JP2012207488A - 便器洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図りつつ、便器洗浄を良好に行うことができる便器洗浄装置を提供する。
【解決手段】便器洗浄装置10は、水洗式便器の便鉢部2に洗浄水を供給するとともに、この便鉢部2の下流側に連通する便器排水路3内の空気を吸引する。便器洗浄装置10は、上流端を給水源に連通し、給水弁31を有する上流側給水路11と、下流端を便鉢部2に連通する下流側給水路12と、一端を便器排水路3に連通する吸気路13と、上流側給水路11の下流端に連通して洗浄水が流入する第1貫通口21、下流側給水路12の上流端に連通して貯留した洗浄水が流出する第2貫通口22、及び吸気路13の他端に連通して便器排水路3内の空気が吸気路13を介して流入する第3貫通口23を有し、これら貫通口以外は内外を貫通していない密閉された容器から構成された第1洗浄タンク14とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は便器洗浄装置に関する。
特許文献1には従来の便器洗浄装置が開示されている。この便器洗浄装置は、便鉢部に洗浄水を供給するとともに、この便鉢部の下流側に連通する便器排水路内の空気を吸引することができる。この便器洗浄装置は、給水源に連通し、給水弁を有する上流側給水路、この上流側給水路の下流側に連通した洗浄タンク、及び洗浄タンクと便鉢部とを連通する下流側給水路を備えている。また、この便器洗浄装置は一端が便器排水路に連通する吸気路を備えている。この吸気路は、他端側が、洗浄タンクの底面部から洗浄タンク内を上方に向けて延びた第1吸気路と、洗浄水の最高水位よりも上方でこの第1吸気路に連続し、下方を向いて延びる第2吸気路とを有している。第2吸気路は、下端部が下方に向いて開口し、洗浄タンクに貯留される洗浄水中に位置している。
この便器洗浄装置は、便器洗浄を実行した際、洗浄タンク内の洗浄水が下流側給水路を介して便鉢部に流出する。これによって、洗浄タンク内の洗浄水の水位が低下し、第2吸気路内の洗浄水が下端部の開口から流出する。このため、吸気路は第2吸気路内から流出した洗浄水の水量と同じ量の空気を便器排水路内から吸引する。便器排水路内の空気が吸気路内に吸引されることによって、便器排水路内の空気が減少し、便器排水路内に洗浄水が流入し易くなる。これによって、便器排水路内にサイホン作用が誘起され易くなる。このため、この便器洗浄装置を備えた水洗式便器は、便器排水路内にサイホン作用を確実に発生させることができ、便器洗浄を良好に行うことができる。
実公平6−38944号公報
しかし、特許文献1の便器洗浄装置では、洗浄タンク内に吸気路を配置しなければならない。また、便器排水路から吸引する空気量を多くしたり、流量を多くしたりするには、第2吸気路の容積を大きくしたり、第2吸気路のみならず、第1吸気路の流路面積を大きくしたりする必要がある。この際、洗浄タンク内の他の部品(例えば、オーバーフロー管等)との干渉を防がなければならないため、洗浄タンクが大型化してしまうおそれがある。また、第1吸気路は洗浄水を貯留することができないため、この点でも洗浄タンクが大型化してしまうおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、小型化を図りつつ、便器洗浄を良好に行うことができる便器洗浄装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の便器洗浄装置は、水洗式便器の便鉢部に洗浄水を供給するとともに、この便鉢部の下流側に連通する便器排水路内の空気を吸引する便器洗浄装置であって、
上流端を給水源に連通し、給水弁を有する上流側給水路と、
下流端を前記便鉢部に連通する下流側給水路と、
一端を前記便器排水路に連通する吸気路と、
前記上流側給水路の下流端に連通して洗浄水が流入する第1貫通口、前記下流側給水路の上流端に連通して貯留した洗浄水が流出する第2貫通口、及び前記吸気路の他端に連通して前記便器排水路内の空気がこの吸気路を介して流入する第3貫通口を有し、これら貫通口以外は内外を貫通していない密閉された容器から構成された第1洗浄タンクとを備えていることを特徴とする。
