JP2012187941A - タイヤ状態取得装置およびタイヤ状態監視システム - Google Patents

タイヤ状態取得装置およびタイヤ状態監視システム Download PDF

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Abstract

【課題】タイヤ状態取得装置のセンサを異物から確実に保護すること。
【解決手段】この発明は、ケース15と、ケース15の空間16内に配置されているセンサユニット8、送信機9と、を備えるタイヤ状態取得装置4からなる。ケース15には、タイヤの空間内とケース15の空間16内とを連通する連通孔41が設けられている。ケース15の空間16内には、ケース15の空間16内を連通孔側の空間46とセンサ側の空間47とに隔てる隔壁44が設けられている。隔壁44には、通気孔45が設けられている。この結果、この発明は、タイヤ状態取得装置のセンサを異物から確実に保護することができる。
【選択図】図6

Description

この発明は、車両に装備されている各タイヤの状態に関する情報を検出して送信するタイヤ状態取得装置に関するものである。また、この発明は、車両に装備されている各タイヤの状態を監視するタイヤ状態監視システムに関するものである。
タイヤ状態取得装置およびタイヤ状態監視システムは、従来からある(たとえば、特許文献1参照)。タイヤ状態取得装置は、センサによりタイヤの状態に関する情報を検出し、送信機によりセンサが検出したタイヤ情報を送信するものである。タイヤ状態監視システムは、監視装置により、タイヤ状態取得装置から送信されたタイヤの状態に関する情報を受信してタイヤの状態を監視するものである。
近年、従来のスペアタイヤに代わって、パンク修理剤を含むパンク修理キッドが車両に搭載される傾向にある。タイヤがパンクした場合には、液体式のパンク修理剤をタイヤ内に注入することにより、タイヤのパンクを応急に修理することができる。このとき、タイヤ内には、液体式のパンク修理剤が注入されているので、車両を走行させると、タイヤが回転してタイヤ内の液体式のパンク修理剤が飛散する。このために、タイヤ状態取得装置およびタイヤ状態監視システムにおいては、タイヤ状態取得装置のセンサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物から保護する必要がある。
特開2008−62730号公報
この発明が解決しようとする課題は、タイヤ状態取得装置およびタイヤ状態監視システムにおいて、タイヤ状態取得装置のセンサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物から確実に保護することにある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、内部に空間が区画されていてタイヤの空間内に配置されるケースと、ケースの空間内に配置されていてタイヤの状態に関する情報を検出するセンサと、ケースの空間内に配置されていてセンサが検出したタイヤ情報を送信する送信機と、を備え、ケースには、タイヤの空間内とケースの空間内とを連通する連通孔が設けられていて、ケースの空間内には、ケースの空間内を少なくとも連通孔側の空間とセンサ側の空間とに隔てる少なくとも1個の隔壁が設けられていて、隔壁には、少なくとも1個の通気孔が設けられている、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、連通孔と通気孔とが垂直方向に対してずれている、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、隔壁が湾曲もしくは屈曲している、ことを特徴とする。
この発明(請求項4にかかる発明)は、通気孔が隔壁のうち垂直方向に対して最下位の箇所以外の箇所に設けられている、ことを特徴とする。
この発明(請求項5にかかる発明)は、連通孔のケースの内面における面積が連通孔のケースの外面における面積よりも大きい、ことを特徴とする。
この発明(請求項6にかかる発明)は、連通孔のケースの内面における面積が連通孔のケースの外面における面積の4倍以上である、ことを特徴とする。
この発明(請求項7にかかる発明)は、通気孔の隔壁のセンサ側の面における面積が通気孔の隔壁の連通孔側の面における面積よりも大きい、ことを特徴とする。
この発明(請求項8にかかる発明)は、通気孔の隔壁のセンサ側の面における面積が通気孔の隔壁の連通孔側の面における面積の4倍以上である、ことを特徴とする。
この発明(請求項9にかかる発明)は、連通孔のケースの内面における面積が連通孔のケースの外面における面積よりも大きく、かつ、通気孔の隔壁のセンサ側の面における面積が通気孔の隔壁の連通孔側の面における面積よりも大きい、ことを特徴とする。
この発明(請求項10にかかる発明)は、連通孔のケースの内面における面積が連通孔のケースの外面における面積の4倍以上であり、かつ、通気孔の隔壁のセンサ側の面における面積が通気孔の隔壁の連通孔側の面における面積の4倍以上である、ことを特徴とする。
この発明(請求項11にかかる発明)は、ケースの外面には、凸部が設けられていて、ケースおよび凸部には、連通孔が設けられている、ことを特徴とする。
