JP2012207905A - 火葬炉用棺支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃え残りが生じにくく、かつ長期間使することができる火葬炉用支持具を提供すること。
【解決手段】火葬炉用棺支持具10は、多角形の枠体からなる上部枠体20と、上部枠体20の各隅部から垂下する3本以上の柱状脚部50とを備えた枠構造体からなり、セラミックス材料から構成されている。少なくとも1本の柱状脚部50は、(i)その断面積が0.8cm2未満である場合には全長に亘って中実であり、(ii)その断面積が0.8cm2以上7.1cm2未満である場合には、接地する部分から上方へ少なくとも10mmまでの部分に亘って中空であり、(iii)その断面積が7.1cm2以上である場合には全長に亘って中空である。
【選択図】図1

Description

本発明は、火葬炉において棺を支持するために用いられる火葬炉用棺支持具に関する。
火葬炉において遺体を焼却する際には、通常、遺体を棺に納め、その棺を直接炉床に置いて焼却する。しかし、棺を炉床に直接置くと、棺の炉床と接触する部分は温度が上昇しにくくなり、棺の燃え残りが生じ易かった。そのため、燃え残りを防止するために、棺を長時間焼却する必要があった。そこで、焼却時間を短縮するため、火葬炉の炉床に複数の支持具を置き、その支持具上に棺を載置し、その状態で棺の焼却が行われている。
棺を載置するための支持具の材料としては、例えばステンレス鋼が使用されている。しかし、焼却中の火葬炉の内部は通常1000℃以上になることから、ステンレス鋼を用いた支持具は耐久性に問題があり、通常2〜3月程度で支持具を交換する必要があった。更に、ステンレスはクロムを含有するため、焼却の熱によってクロムが酸化されて、環境負荷の大きい物質であるクロムの酸化物が生成してしまうおそれがあった。
そこで、火葬炉用支持具として、アルミナ系のセラミックス材料からなる火格子を用いることが提案されている(特許文献1参照)。同文献に記載の火格子は、底面形状がほぼ正方形状の四角筒状をしており、その4つの側面部に、それぞれ四角形状開口部が形成されている。しかし、この火格子は、四角筒状の底面が直接炉床に接触するため、その底面と炉床との間に空間が存在せず、その底面の各辺によって棺と火格子との接触部への熱エネルギーの供給が遮断されてしまう。そのため、棺と火格子との接触部は十分な熱エネルギーが得られにくくなり、棺の燃え残りが生じ易くなる。更に、この火格子はアルミナ系セラミックスからなることから、人体に含まれるアルカリとアルミナとが接触することによって、短期間で劣化してしまう。
特許文献2には、SiC質のセラミックスからなり、側面に貫通孔を備えている棺支持具が提案されている。この棺支持具は耐アルカリ性を有しているため、人体に含まれるアルカリ金属と接触しても棺支持具が劣化しづらい。しかし、この棺支持具は、貫通孔を有していない面によって棺と棺支持具の接触部分への熱エネルギーの供給が遮断されてしまう。そのため、その接触部分の温度が上昇しにくくなり、棺の燃え残りが生じ易くなる。したがって、棺の燃え残りを防止するため長時間焼却する必要がある。更にこの棺支持具は、耐熱衝撃性が低いため、劣化する速度が速く、長期使用に耐えることができなかった。
特開平7−119938号公報 特開2010−127592号公報
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る火葬炉用棺支持具を提供することにある。
本発明は、多角形の枠体からなる上部枠体と、上部枠体の各隅部から垂下する3本以上の柱状脚部とを備えた枠構造体からなり、セラミックス材料から構成されている火葬炉用棺支持具であって、
少なくとも1本の柱状脚部は、
(i)その断面積が0.8cm2未満である場合には全長に亘って中実であり、
(ii)その断面積が0.8cm2以上7.1cm2未満である場合には、接地する部分から上方へ少なくとも10mmまでの部分に亘って中空であり、
(iii)その断面積が7.1cm2以上である場合には全長に亘って中空である、ことを特徴とする火葬炉用棺支持具を提供するものである。
更に本発明は、多角形の枠体からなる上部枠体と、上部枠体の各隅部から垂下する3本以上の柱状脚部とを備えた枠構造体からなり、セラミックス材料から構成されている火葬炉用棺支持具であって、
