JP2012200767A - ヘミング加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘミング型上で、上部ワークに外力を与えて上部ワークを下部ワークの上面の所定位置に位置決めするとき、上部ワークへの外力を小さく抑制して、外力による上部ワークの無用な変形を防止できるようにする。
【解決手段】ヘミング加工装置は、コンベア29〜31で搬送された上、下部ワーク2,3を載置させるヘミング型36と、ヘミング型36上の上部ワーク2に圧接するプレッシャーパッド40と、プレッシャーパッド40と共に下降Cしてヘミング型36上の上部ワーク2に形成された位置決め孔46に嵌入して、上部ワーク2を下部ワーク3の上面の所定位置に位置決めする位置決めピン47とを備える。位置決め孔46への位置決めピン47の嵌入に先立って、ヘミング型36上に載置された下部ワーク3の上面の所定位置に向かって上部ワーク2を移動させる移動装置53を設ける。移動装置53をプレッシャーパッド40に取り付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヘミング型上に上下に重ねて載置させた上、下部ワークをヘミング加工するためのヘミング加工装置に関するものである。
上記ヘミング加工装置には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、ヘミング加工装置は、ヘミング加工が予定されている上、下部ワークのうち、下部ワークを載置させるセット型と、このセット型上に載置された上記下部ワークの上面の所定位置近傍に上記上部ワークを設置させるワーク設置装置と、上記セット型上から上記上、下部ワークを搬送するコンベアと、このコンベアで搬送された上、下部ワークを載置させてその載置面の所定位置に上記下部ワークを位置決めし、この載置状態を上記ヘミング加工の期間中維持するヘミング型とを備えている。
また、上記ヘミング加工装置は、上記ヘミング型の上方域で昇降可能とされ、その下降により上記ヘミング加工に先立って上記ヘミング型上の上部ワークに圧接するプレッシャーパッドと、このプレッシャーパッドから下方に向かって突出し、このプレッシャーパッドと共に下降して上記ヘミング型上の上部ワークに形成された位置決め孔に嵌入して、上記上部ワークを下部ワークの上面の上記所定位置に位置決めする先細形状の位置決めピンとを備えている。
上記ヘミング加工装置による上、下部ワークのヘミング加工は、次のように行なわれる。
即ち、上記したように、まず、セット型上の下部ワークの上面に上部ワークを設置した後、これら上、下部ワークを一体的に上記セット型上からコンベアで搬送してヘミング型上に載置させ、この載置により、このヘミング型上の載置面の所定位置に下部ワークを位置決めする。
次に、プレッシャーパッドを下降させて、このプレッシャーパッドを上部ワークの上面に圧接させることにより、上、下部ワークをヘミング型上に保持させる。また、上記プレッシャーパッドと共に下降した位置決めピンを下部ワークの上面に設置した上部ワークの位置決め孔に嵌入させる。すると、この嵌入時に上記位置決め孔の内面を摺動する上記位置決めピンからの外力により、上部ワークが下部ワーク上を移動させられることにより、この下部ワークの上面の上記所定位置に上部ワークが位置決めされる。この結果、ヘミング型上の載置面に対し、上記上、下部ワークがそれぞれ所定位置に位置決めされる。これにより、その後の上記上、下部ワークについてのヘミング加工が精度よくできることとされる。
特開平10−249454号公報
ところで、上記セット型上に載置された下部ワークの上面の所定位置近傍に上部ワークを設置した状態から、これら上、下部ワークを一体的にヘミング型上までコンベアで搬送する際、下部ワークの上面で上部ワークが何らかの理由で位置ずれするおそれがある。