この便器洗浄装置は、第1洗浄タンク内に吸気路などを配置しないため、簡易な構成にすることができる。また、第1洗浄タンクは、各貫通口以外は内外を貫通していない密閉された容器で構成されているため、第1洗浄タンクの全容積分に相当する空気を吸気路を介して便器排水路内から吸引することができる。また、便器排水路内から吸引する空気の流量の変更は、吸気路及び第3貫通口の流路面積を変更することによって容易に行うことができる。さらに、上流側給水路が給水弁を有しているため、第1洗浄タンクは耐圧性を高める必要がない。このため、第1洗浄タンクは、必要最小限の洗浄水を貯留することができる容積にすることができ、小型化を図ることができる。また、第1洗浄タンクは、便器排水路内から必要十分な空気を吸引することができるため、便器排水路内にサイホン作用を確実に発生させることができる。
したがって、本発明の便器洗浄装置は、小型化を図りつつ、便器洗浄を良好に行うことができる。
前記第1洗浄タンクと、貯留した洗浄水を前記便鉢部へ供給する第2洗浄タンクとを備え得る。この場合、第1洗浄タンクの容量を便器排水路内から吸引する必要な空気量と同じにする。つまり、第1洗浄タンクが小量の洗浄水を貯留し、第2洗浄タンクが大量の洗浄水を貯留するように夫々のタンクを形成する。このようにすることによって、第1洗浄タンクが便器排水路内から必要以上に空気を吸引しないようにすることができる。また、第1洗浄タンクが便器排水路内から空気を吸引するタイミングを変更したり、流量を変更したりすることを容易に行うことができるため、第1洗浄タンクが便器排水路内から吸引する空気のタイミング及び流量を最適に設定することができる。このため、便器排水路内にサイホン作用を確実に発生させることができる。また、便鉢部を洗浄したり、便鉢部から汚物を搬送したりする洗浄水は、主に第2洗浄タンクに貯留される洗浄水を利用する(第1洗浄タンクに貯留される洗浄水も利用する)。このため、第2洗浄タンクから便器洗浄及び汚物搬送に必要な水量の洗浄水を便鉢部に供給することができるため、便器洗浄を良好に行うことができる。
前記下流側給水路に設けられた圧送手段を備え得る。この場合、第1洗浄タンクを便鉢部の上端よりも低い位置に配置することができる。また、第2洗浄タンクもこの下流側給水路に連通して、便鉢部に洗浄水を供給するようにすれば、第2洗浄タンクも第1洗浄タンクと共に、便鉢部よりも低い位置に配置することができる。このようにすれば、この便器洗浄装置を備えた水洗式便器はローシルエットに形成することができる。
前記第1洗浄タンクは、前記第3貫通口から流入した空気が前記第2貫通口から流出することを防止する遮断機構を有し得る。この場合、寒冷地において第1洗浄タンクの水抜きを行った場合でも、便器排水路内の空気(臭気)が第2貫通口から下流側給水路を介して便鉢部内に流出し、外部へ発散することを防止することができる。また、便器排水路内の圧力によって下流側給水路に設けられた圧送手段などが動作不良を起こすことを防止することができる。
前記遮断機構は、前記第1洗浄タンクの下部において、この第1洗浄タンクを上下方向に分割し、上下方向に貫設した連通孔を具備する隔壁と、前記連通孔に設けられ、前記洗浄タンク内の水位に連動してこの貫通孔を開閉する開閉機構とを有し得る。この場合、簡易な構造で遮断機構を構成することができる。
実施例1の便器洗浄装置を備えた水洗式便器の断面模式図である。 実施例1の便器洗浄装置を備えた水洗式便器の便器洗浄の途中状態を示す断面模式図である。 実施例2の便器洗浄装置を備えた水洗式便器の断面模式図である。 実施例3の便器洗浄装置を備えた水洗式便器の断面模式図である。 実施例4の便器洗浄装置を備えた水洗式便器の断面模式図である。 実施例5の便器洗浄装置を備えた水洗式便器の断面模式図である。 実施例6の便器洗浄装置を備えた水洗式便器の断面模式図である。 実施例7の便器洗浄装置を備えた水洗式便器の断面模式図である。
本発明の便器洗浄装置を具体化した実施例1〜7を図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
