JP2012210090A - 圧電型発電機とその製造方法、及びセンサーノード - Google Patents
圧電型発電機とその製造方法、及びセンサーノード Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012210090A JP2012210090A JP2011074391A JP2011074391A JP2012210090A JP 2012210090 A JP2012210090 A JP 2012210090A JP 2011074391 A JP2011074391 A JP 2011074391A JP 2011074391 A JP2011074391 A JP 2011074391A JP 2012210090 A JP2012210090 A JP 2012210090A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric
- layer
- electrode
- base
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
【解決手段】圧電型発電機1は、基体20と、基体20上に配置され、振動によるエネルギーを電気エネルギーに変換する圧電変換部24と、圧電変換部24上に配置された第1の錘40と、を備え、圧電変換部24は、基体20に固定された支持部30と、基体20から離間され、かつ、一端32aが支持部30に接続され他端32bが自由端とされて外部より加わる振動により振動する振動部32とを含み、振動部32の他端32bと基体20との距離は、振動部32の一端32aと基体20との距離よりも大きいことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
<圧電型発電機の構成>
まず、第1の実施形態に係る圧電型発電機の概略構成について、図1を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る圧電型発電機の概略構成を示す模式図である。詳しくは、図1(A)は圧電型発電機の概略平面図であり、図1(B)は図1(A)におけるA−A線に沿った概略断面図である。
このようにすることで、支持部30の下面は基体20により拘束され、支持部30の上面は第1の錘40により拘束されるので、支持部30の変形は抑制される。また、振動部32と支持部30との境を支点とした振動部32側のモーメント(G+GA)×(W1×B1)よりも、支持部30側のモーメントG×WM×L1が大きくなるので、振動部32側のモーメントは打ち消される。これにより、外部より加わる振動により、振動部32に振動が誘起されたときでも、支持部30の変形は抑制されるため、振動部32の振動は減衰しにくくなる。これにより、圧電変換部24が発生する電気エネルギーを大きくすることができる。
次に、第1の実施形態に係る圧電型発電機の製造方法について、図2、図3、及び図4を参照して説明する。図2は、第1の実施形態に係る圧電型発電機の製造方法を示すフローチャートである。図3及び図4は、第1の実施形態に係る圧電型発電機の製造方法を示す概略断面図である。
次に、第1の実施形態に係るセンサーノードの概略構成について、図5を参照して説明する。図5は、第1の実施形態に係るセンサーノードの概略構成を示す模式図である。
<圧電型発電機の構成>
次に、第2の実施形態に係る圧電型発電機の概略構成について、図6を参照して説明する。図6は、第2の実施形態に係る圧電型発電機の概略構成を示す模式図である。詳しくは、図6(A)は圧電型発電機の概略平面図であり、図6(B)は図6(A)におけるA−A線に沿った概略断面図である。
図7は、変形例に係る圧電型発電機の概略構成を示す図である。詳しくは、図7(A)、(B)、(C)は、それぞれ異なる構成の圧電型発電機の概略断面図である。なお、上記実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図7(A)に示す圧電型発電機1Aは、圧電変換部24(第1の電極21、圧電体22、及び第2の電極23)の上に、さらに圧電体27と第3の電極28とが積層されている。圧電型発電機1Aでは、第2の電極23、圧電体27、及び第3の電極28により圧電変換部24aが構成される。第2の電極23は、圧電変換部24aにおける電極を兼ねる。したがって、圧電型発電機1Aは、第1の実施形態における圧電型発電機1に対して、圧電変換部24の上に積層された圧電変換部24aを有している点が異なっている。
図7(B)に示す圧電型発電機1Bは、変形例1の圧電型発電機1Aと同様に、圧電変換部24の上に圧電変換部24aが積層された構成を有している。ただし、配線の仕方が異なっており、分極方向が圧電変換部24と圧電変換部24aとで互いに対向する方向となっている。このような構成により、圧電型発電機1Bは、圧電型発電機1に対して、出力される電圧を増加させることができる。
図7(C)に示す圧電型発電機1Cは、圧電変換部24(第1の電極21、圧電体22、及び第2の電極23)の上に絶縁層25が配置され、絶縁層25上にさらに第4の電極26と圧電体27と第3の電極28とが積層されている。第4の電極26、圧電体27、及び第3の電極28で圧電変換部24cが構成される。したがって、圧電型発電機1Cは、圧電型発電機1に対して、圧電変換部24上に絶縁層25を介して圧電変換部24cが積層されている点が異なっている。
Claims (8)
- 基体と、
前記基体上に配置され、振動によるエネルギーを電気エネルギーに変換する圧電変換部と、
前記圧電変換部上に配置された第1の錘と、
を備え、
前記圧電変換部は、
前記基体に固定された支持部と、
前記基体から離間され、かつ、一端が前記支持部に接続され他端が自由端とされて外部より加わる振動により振動する振動部と、
を含み、
前記振動部の前記他端と前記基体との距離は、前記振動部の前記一端と前記基体との距離よりも大きいことを特徴とする圧電型発電機。 - 請求項1に記載の圧電型発電機であって、
前記圧電変換部は、前記基体上に配置された第1の電極と、前記第1の電極上に配置された圧電体と、前記圧電体上に配置された第2の電極と、を備え、
前記圧電型発電機は、前記第2の電極上に第2の錘をさらに備え、
前記振動部の質量をW1、前記第1の錘の質量をWM、前記第2の錘の質量をW、前記一端から前記第2の錘の重心までの距離をL2、前記一端から前記第1の錘の重心までの距離をL1、前記一端から前記振動部の重心までの距離をB1、重力加速度をG、外部より加わる振動の加速度をGA、としたとき、以下の式
- 請求項1又は2に記載の圧電型発電機であって、
前記圧電変換部は、前記基体上に配置された第1の電極と、前記第1の電極上に配置された圧電体と、前記圧電体上に配置された第2の電極と、を備え、
前記第1の電極の熱収縮率は、前記圧電体の熱収縮率よりも小さいことを特徴とする圧電型発電機。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の圧電型発電機であって、
