JP2012190708A - 接続端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】より小さな力で相手側端子との接続を可能にすると共に、相手側端子との接続状態をより安定的に維持することの出来る、新規な構造の接続端子を提供すること。
【解決手段】一端に回路接続部14を設けると共に、他端にスロット16を設ける一方、二つの突片22a,22bを一体形成して、該二つの突片22a,22bを折り曲げて前記スロット16の両対向面24a,24b上にそれぞれ重ね合わせることによって、相手側端子24を圧接する一対の挟持部を前記突片22a,22bの表面28a,28bで構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、一端に回路接続部が設けられている一方、他端にスロットが設けられており、該スロットの両対向面よりそれぞれ突出する一対の挟持部の間で、前記スロットに挿入される相手側端子を圧接する接続端子に関するものである。
従来から、プリント基板に形成された電気回路としてのプリント配線や、絶縁板上に配索された電気回路としての単芯線をリレーなどの電気部品と接続するために、接続端子が用いられている。このような接続端子として、例えば特開2003−217437号公報(特許文献1)に記載されている接続端子が良く知られている。この接続端子は、一端に形成された回路接続部がスルーホールに挿通されて半田付けされることでプリント配線と接続した状態でプリント基板上に突設されたり、回路接続部が絶縁板上に配索された単芯線を挟んで接続した状態で絶縁板に差し込まれることによって、絶縁板上に突設される。
ところで、特許文献1に記載されている接続端子には、他端にスロットが設けられており、このスロットの両対向面からそれぞれ突出する一対の挟持部の間で、スロットに挿入される電気部品の端子、即ち、相手側端子を圧接することにより、電気部品と接続されるようになっている。
しかし、このような接続端子は、金属板がプレス打ち抜き加工されて形成されている。それ故、一対の挟持部における相手側端子との接触面は、金属板の切断面により構成されることとなる。即ち、挟持部の接触面は、金属板の厚さ方向で、プレスが打ち込まれる側ではせん断面となる一方、プレスが打ち抜かれる側では破断面が形成される。その結果、せん断面と破断面との境界部分に角部が形成され、この角部が相手側端子に接触することにより、相手側端子の挿入に大きな力が必要となるおそれがあった。
特開2003−217437号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、より小さな力で相手側端子との接続を可能にすると共に、相手側端子との接続状態をより安定的に維持することの出来る、新規な構造の接続端子を提供することにある。
本発明の第一の態様は、一端に回路接続部が設けられている一方、他端にスロットが設けられており、該スロットの両対向面よりそれぞれ突出する一対の挟持部の間で、前記スロットに挿入される相手側端子を圧接する接続端子において、前記接続端子に二つの突片が一体形成されていると共に、該二つの突片が折り曲げられて前記スロットの前記両対向面上にそれぞれ重ね合わされることによって、前記一対の挟持部が前記突片の表面で構成されていることを、特徴とする。
本発明に従う構造とされた接続端子によれば、相手側端子を挟む一対の挟持部を、スロットの両対向面に重ね合わせた突片の表面で構成した。これにより、挟持部がスロットの打ち抜き成形による破断面で構成されることを回避して、金属板の表面を用いた平滑面として形成することが出来る。その結果、相手側端子の挟持部間への挿入を円滑にしてより小さな力で接続することが出来ると共に、安定的な面接触によって接続状態をより安定的に維持することが出来る。また、挟持部を平滑面としたことによって、挟持部が相手側端子に食い込んだり、相手側端子表面のめっきを削り取る等といった不具合の発生を未然に防止することが出来る。
