JP2012200830A - 撹拌装置の収納容器密閉装置、密閉収納装置および撹拌装置 - Google Patents

撹拌装置の収納容器密閉装置、密閉収納装置および撹拌装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被処理物の収納容器が一定の運動を与えられて被処理物の撹拌作用をなす撹拌装置において、蓋体による収納容器の高い密閉性を確保し、蓋体の開閉着脱作業が容易迅速に行える収納容器密閉技術を提供する。
【解決手段】蓋体3により密閉されるバレル槽2を嵌装するバレル槽受け5と、蓋体3を閉止固定する押え金具6と、押え金具6をバレル槽受け5に係合固定する係合固定部7とを備える。押え金具6は、バレル槽受け5に橋絡状に位置決め係合する棒状体の形態とされ、その長手方向中央部に、蓋体3に当接係合可能な締付けボルト部材10を備え、係合固定部7は、押え金具6の係合端部11、11が挿通係合する一対の係合孔25、26を備え、一方の係合孔26は、バレル槽受け5の係合凹部と、バレル槽受け5に弾発的に揺動可能に設けられた仮止め部材30の係合孔部とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は撹拌装置の収納容器密閉装置、密閉収納装置および撹拌装置に関し、さらに詳細には、各種撹拌処理すべき固体、液体、粉体あるいはこれらの混合物等の被処理物を収納する収納容器が一定の運動を与えられて被処理物の撹拌作用をなす撹拌装置において、収納容器を密閉する密閉技術に関する。
この種の撹拌装置としては、各種工作物の中間および/または最終仕上げ工程において、これら工作物のバリ取り、平滑仕上げ、鏡面仕上げあるいはR付け等の目的で採用されるバレル研磨機(例えば特許文献1参照)、あるいは、複数種類の液体、液体と粉末、あるいはこれらの混合物について攪拌処理する液体撹拌装置(例えば特許文献2参照)などが代表的なものとして挙げられる。
これら撹拌装置においては、特に、被処理物である工作物と研磨材(バレル研磨機)あるいは被処理液体(液体撹拌装置)を収納容器に充填収納して、この収納容器を公転させることにより、あるいはさらにこの公転に加えて収納容器を自転させることにより、収納容器内の被処理物に遠心力を与えて、この被処理物を攪拌処理する方式のものが撹拌効率の良いことで知られている。
ところで、この種の撹拌装置においては、収納容器が蓋体により開閉可能に密閉される構造(例えば特許文献1参照)、あるいは収納容器の支持姿勢が撹拌作用による被処理物の動きを考慮した構造(例えば特許文献2、3参照)が採用されて、上記収納容器内の被処理物が撹拌作用により収納容器から外部へ脱漏しないように工夫されている。
しかしながら、前者の収納容器が蓋体により開閉可能に密閉される構造にあっては、密閉状態を保持するという目的から、蓋体の開閉着脱作業が面倒で多大な時間と労力を要するという問題があり、一方、後者の収納容器の支持姿勢が撹拌作用による被処理物の動きを考慮した構造にあっては、収納容器が開放状態にあるから、自ずと収納容器の回動速度(公転速度、自転速度)にも限界があり、撹拌効率の低下を招くといった問題があった。
特開2009−119588号公報 特開平6−71110号公報 実開平2−145955号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、各種被処理物を収納する収納容器が一定の運動を与えられて被処理物の撹拌作用をなす撹拌装置において、蓋体により収納容器の高い密閉性を確保するとともに、蓋体の開閉着脱作業を容易迅速に行うことができる汎用性の高い収納容器密閉技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の撹拌装置の収納容器密閉装置は、撹拌処理すべき被処理物を収納する収納容器の蓋体を密閉状に閉止固定する収納容器密閉装置であって、開口が蓋体により密閉状に閉止される筒形容器の形態とされた収納容器を、この収納容器の軸線方向へ取り外し可能に嵌装支持する構造を備える容器受けと、この容器受けに嵌装支持された上記収納容器の蓋体を閉止固定する閉止部材と、上記容器受けに設けられ、上記閉止部材の閉止固定動作によりこの閉止部材を上記容器受けに一体的に係合固定する係合固定手段とを備えてなり、上記閉止部材は、上記容器受けに橋絡状に位置決め係合する長尺な棒状体の形態とされるとともに、その長手方向中央部に螺進退可能に設けられ、上記収納容器の蓋体に当接係合可能な締付けボルト部材を備えてなり、上記係合固定手段は、上記容器受けの筒状開放縁部に対向して設けられて、上記閉止部材の係合端部がそれぞれ挿通係合する一対の係合孔を備えるとともに、これら係合孔の少なくとも一方の係合孔が、上記容器受けに設けられた係合凹部と、上記容器受けの外側部に弾発的に揺動可能に設けられた仮止め部材の係合孔部とから構成されていることを特徴とする。
好適な実施態様として、以下の構成が採用される。
(1)上記収納容器が上記容器受けに嵌装支持された状態において、上記閉止部材の両端部位の係合端部が上記係合固定手段の係合孔にそれぞれ挿通係合した状態で、上記締付けボルト部材を締付け回転操作することにより、上記閉止部材と蓋体が互いに離れる方向へ押されて共締め状態となり、上記蓋体が収納容器に緊密に施蓋されると同時に、収納容器が上記容器受けに締付け固定されるもの。
(2)上記閉止部材は長尺な直線棒状体の形態とされるとともに、その両端部位に上記容器受けに位置決め係合する係合端部を備え、これら係合端部は、上記係合固定手段の係合孔に挿通係合する際に、その位置決め部が上記容器受けの内側面に当接係合可能とされて、上記閉止部材の容器受けに対する長手方向位置を位置決めするように配置設定されているもの。
(3)上記係合固定手段は、上記容器受けの開口端部に一対の係合支持部が対向して設けられ、これら両係合支持部の一方の係合支持部に、上記閉止部材の一方の係合端部を挿通係合する係合孔が設けられるとともに、他方の係合支持部に、上記閉止部材の他方の係合端部を挿通係合する係合孔が設けられ、上記他方の係合支持部は、その外側部に、上記仮止め部材が外方へ揺動可能に枢着されるとともに、この仮止め部材は、弾発部材により上記他方の係合支持部の外側面に向けて内方へ常時弾発付勢され、上記他方の係合支持部に上記係合凹部が設けられ、この係合凹部と上記仮止め部材に設けられた係合孔部は、上記仮止め部材が上記係合支持部の外側面に当接係合した状態において、重合一致して上記係合孔を形成するように位置決め設定されているもの。