実施例1の便器洗浄装置10は、図1に示すように、水洗式便器の便器本体1の後方上部に配置されて固定されている。水洗式便器の便器本体1は、便鉢部2と、便鉢部2の下流側に連通する便器排水路3とを有している。便器排水路3は便鉢部2の下部から斜め上方に向けて延びた上昇流路3Aと、上昇流路3Aの上端部に連通し、垂直下方に向けて延びた下降流路3Bとから構成されている。下降流路3Bは後述する吸気路13の一端が連通している上部よりも下方に絞り部4を形成している。
便器洗浄装置10は、上流側給水路11、下流側給水路12、吸気路13、及び第1洗浄タンク14を備えている。上流側給水路11は図示しない給水源に上流端を連通している。また、上流側給水路11は、上流側給水路11を開閉する給水弁31を有している。下流側給水路12は、下流端を便鉢部2に連通し、便鉢部2の上端周縁部に形成されたリム通水路の一方向に沿って洗浄水を吐水することができる。また、下流側給水路12は、下流側給水路12を開閉する第1排水弁41を有している。吸気路13は一端を便器排水路3の下降流路3Bの上部に連通している。
第1洗浄タンク14は、第1貫通口21、第2貫通口22、第3貫通口23を有し、これら貫通口21、22、23以外は内外を貫通していない密閉された容器から構成されている。第1貫通口21は、第1洗浄タンク14の上壁部15に貫設されており、上流側給水路11の下流端に連通して洗浄水が流入する。第2貫通口22は、第1洗浄タンク14の第1底壁部16に貫設されており、下流側給水路12の上流端に連通して第1洗浄タンク14に貯留した洗浄水が流出する。第3貫通口23は、第1洗浄タンク14の上壁部15に貫設されており、吸気路13の他端に連通して便器排水路3内の空気が吸気路13を介して流入する。
このような構成を有する実施例1の便器洗浄装置10は、便器洗浄を実行すると、第1排水弁41が開弁し、第1洗浄タンク14内に貯留した洗浄水が第2貫通口22から流出する。第2貫通口22から流出した洗浄水は、図2に示すように、下流側給水路12を介してリム通水路に向けて吐水され、便鉢部2の上部から便鉢部2内を旋回するように流下する。このため、便鉢部2の表面を良好に洗浄することができる。便鉢部2内に洗浄水が流入すると、便器排水路3の上昇流路3A内に洗浄水が流入するとともに、便鉢部2内の洗浄水の水位が上昇する。また、上昇流路3Aから下降流路3B内に流入した洗浄水は絞り部4において飛散して水膜を形成する。
第1排水弁41が開弁し、第1洗浄タンク14内の洗浄水が流出すると、第1洗浄タンク14内の水位が低下する。第1洗浄タンク14が、第1〜第3貫通口21、22、23以外は密閉された容器によって構成されているため、第1洗浄タンク14内の水位が低下すると、吸気路13を介して第3貫通口23から第1洗浄タンク14内に便器排水路3内の空気が吸引される。
このように、便鉢部2内に洗浄水が流入し、便鉢部2内の洗浄水の水位が上昇するとともに、便器排水路3内から空気が吸引されるため、これらの相乗効果によって、一気に便器排水路3内に洗浄水が流入する。これによって、便器排水路3内にサイホン作用が発生し、汚物などを良好に便鉢部2内から排出することができる。また、下降流路3Bの絞り部4において水膜が形成された後は、便器排水路3内に閉じられた空間が形成され、この閉じられた空間の空気を第1洗浄タンク14内に吸引することになる。これにより、便器排水路3内に勢いよく洗浄水を流入させることができ、サイホン作用を増強することができる。
この第1洗浄タンク14は、内部に吸気路13などを配置しないため、簡易な構成にすることができる。また、第1洗浄タンク14は、第1〜第3貫通口21、22、23以外、内外を貫通していない密閉された容器によって構成されているため、第1洗浄タンク14の全容積分に相当する空気を吸気路13を介して便器排水路3内から吸引することができる。また、便器排水路3内から吸引する空気の流量の変更は、吸気路13及び第3貫通口23の流路面積を変更することによって容易に行うことができる。さらに、上流側給水路11が給水弁31を有しているため、第1洗浄タンク14は耐圧性を高める必要がない。このため、第1洗浄タンク14は、必要最小限の洗浄水を貯留することができる容積にすることができ、小型化を図ることができる。また、第1洗浄タンク14は、便器排水路3内から必要十分な空気を吸引することができるため、便器排水路3内にサイホン作用を確実に発生させることができる。