そして、上記所定位置近傍からの上部ワークの位置ずれ寸法が、例えば、所定位置から数mmのように大きい場合には、その後、ヘミング型上の上、下部ワークに対しプレッシャーパッドと共に位置決めピンが下降して、この位置決めピンが上部ワークの位置決め孔に嵌入させられるとき、上記位置ずれ寸法が大きい分、この位置決め孔の内面に対する上記位置決めピンからの外力も大きくなる。このため、上記上部ワークの位置決め孔の孔縁部が上記のように下降する位置決めピンからの大きい外力で変形するおそれを生じる。そして、仮に、このような変形が生じると、上記上部ワークの廃却率が上昇することとなって好ましくない。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、ヘミング加工が予定されてヘミング型上に載置された上、下部ワークのうち、上部ワークに外力を与えてこの上部ワークを下部ワークの上面の所定位置に位置決めするとき、上部ワークへの外力を小さく抑制できるようにして、この外力による上部ワークの無用な変形を防止できるようにすることである。
請求項1の発明は、セット型20上に載置された下部ワーク3とこの下部ワーク3の上面の所定位置近傍に設置された上部ワーク2とを上記セット型20上から搬送するコンベア29〜31と、このコンベア29〜31で搬送された上、下部ワーク2,3を載置させてその載置面37の所定位置に上記下部ワーク3を位置決めし、この載置状態を上記上、下部ワーク2,3のヘミング加工の期間中維持するヘミング型36と、このヘミング型36の上方域で昇降可能とされ、その下降Cにより上記ヘミング加工に先立って上記ヘミング型36上の上部ワーク2に圧接するプレッシャーパッド40と、このプレッシャーパッド40から下方に向かって突出し、このプレッシャーパッド40と共に下降Cして上記ヘミング型36上の上部ワーク2に形成された位置決め孔46に嵌入して、上記上部ワーク2を下部ワーク3の上面の上記所定位置に位置決めする位置決めピン47とを備えたヘミング加工装置において、
上記位置決め孔46への位置決めピン47の嵌入に先立って、上記ヘミング型36上に載置された下部ワーク3の上面の上記所定位置に向かって上部ワーク2を移動させる移動装置53を設け、この移動装置53を上記プレッシャーパッド40に取り付けたことを特徴とするヘミング加工装置である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、セット型上に載置された下部ワークとこの下部ワークの上面の所定位置近傍に設置された上部ワークとを上記セット型上から搬送するコンベアと、このコンベアで搬送された上、下部ワークを載置させてその載置面の所定位置に上記下部ワークを位置決めし、この載置状態を上記上、下部ワークのヘミング加工の期間中維持するヘミング型と、このヘミング型の上方域で昇降可能とされ、その下降により上記ヘミング加工に先立って上記ヘミング型上の上部ワークに圧接するプレッシャーパッドと、このプレッシャーパッドから下方に向かって突出し、このプレッシャーパッドと共に下降して上記ヘミング型上の上部ワークに形成された位置決め孔に嵌入して、上記上部ワークを下部ワークの上面の上記所定位置に位置決めする位置決めピンとを備えたヘミング加工装置において、
上記位置決め孔への位置決めピンの嵌入に先立って、上記ヘミング型上に載置された下部ワークの上面の上記所定位置に向かって上部ワークを移動させる移動装置を設けている。
ここで、上記したように、セット型上に載置された下部ワークの上面の所定位置近傍に上部ワークを設置した状態から、これら上、下部ワークをヘミング加工しようとしてこれらを一体的にヘミング型上までコンベアで搬送した際、下部ワークの上面の上記所定位置から、大きい寸法で上部ワークが位置ずれしたとする。そして、この状態で、仮に、下部ワークの上面の所定位置に上部ワークを位置決めしようとして、プレッシャーパッドと共に位置決めピンを下降させ、この位置決めピンを上部ワークの位置決め孔に嵌入させようとした場合には、上記位置ずれ寸法が大きい分、上記位置決め孔の内面に対する位置決めピンからの外力が大きくなって、この外力により上部ワークが変形するおそれを生じる。
