JP2012197624A - 防食被覆材とコンクリート部材およびそれらの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンクリート部材の表面を被覆する面部とコンクリート部材内に埋設されるアンカー部の双方が溶着された構成の防食被覆材と、この防食被覆材を射出成形の場合に比して格段に安価に製造することのできる防食被覆材の製造方法、さらにはコンクリート部材とその製造方法を提供すること。
【解決手段】防食被覆材10は、熱可塑性樹脂からなる面部S2と、面部S2と溶着される底部S1c1、および、該底部S1c1の両端からテーパー状に立ち上がる2つの突部S1c2であって双方の突部S1c2,S1c2間の幅が徐々に広がっている突部S1c2、から構成され、底部S1c1および突部S1c2,S1c2が熱可塑性樹脂からなるアンカー部S1cと、からなり、コンクリート部材の内部にアンカー部S1cが埋設され、該コンクリート部材の表面を被覆してその防食に供される。
【選択図】図5
Description
図1〜図5は順に、本発明の防食被覆材の製造方法の実施の形態1を説明したフロー図となっている。具体的には、図1は本発明の防食被覆材の製造方法の第1のステップを説明した模式図であり、図2,3は順に第2のステップを説明した模式図であり、図4は第2のステップで製造された中間体を説明する図であり、図5は第3のステップを説明するとともに製造された防食被覆材の一実施の形態を示す模式図である。
図7a、bはこの順で、防食被覆材の製造方法の他の実施の形態の第1、第2のステップを説明したものである。なお、本実施の形態の第3のステップは、図5で示す実施の形態1の第3のステップと同様であるため、その説明は省略する。
図8a、bはこの順で、防食被覆材の製造方法のさらに他の実施の形態の第1のステップを説明したものである。なお、本実施の形態の第2のステップは、図5で示す実施の形態1の第3のステップと同様であるため、その説明は省略する。
Claims (8)
- 熱可塑性樹脂からなる面部と、
前記面部と溶着される底部、および、該底部の両端からテーパー状に立ち上がる2つの突部であって双方の突部間の幅が徐々に広がっている突部、から構成され、底部および突部が熱可塑性樹脂からなるアンカー部と、からなり、
コンクリート部材の内部にアンカー部が埋設され、該コンクリート部材の表面を被覆してその防食に供される防食被覆材。 - 前記面材が平面もしくは湾曲面のいずれか一方からなる請求項1に記載の防食被覆材。
- 前記熱可塑性樹脂がアクリル変性塩化ビニル樹脂を主成分とする樹脂からなる請求項1または2に記載の防食被覆材。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の防食被覆材を構成するアンカー部がその内部に埋設され、面部がその表面を被覆するコンクリート部材。
- 熱可塑性樹脂からなる第1、第2のシートのそれぞれの両端を一対のクランプで把持し、対をなす第1、第2の金型が第1、第2のシートを挟む位置に位置決めされる第1のステップ、
第1の金型は真空引き用孔を具備し、かつシートに対向するキャビティ面が凹凸状を呈しており、第2の金型も真空引き用孔を具備しており、双方の金型を高温雰囲気として第1、第2のシートを軟化もしくは溶融させ、前記真空引き孔から真空吸引し、中空針を第1、第2の金型のいずれか一方を貫通させ、さらに第1、第2のシートのいずれか一方を貫通させて第1、第2のシートの間に臨ませて圧力流体を提供することにより、第1のシートを凹凸状に加工してその凹部を第2のシートに溶着させ、その凸部が第2のシートから突出した中間体を製造する第2のステップ、
連続した凸部をそれらの途中位置で切断することにより、第2のシートから成形された面部の表面に、第1のシートから成形された前記面部と溶着される底部、および、該底部の両端からテーパー状に立ち上がる2つの突部であって双方の突部間の幅が徐々に広がっている突部、から構成された複数のアンカー部が溶着されてなる防食被覆材を製造する第3のステップ、からなる防食被覆材の製造方法。 - 熱可塑性樹脂からなり、凹凸状をなす第1のシートを真空成形にて用意し、かつ、熱可塑性樹脂からなる第2のシートを用意する第1のステップ、
対をなす第1、第2の金型のうち、第1の金型はそのシートに対向するキャビティ面が凹凸状を呈しており、第1のシートと第2のシートを積層して積層体を形成し、双方の金型を高温雰囲気として第1、第2のシートを軟化もしくは溶融させ、第1のシートの凸部が第1の金型の凹部に遊嵌するようにして該積層体を第1、第2の金型のキャビティ内で加圧することにより、第1のシートの凹部を第2のシートに溶着させ、その凸部が第2のシートから突出した中間体を製造する第2のステップ、
連続した凸部をそれらの途中位置で切断することにより、第2のシートから成形された面部の表面に、第1のシートから成形された前記面部と溶着される底部、および、該底部の両端からテーパー状に立ち上がる2つの突部であって双方の突部間の幅が徐々に広がっている突部、から構成された複数のアンカー部が溶着されてなる防食被覆材を製造する第3のステップ、からなる防食被覆材の製造方法。 - 凹凸状をなすキャビティ面と平面状のキャビティ面を有する金型内に熱可塑性樹脂を押し出してパリソンを形成し、パリソン内に圧力流体を提供して膨らまし、パリソンをキャビティ面に押し付け、第1、第2の金型を型閉めして加圧することにより、連続する積層姿勢のシートであって、平面状のシート部分に凹凸状のシート部分の凹部が溶着し、凸部が平面状のシート部分から突出した中間体を製造する第1のステップ、
連続した凸部をそれらの途中位置で切断することにより、第2のシートから成形された面部の表面に、第1のシートから成形された前記面部と溶着される底部、および、該底部の両端からテーパー状に立ち上がる2つの突部であって双方の突部間の幅が徐々に広がっている突部、から構成された複数のアンカー部が溶着されてなる防食被覆材を製造する第2のステップ、からなる防食被覆材の製造方法。 - 請求項5〜7のいずれかの製造方法で製造された防食被覆材を型枠とともにセットし、型枠内にコンクリートを充填し、脱型することにより、その内部に防食被覆材のアンカー部が埋設され、その表面に防食被覆材の面部が被覆してなるコンクリート部材を製造するコンクリート部材の製造方法。
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