JP2012197579A - 組立網戸及びその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】網戸を設置したい部位に適合するように組み立てながら設置できるようにした網戸を、ネットの四周について同じ部材を用いて、該ネットの設置や取り外しを容易に実施できるようにした組立網戸及びその組立方法を提供する。
【解決手段】ネット材2の四周の端部に、係合用の膨出部片3aを有するテープ3を取り付けたネット1と、該膨出部片を係合により保持するスリット6及び係合突条10を備えた中レール5,5aと、中レールを取付溝12に押入したときに上記係合突条が係止する係止部13を備えた外レールとを備えたものにおいて、ネットの四周に取り付けられる中レールのうちの少なくとも一つを、中間において分割されて短寸化された中レール5aとする。
【選択図】図6

Description

本発明は、建物開口部等における網戸を設置したい部位に、該部位に適合するように組み立てながら設置するのに適した組立網戸及びその組立方法に関するものである。
既設の建物開口部等に網戸を設置したい場合、通常は、その設置部位に適合する大きさに組み立てられた枠付き網戸を用意し、その網戸枠を取付用アングルその他の取付具を用いて所要の位置に固定するという手段が採用される。この場合には、予め用意した枠付きの網戸を用いるため、その設置自体は比較的簡単に行うことができるが、予め組み立てられた平面的に大きい枠付き網戸をその設置場所まで搬送する必要があり、また、ネットの交換の必要が生じたときには、本来枠付き網戸として用意したものであるため、ネットのみを入手して交換するのも困難であり、そのため再度枠付き網戸を取り外して製造元まで搬送して修理するか、新しいものと交換するなど、比較的面倒で大掛かりな作業を強いられることになる。また、上記枠付き網戸を取付用アングル等で固定する場合、建物開口部の内周に上記取付用アングル及び枠付き網戸の周囲の網戸枠が配設されるため、それだけ窓の開口部からの視界が狭くなって、開放感が損なわれることになる。
このような問題は、特許文献1,2等において開示されているように、障子の室内側にネットを後付けでも直接的に取り付け可能な構成にすることにより解消できる。上記特許文献1に開示されているサッシは、両側端に膨突部32を設けたネットを、その膨突部32に被着するアタッチメント31をサッシの取付溝41に押し込んで固定するものであるが、ネットの左右側端のみを上記アタッチメントで取り付け、ネットの上下端は上下枠の突条に当接させているに過ぎない。これは、特許文献2に記載のものからも明らかなように、上記ネットの左右だけでなく上下も同様にして取り付けるのは、作業性において問題があるからである。
特許文献2を参照して上記作業性について説明すると、該特許文献2に記載のスクリーン張設機構においては、スクリーンの四周に取り付けた膨出部4の固定を、サッシにおける縦のスクリーン取付部1Aにおいては、該膨出部4を係合溝15に係止させた溝蓋12を取付溝7に係合させる第1の固定手段によって行い、横のスクリーン取付部1Bにおいては、取付溝8の口縁8aと該取付溝8に施蓋する溝蓋22との間に上記膨出部4を係止させて該溝蓋22を取付溝8の口縁8aに係止させる第2の固定手段を用いている。
これは、縦横の両スクリーン取付部において上記第1の固定手段を用いるとすると、例えば、一対の縦のスクリーン取付部1Aに対して膨出部4を係合溝15に係止させた溝蓋12を係合させて、該縦のスクリーン取付部に対するスクリーンの取り付けを完了した段階で、横のスクリーン取付部1Bに取り付けるべきスクリーンの端部の溝蓋12が、縦のスクリーン取付部1Aに取り付けた溝蓋12と相互に干渉するので、それを避ける必要があるからである。つまり、縦のスクリーン取付部1Aに対するスクリーンの取り付けを完了した段階では、横のスクリーン取付部1Bに取り付けるべきスクリーンの端部の膨出部4が、該スクリーン取付部1Bの取付溝内に位置することになるため、該スクリーンの端部に溝蓋12を予め取り付けておくことができず、また、溝蓋12をスクリーンの端部に予め取り付けておかないとこの時点での溝蓋12の取り付けは困難であり、そのため、縦横のスクリーン取付部1A,1Bに対して一挙に溝蓋12を取り付けるなどの困難な作業が必要になるからである。
