面図、(b)(a)におけるD−D拡大断面図。 組み立て手順を説明する図であり、(a)要部拡大正面図、(b)(a)におけるE−E拡大断面図。 組み立て完了時の状態を示す図であり、(a)要部拡大正面図、(b)(a)におけるF−F拡大断面図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。本発明の索条体1は、車両のトランスミッションTRのロッドと、シフトレバーSFのロッドを繋ぐものであり、図1に示すように、一端側が前記トランスミッションTRのロッドに、他端側が前記シフトレバーSFのロッドに夫々接続される内索2と、該内索2を内部に移動可能に挿通させる外索3と、一端側において内索2と外索3とに渡設されるカバー4と、変形させることでカバー4を外索3に圧接する環状部材5とを備えている。
本索条体1は、前記図外の車両の利用者が、前記シフトレバーSFに対し行った操作を、前記トランスミッションTRのロッドに伝達するコントロールケーブルとして使用されるものである。本索条体1は、前記カバー4が渡設されている一端側の構成に特徴があり、以下では当該構成を中心に説明を行う。
前記内索2は、図2に示すように、金属ワイヤ等により構成されるインナーケーブル6の一端に前記トランスミッションTRのロッドにつなぐためのロッドエンド7が接続されている。又、内索2は、前記インナーケーブル6の他端に前記シフトレバーSFのロッドにつなぐための図1に示すインナーエンド8が接続されている。
前記ロッドエンド7は、図2に示すように、円柱棒状であり、前記インナーケーブル6の一端が、その一端に接続されるガイドロッド部7aと、該ガイドロッド部7aの他端に設けられて図4(a),(b)に示すカバー4を係止するための係止部7bと、該係止部7bの前記ガイドロッド部7aと反対側に設けられて前記トランスミッションTRのロッドに接続される円環状の取付部7cとを備える。
前記係止部7bは、図2に示すように、その前記ガイドロッド部7a側端及び前記取付部7c側端から、夫々、ロッドエンド7の軸方向に対し垂直な方向へ円環状に突出する突出部71b,72bと、該突出部71b,72bの間で、ガイドロッド部7aより大径に、且つ、突出部71b,72bよりも小径に形成された円柱状のカバー取付部73bとにより構成される。
前記外索3は、図3(a),(b)に示すように、金属層と樹脂層を複数重ねて構成された可撓性を有するアウターケーシング9と、該アウターケーシング9の一端が、その一端側へ挿入されて固定されるケーシングキャップ10と、一端より図2に示す前記ロッドエンド7のガイドロッド部7aが挿入されるガイドパイプ11と、前記ケーシングキャップ10と前記ガイドパイプ11の夫々の他端側を防振ゴム12と共に内部に収納することでそれらを連結するソケット13と、前記アウターケーシング9の他端に取り付けられる図1に示す端末構造部14とを備える。又、外索3は、前記ケーシングキャップ10、前記ガイドパイプ11、前記防振ゴム12及び前記ソケット13のそれぞれの軸方向を一致させた状態で構成されている。
前記アウターケーシング9は、図3(b)に示すように、パイプ状のものであり、内部に、図2に示す前記インナーケーブル6が移動可能に挿通される。
前記ケーシングキャップ10は、図3(b)に示すように、円筒状に構成されており、その軸方向に対して垂直方向に外表面から円環状に突出するフランジ部10aを備える。又、ケーシングキャップ10には、その軸方向に沿って設けられた一端側端面に開口した孔であり、アウターケーシング9の固定用のアウターケーシング固定部10bと、該アウターケーシング固定部10bと連通して、それより小径に他端側端面へ開口し、図2に示すインナーケーブル6を移動可能に挿通させるためのインナーケーブル挿通部10cとが設けられている。
前記ガイドパイプ11は、図3(b)に示すように、直線パイプ状に構成されており、その内部側に一端より挿入される図2に示す前記ロッドエンド7のガイドロッド部7aを移動可能に挿通させる。又、ガイドパイプ11の他端には、球状に形成された球状部11aが形成されている。この球状部11aが前記防振ゴム12を介してソケット13に保持されることにより、ガイドパイプ11の一端側は、図3(a),(b)に矢印で示すように、所定範囲で首振りさせることが可能である。
前記防振ゴム12は、図3(b)に示すように、円筒状に構成されており、その軸方向に対して垂直方向に外表面から円環状に突出する円環部12aを備える。又、防振ゴム12は、その軸方向に沿って設けられた一端側端面に開口した孔であり、前記ケーシングキャップ10の他端側を、該ケーシングキャップ10の外表面に備えられたフランジ部10aと共に保持するケーシングキャップ保持部12bを備える。更に、防振ゴム12は、前記ケーシングキャップ保持部12bと連通して他端側端面へ開口し、前記ガイドパイプ11の球状部11aを保持する球状の孔であるガイドパイプ保持部12cを備える。
