JP2012208219A - 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、静電荷像現像用トナーの製造方法及び画像形成装置 - Google Patents
静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、静電荷像現像用トナーの製造方法及び画像形成装置 Download PDFInfo
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【解決手段】少なくとも結着樹脂と、8〜15質量%のカーボンブラックと、離型剤と、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物と、スルホン基または硫酸エステル基を有する1種以上のアニオン系界面活性剤とを含有し、カーボンブラックに対するナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の添加量をA、カーボンブラックに対するするスルホン基または硫酸エステル基を有するアニオン系界面活性剤の添加量をBとすると、2≦A≦7かつ0.25≦A/(A+B)≦0.65となり、30℃90%RHにおける1kHz、5Vでの誘電損率ε’’が0.01以上0.025以下であることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
【選択図】なし
Description
本実施形態の静電荷像現像用トナー(以下、単に「トナー」という場合がある)は、少なくとも結着樹脂と、8〜15質量%のカーボンブラックと、離型剤と、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物と、スルホン基または硫酸エステル基を有する1種以上のアニオン系界面活性剤とを含有し、カーボンブラックに対するナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の添加量をA(質量%)、カーボンブラックに対するするスルホン基または硫酸エステル基を有するアニオン系界面活性剤の添加量をB(質量%)とすると、2≦A≦7であり、かつ0.25≦A/(A+B)≦0.65となり、30℃90%RHにおける1kHz、5Vでの誘電損率ε’’が、0.01以上0.025以下であることを特徴とする。
結着樹脂としてポリエステル樹脂を例として、結晶性ポリエステル樹脂及び非晶性ポリエステル樹脂について、それぞれ詳細に説明する。
結晶性ポリエステル樹脂を構成する重合性単量体成分としては、結晶構造を容易に形成するため、芳香族成分を有する重合性単量体よりも直鎖状脂肪族成分を有する重合性単量体が望ましい。さらに、結晶性を損なわないために、構成される重合性単量体由来成分は、重合体中、単一種で各々30mol%以上であることが望ましい。結晶性ポリエステル樹脂においては、構成成分として2種以上の重合性単量体が必須であるが、各必須構成重合性単量体種において同上の構成(30mol%以上)であることが望ましい。
本実施形態において望ましく用いられる非晶性ポリエステル樹脂としては、例えば多価カルボン酸類と多価アルコール類との縮重合により得られるものが挙げられる。
トナーは、着色剤として8〜15質量%のカーボンブラックを含有する。カーボンブラックを上記範囲にすることによって画像濃度の確保とかぶりの発生の抑制が可能となる。カーボンブラックの含有量が8質量%未満であると、ベタ画像では問題がないものの、例えばトナーの載り量が段階的に変わる、所謂階調性のある画像を出力すると特に低いトナー載り量の部分でのトナー濃度不足から階調性のある画像ができない場合があり、15質量%を超えると本願の構成でもかぶりの発生を抑制することができなくなる。
ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物は前述のようにカーボンブラックの凝集を立体障害により抑制する効果を有する。ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物は一度分散したカーボンブラックの表面に付着する。その付着は芳香環部分をカーボンブラック表面に付着し、スルホン酸、ホルマリン部分がより親水側になり、かつ芳香環部分が多いために強力に付着することから、カーボンブラックの凝集を抑制すると考えられ、その量はカーボンブラックの表面に存在すれば良いことからカーボンブラックに対するナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の添加量をA(質量%)としたとき、2≦A≦7である。