これに対し、縦横のスクリーン取付部において膨出部4の固定手段を特許文献2のように別異のものにすると、第1の固定手段の溝蓋12は予め係合溝15にスクリーン3の膨出部4を挿入しておいてから溝蓋12を取付溝7に係合させるのに適しているのに対し、第2の固定手段では、溝材6における取付溝8の口縁8aにスクリーンの膨出部4を保持した状態で溝蓋22を閉じて、スクリーン3の膨出部4の固定を別の段階の操作として行えるので、スクリーンの取付作業が簡便化される。但し、上記第1及び第2の二つの固定手段を用いる必要があり、構成を必ずしも単純化することができない。
特開2008−25340号公報 特開2010−70977号公報
本発明の技術的課題は、建物開口部等における網戸を設置したい部位に適合するように組み立てながら設置できるようにした網戸を、ネットの四周について同じ部材を用いながらも、そのネットの設置や、メンテナンス等のためのネットの取り外しを容易に実施できるようにした組立網戸及びその組立方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、ネット材の四周の端部に沿って、多数の係合用の膨出部片を有するテープを取り付け可能にし、または取り付けたネットと、上記ネットの四周の各辺の上記膨出部片をスリットの内側への係合により保持するための該スリットを長手方向に沿って備えると共に、弾性的な拡開傾向を有する係合突条を同長手方向に沿って備え、上記係合突条が、網戸を設置したい部位に配設される外レールの取付溝に押入係止するように形成された中レールであって、ネットの四周に取り付けられるもののうちの少なくとも一つが中間において分割されているところの該中レールと、上記中レールを取付溝に押入したときに上記係合突条が係止する係止部を該取付溝内に備えた上記外レールとを有していることを特徴とする組立網戸が提供される。
本発明に係る組立網戸の好ましい実施形態においては、上記ネットにおける一対の対向辺に取り付ける中レールを、それぞれ二つに分割されたものとして構成し、また、上記中レールの係合突条と該係合突条が係止する上記外レールの係止部との一方または双方を平行に配置された複数にし、取付溝への中レールの押入によるそれらの係止位置を調整可能なものとして構成することが望まれる。
更に、本発明の好ましい実施形態においては、上記外レールにおける係止部の一部に、中レールの取り外しに際して該中レールの係合突条をその弾性的な拡開傾向に抗して上記外レールの係止部から離脱させるに必要な工具挿入用の切り欠きを設け、また、外レールにおける中レールの取付溝が、中レールをネットの張設面に対して直角に向けて押入する向きに形成されているものとしたり、外レールが建物開口部に設置されるサッシ枠の一部に形成されているものとすることもできる。
また、上記課題を解決するため、本発明によれば、ネットの四周の端部に沿って、多数の係合用の膨出部片を有するテープを取り付けた該ネットと、上記ネットの四周の各辺の上記膨出部片をスリットの内側への係合により保持するための該スリットを長手方向に沿って備えると共に、弾性的な拡開傾向を有する係合突条を同長手方向に沿って備え、上記係合突条が、網戸を設置したい部位に配設される外レールの取付溝に押入係止するように形成された中レールと、上記中レールを取付溝に押入したときに上記係合突条が係止する係止部を該取付溝内に備えた上記外レールとを有する組立網戸の組立方法であって、上記外レールの取付溝に押入係止させる中レールのうち、少なくとも最後に外レールに押入係止させる中レールを中間において分割されたものとし、組立に際しては、まず、ネットの周囲の膨出部片に取り付けた分割していない中レールを、それぞれ外レールの取付溝に押入係止させ、分割された中レールを取り付けるネットの周辺の膨出部片には、その両端側に位置する辺の中レールを外レールの取付溝に押入係止させる前に、分割された中レールを取り付けておき、上記分割された中レールの各隣接辺側の端部を、その両端側に位置する中レールと共に、外レールの取付溝に押入係止させ、その後に分割された中レールの中央側を外レールに押入係止させることを特徴とする組立網戸の組立方法が提供される。
上記構成を有する組立網戸を設置するには、例えば、まず、ネットの四周のうちで対向する2辺または隣接する3辺の各端部に設けた多数の係合用の膨出部片を、それぞれ中レールのスリットの内側への係合により該中レールに保持させ、それらの中レールをそれぞれ対向または隣接する外レールの取付溝に押入係止させ、あるいはそれに近い状態に保持する。この作業の段階では、押入係止させる中レールが相互に格別干渉することはなく、容易にそれらの中レールの外レール取付溝に対する押入を開始することができる。なお、中レールの係合突条には弾性的な拡開傾向を持たせているので、上記押入に支障を来すことはない。