しかし、上記発明によれば、プレッシャーパッドの下降による位置決めピンの位置決め孔への嵌入に先立って、上記移動装置により下部ワークの上面の所定位置に向かって上部ワークを移動させることにより、上部ワークの位置決め孔を位置決めピンの軸心上に合致させることができる。このため、上記プレッシャーパッドと共に下降する位置決めピンが位置決めピンの内面に与える外力は小さく抑制されて、上記位置決めピンは位置決め孔に円滑に嵌入され、下部ワークの上面の所定位置に上部ワークが更に精度よく位置決めされる。
よって、上記したように、ヘミング型上の上部ワークの位置決め孔に位置決めピンを嵌入させることにより、この位置決めピンから上部ワークに外力を与えて、この上部ワークを下部ワークの上面の所定位置に位置決めさせるとき、位置決めピンから上部ワークへの外力を小さく抑制できることから、この外力により上部ワークが無用に変形することは防止される。
そして、上記した上部ワークの位置決めにより、ヘミング型上の載置面に対し、上記上、下部ワークがそれぞれ所定位置に位置決めされるため、これら上、下部ワークについてのヘミング加工が精度よくできる。
また、上記したように、移動装置を上記プレッシャーパッドに取り付けている。
このため、上記プレッシャーパッド、このプレッシャーパッドに突設した位置決めピン、および上記プレッシャーパッドに取り付けた移動装置をユニットとして全体的に寸法精度よく形成できる。よって、上記した上部ワークの位置決め孔への位置決めピンの嵌入に先立ち、下部ワークの上面の所定位置に上記移動装置により上部ワークを移動させることが精度よく達成でき、その分、上記した位置決め孔から位置決めピンの内面への外力を、より小さく抑制できる。また、上記したプレッシャーパッド、位置決めピン、および移動装置のユニット化により、これらの形成や組み立てが容易かつ安価にできる。
実施例1を示し、側面部分断面の作用説明図である。 実施例1を示し、全体簡略側面図である。 実施例1を示し、側面部分断面の他の作用説明図である。 実施例2を示し、図1に相当する図である。
本発明のヘミング加工装置に関し、ヘミング加工が予定されてヘミング型上に載置された上、下部ワークのうち、上部ワークに外力を与えてこの上部ワークを下部ワークの上面の所定位置に位置決めするとき、上部ワークへの外力を小さく抑制できるようにして、この外力による上部ワークの無用な変形を防止できるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための形態は、次の如くである。
即ち、ヘミング加工装置は、セット型上に載置された下部ワークとこの下部ワークの上面の所定位置近傍に設置された上部ワークとを上記セット型上から搬送するコンベアと、このコンベアで搬送された上、下部ワークを載置させてその載置面の所定位置に上記下部ワークを位置決めし、この載置状態を上記上、下部ワークのヘミング加工の期間中維持するヘミング型と、このヘミング型の上方域で昇降可能とされ、その下降により上記ヘミング加工に先立って上記ヘミング型上の上部ワークに圧接するプレッシャーパッドと、このプレッシャーパッドから下方に向かって突出し、このプレッシャーパッドと共に下降して上記ヘミング型上の上部ワークに形成された位置決め孔に嵌入して、上記上部ワークを下部ワークの上面の上記所定位置に位置決めする位置決めピンとを備える。
上記位置決め孔への位置決めピンの嵌入に先立って、上記ヘミング型上に載置された下部ワークの上面の上記所定位置に向かって上部ワークを移動させる移動装置が設けられる。この移動装置は上記プレッシャーパッドに取り付けられる。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例1を添付の図1〜3に従って説明する。
図1,2において、符号1は、板金材である上、下部ワーク2,3をヘミング加工するためのヘミング加工装置である。なお、説明の便宜上、図中矢印Frの方向を前方として、以下説明する。