この発明(請求項12にかかる発明)は、隔壁が垂直方向に設けられていて、通気孔が隔壁のうち連通孔側に設けられていて、連通孔側の空間のうち連通孔と反対側には、連通孔から連通孔側の空間内に浸入した異物を溜める溜まり部が設けられていて、連通孔および連通孔側の空間とセンサ側の空間およびセンサとが隔壁を挟んでオフセットされている、ことを特徴とする。
この発明(請求項13にかかる発明)は、各タイヤにそれぞれ装備されている前記請求項1〜12のいずれか1項に記載のタイヤ状態取得装置と、車両に装備されていてタイヤ状態取得装置から送信されたタイヤの状態に関する情報を受信して車両に装備されている各タイヤの状態を監視する監視装置と、を備える、ことを特徴とする。
この発明(請求項1にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、少なくとも1個の隔壁によりケースの空間内を少なくとも連通孔側の空間とセンサ側の空間とに隔てる(仕切る、分割する、区画する)ものである。このために、この発明(請求項1にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、タイヤの空間内にある異物がケースの連通孔を通ってケースの空間内に僅かに浸入したとしても、その異物がセンサに到達するには、連通孔側の空間、隔壁の通気孔、センサ側の空間を経る必要がある。このように、この発明(請求項1にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、異物がセンサに到達するのを、連通孔側の空間、隔壁の通気孔、センサ側の空間により、確実に阻止することができ、その結果、センサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物から確実に保護することができる。
しかも、この発明(請求項1にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、ケースの空間内を少なくとも連通孔側の空間とセンサ側の空間とに隔てる少なくとも1個の隔壁が設けられていても、その隔壁には少なくとも1個の通気孔が設けられている。このために、この発明(請求項1にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、ケースの連通孔、連通孔側の空間、隔壁の通気孔を介して、タイヤの空間内とケースの空間内であってセンサ側の空間内とが連通しているので、センサがタイヤの状態に関する情報を正確に検出することができる。
この発明(請求項2にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、ケースの連通孔と隔壁の通気孔とが垂直方向に対してずれているので、異物がケースの連通孔を通ってケースの空間内であって連通孔側の空間に僅かに浸入したとしても、その異物が隔壁の通気孔に到達する行程が長い。このために、この発明(請求項2にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、異物がセンサに到達し難くなり、異物がセンサに付着するのを確実に防止することができ、その結果、センサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
この発明(請求項3にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、隔壁が湾曲もしくは屈曲しているので、連通孔側の空間に僅かに浸入した異物が湾曲もしくは屈曲した隔壁の下位の箇所に溜まる。このために、この発明(請求項3にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、平面の隔壁と比較して、異物が隔壁の通気孔に到達するのを確実に防ぐことができ、異物がセンサに付着するのをさらに確実に防止することができ、その結果、センサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
この発明(請求項4にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、通気孔が隔壁のうち垂直方向に対して最下位の箇所以外の箇所に設けられているので、連通孔側の空間に僅かに浸入した異物を隔壁の最下位の箇所に溜めることができ、異物が隔壁の最下位の箇所より上位の通気孔に到達するのをさらに確実に防ぐことができる。このために、この発明(請求項4にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、異物がセンサに付着するのをさらに確実に防止することができ、その結果、センサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
この発明(請求項5にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、連通孔のケースの内面における面積が連通孔のケースの外面における面積よりも大きいので、毛細管現象により異物がケースの連通孔に入るのを防ぐことができる。このために、この発明(請求項5にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、異物がセンサに付着するのをさらに確実に防止することができ、その結果、センサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