(4)上記仮止め部材の先端部は、外方へ所定の角度をもって傾斜された揺動操作部とされているもの。
(5)上記揺動操作部は、その内側面が上記閉止部材の一方の係合端部の操作案内面として作用するように構成されているもの。
また、本発明の密閉収納装置は、撹拌処理すべき被処理物を収納する収納容器が一定の運動を与えられて被処理物の撹拌作用をなす撹拌装置において、上記収納部を構成して、被処理物を密封状態で収納するものであって、開口が蓋体により密閉状に閉止される筒形容器の形態とされた収納容器と、この収納容器の蓋体を密閉状に閉止固定する収納容器密閉手段とを備えてなり、この収納容器密閉手段は、上記収納容器密閉装置から構成されていることを特徴とする。
さらに、本発明の撹拌装置は、被処理物が収納された収納部が水平方向に公転することにより、収納部内の被処理物に遠心力が与えられて、この被処理物が攪拌処理されるものであって、垂直な公転軸に対して、上記収納部がその軸線を傾斜した状態で設けられ、上記収納部は、上記公転軸まわりに公転されるとともに、この公転軸に平行な垂直軸まわりに公転速度よりも大幅に減速されたゆっくりした自転速度で自転または停止する構成とされてなり、上記収納部は上記密閉収納装置から構成されているもの。
本発明の撹拌装置の好適な実施態様としては、(1)上記収納部に被処理物として多数の工作物と研磨材が充填収容されて、この収納部が水平方向に公転することにより、収納部内の工作物と研磨材に遠心力が与えられて、これら工作物と研磨材の擦れ合いにより工作物を研磨する構成を備えた遠心バレル形式のバレル研磨機、および(2)上記収納部に被処理物として複数種類の液体、液体と粉末、あるいはこれらの混合物からなる被処理液体が充填収容されて、この収納部が水平方向に公転することにより、収納部内の被処理液体に遠心力が与えられて、この被処理液体中に混入している気泡を脱泡しながら被処理液体を攪拌処理する構成を備えた液体攪拌装置がある。
本発明の撹拌装置の収納容器密閉装置によれば、開口が蓋体により密閉状に閉止される筒形容器の形態とされた収納容器を、この収納容器の軸線方向へ取り外し可能に嵌装支持する構造を備える容器受けと、この容器受けに嵌装支持された上記収納容器の蓋体を閉止固定する閉止部材と、上記容器受けに設けられ、上記閉止部材の閉止固定動作によりこの閉止部材を上記容器受けに一体的に係合固定する係合固定手段とを備えてなり、上記閉止部材は、上記容器受けに橋絡状に位置決め係合する長尺な棒状体の形態とされるとともに、その長手方向中央部に螺進退可能に設けられ、上記収納容器の蓋体に当接係合可能な締付けボルト部材を備えてなり、上記係合固定手段は、上記容器受けの筒状開放縁部に対向して設けられて、上記閉止部材の係合端部がそれぞれ挿通係合する一対の係合孔を備えるとともに、これら係合孔の少なくとも一方の係合孔が、上記容器受けに設けられた係合凹部と、上記容器受けの外側部に弾発的に揺動可能に設けられた仮止め部材の係合孔部とから構成されているから、各種被処理物を収納する収納容器が一定の運動を与えられて被処理物の撹拌作用をなす撹拌装置において、蓋体により収納容器の高い密閉性を確保するとともに、蓋体の開閉着脱作業が容易迅速に行うことができる汎用性の高い収納容器密閉技術を提供することができる。
すなわち、被処理物が収納された上記収納容器を蓋体により密閉状に閉止するに際しては、まず、上記収納容器が上記容器受けに嵌装支持された状態において、長尺な棒状体の形態とされた上記閉止部材の両係合端部の一方を、上記容器受けに設けられた上記係合固定手段の一対の係合孔の一方に挿通係止させ、続いて、この挿通係止部位を揺動支点として上記閉止部材を揺動させて、上記閉止部材の両係合端部の他方を、上記係合固定手段の一対の係合孔の他方に挿通係止させる。
この場合、上記他方の係合孔は、上記容器受けに設けられた係合凹部と、上記容器受けの外側部に弾発的に揺動可能に設けられた仮止め部材の係合孔部とから構成されているから、この係合孔に上記閉止部材の他方の係合端部を挿通係止するに際しては、上記仮止め部材を容器受けの外方へ弾発的に揺動させながら、上記閉止部材を上記収納容器の蓋体に沿って揺動させることで、上記閉止部材の他方の係合端部が上記係合凹部に挿通係止し、この後、上記仮止め部材を容器受けの外側面に向けて揺動し弾性復帰させることで、この仮止め部材の係合孔部に上記閉止部材の他方の係合端部が挿通係止され、これにより、上記収納容器の上記容器受けに対する嵌装支持状態および蓋体による収納容器の閉止状態が仮止めされる。
続いて、この仮止め状態において、上記閉止部材の締付けボルト部材を締付け回転操作することにより、この締付けボルト部材は、上記閉止部材を螺進しながら、その先端が上記蓋体を収納容器に対して押圧する。この結果、上記閉止部材と蓋体は互いに離れる方向へ押されて共締め固定状態となり、蓋体が収納容器に緊密に締付け固定されて施蓋され、収納容器の高い密閉性が確保されると同時に、収納容器が上記容器受けに締付け固定されることになる。
逆に、上記収納容器の蓋体を解放し取り外すに際しては、上記とまったく逆の操作を行うことにより、蓋体による上記収納容器の密閉施蓋状態が解除されると同時に、収納容器が上記容器受けから取り外し可能となる。
なお、これら一連の蓋体の開閉着脱作業は熟練を要することなく容易迅速に行うことができる。
また、上記閉止部材の一対の係合孔の少なくとも一方の係合孔が、上記容器受けに設けられた係合凹部と、上記容器受けの外側部に弾発的に揺動可能に設けられた仮止め部材の係合孔部とから構成されていることにより、上記蓋体が撹拌装置の撹拌動作中に上記収納容器から外れてしまう危険が有効に防止される。
すなわち、本発明のように、上記収納容器の蓋体を閉止固定する閉止部材が、上記容器受けに橋絡状に位置決め係合する長尺な棒状体の形態とされるとともに、この閉止部材を上記容器受けに係合固定する係合固定手段が、上記容器受けの筒状開放縁部に対向して設けられて、上記閉止部材の係合端部をそれぞれ挿通係合する一対の係合部を備えてなる場合に、上述した方法での閉止部材の係合部に対する挿通係合操作が担保されるためには、構造上、少なくとも一方の係合部は、係合孔の形態ではなく、一部が切開された係合凹部の形態とされる必要がある。
ところが、このように係合凹部の形態とされた係合部においては、以下のような問題が生じてしまう。