上記上、下部ワーク2,3により形成されるものは、自動車における板金製のフロントフードであり、上記上部ワーク2は、上記フードの下部側を構成するインナパネルに相当し、上記下部ワーク3は、上記フードの上部側を構成するアウタパネルに相当する。つまり、上記上、下部ワーク2,3は、上記フードを上下反転させた構造に相当する。
上記上部ワーク2は、その前後方向の中途部を構成して、側面断面視で偏平な倒立U字形状をなす上部ワーク本体6と、この上部ワーク本体6の前、後端縁部からそれぞれ前、後方に向かって一体的に突出する前、後外向きフランジ7,8と、上記上部ワーク本体6の前部に形成され、側面断面視でU字形状をなす屈曲部9と、上記前外向きフランジ7と屈曲部9との間の上記上部ワーク本体6の部分から上方に向かって突設されるストライカ10とを備えている。このストライカ10は断面円形の棒材を屈曲形成したものである。上記ストライカ10は、上記上、下部ワーク2,3により形成されたフードが自動車の車体前部に形成された開口を閉じたとき、この車体前部に解除可能にロックされるものである。
上記下部ワーク3は、その前後方向の中途部を構成する下部ワーク本体13と、この下部ワーク本体13の前、後端縁部からそれぞれ上方に向かって一体的に突出する前、後外向きフランジ14,15とを備えている。また、上記下部ワーク本体13はその側面断面視で、前後方向に水平方向に延びて上記下部ワーク本体13の後部を構成する直線形状部13aと、この直線形状部13aの前端から前上方に延び、上面が凹面とされる円弧形状部13bとを有している。
図2において、マリッジステージといわれる第1作業域18には、上記上、下部ワーク2,3のうち、下部ワーク3を載置させるセット型20が昇降可能に設けられている。上記下部ワーク3を載置させる上記セット型20上の載置面21は下方に向かって凹む凹面とされている。この載置面21に、その上方から下部ワーク3が嵌脱可能に内嵌されることにより、この下部ワーク3は上記セット型20上の載置面21の所定位置に位置決めされる。
上記したようにセット型20上の載置面21に載置された下部ワーク3の上面の所定位置近傍に上部ワーク2を設置させるワーク設置装置23が設けられている。なお、上記所定位置近傍、の具体的範囲については後述する。
上記したように、下部ワーク3の上面の所定位置近傍に上部ワーク2を設置したとき、上部ワーク2は、下部ワーク3の前、後外向きフランジ14,15の間に嵌入されて下部ワーク3の下部ワーク本体13の上面上に設置される。また、この際、下部ワーク3の下部ワーク本体13の前、後端とこの下部ワーク本体13の円弧形状部13bとの各上面に、上記上部ワーク2の前、後外向きフランジ7,8と屈曲部9の下面とがそれぞれ近接して対面することとされる。
上記セット型20上に載置された下部ワーク3の上面への上部ワーク2の設置に先立って、上記セット型20上の下部ワーク3の上面に粘性のマスチック材25を塗布する塗布装置26が設けられている。そして、上記セット型20上の下部ワーク3の上面へのマスチック材25の塗布後に、上記上部ワーク2が設置させられるようになっており、この設置により、上記した上、下部ワーク2,3同士の近接対面部間に上記マスチック材25が介設されて、上記上、下部ワーク2,3が互いに仮接着されるようになっている。
上記セット型20を下降Aさせることにより、このセット型20上の上、下部ワーク2,3を載置させる第1コンベア29が設けられている。この第1コンベア29の前方に第2コンベア30と、昇降可能な第3コンベア31とが順次設けられている。この第3コンベア31は、作業ステージといわれる第2作業域34に設けられている。
上記第1〜第3コンベア29〜31をそれぞれ作動させて互いに連動させれば、上記第1コンベア29上の上、下部ワーク2,3が、一体的に、上記第1コンベア29上から上記第2コンベア30上に搬送されると共に(図2中一点鎖線)、上記第2作業域34の第3コンベア31上にまで搬送される(図2中二点鎖線)。