トナーは、必要に応じて離型剤を含んでもよい。ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類、軟化点を有するシリコーン類、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミド等の脂肪酸アミド類、カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油等の植物系ワックス類、ミツロウ等の動物系ワックス類、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の鉱物・石油系ワックス類、ステアリン酸ステアリル、ベヘン酸ベヘニル等の高級脂肪酸と高級アルコールとのエステルワックス類、ステアリン酸ブチル、オレイン酸プロピル、モノステアリン酸グリセリド、ジステアリン酸グリセリド、ペンタエリスリトールテトラベヘネート等の高級脂肪酸と単価または多価低級アルコールとのエステルワックス類、ジエチレングリコールモノステアレート、ジプロピレングリコールジステアレート、ジステアリン酸ジグリセリド、テトラステアリン酸トリグリセリド等の高級脂肪酸と多価アルコール多量体とからなるエステルワックス類、ソルビタンモノステアレート等のソルビタン高級脂肪酸エステルワックス類、コレステリルステアレート等のコレステロール高級脂肪酸エステルワックス類などが挙げられる。これらの離型剤は1種単独で用いてもよく、2種以上を併用して用いてもよい。
トナーは、上記成分以外にも、必要に応じて内添剤、帯電制御剤、無機粉体(無機粒子)、有機粒子等の種々の成分を含んでもよい。
トナーの体積平均粒径は3から9μmの範囲であることが望ましく、より望ましくは4.5から8.5μmの範囲であり、さらに望ましくは5から8μmの範囲である。体積平均粒径が4μmより小さいと、トナー流動性が低下し、各粒子の帯電性が低下しやすく、また帯電分布が広がるため、背景へのかぶり(本来トナーが転写されるはずの無い画像の背景部にトナーが飛び散る現象)や現像器からのトナーこぼれ等が生じやすくなる。また、3μmより小さいと、格段にクリーニング性が困難となる場合がある。体積平均粒径が9μmより大きいと、解像度が低下するため、十分な画質が得られなくなり、近年の高画質要求を満たすことが困難となる場合がある。
円形度=円相当径周囲長/周囲長=[2×(Aπ)1/2]/PM
上式においてAは投影面積、PMは周囲長を表す。
次に、トナーの製造方法について説明する。本実施形態の静電荷像現像用トナーの製造方法は、特に制限されないが、トナー特性の制御性の容易さから、乳化凝集法による製造方法が好ましい。
本実施形態の静電荷像現像剤は、本実施形態の静電荷像現像用トナーを含有する以外は特に制限はなく、目的に応じた成分組成をとりうる。本実施形態の静電荷像現像剤は、静電荷像現像用トナーを単独で用いると一成分系の静電荷像現像剤となり、また、キャリアと組み合わせて用いると二成分系の静電荷像現像剤となる。
次に、本実施形態に係る静電荷像現像用トナーを用いた画像形成装置について説明する。
帯電手段である帯電部10としては、例えばコロトロンなどの帯電器が用いられるが、導電性又は半導電性の帯電ロールを用いても良い。導電性又は半導電性の帯電ロールを用いた接触型帯電器は、電子写真感光体14に対し、直流電流を印加するか、交流電流を重畳させて印加してもよい。例えばこのような帯電部10により、電子写真感光体14との接触部近傍の微小空間で放電を発生させることにより電子写真感光体14表面を帯電させる。なお、通常は、−300〜−1000Vに帯電される。また前記の導電性又は半導電性の帯電ロールは単層構造あるいは多重構造でも良い。また、帯電ロールの表面をクリーニングする機構を設けてもよい。
像保持体は、少なくとも静電荷像(静電潜像)が形成される機能を有する。像保持体としては、電子写真感光体14が好適に挙げられる。電子写真感光体14は、円筒状の導電性の基体外周面に有機感光体等を含む塗膜を有する。塗膜は、基体上に、必要に応じて下引き層、及び、電荷発生物質を含む電荷発生層と、電荷輸送物質を含む電荷輸送層とを含む感光層がこの順序で形成されたものである。電荷発生層と電荷輸送層の積層順序は逆であってもよい。これらは、電荷発生物質と電荷輸送物質とを別個の層(電荷発生層、電荷輸送層)に含有させて積層した積層型感光体であるが、電荷発生物質と電荷輸送物質との双方を同一の層に含む単層型感光体であってもよく、好ましくは積層型感光体である。また、下引き層と感光層との間に中間層を有していてもよい。また、有機感光体に限らずアモルファスシリコン感光膜等他の種類の感光層を使用してもよい。
露光手段である露光部12としては、特に制限はなく、例えば、像保持体表面に、半導体レーザ光、LED光、液晶シャッタ光等の光源を、所望の像様に露光できる光学系機器等が挙げられる。
現像手段である現像部16は、像保持体上に形成された静電荷像をトナーを含む現像剤により現像してトナー画像を形成する機能を有する。そのような現像装置としては、上述の機能を有している限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、静電荷像現像用トナーをブラシ、ローラ等を用いて電子写真感光体14に付着させる機能を有する公知の現像器等が挙げられる。電子写真感光体14には、通常直流電圧が使用されるが、更に交流電圧を重畳させて使用してもよい。