前記ソケット13は、図3(a),(b)に示すように、外周が円柱状の大径部13aと、該大径部13aより小径であり、外周が円柱状の小径部13bとが段差部13cを有し連結された形状であり、その軸方向に沿って貫通した貫通孔でありケーシングキャップ10の他端側、及び、ガイドパイプ11の球状部11aを防振ゴム12と共に収容する収容部13dを備えている。
又、ソケット13は、前記大径部13aの前記段差部13cとは反対側の端面にワッシャー15が取り付けられると共に、前記小径部13bの前記段差部13cと反対側の端面において、その軸方向に対して垂直方向に内表面から円環状に突出するストッパ部13eが設けられることで、前記収容部13dに収容したケーシングキャップ10の他端側、及び、ガイドパイプ11の球状部11a及び防振ゴム12が外部に飛び出すことが防止される。
又、ソケット13は、その軸方向に対して垂直方向に、前記小径部13bの前記段差部13cと反対側の端部の外表面から円環状に突出する鍔部13fを備える。更に、ソケット13は、その軸方向に対して垂直方向に、前記段差部13cと前記鍔部13fとの間で、やや段差部13c寄りの小径部13bの外表面から円環状に突出する環状部13gを備える。前記鍔部13fと前記環状部13gとの間の部分は前記カバー4を固定するためのカバー取付部13hとして、又、前記段差部13cと前記環状部13gとの間の部分は前記図外の車両に本索条体1を固定するための車体固定部13iとして、夫々使用される。
前記カバー4は、図4(a),(b)に示すように、EPDM等の弾性材料により構成された両端間が貫通した中空のチューブ状のものであり、図2に示すロッドエンド7の係止部7bに取り付けるためのロッドエンド固定部4aと、該ロッドエンド固定部4aに隣接して伸縮自在に構成される蛇腹部4bと、該蛇腹部4bに隣接して該蛇腹部4bの伸縮に応じて膨らみ又は萎むことで当該カバー4の内部の空気圧を調整する空気溜り4cと、該空気溜り4cに隣接して図3(a),(b)に示すソケット13の鍔部13fとカバー取付部13hとを覆う覆設部4dとを有する。
前記ロッドエンド固定部4aは、図4(b)に示すように、その軸方向に対して垂直方向に内表面から円環状に突出した係合部41aが形成されている。
前記覆設部4dは、図4(b)に示すように、内表面に、図3に示すソケット13の鍔部13fを受け入れて保持するために拡径した拡径部41dが形成されている。又、覆設部4dは、前記拡径部41dを除く部分の内径が、図3(a),(b)に示すソケット13のカバー取付部13hの外径より小径に形成されている。
又、前記覆設部4dの外表面には、図5(a),(b)に示す環状部材5が外嵌する圧接部42dと、該圧接部42dを挟むようにその両側で、カバー4の軸方向に対し垂直な方向に突出して設けられる2つの保持部43dと、前記蛇腹部4b側の保持部43dに隣接して、カバー4の軸方向に対し垂直な方向に突出して設けられる難撓部44dとが形成されている。
前記圧接部42dは、図4(a),(b)に示すように円環状であり、外嵌した図5(a),(b)に示す環状部材5を変形させることで、図3(a),(b)に示すソケット13のカバー取付部13hに圧接される。
前記保持部43dは、図4(a),(b)に示すような円環状に突出して形成されており、その突出厚さt1は、図5(a),(b)に示す環状部材5の肉厚t2より厚く構成される。又、2つの保持部43dがなす間隔d1は、前記環状部材5の軸方向の幅d2と同じ又は僅かに広く構成されている。尚、この保持部43dは、外周が多角形となるような環状に突出して形成してもよく、複数の突起を間隔を空けて環状に形成してもよい。
前記難撓部44dは、図4(a),(b)に示すように円環状に突出して形成されており、そのカバー4の軸方向に対し垂直な方向の肉厚t3は、前記圧接部42dの肉厚t4より厚く、これにより、撓みにくく、或いは全く撓まないように構成されている。尚、この難撓部44dは、外周が多角形となるような環状に突出して形成してもよく、複数の突起を間隔を空けて環状に形成してもよい。
前記環状部材5は、金属製であり、図5に示すように、リング状に形成されるものである。この環状部材5は図外の加締め用工具などにより、変形させることが可能なものであり、その内径は前記圧接部42dの外径よりも大きく形成されている。
以上説明した内索2、外索3、カバー4及び環状部材5を用いて、本発明の索条体1の図1において内索2と外索3との間にカバー4を渡設している一端側を組み立てる手順について説明する。なお、この手順においては、内索2はインナーケーブル6の一端にはロッドエンド7が接続され、他端にはインナーエンド8が接続されていない状態で説明する。