したがって、実施例1の便器洗浄装置10は、小型化を図りつつ、便器洗浄を良好に行うことができる。
<実施例2>
実施例2の便器洗浄装置50は、図3に示すように、第1洗浄タンク14と、第2洗浄タンク17を備えている。他の構成は実施例1と同様であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
第1洗浄タンク14と第2洗浄タンク17は併設され一体的に形成されている。第1洗浄タンク14の容量は便器排水路3内から吸引する必要な空気量と同じ量に設定されている。つまり、第1洗浄タンク14は少量の洗浄水を貯留することができる。
第2洗浄タンク17は、第1洗浄タンク14の第1底壁部16に連続して形成された第2底壁部18と、第2底壁部18に貫設された排水口24とを有し、上部を開放した容器から構成されている。第2洗浄タンク17は、上部開口から第2上流側給水路51を介して洗浄水が流入する。第2上流側給水路51は、上流端が図示しない給水源に連通しており、第2上流側給水路51を開閉する第2給水弁32を有している。排水口24には便鉢部2に連通する第2下流側給水路19が連通している。第2下流側給水路19は、第2下流側給水路19を開閉する第2排水弁42を有している。第2下流側給水路19は、下流端を便鉢部2に連通し、第1洗浄タンク14に連通した下流側給水路12から吐水される洗浄水とともに、便鉢部2の上端周縁部に形成されたリム通水路の一方向に沿って洗浄水を吐水することができる。
このような構成を有する実施例2の便器洗浄装置50は、便器洗浄を実行すると、まず第2排水弁42が開弁し、第2洗浄タンク17内に貯留した洗浄水が排水口24から流出する。排水口24から流出した洗浄水は、第2下流側給水路19を介してリム通水路に向けて吐水され、便鉢部2の上部から便鉢部2内を旋回するように流下する。このため、便鉢部2の表面を良好に洗浄することができる。便鉢部2内に洗浄水が流入すると、便器排水路3の上昇流路3A内に洗浄水が流入するとともに、便鉢部2内の洗浄水の水位が上昇する。また、上昇流路3Aから下降流路3B内に流入した洗浄水は絞り部4において飛散して水膜を形成する。
第2排水弁42が開弁して設定時間経過後(この時点で便鉢部2内の洗浄水の水位は上昇し、下降流路3Bの絞り部4に形成された水膜によって便器排水路3内に閉じられた空間が形成されている。)に第1排水弁41を開弁する。すると、第1洗浄タンク14内の洗浄水が流出し、第1洗浄タンク14内の水位が低下するため、吸気路13を介して第3貫通口23から第1洗浄タンク14内に便器排水路3内の空気が吸引される。
このように、第1排水弁41が開弁する際には、便鉢部2内の洗浄水の水位が上昇し、下降流路3Bの絞り部4に形成された水膜によって、便器排水路3内に閉じられた空間が形成されており、この閉じられた空間から空気が吸引されるため、これらの相乗効果によって、一気に便器排水路3内に勢いよく洗浄水が流入する。これによって、便器排水路3内に強力なサイホン作用が発生し、汚物などを便鉢部2内から良好に排出することができる。
この便器洗浄装置50では、第1洗浄タンク14が便器排水路3内から必要以上に空気を吸引しない。また、第1排水弁41を開弁するタイミングを変更することによって、第1洗浄タンク14が便器排水路3内から空気を吸引するタイミングを容易に変更することができる。また、第1洗浄タンク14が便器排水路3内から吸引する空気の流量の変更は、吸気路13及び第3貫通口23の流路面積を変更することによって容易に変更することができる。このため、第1洗浄タンク14が便器排水路3内から吸引する空気のタイミング及び流量を最適にすることができ、便器排水路3内にサイホン作用を確実に発生させることができる。