上部枠体を構成する少なくとも1つの枠部材は、その断面積が0.8cm2未満である場合には全長に亘って中実であり、その断面積が0.8cm2以上7.1cm2未満である場合には、全長に亘って中実又は中空であり、その断面積が7.1cm2以上である場合には全長に亘って中空であることを特徴とする火葬炉用棺支持具を提供するものである。
本発明の火葬炉用棺支持具は、それを用いた場合、棺の燃え残りが生じにくく、かつ長期間使用することができる。
図1は、本発明の火葬炉用棺支持具の一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1におけるII−II断面図である。 図3は、図1におけるIII−III線断面図である。 図4は、図1に示す火葬炉用棺支持具の使用態様を示す図である。
以下本発明の火葬炉用棺支持具を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1ないし図3に示す実施形態の火葬炉用棺支持具10(以下、単に「支持具10」ともいう。)は、枠部材のみの組み合わせから構成されていることを特徴の一つとする。具体的には、相対向する一対の第1枠部材21a,21bと、相対向する一対の第2枠部材22a,22bとの合計4つの枠部材が矩形状に組み合わされて構成された上部枠体20を備える。また、棺支持具10は、上部枠体20と辺の数が同一である多角形の枠体からなる下部枠体30を備えている。具体的には、相対向する一対の第1枠部材31a,31bと、相対向する一対の第2枠部材32a,32bとの合計4つの枠部材が矩形状に組み合わされて構成された4つの枠部材が矩形状に組み合わされて構成された下部枠体30を備える。また棺支持具10は4本の柱状体40を備える。柱状体40は、上部枠体20の各隅部と、該隅部に対応する下部枠体30の隅部とを連結している。更に、支持具10は4本の柱状脚部50を備える。このように、支持具10は枠部材のみから構成されている。支持具10は、隣り合う任意の2つの枠部材、例えば第1枠部材21aと柱状体40とに連なる面状の壁部を有していない。更に支持具10は、対向する任意の2つの枠部材、例えば一対の第1枠部材21a,21bに連なる面状の壁部も有していない。このように支持具10は、枠部材の組み合わせのみから構成されており、面状の壁部を全く有していない。このような構成を採用することによって、支持具10は、熱エネルギーが遮断されにくくなり、効率的に棺に供給され、結果として棺の燃え残りが生じにくくなる。
上部枠体20は上述のとおり矩形である。上部枠体20は支持具10の載置面とほぼ平行に配置されている。上部枠体20と下部枠体30とはほぼ同寸であり、かつほぼ同形である。下部枠体30も支持具10の載置面とほぼ平行に配置されている。そして、上部枠体20の各隅部23を通る鉛直線上に下部枠体30の隅部33が位置している。4つの柱状体40は互いに平行に配置されており、上部枠体20と下部枠体30とを、上部枠体20の各隅部23と、該隅部23の鉛直線上に位置する下部枠体30の隅部33とにおいて連結している。そして、上部枠体20と、下部枠体30と、4つの柱状体40とで、略直方体状の枠体が形成されている。支持具10における上部枠体20の上部にはいかなる枠部材も設けられていない。
支持具10は、4本の柱状脚部50を備えていることも特徴の一つである。具体的には、図1に示すように、各柱状体40の下部から、鉛直方向に垂下している。各柱状脚部50はほぼ同一の長さをしており、かつそれらの下端面は支持具10の載置面とほぼ平行である。支持具10が上述の柱状脚部50を備えることによって、下部枠体30と支持具10の載置面(図示せず)との間に空間が形成され、その空間を通して棺に熱エネルギーが供給されるので、支持具10を枠部材のみから構成したことと相まって、棺の燃え残りが生じにくくなる。
上部枠体20は、図1が示すように、矩形状の枠体の長辺を構成する第1枠部材21a,21b、及び矩形状の枠体の短辺を構成する第2枠部材22a,22bから構成されている。これらの枠部材は、その太さに応じて、中空又は中実のものになっている。具体的には、第1枠部材21a,21b、及び第2枠部材22a,22bは、その横断面積が0.8cm2未満である場合には、少なくともそれらの1つが全長に亘って中実になっている。好ましくは4本すべてが、それらの全長に亘って中実になっている。第1枠部材21a,21b、及び第2枠部材22a,22bは、その断面積が0.8cm2以上7.1cm2未満である場合には、これらを全長に亘って中実又は中空にすることができる。