転写手段である転写部18としては、例えば、図1に示すような被転写体24の裏側からトナーとは逆極性の電荷を被転写体24に与え、静電気力によりトナー画像を被転写体24に転写するもの、あるいは被転写体24の表面に被転写体24を介して直接接触して転写する導電性又は半導電性のロール等を用いた転写ロール及び転写ロール押圧装置を用いることができる。転写ロールには、像保持体に付与する転写電流として、直流電流を印加してもよいし、交流電流を重畳させて印加してもよい。転写ロールは、帯電すべき画像領域幅、転写帯電器の形状、開口幅、プロセススピード(周速)等により、任意に設定することができる。また、低コスト化のため、転写ロールとして単層の発泡ロール等が好適に用いられる。転写方式としては、紙等の被転写体24に直接転写する方式でも、中間転写体を介して被転写体24に転写する方式でもよい。
クリーニング手段であるクリーニング部20については、像保持体上の残留トナーを清掃するものであれば、ブレードクリーニング方式、ブラシクリーニング方式、ロールクリーニング方式を採用したもの等、適宜選定して差し支えない。これらの中でもクリーニングブレードを用いることが好ましい。また、クリーニングブレードの材質としてはウレタンゴム、ネオプレンゴム、シリコーンゴム等が挙げられる。中でも、耐摩耗性に優れていることから、特にポリウレタン弾性体を用いることが好ましい。但し、転写効率の高いトナーを使用する場合にはクリーニング部20を使用しない態様もありえる。
定着手段(画像定着装置)である定着部22としては、被転写体24に転写されたトナー像を加熱、加圧あるいは加熱加圧により定着するものであり、定着部材を具備する。
トナー画像を転写する被転写体(用紙)24としては、例えば、電子写真方式の複写機、プリンタ等に使用される普通紙、OHPシート等が挙げられる。定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、被転写体の表面もできるだけ平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等を好適に使用することができる。
加熱乾燥した二口フラスコに、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物であるポリオキシプロピレン(2.2)−2,2ビス(4ヒドロキシフェニル)プロパン80モル部と、エチレングリコール10モル部と、シクロヘキサンジオール10モル部と、テレフタル酸80モル部と、イソフタル酸10モル部と、n−ドデセニルコハク酸10モル部とを原料として投入し、触媒としてジブチル錫オキサイドを投入し、容器内に窒素ガスを導入して不活性雰囲気に保ち昇温した後、150℃以上230℃以下で12時間共縮重合反応させ、その後、210℃以上250℃以下で徐々に減圧して非晶性ポリエステル樹脂(A)を合成した。
加熱乾燥した3口フラスコに、エチレングリコール124モル部、5−スルホイソフタル酸ナトリウムジメチル22.2モル部、セバシン酸ジメチル213モル部、触媒としてジブチル錫オキサイド0.3モル部を入れた後、減圧操作により容器内の空気を窒素ガスにより不活性雰囲気下とし、機械攪拌にて180℃で4時間攪拌を行った。その後、減圧下にて220℃まで徐々に昇温を行い1時間攪拌し、粘稠な状態となったところで空冷し、反応を停止させ、脂肪族結晶性ポリエステル樹脂(C)を合成した。
非晶性ポリエステル樹脂(A)160部と、酢酸エチル233部と、水酸化ナトリウム水溶液(0.3N、0.3モル/l)0.1部とを用意し、これらを500mlのセパラブルフラスコに入れ、70℃で加熱し、スリーワンモーター(新東科学(株))により攪拌して樹脂混合液を調製した。この樹脂混合液をさらに攪拌しながら、徐々にイオン交換水373部を加え、転相乳化させ、脱溶剤することにより非晶性ポリエステル樹脂分散液(AD)を得た。
結晶性ポリエステル樹脂(C)160部と、酢酸エチル233部と、水酸化ナトリウム水溶液(0.3N、0.3モル/l)0.1部とを用意し、これらを500mlのセパラブルフラスコに入れ、70℃で加熱し、スリーワンモーター(新東科学(株)製)により攪拌して樹脂混合液を調製した。この樹脂混合液をさらに攪拌しながら、徐々にイオン交換水373部を加え、転相乳化させ、脱溶剤することにより結晶性ポリエステル樹脂分散液(CD)を得た。
・カーボンブラック(DEGUSSA社製:NIPEX35) 50質量部
・ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物 1.7質量部
(花王株式会社製、デモールSN−B)
・陰イオン性界面活性剤 1.0質量部
(テイカ株式会社製、テイカパワーBN2060)
・イオン交換水 200質量部
・カーボンブラック(DEGUSSA社製、NIPEX35) 50質量部
・ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物 1.0質量部
(花王株式会社製、デモールSN−B)
・陰イオン性界面活性剤 1.5質量部
(テイカ株式会社製、テイカパワーBN2060)
・イオン交換水 200質量部
・カーボンブラック(DEGUSSA社製、NIPEX35) 50質量部
・ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物 1.0質量部
(花王株式会社製、デモールSN−B)
・陰イオン性界面活性剤 0.3質量部
(テイカ株式会社製、テイカパワーBN2060)
・イオン交換水 200質量部
・カーボンブラック(DEGUSSA社製:NIPEX35) 50質量部
・ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物 3.5質量部
(花王株式会社製、デモールSN−B)
・陰イオン性界面活性剤 5.2質量部
(テイカ株式会社製、テイカパワーBN2060)
・イオン交換水 200質量部
・カーボンブラック(DEGUSSA社製:NIPEX35) 50質量部
・ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物 3.5質量部
(花王株式会社製、デモールSN−B)
・陰イオン性界面活性剤 0.9質量部
(テイカ株式会社製、テイカパワーBN2060)
・イオン交換水 200質量部
・カーボンブラック(DEGUSSA社製:NIPEX35) 50質量部
・ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物 1.0質量部
(花王株式会社製、デモールSN−B)
・陰イオン性界面活性剤 1.6質量部
(テイカ株式会社製、テイカパワーBN2060)
・イオン交換水 200質量部
・カーボンブラック(DEGUSSA社製:NIPEX35) 50質量部
・ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物 1.0質量部
(花王株式会社製、デモールSN−B)
・陰イオン性界面活性剤 0.2質量部
(テイカ株式会社製、テイカパワーBN2060)
・イオン交換水 200質量部
・カーボンブラック(DEGUSSA社製:NIPEX35) 50質量部
・ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物 3.5質量部
(花王株式会社製、デモールSN−B)
・陰イオン性界面活性剤 5.5質量部
(テイカ株式会社製、テイカパワーBN2060)
・イオン交換水 200質量部
・カーボンブラック(DEGUSSA社製:NIPEX35) 50質量部
・ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物 3.5質量部
(花王株式会社製、デモールSN−B)
・陰イオン性界面活性剤 0.6質量部
(テイカ株式会社製、テイカパワーBN2060)
・イオン交換水 200質量部
・カーボンブラック(DEGUSSA社製:NIPEX35) 50質量部
・陰イオン性界面活性剤 3.6質量部
(テイカ株式会社製、テイカパワーBN2060)
・イオン交換水 200質量部
・カーボンブラック(DEGUSSA社製:NIPEX35) 50質量部
・ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物 2.0質量部
(花王株式会社製、デモールSN−B)
・イオン交換水 200質量部
・パラフィンワックス(日本精蝋社製、FNP92) 45質量部
・陰イオン性界面活性剤 5質量部
(テイカ株式会社製、テイカパワーBN2060)
・イオン交換水 200質量部
フェライト粒子(パウダーテック社製、平均粒径50μm)100部とポリメチルメタクリレート樹脂(三菱レイヨン社製、分子量95000、10000以下の成分比率は5%)1.5部を、トルエン500部と共に加圧式ニーダーに入れ、常温で15分間攪拌混合した後、減圧混合しながら70℃まで昇温してトルエンを留去し、その後冷却し、105μmの篩を用いて分級して樹脂被覆フェライトキャリアを得た。
・結晶性ポリエステル樹脂分散液(CD) 50質量部
・非晶性ポリエステル樹脂分散液(AD) 200質量部
・着色剤粒子分散液(PD1) 50質量部
・離型剤分散液(WD) 40質量部
・ポリ塩化アルミニウム10%溶液 3.0質量部
・イオン交換水 660質量部
・結晶性ポリエステル樹脂分散液(CD) 50質量部
・非晶性ポリエステル樹脂分散液(AD) 200質量部
・着色剤粒子分散液(PD1) 75質量部
・離型剤分散液(WD) 40質量部
・ポリ塩化アルミニウム10%溶液 3.0質量部
・イオン交換水 660質量部
凝集粒子分散液を52℃で調整した以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径5.8μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
凝集粒子分散液を30℃で調整した以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径2.0μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
