JP2012195209A - 電池温調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱媒の流路に沿って配した複数の電池についてその温度の均等化を図ることができる電池温調装置を提供する。
【解決手段】電池温調装置10は、内部に熱媒流路が形成された複数のケース31と、熱媒流路内に配置された電池32とを備える。複数のケース31は、熱媒流路同士が繋がるように配置され、熱媒の流れ方向におけるケース31間に熱媒の温度を調整する熱電変換ユニット20が配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池温調装置に関するものである。
特許文献1に開示された蓄電器の冷却構造は、所定個数の蓄電素子が接続された蓄電器を収納する筐体と、筐体の一端に設けられた冷媒導入口と、他端に設けられた冷媒排出口とを連通し、蓄電器を冷却する冷媒流路と、を備えている。筐体を支え、内部に冷媒が流通可能な支柱と、少なくとも蓄電器を冷却する冷媒の一部を通し、冷媒流路の途中に冷媒の噴出口を有し、支柱の内部に設けた支柱内側の冷媒バイパスと、を備えている。支柱の外壁面を蓄電素子の外周に合わせた波形状に設けている。これにより蓄電器の容量や出力が低下することがなく、さらに蓄電器を収納する筐体の強度を確保できる。
特開2004−31716号公報
ところで、内部に電池が収納された筐体の冷媒導入口から冷媒を導入して電池と熱交換して筐体の冷媒排出口から排出する際の熱媒を電池に対して一方向に流す場合において上流と下流で温度差がついてしまうのを防止するためには冷媒バイパスを有する構成(支柱)が必要となり構造の複雑化を招いてしまう。
本発明の目的は、熱媒の流路に沿って配した複数の電池についてその温度の均等化を図ることができる電池温調装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、内部に熱媒流路が形成された複数のケースと、前記熱媒流路内に配置された電池とを備える電池温調装置において、前記複数のケースは、前記熱媒流路同士が繋がるように配置され、前記熱媒の流れ方向における前記ケース間に前記熱媒の温度を調整する温調機器を配置したことを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、複数のケースは、内部に熱媒流路が形成され、熱媒流路内に電池が配置される。複数のケースは、熱媒流路同士が繋がるように配置され、熱媒の流れ方向におけるケース間に熱媒の温度を調整する温調機器が配置される。これにより、熱媒の流路に沿って配した複数の電池についてその温度の均等化を図ることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の電池温調装置において、前記ケース間に配置された温調機器と該温調機器の前記熱媒の流れ方向の下流側に配置された前記ケースとの組合せを複数有し、前記熱媒の流れ方向の下流側の前記温調機器ほど熱交換能力が高いことを要旨とする。
請求項2に記載の発明によれば、電池の温度の均等化を図る上で好ましいものとなる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の電池温調装置において、前記温調機器は、内部に連結流路が形成された連結体と、熱電変換モジュールと、該熱電変換モジュールの一方の面に熱的に結合した熱伝導部材とを備え、前記熱伝導部材は前記連結流路内に配置されてなることを要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、個別の制御が可能となり、制御が容易となる。
請求項4に記載の発明では、請求項1または2に記載の電池温調装置において、前記温調機器は、内部に熱交換媒体が流通する熱交換媒体通路が形成された熱交換器であることを要旨とする。
請求項4に記載の発明によれば、容易に熱媒の流路に沿って配した複数の電池についてその温度の均等化を図ることができる。
請求項5に記載のように、請求項4に記載の電池温調装置において、前記熱交換器の前記熱交換媒体通路の流出口と前記ケースの熱媒通路の流入口を連結する配管を備えるようにしてもよい。
本発明によれば、熱媒の流路に沿って配した複数の電池についてその温度の均等化を図ることができる。