しかも、この発明(請求項5にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、連通孔のケースの内面における面積が連通孔のケースの外面における面積よりも大きいので、異物がケースの連通孔の中で停滞することがない。この結果、この発明(請求項5にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、ケースの連通孔が異物により塞がれるのを防ぐことができるので、タイヤの状態に関する情報を正確に検出することができる。
この発明(請求項6にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、連通孔のケースの内面における面積が連通孔のケースの外面における面積の4倍以上であるから、たとえば、連通孔が円錐形状をなす場合、連通孔のケースの内面における直径が連通孔のケースの外面における直径の2倍以上となることにより、前記の請求項5にかかる発明と同様に、毛細管現象により異物がケースの連通孔に入るのを防ぐことができ、かつ、異物がケースの連通孔の中で停滞するのを防ぐことができる。この結果、この発明(請求項6にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、センサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができ、かつ、タイヤの状態に関する情報を正確に検出することができる。
この発明(請求項7にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、通気孔の隔壁のセンサ側の面における面積が通気孔の隔壁の連通孔側の面における面積よりも大きいので、毛細管現象により異物が隔壁の通気孔に入るのを防ぐことができる。このために、この発明(請求項7にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、異物がセンサに付着するのをさらに確実に防止することができ、その結果、センサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
しかも、この発明(請求項7にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、通気孔の隔壁のセンサ側の面における面積が通気孔の隔壁の連通孔側の面における面積よりも大きいので、異物が隔壁の通気孔の中で停滞することがない。この結果、この発明(請求項7にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、角形の通気孔が異物により塞がれるのを防ぐことができるので、タイヤの状態に関する情報を正確に検出することができる。
この発明(請求項8にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、通気孔の隔壁のセンサ側の面における面積が通気孔の隔壁の連通孔側の面における面積の4倍以上であるから、たとえば、通気孔が円錐形状をなす場合、通気孔の隔壁のセンサ側の面における直径が通気孔の隔壁の連通孔側の面における直径の2倍以上となることにより、前記の請求項7にかかる発明と同様に、毛細管現象により異物が隔壁の通気孔に入るのを防ぐことができ、かつ、異物が隔壁の通気孔の中で停滞するのを防ぐことができる。この結果、この発明(請求項8にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、センサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができ、かつ、タイヤの状態に関する情報を正確に検出することができる。
この発明(請求項9にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、連通孔のケースの内面における面積が連通孔のケースの外面における面積よりも大きく、かつ、通気孔の隔壁のセンサ側の面における面積が通気孔の隔壁の連通孔側の面における面積よりも大きいので、毛細管現象により異物がケースの連通孔かつ隔壁の通気孔に入るのを防ぐことができる。このために、この発明(請求項9にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、異物がセンサに付着するのをさらに確実に防止することができ、その結果、センサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
しかも、この発明(請求項9にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、連通孔のケースの内面における面積が連通孔のケースの外面における面積よりも大きく、かつ、通気孔の隔壁のセンサ側の面における面積が通気孔の隔壁の連通孔側の面における面積よりも大きいので、異物がケースの連通孔の中かつ隔壁の通気孔の中で停滞することがない。この結果、この発明(請求項9にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、ケースの連通孔かつ隔壁の通気孔が異物により塞がれるのを防ぐことができるので、タイヤの状態に関する情報を正確に検出することができる。
