JP2012207161A - 成形用樹脂粉末及び成形品 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明の課題は、低臭気性に優れる成形品が得られる成形用樹脂粉末組成物を提供することである。
【解決手段】
アセトン、メチルエチルケトン、及びメチルイソブチルケトンの2分子縮合物(C)の合計含有量が10〜1000ppmである熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末(A)。
(C)の含有率はGC/MC分析によって求めることができる。アセトンの(C)は4−メチルペント−3−エン−2−オン、メチルエチルケトンの(C)は5−メチルヘプト−4−エン−3−オン、及び3,4−ジメチルヘキサ−3エン−2オン、メチルイソブチルケトンの(C)は、3−イソプロピル−4,6−ジメチルヘプト−3−エン−2−オン、及び2,6,8−トリメチルノン−5−エン−4−オンである。
【選択図】なし

Description

本発明は、低臭気性に優れる成形品が得られる成形用樹脂粉末に関するものである。
粉体成形法は、複雑な形状(アンダーカット、深絞り等)の製品が容易に成形できること、肉厚が均一にできること、材料の歩留まり率が良いこと等の利点から、近年、自動車の内装材、芯地用接着剤等を中心にした用途に広く利用されている。
粉体成形法には主に軟質のポリ塩化ビニル粉末が使用されていたが、近年ポリウレタン樹脂も使用されている。ポリウレタン樹脂は有機溶媒中で合成するため高コストで、環境的にも問題があったが、最近、水性媒体中でウレタン樹脂粉末を作る方法が提案されている。(特許文献1および2を参照)。
特開平8−120041号公報 特開平12−313733号公報
特許文献1および2の方法は、自動車内装部材向けパウダースラッシュ材料として優れている材料であるが、近年、要求が厳しくなった車内の快適性に関わる低臭気性については改善の余地を残すものであった。
本発明の課題は、低臭気性に優れる成形品が得られる成形用樹脂粉末組成物を提供することである。
本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち本発明は、アセトン、メチルエチルケトン、及びメチルイソブチルケトンの2分子縮合物(C)の合計含有量が10〜1000ppmである熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末(A);熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末(A)と添加剤を含有する熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物であって、アセトン、メチルエチルケトン、及びメチルイソブチルケトンの2分子縮合物(C)の合計含有量が10〜1000ppmである熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X);該樹脂粉末(A)、または該樹脂粉末組成物(X)を成形して得られる樹脂成形品である。
本発明の樹脂粉末組成物を成形して得られる成形品は従来に無い低臭気性に優れる。
熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末(A)は熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂(A0)からなる。(A0)は、高分子ジオール(E)、ジイソシアネート(G)、低分子ジアミン、必要に応じて低分子ジオール等を反応してなる樹脂である。
(A0)の数平均分子量は、通常5,000〜50,000、好ましくは10,000〜30,000である。
数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)[測定機器は、例えば昭和電工のSHODEX−KFタイプ、溶媒は、DMFを使用]で測定される。
高分子ジオール(E)としては、ポリエステルジオール、ポリエーテルジオール、ポリエーテルエステルジオールが挙げられる。これらの中で、耐熱性、耐光性の観点からエーテル結合を含まないポリエステルジオールが好ましい。
ポリエステルジオールとしては、グリコールとジカルボン酸の組み合わせからなるポリエステルジオール、ラクトンモノマーより合成されるポリエステルジオールが挙げられる。
特にエチレングリコールと炭素数6〜15の脂肪族ジカルボン酸からなるポリエステルジオール、炭素数が4〜10の脂肪族ジオールと炭素数4〜15の脂肪族ジカルボン酸もしくは炭素数8〜12の芳香族ジカルボン酸からなるポリエステルジオールが好ましい。これらの中でも、ポリエチレンアジペート、ポリテトラメチレンアジペート、ポリヘキサメチレンアジペート、ポリヘキサメチレンイソフタレートが好ましい。
ポリエーテルジオールとしては、2個の水酸基含有化合物(たとえば前記低分子ジオール、2価のフェノール類など)にアルキレンオキサイドが付加した構造の化合物があげられる。上記2価のフェノール類としてはビスフェノール類[ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど]、単環フェノール類[カテコール、ハイドロキノンなど]などが挙げられる。
これらのうち好ましいものは、2価フェノール類にアルキレンオキサイドが付加したものであり、さらに好ましいものは2価フェノール類にエチレンオキサイド(以下EOと記載。)が付加したものである。
ポリエーテルエステルジオールとしては、前記ポリエステルジオールにおいて原料の低分子ジオールに代えて上記ポリエーテルジオールを用いたもの、例えば上記ポリエーテルジオールの1種以上と前記ポリエステルジオールの原料として例示したジカルボン酸もしくはそのエステル形成性誘導体の1種以上とを縮重合させて得られるものが挙げられる。具体的には、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどがあげられる。