凝集粒子分散液を28℃で調整した以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径1.8μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
着色剤粒子分散液(PD1)の代わりに着色剤粒子分散液(PD2)を用いた以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径3.5μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
着色剤粒子分散液(PD1)の代わりに着色剤粒子分散液(PD3)を用いた以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径3.5μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
着色剤粒子分散液(PD1)の代わりに着色剤粒子分散液(PD4)を用いた以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径3.5μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
着色剤粒子分散液(PD1)の代わりに着色剤粒子分散液(PD5)を用いた以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径3.5μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
着色剤粒子分散液(PD1)を40部とした以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径3.5μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
着色剤粒子分散液(PD1)の代わりに着色剤粒子分散液(PD6)を用いた以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径3.5μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
着色剤粒子分散液(PD1)の代わりに着色剤粒子分散液(PD7)を用いた以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径3.5μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
着色剤粒子分散液(PD1)の代わりに着色剤粒子分散液(PD8)を用いた以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径3.5μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
着色剤粒子分散液(PD1)の代わりに着色剤粒子分散液(PD9)を用いた以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径3.5μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
着色剤粒子分散液(PD1)の代わりに着色剤粒子分散液(PD10)を用いた以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径3.5μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
着色剤粒子分散液(PD1)の代わりに着色剤粒子分散液(PD11)を用いた以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径3.5μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
着色剤粒子分散液(PD1)を37部とした以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径3.5μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
着色剤粒子分散液(PD1)を80部とした以外は実施例1と同様にして、平均体積粒径3.5μmのトナー母粒子、外添トナーおよび現像剤を得た。
・ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物およびアニオン系界面活性剤測定法 トナー1gを精秤し、メタノール10gを加えて 水温30℃±2℃に保った超音波洗浄器にて20分処理を行った後、ろ別して界面活性剤をメタノールに抽出した。このメタノール溶液10.0μlを、高速液体クロマトグラフィー(日立高速液体クロマトグラフLaChromElite(L−2000シリーズ)株式会社日立ハイテクノロジーズ製)を用いて界面活性剤の含有量を分析した。カラムはGLサイエンス InertSil Ph (5μ) Φ4.6×250mmを用い、該カラムをカラムオーブンにて温度50℃±1℃に保った。移動相として0.1体積%リン酸80容/アセトニトリル20容の混合溶媒を送液速度1.0ml/分にて分画して界面活性剤を検出した。検出器はUV検出器を用い、224nmの波長の吸光度から、あらかじめ作成しておいた検量線を用いて界面活性剤量を定量した。