この発明(請求項10にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、連通孔のケースの内面における面積が連通孔のケースの外面における面積の4倍以上であるから、たとえば、連通孔が円錐形状をなす場合、連通孔のケースの内面における直径が連通孔のケースの外面における直径の2倍以上となることにより、かつ、通気孔の隔壁のセンサ側の面における面積が通気孔の隔壁の連通孔側の面における面積の4倍以上であるから、たとえば、通気孔が円錐形状をなす場合、通気孔の隔壁のセンサ側の面における直径が通気孔の隔壁の連通孔側の面における直径の2倍以上となることにより、前記の請求項9にかかる発明と同様に、毛細管現象により異物がケースの連通孔かつ隔壁の通気孔に入るのを防ぐことができ、かつ、異物がケースの連通孔の中かつ隔壁の通気孔の中で停滞するのを防ぐことができる。この結果、この発明(請求項10にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、センサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができ、かつ、タイヤの状態に関する情報を正確に検出することができる。
この発明(請求項11にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、ケースの外面には凸部が設けられていて、ケースおよび凸部には連通孔が設けられているので、異物がケースの外面から凸部を乗り越えてケースおよび凸部の連通孔の中に浸入するのを確実に防止することができる。この結果、この発明(請求項11にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、異物がケースおよび凸部の連通孔を通ってケースの空間内であって連通孔側の空間に浸入するのをさらに確実に防止することができ、その結果、センサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
この発明(請求項12にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、連通孔および連通孔側の空間とセンサ側の空間およびセンサとが隔壁を挟んでオフセットされているので、異物が連通孔を通って連通孔側の空間内に浸入したとしても、異物が隔壁の通気孔およびセンサ側の空間を経てセンサに到達するのを確実に防止することができる。この結果、この発明(請求項12にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、センサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
しかも、この発明(請求項12にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、連通孔側の空間のうち連通孔と反対側に溜まり部を設けたので、連通孔を通って連通孔側の空間に僅かに浸入した異物を溜まり部に溜めることができる。その上、この発明(請求項12にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、垂直方向に設けられている隔壁のうち連通孔側に通気孔を設けるので、連通孔を通って溜まり部に溜められた異物が溜まり部と反対側の隔壁の通気孔を通ってセンサ側の空間を経てセンサに到達するのを確実に防止することができる。この結果、この発明(請求項12にかかる発明)のタイヤ状態取得装置は、センサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
この発明(請求項13にかかる発明)のタイヤ状態監視システムは、前記の請求項1〜12のいずれか1項に記載のタイヤ状態取得装置を使用するので、前記の請求項1〜12のいずれか1項に記載のタイヤ状態取得装置と同様の効果、すなわち、センサを液体式のパンク修理剤や水分などの異物から確実に保護することができ、かつ、タイヤの状態に関する情報を正確に検出することができる。