ジイソシアネート(G)としては、(i)炭素数(NCO基中の炭素を除く、以下同様)2〜18の脂肪族ジイソシアネート[エチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ドデカメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2,6−ジイソシアナトメチルカプロエート、ビス(2−イソシアナトエチル)フマレート、ビス(2−イソシアナトエチル)カーボネート、2−イソシアナトエチル−2,6−ジイソシアナトヘキサノエート等];(ii)炭素数4〜15の脂環式ジイソシアート[イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート(水添MDI)、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート(水添TDI)、ビス(2−イソシアナトエチル)−4−シクロへキセン等];(iii)炭素数8〜15の芳香脂肪族ジイソシアネート[m−および/またはp−キシリレンジイソシアネート(XDI)、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)等];芳香族ポリイソシアネートの具体例としては、1,3−及び/又は1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−及び/又は2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、粗製TDI、2,4’−及び/又は4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、4,4’−ジイソシアナトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソシアナトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソシアナトジフェニルメタン、粗製MDI、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4’,4”−トリフェニルメタントリイソシアネート、m−及びp−イソシアナトフェニルスルホニルイソシアネート等;(v)これらのジイソシアネートの変性物(カーボジイミド基、ウレトジオン基、ウレトイミン基、ウレア基等を有するジイソシアネート変性物);およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。これらのうち好ましいものは脂肪族ジイソシアネートまたは脂環式ジイソシアネートであり、特に好ましいものはHDI、IPDI、水添MDIである。
ジアミンとしては、炭素数6〜18の脂環ジアミン[4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルメタン、4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン、ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミン等];炭素数2〜12の脂肪族ジアミン[エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等];炭素数8〜15の芳香脂肪族ジアミン[キシリレンジアミン、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジアミン等]およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。これらのうち好ましいものは脂環ジアミンおよび脂肪族ジアミンであり、特に好ましいものはイソホロンジアミンおよびヘキサメチレンジアミンである。
低分子ジオールとしては、例えば[エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、炭素数4〜24の1,2−アルカンジオール(ドデカン−1,2−ジオール等)など];環状基を有するジオール類[1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、m−またはp−キシリレングリコール、ビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物など]等およびこれらの2種以上の併用が挙げられる。
本発明の熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末(A)、または下記に記載の熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X)は、アセトン、メチルエチルケトン、及びメチルイソブチルケトンの2分子縮合物(C)の合計含有量が10〜1000ppmであり、好ましくは10〜500ppm、さらに好ましくは10〜100ppmである。(C)が1000ppmを越えて含有する場合は臭気発生の原因となる。(C)の含有量を10ppm未満にすることは、通常の製造方法では困難である。
ここで、アセトンの2分子縮合物(C1)とは4−メチルペント−3−エン−2−オンであり、メチルエチルケトン2分子縮合物(C2)とは、5−メチルヘプト−4−エン−3−オン、及び3,4−ジメチルヘキサ−3エン−2オンの両者を合わせた物であり、メチルイソブチルケトン2分子縮合物(C3)とは、3−イソプロピル−4,6−ジメチルヘプト−3−エン−2−オン、及び2,6,8−トリメチルノン−5−エン−4−オンの両者を合わせた物である。2分子縮合物(C)の合計含有量とは、(C1)、(C2)及び(C3)の合計含有量を言うものとする。
2分子縮合物(C)の含有率は以下のGC/MC分析によって求めることができる。
<試験サンプル作製方法>
300mlナスフラスコに試験サンプルの熱可塑性ウレタンウレア樹脂粉末(A)または熱可塑性ウレタンウレア樹脂粉末組成物(X)50gを入れる。(A)または(X)を入れたナスフラスコをTenax管捕集装置に取り付け、ナスフラスコをシリコンオイルバスにて100℃で1時間加熱することで揮発成分をTenax管に捕集する。
<GC/MS>
Tenax管を室温で、ガスクロマトグラフ分析装置[(株)島津製作所 製:GC/MS QP2010plus]のオートサンプラーに取り付け、以下の条件で2分子縮合物の含有量を測定する。
カラム:ZB−5[(株)島津製作所 製]
カラムの長さ:30mm、内径:0.25mm、膜厚:0.25μm
カラム昇温プログラム:40℃から300℃(10℃/分)
Tenax管を取り付けた気化室温度:25℃
キャリアガス:ヘリウム
スプリット比:10
<GC/MS検量線>
2分子縮合物(C1)、(C2)及び(C3)を合成し標品とする。(C1)、(C2)及び(C3)それぞれを30ppm、100ppm、500ppm、2000ppm、10000ppmとなるようにメタノールで希釈し検量線用サンプルとする。各マイクロシリンジで5μlずつTenax管に注入した後、Tenax管に窒素を5分間吹き込んでメタノールを除去した。
調製した検量線用サンプルを上記測定条件にて測定し、濃度−ピーク面積値で検量線をプロットしてGC/MS検量線を作成した。
本発明の熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末(A)は、以下の製造方法(M)により得ることができる。
製造方法(M)