第1の実施形態における電池温調装置の斜視図。 電池温調装置の平面図。 第2の実施形態における電池温調装置を模式的に示す平面図および温度分布図。 第3の実施形態における電池温調装置を模式的に示す平面図および温度分布図。 別例の電池温調装置を模式的に示す平面図および温度分布図。 比較のための電池温調装置の平面図および温度分布図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を、走行用電池を搭載した車両(自動車)に具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
なお、図面において、水平面を、直交するX,Y方向で規定するとともに、上下方向をZ方向で規定している。
図1,2に示すように、電池温調装置10は、複数個の熱電変換ユニット20と、複数個の電池モジュール30を備えている。図1,2において熱電変換ユニット20が9個、電池モジュール30も9個用いている。熱電変換ユニット20がX方向に3個、Y方向に3個並べて配置されている。Y方向が電池モジュール30の円筒形電池32の冷却または加熱のための熱媒(空気)の流れる方向であり、各熱電変換ユニット20における空気の流れの下流側にはそれぞれ電池モジュール30が配置されている。
図1に示すように、熱電変換ユニット20は、ケース21と、ペルチェモジュールMpと、熱伝導部材としてのアルミ製の第1のフィン25と、アルミ製の第2のフィン26を備えている。ペルチェモジュールMpは、熱電変換素子としてのペルチェ素子22と、セラミック板23,24と備えている。ケース21の内部に、少なくとも第1のフィン25が配置されている。
ペルチェ素子22の一方の面(下面)にはセラミック板23が配置され、ペルチェ素子22とセラミック板23とは熱的に結合している。セラミック板23の下面には第1のフィン25が設けられている。第1のフィン25は、複数の長方形の板により構成され、各板が一定の距離をおいて離間した状態で平行に配置されている。セラミック板23と第1のフィン25とは熱的に結合している。第1のフィン25には板の延設方向(図1のY方向)に空気が送られる。
ペルチェ素子22の他方の面(上面)にはセラミック板24が配置され、ペルチェ素子22とセラミック板24とは熱的に結合している。セラミック板24の上面には第2のフィン26が設けられている。第2のフィン26は、複数の長方形の板により構成され、各板が一定の距離をおいて離間した状態で平行に配置されている。セラミック板24と第2のフィン26とは熱的に結合している。第2のフィン26には板の延設方向(図1のX方向)に空気が送られる。
第1のフィン25への空気の送風方向(図1のY方向)と第2のフィン26への空気の送風方向(図1のX方向)とは交差(直交)している。図2に示すように、第2のフィン26を通る熱媒(空気)のダクト28がX方向に並んだ熱電変換ユニット20同士、および、Y方向に並んだ熱電変換ユニット20同士を1本でつないでいる。なお、図1においてはダクト28を省略している。
そして、ペルチェ素子22に第1の方向に電流を流すと、セラミック板23および第1のフィン25が吸熱部材となるとともにセラミック板24および第2のフィン26が発熱部材となる。この通電に伴い第1のフィン25を通過する熱媒としての空気が冷却されて下流の電池モジュール30に送られる。一方、ペルチェ素子22に流す電流の向きを逆にした第2の方向に電流を流すと、セラミック板23および第1のフィン25が発熱部材となるとともにセラミック板24および第2のフィン26が吸熱部材となる。この通電に伴い第1のフィン25を通過する熱媒としての空気が加熱されて下流の電池モジュール30に送られる。
このようにして、熱電変換ユニット20(ペルチェ素子22)にフィン25,26が設けられ、フィン25,26を通過する熱媒(空気)とフィン25,26との間で熱交換が行われるようになっている。つまり、熱電変換ユニット20は、内部に連結流路が形成された連結体としてのケース21と、熱電変換モジュールとしてのペルチェモジュールMpと、ペルチェモジュールMpの一方の面に熱的に結合した熱伝導部材としての第1のフィン25とを備え、第1のフィン25は連結流路内に配置されている。