図1,2において、上記第2作業域34には、上記第3コンベア31の下降Bにより、この第3コンベア31上にまで搬送されてきた上、下部ワーク2,3を載置させるヘミング型36が設けられている。上記上、下部ワーク2,3を載置させる上記ヘミング型36上の載置面37は下方に向かって凹む凹面とされている。この載置面37に、その上方から上記下部ワーク3が嵌脱可能に内嵌されることにより、この下部ワーク3は上記ヘミング型36上の載置面37の所定位置に位置決めされる。このように、ヘミング型36の載置面37の所定位置に下部ワーク3が位置決めされると共に、上記載置面37に上、下部ワーク2,3が載置された載置状態は、前記ヘミング加工の期間中、維持される。
上記ヘミング型36の上方域で昇降可能とされ、その下降Cにより、上記ヘミング加工に先立ってヘミング型36上の上、下部ワーク2,3のうち、上部ワーク2の上面に圧接するプレッシャーパッド40が設けられている。このプレッシャーパッド40は、上記ヘミング型36の上方域で不図示の昇降手段により昇降可能とされる昇降台41と、この昇降台41にばね42を介し取り付けられる押圧体43とを備えている。そして、上記プレッシャーパッド40の下降Cにより、上記押圧体43がばね42の弾性力により上記上部ワーク2の上面に圧接して、上記ヘミング型36上に上、下部ワーク2,3が保持される。
上記プレッシャーパッド40の昇降台41から下方に向かって突出し、このプレッシャーパッド40と共に下降Cして上記ヘミング型36上の上部ワーク2に形成された位置決め孔46に嵌入される位置決めピン47が設けられ、この位置決めピン47の突出端は先細形状とされている。そして、上部ワーク2の位置決め孔46への位置決めピン47の嵌入で、この位置決めピン47から上部ワーク2に外力が与えられて移動させられ、これにより上部ワーク2は下部ワーク3の上面の前記所定位置に位置決めされる。上記プレッシャーパッド40の下降Cにより、上記した押圧体43が上部ワーク2の上面に圧接する途中で、上記位置決め孔46への位置決めピン47の嵌入による上記した上部ワーク2の位置決めが終了する。
ここで、図2中一点鎖線〜三点鎖線で示すように、下部ワーク3の前、後外向きフランジ14,15の間に上部ワーク2を嵌入させて、この上部ワーク2を下部ワーク3の下部ワーク本体13の上面に設置したとき、上記上部ワーク2は、下部ワーク3の前、後外向きフランジ14,15の間でのみわずかに前後に移動可能とされる。そして、下部ワーク3の上面での上部ワーク2の上記した移動可能範囲が下部ワーク3の上面の所定位置近傍の範囲に相当する。より具体的には、上記ヘミング型36上の下部ワーク3の上面上で、上記した前、後外向きフランジ14,15の間に設置された上部ワーク2に対し、プレッシャーパッド40と共に下降Cした位置決めピン47の少なくとも突出端が上部ワーク2の位置決め孔46に嵌入可能な範囲である。
上記の場合、下部ワーク3の上面の所定位置近傍には、所定位置自体が含まれる。そして、仮に、上記ヘミング型36上の下部ワーク3の上面の所定位置近傍に上部ワーク2を設置したとき、この上部ワーク2が、下部ワーク3の上面の所定位置に位置させられたときには、この所定位置への上部ワーク2の位置決めが既に完了していることとなる。このため、この状態では、上記プレッシャーパッド40と共に下降Cする位置決めピン47は、上部ワーク2に外力を与えることなく位置決め孔46に単に嵌入されるだけとなる。
そして、上記したヘミング型36上の上、下部ワーク2,3に対しヘミング加工が行なわれる。具体的には、上記上、下部ワーク2,3のうち、下部ワーク3の前、後外向きフランジ14,15に対し各ヘム刃49,50が順次係合D,Eして、上記各外向きフランジ14,15が屈曲させられる(図1中一点鎖線、二点鎖線)。図示しないが、このような屈曲は上記下部ワーク3の外縁部の全体に施される。すると、この下部ワーク3の外縁部により上部ワーク2の外縁部が挟み付けられてヘミング加工が終了し、上、下部ワーク2,3は、上記ヘミング加工部において前記マスチック材25を介し互いに結合される。
上記ヘミング型36上でヘミング加工が終了すれば、上記プレッシャーパッド40は上記したのとは逆に作動して、図2中実線で示すように、元の状態に戻される。また、図2中実線で示すように、上記第3コンベア31が元位置まで上昇させられる。すると、この第3コンベア31上にヘミング加工により結合された上、下部ワーク2,3が載置され、次工程に搬送可能とされる。
図3において、この図3中符号40(U)は、図2中実線で示すプレッシャーパッド40と同様であって、このプレッシャーパッド40が上昇している上昇状態を示し、符号40(L)は、上記位置決め孔46に位置決めピン47が嵌入する直前まで、上記プレッシャーパッド40が下降Cした下降状態を示している。
上記プレッシャーパッド40の下降Cによる位置決め孔46への位置決めピン47の嵌入に先立って、ヘミング型36上に載置され下部ワーク3の上面の前記所定位置に向かって上部ワーク2を押動して移動Fさせる移動装置53が設けられている。この移動装置53は、上記プレッシャーパッド40の昇降台41に取り付けられている。
具体的には、上記移動装置53は、上記プレッシャーパッド40の昇降台41の前部下面に取り付けられ、前後方向に延びるガイドレール54と、このガイドレール54に前後方向にのみ移動するよう支持され、前面が鉛直方向に平坦に延びる押接体55と、上記昇降台41の下面に支持され、上記押接体55を前方に向かって往、復移動G,H可能にさせる空気圧シリンダ56と、上記昇降台41に取り付けられ、上記押接体55が所定寸法以上に往移動Gすることを阻止するストッパ57とを備えている。
上記プレッシャーパッド40の前記した下降状態(符号40(C))で、上記空気圧シリンダ56の作動により上記押接体55が往移動Gさせられる。この際、下部ワーク3の上面の所定位置に対しその後方近傍に上部ワーク2が位置ずれしているとすると、上記往移動Gさせられた押接体55の前面が上部ワーク2のストライカ10に圧接し、上記空気圧シリンダ56による空気ばねの弾性力で上部ワーク2は下部ワーク3の上面の所定位置に向かって押移動させられる。そして、上部ワーク2が下部ワーク3の上面の所定位置に達したとき、上記押接体55がストッパ57に当接してそれ以上の往移動Gが阻止される。これにより、上部ワーク2は下部ワーク3の上面の所定位置に位置決めされる。
ここで、前記したように、図2の第1作業域18においてセット型20上に載置された下部ワーク3の上面の所定位置近傍に上部ワーク2を設置した状態から、これら上、下部ワーク2,3をヘミング加工しようとして、第2作業域34におけるヘミング型36上まで第1〜第3コンベア29〜31で搬送した際、例えば、下部ワーク3の円弧形状部13bの上面を上部ワーク2の前部が後下方にずり落ちるよう移動して、下部ワーク3の上面の上記所定位置から、例えば数mm程度の大きい寸法で離れるよう上部ワーク2が位置ずれしたとする。
次に、上記状態で、仮に、下部ワーク3の上面の所定位置に上部ワーク2を位置決めしようとして、図1のようにプレッシャーパッド40と共に位置決めピン47を下降Cさせ、この位置決めピン47を上部ワーク2の位置決め孔46に嵌入させようとした場合には、前記「発明が解決しようとする課題」の項にて詳しく説明のように、上記位置ずれ寸法が大きい分、上記位置決め孔46の内面に対する位置決めピン47からの外力が大きくなって、この外力により上部ワーク2が変形するおそれを生じる。
しかし、上記の場合には、図3中符号40(L)で図示したように、このプレッシャーパッド40の下降Cによる位置決めピン47の位置決め孔46への嵌入(図1)に先立って、上記移動装置53の空気圧シリンダ56を伸長動作させることにより押接体55を往移動Gさせ、この押接体55の前面をストライカ10に圧接させればよい。このようにすると、下部ワーク3の上面の所定位置に向かって上部ワーク2が移動させられ、これにより、上部ワーク2の位置決め孔46が位置決めピン47の軸心上に合致させられる。
この場合、上記押接体55の前面は鉛直方向に延びているため、上記プレッシャーパッド40と共に押接体55を更に下降Cさせると、この押接体55の前面は上記ストライカ10を下方に向かって摺動し、上部ワーク2は下部ワーク3の上面の所定位置に維持される。このため、上記プレッシャーパッド40と共に下降Cする位置決めピン47が位置決めピン47の内面に与える外力は小さく抑制されて、上記位置決めピン47は位置決め孔46に円滑に嵌入され、下部ワーク3の上面の所定位置に上部ワーク2が更に精度よく位置決めされる。
よって、上記したように、ヘミング型36上の上部ワーク2の位置決め孔46に位置決めピン47を嵌入させることにより、この位置決めピン47から上部ワーク2に外力を与えて、この上部ワーク2を下部ワーク3の上面の所定位置に位置決めさせるとき、位置決めピン47から上部ワーク2への外力を小さく抑制できることから、この外力により上部ワーク2が無用に変形することは防止される。
そして、上記した上部ワーク2の位置決めにより、ヘミング型36上の載置面37に対し、上記上、下部ワーク2,3がそれぞれ所定位置に位置決めされるため、これら上、下部ワーク2,3についてのヘミング加工が精度よくできる。
また、上記の場合、移動装置53による上部ワーク2の移動は、上記移動装置53の押接体55を上部ワーク2の屈曲部9内の空間を利用してストライカ10に圧接させることにより達成される。このため、上記した押接体55の圧接により、上部ワーク2のパネル材部分が無用に変形することは防止される。
また、上記したように、移動装置53を上記プレッシャーパッド40に取り付けている。
このため、上記プレッシャーパッド40、このプレッシャーパッド40に突設した位置決めピン47、および上記プレッシャーパッド40に取り付けた移動装置53をユニットとして全体的に寸法精度よく形成できる。よって、上記した上部ワーク2の位置決め孔46への位置決めピン47の嵌入に先立ち、下部ワーク3の上面の所定位置に上記移動装置53により上部ワーク2を移動させることが精度よく達成でき、その分、上記した位置決め孔46から位置決めピン47の内面への外力を、より小さく抑制できる。また、上記したプレッシャーパッド40、位置決めピン47、および移動装置53のユニット化により、これらの形成や組み立てが容易かつ安価にできる。
そして、上記ヘミング型36上でヘミング加工が終了すれば、上記プレッシャーパッド40と移動装置53とは、上記したのとは逆に作動して、図2中実線、かつ、図3中符号40(U)で示すように、元の状態に戻される。
なお、以上は図示の例によるが、上、下部ワーク2,3により形成されるものは自動車のドアでもボデーの一部でもよい。また、上記プレッシャーパッド40への移動装置53の取り付けは、上記プレッシャーパッド40の前端部、後端部、上面側のいずれであってもよい。また、上記空気圧シリンダ56は、これに代えて、電動シリンダや油圧シリンダを適用してもよい。また、上記空気圧シリンダ56の伸長動作により押接体55がストッパ57に当接したとき、上記空気圧シリンダ56が最大ストロークとなるようにしてやれば、上記ストッパ57は設けなくてもよい。
以下の図4は、実施例2を示している。この実施例2は、前記実施例1と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、これら実施例における各部分の構成を、本発明の目的、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例2を添付の図4に従って説明する。
図4において、移動装置53は、前記実施例1におけるガイドレール54、押接体55、およびストッパ57に加えて、上記プレッシャーパッド40の昇降台41に前後回動I可能に枢支される回動アーム59と、この回動アーム59と上記押接体55とを連結するコイルばね60とを備えている。
上記回動アーム59は、その自由状態で、この回動アーム59の最下端回動位置よりも上記押接体55側に向かって少し前上方に回動した傾斜姿勢とされている。図示しないが、上記回動アーム59を後下方に向かって回動させるよう付勢するコイルばねと、このコイルばねの付勢力で後下方に向かって回動した上記回動アーム59が上記傾斜姿勢以上に後下方に回動することを阻止するストッパとが設けられている。