つまり、収納容器内に充填収納される被処理物は重量物であり、したがって、撹拌装置の撹拌動作中は、上記収納容器内で重量物である被処理物が踊ることになる(踊躍動作)。そして、この被処理物の踊躍動作により、収納容器が振動すると、上記締付けボルト部材の締付け状態が緩んで、上記閉止部材の係合端部が係合固定手段の係合凹部から外れてしまう傾向があり、これにより、蓋体による密閉施蓋状態が解除されてしまい、最悪の場合には、蓋体が収納容器から外れてしまう危険がある。
しかしながら、本発明においては、上記閉止部材の一対の係合孔の少なくとも一方の係合孔が、上述のごとく係合凹部と仮止め部材の係合孔部とから構成されていることにより、上記締付けボルト部材の締付け状態が緩むような事態が生じても、上述したように、上記閉止部材の係合端部が係合固定手段の係合凹部から外れることはなく、上記収納容器の上記容器受けに対する嵌装支持および蓋体による収納容器の閉止は依然として仮止め状態にあり、蓋体が収納容器から外れてしまう不測の危険状態は有効かつ確実に防止される。
本発明の実施形態1である収納容器密閉装置を備えた密閉収納装置を示す斜視図である。 同密閉収納装置の構造を示す一部断面正面図である。 同じく同密閉収納装置の構造を示す平面図である。 同密閉収納装置の容器受けを示す図で、図4(a)は平面図、図4(b)は図4(a)におけるB−B線に沿った断面図、図4(c)は図4(a)における矢符C方向から見た正面図である。 同密閉収納装置における収納容器密閉装置の係合固定部の要部構成を拡大して示し、図5(a)は正面図、図5(b)は平面図である。 同収納容器密閉装置による収納容器の密閉方法を説明するための斜視図である。 同密閉収納装置をバレル槽装置として備えるバレル研磨機を示す正面図である。 同じく同バレル研磨機の内部構造を示す正面断面図である。 同じく同バレル研磨機の開閉扉を取り除いて示す平面図である。 同じく同バレル研磨機の図8のX−X線に沿った平面断面図である。 同バレル研磨機の運転時におけるバレル槽内の研磨材とワークの挙動を示す模式図である。 本発明の実施形態2である収納容器密閉装置を備えた密閉収納装置を示し、図12(a)は平面図、図12(b)は同収納容器密閉装置の係合固定部の要部構成を拡大して示す平面図である。 同収納容器密閉装置による収納容器の密閉方法における仮止め工程を説明するための平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面全体にわたって同一の符号は同一の構成部材または要素を示している。
実施形態1
本発明に係る収納容器密閉装置を備えた密閉収納装置が図1〜図6に示されており、この密閉収納装置1は、撹拌処理すべき被処理物を収納する収納部が一定の運動を与えられて被処理物の撹拌作用をなす撹拌装置において、上記収納部を構成して、被処理物を密封状態で収納する密閉収納装置であって、具体的には図7〜図11に示されるバレル研磨機に装備されるものである。
このバレル研磨機は、図11に模式的に示されるように、多数のワークW、W、…と研磨材(メディア)G、G、…が充填収容されたバレル槽(収納容器)2が水平方向に公転することにより、バレル槽2内のワークW、W、…と研磨材G、G、…に遠心力が与えられて、これらワークW、W、…と研磨材G、G、…の擦れ合いによりワークW、W、…を研磨する構成を備えた遠心バレル形式のものであり、上記バレル槽2を含むバレル槽装置(収納部)として上記密閉収納装置1を備える。このバレル研磨機の具体的な構成および作用については後述する。
密閉収納装置1は、収納容器としての上記バレル槽2と、このバレル槽2の蓋体3を密閉状に閉止固定する収納容器密閉手段としての収納容器密閉装置4とを主要部として構成されている。
バレル槽2は、撹拌処理すべき被処理物(本実施形態においては、多数のワークW、W、…と研磨材G、G、…)を収納する収納容器として機能するもので、図2に示すように、開口2aが開閉可能な蓋体3により密閉状に閉止される筒形容器の形態とされている。
図示の実施形態においては、バレル槽2はウレタン製容器で、具体的には図示しないが、その内周面が多角形とされた断面形状を有する多角柱形状輪郭の筒型容器、具体的には、内周面が八角柱形状輪郭の筒型容器の形態とされ、後述するように、収納容器密閉装置4を介してバレル研磨機の回転テーブル45上に4つ装着される配置構成とされている。
また、上記バレル槽2の蓋体3による施蓋構造は、後述するように、収納容器密閉装置4の押え金具6により、容器受け5に共締め固定する構成とされている。これに関連して、図2に示すように、蓋体3の周縁部3aは、施蓋時におけるバレル槽2との嵌合部を構成するとともに、この嵌合部3aにシール部材(図示の場合はOリング)15が介装されて、この部位の密封性が確保されている。
収納容器密閉装置4は、容器受け5、押え金具6および係合固定部(係合固定手段)7を主要部として構成されている。
容器受け5は、上記バレル槽2を軸線方向へ取り外し可能に嵌装支持するもので、図示の実施形態においては、薄肉鋼板が図1および図4に示すような形状に板金加工等により折曲形成されてなるバレル槽受けの形態とされている。
このバレル槽受け5は、具体的には、バレル槽2の下部全体を嵌合保持する下部本体部5aと、バレル槽2の上半部外周を支持する一対の起立保持部5b、5bとを主要部として構成されている。
上記下部本体部5aは、バレル槽2の下部全体を嵌合保持する形状寸法を有する平底円筒容器の形態とされ、バレル槽2の外径寸法に対応した内径寸法を有する。また、下部本体部5aの底部には、後述するバレル研磨機の回転支軸55(図8参照)が所定の傾斜角度をもって一体的に設けられている。
上記一対の起立保持部5b、5bは、上記下部本体部5aの上端縁から上方へ起立状に立ち上がって形成されてなり、これら起立保持部5b、5bの内側面が上記下部本体部5aの円筒内径面と面一の円筒湾曲面とされて、バレル槽2の上半部外周面の一部を摺動案内可能に支持する構成とされている。
このように、バレル槽受け5の上半部が一対の起立保持部5b、5bにより構成されることにより、バレル槽2のバレル槽受け5に対する着脱時の軸線X(図2参照)方向への摺動案内作用と嵌装支持作用とが安定して確保されるとともに、上記両起立保持部5b、5b間の開口部5c、5cが、バレル槽2のバレル槽受け5に対する着脱操作部として機能する。
また、このバレル槽受け5の着脱操作部5c、5cとの関係で、バレル槽2の高さ方向中央部には、全周にわたって環状凹部2bが設けられて、バレル槽2の手持ち作業時の操作部を形成しており、この操作部2bと上記着脱操作部5c、5cとの協働作用により、バレル槽2のバレル槽受け5に対する着脱操作の容易性が確保されている。