前記圧電変換部は、前記基体上に配置された第1の電極と、前記第1の電極上に配置された圧電体と、前記圧電体上に配置された第2の電極と、を備え、
前記第2の電極の熱収縮率は、前記圧電体の熱収縮率よりも大きいことを特徴とする圧電型発電機。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の圧電型発電機であって、
前記第2の錘は、前記振動部の前記他端側に配置されていることを特徴とする圧電型発電機。 - 基体層を用意する工程と、
前記基体層上の一部の領域に、熱分解する材料を含むペーストを印刷法により配置して犠牲層を形成する工程と、
前記基体層上と前記犠牲層上とに跨るように、第1の電極層を印刷法により配置する工程と、
前記第1の電極層上に、圧電体粒子を含むペースト状の圧電体層を印刷法により配置する工程と、
前記圧電体層上に第2の電極層を印刷法により配置する工程と、
前記圧電体層上と前記第2の電極層上とに跨るように、第1の錘層を印刷法により配置する工程と、
前記基体層、前記犠牲層、前記第1の電極層、前記圧電体層、前記第2の電極層、及び前記第1の錘層を焼成する焼成工程と、
を備えていることを特徴とする圧電型発電機の製造方法。 - 請求項6に記載の圧電型発電機の製造方法であって、
前記基体層を用意する工程では、前記基体層として、前記圧電体層と同じ成分を含む未焼成のセラミックスをフィルム上に配置したセラミックスシートを用意し、
前記焼成工程の前に、前記基体層、前記犠牲層、前記第1の電極層、前記圧電体層、前記第2の電極層、及び前記第1の錘層に等方加圧処理を行う工程をさらに備えていることを特徴とする圧電型発電機の製造方法。 - センサーと、前記センサーが取得したデータを処理する回路と、前記センサーが取得したデータを通信する通信システムと、前記センサー、前記通信システム、及び前記回路を駆動する電源と、を備えたセンサーノードであって、
請求項1から5のいずれか一項に記載の圧電型発電機、前記センサー及び前記電源として有していることを特徴とするセンサーノード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011074391A JP5909858B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 圧電型発電機及びセンサーノード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011074391A JP5909858B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 圧電型発電機及びセンサーノード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012210090A true JP2012210090A (ja) | 2012-10-25 |
JP5909858B2 JP5909858B2 (ja) | 2016-04-27 |
Family
ID=47189388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011074391A Active JP5909858B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 圧電型発電機及びセンサーノード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5909858B2 (ja) |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5832665U (ja) * | 1981-08-26 | 1983-03-03 | 社団法人生産技術振興協会 | 圧電薄膜形電気−機械的変位変換素子 |
JPH09211151A (ja) * | 1996-01-30 | 1997-08-15 | Seiko Epson Corp | 発電装置、携帯型機器および圧電体の製造方法 |
JPH1118445A (ja) * | 1997-06-19 | 1999-01-22 | Daewoo Electron Co Ltd | 圧電型発電機及びその製造方法 |
JP2000009745A (ja) * | 1998-06-29 | 2000-01-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 圧電デバイス及びその製造方法 |
JP2001352111A (ja) * | 2000-06-05 | 2001-12-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 膜型圧電セラミック素子およびその製造方法 |
JP2002218771A (ja) * | 2001-01-24 | 2002-08-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | アクチュエータおよびその製造方法 |
JP2004266033A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-24 | Taiheiyo Cement Corp | 圧電装置 |
JP2004537827A (ja) * | 2001-07-03 | 2004-12-16 | アール.フェース ブラッドベリー | 自蔵動力式スイッチ始動システム |
JP2004358054A (ja) * | 2003-06-06 | 2004-12-24 | Nissin Electric Co Ltd | 圧電発光うちわ、圧電発光応援グッズおよび圧電発光表示グッズ |
JP2005318477A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Seiko Epson Corp | 圧電振動片、その電極形成方法、及び圧電デバイス |
WO2009122703A1 (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-08 | 株式会社村田製作所 | 圧電発電装置 |
JP2010506553A (ja) * | 2006-10-02 | 2010-02-25 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 印刷形成法により製造したエネルギハーベスティング装置 |
-
2011
- 2011-03-30 JP JP2011074391A patent/JP5909858B2/ja active Active
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5832665U (ja) * | 1981-08-26 | 1983-03-03 | 社団法人生産技術振興協会 | 圧電薄膜形電気−機械的変位変換素子 |
JPH09211151A (ja) * | 1996-01-30 | 1997-08-15 | Seiko Epson Corp | 発電装置、携帯型機器および圧電体の製造方法 |