(1)末端イソシアネート基含有ポリウレタンプレポリマー(U)を製造
高分子ジオール(E)とジイソシアネート(G)を反応させ、末端にイソシアネート基を有するポリウレタンプレポリマー(U)を製造する。
製造する際の反応温度は、ウレタン化を行う際に通常採用される温度と同じでよく、溶剤を使用する場合は通常20℃〜100℃であり、溶剤を使用しない場合は通常20℃〜220℃、好ましくは80℃〜200℃である。上記プレポリマー化反応において、反応を促進するために必要によりポリウレタンに通常用いられる触媒を使用することができる。該触媒としては、例えばアミン系触媒[トリエチルアミン、N−エチルモルホリン、トリエチレンジアミンなど]、錫系触媒[トリメチルチンラウレート、ジブチルチンジラウレート、ジブチルチンマレートなど]などが挙げられる。
(2)ジアミン鎖伸長剤(ケチミン化合物)(K)の製造
低分子ジアミンとケトン(B)を反応させ、低分子ジアミンをケトン(B)でブロックしたジアミン鎖伸長剤(ケチミン化合物)(K)を製造する。製造する際の反応温度は、20℃〜100℃であり、好ましくは40℃〜80℃である。
この工程で2分子縮合物(C)を低減する方法としては下記製造方法(N)(1)又は(2)の方法を採用することができる。
(3)熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末(A)の製造
上記(1)で製造した末端イソシアネート基含有ポリウレタンプレポリマー(U)と(2)で製造したジアミン鎖伸長剤(ケチミン化合物)(K)を、水および分散安定剤存在下で分散させ、伸長反応させ熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂(A0)を含有するスラリーを製造し、含有する水および有機溶媒を除去し、熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末(A)を製造する。含有する水および有機溶媒を除去する方法としては、公知の方法(脱溶媒、遠心脱水、常温および減圧下での乾燥等)により除去することができる。
具体的には、例えば、特開平8−120041号公報等に記載されたものを使用することができる。
この工程で2分子縮合物(C)を低減する方法としては下記製造方法(N)(3)の方法を採用することができる。
ケトン(B)でブロックしたジアミン鎖伸長剤(ケチミン化合物)(K)を製造する際、反応時間が長くなるにつれ、ケトン(B)の2分子縮合物(C)が増加する。ケチミン化の反応率が85%を超えるとケチミン反応が進みにくくなる。よって、末端イソシアネート基含有ポリウレタンプレポリマー(U)とジアミン鎖伸長剤(K)を、水および分散安定剤存在下で分散させ、伸長反応させ熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂(A0)を含有するスラリーを製造できるケチミン化の反応率は70〜95%であり、好ましくは80〜92%である。反応率が70%未満では水および分散安定剤存在下で分散できず、95%を超える反応率は、反応時間が長くなり、2分子縮合物(C)が増加する。熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末(A)中には、通常2分子縮合物(C)が、1000ppmを越えて含有され、臭気発生の原因となる。
<ケチミン化率測定法>
電位差滴定装置[(株)エクレア 製、AUT−501]を用い、以下に示した方法で測定した。
<ケチミン化量測定法>
ケトンケチミン化物(ケトン:アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン)を1.0g採取して小数点以下3桁まで精秤し、採取量をS1とする。
これにイソプロパノール(JIS試薬1級)50mlと、1mlのジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート(MDI−H)を加え、マグネティックスターラーで5分間±30秒撹拌後、電位差滴定装置にセットして0.5mol/L塩酸メタノール滴定溶液を7ml定量注入した後、滴定を行った。(定量注入量+滴定量)をAmlとする。
<アミン価測定法>
ケトンケチミン化物(ケトン:アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン)を1.0g採取して小数点以下3桁まで精秤し、採取量をS2とする。
これにイソプロパノール(JIS試薬1級)50mlを加え溶解した後、0.5mol/L塩酸メタノール滴定溶液で滴定した。滴定量をBmlとする。
<計算式>
ケチミン化量、アミン価について各2回測定を行い、次式よりケチミン化量、アミン価を算出し、それぞれの平均値からケチミン化率を算出して有効数字2桁にまとめる。
ケチミン化量・・・(A/S1)×28.05×f
アミン価 ・・・(B/S2)×28.05×f
ケチミン化率(%)・・・(ケチミン化量)×100/(アミン価)
(f:0.5mol/L塩酸メタノール滴定溶液のfactor)
熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末(A)2分子縮合物(C)を10〜1000ppmに低減する方法としては、以下の方法が挙げられる。
製造方法(N)
(1)ジアミン鎖伸長剤(ケチミン化合物)(K)を製造する際に、90℃以下で水と共沸する溶媒(例えば、ヘキサン、トルエン、エタノール、酢酸エチル等が挙げられる)を添加することにより、40℃〜90℃でジアミンをケトン(B)でケチミン化する。
(2)ジアミン鎖伸長剤(ケチミン化合物)(K)を製造したあと、精製により(C)を除去することができる。精製する方法としては、特に限定されず、例えば、カラムによる精製、溶剤等による抽出等により(C)を除去する。(3)熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末(A)を加熱することにより(C)を除去することができる。例えば、攪拌下で減圧もしくは常圧で加熱し除去する方法等が挙げられる。製造する際の加熱温度は、40℃〜100℃であり、好ましくは50℃〜90℃である。
本発明の熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末(A)は、さらに添加剤(F)を含有させて、樹脂粉末組成物(X)とすることができる。
添加剤(F)としては無機フィラー、顔料、可塑剤、離型剤、有機充填剤、ブロッキング防止剤、安定剤及び分散剤等が挙げられる。
添加剤の含有量(重量%)は、(A)の重量に対して、0〜50が好ましく、さらに好ましくは1〜30である。