閉止部材6は、上記バレル槽受け5に嵌装支持されたバレル槽2の蓋体3を閉止固定するもので、具体的には、図1〜図3に示すように、上記バレル槽受け5に橋絡状に位置決め係合する長尺な棒状体の形態とされるとともに、その長手方向中央部に締付けボルト部材10を備えてなる。
上記棒状体の構成材料としては、ステンレス鋼、アルミニウム合金等の金属材料が好適に使用され、図示の実施形態の閉止部材6は、ステンレス鋼製の直線棒状体からなる押え金具の形態とされている。
この押え金具6は矩形の断面形状を有し、その長手方向中央部に上記締付けボルト部材10が螺進退可能に設けられるとともに、両端部位が係合端部11とされている。
上記締付けボルト部材10は、図2に示すように、ボルト本体12とこのボルト本体12の基端に一体的に設けられた操作ノブ13からなり、上記ボルト本体12は、押え金具6に設けられたボルト孔20に上下方向へ螺進退可能に取付けられるとともに、その先端12aがバレル槽2の蓋体3に設けられた受け部材21上面に当接係合可能とされている。
係合端部11は、後述する係合固定部7の係合孔25、26に挿通係合する係合突部11aと、この係合突部11aの基部に設けられた位置決め部11bとからなる。
係合突部11aは、上記係合孔25、26の輪郭形状に対応した断面形状とされ、図示の実施形態においては、押え金具6の矩形の断面形状と同一の形状寸法とされている。
また位置決め部11bは、上記バレル槽受け5の内側面に当接係合可能とされて、押え金具6のバレル槽受け5に対する長手方向位置を位置決めするように配置設定されている。
図示の実施形態の位置決め部11bは、六角穴付きボルト2、2が押え金具6に螺合植設されて、その円筒形頭部2、2aの円筒外周面が上記位置決め部11bを形成している。両端部の位置決め部11b、11b間の距離寸法Dは、図2および図3に示すように、上記バレル槽受け5の内側面の径寸法、具体的には、一対の起立保持部5b、5bの内側面間距離D0に対応して設定されている。
これにより、後述する蓋体3の施蓋時において、上記押え金具6の両係合端部11、11の係合突部11a、11aが上記係合固定部7の係合孔25、26にそれぞれ挿通係合する際に、両端部の位置決め部11b、11bが上記バレル槽受け5の内側面に当接係合して、押え金具6のバレル槽受け5に対する長手方向位置が位置決めされる。
係合固定部7は、上記押え金具6の閉止固定動作により、この押え金具6を上記バレル槽受け5に一体的に係合固定するもので、上記バレル槽受け5に設けられている。
上記係合固定部7は、具体的には、バレル槽受け5の筒状開放縁部に対向して設けられた一対の係合孔25、26を備えてなり、これら係合孔25、26に、上記押え金具6の係合端部11、11がそれぞれ挿通係合する構成とされている。
また、これら係合孔25、26の少なくとも一方の係合孔が、上記バレル槽受け5に設けられた係合凹部27と、上記バレル槽受け5の外側部に弾発的に揺動可能に設けられた仮止め部材30の係合孔部28とから構成されている。このような構成とされることにより、後述する蓋体3の施蓋時における上記押え金具6の係合固定部7に対する挿通係合操作が担保されるとともに、上記蓋体3がバレル研磨機の撹拌動作中に上記バレル槽2から外れてしまう危険が有効に防止される。
図示の実施形態の係合固定部7は、上記バレル槽受け5の筒状開放縁部、具体的には、上記起立保持部5b、5bの上端縁に、一対の係合支持部35、36が対向してそれぞれ一体的に設けられ、これら両係合支持部35、36の一方の係合支持部35に、上記押え金具6の一方の係合端部11を挿通係合する係合孔25が設けられるとともに、他方の係合支持部36に、上記押え金具6の他方の係合端部11を挿通係合する係合孔26が設けられている。
そして、この係合孔26は、上述したように、上記係合支持部36に設けられた係合凹部27と、上記係合支持部36の外側部に設けられた仮止め部材30の係合孔部28とからなり、後述する蓋体3の施蓋時における上記押え金具6の係合固定部7に対する挿通係合操作を担保しつつ、蓋体3がバレル研磨機の撹拌動作中にバレル槽2から外れてしまう危険を有効に防止する構成とされている。
上記仮止め部材30は金属製板材からなり、図5に具体的に示されているように、上記係合支持部36の外側面に取付け固定された取付基板32の軸受部32aに、上記係合孔部28を有する仮止め片33の基部33aが、支軸34を介して揺動可能に枢支されるとともに、弾発部材31により、上記仮止め片33が上記係合支持部36の外側面に向けて内方へ常時弾発付勢されている。
上記弾発部材31としては、ねじりコイルばねが好適に使用され、このねじりコイルばね31は、図5(a)に示すように、そのコイル部31aが上記支軸34に挿通支持されるとともに、その腕部31b、31cが上記取付基板32および仮止め片33にそれぞれ当接係止されている。そして、上記弾発部材31の弾発力は、上記仮止め片33を上記係合支持部36の外側面に向けて内方へ常時弾発付勢し、これにより、上記仮止め片33が係合支持部36の外側面に当接係合した状態(閉止状態)が保持されている。この仮止め片33の先端部つまり仮止め部材30の先端部30aは、図5(b)に示すように、外方へ所定の角度をもって傾斜されて、揺動操作部が形成されている。
また、上記仮止め片33の係合孔部28は、上記閉止状態において、上記係合支持部36の係合凹部27と重合一致するように位置決め設定され、これにより上記係合孔26が重合形成されている(図5(a)参照)。
しかして、以上のように構成された収納容器密閉装置4により、バレル槽2を蓋体3で密閉状に閉止し、また解放する方法は以下のとおりである(図6参照)。
(1)被処理物であるワークW、W、…と研磨材(メディア)G、G、…が充填収容されたバレル槽2を上記バレル槽受け5に嵌装支持した状態において、押え金具6の両係合端部11、11の一方を、バレル槽受け5に設けられた係合固定部7の一方の係合孔25に挿通係止させる(図6(a))。
(2)続いて、この係合孔25に挿通係止させた押え金具6の係合端部11の部位(挿通係止部位)を揺動支点として、上記押え金具6を揺動させ(図6(b)→(c))、押え金具6の他方の係合端部11を、上記係合固定部7の他方の係合孔26に挿通係止させる。
この場合、この他方の係合孔26は、上述したように、上記バレル槽受け5の係合支持部36に設けられた係合凹部27と、上記係合支持部36の外側部に設けられた仮止め部材30の係合孔部28とから構成されている。