この状態でネットの残る2辺または1辺に、先に用いたのと同様な中レールを取り付けることは、隣接中レールが相互に干渉するために困難であり、そのため、この場合には、上記2または3辺の中レールを外レールに押入係止させるに先立ち、予めそれらの残る辺にも中レールを取り付けておくことになるが、隣接する中レール相互の干渉等を避けるために、この段階でネットの膨出部片に取り付ける中レールは、上述した中レールと同じ断面形状のものを予め中間において分割したものとし、しかも、それでも中レール相互の若干の干渉があるようであれば、必要最小限で分割した中レールを更に短くしておくことになる。
このように、取り付けを行うネットの端部の膨出部片を、分割した中レールのスリットの内側へ係合させて、該分割した中レールに保持させておくと、該分割した中レールの外レールに対する押入係止は、図6〜図8を参照して後述するように、分割した中レールをそれらの両端部側から取付溝に対して斜めにして押入することになり、これによりネットの全周を外レールに保持させることができる。
そして、この段階で工具等を利用して中レールを外レールの奥深くに押し込み、ネットが適当な張設状態になるように、互いに係止する中レールの係合突条と外レールの係止部とを選択することにより、ネットを緊張させることができる。
なお、ここではネットの四周の中レールを外レールに押入係止させる例を説明しているのであって、該押入係止は上記手順に限るものではない。
また、外レール内に張設した上記ネットを取り外すときには、外レールにおける係止部の一部に設けた工具挿入用の切り欠きに工具を挿入して、中レールの係合突条をその弾性的な拡開傾向に抗して上記外レールの係止部から離脱させ、上述したネットの張設とほぼ逆の工程で順次中レールを外レールから離脱させればよい。
以上に詳述した本発明の組立網戸及びその組立方法によれば、建物開口部等における網戸を設置したい部位に適合するように組み立てながら設置できるようにした網戸を、ネットの四周について同じ部材を用いて構成を簡単にしながら、その設置は勿論、メンテナンス等のためのネットの取り外しも容易に行うことができる。
本発明に係る組立網戸に張設するネットの正面図である。 上記ネットの四周に中レールを取り付けた状態の正面図である。 図2のネット及びそれに取り付けた中レールのA−A断面図である。 図3のネット及び左右の中レールを外レールに押入係止させた状態の断面図である。 図4の中レールをネットが緊張するまで外レールに押入係止させた状態を示す断面図である。 中レールを外レールに押入係止させる手順の一例を説明するための説明図である。 同説明図である。 中レールを外レールに押入係止させる手順の他の一例を説明するための説明図である。 中レールを外レールから離脱させる操作について説明するための要部断面図である。 同要部破断斜視図である。 外レールの他の構成例を示す正面図である。 同断面図である。
図1〜図10は、本発明に係る組立網戸の実施の一例を示している。この組立網戸は、建物開口部における窓用サッシの内側等で網戸を設置したい部位に適合するように組み立てて設置するのに適し、そのため、後付けの網戸としても適し、ネット1を上記網戸の設置部位の大きさに合わせて張設可能にしたものである。また、この組立網戸は、ネット1が長期にわたる使用その他により汚れたり破損したときには、該ネット1の清掃等のメンテナンスや交換を容易に行うことができるものである。
この組立網戸において用いる上記ネット1は、図1に示すように、ネット材2の四周の端部に沿って多数の係合用の膨出部片3aを有するテープ3を取り付けたものである。該膨出部片3aを取り付けたテープ3としては、布等の端部の接合に用いているファスナーの半体を利用するのが望ましい。該テープ3のネット材2の端部に対する取り付けには、各種溶着、接着、縫着等の手段を用いることができる。建物開口部等の網戸を設置したい部位にネット1を張設する場合には、設置作業者が該部位の寸法に適合するように切断したネット材2を用いて、上記テープ3を該ネット材2に上記各種手段で取り付けることになり、そのため、組立網戸の製造販売者からは、一般的に多用される規格的な寸法に設定してネット材2にテープ3を取り付けたもの、あるいは寸法的に余裕のあるネット材2とそれに取り付け可能な上記テープ3とを設置作業者に提供すれば、該作業者において各種寸法に対応させることができる。