まず、カバー4の覆設部4dの圧接部42dと2つの保持部43dとにより構成される空間に、環状部材5を嵌め込む。これにより、環状部材5が前記圧接部42dに外嵌した状態となる。
次に、カバー4を、内索2に固定する。これは、カバー4のロッドエンド固定部4aに設けられている係合部41aを、内索2のロッドエンド7の係止部7bに形成されている突出部71b,72bの間に挿入して、カバー取付部73bに全周にわたり密着させる。この際、前記ロッドエンド固定部4aの係合部41aは、その内径が前記カバー取付部73bの外径より小さいので、該カバー取付部73bに締め付け力を加えて水密に圧接する。
次に、外索3に、カバー4が取り付けられた内索2を挿通させる。これは、外索3のガイドパイプ11の一端側へ、内索2のインナーケーブル6の他端側から挿入してゆき、インナーケーブル6の一端が固定されたロッドエンド7のガイドロッド部7aを挿入することにより行う。この挿入により、図6(a)に示すように前記ガイドパイプ11に、カバー4が外嵌する。又、内索2のロッドエンド7、外索3のケーシングキャップ10、ガイドパイプ11、防振ゴム12、ソケット13、及びカバー4の夫々の軸方向が一致するようになる。
又、上記作業において、図6(a),(b)に示すように、カバー4の覆設部4dの圧接部42dと2つの保持部43dとにより構成される収容空間45dで、環状部材5が垂れ下がることがある。しかしながら、2つの前記保持部43dは、間隔d1が、環状部材5の軸方向の幅d2と同じか僅かに広く、更に、その軸方向に対して垂直な方向の突出厚さt1が、環状部材5の肉厚t2より厚い。そのため、環状部材5は、前記保持部43dに、その軸方向が外索3の軸方向と平行な状態を維持され、且つ、その軸方向に移動することが防止される。
次に、カバー4により外索3の先端側を覆う。これは、カバー4を外索3のソケット13方向に更に移動させて、図7(a)に示すように、外索3のソケット13の小径部13bおよび鍔部13fをカバー4の覆設部4dにより覆わせることにより行う。これにより、前記小径部13bの外表面に形成された鍔部13fは、前記覆設部4dの内表面に形成された拡径部41dに受け入れられる。また、前記覆設部4dの拡径部41dより端部側の内表面が、前記ソケット13の外表面に形成された鍔部13f,環状部13gとの間に嵌まり込む。この際、前記鍔部13f,環状部13gとの間に形成されている前記カバー取付部13hの外径が、前記覆設部4dの拡径部41dを除く部分の内径より大径であることにより、前記覆設部4dは、前記カバー取付部13hに押圧されて拡径すると共に、該カバー取付部13hに締め付け力を加えて密着する。また、前記覆設部4dの拡径により、図7(b)に示すように、前記覆設部4dの圧接部42dの外表面が環状部材5の内表面と均等に当接する。これにより、環状部材5は、前記保持部43dに、その軸方向が外索3の軸方向と平行な状態を維持され、且つ、その軸方向に移動することが更に防止される。また、環状部材5は、この時点でカバー4の覆設部4dの圧接部42dと2つの保持部43dとにより構成される収容空間45dに収容される。
次に、環状部材5を図外の工具などにより変形させることで変形させる。この際、カバー4の覆設部4dの保持部43dのうち、外索3のソケット13の環状部13g側に隣接するものは、当該環状部13gに当接して変形が抑制される。又、前記覆設部4dの難撓部44dに隣接するものは、当該難撓部44dが、撓みにくく、或いは全く撓まないように構成されていることから、変形が抑制される。従って、環状部材5は、工具などによる変形の際に加わる力により、移動したり傾いたりすることなく変形して、図8(a),(b)に示すように前記覆設部4dに設けられる圧接部42dを、前記ソケット13のカバー取付部13hの外表面に水密に圧接する。
尚、環状部材5は、図8(b)において、6角形に変形させた場合を示しているが、変形後の形状は限定されず任意の形状であってよい。但し、環状部材5の変形は、カバー4の覆設部4dの圧接部42dと2つの保持部43dとにより構成される収容空間45dに変形後の環状部材5が収容されるように行う。
以上のように、前記トランスミッションTRのロッドに接続される一端側が組み立てられる本発明の索条体1は、カバー4のロッドエンド固定部4aが内索2のロッドエンド7の係止部7bに水密に圧接し、又、カバー4の覆設部4dの圧接部42dが外索3のソケット13のカバー取付部13hに環状部材5の変形により水密に圧接する。これにより、本発明の索条体1は、前記一端側において内索2と外索3との間より水が浸入することを防ぐことができる。