よって、この係合孔26に上記押え金具6の他方の係合端部11を挿通係止するに際しては、まず、上記仮止め部材30の仮止め片33を、弾発部材31の弾発付勢力に抗して、係合支持部36の外方へ弾発的に揺動させながら、上記押え金具6を上記バレル槽2の蓋体3上面に沿って揺動させ、より具体的には起立保持部5bの上端縁上を摺動させながら揺動させ(図6(b)参照)、これにより、上記押え金具6の他方の係合端部11を上記係合凹部27に係合させる。
この後、上記仮止め部材30をバレル槽受け5の外側面に向け内方へ揺動して弾性復帰させることで、この仮止め部材30の係合孔部28に上記押え金具6の他方の係合端部11が挿通係止されて、係合孔26(27、28)に対する挿通係止が完了する(図6(c)参照)。
これにより、上記バレル槽2の上記バレル槽受け5に対する嵌装支持状態および蓋体3によるバレル槽2の閉止状態が仮止めされる。
(3)続いて、この仮止め状態において、上記押え金具6の締付けボルト部材10を、操作ノブ13により締付け回転操作する、これにより、締付けボルト部材10のボルト本体12が上記押え金具6を螺進して、その先端12aが上記蓋体3の受け部材2、2上面に当接係合し、さらなる螺進により蓋体3をバレル槽2に対して押圧する。
この結果、上記押え金具6と蓋体3は、上記締付けボルト部材10により、互いに離れる方向へ押されて共締め固定状態となり、この結果、蓋体3がバレル槽2に緊密に締付け固定されて施蓋され、これにより、バレル槽2の高い密閉性が確保されると同時に、バレル槽2は上記バレル槽受け5に締付け固定されることになる。
(4)逆に、上記(1)〜(3)とまったく逆の操作を行うことにより、蓋体3によるバレル槽2の密閉施蓋状態が解除されると同時に、バレル槽2は上記バレル槽受け5から取り外し可能となる。
なお、これら一連の蓋体3の開閉着脱作業は、熟練を要することなく容易迅速に行うことができる。
続いて、上述した収納容器密閉装置4を備える密閉収納装置1をバレル槽装置(収納部)として装備するバレル研磨機の具体的な構成について説明する。
上記のように構成された密閉収納装置1を備えるバレル研磨機は、具体的には、図7〜図11に示すように、撹拌処理すべき被処理物を収納する収納部としての上述の密閉収納装置1、公転手段40、自転手段41および制御部42を主要部として構成され、これら構成部1、40、41、42が装置ケース43内に装置されてなる。
公転手段40は、バレル槽2を水平方向へ公転させるもので、具体的には回転テーブル45および駆動源である駆動モータ46を主要部として構成されている。
回転テーブル45は、垂直な回転主軸50に対して水平に取り付けられるとともに、この回転主軸50が駆動モータ46に駆動連結されている。
図示の実施形態においては、装置ケース43の基台フレーム51の中心位置に主軸台52が設けられ、この主軸台52に、上記回転主軸50が、軸受53、53を介して垂直状態で回転可能に軸支されており、この回転主軸50の上端部に、上記回転テーブル45が水平状態で取付け支持されている。
また、回転主軸50の下部が軸支される上記主軸台52には、上記駆動モータ46が水平状態で取り付けられており、具体的には図示しないが、この駆動モータ46の出力軸に、上記回転主軸50の下部が直接的に歯車連結されている。
そして、駆動モータ46の回転駆動により、上記回転主軸50と共に、上記回転テーブル45が水平方向へ所定の回転速度をもって回転駆動される。この場合の回転テーブル45の回転速度つまり後述するバレル槽2の公転速度は、後述するように、制御部42の加工プログラムに従って、研磨工程の初期から仕上期に向けて低速から高速に変更するように自動制御される。
上記密閉収納装置1のバレル槽2は、上記回転テーブル45上の外周位置に円周方向へ等間隔をもって複数個(図示の場合は4つ)装着されている。
つまり、回転テーブル45の外周位置には、4本の回転支軸55、55、…が周方向へ等間隔をもって配置され、各回転支軸55は、軸受56、56により垂直状態で、つまり上記回転主軸50と平行状態で回転可能に軸支され、この回転支軸55の上端部に、上記バレル槽2を取外し可能に収容支持するバレル槽受け5が傾斜状態で取付け固定されている。
このバレル槽受け5にバレル槽2が収容された状態において、バレル槽2は、その軸線Xが上記回転主軸50の軸線(後述する公転軸)X0に対して所定角度αだけ傾斜するように構成されている。
自転手段41は、バレル槽2を自転させるもので、具体的には、回転テーブル45の回転速度つまりバレル槽2の公転速度よりも大幅に減速されたゆっくりした自転速度で自転する構成とされている。
図示の実施形態の自転手段41は遊星歯車機構の形態とされ、この遊星歯車機構41は、図10に示すように、上記回転主軸50と同心状に設けられた太陽歯車60と、上記回転支軸55に同心状に設けられた遊星歯車61とを含んでなり、具体的には、上記太陽歯車60、上記遊星歯車61、およびこれら太陽歯車60および遊星歯車61の間に噛合状態で介装される中間歯車62とを備えてなる。
そして、回転主軸50の回転により、回転テーブル45が一体的に水平回転すると、この回転テーブル45上に配置支持された4つのバレル槽2、2、…は、上記回転主軸50まわりに所定の速度をもって公転されるとともに、この公転運動に伴う遊星歯車機構41の減速作用により、非常にゆっくりした自転速度をもって自転されることとなる。
すなわち、図9および図10を参照して、回転テーブル45の回転(矢符A方向)により、この回転テーブル45上に配置支持された4つのバレル槽2、2、…も回転(公転)するところ、これらバレル槽2、2、…の回転支軸55、55、…には、上記遊星歯車機構41の遊星歯車61がそれぞれ取付け固定されている。この遊星歯車機構41において、太陽歯車60は上述のごとく静止固定されているから、これら両歯車60、61に噛合連結された中間歯車62を介して、上記遊星歯車61は太陽歯車60のまわりをA方向へ公転しながら、この公転速度よりも大幅に減速されたゆっくりした自転速度をもって公転方向と逆方向へ自転することになる。
制御部42は、上記公転手段40を自動制御するもので、具体的には、CPU、ROM、RAMおよびI/Oポートなどからなるマイクロコンピュータで構成されている。