上記ネット1は、以下に詳述するように、その四周の各辺が中レール5及びそれを中間において分割した短寸の中レール5aを介して、外レール11に取り付けられるものである。
上記中レール5,5aは、弾性ある合成樹脂により、一定の断面形状で上記ネット1の端部をテープ3と共に挟み込む深溝状の長尺の部材として構成され、図4及び図5に明瞭に示すように、その内部に、該部材の長手方向に沿うスリット6、及び該スリット6の内側への上記膨出部片3aの係合により該膨出部片3aを保持する保持溝7を備えると共に、それらより口部側に延びる一対の対向壁8,9の一方、つまり該中レール5,5aを外レール11に押入係止させるときに外レール11の表面側に位置させる対向壁8に、該対向壁8の弾性により弾性的な拡開傾向を持たせた二つの上記長手方向に沿う係合突条10を備えている。
建物開口部における網戸を設置したい部位に配設される上記外レール11は、上記中レール5がその保持溝7側から押入される取付溝12を備え、該取付溝12の内壁に、上記中レール5を該取付溝12に押入したときに該中レール5の係合突条10が係止する係止部13を備えたものである。図示した実施例における上記外レール11は、図4及び図5等に示すように、建物開口部の任意位置に取付ねじ14で固定できるように構成しているが、建物開口部に設置されるサッシ枠の一部に、該サッシ枠と一体のものとして、該取付溝12を有する外レール11が形成されたものとすることもできる。
更に、図示した実施例においては、上記中レール5に二つの係合突条10を設けると共に、上記外レール11には該係合突条10が係止する一つの係止部13を設け、図4または図5に示すように、上記二つの係合突条10のいずれかを外レール11の係止部13に係止させるかによって、ネット1に適切な張力を付与するようにしているが、それに限らず、上記係合突条10及び係止部13の一方または双方を平行に配置された複数のものとし、外レール11の取付溝12への中レール5の押入によるそれらの係止位置を多段に調整可能にすることができる。
また、上記外レール11の係止部13に中レール5の係合突条10を係止させた状態において、ネット1の交換等のために中レール5を取り外す必要が生じた場合、図4に示すように、中レール5の対向壁8における開口端側の係合突条10が外レール11の係止部13よりも外側にあるときには、図9に示すように、ドライバー等の工具16により、中レール5の係合突条10を対向壁8の弾性的な拡開傾向に抗して係止部13押し上げ、該係合突条10を上記外レール11の係止部13から離脱させればよく、それにより中レール5を外レール11から取り外すことができる。
しかしながら、図5に示すように、外レール11の係止部13が中レール5の対向壁8に設けた係合突条10の外側にある場合には、それが上述した中レール5の取り外しの障害になるので、図10に示すように、外レール11における係止部13の一部に、中レール5の取り外しに際して、該中レール5の係合突条10の押し上げを容易にするための工具挿入用の切り欠き13aを設けている。従って、同図に示すように、該切り欠き13aを通して工具16を対向壁8の係合突条10の下に押入し、対向壁8の弾性的な拡開傾向に抗して係合突条10を上記外レール11の係止部13よりも押し上げることにより、容易に中レール5を離脱させることができる。
図6〜図8からわかるように、上記中レールは、ネット1の四周の膨出部片3aに取り付けられる中レールのうちの少なくとも一つを、中間において分割された短寸の中レール5aとしている。図6及び図7に示すように、ネット1における一対の対向辺に取り付ける中レールをそれぞれ二つに分割した短寸の中レール5aとする場合は、以下に詳述するように、比較的ネット1の張設の作業性がよいが、図8に示すように単一の中レールのみを分割しても、隣接する中レール5,5aの干渉を避けてネット1を張設することができる。なお、3本以上の中レール5をそれぞれ中央で分割しても差し支えない。
次に、上述した組立網戸の組立方法例について説明する。
まず、張設しようとするネット1が、所要の寸法のネット材2に膨出部片3aを有するテープ3が取り付けられたものとして準備されている場合にはそれを用い、それが準備されていない場合には、所要の寸法に切断したネット材2の四周の端部に、膨出部片3aを有するテープ3を溶着、接着、縫着等の手段を用いて取り付け、網戸を設置しようとする部位の寸法に適合させたネット1を得る。