また、この便器洗浄装置50では、便鉢部2を洗浄したり、便鉢部2から汚物を搬送したりする洗浄水は、第1洗浄タンク14に貯留された洗浄水を利用しつつ、主に第2洗浄タンク17に貯留される洗浄水を利用する。このため、第2洗浄タンク17から便器洗浄及び汚物搬送に必要な水量の洗浄水を便鉢部2に供給することができるため、便器洗浄を良好に行うことができる。
したがって、実施例2の便器洗浄装置50も、小型化を図りつつ、便器洗浄を良好に行うことができる。
<実施例3>
実施例3の便器洗浄装置60は、図4に示すように、水洗式便器の便鉢部2の後方に配置されている。また、この便器洗浄装置60は、第1洗浄タンク14の側壁部14Wの下部に貫設された第2貫通口22に連通する下流側給水路12に圧送手段であるポンプPが設けられている。他の構成は実施例1と同様であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
この便器洗浄装置60は、第1洗浄タンク14内に貯留した洗浄水をポンプPによって圧送して便鉢部2内へ供給することができるため、第1洗浄タンク14を便鉢部2の上端よりも低い位置に配置することができる。このため、この便器洗浄装置60を備えた水洗式便器はローシルエットに形成することができる。
この便器洗浄装置60は、便器洗浄を実行すると、ポンプPが駆動し、第1洗浄タンク14内に貯留した洗浄水が第2貫通口22から流出する。ポンプPによって圧送された洗浄水は、下流側給水路12を介してリム通水路に向けて吐水され、便鉢部2の上部から便鉢部2内を旋回するように流下する。このため、便鉢部2の表面を良好に洗浄することができる。便鉢部2内に洗浄水が流入すると、便器排水路3の上昇流路3A内に洗浄水が流入するとともに、便鉢部2内の洗浄水の水位が上昇する。また、上昇流路3Aから下降流路3B内に流入した洗浄水は絞り部4において飛散して水膜を形成する。
ポンプPが駆動され、第1洗浄タンク14内の洗浄水が流出すると、第1洗浄タンク14内の水位が低下する。第1洗浄タンク14が、第1〜第3貫通口21、22、23以外は密閉した容器によって構成されているため、第1洗浄タンク14内の水位が低下すると、吸気路13を介して第3貫通口23から第1洗浄タンク14内に便器排水路3内の空気が吸引される。
このように、便鉢部2内に洗浄水が流入し、便鉢部2内の洗浄水の水位が上昇するとともに、便器排水路3内から空気が吸引されるため、これらの相乗効果によって、一気に便器排水路3内に洗浄水が流入する。これによって、便器排水路3内のサイホン作用が発生し、汚物などを良好に便鉢部2内から排出することができる。また、下降流路3Bの絞り部4において水膜が形成された後は、便器排水路3内に閉じられた空間が形成され、この閉じられた空間の空気を第1洗浄タンク14内に吸引することになる。これにより、便器排水路3内に勢いよく洗浄水を流入させることができ、サイホン作用を増強することができる
したがって、実施例3の便器洗浄装置60も、小型化を図りつつ、便器洗浄を良好に行うことができる。
また、この便器洗浄装置60は、ポンプPの駆動制御を行うことによって、便鉢部2に供給する洗浄水の流量及び便器排水路3内から吸引する空気の流量を制御し、最適な便器洗浄を実行することができる。
<実施例4>
実施例4の便器洗浄装置70は、図5に示すように、水洗式便器の便鉢部2の後方に配置されている。また、この便器洗浄装置70は、第1排水弁41より下流側の下流側給水路12に、第2排水弁42より下流側の第2下流側給水路19が合流している。また、第2下流側給水路19が合流している部分より下流側の下流側給水路12に圧送手段であるポンプPが設けられている。他の構成は実施例2と同様であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
この便器洗浄装置70は、第1洗浄タンク14内及び第2洗浄タンク17内に貯留した洗浄水をポンプPによって圧送して便鉢部2内へ供給することができるため、第1洗浄タンク14及び第2洗浄タンク17を便鉢部2の上端よりも低い位置に配置することができる。このため、この便器洗浄装置70を備えた水洗式便器はローシルエットに形成することができる。