この制御部42には、バレル研磨加工を実行させるための加工プログラム等が組み込まれるとともに、公転手段40の駆動モータ46の駆動に必要な種々の情報、例えば、回転テーブル45の回転速度(バレル槽2の公転速度)、動作時間、速度変更タイミングあるいは研磨工程の加工時間等が、制御データとして予めまたは操作部の操作パネル(図示省略)により適宜選択的に入力設定されており、これらのデータに従って上記駆動モータ46を制御する。
上記制御部42には、種々の加工条件を考慮して、複数のバレル研磨加工を実行させるための加工プログラムが組み込まれており、これらの加工プログラムの選択は、上記操作部の操作パネルで所望のプログラム番号をタッチ指定することにより行われる。
組み込まれる具体的な加工プログラムとしては、一般的な加工パターン(バレル研磨方法)、つまり、バレル槽2、2、…の公転速度が研磨工程の開始から完了まで所定の一定値になるように、上記公転手段40の駆動モータ46が駆動制御される定速加工パターンと、バレル槽2、2、…の公転速度が研磨工程の初期から仕上期に向けて低速から高速に変更するように上記公転手段40の駆動モータ46が駆動制御される変速加工パターンとが含まれている。
また、後者の変速加工パターンとしては、例えば、バレル槽2の公転速度が、研磨工程の初期から仕上期に向けて段階的に低速から高速に変更するパターン、またバレル槽2の公転速度が、研磨工程の初期から仕上期に向けて連続的に低速から高速に変更するパターンがある。
しかして、以上のように構成されたバレル研磨機において、多数のワークW、W、…と研磨材G、G、…を充填収容したバレル槽2、2、…が、それぞれ収納容器密閉装置4により密閉状に収容保持された状態で、上記操作部の操作パネルで所望の加工プログラムを選択した後、起動スイッチを起動操作することにより、制御部42により公転手段40の駆動モータ46が自動制御されて、回転テーブル45が所定の加工パターンをもって回転駆動される撹拌工程が実行される。
すなわち、上記制御部42による公転手段40の駆動モータ46の駆動により、上記回転テーブル45が水平回転するとともに、この回転テーブル45の回転に上記遊星歯車機構41が連動して、上記バレル槽2は、垂直な回転主軸(公転軸)5まわりに水平方向に上記公転速度をもって、つまり、研磨工程の初期から仕上期に向けて低速から高速に変更するように公転する。
これにより、バレル槽2は垂直な回転主軸(公転軸)5まわりに水平方向に公転されて、バレル槽2内のワークW、W、…と研磨材G、G、…に遠心力が与えられて、これらワークW、W、…と研磨材G、G、…の擦れ合いによりワークW、W、…が研磨されることとなる。
この場合、バレル槽2、2、…は、その軸線Xを上記回転主軸(公転軸)5に対して所定角度αだけ傾斜した状態で回転支軸55にそれぞれ取付けられるとともに、上記公転運動に伴う遊星歯車機構41の減速自転作用により、非常にゆっくりした自転速度をもって公転方向Aと逆方向へ自転される。
この結果、各バレル槽2内に充填収容されたワークW、W、…と研磨材G、G、…の挙動、特に研磨材G、G、…の挙動は、図11(a)に示すように、バレル槽2の傾斜内面に当たってランダムに跳ね返り立体的に動き、研磨材G、G、…は、矢符図示のごとく中央部へ向けて中へ中へと練り込まれるように流動する。
換言すれば、バレル槽2は、図11(b)→図11(c)→図11(b)のように、ゆっくりと揺動しながら公転するため、バレル槽2内では研磨材G、G、…とワークW、W、…がランダムに立体的な動きとなって、バレル槽2の中央へ練り込まれるような状態となり、ワークW、W、…が常に研磨材G、G、…の中に存在することになる。
このような挙動は、バレル槽2の公転により生じる遠心力が、研磨材G、G、…とワークW、W、…に対して単なる水平方向の動きに止まらず、さらにバレル槽2の傾きによる傾斜内面との協働作用による上下方向の動きも誘発し、その結果、研磨材G、G、…とワークW、W、…は自重の違いも有効に作用して、互いに分離することなく渾然一体となってバレル槽2内を上下左右方向へ流動(3次元相対運動)すると考えられる。
以上の制御部42による所定の研磨工程が完了すると、収納容器密閉装置4による各バレル槽2の密閉施蓋状態が、上述した要領で解除されると同時に、各バレル槽2がバレル槽受け5から取り外されて、研磨処理を完了したワークW、W、…と研磨材G、G、…がバレル槽2、2、…から取り出され、代わりに、新たに研磨処理されるべきワークW、W、…と研磨材G、G、…がバレル槽2、2、…に充填収容された後、再び上記収納容器密閉装置4により密閉状に収容保持された状態で、新たな研磨工程が実行される。以下、同様の工程が繰り返される。
以上のように、本実施形態の収納容器密閉装置4によれば、開口が蓋体3により密閉状に閉止される筒形容器の形態とされたバレル槽2を、このバレル槽2の軸線方向へ取り外し可能に嵌装支持する構造を備えるバレル槽受け5と、このバレル槽受け5に嵌装支持された上記バレル槽2の蓋体3を閉止固定する押え金具6と、上記バレル槽受け5に設けられ、上記押え金具6の閉止固定動作によりこの押え金具6を上記バレル槽受け5に一体的に係合固定する係合固定部7とを備えてなり、上記押え金具6は、上記バレル槽受け5に橋絡状に位置決め係合する長尺な棒状体の形態とされるとともに、その長手方向中央部に螺進退可能に設けられ、上記バレル槽2の蓋体3に当接係合可能な締付けボルト部材10を備えてなり、上記係合固定部7は、上記バレル槽受け5の筒状開放縁部に対向して設けられて、上記押え金具6の係合端部11がそれぞれ挿通係合する一対の係合孔25、26を備えるとともに、これら係合孔25、26の一方の係合孔26が、上記バレル槽受け5に設けられた係合凹部27と、上記バレル槽受け5の外側部に弾発的に揺動可能に設けられた仮止め部材30の係合孔部28とから構成されているから、蓋体3によりバレル槽2の高い密閉性を確保するとともに、蓋体3の開閉着脱作業を容易迅速に行うことができる汎用性の高い収納容器密閉技術を提供することができる。
また、上記押え金具6の一対の係合孔25、26の一方の係合孔26が、上記バレル槽受け5に設けられた係合凹部27と、上記バレル槽受け5の外側部に弾発的に揺動可能に設けられた仮止め部材30の係合孔部28とから構成されていることにより、上記蓋体3がバレル研磨機の撹拌動作中に上記バレル槽2から外れてしまう危険が有効に防止される。