又、本発明の索条体1は、環状部材5を変形させる前において、カバー4の覆設部4dの保持部43dが、環状部材5の傾き及びその軸方向の移動を規制して、環状部材5の軸方向と、外索の軸方向とが平行である状態に保持する。更に、本発明の索条体1は、カバー4の覆設部4dの保持部43dが、前記覆設部4dの圧接部42dを挟むようにその両側で軸方向に対し垂直な方向に突出し、且つ、その突出厚さt1が環状部材5の肉厚t2より厚いので、前記保持部43dによる環状部材5の保持面積を大きくして、該環状部材5の移動を確実に規制できる。
更に、本発明の索条体1は、外索3のソケット13の環状部13g側に隣接するカバー4の覆設部4dの保持部43dは、当該環状部13gにより、又、前記覆設部4dの難撓部44dに隣接する保持部43dは、撓みにくく、或いは全く撓まないように構成された当該難撓部44dにより、環状部材5を変形させるために前記図外の工具などより加えた力により変形することが抑制される。
以上に基づき、本発明の索条体1は、外索3のソケット13の環状部13f及びカバー取付部13hを、カバー4の覆設部4dが覆った状態で、環状部材5を変形させて前記覆設部4dの圧接部42dを前記カバー取付部13hに水密に圧接させる際に、その組み立て作業を行う作業者が、変形前の環状部材5の位置を調整する必要が無いので、組み立て性よく組み立てを行うことができる。
又、本発明の索条体1では、カバー4の覆設部4dの難撓部44dが、その肉厚t3を軸方向に垂直な方向において、前記覆設部4dの圧接部42dの肉厚t4より厚くすることにより構成されており、それらを個別に形成することなく、図外の成形型等を用いて一体に成形することができるので、当該カバー4を容易に製造することができる。
又、本発明の索条体1は、カバー4の覆設部4dの圧接部42dと2つの保持部43dとにより構成される収容空間45dに変形させた後の環状部材5が収容されるので、変形させることにより生じた環状部材5のエッジ等が、他の部材に触れること等により、当該環状部材5が外れることを防止することができる。
又、本発明の索条体1は、カバー4の覆設部4dの拡径部41dを除く部分の内径が、ソケット13のカバー取付部13hの外径より小さいので、前記覆設部4dにより前記カバー取付部13hを覆った際に、覆設部4dからカバー取付部13hに締め付け力が加わり密着するので、当該部分の防水性を向上させることができる。
尚、本実施の形態で示した索条体1は、本発明に係る索条体の一態様にすぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、内索2へのカバー4の取り付けは、環状部材5を用いて行ってよい。この場合においては、カバー4のロッドエンド固定部4aに、覆設部4dと同様の構成を設ける。
又、カバー4の内索2及び外索3への取り付け位置については上記に限定されず、例えばカバー4のロッドエンド固定部4aを、内索2のロッドエンド7のガイドロッド部7aに取り付ける等してもよい。
本発明に係る索条体は、車両用のコントロールケーブルとして使用することができる。
1 索条体
2 内索
3 外索
4 カバー
5 環状部材
4d 覆設部
42d 圧接部
43d 保持部
44d 難撓部
45d 収容空間

Claims (5)

  1. 内索と、
    該内索を内部に挿通する外索と、
    前記内索と前記外索とに渡設されたカバーと、
    変形させることで前記カバーを前記内索又は前記外索に圧接する環状部材とを有する索条体において、
    前記カバーは、前記外索の先端側を覆う覆設部を有し、
    該覆設部に、前記環状部材の変形により前記外索の外表面へ圧接する圧接部と、
    前記環状部材の傾き及びその軸方向の移動を規制して、該環状部材をその軸方向と、前記外索の軸方向とが平行である状態に保持する保持部と、
    該保持部に隣接して、該保持部の変形を防止する難撓部とが設けられることを特徴とする索条体。
  2. 前記難撓部の肉厚は、前記外索の軸方向に垂直な方向において、前記圧接部の肉厚より厚いことを特徴とする請求項1記載の索条体。
  3. 前記保持部は、前記圧接部を間に挟むように前記圧接部の両側で、前記外索の軸方向に垂直な方向に突出して設けられ、その突出厚さが、前記環状部材の肉厚より厚いことを特徴とする請求項1または2記載の索条体。
  4. 前記環状部材は、変形させたときに、前記圧接部と前記保持部とにより構成された収容空間に収容されることを特徴とする請求項1,2または3記載の索条体。
  5. 前記覆設部の内径は、前記外索の外径よりも小さいことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の索条体。
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