上記組立網戸は、図6及び図7に示すような手順で組み立てることができ、この場合には、まず、ネット1の四周のうちで対向する2辺の端部に設けた多数の係合用の膨出部片3aをそれぞれ中レール5のスリット6の内側への係合により該中レール5に保持させ、それらの中レール5をそれぞれ対向する外レール11の取付溝12に押入係止させるが、この押入係止前の時点で、ネット1の四周のうちで残る対向2辺の膨出部片3aに、予め、それぞれ二つの短寸の中レール5aに保持させておく。なお、この短寸の中レール5aは、組立の更なる進行時点でネット1の残る対向2辺の膨出部片3aに取り付け可能であればその時点でも差し支えない。
そして、図6に示すように、分割していない一対の中レール5の保持溝7側を、順次外レール11の取付溝12に臨ませ、その際に、短寸の中レール5aはそれらの対向壁8,9を上記外レール11に臨ませている一対の中レール5の対向壁8,9に対面する方向に向けて、中レール5に隣接する端部を外レール11に押入した状態とし、この状態で外レール11の取付溝12に臨ませている一対の中レール5の間の間隔を広げて対向する外レール11に押入しながら、短寸の中レール5aもそれぞれ両側の中レール5に近接している端部を中心に回転させて外レール11内に押入し、図6の状態を経て図7の状態までそれぞれの中レール5aを外レール11に押入係止させる。
この時点では、ネット1が緊張状態にあるとは限らず、そのため、最終的には、図7に示すように、工具16を用いてネット1が緊張状態になるように中レール5aを押入し、上記複数の係合突条10及び係止部13のいずれかを係止させることにより、それらの係止位置を調整し、ネット1を必要な緊張状態に張設する。
これらの作業の段階では、隣接する二つの中レール5,5aが相互に格別干渉することはなく、容易にそれらの中レールを外レール11の取付溝12に押入し、中レール5,5aの係合突条10を外レール11の係止部13に係止させることができる。なお、中レールの係合突条10には弾性的な拡開傾向を持たせているので、外レール11に対する中レールの押入も容易に行うことができる。なお、隣接する中レール5,5a相互の干渉を避けられない場合には、必要最小限で中レールを短くすればよく、ネット1の四周で部分的に中レールの存在しない部分があっても、ネットの張設に支障を来すことはない。
図6及び図7においては、中間において分割した短寸の中レール5aをネット1の対向する2辺において用いる場合を示しているが、該中レール5aは、取付溝12に押入係止される中レールのうち、少なくとも最後に外レール11に押入係止させるものだけにすることもできる。即ち、図8に示すように、ネット1の周囲の3辺の膨出部片3aに分割していない中レール5を取り付けると共に、残る1辺に分割された中レール5aを取り付けて、分割していない三つの中レール5の真ん中のものを外レール11の取付溝12に押入すると共に、その両端に端部が隣接している中レール5を、図8に示すように傾斜させた状態でその端部を外レール11の取付溝12に押入し、ついで、上記分割された中レール5aの各隣接辺側の端部を、その両端側に位置する中レール5と共に、外レール11の取付溝12に押入係止させ、その後に分割された中レール5aの中央側を外レール11に押入係止させることにより、網戸の張設を完了することができる。
なお、ネット1が緊張状態になるように中レール5,5aを押入して、複数の係合突条10及び係止部13の係止位置を調整するのは、先に図7に関連して説明したところと同様である。
上記図6〜図8の例では、特に中レール5,5a及び外レール11の巾を他部に対して拡大して図示しているので、中レール5,5aが短寸化して示されているが、実際の製品においては分割された中レール5a間等に特に大きな隙間ができるようなことはない。
上記実施例では、外レール11における中レール5,5aの取付溝12が、中レールをネット1の張設面内において四周の外側に向けて拡げる向きに押入するように形成されているが、図11及び図12に示すように、外レール11が、中レール5,5aをネット1の張設面に対して直角に向けて押入する向きに形成されたものとすることもでき、これによりネット1を取り付けた建物開口部の開口面積を可及的に大きくすることができる。