無機フィラーとは、カオリン、タルク、シリカ、酸化チタン、炭酸カルシウム、ベントナイト、マイカ、セリサイト、ガラスフレーク、ガラス繊維、黒鉛、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、三酸化アンチモン、硫酸バリウム、ホウ酸亜鉛、アルミナ、マグネシア、ウォラストナイト、ゾノトライト、ウィスカー及び金属粉末等が挙げられる。これらのうち、熱可塑性樹脂の結晶化促進の観点から、カオリン、タルク、シリカ、酸化チタン及び炭酸カルシウムが好ましく、さらに好ましくはカオリン及びタルクである。
無機フィラーの体積平均粒子径(μm)は、熱可塑性樹脂中への分散性の観点から、0.1〜30が好ましく、さらに好ましくは1〜20、特に好ましくは5〜10である。
無機フィラーの含有量(重量%)は、(A)の重量に対して、0〜40が好ましく、1〜20がより好ましい。
無機フィラーは(A)とドライブレンドされてもよいし、(A)の製造工程中に添加されてもよい。
顔料粒子としては特に限定されず、公知の有機顔料および/または無機顔料を使用することができ、(A)100重量部あたり、通常10重量部以下、好ましくは0.01〜5重量部配合される。有機顔料としては、例えば不溶性もしくは溶性アゾ顔料、銅フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料等が挙げられ、無機系顔料としては、例えばクロム酸塩、フェロシアン化合物、金属酸化物(酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム等)、金属塩類[硫酸塩(硫酸バリウム等)、珪酸塩(珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム等)、炭酸塩(炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等)、燐酸塩(燐酸カルシウム、燐酸マグネシウム等)等]、金属粉末(アルミ粉末、鉄粉末、ニッケル粉末、銅粉末等)、カーボンブラック等が挙げられる。顔料の平均粒径についてはとくに限定はないが、通常0.2〜5.0μmであり、好ましくは0.5〜1μmである。
顔料粒子の含有量(重量%)は、(A)の重量に対して、0〜5が好ましく、1〜3がより好ましい。
顔料粒子は(A)とドライブレンドされてもよいし、(A)の製造工程中に添加されてもよい。
可塑剤としては、フタル酸エステル(フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジブチルベンジル及びフタル酸ジイソデシル等);脂肪族2塩基酸エステル(アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル及びセバシン酸−2−エチルヘキシル等);トリメリット酸エステル(トリメリット酸トリ−2−エチルヘキシル及びトリメリット酸トリオクチル等);脂肪酸エステル(オレイン酸ブチル等);脂肪族リン酸エステル(トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルフォスフェート、トリ−2−エチルヘキシルホスフェート及びトリブトキシホスフェート等);芳香族リン酸エステル(トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート及びトリス(2,6−ジメチルフェニル)ホスフェート等);ハロゲン脂肪族リン酸エステル(トリス(クロロエチル)ホスフェート、トリス(βークロロプロピル)ホスフェート、トリス(ジクロロプロピル)ホスフェート及びトリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェート等);及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
可塑剤の含有量(重量%)は、(A)の重量に対して、0〜50が好ましく、5〜20がより好ましい。
可塑剤は(A)に含浸されてもよいし、(A)の製造工程中に添加されてもよい。
離型剤としては公知の離型剤等が使用でき、フッ素化合物型離型剤(リン酸トリパーフルオロアルキル(炭素数8〜20)エステル、たとえば、トリパーフルオロオクチルホスフェート及びトリパーフルオロドデシルホスフェート等);シリコーン化合物型離型剤(ジメチルポリシロキサン、アミノ変性ジメチルポリシロキサン及びカルボキシル変性ジメチルポリシロキサン等)、脂肪酸エステル型離型剤(炭素数10〜24の脂肪酸のモノ又は多価アルコールエステル、たとえば、ブチルステアレート、硬化ひまし油及びエチレングリコールモノスレアレート等);脂肪族酸アミド型離型剤(炭素数8〜24の脂肪酸のモノ又はビスアミド、たとえば、オレイン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド及びエチレンジアミンのジステアリン酸アミド等);金属石鹸(ステアリン酸マグネシウム及びステアリン酸亜鉛等);天然又は合成ワックス(パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス及びポリブロピレンワックス等);及びこれらの2種以上の混合物等が挙げられる。
離型剤の含有量(重量%)は、(A)の重量に対して、0〜1が好ましく、0.1〜0.5がより好ましい。
離型剤は(A)に含浸されてもよいし、(A)の製造工程中に添加されてもよい。
安定剤とは、分子中に炭素−炭素二重結合(置換基を有していてもよいエチレン結合等)(ただし芳香環中の二重結合は除く)、炭素−炭素三重結合(置換基を有していてもよいアセチレン結合)を有する化合物等が使用でき、(メタ)アクリル酸と多価アルコール(2〜10価の多価アルコール、以下同様)とのエステル(エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート及びジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等);(メタ)アリルアルコールと2〜6価の多価カルボン酸とのエステル(ジアリルフタレート及びトリメリット酸トリアリルエステル等);多価アルコールのポリ(メタ)アリルエーテル(ペンタエリスリトール(メタ)アリルエーテル等);多価アルコールのポリビニルエーテル(エチレングリコールジビニルエーテル等);多価アルコールのポリプロペニルエーテル(エチレングリコールジプロペニルエーテル等);ポリビニルベンゼン(ジビニルベンゼン等)及びこれらの2種以上の混合物等が挙げられる。これらのうち、安定性(ラジカル重合速度)の観点から、(メタ)アクリル酸と多価アルコールとのエステルが好ましく、さらに好ましくはトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート及びジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートである。
