JP2012200365A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者の肌に対する圧迫が低減されたフラップを備えた吸収性物品を提供する。
【解決手段】トップシート3とバックシート4との間に吸収性コア5が配され、長手方向と幅方向とを有する吸収体2と、吸収性コア5の幅方向両側に設けられ、着用者の肌に向かって立ち上がるフラップ6を有する吸収性物品1であって;フラップ6は、シート部材11と弾性部材12から構成され、吸収体2に接合する固定部7と、着用者の肌に触れる自由端部9と、固定部7と自由端部9の間に位置する起立部8とを有し;起立部8の上端に長手方向に延在する弾性部材12が配され;自由端部9には、シート部材11が折り返されて幅方向断面でループ10が2つ以上形成されるとともに、弾性部材が配されない吸収性物品。
【選択図】図1

Description

本発明は、尿パッド(失禁パッドを含む)、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品に関するものである。
従来、フラップを有する使い捨て吸収性物品が知られており、フラップには弾性部材が設けられているのが一般的である。フラップは、着用者が吸収性物品を着用した際、弾性部材の収縮力により着用者の肌に向かって立ち上がり、尿等の漏れを防いでいる。尿等の防漏性を高めるためには、立ち上がったフラップと着用者の肌との密着性を高めることが重要となるが、吸収性物品の着用感を向上させるためには、フラップが着用者の肌に与える感触がソフトなものとなることが好ましい。そのような観点から、例えば、特許文献1には、2枚のシート部材の間に弾性部材が配され、弾性部材が2枚のシート部材の一方のみに接着固定されて形成されたフラップを有する吸収性物品が開示されている。
特開2004−337387号公報
特許文献1に開示される吸収性物品によれば、着用者の肌と面する側のシート部材に弾性部材を接着固定せず、その反対側のシート部材に弾性部材を接着固定することで、フラップの着用者の肌への圧迫が低減され、着用感が改善される。しかし、フラップの着用者の肌への圧迫低減の点で、なお改善の余地が残されている。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、着用者の肌に対する圧迫が低減されたフラップを備えた吸収性物品を提供することにある。
前記課題を解決することができた本発明の吸収性物品とは、トップシートとバックシートとの間に吸収性コアが配され、長手方向と幅方向とを有する吸収体と、吸収性コアの幅方向両側に設けられ、着用者の肌に向かって立ち上がるフラップを有し;フラップはシート部材と弾性部材から構成され、吸収体に接合する固定部と、着用者の肌に触れる自由端部と、固定部と自由端部の間に位置する起立部とを有し;起立部の上端に長手方向に延在する弾性部材が配され;自由端部には、シート部材が折り返されて幅方向断面でループが2つ以上形成されるとともに、弾性部材が配されないところに特徴を有する。本発明の吸収性物品に備えられるフラップは、起立部に配された弾性部材の収縮力により立ち上がりフラップが着用者の肌に触れると、幅方向断面で2つ以上のループが形成された自由端部が幅方向に広がって、フラップと着用者の肌との接触面積が大きくなるとともに、弾性部材は着用者の肌と接しにくくなる。そのため、フラップの圧迫が低減して、吸収性物品の着用感が向上する。
自由端部に形成されるループの周長はそれぞれ、10mm以上40mm以下であることが好ましい。このようにループが形成されれば、起立部に配された弾性部材が着用者の肌に接しにくくなるとともに、ループが下方に折れ曲がったりしにくくなり、自立して立ち上がりやすくなる。
ループはそれぞれ、自由端部の下端から5mm以内の領域を起点に形成されることが好ましい。このようにループが形成されれば、起立部に配された弾性部材の収縮力によって起立部が立ち上がるのに伴って、ループが着用者の肌に接しやすくなる。また、起立部に配された弾性部材が着用者の肌に接しにくくなる。
フラップを構成するシート部材はエアスルー不織布であることが好ましい。フラップを構成するシート部材としてエアスルー不織布を用いれば、フラップの肌触り、特にフラップのループが形成された部分での肌触りが良好となる。
起立部は、シート部材が2枚以上重ねられて形成されていることが好ましい。このように起立部が形成されていれば、起立部での耐水性や防漏性が高められる。