この実施例の場合には、ネット1の四周における中レールを一挙に外レール11に押入係止させれば、必ずしも一部の中レールを中間で分割しなくても、各中レールを外レール11に押入することができるが、上記中レールの分割により各中レールを順次外レールに押入するのが容易になる。
なお、図11及び図12の実施例における上記以外の構成及び作用は、前述した図1〜図10の実施例の場合と実質的に相違するところがないので、図中の同一または相当部分に同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
1 ネット
2 ネット材
3 テープ
3a 膨出部片
5,5a 中レール
6 スリット
10 係合突条
11 外レール
12 取付溝
13 係止部
13a 切り欠き

Claims (7)

  1. ネット材の四周の端部に沿って、多数の係合用の膨出部片を有するテープを取り付け可能にし、または取り付けたネットと、
    上記ネットの四周の各辺の上記膨出部片をスリットの内側への係合により保持するための該スリットを長手方向に沿って備えると共に、弾性的な拡開傾向を有する係合突条を同長手方向に沿って備え、上記係合突条が、網戸を設置したい部位に配設される外レールの取付溝に押入係止するように形成された中レールであって、ネットの四周に取り付けられるもののうちの少なくとも一つが中間において分割されているところの該中レールと、
    上記中レールを取付溝に押入したときに上記係合突条が係止する係止部を該取付溝内に備えた上記外レールと、
    を有していることを特徴とする組立網戸。
  2. 上記ネットにおける一対の対向辺に取り付ける中レールを、それぞれ二つに分割されたものとしている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の組立網戸。
  3. 上記中レールの係合突条と該係合突条が係止する上記外レールの係止部との一方または双方を平行に配置された複数にし、取付溝への中レールの押入によるそれらの係止位置を調整可能にした、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の組立網戸。
  4. 上記外レールにおける係止部の一部に、中レールの取り外しに際して該中レールの係合突条をその弾性的な拡開傾向に抗して上記外レールの係止部から離脱させるに必要な工具挿入用の切り欠きを設けている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の組立網戸。
  5. 外レールにおける中レールの取付溝が、中レールをネットの張設面に対して直角に向けて押入する向きに形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の組立網戸。
  6. 外レールが建物開口部に設置されるサッシ枠の一部に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の組立網戸。
  7. ネット材の四周の端部に沿って、多数の係合用の膨出部片を有するテープを取り付けた該ネットと、
    上記ネットの四周の各辺の上記膨出部片をスリットの内側への係合により保持するための該スリットを長手方向に沿って備えると共に、弾性的な拡開傾向を有する係合突条を同長手方向に沿って備え、上記係合突条が、網戸を設置したい部位に配設される外レールの取付溝に押入係止するように形成された中レールと、
    上記中レールを取付溝に押入したときに上記係合突条が係止する係止部を該取付溝内に備えた上記外レールと、
    を有する組立網戸の組立方法であって、
    上記外レールの取付溝に押入係止させる中レールのうち、少なくとも最後に外レールに押入係止させる中レールを中間において分割されたものとし、
    組立に際しては、まず、ネットの周囲の膨出部片に取り付けた分割していない中レールを、それぞれ外レールの取付溝に押入係止させ、
    分割された中レールを取り付けるネットの周辺の膨出部片には、その両端側に位置する辺の中レールを外レールの取付溝に押入係止させる前に、分割された中レールを取り付けておき、
    上記分割された中レールの各隣接辺側の端部を、その両端側に位置する中レールと共に、外レールの取付溝に押入係止させ、その後に分割された中レールの中央側を外レールに押入係止させる、
    ことを特徴とする組立網戸の組立方法。
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