図1は、この発明にかかるタイヤ状態監視システムの実施例1を示す概略構成の模式的な説明図である。 図2は、同じく、タイヤ状態監視システムの監視装置の電気回路を示すブロック図である。 図3は、同じく、タイヤ状態監視システムのタイヤ状態取得装置の電気回路を示すブロック図である。 図4は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例1を示す使用状態の説明図である。 図5は、同じく、タイヤ状態取得装置を示す斜視図である。 図6は、同じく、図5におけるVI−VI線断面図である。 図7は、同じく、要部を示す一部拡大断面図である。 図8は、同じく、隔壁部材を示す斜視図である。 図9は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例2を示す断面図(図6、すなわち、図5におけるVI−VI線断面図に対応する断面図)である。 図10は、同じく、隔壁部材を示す斜視図である。 図11は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例3を示す断面図(図6、すなわち、図5におけるVI−VI線断面図に対応する断面図)である。 図12は、同じく、隔壁部材を示す斜視図である。 図13は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例4を示す断面図(図6、すなわち、図5におけるVI−VI線断面図に対応する断面図)である。 図14は、同じく、隔壁部材を示す斜視図である。 図15は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例5を示す断面図(図6、すなわち、図5におけるVI−VI線断面図に対応する断面図)である。 図16は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例6を示す断面図(図6、すなわち、図5におけるVI−VI線断面図に対応する断面図)である。 図17は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例7を示す断面図(図6、すなわち、図5におけるVI−VI線断面図に対応する断面図)である。 図18は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例8を示す要部の一部拡大断面図である。 図19は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例9を示す要部の一部拡大断面図である。 図20は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例10を示す要部の一部拡大断面図である。 図21は、同じく、隔壁部材を示す斜視図である。 図22は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例11を示す要部の一部拡大断面図である。 図23は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例12を示す要部の一部拡大断面図である。 図24は、同じく、隔壁部材を示す斜視図である。 図25は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例13を示す要部の一部拡大断面図である。 図26は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例14を示す要部の一部拡大断面図である。 図27は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例15を示す要部の一部拡大断面図である。 図28は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例16を示す要部の一部拡大断面図である。 図29は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例17を示す要部の一部拡大断面図である。 図30は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例18を示す要部の一部拡大断面図である。 図31は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例19を示す要部の一部拡大断面図である。 図32は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例20を示す要部の一部拡大断面図である。 図33は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例21を示す要部の一部拡大断面図である。 図34は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例22を示す要部の一部拡大断面図である。 図35は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例23を示す要部の一部拡大断面図である。 図36は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例24を示す要部の一部拡大断面図である。 図37は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例25を示す要部の一部拡大断面図である。 図38は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例26を示す断面図(図6、すなわち、図5におけるVI−VI線断面図に対応する断面図)である。 図39は、同じく、側道が細い隔壁部材と回路ユニットを示す斜視図である。 図40は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例27を示す側道が広い部屋である隔壁部材と回路ユニットの斜視図である。 図41は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例28を示す断面図(図6、すなわち、図5におけるVI−VI線断面図に対応する断面図)である。 図42は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例29を示す断面図(図6、すなわち、図5におけるVI−VI線断面図に対応する断面図)である。