そして、第1枠部材21a,21b、及び第2枠部材22a,22bは、その横断面積が7.1cm2以上である場合には、少なくともそれらの1つが全長に亘って中空になっている。好ましくは4本すべてが、それらの全長に亘って中空になっている。このように枠部材の太さに応じて、該枠部材を中空又は中実にすることで、熱衝撃を受けたときに破損しづらくなるという利点がある。横断面積とは、枠部材が中実である場合には、その枠部材の横断面の面積をいい、枠部材が中空である場合には、該枠部材が中実であると仮定して計算された枠部材の横断面の面積をいう(以下、横断面積という場合には、この意味で用いられる。)。
各枠部材の横断面積が小さい場合には、該枠部材を中実にして、それらの強度を高めることができる。逆に各枠部材の横断面積が大きい場合には、該枠部材を中空にして、熱衝撃による応力集中を防止する。
第1枠部材21a,21b及び第2枠部材22a,22bは柱体であるところ、これらの柱体はその表面に角部を有していないことが好ましく、円柱体であることが更に好ましい。表面が角部を有していないとは、2つの枠部材が交わる部分に、0.5mm以上のC面、又はR面が形成され、R面又はC面の部位と柱体との接点に0.1mm以下のエッジ部分がないことをいう(以下、表面に角部を有さないというときは、この意味で用いられる)。第1枠部材21a,21b及び第2枠部材22a,22bが表面に角部を有していないことによって、これらの枠部材に熱応力が集中しにくくなり、破損を防止することができる。これらの枠部材が円柱体である場合にはその効果が一層顕著になる。本実施形態では、第1枠部材21a,21b及び第2枠部材22a,22bは、図2及び図3に示すように円柱体である。
上部枠体20の下側に位置する下部枠体30は、図1ないし図3に示すように、矩形状の枠体の長辺を構成する第1枠部材31a,31b、及び矩形状の枠体の短辺を構成する第2枠部材32a,32bから構成されている。第1枠部材31a,31b及び第2枠部材32a,32bは、図1に示すように柱体である。各枠部材はそれらの表面に角部を有していないことが好ましく、円柱体又は半円柱体であることが更に好ましく、半円柱体であることが一層好ましい。本実施形態においては、図2及び図3に示すように、第1枠部材31a,31b及び第2枠部材32a,32bは半円柱体である。これらの半円柱体は、半円柱体の平面部と曲面部とが交差する部位が丸みを帯びた形状をしており、角部を有していない。また下部枠体30においては、互いに対向する第1枠部材31a,31b及び第2枠部材32a,32bはそれらの平面部どうしがそれぞれ向き合っている。下部枠体30が上述の構造を有することによって、一層効率的に棺に熱エネルギーを供給することができる。
下部枠体30を構成する第1枠部材31a,31b及び第2枠部材32a,32bは、先に述べた上部枠体20を構成する各枠部材と同様に、熱衝撃に対する耐久性を高めることを目的として、その太さに応じて、中空又は中実のものになっている。具体的には、第1枠部材31a,31b、及び第2枠部材32a,32bは、その横断面積が0.8cm2未満である場合には、少なくともそれらの1つが全長に亘って中実になっていることが好ましい。更に好ましくは4本すべてが、それらの全長に亘って中実になっている。第1枠部材31a,31b、及び第2枠部材32a,32bは、その断面積が0.8cm2以上7.1cm2未満である場合には、これらを全長に亘って中実又は中空にすることができる。そして、横断面積が7.1cm2以上である場合には、少なくともそれらの1つが全長に亘って中空になっていることが好ましい。更に好ましくは4本すべてが、それらの全長に亘って中空になっている。
4本の柱状体40は、図1に示すように、柱体である。これらの柱体は、その表面に角部を有していないことが好ましく、円柱体であることが更に好ましい。本実施形態においては、柱状体40は円柱体である。各柱状体40も、熱衝撃に対する耐久性を高めることを目的として、その太さに応じて、中空又は中実のものになっている。具体的には、各柱状体40は、その横断面積が0.8cm2未満である場合には、少なくともそれらの1つが全長に亘って中実になっていることが好ましい。更に好ましくは4本すべてが、それらの全長に亘って中実になっている。各柱状体40は、その断面積が0.8cm2以上7.1cm2未満である場合には、これらを全長に亘って中実又は中空にすることができる。そして、横断面積が7.1cm2以上である場合には、少なくともそれらの1つが全長に亘って中空になっていることが好ましい。更に好ましくは4本すべてが、それらの全長に亘って中空になっている。