JPH1118445A (ja) * | 1997-06-19 | 1999-01-22 | Daewoo Electron Co Ltd | 圧電型発電機及びその製造方法 |
JP2000009745A (ja) * | 1998-06-29 | 2000-01-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 圧電デバイス及びその製造方法 |
JP2001352111A (ja) * | 2000-06-05 | 2001-12-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 膜型圧電セラミック素子およびその製造方法 |
JP2002218771A (ja) * | 2001-01-24 | 2002-08-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | アクチュエータおよびその製造方法 |
JP2004537827A (ja) * | 2001-07-03 | 2004-12-16 | アール.フェース ブラッドベリー | 自蔵動力式スイッチ始動システム |
JP2004266033A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-24 | Taiheiyo Cement Corp | 圧電装置 |
JP2004358054A (ja) * | 2003-06-06 | 2004-12-24 | Nissin Electric Co Ltd | 圧電発光うちわ、圧電発光応援グッズおよび圧電発光表示グッズ |
JP2005318477A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Seiko Epson Corp | 圧電振動片、その電極形成方法、及び圧電デバイス |
JP2010506553A (ja) * | 2006-10-02 | 2010-02-25 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 印刷形成法により製造したエネルギハーベスティング装置 |
WO2009122703A1 (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-08 | 株式会社村田製作所 | 圧電発電装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5909858B2 (ja) | 2016-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5707839B2 (ja) | 圧電型発電機および圧電型発電機の製造方法 | |
US8207653B2 (en) | Piezoelectric generating apparatus | |
JP3162584B2 (ja) | 圧電/電歪膜型素子及びその製造方法 | |
US8674588B2 (en) | Electric power generation device, electric power generation method, and electric power generation device manufacturing method | |
US5589725A (en) | Monolithic prestressed ceramic devices and method for making same | |
JP3904240B2 (ja) | セラミック素子 | |
JP3320596B2 (ja) | 圧電/電歪膜型素子及びその製造方法 | |
US20130127295A1 (en) | Piezoelectric micro power generator and fabrication method thereof | |
CN102859737B (zh) | 用于制造铁电器件的方法 | |
Kok et al. | Fabrication and characterization of free-standing thick-film piezoelectric cantilevers for energy harvesting | |
JP2009165212A (ja) | 圧電体を用いた発電素子およびそれを用いた発電装置 | |
JP2010177867A (ja) | 圧電スピーカ | |
JP5043311B2 (ja) | 圧電積層体及びその製造方法,圧電スピーカ,電子機器 | |
JP5909858B2 (ja) | 圧電型発電機及びセンサーノード | |
JP6787553B2 (ja) | 圧電素子 | |
JP3999473B2 (ja) | 耐久性に優れた一体型圧電/電歪膜型素子およびその製造方法 | |
WO2010024276A1 (ja) | 積層型圧電素子 | |
KR20080087025A (ko) | 일체형 휨 부재 | |
JP2000183413A (ja) | 変位素子及びその作製方法 | |
JP2001352111A (ja) | 膜型圧電セラミック素子およびその製造方法 | |
JP5436549B2 (ja) | 薄板状焼成圧電体の製造方法 | |
US20190267535A1 (en) | Vibration generating device and electronic equipment | |
CN106142841A (zh) | 压电促动器和记录头 | |
JPH063403B2 (ja) | 積層型圧電素子 | |
JP2010199272A (ja) | 積層型圧電素子およびその製法ならびに振動体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140319 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141226 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150106 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150113 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150804 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150918 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160301 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160314 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5909858 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |