JP2012208434A - 望遠ズームレンズ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】物体側から順に、少なくとも、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の第5レンズ群を有し、無限遠から近距離物体へのフォーカシングに際して、前記第4レンズ群を光軸方向に移動させ、前記第5レンズ群は物体側から順に、少なくとも、負の屈折力の第5Aレンズ群、及び正の屈折力の第5Bレンズ群を有し、前記第5Aレンズ群を防振レンズ群として、光軸に垂直方向に移動させることにより手ブレを補正することを特徴とする望遠ズームレンズ。
【選択図】図1
Description
1.0<|f2B|/|f2|<3.7 (1)
を満足する防振ズームレンズが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
(1)0.25<|β3BT/β3AT|<0.55
但し、β3AT:無限遠物体での第3レンズ群前部G3Aの望遠端での横倍率、
β3BT:無限遠物体での第3レンズ群後部G3Bの望遠端での横倍率
の防振レンズが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
本発明は、従来技術の望遠ズームレンズの上述した問題点に鑑みてなされたものであって、フォーカスレンズ群と防振群が小型軽量で、結像性能の良好な望遠ズームレンズを提供することを目的とする。
物体側から順に、少なくとも、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の第5レンズ群を有し、
無限遠から近距離物体へのフォーカシングに際して、前記第4レンズ群を光軸方向に移動させ、
前記第5レンズ群は物体側から順に、少なくとも、負の屈折力の第5Aレンズ群、及び正の屈折力の第5Bレンズ群を有し、前記第5Aレンズ群を防振レンズ群として、光軸に垂直方向に移動させることにより手ブレを補正することを特徴とする望遠ズームレンズである。
本発明の望遠ズームレンズの実施態様は、ズーミング操作時に前記第2レンズ群が結像面に対して固定であることを特徴とする。
このように構成することにより、鏡筒を、簡易構造で小型軽量の構成とすることができる。
本発明の望遠ズームレンズはさらに、前記開口絞りが、光軸上を前記第5レンズ群と一体的に移動するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することにより、前記開口絞りの絞り径(開口径)及び防振レンズ群の前記第5Aレンズ群の外径を小さくすることができる。さらに、鏡筒を簡易構造で、小型軽量にすることができる。また、手ブレ補正機構を配置するスペースを設け易くなる。
このように構成することにより、第3レンズ群より物体側で発生する球面収差及びコマ収差を効率的に補正して良好な結像性能を得ることができる。さらに、物体側から順に正レンズ2枚を配置するのが望ましい。このように構成することにより、第3レンズ群で発生する球面収差をさらに良好に補正することができる。
0.08 < |f5A|/fT < 0.15 ・・・(1)
ただし、f5Aは第5Aレンズ群の焦点距離、fTは全系望遠端の焦点距離である。
式(1)の特定値(|f5A|/fTの値)が、下限を超えて小さくなると、第5Aレンズ群の焦点距離が小さくなり、第5Aレンズ群の手ブレ補正のための光軸直交方向の移動量が小さくなる利点がある。しかし、第5Aレンズ群の手ブレ補正のために光軸直交方向へ移動したときの諸収差が大きくなり、特に球面収差及びコマ収差の補正が困難となる。
このように構成することによって、第5Aレンズ群の手ブレ補正のために光軸直交方向へ移動したときの諸収差、特に球面収差、軸上色収差、倍率色収差を効果的に補正することができる。
本発明は、特にこの焦点距離において、フォーカスレンズ群と防振レンズ群が小型軽量で、結像性能の良好であるという特徴を有効に実現できる。
(第1実施形態)
焦点距離 f = 152.3068〜582.0002
Fナンバー FNo. = 5.12〜6.45
画角 2ω = 16.30〜4.23
面番号 r d nd vd
物面 ∞ (d0)
1 1863.0559 2.8000 1.77250 49.62
2 166.6940 9.7573 1.49700 81.61
3 -852.3639 0.3000
4 184.6232 9.6887 1.49700 81.61
5 -576.7834 (d5)
6 1372.1353 2.0000 1.72000 50.23
7 73.0509 4.1770 1.71736 29.52
8 219.1778 7.0467
9 -76.0170 3.5572 1.80610 33.27
10 -51.5854 2.0000 1.61800 63.39
11 357.8051 (d11)
12 169.5950 4.2857 1.69680 55.46
13 -312.8894 0.2000
14 55.5972 7.0382 1.49700 81.61
15 355.0069 5.4050
16 298.8188 2.0000 1.80000 29.84
17 52.6611 0.9995
18 67.2145 4.4430 1.74320 49.34
19 308.3954 (d19)
20 90.5863 1.5000 1.83481 42.72
21 46.2680 6.5948 1.49700 81.61
22 2163.1440 0.2000
23 75.9540 2.8318 1.70154 41.15
24 144.3936 (d24)
25(絞り) ∞ 5.0000
26 -222.2318 3.0000 1.84666 23.78
27 -33.2970 1.0000 1.80100 34.97
28 71.2793 48.4335
29 58.6345 4.0000 1.51742 52.15
30 -340.8485 11.9606
31 -70.6506 1.5000 1.69680 55.46
32 2680.3946 (bf)
広角 中間 望遠
f 152.3068 300.0000 582.0002
d0 ∞ ∞ ∞
d5 5.9974 122.0011 165.9976