4本の柱状体40の下端から垂下する柱状脚部50は、その太さに応じて、中空又は中実のものになっている。具体的には、柱状脚部50は、(i)その横断面積が0.8cm2未満である場合には、少なくともそれらの1つが全長に亘って中実である。好ましくは4本すべてが、それらの全長に亘って中実である。(ii)柱状脚部50の横断面積が0.8cm2以上7.1cm2未満である場合には、該柱状脚部50の高さが10mm超であることを条件として、少なくともそれらの1つが、接地する部分から上方へ少なくとも10mmまでの部分に亘って中空である。好ましくは4本すべてが、接地する部分から上方へ少なくとも10mmまでの部分に亘って中空である。接地する部分から上方へ10mmの位置よりも上方に位置する部位は中空であるか(すなわち柱状脚部50の全長に亘って中空であるか)、又は中実である。そして、(iii)横断面積が7.1cm2以上である場合には、少なくともそれらの1つが、全長に亘って中空である。好ましくは4本すべてが、それらの全長に亘って中実である。
柱状脚部50は、図1に示すように、柱体である。これらの柱体は、その表面に角部を有していないことが好ましく、円柱体であることが更に好ましい。本実施形態においては、柱状脚部50は円柱体である。
上部枠体20及び下部枠体30の各辺、柱状体40並びに柱状脚部50が円柱体である場合には、その直径は、炉内のガスまわりを阻害せず、かつ構造的に耐えうる強度を有するという観点から、9〜50mm(0.63〜20cm2)、特に9〜40mm(0.63〜13cm2)、とりわけ9〜35mm(0.63〜10cm2)であることが好ましい。下部枠体30の各辺が半円柱体である場合、その半径は炉内のガスまわりを阻害せず、かつ構造的に耐えうる強度を有する観点から、及び成形性の観点から、柱状体40や柱状脚部50の半径と同じ又はそれよりも小さいことが好ましく、特に5〜25mm、特に10〜20mmであることが好ましい。
上部枠体20及び下部枠体30の枠部材、柱状体40並びに柱状脚部50が中空である場合には、その肉厚は、構造的に耐えうる強度でかつ熱衝撃で破損しないという観点から、2〜20mm、特に3〜10mmであることが好ましい。
支持具10の寸法は特に制限されないが、その扱い易さ及び安定性の観点から、上部枠体20と、下部枠体30と、4つの柱状体40とで形成されている略直方体状の枠体は、その短辺が80〜160mm、長辺が110〜190mm、高さが80〜160mmであることが好ましく、柱状脚部50の長さは60〜140mmであることが好ましい。
支持具10はセラミックス材料からなる。セラミックス材料からなることによって、例えばステンレスを使用した場合に生じる酸化クロム等の有害物質の発生を防止することができ、かつ耐久性を有する火葬炉用棺支持具を得ることができる。
支持具10に用いられるセラミックス材料としては、いわゆるファインセラミックスを用いることが好ましい。具体的には、1%未満の気孔率を有することが好ましく、かつ500MPa以上、特に500MPa〜1200MPa以下の曲げ強さを有するセラミックス材料を用いることが好ましい。このようなセラミックス材料を用いることによって、取り扱い中に破損する可能性を少なくすることができ、かつ耐熱衝撃性が高い支持具10を得ることができる。特に曲げ強さに関しては、柱状体40及び柱状脚部50の少なくとも一方が前記の値を満たすことが好ましく、柱状体40及び柱状脚部50の双方が前記の値を満たすことが更に好ましい。
セラミックス材料の気孔率は、アルキメデス法を利用した手法(JIS R 1634)に準じ測定することができる。支持具10に用いられるセラミックス材料の気孔率を上述の範囲にするためには例えば、後述する製造方法によって支持具10を製造すればよい。なお、ここでいう気孔率とは、支持具10が単一種のセラミックス材料から構成されている場合には、該セラミックス材料の気孔率のことであり、セラミックス材料からなる母材の表面に被膜が形成されている場合には、該母材の気孔率のことである。
セラミックス材料の曲げ強さは、JIS R1601に準じ、3点曲げ試験によって測定される。支持具10に用いられるセラミックス材料の曲げ強さを上述した範囲にするためには、後述する製造方法によって支持具10を製造すればよい。