電池モジュール30は、ケース31が四角箱型をなしている。ケース31の内部を空気が通過するように対向する側壁には開口部が形成されている。ケース31の内部には複数本の円筒形電池32が立設された状態で固定されている。ケース31の内部において円筒形電池32の間を空気が流れる。ケース31の内部には熱電変換ユニット20を通過した空気(冷風または温風)が図1においてY方向に供給され、この空気(冷風または温風)により円筒形電池32が冷却または加熱される。
なお、図1に示すように、ケース31内において円筒形電池32が貫通する状態で複数枚のプレート33が配置されており、このプレート33により熱伝導面積を大きくしている。
このようにして電池モジュール30は、内部に円筒形電池32が収納され、熱電変換ユニット20におけるペルチェモジュールMpに設けた第1のフィン25を通過した熱媒(空気)と円筒形電池32の間で熱交換が行われるようになっている。つまり、複数のケース31は、内部に熱媒流路が形成され、熱媒流路内に電池32が配置されている。
四角箱型の電池モジュール30は、図1においてはX方向に3つ並べて配置されているとともにY方向に3つ並べて配置されている。即ち、複数のケース31は、熱媒流路同士が繋がるように配置される。
そして、Y方向に並べられた電池モジュール30において各電池モジュール30の上流側には熱電変換ユニット20がそれぞれ設置されている。つまり、熱媒の流れ方向におけるケース31間に熱媒の温度を調整する温調機器としての熱電変換ユニット20が配置されている。
このようにして、熱媒(空気)の流れによりその流路に沿って配置した電池モジュール30(複数の円筒形電池32)が温調される。
また、熱媒である空気の流れの途中には、空気の温度を調整する温調機器としての熱電変換ユニット20が配置されている。即ち、Y方向の空気の流れにおいて、最上流の熱電変換ユニット20に加えて、その直ぐ下流の電池モジュール30と当該電池モジュール30の下流における最も下流側の電池モジュール30との間において熱電変換ユニット20が配置されている。また、温調機器としての熱電変換ユニット20は、熱媒としての空気の流れの途中に複数配置され、流れの下流側ほど熱交換能力が大きい。
次に、このように構成した電池温調装置10の作用を説明する。
まず、電池モジュール30の円筒形電池32を冷却する場合について説明する。
熱電変換ユニット20においてペルチェ素子22が通電される。ペルチェ素子22の通電に伴い第1のフィン25が冷却されるとともに第2のフィン26が加熱される。
空気が熱電変換ユニット20において図1のY方向に送られてくる。そして、熱電変換ユニット20において空気と第1のフィン25との間で熱交換が行われて、空気が冷やされて下流側の電池モジュール30に送られる。
また、熱電変換ユニット20において図1のX方向に空気が送られてくる。そして、熱電変換ユニット20において空気と第2のフィン26との間で熱交換が行われて、高温となった熱媒(空気等)が通過していく。
熱電変換ユニット20において冷却された空気は電池モジュール30において円筒形電池32の間を流れて円筒形電池32と熱交換されて円筒形電池32が冷却される。
ここで、Y方向に空気が送られて各電池モジュール30の円筒形電池32を冷却する際に、熱電変換ユニット20が熱媒としての空気の流れの途中に複数配置されているので、円筒形電池32の温度変化、および、温度ばらつきが抑えられる。温度ばらつきが抑えられると、円筒形電池32の寿命のばらつきや電圧のばらつきが抑えられる。
次に、電池モジュール30の円筒形電池32を加熱する場合について説明する。
熱電変換ユニット20においてペルチェ素子22が逆向きに通電される。ペルチェ素子22の通電に伴い第1のフィン25が加熱されるとともに第2のフィン26が冷却される。
空気が熱電変換ユニット20において図1のY方向に送られてくる。そして、熱電変換ユニット20において空気と第1のフィン25との間で熱交換が行われて、空気が加熱されて下流側の電池モジュール30に送られる。
また、熱電変換ユニット20において図1のX方向に空気が送られてくる。そして、熱電変換ユニット20において空気と第2のフィン26との間で熱交換が行われて、低温となった空気が通過していく。
熱電変換ユニット20において加熱された空気は電池モジュール30において円筒形電池32の間を流れて円筒形電池32と熱交換されて円筒形電池32が加熱される。