前川試験機製作所製圧縮成型機(BRIQUETING PRESS)を用い、トナー6gを荷重10t、60秒の加圧で圧縮することにより、直径50mm、厚み3.0mmの成型ディスクを得た。このディスクを測定サンプルとして用いて、東洋テクニカ製誘電特性測定機(WAYNE PRECISION COMPONENT ANALYZER)により、測定条件を交流周波数1000Hz、繰り返し測定回数を100回に設定し、誘電損率の測定を実施した。測定に関しては、上記の条件にて100回測定を繰り返し、その平均値を誘電損率の値として採用した。
トナー粒子の断面を透過型電子顕微鏡で観察し、評価した。評価基準は以下の通りである。
△:カーボンブラックの凝集がトナーの粒子中に観察されるが、実用上使用可能ではある状態。
×:大きな凝集がトナーの粒子中で観察され、実用上使用不可な状態。
室温30℃、湿度90%の環境室にて、得られた各現像剤を、富士ゼロックス株式会社製DocuCentre−II C3300の現像器にセットし、日本画像学界テストチャートNo.3 1986Rの連続50000枚の画像出力を行い、得られた画像の濃度と背景部かぶりを評価した。なお、用紙としては、富士ゼロックスインターフィールド社製、C2紙を用いた。
連続50000枚の画像出力後、目視にてかぶりの状態を観察し、以下のG1〜G5の5段階評価を行った。通常G2以下であれば画質上の問題はないと判断できる。
G2:ルーペによりかぶりが観察されるが、実使用上問題ない。
G3:目視により確認できる。
G4:目視により容易に観察される。
G5:かぶりが賢著に観察される。
連続50000枚のプリントアウト後、上記チャートのベタ画像部分の画像濃度を、X−rite404濃度測定器により測定した。なお、画像濃度は、1.20であれば実質上問題のないレベルである。
Claims (7)
- 少なくとも結着樹脂と、8〜15質量%のカーボンブラックと、離型剤と、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物と、スルホン基または硫酸エステル基を有する1種以上のアニオン系界面活性剤とを含有し、カーボンブラックに対するナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の添加量をA(質量%)、カーボンブラックに対するするスルホン基または硫酸エステル基を有するアニオン系界面活性剤の添加量をB(質量%)とすると、2≦A≦7であり、かつ0.25≦A/(A+B)≦0.65となり、30℃90%RHにおける1kHz、5Vでの誘電損率ε’’が、0.01以上0.025以下であることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
- 請求項1に記載の静電荷像現像用トナーにおいて、前記結着樹脂が結晶性ポリエステル樹脂および非晶性ポリエステル樹脂であることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
- 請求項1または請求項2に記載のトナーとキャリアとを含むことを特徴とする静電荷像現像用現像剤。
- 画像形成装置内に設けられた現像手段に供給するための、請求項1に記載の静電荷像現像用トナーが収納され、
前記画像形成装置に着脱可能に構成されたことを特徴とするトナーカートリッジ。 - 請求項3に記載の静電荷像現像用現像剤が収容された現像手段を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 像保持体と、
前記像保持体の表面に静電荷像を形成させる静電荷像形成手段と、
請求項3に記載の静電荷像現像用現像剤により前記静電荷像を現像してトナー画像を形成する現像手段と、
前記像保持体上に形成された前記トナー画像を被転写体上に転写する転写手段と、
前記被転写体上に転写された前記トナー画像を定着する定着手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 少なくとも体積平均粒径が1μm以下であり、結晶性ポリエステルおよび非晶性ポリエステルを含む結着樹脂粒子の分散液と着色剤粒子の分散液とを混合する混合工程と、凝集剤を添加して前記結着樹脂粒子と着色剤粒子とを凝集させる凝集工程と、前記凝集工程の後に前記結着樹脂粒子の主成分である結着樹脂の融点以上の温度で凝集粒子を合一させる合一工程と、を有し、前記着色剤粒子の分散液にナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物と、スルホン基または硫酸エステル基を有する1種以上のアニオン系界面活性剤とが含有されることを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法。
Priority Applications (1)
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