また、支持具10に用いられるセラミックス材料は、1×10-6〜6×10-6/Kの熱膨張係数を有することが好ましい。セラミックス材料が上述の範囲の熱膨張係数を有することにより、不使用時と使用時との熱膨張差による応力破壊を効果的に防止することができ、火葬炉用棺支持具をより長く使用することができる。熱膨張係数は、JIS R 1618に準じ測定することができる。なお、ここでいう熱膨張係数とは、支持具10が単一種のセラミックス材料から構成されている場合には、該セラミックス材料の熱膨張係数のことであり、セラミックス材料からなる母材の表面に被膜が形成されている場合には、該母材の熱膨張係数のことである。
また、支持具10に用いられるセラミックス材料は、10〜200W/(m・K)の熱伝導率を有することが好ましい。セラミックス材料が上述の範囲の熱伝導率を有することにより、支持具10の全体の温度が速く均一になり、内部応力による火葬炉用棺支持具の破損を効果的に防止することができる。熱伝導率は、JIS R 1611に準じ測定することができる。支持具10の熱伝導率を上述した範囲にするためには、例えば後述する製造方法によって支持具10を製造すればよい。なお、ここでいう熱伝導率とは、支持具10が単一種のセラミックス材料から構成されている場合には、該セラミックス材料の熱伝導率のことであり、セラミックス材料からなる母材の表面に被膜が形成されている場合には、該母材の熱伝導率のことである。
支持具10はセラミックス材料からなる。セラミックス材料としては、アルカリ金属に対する耐性を有することが好ましく、具体的には1000℃以上の耐熱性を有するものを用いることが好ましい。1000℃以上の耐熱性を有するセラミックス材料としては、炭化珪素又は窒化珪素を用いることが好ましい。セラミックス材料として窒化珪素を用いる場合には、窒化珪素又はサイアロンを用いることが好ましい。また支持具10はセラミックス材料の他に、公知の焼結助剤等を含んでいてもよい。焼結助剤としては酸化アルミニウム、酸化イットリウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化ケイ素等を挙げることができる。
本実施形態の支持具10は、好適には以下の方法で製造することができる。すなわち、平均粒径D50が1〜3μmのセラミックス材料粒子に、焼結助剤として、酸化アルミニウム、酸化イットリウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム及び酸化ケイ素の群からなる酸化物の少なくとも1種類を、セラミックス材料粒子に対し1〜30重量%添加する。更に、水、分散剤、バインダーを添加し、ボールミルによって粉砕混合し泥漿を得る。得られた泥漿を石膏型に流し込む。所定時間経過後、泥漿を排泥することで成形体を得る。得られた成形体を、窒素又はアルゴン雰囲気下、0.05MPa以上の圧力で1500〜2400℃の温度下に1〜20時間に亘って焼成することで支持具10を製造することができる。
上部枠体20及び下部枠体30の各枠部材、柱状体40並びに柱状脚部50を中空にする場合には、泥漿を排出する鋳込み方法で製造すればよい。
支持具10においては、その表面にムライト(3Al23・2SiO2)の被膜を有していてもよい。ムライトの被膜を有することによって、支持具10を繰り返し使用しても、被膜を形成した部位の肉厚の減少の程度が小さくなるので有利である。このことは、支持具10の繰り返し使用回数の向上につながる。特に、被膜を形成する対象となる母材が窒化珪素又は炭化珪素である場合、該母材の表面をムライトの被膜を形成することで、支持具10の繰り返し使用回数が一層向上する。
ムライトの被膜は、支持具10におけるすべての部位に施してもよく、あるいは一部にのみ施してもよい。ムライトの被膜を支持具10の一部にのみ施す場合、火葬炉の直火にさらされる部位に該被膜を施すことが、繰り返し使用回数の向上の点から好ましい。
ムライトの被膜は、その厚みが50〜800μmであることが好ましく、100〜400μmであることが更に好ましい。支持具10を繰り返し使用すると該被膜の厚みが次第に減少する。その場合には、該被膜の上に新たなムライトの被膜を形成することで、該被膜の厚みを常にほぼ一定に保つことができる。