以下、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例のうちの29例およびこの発明にかかるタイヤ状態監視システムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1〜図3は、この発明にかかるタイヤ状態監視システムの実施例1を示す。図4〜図8は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例1を示す。以下、実施例1におけるタイヤ状態監視システムおよび実施例1におけるタイヤ状態取得装置についてそれぞれ説明する。
「タイヤ状態監視システム3の説明」
図1において、符号1は、車両であって、この例では、4輪の普通乗用車である。前記車両1の前後左右には、それぞれ、タイヤ2が装備されている。前記車両1には、実施例1におけるタイヤ状態監視システム3が装備されている。
前記タイヤ状態監視システム3は、図1に示すように、前記各タイヤ2(前記車両1の前後左右にそれぞれ装備されている各タイヤ2)にそれぞれ装備されているタイヤ状態取得装置4と、前記車両1に装備されていて、前記タイヤ状態取得装置4から送信されたタイヤの状態に関する情報を受信して、前記各タイヤ2の状態を監視する監視装置5と、を備える。
「タイヤ状態取得装置4の説明」
前記タイヤ状態取得装置4は、回路ユニット6(図6参照)を備えている。前記タイヤ状態取得装置4の前記回路ユニット6は、図2に示すように、基板7(図6参照)と、前記基板7に設けられているセンサとしてのセンサユニット8および送信機9および処理ユニット10および電源部11およびアンテナ12と、を備える。
前記センサユニット8は、空気圧センサ13と、A/D変換器14と、を備える。前記空気圧センサ13は、ケース15(図6参照)の内部の空間16(図6参照)の空気圧を検出して、圧力信号(空気圧信号、検出信号)を出力する。前記A/D変換器14は、前記空気圧センサ13から出力された圧力信号をデジタル変換して圧力データ(空気圧データ、検出データ)を出力する。
前記処理ユニット10は、中央処理部17と、記憶部18と、を備える。前記中央処理部17は、前記記憶部18の半導体メモリに格納されているプログラムに基づいて動作する。前記中央処理部17は、電力が供給されて駆動すると、前記センサユニット8から送られてくる圧力データを所定時間間隔、たとえば5分毎に、前記送信機9を介して前記監視装置5に空気圧の情報である圧力データを送信するように制御する。前記記憶部18には、前記タイヤ状態取得装置4の固有の識別情報が予め記憶されている。前記中央処理部17は、圧力データと共に前記タイヤ状態取得装置4の固有の識別情報を前記監視装置5に送信するように制御されている。
前記記憶部18は、前記中央処理部17を動作するプログラムが記録されているROMと、たとえばEEPROM等の書き換え可能な不揮発性のメモリと、を備える。前記タイヤ状態取得装置4の固有の識別情報は、前記記憶部18の書き換え不可領域に記憶されている。
前記送信機9は、発振回路19と、変調回路20と、増幅回路21と、を備える。前記発振回路19は、搬送波信号、たとえば315MHz帯の周波数のRF信号を生成する。前記変調回路20は、前記中央処理部17から送られた圧力データと前記タイヤ状態取得装置4の固有の識別情報とを用いて、搬送波信号を変調して送信信号を生成する。変調方式は、振幅偏移変調(ASK)、周波数変調(FM)、周波数偏移変調(FSK)、位相変調(PM)、位相偏移変調(PSK)等の方式を用いることができる。前記増幅回路21は、前記変調回路20で生成された送信信号を増幅し、前記アンテナ12を介して、送信信号を前記監視装置5に無線で送信する。
前記電源部11は、たとえば二次バッテリが用いられ、略半永久的に前記センサユニット8および前記送信機9および前記処理ユニット10に電力を供給する。
「監視装置5の説明」
前記監視装置5は、たとえば、車両1の運転席の位置に配置されていて、ドライバーに前記各タイヤ2の空気圧の情報を報知する。前記監視装置5は、図3に示すように、アンテナ22と、受信部23と、受信バッファ24と、中央処理部25と、記憶部26と、操作部27と、スイッチ28と、表示制御部29と、表示部30と、電源部31と、を備える。
前記アンテナ22は、前記タイヤ状態取得装置4の前記送信機9の送信周波数と同じ周波数に整合され、前記受信部23に接続されている。前記受信部23は、前記タイヤ状態取得装置4の前記送信機9から送信された所定の周波数の送信信号を受信し、復調処理をして圧力データと識別情報のデータを取り出す。このデータは、前記受信バッファ24に出力される。前記受信バッファ24は、前記受信部23から出力された圧力データと識別情報のデータを一時的に格納する。格納された圧力データと識別情報のデータは、前記中央処理部25からの指示に従って、前記中央処理部25に出力される。
前記中央処理部25は、主にCPUで構成され、前記記憶部26に記憶されているプログラムに基づいて動作する。前記中央処理部25は、受信した圧力データと識別情報のデータに基づいて、識別情報毎に前記各タイヤ2の空気圧を監視する。具体的には、圧力データに基づいて、前記各タイヤ2の異常の有無を判定し、判定結果を報知する。前記各タイヤ2の異常の有無を判定するとは、たとえば、空気圧が異常に低くなり、あるいは短時間に急激に低下して、前記各タイヤ2がパンクしているか否かを判定することをいう。
前記中央処理部25は、判定結果を前記表示制御部29に出力し、前記表示制御部29を介して判定結果を前記表示部30に出力させる。前記中央処理部25は、前記操作部27からの情報や前記スイッチ28からの情報に応じて、前記タイヤ状態取得装置4の前記送信機9との間で通信方式等の初期設定を行う。前記操作部27からの情報により、前記中央処理部25において前記各タイヤ2の異常の有無の判定を行うための判定条件を設定することもできる。
前記記憶部26は、前記中央処理部25のCPUを動作するプログラムが記憶されたROMと、EEPROM等の不揮発性メモリとを有する。前記記憶部26には、製造段階で、前記タイヤ状態取得装置4の前記送信機9との間の通信方式のテーブルが記憶されている。前記タイヤ状態取得装置4と前記監視装置5とは、初期段階において、上記通信方式で通信する。通信方式テーブルには、前記タイヤ状態取得装置4のそれぞれの固有の識別情報に対応して、通信プロトコル、転送ビットレート、データフォーマット等の情報が含まれている。これらの情報は、前記操作部27からの入力により自在に設定変更をすることができる。
前記操作部27は、キーボード等の入力デバイスを含み、各種情報や条件を入力するために用いられる。前記スイッチ28は、初期設定の開始を前記中央処理部25に指示するために用いられる。前記表示制御部29は、前記中央処理部25からの判定結果に応じて、前記タイヤ2の前記車両1への装着位置(前記車両1の前後左右)に対応させて前記各タイヤ2の空気圧を前記表示部30に表示させるように制御する。その際、前記表示制御部29は、前記タイヤ2がパンク状態にあるといった判定結果も、前記表示部30に同時に表示させるように制御する。前記電源部31は、前記車両1に搭載されているバッテリ(図示せず)から供給された電力を、前記監視装置5の各部分に適した電圧に制御して電力を供給する。
「タイヤ状態取得装置4の構成の説明」
前記タイヤ2は、図4に示すように、タイヤ本体32と、リム33を有するホイール34と、から構成されている。前記タイヤ2の内部には、前記タイヤ本体32と前記ホイール34の前記リム33とにより区画されている空間35が形成されている。前記ホイール34の前記リム33には、バルブ(タイヤバルブ、バルブステム、TPMSバルブ)36が気密に取り付けられている。前記バルブ36は、前記タイヤ2の前記空間35内と、前記タイヤ2の外部空間との間を貫通している。前記バルブ36は、前記タイヤ2の空気圧調整用のバルブである。前記タイヤの前記空間35内の空気圧を調整する場合には、空気が前記バルブ36を通って前記タイヤ2の前記空間35内に注入される。
前記タイヤ状態取得装置4は、図4、図5に示すように、前記バルブ36の一端に取り付けられている。前記タイヤ状態取得装置4は、前記タイヤ2の前記空間35内に配置されている。前記タイヤ状態取得装置4は、図6に示すように、前記ケース15と、前記回路ユニット6と、を備える。前記回路ユニット6は、前記の図2、図6に示すように、前記基板7と、前記基板7の一面(上面)に設けられている前記センサユニット8および前記送信機9および前記処理ユニット10および前記電源部11および前記アンテナ12と、を備える。前記回路ユニット6の各部品の構成作用は、前記の通りである。
前記ケース15は、中空形状の薄い直方体形状をなす。前記ケース15は、天板部(上板部)37と、底板部(下板部)38と、前後両端板部39、39と、左右両側板部40、40と、から構成されている。前記ケース15の内部には、前記空間16が区画されている。前記空間16内には、前記回路ユニット6が配置されている。前記回路ユニット6の前記基板7の他面(下面)は、前記ケース15の前記底板部38の内面(前記空間16側の面)に固定されている。前記ケース15の前記天板部37の中央部には、前記バルブ36の一端が前記ケース15の短手方向に取り付けられている。
前記ケース15の前記天板部37には、前記タイヤ2の前記空間35内と前記ケース15の前記空間16内とを連通するこの例では小円柱形状の連通孔41が設けられている。前記ケース15の前記空間16内には、隔壁部材42が配置されている。
前記隔壁部材42は、図6、図7、図8に示すように、円筒形状の筒部43と、前記筒部43の内面のほぼ中間に前記筒部43の軸方向に対してほぼ直交する方向に一体に設けられている円板形状の隔壁44と、から構成されている。前記隔壁44の中央には、この例では小円柱形状の通気孔45が設けられている。