自由端部に形成されるループは、シート部材が2ヶ所以上で折り返されて形成されていてもよい。このようにループが形成されれば、ループの剛性が高められて、フラップの防漏性が高められる。
自由端部に形成されるループは3つ以上形成されていてもよい。自由端部にループが3つ以上形成されることにより、フラップの上端にクッション性が付与されて、フラップの肌触りが向上する。
本発明の吸収性物品によれば、フラップと着用者の肌との接触面積が大きくなるとともに、フラップに配された弾性部材による着用者の肌への圧迫が低減される。そのため、吸収性物品の着用感が向上する。
図1(a)は、本発明の吸収性物品の吸収体とフラップの幅方向断面図の一例を表し、図1(b)は、図1(a)に示されたフラップの部分拡大図を表す。 図2(a)は、本発明の吸収性物品の吸収体とフラップの幅方向断面図の一例を表し、図2(b)は、図2(a)に示されたフラップの部分拡大図を表す。 図3(a)は、本発明の吸収性物品の吸収体とフラップの幅方向断面図の一例を表し、図3(b)は、図3(a)に示されたフラップの部分拡大図を表す。 図4(a)は、本発明の吸収性物品の吸収体とフラップの幅方向断面図の一例を表し、図4(b)は、図4(a)に示されたフラップの部分拡大図を表す。 図5(a)は、本発明の吸収性物品の吸収体とフラップの幅方向断面図の一例を表し、図5(b)は、図5(a)に示されたフラップの部分拡大図を表す。 本発明の吸収性物品の一実施態様として、吸収性物品(尿パッド)をトップシート側から見た平面図を表す。
本発明の吸収性物品は、トップシートとバックシートとの間に吸収性コアが配され、長手方向と幅方向とを有する吸収体と、吸収性コアの幅方向両側に設けられるフラップとを有する。本発明の吸収性物品の態様としては、尿パッド(失禁パッドを含む)、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等が示される。
吸収性物品の長手方向とは、吸収性物品を着用者が着用した際、着用者の股間の前後方向に延びる方向を意味する。吸収性物品の幅方向とは、吸収性物品を平面に広げた状態で吸収性物品と同一面上にあり、長手方向と直交する方向を意味する。また、本発明において、上側とは吸収性物品を着用した際の着用者側を意味し、下側とは吸収性物品を着用した際の着用者とは反対側、すなわち外側を意味する。
吸収体としては、トップシートとバックシートとの間に吸収性コアが配置されていればよい。吸収体の形状としては、長手方向と幅方向とを有するものであれば特に限定されない。
吸収性物品が、例えば生理用ナプキンである場合、吸収体の形状としては、略長方形、砂時計型、ひょうたん型等が示される。
吸収性物品が、例えば使い捨ておむつである場合、吸収性物品は、前腹部と後背部とこれらの間に位置し吸収性コアが備えられた股部とから構成されていることが好ましい。使い捨ておむつとしては、例えば、内側シートと外側シートとからなる積層体が前腹部と後背部とこれらの間に位置する股部とからなるおむつ本体を形成し、吸収性コアを有する吸収体がおむつ本体の股部に備えられていてもよい。このとき、吸収体の形状としては略長方形等が示される。使い捨ておむつとしてはまた、例えば、吸収体が前腹部と後背部とこれらの間に位置する股部とを形成し、この吸収体の股部に吸収性コアが備えられていてもよい。
前腹部、後背部、股部とは、使い捨ておむつを着用の際に、着用者の腹側に当てる部分を前腹部と称し、着用者の尻側に当てる部分を後背部と称し、前腹部と後背部との間に位置し着用者の股間に当てる部分を股部と称している。
吸収性物品が使い捨ておむつである場合、使い捨ておむつは、後背部または前腹部の左右に一対の止着部材が設けられ、当該止着部材により着用時にパンツ型に形成するオープン型使い捨ておむつであったり、前腹部と後背部とが接合されることによりウェスト開口部と一対の脚開口部とが形成されたパンツ型使い捨ておむつであってもよい。
トップシートは、吸収性物品の着用の際に着用者側に位置するシートであり、液透過性であることが好ましい。
バックシートは、吸収性物品の着用の際に着用者とは反対側、すなわち外側に位置するシートであり、液透過性であっても液不透過性であってもよい。例えば吸収性物品が他の吸収性物品に重ねて使用される補助的な尿パッドの場合、バックシートは液透過性であってもよい。なお、一般的にはバックシートは液不透過性であることが好ましい。本発明において、液不透過性とは撥水性の意味も含まれる。