この便器洗浄装置70は、便器洗浄を実行すると、まず第2排水弁42が開弁するとともにポンプPが駆動し、第2洗浄タンク17内に貯留した洗浄水が排水口24から流出する。ポンプPによって圧送される洗浄水は、第2下流側給水路19及び下流側給水路12を介してリム通水路に向けて吐水され、便鉢部2の上部から便鉢部2内を旋回するように流下する。このため、便鉢部2の表面を良好に洗浄することができる。便鉢部2内に洗浄水が流入すると、便器排水路3の上昇流路3A内に洗浄水が流入するとともに、便鉢部2内の洗浄水の水位が上昇する。また、上昇流路3Aから下降流路3B内に流入した洗浄水は絞り部4において飛散して水膜を形成する。
ポンプPが駆動して設定時間経過後(この時点で便鉢部2内の洗浄水の水位は上昇し、下降流路3Bの絞り部4に形成された水膜によって便器排水路3内に閉じられた空間が形成されている。)に第1排水弁41を開弁する。すると、第1洗浄タンク14内の洗浄水もポンプPによって圧送されて流出し、第1洗浄タンク14内の水位が低下するため、吸気路13を介して第3貫通口23から第1洗浄タンク14内に便器排水路3内の空気が吸引される。
このように、第1排水弁41が開弁する際には、便鉢部2内の洗浄水の水位が上昇し、下降流路3Bの絞り部4に形成された水膜によって、便器排水路3内に閉じられた空間が形成されており、この閉じられた空間から空気が吸引されるため、これらの相乗効果によって、一気に便器排水路3内に勢いよく洗浄水が流入する。これによって、便器排水路3内に強力なサイホン作用が発生し、汚物などを便鉢部2内から良好に排出することができる。
この便器洗浄装置70では、第1洗浄タンク14が便器排水路3内から必要以上に空気を吸引しない。また、第1排水弁41を開弁するタイミングを変更することによって、第1洗浄タンク14が便器排水路3内から空気を吸引するタイミングを容易に変更することができる。また、第1洗浄タンク14が便器排水路3内から吸引する空気の流量の変更は、吸気路13及び第3貫通口23の流路面積を変更することによって容易に変更することができる。また、ポンプPの駆動制御をすることによっても便器排水路3内から吸引する空気の流量を変更することができる。このため、第1洗浄タンク14が便器排水路3内から吸引する空気のタイミング及び流量を最適にすることができ、便器排水路3内にサイホン作用を確実に発生させることができる。
また、この便器洗浄装置70では、便鉢部2を洗浄したり、便鉢部2から汚物を搬送したりする洗浄水は、第1洗浄タンク14に貯留された洗浄水を利用しつつ、主に第2洗浄タンク17に貯留される洗浄水を利用する。このため、第2洗浄タンク17から便器洗浄及び汚物搬送に必要な水量の洗浄水を便鉢部2に供給することができるため、便器洗浄を良好に行うことができる。また、ポンプPの駆動制御を行うことによって、便鉢部2に供給する洗浄水の流量を制御し、最適な便器洗浄を実行することができる。
したがって、実施例4の便器洗浄装置70も、小型化を図りつつ、便器洗浄を良好に行うことができる。
<実施例5>
実施例5の便器洗浄装置75は、図6に示すように、下流側給水路12に第2下流側給水路19が合流する部分に切替弁43が設けられている。他の構成は実施例4と同様であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
この便器洗浄装置75は、便器洗浄を実行すると、まず、切替弁43が第2下流側給水路19と下流側給水路12とを連通するとともにポンプPが駆動する。これによって、第2洗浄タンク17内に貯留した洗浄水が排水口24から流出する。ポンプPによって圧送される洗浄水は、第2下流側給水路19及び下流側給水路12を介してリム通水路に向けて吐水され、便鉢部2の上部から便鉢部2内を旋回するように流下する。このため、便鉢部2の表面を良好に洗浄することができる。便鉢部2内に洗浄水が流入すると、便器排水路3の上昇流路3A内に洗浄水が流入するとともに、便鉢部2内の洗浄水の水位が上昇する。また、上昇流路3Aから下降流路3B内に流入した洗浄水は絞り部4において飛散して水膜を形成する。