安定剤の含有量(重量%)は、(A)の重量に対して、0〜20が好ましく、1〜15がより好ましい。
安定剤は(A)とドライブレンドされてもよいし、(A)の製造工程中に添加されてもよい。
本発明の熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X)は、粉体流動性向上剤、ブロッキング防止剤として、公知の無機系ブロッキング防止剤及び有機系ブロッキング防止剤等を使用することができる。無機系ブロッキング防止剤としてはシリカ、タルク、酸化チタン及び炭酸カルシウム等が挙げられる。有機系ブロッキング防止剤としては粒子径10μm以下の熱硬化性樹脂(熱硬化性ポリウレタン樹脂、グアナミン系樹脂及びエポキシ系樹脂等)及び粒子径10μm以下の熱可塑性樹脂(熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂及びポリ(メタ)アクリレート樹脂等)等が挙げられる。
ブロッキング防止剤(流動性向上剤)の含有量(重量%)は、(A)の重量に対して、0〜5が好ましく、0.5〜1がより好ましい。粉体流動性向上剤、ブロッキング防止剤は(A)とドライブレンドされる。
本発明の熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X)を上記混合して生産するときに使用する混合装置としては、公知の粉体混合装置を使用でき、容器回転型混合機、固定容器型混合機、流体運動型混合機のいずれも使用できる。例えば固定容器型混合機としては高速流動型混合機、複軸パドル型混合機、高速剪断混合装置(ヘンシエルミキサー(登録商標)等)、低速混合装置(プラネタリーミキサー等)や円錐型スクリュー混合機(ナウタ−ミキサ−(登録商標)等)を使ってドライブレンドする方法が良く知られている。これらの方法の中で、複軸パドル型混合機、低速混合装置(プラネタリーミキサー等)、および円錐型スクリュー混合機(ナウタ−ミキサ−(登録商標、以下省略)等)を使用するのが好ましい。
本発明の熱可塑性ウレタンウレア樹脂粉末(A)または熱可塑性ウレタンウレア樹脂粉末組成物(X)の体積平均粒径は、好ましくは10〜500μm、さらに好ましくは70〜300μmの範囲にある。
本発明の熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X)又は樹脂粉末(A)は、たとえばスラッシュ成形法で成形し、表皮等のウレタン樹脂成形物を製造することができる。スラッシュ成形法としては、本発明の粉末組成物が入ったボックスと加熱した金型を共に振動回転させ、パウダーを型内で溶融流動させた後、冷却後、固化させ、表皮を製造する方法を挙げることができる。
上記金型温度は好ましくは200〜300℃、さらに好ましくは210〜280℃である。
本発明の熱可塑性ポリウレタン樹脂粉末組成物(X)又は樹脂粉末(A)で成形された表皮厚さは、0.5〜1.5mmが好ましい。
本発明の熱可塑性ポリウレタン樹脂粉末組成物(X)又は樹脂粉末(A)の成形物の熱軟化温度は粉体成形用途としては135〜155℃が好ましく、さらに好ましくは137〜145℃である。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。以下において「部」は重量部、「%」は重量%を示す。
製造例1
数平均分子量(以下Mnと記す)が900のポリエチレンフタレート(テレフタル酸/イソフタル酸=50/50)(E1−1)の製造
冷却管、撹拌機および窒素導入管の付いた反応槽中に、テレフタル酸393部、イソフタル酸393部、モノエチレングリコール606部を入れ、210℃で窒素気流下に生成する水を留去しながら5時間反応させた後、5〜20mmHgの減圧下で反応させ、所定の軟化点でポリエチレンフタレートジオール(E1−1)を取り出した。回収されたモノエチレングリコールは245部であった。得られたポリエチレンフタレートジオールの水酸基価を測定し、Mnを計算した結果900であった。
製造例2
同様の製造方法で減圧時間の調整により、Mnが2500のポリエチレンフタレートジオール(E1−2)を得た。回収モノエチレングリコールは270部であった。
製造例3
プレポリマー溶液(U−1)の製造
温度計、撹拌機及び窒素吹込み管を備えた反応容器に、ポリエステルジオール(E1−1)(304部)、Mnが1000のポリブチレンアジペート(1214部)、1−オクタノール(27.6部)を仕込み、窒素置換した後、撹拌しながら110℃に加熱して溶融させ、60℃まで冷却した。続いて、ヘキサメチレンジイソシアネート(313.2部)を投入し、85℃で6時間反応させた。次いで、60℃に冷却した後、テトラヒドロフラン(317部)、及び安定剤(2.7部)[チバスペシャリティーケミカルズ(株)社製イルガノックス1010]、カーボンブラック(1部)を加え、均一に混合してプレポリマー溶液(U−1)を得た。得られたプレポリマー溶液のNCO含量は、0.8%であった。
製造例4
プレポリマー溶液(U−2)の製造
温度計、撹拌機及び窒素吹込み管を備えた反応容器に、ポリエステルジオール(E1−2)(75.9部)、Mnが1000のポリブチレンアジペート(759部)、1−オクタノール(26.4部)を仕込み、窒素置換した後、撹拌しながら110℃に加熱して溶融させ、60℃まで冷却した。続いて、ヘキサメチレンジイソシアネート(245.8部)を投入し、85℃で6時間反応させた。次いで、60℃に冷却した後、テトラヒドロフラン(317部)、及び安定剤(2.7部)[チバスペシャリティーケミカルズ(株)社製イルガノックス1010]、カーボンブラック(1部)を加え、均一に混合してプレポリマー溶液(U−2)を得た。得られたプレポリマー溶液のNCO含量は、1.2%であった。
製造例5
プレポリマー溶液(U−3)の製造
温度計、撹拌機及び窒素吹込み管を備えた反応容器に、ポリエステルジオール(E1−2)(75.9部)、Mnが1000のポリブチレンアジペート(1442部)、1−オクタノール(26.4部)を仕込み、窒素置換した後、撹拌しながら110℃に加熱して溶融させ、60℃まで冷却した。続いて、ヘキサメチレンジイソシアネート(245.8部)を投入し、85℃で6時間反応させた。次いで、60℃に冷却した後、テトラヒドロフラン(317部)、及び安定剤(2.7部)[チバスペシャリティーケミカルズ(株)社製イルガノックス1010]、カーボンブラック(1部)を加え、均一に混合してプレポリマー溶液(U−3)を得た。得られたプレポリマー溶液のNCO含量は、1.1%であった。
製造例6
ジアミンのアセトンケチミン化物(K−1)の製造