そして、上記プレッシャーパッド40と共に下降Cした位置決めピン47が位置決め孔46に嵌入する直前に、上記回動アーム59の回動端がヘミング型36上の上部ワーク2の上面に当接してこの上面を摺動することとされる。そして、この摺動により、上記回動アーム59は、上記不図示のコイルばねの付勢力に対抗して前上方に向かって回動させられる。すると、この回動アーム59の回動に上記ばね60を介し上記押接体55が連動して前方移動することとされ、この押接体55が上部ワーク2の前部に圧接させられる。これにより、ヘミング型36上に載置された下部ワーク3の上面の上記所定位置に向かって上部ワーク2が移動Fさせられる。
上記プレッシャーパッド40を更に下降Cさせると、上部ワーク2の上面を更に摺動する上記回動アーム59が更に前上方に回動して、この回動アーム59が上記ばね60を介し上記押接体55を更に前方に押動する。そして、この押接体55により前方移動Fさせられる上部ワーク2が下部ワーク3の上面の所定位置に達したときには、上記押接体55の前方移動はストッパ57により阻止される。このため、その後、上記プレッシャーパッド40が更に下降Cして、上記回動アーム59が更に回動すると、上記ばね60の弾発力が増大すると共に、上部ワーク2の前部への押接体55からの圧接力は増大するが、上記したストッパ57により、上部ワーク2は下部ワーク3の上面の所定位置に位置決めされたままに維持される。よって、上記したようにプレッシャーパッド40が更に下降Cするとき、このプレッシャーパッド40と共に下降Cする位置決めピン47は、上記したように所定位置に位置決めされた上部ワーク2の位置決め孔46に円滑に嵌入させられる。
上記構成によれば、下部ワーク3の上面の所定位置に向かって上部ワーク2を移動させることと、その後における位置決め孔46への位置決めピン47の嵌入とは、プレッシャーパッド40の下降Cに機械的に連動して自動的に達成される。よって、上記ヘミング加工装置1を簡単に構成することができて、有益である。
1 ヘミング加工装置
2 上部ワーク
3 下部ワーク
6 上部ワーク本体
7 外向きフランジ
8 外向きフランジ
9 屈曲部
10 ストライカ
13 下部ワーク本体
13a 直線形状部
13b 円弧形状部
14 外向きフランジ
15 外向きフランジ
18 第1作業域
20 セット型
21 載置面
23 ワーク設置装置
29 第1コンベア(コンベア)
30 第2コンベア(コンベア)
31 第3コンベア(コンベア)
34 第2作業域
36 ヘミング型
37 載置面
40 プレッシャーパッド
46 位置決め孔
47 位置決めピン
53 移動装置
54 ガイドレール
55 押接体
56 空気圧シリンダ
57 ストッパ
59 回動アーム
60 ばね
A 下降
B 下降
C 下降
F 移動
G 往移動
H 復移動
I 回動

Claims (1)

  1. セット型上に載置された下部ワークとこの下部ワークの上面の所定位置近傍に設置された上部ワークとを上記セット型上から搬送するコンベアと、このコンベアで搬送された上、下部ワークを載置させてその載置面の所定位置に上記下部ワークを位置決めし、この載置状態を上記上、下部ワークのヘミング加工の期間中維持するヘミング型と、このヘミング型の上方域で昇降可能とされ、その下降により上記ヘミング加工に先立って上記ヘミング型上の上部ワークに圧接するプレッシャーパッドと、このプレッシャーパッドから下方に向かって突出し、このプレッシャーパッドと共に下降して上記ヘミング型上の上部ワークに形成された位置決め孔に嵌入して、上記上部ワークを下部ワークの上面の上記所定位置に位置決めする位置決めピンとを備えたヘミング加工装置において、
    上記位置決め孔への位置決めピンの嵌入に先立って、上記ヘミング型上に載置された下部ワークの上面の上記所定位置に向かって上部ワークを移動させる移動装置を設け、この移動装置を上記プレッシャーパッドに取り付けたことを特徴とするヘミング加工装置。
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