吸収性物品が使い捨ておむつである場合、おむつ本体を構成する前記内側シートは親水性または液不透過性であることが好ましく、おむつ本体構成する前記外側シートは液不透過性であることが好ましい。
液透過性のシートとしては、例えば、セルロース、レーヨン、コットン等の親水性繊維から形成された不織布や;ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布であって、疎水性繊維の表面が界面活性剤により親水化されたもの等を用いることができる。また、トップシートとして、織布、編布、孔が形成されたプラスチックフィルムを用いてもよい。
液不透過性のシートとしては、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布や、プラスチックフィルム等を用いることができる。また、不織布とプラスチックフィルムとの積層体を用いてもよい。
前記説明した各シートの材料として不織布を用いる場合、不織布としては、スパンボンド法、エアスルー法、ポイントボンド法、メルトブロー法、エアレイド法やそれらの製法の組み合わせ等により製造されるものが好ましい。また、スパンボンド法とメルトブロー法を組み合わせたSMS法により製造された不織布を用いてもよい。
吸収性コアは、尿等の排泄物を吸収できる吸収性材料を含むものであれば特に限定されない。吸収性コアとしては、例えば、吸収性材料を所定形状に成形した成形体を用いたり、あるいは吸収性材料を紙シート(例えば、ティッシュペーパーや薄葉紙)や液透過性不織布シート等のシート部材で覆ったものを用いることができる。吸収性コアに含まれる吸収性材料としては、例えば、セルロース繊維(例えば、粉砕したパルプ繊維)等の親水性繊維や、ポリアクリル酸系、ポリアスパラギン酸系、セルロース系、デンプン・アクリロニトリル系等の吸水性樹脂等が挙げられる。また、吸水性材料には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン繊維や、PET等のポリエステル繊維、ナイロン等のポリアミド繊維等の熱融着性繊維が含まれてもよい。これらの熱融着性繊維は、尿等との親和性を高めるために、界面活性剤等により親水化処理がされていてもよい。吸収性材料は、例えば、親水性繊維の集合体に吸水性樹脂を混合または散布したものを用いることが好ましい。
吸収性物品には、吸収性コアの幅方向両側(すなわち左右両側)にフラップが設けられている。フラップは、例えば、吸収性コアの上側に吸収性コアの両側縁に沿って設けられてもよく、吸収性コアの幅方向両外側に設けられてもよい。またフラップは、トップシートの幅方向両側に設けられたサイドシートの内方端が立ち上げられて形成されてもよい。
フラップは、吸収性物品を着用したときに着用者の肌に向かって立ち上がり、その結果、吸収性コアの幅方向の両側に防漏壁が形成され、尿等の排泄物の横漏れを防ぐことができる。フラップはシート部材と弾性部材から構成され、シート部材に配された弾性部材の収縮力によりフラップが着用者の肌に向かって立ち上がる。フラップに用いられるシート部材は液不透過性であることが好ましい。なお以下において、フラップを構成するシート部材を「フラップ用シート部材」と称する場合がある。
フラップは、吸収体に接合する固定部と、着用者の肌に触れる自由端部と、固定部と自由端部の間に位置する起立部とを有する。フラップは、固定部が吸収体に固定され、自由端部と起立部が吸収体より上方に立ち上がることができる。
固定部は、吸収体に接合している部分であり、例えば、トップシート、トップシート上面に折り返されたバックシート、あるいはトップシートとバックシートの両方に接合している。
自由端部は、吸収性物品を着用したときに着用者の肌に触れる部分であり、フラップが立ち上がった状態においてフラップの上端を含む部分である。自由端部は吸収体には接合されない。
起立部は、固定部と自由端部の間に位置する部分であり、固定部と自由端部を繋ぐ部分である。起立部の上端には長手方向に延在する弾性部材が配されており、従って、起立部と自由端部はこの弾性部材により区分される。起立部は吸収体には接合せず、この点で起立部は固定部と区別される。起立部と固定部の境界は、少なくとも一部が、吸収性コアの幅方向両側縁部から幅方向の内側または外側に20mm以内の領域にあることが好ましい。フラップは、起立部と固定部の境界を起点に、起立部と自由端部が上方に立ち上がることができる。
自由端部には、フラップ用シート部材が折り返されて、幅方向断面でループが2つ以上形成されている。フラップは起立部または自由端部で2つ以上に分岐し、分岐した部分(以下、「分岐部」と称する場合がある)がそれぞれ幅方向断面でループ状に形成されている。ループは、フラップを幅方向断面で見たときに、閉曲線が形成されていればよい。つまりフラップは、それぞれの分岐部の上端がフラップ用シート部材により長手方向に延びるチューブ状に形成されている。ループは、フラップ用シート部材が長手方向に延びる折り目で折り返され、折り目の両側にあるフラップ用シート部材どうしが折り目から離れた部分で接合されることにより形成される。そして、自由端部には弾性部材が配されていない。そのため、フラップが着用者の肌に強く接しにくくなって、吸収性物品の着用感が向上する。つまりフラップは、起立部に配された弾性部材の収縮力により立ち上がりフラップが着用者の肌に触れると、幅方向断面で2つ以上のループが形成された自由端部が幅方向に広がって、フラップは例えば断面T字状や断面Y字状の形状となる。その結果、フラップは着用者の肌と広い面積で接しやすくなるとともに、弾性部材が着用者の肌と接しにくくなって、着用者の肌に対するフラップの圧迫が低減する。
従来のように、フラップの自由端部に幅方向断面でループが形成されないような場合、フラップ用シート部材の端部が鋭利となりやすく、そのためフラップの上端が着用者の肌に当たると、着用者が刺激を覚えやすくなる。フラップの自由端部に幅方向断面でループが1つしか形成されない場合は、フラップと着用者の肌との接触面積を広くとることが難しく、また、弾性部材が着用者の肌と接しやすくなって、着用者はフラップにより圧迫感を覚えやすくなる。
自由端部に形成されるループは、閉曲線状に形成される限り、ループの中空が潰れていてもよく、また対向するフラップ用シート部材どうしが接触していてもよい。ループでは、長手方向に延びる折り目の両側にあるフラップ用シート部材どうしが、折り目から所定長さ離れた部分で接合され、折り目から前記所定長さ未満の部分で接合されていない。フラップ用シート部材どうしの接合は、例えば、接着剤によってもよく、熱融着によってもよく、超音波融着によってもよい。なお前記折り目に関し、ループには明確な線状の折り目が形成される必要はなく、折り目は丸まっていてもよい。
本発明の吸収性物品に設けられるフラップについて、以下、図面を参照してさらに詳しく説明する。なお、本発明は図面に示された実施態様に限定されるものではない。
図1には、本発明の吸収性物品に設けられるフラップの一実施態様を示した。図1(a)は、本発明の吸収性物品について、吸収体とフラップの幅方向断面図を表し、図1(b)は、図1(a)に示されたフラップの部分拡大図を表す。本願の図では、矢印xが幅方向、矢印yが長手方向を表し、矢印x,yにより形成される面に対して垂直方向が上下方向zを表す。
吸収性物品1は、トップシート3とバックシート4との間に吸収性コア5が配され、長手方向yと幅方向xとを有する吸収体2と、吸収性コア5の幅方向xの両側に設けられたフラップ6を有している。なお図1(a)では、幅方向xと上下方向zに対し垂直な方向が長手方向yを表す。フラップ6はシート部材11と弾性部材12,13から構成され、弾性部材12,13の収縮力により着用者の肌に向かって(図1(a)における上側に相当する)立ち上がる。
フラップ6は、吸収体2に接合する固定部7と、着用者の肌に触れる自由端部9と、固定部7と自由端部9の間に位置する起立部8を有している。起立部8の上端には長手方向yに延在する弾性部材12が配されている。起立部8にはさらに、弾性部材12よりも固定部7に近いところに弾性部材13が配されている。図1(b)に示すように、弾性部材12,13は、接着剤14によりシート部材11に固定されるとともに、接着剤14により、弾性部材12,13の両側のシート部材11どうしが接合されている。図では接着剤が塗布された部分がハッチングで示されている。なお、弾性部材12,13をシート部材11に固定する手段は接着剤に限定されない。
自由端部9には、シート部材11が折り返されて幅方向xの断面でループ10が2つ形成され、弾性部材が配されていない。図1(b)では、接着剤14でシート部材11どうしが接合されて、シート部材11の折り返された部分(折り目)の近傍には接着剤が塗布されないことにより、ループ10が形成されている。その結果、フラップ6は、自由端部9のループ10が形成された部分でチューブ状に形成され、フラップ6の上端に、内部に長手方向yに延びる空間が形成されることとなる。このようにフラップ6が形成されることにより、フラップ6は上端が面状で着用者の肌に接しやすくなる。そのため、フラップ6は着用者の肌との接触面積が大きくなって、自由端部9に弾性部材が配されないことと相まって、着用者の肌に対するフラップ6の圧迫が低減する。その結果、フラップ6が着用者の肌に与える感触がソフトとなり、吸収性物品1の着用感が向上する。
なお図1(b)では、ループ10はシート部材11が接着剤14で接合されることにより形成され、ループ10の全体がシート部材11により構成されているが、ループ10の一部が弾性部材12により構成されていてもよい。例えば、弾性部材12には、フラップ6の上端側に接着剤14が塗布されず、その結果、自由端部9に弾性部材12の一部が入り込む形で、弾性部材12がループ10の一部を構成してもよい。ループ10は、フラップ6を幅方向xの断面で見た場合に、少なくともシート部材11を構成部材の1つとして閉曲線を形成していればよい。
ループ10の周長はそれぞれ10mm以上が好ましく、15mm以上がより好ましく、また40mm以下が好ましく、30mm以下がより好ましい。ループ10の周長が10mm以上であれば、弾性部材12がフラップ6の上端からある程度離れて配されることとなり、弾性部材12が着用者の肌に接しにくくなる。そのため、着用者が弾性部材12による圧迫感を覚えにくくなる。一方、ループ10の周長が40mmを超えると、ループ10が着用者の肌に接するとループ10が途中で下方に折れ曲がりやすくなって、ループ10の剛性が不十分となるおそれがある。従って、ループ10が自立して立ち上がりやすくするためには、ループ10の周長は40mm以下であることが好ましい。なお、後述する図5に示されるように、シート部材11が2ヶ所以上で折り返されることによりループ10が形成される場合は、ループ10の外に露出した部分の長さを、ループ10の周長とする。
ループ10はそれぞれ、自由端部9の下端から5mm以内(より好ましくは3mm以内)の領域を基点に形成されることが好ましい。ループ10が自由端部の下端から5mm以内の領域を基点に形成されていれば、弾性部材12の収縮力によって起立部8が立ち上がるのに伴って、ループ10が着用者の肌に接しやすくなるとともに、弾性部材12が着用者の肌に接しにくくなる。従って、フラップ6の着用感が向上する。なお、自由端部9の下端は、起立部8と自由端部9の境界に相当する。
図1に示した吸収性物品では、フラップ6は1枚のシート部材11から形成されている。そのため、シート部材11の端部が着用者の肌と接する部分に位置しにくくなって、フラップ6の肌触りが向上する。また図1に示した吸収性物品では、弾性部材12,13が、フラップ6の分岐点より下側(固定部側)に配されているため、つまりフラップ6の分岐点が自由端部9に位置するため、弾性部材12,13が着用者の肌と接しにくくなって、着用者の肌に対するフラップ6の圧迫が低減する。
図2〜図5には、本発明の吸収性物品に設けられるフラップの他の実施態様を示す。図2(a)、図3(a)、図4(a)、図5(a)はそれぞれ、本発明の吸収性物品の吸収体とフラップの幅方向断面図を表し、図2(b)、図3(b)、図4(b)、図5(b)はそれぞれ、図2(a)、図3(a)、図4(a)、図5(a)に示されたフラップの部分拡大図を表す。なお以下の図2〜図5の説明において、図1と重複する部分は説明を省く。
図2に示した吸収性物品1では、フラップ6は2枚のシート部材11から形成され、各シート部材11の折り返された部分に弾性部材12が固定されている。この場合、シート部材11の折り返された部分に弾性部材12を固定して、弾性部材12が配されたシート部材11を製造した後、この弾性部材12が配されたシート部材11を2枚貼り合わせることで、フラップ6を容易に製造することができる。
図2では、弾性部材12がフラップ6の分岐点よりフラップ6の上端側に配されているが、弾性部材12はこのような位置に配されてもよい。この場合も、起立部8と自由端部9は弾性部材12で区分される。図2に示した実施態様では、弾性部材12が着用者の肌に接しにくいようにする点から、弾性部材12はフラップ6の分岐点の近くに配されることが好ましい。具体的には、弾性部材12がフラップ6の分岐点より上端側に配される場合は、弾性部材12がフラップ6の分岐点から5mm以内に配されることが好ましく、3mm以内に配されることがより好ましい。つまり、フラップ6の分岐点が起立部8に位置する場合は、分岐部は起立部8の上端から5mm以内に位置することが好ましく、3mm以内に位置することがより好ましい。
図3に示した吸収性物品1では、図1に示した吸収性物品1とは異なり、フラップ6の起立部8の一部が一重のシート部材11から形成されている。フラップ6はこのように形成されていてもよい。例えば、SMS不織布のようなメルトブロー層を有する不織布をシート部材11に用いた場合は、図3のように起立部8が一重のシート部材11から形成されていても、十分な耐水性が付与され得る。しかし、起立部8での耐水性や防漏性を高める点からは、起立部8は、図1に示すようにシート部材11が2枚重ねられて形成されていることが好ましい。もちろん、起立部8はシート部材11が3枚以上重ねられて形成されていることも好ましい。なお、起立部8を構成するシート部材11の枚数が多すぎても起立部8が弾性部材12,13の収縮力により立ち上がりにくくなるおそれがあることから、起立部8でシート部材11が重ねられる枚数は6枚以下が好ましく、4枚以下がより好ましい。
図4に示した吸収性物品1では、ループ10が3つ形成されている。このようにループ10は3つ以上形成されてもよく、この場合、フラップ6の上端に多数のループ10が形成されることによりクッション性が付与されて、フラップ6の肌触りが向上する。なお、ループ10の数が多すぎてもフラップ6の上端が嵩張りやすくなることから、ループ10の数は6つ以下が好ましく、5つ以下がより好ましい。
図5に示した吸収性物品1では、ループ10が、シート部材11が2ヶ所で折り返されることにより形成されている。このようにループ10はシート部材が2ヶ所以上折り返されることにより形成されてもよく、この場合、ループ10ではシート部材11が3枚以上重ねられて形成されることとなる。そのため、ループ10の剛性が高められて、フラップ6の防漏性が高められる。なお、ループ10においてシート部材11を重ねる数が多すぎてもフラップ10が嵩張りやすくなることから、ループ10ではシート部材11が5ヶ所以下で折り返されることが好ましく、4ヶ所以下で折り返されることがより好ましい。
次に、フラップを構成する部材の材料について説明する。フラップ用シート部材としては、液不透過性のシート状の材料であれば特に限定されず、不織布、織布、プラスチックフィルム、不織布とプラスチックフィルムとの積層体等を使用できる。前記積層体としては、例えば、不織布とプラスチックフィルムとが一層ずつ重ねられたものや、プラスチックフィルムを不織布で挟んで重ねられたものが示される。しかしながら、フラップ用シート部材としては、製造容易性の点から、不織布が好ましい。
フラップ用シート部材に用いられる不織布としては、スパンボンド法、エアスルー法、ポイントボンド法、メルトブロー法、エアレイド法やそれらの製法の組み合わせ等により製造される不織布が好ましい。なかでも、フラップ用シート部材としてはエアスルー不織布を用いることが好ましい。エアスルー不織布は、カードウェブなどの繊維ウェブを、通気性のネットやドラムの上に載置し、熱風を吹き付けることで構成繊維の交点を熱融着させることにより得られる不織布であり、比較的嵩高く柔軟な不織布である。フラップ用シート部材としてエアスルー不織布を用いれば、フラップの肌触り、特にフラップのループが形成された部分での肌触りが良好となる。
フラップ用シート部材に用いられる不織布の材質としては、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレンやポリエチレン)、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維、パルプ、絹等の天然繊維から適宜選択できる。不織布は、疎水性の繊維から形成されたものでもよく、親水性の繊維から形成され、表面に撥水または液体不透過処理が施されたものであってもよい。なかでも、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル等の熱可塑性の合成繊維が好ましく、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維がより好ましい。このような材質から得られる不織布を用いれば、高強度のフラップが得やすくなり、またフラップの耐水性を向上させやすくなる。
フラップ用シート部材に用いられる不織布の目付は、15g/m2以上が好ましく、20g/m2以上がより好ましく、また40g/m2以下が好ましく、30g/m2以下がより好ましい。目付が15g/m2〜40g/m2の不織布を用いれば、フラップの自由端部のループが形成された部分が着用者の肌に与える感触がソフトになって、フラップの肌触りが向上する。
弾性部材としては、ポリウレタン糸、ポリウレタンフィルム、天然ゴム等の使い捨ておむつ等の吸収性物品に通常用いられる弾性伸縮材料が用いることができる。弾性部材は、伸張状態でホットメルト接着剤、熱接着、超音波接着等の接合手段で固定されることが好ましい。例えば、繊度100〜2,500dtexのポリウレタン糸を、倍率1.1〜5.0倍に伸張して配設し、固定する。接合手段としては、好ましくは、ゴム系のホットメルト接着剤である。
次に、本発明の吸収性物品の全体構成例について図6を参照して説明する。図6は、吸収性物品として尿パッドをトップシート側から見た平面図を表す。なお、図6のI−I断面が図1(a)に表されているものとするが、図6では弾性部材13は省略されている。
吸収性物品1は、トップシート3とバックシート4との間に吸収性コア5が配され、長手方向yと幅方向xとを有する吸収体2を有している。トップシート3は、着用者の肌に面するように配置され、尿等の排泄物を透過する。トップシート3を透過した排泄物は、吸収性コア5により収容される。
トップシート3の幅方向xの両側端には、長手方向yに延在するサイドシート15が接合しており、サイドシート15によりフラップ6が形成されている。フラップ6は吸収性コア5の幅方向xの両側に設けられ、吸収体2に接合する固定部7と、自由端部9と、固定部7と自由端部9の間に位置する起立部8を有する。なお図6では、フラップ6(サイドシート15)が吸収体2に接合している部分をハッチングで示している。起立部8の上端には弾性部材12が配されており、弾性部材12の収縮力によりフラップ6が着用者の肌に向かって立ち上がり、尿等の幅方向xへの漏れが防止される。フラップ6は長手方向yの端部が、幅方向xの全体にわたって吸収体2に接合されており、これによりフラップ6の長手方向yの中央部分が着用者の肌に向かって立ち上がりやすくなる。フラップ6の詳細は、上記に説明した通りである。
1: 吸収性物品
2: 吸収体
3: トップシート
4: バックシート
5: 吸収性コア
6: フラップ
7: 固定部
8: 起立部
9: 自由端部
10: ループ
11: シート部材
12,13: 弾性部材

Claims (7)

  1. トップシートとバックシートとの間に吸収性コアが配され、長手方向と幅方向とを有する吸収体と、
    前記吸収性コアの幅方向両側に設けられ、着用者の肌に向かって立ち上がるフラップを有する吸収性物品であって、
    前記フラップは、シート部材と弾性部材から構成され、前記吸収体に接合する固定部と、着用者の肌に触れる自由端部と、前記固定部と前記自由端部の間に位置する起立部とを有し、
    前記起立部の上端に長手方向に延在する弾性部材が配され、
    前記自由端部には、前記シート部材が折り返されて幅方向断面でループが2つ以上形成されるとともに、弾性部材が配されないことを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記ループの周長はそれぞれ10mm以上40mm以下である請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記ループはそれぞれ前記自由端部の下端から5mm以内の領域を起点に形成される請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 前記シート部材はエアスルー不織布である請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記起立部は、前記シート部材が2枚以上重ねられて形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記ループは、前記シート部材が2ヶ所以上で折り返されて形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 前記ループは3つ以上形成されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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