ここで、Y方向に空気が送られて各電池モジュール30の円筒形電池32を加熱する際に、熱電変換ユニット20が熱媒としての空気の流れの途中に複数配置されているので、円筒形電池32の温度変化、および、温度ばらつきが抑えられる。温度ばらつきが抑えられると、円筒形電池32の寿命のばらつきや電圧のばらつきが抑えられる。
以上のごとく本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)電池温調装置10は、内部に熱媒流路が形成された複数のケース31と、熱媒流路内に配置された電池32とを備える。複数のケース31は、熱媒流路同士が繋がるように配置され、熱媒の流れ方向におけるケース31間に熱媒の温度を調整する温調機器としての熱電変換ユニット20を配置した。これにより、熱媒の流路に沿って配した複数の電池モジュール30(複数の円筒形電池32)についてその温度の均等化を図ることができる。つまり、円筒形電池32の温度変化・温度ばらつきを抑えることができる。温度ばらつきを抑えることで、円筒形電池32の寿命のばらつきや電圧のばらつきを抑えることができる。
(2)ケース31間に配置された熱電変換ユニット20と該熱電変換ユニット20の熱媒の流れ方向の下流側に配置されたケース31との組合せを複数有し、熱媒の流れ方向の下流側の熱電変換ユニット20ほど熱交換能力が高い。これにより、電池の温度の均等化を図る上で好ましいものとなる。
(3)熱電変換ユニット20は、内部に連結流路が形成された連結体としてのケース21と、熱電変換モジュールとしてのペルチェモジュールMpと、ペルチェモジュールMpの一方の面に熱的に結合した熱伝導部材としての第1のフィン25とを備え、第1のフィン25は連結流路内に配置されてなる。これにより、個別の制御が可能となり、制御が容易となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
第1の実施形態では、熱電変換ユニット20を用いたが、図3に示すように、本実施形態では温調機器として、内部に熱交換媒体が流通する熱交換媒体通路Pが形成された熱交換器40,41を用いている。即ち、隔壁により区画された流体と熱媒との間で熱交換することにより熱媒の温度を調整する構成である。二種類の熱媒として、空気と冷却液(LLC等)を用いている。
ケース50内において四角箱形の電池51,52,53がY方向に3つ並んで配置されている。ケース50においてはY方向に延びる一対の側壁50a,50bが形成され、一方の側壁50aにおけるY方向の一方の端部には空気供給口55が設けられるとともに側壁50aにおけるY方向の他方の端部には空気排出口56が設けられている。空気供給口55から空気が供給されケース50内をY方向に流れて空気排出口56から排出される。
ケース50内においてY方向での電池51と電池52との間には熱交換器40が配置されている。また、ケース50内においてY方向での電池52と電池53との間には熱交換器41が配置されている。
熱交換器40および熱交換器41は、上述したように隔壁により区画された熱媒と空気との間で熱交換することにより空気の温度を低下または上昇させる構成となっている。
Y方向における温度分布としては、図3の下部に示すように、ケース50に供給された空気は電池53を冷却することにより上昇し、熱交換器41と熱交換することにより低下する。この空気は電池52を冷却することにより上昇し、熱交換器40と熱交換することにより低下する。この空気は電池53を冷却することにより上昇してケース50の外部に排出される。
これにより、各電池51,52,53の温度は一定以下に抑えられる。
比較例としての図6においてはケース50内においてY方向、即ち、空気の流れの途中に熱交換器がない場合を示す。
図6においては、ケース50の内部に電池51,52,53が収納され、ケース50の空気導入口から空気を導入して電池51,52,53と熱交換してケース50の空気排出口から排出する。このようにして空気を電池51,52,53に対して一方向に流す。このとき、上流と下流で温度差がついてしまう。つまり、図6の場合、熱媒をワンパスでケース50内を流す場合、上流と下流で温度差がついてしまう。
このように温調する対象の電池51,52,53を直列に並べると、どうしても上流と下流で温度差ができ電池の容量や電圧、内部抵抗にばらつきができてしまう。