すなわち、本実施形態のように、上記バレル槽2の蓋体3を閉止固定する閉止部材が、上記バレル槽受け5に橋絡状に位置決め係合する長尺な棒状体である押え金具6の形態とされるとともに、この押え金具6を上記バレル槽受け5に係合固定する係合固定部7が、押え金具6の係合端部11をそれぞれ挿通係合する一対の係合部を備えてなる場合に、上述した方法での押え金具6の上記係合部に対する挿通係合操作が担保されるためには、構造上、少なくとも一方の上記係合部は、係合孔の形態ではなく、一部が切開された係合凹部の形態とされる必要がある。
ところが、このように係合凹部の形態とされた係合部においては、以下のような問題が生じてしまう。
つまり、バレル槽2内に充填収納される被処理物である研磨材G、G、…とワークW、W、…は重量物であり、したがって、バレル研磨機の撹拌動作中は、上記バレル槽2内で重量物である研磨材G、G、…とワークW、W、…が踊ることになる(踊躍動作)。そして、この被処理物の踊躍動作により、バレル槽2が振動すると、上記締付けボルト部材10の締付け状態が緩んで、押え金具6の係合端部11が係合固定部7の係合凹部から外れてしまう傾向があり、これにより、蓋体3による密閉施蓋状態が解除されてしまい、最悪の場合には、蓋体3がバレル槽2から外れてしまう危険がある。
しかしながら、本実施形態においては、上記押え金具6の一対の係合孔25、26の一方の係合孔26が、上述のごとく係合凹部27と仮止め部材30の係合孔部28とから構成されていることにより、上記締付けボルト部材10の締付け状態が緩むような事態が生じても、上述したように、上記押え金具6の係合端部11が係合固定部7の係合凹部27から外れることはなく、上記バレル槽2の上記バレル槽受け5に対する嵌装支持および蓋体3によるバレル槽2の閉止は依然として仮止め状態にあり、蓋体3がバレル槽2から外れてしまう不測の危険状態は有効かつ確実に防止される。
実施形態2
本実施形態は図12および図13に示されており、実施形態1における収納容器密閉装置4の係合固定部7の構造が若干改変されたものである。
すなわち、本実施形態の係合固定部7において、仮止め部材30の揺動操作部30aにおける内側面130が、押え金具6の係合端部11の操作案内面として作用するように構成されている。
具体的には、図12に示すように、仮止め部材30における仮止め片33の先端部分が折曲げ形成されてなる揺動操作部30aは、実施形態1に比較して長さが延長されるとともに、その外方への傾斜角度θも大きく設定されている。
換言すれば、押え金具6の両係合端部11、11の一方を、バレル槽受け5に設けられた係合固定部7の一方の係合孔25に挿通係止させた状態で、この係合孔25に挿通係止させた係合端部11の部位(挿通係止部位)を揺動支点として、上記押え金具6の他方の係合端部11を、上記係合固定部7の他方の係合孔26の係合凹部27に向けて揺動させる場合に、この他方の係合端部11が上記仮止め部材30の揺動操作部30aの内側面130に摺接可能に当接する構成とされている(図12(a)の二点鎖線および図12(b)参照)。
しかして、このような構成とされた収納容器密閉装置4においては、バレル槽2を蓋体3により密閉状に閉止するに際して、上記係合固定部7の係合孔25に押え金具6の一方の係合端部11を挿通係止させた後、押え金具6をこの係合端部11の部位を揺動支点として揺動して、他方の係合端部11が上記他方の係合孔26の係合凹部27に向けて移動接近すると、まず、上記仮止め部材30の揺動操作部30aの内側面130に当接する(図13(a)参照)。
さらに他方の係合端部11が上記他方の係合孔26の係合凹部27に移動接近すると、この他方の係合端部11が上記揺動操作部30aの内側面130に摺接しながら、仮止め部材30の仮止め片33を、ねじりコイルばね31(図5(a)参照)の弾発付勢力に抗して外方へ揺動させて押し広げる。
さらに続いて、他方の係合端部11が上記係合凹部27に移動接近していき、この他方の係合端部11が上記仮止め部材30における係合孔26の係合孔部28に突入すると(図13(b)参照)、仮止め部材30は、ねじりコイルばね31の弾発付勢力により、バレル槽受け5の外側面に向け内方へ揺動して弾性復帰しはじめる。
そして、上記他方の係合端部11が係合凹部27に係合するまで押え金具6が揺動すると、これと同時に、上記仮止め片33もバレル槽受け5の外側面に当接係合するまで内方へ弾性復帰し、これにより、この仮止め片33の係合孔部28に上記他方の係合端部11が挿通係止されて、係合孔26(27、28)に対する挿通係止が完了する(図13(c)参照)。
その結果、上記バレル槽2の上記バレル槽受け5に対する嵌装支持状態および蓋体3によるバレル槽2の閉止状態が仮止めされる。
逆に、この仮止め状態から、上記他方の係合端部11の係合孔26(27、28)に対する挿通係止状態を解除するには、実施形態1の場合と同様に、上記仮止め部材30の仮止め片33を、手指により、係合支持部36の外方へ弾発的に揺動させて行う。
その他の構成および作用は実施形態1と同様である。
なお、上述した実施形態1および2はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれに限定されることなく、その範囲内で種々の設計変更が可能である。
例えば、実施形態1および2においては、押え金具6の係合端部11、11を挿通係合する係合固定部7の一対の係合孔25、26のうち、一方の係合孔26のみが、バレル槽受け5に設けられた係合凹部27と、バレル槽受け5の外側部に弾発的に揺動可能に設けられた仮止め部材30の係合孔部28とから構成される構成とされているが、他方の係合孔25についても同様の構成とすることが可能である。このような構成とすることにより、蓋体3の施蓋時における押え金具6の係合固定部7に対する挿通係合操作が、押え金具6の両係合端部11、11のいずれからでも行うことができる。
また、実施形態1および2において、係合端部11の位置決め部11bは、押え金具6に螺合植設された六角穴付きボルト2、2の円筒形頭部2、2aにより形成されているが、このような構造に限定されず、例えば、押え金具6に機械加工等により一体形成された位置決め突部や位置決め肩部等、同様の作用効果を奏する他の構造も採用可能である。
さらに、実施形態1および2は、バレル研磨機に装備される収納容器密閉装置1について説明したが、本発明に係る収納容器密閉装置は、これ以外の撹拌装置、例えば、上記密閉収納装置(収納部)1の収納容器に被処理物として複数種類の液体、液体と粉末、あるいはこれらの混合物からなる被処理液体が充填収容されて、この収納容器が水平方向に公転することにより、収納容器内の被処理液体に遠心力が与えられて、この被処理液体中に混入している気泡を脱泡しながら被処理液体を攪拌処理する構成を備えた液体攪拌装置にも装備適用可能である。