温度計、攪拌機及び還流管を備えた反応容器に、ヘキサメチレンジアミン(100部)とアセトン(350部)を仕込み、55℃で50時間還流させながら生成水を系外に除去した。その後減圧にて未反応のアセトンを除去した後、シリカゲルカラム精製[上記製造方法(N)(2)]を行い、アセトンケチミン化物(K−1)[ケチミン化率:95%]を得た。
製造例7
ジアミンのMEKケチミン化物(K−2)の製造
温度計、攪拌機及び還流管を備えた反応容器に、ヘキサメチレンジアミン(100部)とMEK(メチルエチルケトン:335部)、トルエン(ジアミンに対して110部)を仕込み、80℃で24時間還流させながら生成水を系外に除去した。[上記製造方法(N)(1)]その後減圧にて未反応のMEKを除去してMEKケチミン化物(K−2)[ケチミン化率:85%]を得た。
製造例8
ジアミンのMEKケチミン化物(K−3)の製造
温度計、攪拌機及び還流管を備えた反応容器に、ヘキサメチレンジアミン(100部)とMEK(メチルエチルケトン:335部)、ノルマルヘキサン(110部)を仕込み、70℃で10時間還流させながら生成水を系外に除去した。[上記製造方法(N)(1)]その後減圧にて未反応のMEKを除去して、MEKケチミン化物(K−3)[ケチミン化率:95%]を得た。
製造例9
ジアミンのMIBKケチミン化物(K−4)の製造
温度計、攪拌機及び還流管を備えた反応容器に、ヘキサメチレンジアミン(100部)とMIBK(メチルイソブチルケトン:300部)を仕込み、100℃で50時間還流させながら生成水を系外に除去した。その後減圧にて未反応のMIBKを除去して、MIBKケチミン化物(K−4)[ケチミン化率:82%]を得た。
製造例10
ジアミンのアセトンケチミン化物(K−5)の製造
温度計、攪拌機及び還流管を備えた反応容器に、ヘキサメチレンジアミン(100部)とアセトン(350部)を仕込み、55℃で50時間還流させながら生成水を系外に除去した。その後減圧にて未反応のアセトンを除去してアセトンケチミン化物(K−5)[ケチミン化率:90%]を得た。
製造例11
ジアミンのMEKケチミン化物(K−6)の製造
温度計、攪拌機及び還流管を備えた反応容器に、ヘキサメチレンジアミン(100部)とMEK(メチルエチルケトン:335部)を仕込み、60℃で50時間還流させながら生成水を系外に除去した。その後減圧にて未反応のMEKを除去してMEKケチミン化物(K−5)[ケチミン化率:87%]を得た。
製造例12
ジアミンのアセトンケチミン化物(K−7)の製造
温度計、攪拌機及び還流管を備えた反応容器に、ヘキサメチレンジアミン(100部)とアセトン(350部)、ヘキサン(ジアミンに対して110部)を仕込み、55℃で50時間還流させながら生成水を系外に除去した。その後減圧にて未反応のアセトンを除去した後、シリカゲルカラム精製[上記製造方法(N)(2)]を行い、アセトンケチミン化物(K−7)[ケチミン化率:95%]を得た。
製造例13
分散媒(Y−1)の製造
分散剤としてジイソブチレンとマレイン酸との共重合体のNa塩を含む分散剤[三洋化成工業(株)製サンスパールPS−8]20部を水980部に溶解させ25℃に温調して、分散媒(Y−1)を得た。
実施例1
熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X―1)の製造
反応容器に、製造例3で得たプレポリマー溶液(U−1)(100部)と製造例6で得たアセトンケチミン化物(K−1)(2.5部)を投入混合し、そこにポリカルボン酸型アニオン界面活性剤(三洋化成工業(株)製サンスパールPS−8(30部))を溶解した水溶液300部を加え、ヤマト科学(株)製ウルトラディスパーサーを用いて8000rpmの回転数で1分間混合した。この混合物を温度計、撹拌機及び窒素吹込み管を備えた反応容器に移し、窒素置換した後、撹拌しながら50℃で10時間反応させた。反応終了後、濾別及び50℃、常圧で3時間乾燥を行い、樹脂粉末(A−1)を製造した。(A−1)のMnは1.9万、体積平均粒径は145μmであった。
100Lのナウタミキサー内に、樹脂粉末(A−1)(100部)、ラジカル重合性不飽和基含有化合物ジペンタエリスリトールペンタアクリレート[三洋化成工業(株)社製; DA600](4.0部)、紫外線安定剤ビス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)セバケート及びメチル1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジルセバケート(混合物)[商品名:TINUVIN 765、チバ社製](0.3部)を投入し70℃で4時間含浸した。含浸4時間後、2種類の内添離型剤であるジメチルポリシロキサン[日本ユニカー(株)製;ケイL45−1000](0.06部)、カルボキシル変性シリコン[信越化学工業(株)製;X−22−3710](0.05部)、を投入し1時間混合した後室温まで冷却した。最後に、ブロッキング防止剤架橋ポリメチルメタクリレート[ガンツ化成(株);ガンツパールPM−030S](0.5部)を投入混合することで熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X―1)を得た。(X−1)の体積平均粒径は146μmであった。
アセトンの2分子縮合物(C1)50ppm、メチルエチルケトン2分子縮合物(C2)0ppm、メチルイソブチルケトン2分子縮合物(C3)0ppm、2分子縮合物(C)の合計含有量50ppmであった。
実施例2
熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X―2)の製造
反応容器に、製造例4で得たプレポリマー溶液(U−2)(100部)と製造例7で得たMEKケチミン化物(K−2)(2.1部)を投入混合し、そこにポリカルボン酸型アニオン界面活性剤(三洋化成工業(株)製サンスパールPS−8(30部))を溶解した水溶液300部を加え、ヤマト科学(株)製ウルトラディスパーサーを用いて6000rpmの回転数で1分間混合した。この混合物を温度計、撹拌機及び窒素吹込み管を備えた反応容器に移し、窒素置換した後、撹拌しながら50℃で10時間反応させた。反応終了後、濾別及び70℃、1.3kPaで3時間減圧乾燥を行い、樹脂粉末(A−2)を製造した。(A−2)のMnは1.8万、体積平均粒径は143μmであった。