なお、相手側端子としては、コネクタやリレー、ヒューズのタブ端子等が例示される。また、回路接続部は、例えばプリント配線や、単芯線で形成された回路等の各種電気回路に接続される。従って、本発明の接続端子は、プリント基板に設けられるものに限定されず、単芯線が配索された絶縁板に設けられるもの等でも良い。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記接続端子が、中央部分に貫通孔が設けられた長手金属板を前記貫通孔の中間部分で厚さ方向に折り曲げて重ね合わされた二重壁によって構成されており、前記貫通孔の内周面によって前記スロットの前記対向面が構成されている一方、前記二つの突片が、前記長手金属板の前記貫通孔の前記中間部分を挟んだ長さ方向両側において前記内周面から内方に向かって突設されており、前記二つの突片の一方が前記二重壁の一方の前記貫通孔の内周面から突出して前記二重壁の他方の前記貫通孔の内周面に重ね合わされている一方、前記二つの突片の他方が前記二重壁の他方の前記貫通孔の内周面から突出して前記二重壁の一方の前記貫通孔の内周面に重ね合わされているものである。
本態様によれば、挟持部が二重壁で構成されることから、挟持部の強度を確保することが出来る。また、二つの突片を、長手金属板の中央部分に設けられた貫通孔内に形成することによって、これら突片を長手金属板の外側に突出させることなく形成することが出来て、接続端子を歩留り良く形成することが出来る。
本発明の第三の態様は、前記第二の態様に記載のものにおいて、前記回路接続部が、前記長手金属板の長さ方向両端部が重ね合わされた二重壁によって構成されているものである。本態様によれば、回路接続部も二重壁で構成することによって、回路接続部の強度も確保することが出来る。
本発明の第四の態様は、前記第一〜第三の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記接続端子の前記一端側において、前記スロットの延出方向に直交する両方向に突出する一対の支持板部が設けられているものである。
本態様によれば、一対の支持板部をプリント基板や絶縁板などの回路板に重ね合わせることにより、接続端子を回路板上に安定して立設状態で載置および支持することが出来る。これにより、相手側端子の接続に際する押込力に対して挟持部を支持して、より安定的且つ円滑な接続を行なうことが出来る。また、接続端子をプリント基板に半田付けするような場合には、支持板部で接続端子を自立させることも可能であり、半田付けの作業性を向上することも出来る。更にまた、プリント基板のランドに支持板部を半田付けしてプリント配線と接続することにより、支持板部を回路接続部として用いることも出来る。
本発明の第五の態様は、前記第一〜第四の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記二つの突片における前記スロットの開放側の端面が、前記スロットの内方に行くに連れて互いに接近する傾斜面とされているものである。本態様によれば、二つの突片の傾斜面で相手側端子を案内して、相手側端子を挟持部間により円滑に挿入することが出来る。
本発明によれば、相手側端子を圧接する一対の挟持部を、接続端子に一体形成した二つの突片の表面で構成した。これにより、挟持部を平滑面とすることが出来て、相手側端子を挟持部間により小さな力で挿入することが可能になると共に、相手側端子と安定的に面接触して、接続状態をより安定的に維持することが出来る。
本発明の第一の実施形態としての接続端子の斜視図。 図1に示した接続端子の正面図。 図1に示した接続端子の側面図。 図1に示した接続端子の上面図。 図1に示した接続端子を形成する長手金属板の平面図。 図1に示した接続端子のプリント基板への組付状態を示す斜視図。 図6に示したプリント基板への電気部品の接続状態を示す側面図。 図1に示した接続端子の、図6とは異なるプリント基板への組付状態を示す斜視図。 図8に示したプリント基板の斜視図。 本発明の第二の実施形態としての接続端子の斜視図。 図10に示した接続端子の絶縁板への組付状態を示す斜視図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜図4に、本発明の第一の実施形態としての接続端子10を示す。接続端子10は、一方(図2中、下方)の端部に回路接続部14が設けられている一方、回路接続部14と反対側の他方(図2中、上方)の端部にスロット16が設けられた構造とされている。