ムライトの被膜は、ムライトの粉末を含む水性の塗工液中に、焼成後の支持具を浸漬し、その後に引き上げて塗膜を乾燥させることで形成することができる。浸漬及び引き上げ後の乾燥は、複数回繰り返してもよい。この塗工液中における固形分の濃度は50〜80重量%、特に55〜65重量%とすることが、所望の厚みを有する被膜を形成しやすい点から好ましい。固形分中に含まれるムライトの割合は高ければ高いほど好ましく、具体的には80重量%以上、特に90重量%以上であることが、支持具10の繰り返し使用回数の向上の点から好ましい。固形分におけるムライト以外の残部は、SiO2及びAl23等であることが好ましい。なお前記塗工液の塗布は、浸漬だけに限られず、その他の方法、例えば刷毛塗りやスプレーコートを採用してもよい。
上述の構造を有する支持具10は、例えば図4に示すように、棺の4隅及び棺の長辺の中間に配置され、その状態で棺の焼却が行われる。火葬炉用棺支持具を用いることにより、棺と炉床とが接触していない状態で焼却が行われ、かつ火葬炉用棺支持具が上述の枠体構造を有するため、熱得エネルギーが棺に効率よく供給され、燃え残りが生じにくい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づいて説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、前記実施形態においては、支持具10は上部枠体、下部枠体、柱状体及び柱状脚部から構成されていたが、支持具10は上部枠体及び柱状脚部のみから構成されていてもよい。
また前記実施形態においては、上部枠体は矩形の枠体であったが、上部枠体は多角形の枠体であればよい。例えば、上部枠体は三角形又は四角形の枠体とすることができる。
更に、前記実施形態においては、下部枠体、柱状体上部枠体、下部枠体、及び柱状体から形成される枠体は略直方体状であったが、その枠体は略立方体状であってもよいし、略角錐台状であってもよい。また、柱状脚部は円柱体であったが、これに代えて、截頭円錐体であってもよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されない。特に断らない限り、「%」は「重量%」を意味する。
〔実施例1〕
以下の手順で支持具を製造した。この支持具は、図1〜図3に示す形態の支持具10において下部枠体30を設けていないものに相当する。平均粒径D50が1μmの窒化珪素粒子85%と、残部である15%が酸化アルミニウム、酸化イットリウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム及び酸化ケイ素からなる混合物と混合して原料を得た。得られた原料に、該原料に対して0.1%の分散剤と、1%のバインダーと、30%の水とを添加し、ボールミルによって粉砕混合を行い、泥漿を得た。得られた泥漿を石膏型に流し込んだ。そして、排泥鋳込によって成形を実施した。1時間経過後、石膏型から泥漿を排泥することで成形体を得た。得られた成形体を、窒素雰囲気中、0.5MPa、1700℃の条件下で2時間に亘って焼成し、目的とする支持具を得た。得られた支持具の寸法は以下の表1に示すとおりであり、柱状体40が中実であると同時に柱状脚部50は中空であった。
得られた支持具の気孔率、曲げ強さ、熱膨張係数及び熱伝導率を上述の方法により測定した。気孔率及び曲げ強さは支持具の柱状脚部において測定した。また、以下の方法で耐熱衝撃性及び繰り返し使用回数を測定した。それらの結果を以下の表1に示す。
〔耐熱衝撃性〕
実際の焼成炉において測定を行った。得られた支持具を焼成炉内に載置した。焼却炉を、室温から1時間かけて1000〜1200℃まで昇温し、その温度を2時間保持した後、1時間冷却した。冷却後、支持具を取り出し、その支持具の破損の有無を目視で確認することによって耐熱衝撃性の測定を行った。
〔繰り返し使用回数〕
上述の耐熱衝撃性の測定で行った方法と同様の方法を、支持具が破損するまで繰り返し行った。支持具が破損するまでに行われた試験の回数を、繰り返し使用回数とした。
〔実施例2〕
実施例1と同様の原料と方法を用いて、表1に示す形態と構造の支持具を製造した。この支持具は、図1〜図3に示す形態の支持具10において下部枠体30を設けていないものに相当する。この支持具について、実施例1と同様の測定及び評価を行った。その結果を表2に示す。
〔実施例3〕
実施例1と同様の原料と方法を用いて、表1に示す形態と構造の支持具を製造した。この支持具は、図1〜図3に示す形態を有するものであった。この支持具について、実施例1と同様の測定及び評価を行った。その結果を表2に示す。