100Lのナウタミキサー内に、樹脂粉末(A−2)(100部)、ラジカル重合性不飽和基含有化合物ジペンタエリスリトールペンタアクリレート[三洋化成工業(株)社製; DA600](4.0部)、紫外線安定剤ビス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)セバケート及びメチル1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジルセバケート(混合物)[商品名:TINUVIN 765、チバ社製](0.3部)を投入し70℃で4時間含浸した。含浸4時間後、2種類の内添離型剤であるジメチルポリシロキサン[日本ユニカー(株)製;ケイL45−1000](0.06部)、カルボキシル変性シリコン[信越化学工業(株)製;X−22−3710](0.05部)、を投入し1時間混合した後室温まで冷却した。最後に、ブロッキング防止剤架橋ポリメチルメタクリレート[ガンツ化成(株);ガンツパールPM−030S](0.5部)を投入混合することで熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X―2)を得た。(X−2)の体積平均粒径は144μmであった。
アセトンの2分子縮合物(C1)0ppm、メチルエチルケトン2分子縮合物(C2)400ppm、メチルイソブチルケトン2分子縮合物(C3)0ppm、2分子縮合物(C)の合計含有量400ppmであった。
実施例3
熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X―3)の製造
製造例8で得たMEKケチミン化物(K−3)(2.1部)を用いた以外は実施例2と同様にして樹脂粉末(A−3)を製造した。(A−3)のMnは1.8万、体積平均粒径は143μmであった。
実施例2と同様の方法で含浸をすることで熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X―3)を得た。(X−3)の体積平均粒径は144μmであった。
アセトンの2分子縮合物(C1)0ppm、メチルエチルケトン2分子縮合物(C2)80ppm、メチルイソブチルケトン2分子縮合物(C3)0ppm、2分子縮合物(C)の合計含有量80ppmであった。
実施例4
熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X―4)の製造
反応容器に、製造例3で得たプレポリマー溶液(U−1)(100部)と製造例9で得たMIBKケチミン化物(K−4)(2.7部)を投入混合し、そこにポリカルボン酸型アニオン界面活性剤(三洋化成工業(株)製サンスパールPS−8(30部))を溶解した水溶液300部を加え、ヤマト科学(株)製ウルトラディスパーサーを用いて5000rpmの回転数で1分間混合した。この混合物を温度計、撹拌機及び窒素吹込み管を備えた反応容器に移し、窒素置換した後、撹拌しながら50℃で10時間反応させた。反応終了後、濾別及び70℃、1.3kPaで9時間減圧乾燥を行い、樹脂粉末(A−4)を製造した。(A−4)のMnは2.0万、体積平均粒径は147μmであった。
100Lのナウタミキサー内に、樹脂粉末(A−4)(100部)、ラジカル重合性不飽和基含有化合物ジペンタエリスリトールペンタアクリレート[三洋化成工業(株)社製; DA600](4.0部)、紫外線安定剤ビス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)セバケート及びメチル1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジルセバケート(混合物)[商品名:TINUVIN 765、チバ社製](0.3部)を投入し70℃で4時間含浸した。含浸4時間後、2種類の内添離型剤であるジメチルポリシロキサン[日本ユニカー(株)製;ケイL45−1000](0.06部)、カルボキシル変性シリコン[信越化学工業(株)製;X−22−3710](0.05部)、を投入し1時間混合した後室温まで冷却した。最後に、ブロッキング防止剤架橋ポリメチルメタクリレート[ガンツ化成(株);ガンツパールPM−030S](0.5部)を投入混合することで熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X―4)を得た。(X−4)の体積平均粒径は148μmであった。
アセトンの2分子縮合物(C1)0ppm、メチルエチルケトン2分子縮合物(C2)0ppm、メチルイソブチルケトン2分子縮合物(C3)980ppm、2分子縮合物(C)の合計含有量980ppmであった。
実施例5
熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X―5)の製造
製造例12で得たアセトンケチミン化物(K−7)(2.5部)を用い、反応終了後の乾燥工程を70℃、1.3kPaで9時間減圧乾燥を行った以外は実施例2と同様にして樹脂粉末(A−5)を製造した。(A−5)のMnは1.8万、体積平均粒径は144μmであった。
実施例2と同様の方法で含浸をすることで熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X―5)を得た。(X−5)の体積平均粒径は145μmであった。
アセトンの2分子縮合物(C1)12ppm、メチルエチルケトン2分子縮合物(C2)0ppm、メチルイソブチルケトン2分子縮合物(C3)0ppm、2分子縮合物(C)の合計含有量12ppmであった。
比較例1
熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X―1’)の製造
製造例10で得たアセトンケチミン化物(K−5)(2.5部)を用いた以外は実施例1と同様にして樹脂粉末(A−1’)を製造した。(A−1’)のMnは1.9万、体積平均粒径は145μmであった。
実施例1と同様の方法で含浸をすることで熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X−1’)を得た。(X−1’)の体積平均粒径は146μmであった。
アセトンの2分子縮合物(C1)4520ppm、メチルエチルケトン2分子縮合物(C2)0ppm、メチルイソブチルケトン2分子縮合物(C3)0ppm、2分子縮合物(C)の合計含有量4520ppmであった。
比較例2
熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X―2’)の製造
製造例11で得たMEKケチミン化物(K−6)(2.1部)を用いた以外は実施例2と同様にして樹脂粉末(A−2’)を製造した。(A−2’)のMnは1.8万、体積平均粒径は143μmであった。
実施例2と同様の方法で含浸をすることで熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X―2’)を得た。(X−2’)の体積平均粒径は144μmであった。
アセトンの2分子縮合物(C1)0ppm、メチルエチルケトン2分子縮合物(C2)2560ppm、メチルイソブチルケトン2分子縮合物(C3)0ppm、2分子縮合物(C)の合計含有量2560ppmであった。
比較例3
熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X―3’)の製造
製造例9で得たMIBKケチミン化物(K−4)(2.7部)を用いた以外は実施例4と同様にして樹脂粉末(A−3’)を製造した。(A−3’)のMnは2.0万、体積平均粒径は147μmであった。
実施例4と同様の方法で含浸をすることで熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X−3’)を得た。(X−3’)の体積平均粒径は148μmであった。
アセトンの2分子縮合物(C1)0ppm、メチルエチルケトン2分子縮合物(C2)0ppm、メチルイソブチルケトン2分子縮合物(C3)1670ppm、2分子縮合物(C)の合計含有量1670ppmであった。
実施例1〜5の熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X−1)〜(X−5)、及び比較例1〜3の樹脂粉末組成物(X−1’)〜(X−3’)を使用して、下記に示す方法で表皮を成形し、官能試験を行った。
結果を表1に示した。
Figure 2012207161
表1より、本発明の樹脂粉末組成物から成形された表皮の臭気は、比較例に比べて優れることが判明した。
<表皮の作成>
予め230℃に加熱されたしぼ模様の入ったNi電鋳型に実施例1〜5の熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X−1)〜(X−5)、及び比較例1〜3の樹脂粉末組成物(X−1’)〜(X−3’)を充填し、10秒後余分な樹脂粉末組成物を排出した。60秒後水冷して表皮(厚さ1mm)を作成し、官能試験の評価を行った。
<臭気選定人(パネラー)の選定方法>
嗅覚測定用基準臭「中心濃度」(パネラー選定用5種類)[第一薬品産業(株)製]に正解した者をパネラー合格とした〔有効期間:5年(40歳未満)、3年(40歳以上)〕。被験者は試験前1時間の間、飲食禁止とした。
試験者はサニメント(登録商標)手袋着用の下、1〜5の番号を記入したにおい紙のうち、任意の2本を基準臭Aに先端から1cm浸し、残りの3本は対象液(無臭の流動パラフィン)に同様に浸した。被験者は1本ずつにおいを嗅ぎ、においの有無を調べる(1度で判断できない場合は再度におってもかまわない)。被験者はにおいの感じられた2本のにおい紙の番号を報告する。基準臭B〜Eについても同様に試験を行い、基準臭5種類すべてに正解した者をパネラーとして選定した。
<官能試験準備>
試験環境は温調室(23±2℃、相対湿度50±5%)にて行った。
官能試験に用いる容器は循風乾燥機を使用し、使用前日に6時間以上250℃で空焼きを実施した(官能試験専用に循風乾燥機を設置することが望ましい)。
試験に用いる容器としてはステンレス製またはスチール製の1〜20L容器(4Lが妥当、開口部の内径が70mm以上)を用いた。試験前に容器をアズワン社製スキャット(ノニオン系)で洗浄し、水洗後に水を拭き取ってメタノールまたはエタノールで洗浄した。溶剤臭がなくなるまで室温放置後、空焼きを実施した順風乾燥機内で30分間110℃乾燥した。
<試験片作成、保管方法>
試験片は上記<表皮の作成>の項で記載の条件で成形した2週間以内のサンプルを使用し、表皮から試験片として3×3cmを採取した。切り出した試験片を保管する際はアルミホイルで2重に包んだ後、洗浄したジップロック(登録商標)で保管することが可能。保管は標準状態(23±2℃、相対湿度50±5%)が望ましい。
<官能試験条件>
試験片をステンレス製またはスチール製の容器に入れ、順風乾燥機内で100±2℃、1時間加熱した。加熱後、容器を取り出して室温まで冷却した(最低30分以上放置した)。
<官能試験手順>
室温冷却した試験片の臭気を嗅ぐ。容器の蓋をスライドさせるように開け、パネラー1人ずつ順番に臭気を嗅いだ。評価は必ず5人以上で行い、パネラーは臭気判定に支障が出ないよう試験1時間前から飲食を禁止とした。用いた4L容器で評価を行ったため、1つの容器で3人までで評価を行った。
<試験評価方法>
成形表皮から発せられる臭気を、以下の判定基準で評価した。
判定基準はにおい紙に臭気基準物質C10−5(第一薬品産業(株)製、強度:3.0、快不快度:−2.0)を先端から1cm浸したもののにおいと比較することによって行った。パネラーのにおい結果データを集計し、強度、快不快度を平均値で評価した。
強度、快不快度の評価基準については以下の通りで行った。
<強度>
5.0…基準臭よりも強い(強烈な)におい
4.0…基準臭よりもやや強い(強い)におい
3.0…基準臭と同じ(楽に感知できる)におい
2.0…基準臭よりもやや弱い(何のにおいかわかる弱い)におい
1.0…基準臭よりも弱い(やっと感知できる)におい
0 …無臭
<快不快度>
3.0 …非常に快
2.0 …快
1.0 …やや快
0 …快でも不快でもない
−1.0…やや不快
−2.0…不快(基準臭と同じ不快度)
−3.0…非常に不快
<粒度分布>
体積平均粒子径は、レーザー回折式粒子径分布測定装置[日機装(株)製:HRA−9320−X100]で測定した。
<2分子縮合物(C)の含有率>
上記記載の分析方法で測定した。
<ケチミン化の反応率>
上記記載の分析方法で測定した。
本発明の熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末(A)又は樹脂粉末組成物(X)で成形された樹脂成形品は、例えば自動車内装材等に好適に使用される。

Claims (5)

  1. アセトン、メチルエチルケトン、及びメチルイソブチルケトンの2分子縮合物(C)の合計含有量が10〜1000ppmである熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末(A)。
  2. 粉体成形用である請求項1に記載の樹脂粉末(A)。
  3. 熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末(A)と添加剤を含有する熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物であって、アセトン、メチルエチルケトン、及びメチルイソブチルケトンの2分子縮合物(C)の合計含有量が10〜1000ppmである熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粉末組成物(X)。
  4. 粉体成形用である請求項3に記載の樹脂粉末組成物(X)。
  5. 請求項1もしくは2に記載の樹脂粉末(A)、または請求項3もしくは4に記載の樹脂粉末組成物(X)を成形して得られる樹脂成形品。
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