接続端子10は、図5に示す長手金属板18から構成されている。長手金属板18は、例えば銅板等の表面に錫等のめっきが施された金属板とされており、プレス打ち抜き加工によって形成されている。長手金属板18は全体として長手板形状を有しており、その中央部分には長手形状の貫通孔20が貫設されている。更に、貫通孔20には、2つの突片22a,22bが貫通孔20の内方に突出して一体形成されている。突片22a,22bは、それぞれ、貫通孔20の長さ方向の中心線:Lを挟んだ長さ方向両側で、貫通孔20において互いに対向する内周面24a,24bから内方に向けて突設されている。なお、突片22a,22bは、貫通孔20の幅方向(図5中、左右方向)の中央部分を越える突出量をもって形成されている。
また、長手金属板18の長さ方向(図5中、上下方向)の一方の端部26aには一対の挿通片28a,28aが突設されていると共に、他方の端部26bには一対の挿通片28b,28bが突設されている。これら4つの挿通片28a,28a,28b,28bは互いに同形状とされており、長手金属板18の長さ方向の両端部26a,26bのそれぞれにおいて、幅方向(図5中、左右方向)の両端部から長さ方向外方に突出する比較的細幅の突片形状とされている。
さらに、長手金属板18の長さ方向の両端部26a,26bには、一対の支持板部30a,30bがそれぞれ形成されている。支持板部30a,30bは、両端部26a,26bのそれぞれにおいて、挿通片28a,28aおよび挿通片28b,28bの間に位置して、端部26a,26bから長手金属板18の長さ方向外方に突出する略矩形の板形状とされている。
以上のように、本実施形態における長手金属板18は、突片22a,22bが幅方向で互いに反対側に位置されている点を除いて、中心線:Lに関して対称形状を有している。そして、長手金属板18が中心線:Lで厚さ方向に折り曲げられて中心線:Lの両側が互いに重ね合わされることにより、接続端子10が形成されている。これにより、接続端子10は、中心線:Lを挟んだ両側の板部32a,32bが互いに重ね合わされた二重壁によって構成されている。なお、板部32aと板部32bは、互いに略隙間無く重ね合わされている。
そして、貫通孔20が長手方向の中心線:Lで折り曲げられることにより、一方に開口するスロット16が形成されており、貫通孔20の内周面24a,24bによってスロット16の対向面が構成されている。そして、貫通孔20の幅方向(図5中、左右方向)の両外側で、板部32a側に形成された外周板部34a,34aと板部32b側に形成された外周板部34b,34bとが相互に重ね合わされることによって、スロット16の両外側に、外周板部34a,34bが重ね合わされた二重壁の圧接部36a,36bが形成されている。
さらに、貫通孔20の内周面24a,24bから突出された突片22a,22bが折り曲げられて、内周面24a,24bと重ね合わされる。具体的には、圧接部36aにおいて、外周板部34aの内周面24aから突出された突片22aが、外周板部34aに重ね合わされた外周板部34bの内周面24aに重ね合わされる。同様に、圧接部36bにおいて、外周板部34bの内周面24bから突出された突片22bが、外周板部34bに重ね合わされた外周板部34aの内周面24bに重ね合わされる。なお、突片22a,22bは、それぞれ、内周面24a,24bに対して、略隙間無く重ね合わされている。また、突片22a,22bは、スロット16の延出方向(図2中、上下方向)で互いに等しい位置に形成されている。更に、突片22a,22bは、それぞれ、外周板部34b,34aの表面にまで回り込んで外周板部34b,34aを抱え込むように係止されることにより、外周板部34a,34b相互の開きが阻止されている。なお、突片22a,22bは、好適には、長手金属板18を中心線:L上で折り曲げる前に、或る程度折り曲げられることにより、内周面24a,24bへの重ね合わせの折り曲げに際する相互の干渉が回避される。これにより、突片22a,22bが、スロット16の対向面を構成する内周面24a,24bからそれぞれ突出されて、突片22a,22bの表面38a,38bが所定距離を隔てて相互に対向位置される。これら突片22a,22bの表面38a,38bによって、接続端子10の挟持部が構成されている。