〔比較例1ないし3〕
表1に示す形状及び寸法を有する支持具を製造した。この支持具について、実施例1と同様の測定及び評価を行った。その結果を表2に示す。
Figure 2012207905
Figure 2012207905
表1及び表2から明らかなように、各実施例の支持具は、比較例の支持具に比べて耐熱衝撃性が高く、かつ繰り返し使用回数が多いことが判る。
〔実施例4ないし6〕
実施例1ないし3において得られた支持具を、ムライトの粉末を含む水性塗工液中に浸漬し、その後に引き上げて塗膜を乾燥させ、厚み300μmの被膜を該支持具の表面全体に形成した。この塗工液の固形分は60%であり、固形分の内訳はムライトが95%で、SiO2が5%であった。このようにして得られたムライト被覆の支持具について、実施例1と同様にして耐熱衝撃性及び繰り返し使用を測定した。その結果を以下の表3に示す。
Figure 2012207905
表3と、前記の表1との対比から明らかなように、ムライトの被膜を形成することで、支持具の繰り返し使用回数が多くなることが判る。
10 火葬炉用棺支持具
20 上部枠体
21a,21b 第1枠部材
22a,22b 第2枠部材
23 上部枠体隅部
30 下部枠体
31a,21b 第1枠部材
32a,22b 第2枠部材
33 下部枠体隅部
40 柱状体
50 柱状脚部

Claims (12)

  1. 多角形の枠体からなる上部枠体と、上部枠体の各隅部から垂下する3本以上の柱状脚部とを備えた枠構造体からなり、セラミックス材料から構成されている火葬炉用棺支持具であって、
    少なくとも1本の柱状脚部は、
    (i)その断面積が0.8cm2未満である場合には全長に亘って中実であり、
    (ii)その断面積が0.8cm2以上7.1cm2未満である場合には、接地する部分から上方へ少なくとも10mmまでの部分に亘って中空であり、
    (iii)その断面積が7.1cm2以上である場合には全長に亘って中空である、ことを特徴とする火葬炉用棺支持具。
  2. 多角形の枠体からなる上部枠体と、上部枠体の各隅部から垂下する3本以上の柱状脚部とを備えた枠構造体からなり、セラミックス材料から構成されている火葬炉用棺支持具であって、
    上部枠体を構成する少なくとも1つの枠部材は、その断面積が0.8cm2未満である場合には全長に亘って中実であり、その断面積が0.8cm2以上7.1cm2未満である場合には、全長に亘って中実又は中空であり、その断面積が7.1cm2以上である場合には全長に亘って中空であることを特徴とする火葬炉用棺支持具。
  3. 少なくとも1本の柱状脚部は、
    (i)その断面積が0.8cm2未満である場合には全長に亘って中実であり、
    (ii)その断面積が0.8cm2以上7.1cm2未満である場合には、接地する部分から上方へ少なくとも10mmまでの部分に亘って中空であり、
    (iii)その断面積が7.1cm2以上である場合には全長に亘って中空である請求項2記載の火葬炉用棺支持具。
  4. 前記セラミックス材料が1%以下の気孔率を有し、かつ500MPa以上の曲げ強さを有する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の火葬炉用棺支持具。
  5. 前記セラミックス材料が炭化珪素又は窒化珪素を含む請求項1ないし4のいずれか一項に記載の火葬炉用棺支持具。
  6. 前記窒化珪素が窒化珪素又はサイアロンである請求項5記載の火葬炉用棺支持具。
  7. 表面に角部を有さない請求項1ないし6のいずれか一項に記載の火葬炉用棺支持具。
  8. 上部枠体と辺の数が同一である多角形の枠体からなる下部枠体を備え、上部枠体の各隅部と、該隅部に対応する下部枠体の隅部とが柱状体によって連結されている請求項1ないし7のいずれか一項に記載の火葬炉用棺支持具。
  9. 上部枠体は、三角形又は四角形の枠体である請求項1ないし8のいずれか一項に記載の火葬炉用棺支持具。
  10. 上部枠体又は柱状脚部のいずれか一方又は双方が円柱体である請求項1に記載の火葬炉用棺支持具。
  11. 上部枠体又は柱状脚部のいずれか一方又は双方が円柱体である請求項2に記載の火葬炉用棺支持具。
  12. ムライトの被膜を表面に有する請求項1ないし11のいずれか一項に記載の火葬炉用棺支持具。
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