1 密閉収納装置
2 バレル槽(収納容器)
3 蓋体
4 収納容器密閉装置(収納容器密閉手段)
5 バレル槽受け(容器受け)
6 押え金具(閉止部材)
7 係合固定部(係合固定手段)
10 締付けボルト部材
11 係合端部
11a 係合突部
11b 位置決め部
25、26 係合固定部の係合孔
27 係合凹部
28 係合孔部
30 仮止め部材
30a 揺動操作部
31 ねじりコイルばね(弾発部材)
32 取付基板
33 仮止め片
35、36 係合支持部

Claims (10)

  1. 撹拌処理すべき被処理物を収納する収納容器が一定の運動を与えられて被処理物の撹拌作用をなす撹拌装置に備えられて、前記収納容器の蓋体を密閉状に閉止固定する収納容器密閉装置であって、
    開口が蓋体により密閉状に閉止される筒形容器の形態とされた収納容器を、この収納容器の軸線方向へ取り外し可能に嵌装支持する構造を備える容器受けと、
    この容器受けに嵌装支持された前記収納容器の蓋体を閉止固定する閉止部材と、
    前記容器受けに設けられ、前記閉止部材の閉止固定動作によりこの閉止部材を前記容器受けに一体的に係合固定する係合固定手段とを備えてなり、
    前記閉止部材は、前記容器受けに橋絡状に位置決め係合する長尺な棒状体の形態とされるとともに、その長手方向中央部に螺進退可能に設けられ、前記収納容器の蓋体に当接係合可能な締付けボルトを備えてなり、
    前記係合固定手段は、前記容器受けの筒状開放縁部に対向して設けられて、前記閉止部材の係合端部がそれぞれ挿通係合する一対の係合孔を備えるとともに、これら係合孔の少なくとも一方の係合孔が、前記容器受けに設けられた係合凹部と、前記容器受けの外側部に弾発的に揺動可能に設けられた仮止め部材の係合孔部とから構成されている
    ことを特徴とする撹拌装置の収納容器密閉装置。
  2. 前記収納容器が前記容器受けに嵌装支持された状態において、前記閉止部材の両端部位の係合端部が前記係合固定手段の係合孔にそれぞれ挿通係合した状態で、前記締付けボルトを締付け回転操作することにより、前記閉止部材と蓋体が互いに離れる方向へ押されて共締め状態となり、前記蓋体が収納容器に緊密に施蓋されると同時に、収納容器が前記収納容器受けに締付け固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の撹拌装置の収納容器密閉装置。
  3. 前記閉止部材は長尺な直線棒状体の形態とされるとともに、その両端部位に前記容器受けに位置決め係合する係合端部を備え、
    これら係合端部は、前記係合固定手段の係合孔に挿通係合する際に、その位置決め部が前記容器受けの内側面に当接係合可能とされて、前記閉止部材の容器受けに対する長手方向位置を位置決めするように配置設定されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の撹拌装置の収納容器密閉装置。
  4. 前記係合固定手段は、前記容器受けの開口端部に一対の係合支持部が対向して設けられ、
    これら両係合支持部の一方の係合支持部に、前記閉止部材の一方の係合端部を挿通係合する係合孔が設けられるとともに、他方の係合支持部に、前記閉止部材の他方の係合端部を挿通係合する係合孔が設けられ、
    前記他方の係合支持部は、その外側部に、前記仮止め部材が外方へ揺動可能に枢着されるとともに、この仮止め部材は、弾発部材により前記他方の係合支持部の外側面に向けて内方へ常時弾発付勢され、
    前記他方の係合支持部に前記係合凹部が設けられ、この係合凹部と前記仮止め部材に設けられた係合孔部は、前記仮止め部材が前記係合支持部の外側面に当接係合した状態において、重合一致して前記係合孔を形成するように位置決め設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の撹拌装置の収納容器密閉装置。
  5. 前記仮止め部材の先端部は、外方へ所定の角度をもって傾斜された揺動操作部とされている
    ことを特徴とする請求項4に記載の撹拌装置の収納容器密閉装置。
  6. 前記揺動操作部は、その内側面が前記閉止部材の一方の係合端部の操作案内面として作用するように構成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の撹拌装置の収納容器密閉装置。
  7. 撹拌処理すべき被処理物を収納する収納部が一定の運動を与えられて被処理物の撹拌作用をなす撹拌装置において、前記収納部を構成して、被処理物を密封状態で収納する密閉収納装置であって、
    開口が蓋体により密閉状に閉止される筒形容器の形態とされた収納容器と、
    この収納容器の蓋体を密閉状に閉止固定する収納容器密閉手段とを備えてなり、
    この収納容器密閉手段は、請求項1から6のいずれか一つに記載の収納容器密閉装置から構成されている
    ことを特徴とする撹拌装置の密閉収納装置。
  8. 被処理物が収納された収納部が水平方向に公転することにより、収納部内の被処理物に遠心力が与えられて、この被処理物が攪拌処理される撹拌装置であって、
    垂直な公転軸に対して、前記収納部がその軸線を傾斜した状態で設けられ、
    前記収納部は、前記公転軸まわりに公転されるとともに、この公転軸に平行な垂直軸まわりに公転速度よりも大幅に減速されたゆっくりした自転速度で自転または停止する構成とされてなり、
    前記収納部は請求項7に記載の密閉収納装置から構成されている
    ことを特徴とする撹拌装置。
  9. 前記収納部に被処理物として多数の工作物と研磨材が充填収容されて、この収納部が水平方向に公転することにより、収納部内の工作物と研磨材に遠心力が与えられて、これら工作物と研磨材の擦れ合いにより工作物を研磨する構成を備えた遠心バレル形式のバレル研磨機である
    ことを特徴とする請求項8に記載の撹拌装置。
  10. 前記収納部に被処理物として複数種類の液体、液体と粉末、あるいはこれらの混合物からなる被処理液体が充填収容されて、この収納部が水平方向に公転することにより、収納部内の被処理液体に遠心力が与えられて、この被処理液体中に混入している気泡を脱泡しながら被処理液体を攪拌処理する構成を備えた液体攪拌装置である
    ことを特徴とする請求項8に記載の撹拌装置。

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