ポンプPが駆動して設定時間経過後(この時点で便鉢部2内の洗浄水の水位は上昇し、下降流路3Bの絞り部4に形成された水膜によって便器排水路3内に閉じられた空間が形成されている。)に切替弁43が切替弁43より下流側の下流側給水路12に、第2下流側給水路19及び切替弁43より上流側の下流側給水路12を連通する。すると、第1洗浄タンク14内の洗浄水もポンプPによって圧送されて流出し、第1洗浄タンク14内の水位が低下するため、吸気路13を介して第3貫通口23から第1洗浄タンク14内に便器排水路3内の空気が吸引される。
このように、切替弁43が流路を切り替える際には、便鉢部2内の洗浄水の水位が上昇し、下降流路3Bの絞り部4に形成された水膜によって、便器排水路3内に閉じられた空間が形成されており、この閉じられた空間から空気が吸引されるため、これらの相乗効果によって、一気に便器排水路3内に勢いよく洗浄水が流入する。これによって、便器排水路3内の強力なサイホン作用が発生し、汚物などを便鉢部2内から良好に排出することができる。
この便器洗浄装置75では、第1洗浄タンク14が便器排水路3内から必要以上に空気を吸引しない。また、切替弁43の切り替えタイミングを変更することによって、第1洗浄タンク14が便器排水路3内から空気を吸引するタイミングを容易に変更することができる。また、第1洗浄タンク14内に吸引される便器排水路3内の空気の流量の変更は、ポンプPの駆動を制御をしなくても、吸気路13及び第3貫通口23の流路面積を変更することによって容易に変更することができる。また、切替弁43の流路面積を調整することによっても第1洗浄タンク14内に吸引される便器排水路3内の空気の流量を変更することができる。また、ポンプPの駆動制御をすることによっても第1洗浄タンク14内に吸引される便器排水路3内の空気の流量を変更することができる。このため、第1洗浄タンク14内に便器排水路3内の空気を吸引するタイミング及び流量を最適にすることができ、便器排水路3内にサイホン作用を確実に発生させることができる。
また、この便器洗浄装置75では、便鉢部2を洗浄したり、便鉢部2から汚物を搬送したりする洗浄水は、第1洗浄タンク14に貯留された洗浄水を利用しつつ、主に第2洗浄タンク17に貯留される洗浄水を利用する。このため、第2洗浄タンク17から便器洗浄及び汚物搬送に必要な水量の洗浄水を便鉢部2に供給することができるため、便器洗浄を良好に行うことができる。また、ポンプPの駆動制御を行うことによって、便鉢部2に供給する洗浄水の流量を制御し、最適な便器洗浄を実行することができる。
したがって、実施例5の便器洗浄装置75も、小型化を図りつつ、便器洗浄を良好に行うことができる。
<実施例6>
実施例6の便器洗浄装置80は、図7に示すように、第3貫通口23から流入した空気が第2貫通口22から流出することを防止する遮断機構81を有している。遮断機構81は、第1洗浄タンク14の下部(第2貫通口22よりも上方)において、第1洗浄タンク14を上下方向に分割し、上下方向に貫設した連通孔82Aを具備する隔壁82と、連通孔82Aに設けられ洗浄タンク内の水位に連動してこの連通孔82Aを開閉する開閉機構である電磁式開閉弁83とを有している。他の構成は実施例3と同様であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
この開閉機構は、図示しない水位センサによって、第1洗浄タンク14内の洗浄水の水位が隔壁よりも下方に低下することを検知し、この検知信号に基づいて電磁式開閉弁83を駆動し、連通孔82Aを閉鎖することができる。
このように構成された便器洗浄装置80は寒冷地において第1洗浄タンク14の水抜きを行った場合、電磁式開閉弁83が隔壁の連通孔82Aを閉鎖するため、便器排水路3内の空気(臭気)が第2貫通口22から下流側給水路12を介して便鉢部2内に流出し、外部へ発散することを簡易な構造で防止することができる。また、便器排水路3内の圧力によって下流側給水路12に設けられた圧送手段であるポンプPなどが動作不良を起こすことを防止することができる。
<実施例7>