なお、突片22a,22bの端縁部には、潰し加工等によってテーパ形状が付されている。これにより、突片22a,22bにおいてスロット16の開放側の端面には、スロット16の内方(図2中、下方)に行くに連れて互いに接近する上側傾斜面40,40がそれぞれ形成されている。また、突片22a,22bにおいて上側傾斜面40,40と反対側の端面には、スロット16の内方に行くに連れて互いに離隔する下側傾斜面42,42がそれぞれ形成されている。これら上側傾斜面40,40と下側傾斜面42,42により、後述する相手側端子としてのタブ端子54の挿抜がより円滑に行なえるようになっている。なお、上側傾斜面40および下側傾斜面42は、一定角度で直線状に傾斜するテーパ面のみならず、曲線状に傾斜する湾曲面であっても良い。
また、長手金属板18が中心線:Lで折り曲げられることにより、長手金属板18の長手方向両端部26a,26bが相互に重ね合わされる。これにより、板部32aに形成された挿通片28a,28aと板部32bに形成された挿通片28b,28bが相互に重ね合わされて、二重壁の挿通部44a,44bが形成されている。これら挿通部44a,44bによって、接続端子10の回路接続部14が構成されている。
更にまた、長手金属板18の長さ方向両端部26a,26bに突出形成された支持板部30a,30bが、両端部26a,26bからの突出基端部において略直角に折り曲げられる。これにより、支持板部30a,30bが、スロット16の延出方向(図3中、上下方向)に直交する両方向に突出されている。
このような接続端子10は、従来公知の接続端子と略同様にして、例えば図6に示すようにプリント基板46に半田付けすることが出来る。接続端子10は、挿通部44a,44bがプリント基板46のスルーホール48,48に挿通されて半田付けされることで、圧接部36a,36bがプリント基板46上に突設されると共に、プリント基板46に形成された電気回路としてのプリント配線50と電気的に接続される。図6においては、4つの接続端子10がプリント基板46に半田付けされることにより、リレー装着部が形成されている。
図7に示すように、これら接続端子10に対して、電気部品としてのリレー52を接続することが出来る。リレー52は、タブ端子54を相手側端子として接続端子10におけるスロット16に挿入される。そして、タブ端子54が突片22a,22bの表面38a,38b(図1等参照)間に挿入されて圧接されることにより、接続端子10と接続される。これにより、リレー52が、接続端子10を介して、プリント基板46のプリント配線50(図6参照)と電気的に接続される。
本実施形態に従う構造とされた接続端子10によれば、リレー52のタブ端子54を挟む挟持部が、突片22a,22bの表面38a,38bで構成されている。これにより、接続端子10をプレス打ち抜き加工で形成された長手金属板18から形成しつつ、挟持部を突片22a,22bの表面38a,38bによって平滑面とすることが出来る。その結果、タブ端子54に対して表面38a,38bを滑らかに接触させて、小さな挿入力でリレー52を接続することが出来ると共に、タブ端子54に安定的に面接触して、接続安定性の向上を図ることが出来る。更に、表面38a,38b上に形成されためっき層でタブ端子54に接触されることからも、より優れた接続安定性を得ることが出来る。
さらに、タブ端子54を挟む圧接部36a,36bのそれぞれが、外周板部34aと外周板部34bが重ね合わされた二重壁とされている。これにより、圧接部36a,36bの強度を確保することが出来る。そして、外周板部34aおよび外周板部34bの一方から突出された突片22a,22bを外周板部34aおよび外周板部34bの他方に回り込ませて係止することによって、外周板部34aと外周板部34bの開きを抑えて、圧接部36a,36bの強度がより安定的に確保されている。また、突片22aが外周板部34aから突出されている一方、突片22bが外周板部34aと反対側の外周板部34bから突出されていることにより、タブ端子54の挿入および抜去に際する押込力や引張力を外周板部34aと外周板部34bの両方にバランス良く分散して、より安定的な挿抜を行なうことが出来る。
加えて、本実施形態における接続端子10は、板部32aと板部32bが重ね合わされることによって、全体が二重壁とされている。そして、回路接続部14を構成する挿通部44a,44bのそれぞれも、挿通片28a,28bが重ね合わされた二重壁で構成されていることにより、強度が確保されている。
更にまた、接続端子10の支持板部30a,30bがプリント基板46に重ね合わされている。これにより、接続端子10にタブ端子54を接続するに際して、支持板部30a,30bをプリント基板46に接触させることによって、圧接部36a,36bおよびこれに形成された挟持部としての突片22a,22bの表面38a,38bを支持することが出来て、接続端子10の変形を抑えてより安定的な接続を行なうことが出来る。また、接続端子10をプリント基板46に半田付けするに際して、支持板部30a,30bを用いて接続端子10を治具等を用いることなく自立させることも可能であり、半田付けの作業性を向上することも出来る。
さらに、突片22a,22bは、長手金属板18において中央に貫設された貫通孔20内に形成されている。これにより、突片22a,22bを長手金属板18の幅方向の外側に部分的に突出させること無く形成することが出来て、長手金属板18を歩留り良く形成することが出来る。
なお、本実施形態に従う構造とされた接続端子10は、例えば図8に示すように、支持板部30a,30bを用いてプリント基板56のプリント配線50と接続することも出来る。図9に示すように、プリント基板56の表面にはランド58が形成されており、該ランド58がプリント配線50と接続されている。更に、ランド58を挟む両側には一対の挿通孔60,60が貫設されている。挿通孔60は前記スルーホール48とは異なり、プリント配線50に対して電気的に接続することの無い単なる貫通孔とされている。そして、これら挿通孔60,60に接続端子10の挿通部44a,44bが挿し込まれていると共に、支持板部30a,30bがランド58に重ね合わされて半田付けされている。このようにすれば、支持板部30a,30bで回路接続部14を構成して、接続端子10を支持板部30a,30bでプリント配線50と電気的に接続することが出来る。
次に、図10に、本発明の第二の実施形態としての接続端子70を示す。なお、以下の説明において、前記第一の実施形態と同様の構造とされた部材および部位には、図中に前記第一の実施形態と同一の符号を付すことにより、その説明を適宜に省略する。
接続端子70の回路接続部14には、一対の圧接刃部72a,72bが、所定距離を隔てて対向して形成されている。これら圧接刃部72a,72bは、それぞれ、板部32a,32bの長さ方向の端部26a,26bのそれぞれから突出された圧接刃片74a,74bが相互に重ね合わされた二重壁として形成されている。また、圧接刃部72a,72bの対向面において、圧接部36a,36bと反対側の端部には、圧接部36a,36b側に行くに連れて互いの離隔距離が小さくなるテーパ面76,76が形成されている。これにより、後述する単芯線78を、圧接刃部72a,72b間により容易に挿入することが可能とされている。
このような接続端子70は、図11に示すように、単芯線78が配索されて電気回路が構成された絶縁板80に組み付けられる。絶縁板80は、非導電性の合成樹脂で形成されている。絶縁板80には、複数の端子取付部82が一体形成されている。端子取付部82は、絶縁板80から突出する矩形ブロック形状とされており、突出端面に開口するスリット状の差込孔84が形成されている。また、端子取付部82における差込孔84の中央部分には、挿通スリット86が形成されている。なお、図11にも示すように、端子取付部82は、各別に独立して形成しても良いし、複数を連結して一体的に形成しても良い。