d11 56.1983 39.4024 2.0000
d19 4.1122 16.9005 51.4287
d24 23.5552 14.3387 2.5493
bf 47.7461 60.9876 75.5762
広角 中間 望遠
f 144.5381 251.8652 349.6345
d0 2710.0001 2593.9964 2550.0000
d5 5.9974 22.0011 165.9976
d11 56.1983 39.4024 2.0000
d19 2.0000 9.7186 28.2119
d24 25.6674 21.5207 25.7661
BF 47.7461 60.9876 75.5762
広角 中間 望遠
0.448 0.780 1.343
焦点距離 f = 154.0003〜582.0012
FnFナンバー FNo. = 5.10〜6.45
画角 2ω = 16.16〜4.24
面番号 r d nd vd
物面 ∞ (d0)
1 -1393.2576 2.8000 1.77250 49.62
2 220.0230 1.5000
3 210.6306 11.6470 1.49700 81.61
4 -252.6135 0.3000
5 160.9740 7.2029 1.49700 81.61
6 706.8219 (d6)
7 -377.2728 4.1737 1.82057 24.48
8 -96.5608 2.0000 1.53012 65.69
9 407.4360 4.0353
10 -88.2304 2.0000 1.67529 56.35
11 288.1843 (d11)
12 206.5386 4.1415 1.69865 55.28
13 -399.2828 0.2000
14 137.9945 4.2551 1.76812 49.90
15 -1792.6938 0.2000
16 75.0270 6.5908 1.49700 81.61
17 -357.0576 0.2000
18 -1015.0421 2.0000 1.80297 26.68
19 93.2909 (d19)
20 148.4759 5.2066 1.49700 81.61
21 -72.7880 1.5000 1.83481 42.72
22 -214.5690 0.2000
23 115.9816 2.7367 1.67917 49.48
24 375.5754 (d24)
25(絞り) ∞ 5.2653
26 -413.9941 3.0000 1.84479 25.55
27 -42.2725 1.0000 1.81456 41.96
28 64.0101 49.7419
29 54.2354 4.5000 1.55676 44.71
30 513.8511 6.6778
31 -91.6961 1.5000 1.78568 47.88
32 975.1199 (bf)
広角 中間 望遠
f 154.0003 300.0006 582.0012
d0 ∞ ∞ ∞
d6 7.0000 120.6652 165.0328
d11 62.5522 40.3252 2.0000
d19 19.2984 32.3098 71.1874
d24 20.7745 13.6959 2.0000
bf 45.1988 58.0184 72.8565
広角 中間 望遠
f 145.4994 249.7790 344.7479
d0 2710.0000 2599.7475 2551.5173
d6 7.0000 120.6652 165.0328
d11 62.5522 40.3252 2.0000
d19 17.2582 25.6587 49.9867
d24 22.8147 20.3471 23.2007
BF 45.1988 58.0184 72.8565
広角 中間 望遠
0.459 0.791 1.354
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
G5A 第5Aレンズ群
G5B 第5Bレンズ群
S 開口絞り
IP 結像面
ω 半画角
ds d線のサジタル像面
dm d線のメリジオナル像面
Claims (8)
- 物体側から順に、少なくとも、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の第5レンズ群を有し、
無限遠から近距離物体へのフォーカシングに際して、前記第4レンズ群を光軸方向に移動させ、
前記第5レンズ群は物体側から順に、少なくとも、負の屈折力の第5Aレンズ群、及び正の屈折力の第5Bレンズ群を有し、前記第5Aレンズ群を防振レンズ群として、光軸に垂直方向に移動させることにより手ブレを補正することを特徴とする望遠ズームレンズ。 - ズーミング操作において、前記第2レンズ群が結像面に対して固定であることを特徴とする請求項1に記載の望遠ズームレンズ。
- 開口絞りは、前記第5レンズ群の物体側に隣接して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の望遠ズームレンズ。
- 前記開口絞りが、光軸上を前記第5レンズ群と一体的に移動するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の望遠ズームレンズ。
- 前記第3レンズ群が、少なくとも3枚の正レンズと1枚の負レンズを含むことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
- 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
0.08 < |f5A|/fT < 0.15 ・・・(1)
ただし、f5Aは第5Aレンズ群の焦点距離、fTは全系望遠端の焦点距離である。 - 前記第5Aレンズ群が、少なくとも正レンズと両凹レンズの接合レンズを有していることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
- 全系の焦点距離が、150mmないし600mmであることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
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