実施例7の便器洗浄装置90は、図8に示すように、遮断機構91の開閉機構をフロート弁93によって形成している。他の構成は実施例6と同様であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
フロート弁93は、第1洗浄タンク14内の洗浄水が水位が隔壁よりも下方に低下すると、連通孔82Aを閉鎖することができる。
このように構成された便器洗浄装置90も寒冷地において第1洗浄タンク14の水抜きを行った場合、フロート弁93が隔壁82の連通孔82Aを閉鎖するため、便器排水路3内の空気(臭気)が第2貫通口22から下流側給水路12を介して便鉢部2内に流出し、外部へ発散することを簡易な構造で防止することができる。また、便器排水路3内の圧力によって下流側給水路12に設けられた圧送手段であるポンプPなどが動作不良を起こすことを防止することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例1〜7に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例2、4、及び5では、第1洗浄タンクと第2洗浄タンクとを併設して一体的に形成されているが、第1洗浄タンクと第2洗浄タンクとを別体に形成し、離して配置してもよい。
(2)実施例2では、第1洗浄タンクに連通する下流側給水路に設けられた第1排水弁と、第2洗浄タンクに連通する第2洗浄タンクに連通する第下流側給水路に設けられた第2排水弁とを有していたが、下流側給水路と第2下流側給水路と合流させ、その下流側に給水路を開閉する排水弁、又は切替弁を設けてもよい。
(3)実施例3〜6では、第1洗浄タンク、及び/又は第2洗浄タンクを便鉢部の上端よりも低い位置に配置したが、大洗浄タンク、及び/又は第2洗浄タンクを便鉢部の上端よりも高い位置に配置してもよい。
(4)実施例1〜5では、遮断機構を有していないが、遮断機構を有してもよい。
2…便鉢部
3…便器排水路
10、50、60、70、75、80、90…便器洗浄装置
11…上流側給水路
12…下流側給水路
13…吸気路
14…第1洗浄タンク
17…第2洗浄タンク
21…第1貫通口
22…第2貫通口
23…第3貫通口
31…給水弁
81、91…遮断機構
82…隔壁
82A…連通孔
83…電磁式開閉弁(開閉機構)
93…フロート弁(開閉機構)
P…ポンプ(圧送手段)

Claims (5)

  1. 水洗式便器の便鉢部に洗浄水を供給するとともに、この便鉢部の下流側に連通する便器排水路内の空気を吸引する便器洗浄装置であって、
    上流端を給水源に連通し、給水弁を有する上流側給水路と、
    下流端を前記便鉢部に連通する下流側給水路と、
    一端を前記便器排水路に連通する吸気路と、
    前記上流側給水路の下流端に連通して洗浄水が流入する第1貫通口、前記下流側給水路の上流端に連通して貯留した洗浄水が流出する第2貫通口、及び前記吸気路の他端に連通して前記便器排水路内の空気がこの吸気路を介して流入する第3貫通口を有し、これら貫通口以外は内外を貫通していない密閉された容器から構成された第1洗浄タンクとを備えていることを特徴とする便器洗浄装置。
  2. 前記第1洗浄タンクと、貯留した洗浄水を前記便鉢部へ供給する第2洗浄タンクとを備えていることを特徴とする便器洗浄装置。
  3. 前記下流側給水路に設けられた圧送手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の便器洗浄装置。
  4. 前記第1洗浄タンクは、前記第3貫通口から流入した空気が前記第2貫通口から流出することを防止する遮断機構を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の便器洗浄装置。
  5. 前記遮断機構は、前記第1洗浄タンクの下部において、この第1洗浄タンクを上下方向に分割し、上下方向に貫設した連通孔を具備する隔壁と、前記連通孔に設けられ、前記洗浄タンク内の水位に連動してこの貫通孔を開閉する開閉機構とを有していることを特徴とする請求項4記載の便器洗浄装置。
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