このような各端子取付部82の挿通スリット86に、絶縁板80上に配索された単芯線78の端部が挿通されて、単芯線78の端部が差込孔84内に位置される。なお、単芯線78は従来公知のものであり、例えば導電性を有する銅線等の芯線が塩化ビニル樹脂等の絶縁性被膜で被覆されたものである。そして、接続端子70の圧接刃部72a,72bが、端子取付部82の差込孔84に差し込まれる。これにより、差込孔84内に位置された単芯線78の端部が圧接刃部72a,72bの間に差し込まれて、単芯線78の絶縁性被膜が破られると共に、芯線が圧接刃部72a,72b間に圧接される。このようにして、接続端子70が単芯線78と電気的に接続されると共に、圧接部36a,36bを突出した状態で絶縁板80に固定される。これら接続端子70には、前記第一の実施形態と同様に、リレー52のタブ端子54(図7参照)を接続することが可能であり、これにより、リレー52と絶縁板80上の電気回路を構成する単芯線78とを電気的に接続することが出来る。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、接続端子が接続される電気部品はリレーに限定されず、コネクタやヒューズ、その他各種の電気部品が接続可能であることは勿論である。
また、前記実施形態においては、突片22a,22bは、スロット16の対向面となる内周面24a,24bに対して略隙間無く重ね合わされていたが、突片22a,22bと内周面24a,24bとの間に隙間を設けて、突片22a,22bに弾性を付与してリレー52のタブ端子54を弾性をもって挟持する等しても良い。更に、挟持部を、スロットの延出方向の複数箇所に形成する等しても良い。更にまた、スロットの対向面のそれぞれに形成される一対の挟持部の位置を、スロットの延出方向で互いに異ならせる等しても良い。
加えて、前記実施形態の接続端子10,70は、何れも中心線:Lに関して略対称形状を有する長手金属板18を中心線:Lで折り曲げて重ね合わせることにより、圧接部36a,36b側から回路接続部14側に至る全体が二重壁とされていたが、必ずしも全体が二重壁とされている必要は無く、例えば圧接部36a,36b側のみを二重壁として、挿通部44a,44bや圧接刃部72a,72bの回路接続部14側は一枚の金属板で形成する等しても良い。
10:接続端子、14:回路接続部、16:スロット、18:長手金属板、20:貫通孔、22a,b:突片、24a,b:内周面、26a,b:長さ方向の端部、30a,b:支持板部、38a,b:表面(挟持部)、40:上側傾斜面、42:下側傾斜面、44a,b:挿通部、46,56:プリント基板、48:スルーホール、50:プリント配線、52:リレー(電気部品)、54:タブ端子(相手側端子)、58:ランド、70:接続端子、78:単芯線、80:絶縁板

Claims (5)

  1. 一端に回路接続部が設けられている一方、他端にスロットが設けられており、該スロットの両対向面よりそれぞれ突出する一対の挟持部の間で、前記スロットに挿入される相手側端子を圧接する接続端子において、
    前記接続端子に二つの突片が一体形成されていると共に、該二つの突片が折り曲げられて前記スロットの前記両対向面上にそれぞれ重ね合わされることによって、前記一対の挟持部が前記突片の表面で構成されている
    ことを特徴とする接続端子。
  2. 前記接続端子が、中央部分に貫通孔が設けられた長手金属板を前記貫通孔の中間部分で厚さ方向に折り曲げて重ね合わされた二重壁によって構成されており、前記貫通孔の内周面によって前記スロットの前記対向面が構成されている一方、
    前記二つの突片が、前記長手金属板の前記貫通孔の前記中間部分を挟んだ長さ方向両側において前記内周面から内方に向かって突設されており、
    前記二つの突片の一方が前記二重壁の一方の前記貫通孔の内周面から突出して前記二重壁の他方の前記貫通孔の内周面に重ね合わされている一方、前記二つの突片の他方が前記二重壁の他方の前記貫通孔の内周面から突出して前記二重壁の一方の前記貫通孔の内周面に重ね合わされている請求項1に記載の接続端子。
  3. 前記回路接続部が、前記長手金属板の長さ方向両端部が重ね合わされた二重壁によって構成されている
    請求項2に記載の接続端子。
  4. 前記接続端子の前記一端側において、前記スロットの延出方向に直交する両方向に突出する一対の支持板部が設けられている
    請求項1〜3の何れか1項に記載の接続端子。
  5. 前記二つの突片における前記スロットの開放側の端面が、前記スロットの内方に行くに連れて互いに接近する傾斜面とされている
    請求項1〜4の何れか1項に記載の接続端子。
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