これに対し、図3に示す本実施形態においては、空気流路の途中に設けた熱交換器40,41により、容易に熱媒の流路に沿って配した複数の電池51,52,53についてその温度の均等化を図ることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態を、第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
図3に示した第2の実施形態に対し本実施形態では図4に示すように熱媒の経路を1つにしている。つまり、温調機器としての熱交換器40,41において熱交換のために流す流体(隔壁により区画された流体)と熱媒とは同一流体である。
本実施形態においては熱交換器40の熱交換媒体通路Pの流出口P1とケース50の熱媒通路の流入口としての空気供給口55を連結する配管60を備える。
そして、ケース50の外部から空気を熱交換器40および熱交換器41に供給する。熱交換器40から出た空気および熱交換器41から出た空気は集合した後に電池53の上流側に供給される。この空気は電池53→熱交換器41→電池52→熱交換器40→電池51を通過して、ケース50の外部に排出される。ケース50の外部において空気が冷却されて再び上述したように熱交換器40および熱交換器41に供給される。
これにより、熱媒を温調(例えば冷却)する。
このように本実施形態においては、熱媒の経路を1つにすることで、部品点数の削減を図ることができる。即ち、1つの系でよいので構造の簡素化を図ることができる。
なお、熱媒は限定されず、空気でも液体、例えば冷却液(LLC等)でもよい。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・図5に示すように、熱媒の流し方を工夫することで、温度分布を減らすようにしてもよい。
図5において、ケース50内に配した3つの電池51,52,53の温度について、電池51が最も高温になりやすく、電池52が次に高温になりやすく、電池53が最も高温になりにくいものとする。これにより、熱媒温度が、電池51で最も高く、電池52で次に高く、電池53で最も低くなる。この場合、熱交換器40→熱交換器41→電池53の上流→電池53→熱交換器41→電池52→熱交換器40→電池51の順に熱媒を流す。
このようにしても、1系統にできるので、部品点数の削減になる。
・温調対象の電池は、電池単体でもモジュール化されたものでもよい。
・図3において二種類の熱媒の経路、相、種類は図3を用いて説明したものと異なっていてもよい。
・上記実施形態では走行用電池を搭載した車両に具体化したが、これに限ることなく、例えば家庭用の電池温調装置に具体化してもよい。
10…電池温調装置、20…熱電変換ユニット、21…ケース、22…ペルチェ素子、25…第1のフィン、30…電池モジュール、31…ケース、32…電池、40…熱交換器、41…熱交換器、51…電池、52…電池、53…電池、55…空気供給口、60…配管、Mp…ペルチェモジュール、P…熱交換媒体通路、P1…流出口。

Claims (5)

  1. 内部に熱媒流路が形成された複数のケースと、前記熱媒流路内に配置された電池とを備える電池温調装置において、
    前記複数のケースは、前記熱媒流路同士が繋がるように配置され、
    前記熱媒の流れ方向における前記ケース間に前記熱媒の温度を調整する温調機器を配置したことを特徴とする電池温調装置。
  2. 前記ケース間に配置された温調機器と該温調機器の前記熱媒の流れ方向の下流側に配置された前記ケースとの組合せを複数有し、前記熱媒の流れ方向の下流側の前記温調機器ほど熱交換能力が高いことを特徴とする請求項1に記載の電池温調装置。
  3. 前記温調機器は、内部に連結流路が形成された連結体と、熱電変換モジュールと、該熱電変換モジュールの一方の面に熱的に結合した熱伝導部材とを備え、前記熱伝導部材は前記連結流路内に配置されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の電池温調装置。
  4. 前記温調機器は、内部に熱交換媒体が流通する熱交換媒体通路が形成された熱交換器であることを特徴とする請求項1または2に記載の電池温調装置。
  5. 前記熱交換器の前記熱交換媒体通路の流出口と前記ケースの熱媒通路の流入口を連結する配管を備えることを特徴とする請求項4に記載の電池温調装置。
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