前記隔壁部材42の前記筒部43の円環状の両端面は、前記ケース15の前記空間16内であって、前記ケース15の前記天板部37の内面(前記空間16側の面)と、前記基板7の一面とにそれぞれ固定されている。前記隔壁部材42の前記筒部43は、前記ケース15の前記連通孔41と、前記基板7の一面の前記センサユニット8とをそれぞれ覆う。この結果、前記隔壁部材42の前記筒部43および前記隔壁44により、前記ケース15の前記空間16内を前記連通孔41側の空間(連通孔側の空間)46と前記センサユニット8側の空間(センサ側の空間)47とその他の空間48とに隔てる。前記連通孔側の空間46と前記センサ側の空間47とは、上下に形成されている。
「タイヤ状態取得装置4の作用の説明」
この実施例1におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
タイヤ状態取得装置4のケース15内のセンサ側の空間47は、ケース15の連通孔41、ケース15内の連通孔側の空間46、隔壁部材42の隔壁44の通気孔45を経て、タイヤ2の空間35と連通する。このために、タイヤ状態取得装置4の空気圧センサ13は、センサ側の空間47内の空気圧を、タイヤ2の空間35内の空気圧として、検出する。タイヤ状態取得装置4は、検出した圧力データを識別情報のデータと共に監視装置5に送信する。監視装置5は、各タイヤ2の異常の有無の判定を行い、異常がある場合には、その異常を表示部30で表示して、ドライバーに異常を知らせる。
ドライバーなどは、監視装置5の表示部30の異常を知らせる表示により、タイヤ2に異常(たとえば、パンク)が発生したことを知ることができる。これにより、ドライバーなどは、パンク修理キットの修理剤(図示せず)をバルブ36を通してタイヤ2の空間35内に注入して、タイヤ2のパンクを応急に修理することができる。
このとき、タイヤ2の空間35内には、液体式のパンク修理剤が注入されているので、車両1を走行させると、タイヤ2が回転してタイヤ2の空間35内の液体式のパンク修理剤が飛散する。そして、この実施例1におけるタイヤ状態取得装置4は、センサユニット8を液体式のパンク修理剤や水分などの異物から保護することができる。
「タイヤ状態監視システム3の効果およびタイヤ状態取得装置4の効果の説明」
この実施例1におけるタイヤ状態監視システム3およびこの実施例1におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施例1におけるタイヤ状態監視システム3およびこの実施例1におけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材42の隔壁44によりケース15の空間16内を少なくとも連通孔側の空間46とセンサ側の空間47とに隔てるものである。このために、この実施例1におけるタイヤ状態監視システム3およびこの実施例1におけるタイヤ状態取得装置4は、タイヤ2の空間35内にある液体式のパンク修理剤や水分などの異物(図示せず)がケース15の天板部37の連通孔41を通ってケース15の空間16内に僅かに浸入したとしても、その異物がセンサユニット8に到達するには、連通孔側の空間46、隔壁44の通気孔45、センサ側の空間47を経る必要がある。このように、この実施例1におけるタイヤ状態監視システム3およびこの実施例1におけるタイヤ状態取得装置4は、異物がセンサユニット8に到達するのを、連通孔側の空間46、隔壁44の通気孔45、センサ側の空間47により、確実に阻止することができ、その結果、センサユニット8を液体式のパンク修理剤や水分などの異物から確実に保護することができる。
ここで、タイヤ2が回転していて、タイヤ状態取得装置4がタイヤ2のリム33の最上位に位置して(図4参照)、ケース15の連通孔41と隔壁44の通気孔45とが垂直方向に一致する(図6参照)場合がある。この場合においても、連通孔41を通って連通孔側の空間46に浸入する異物は、僅かであるから、異物が連通孔41から隔壁44の通気孔45に直接落下することはない。しかも、連通孔側の空間46の断面積は、連通孔41の断面積と比較して大きいので、連通孔41から連通孔側の空間46に浸入した僅かな異物は、連通孔41を形成する壁面から連通孔側の空間46を形成する壁面に伝わるから、異物が連通孔41から隔壁44の通気孔45に直接落下することはない。このように、この実施例1におけるタイヤ状態監視システム3およびこの実施例1におけるタイヤ状態取得装置4は、センサユニット8を液体式のパンク修理剤や水分などの異物から確実に保護することができる。
ここで、この明細書および別紙の特許請求の範囲に記載の「垂直方向」とは、「重力方向」をいう。連通孔41と通気孔45とが垂直方向に一致するのは、タイヤ状態取得装置4がタイヤ2のリム33の最上位に位置するとき(図4参照)である。
しかも、この実施例1におけるタイヤ状態監視システム3およびこの実施例1におけるタイヤ状態取得装置4は、ケース15の空間16内を少なくとも連通孔側の空間46とセンサ側の空間47とに隔てる隔壁部材42の隔壁44が設けられていても、その隔壁44には通気孔45が設けられている。このために、この実施例1におけるタイヤ状態監視システム3およびこの実施例1におけるタイヤ状態取得装置4は、ケース15の天板部37の連通孔41、連通孔側の空間46、隔壁44の通気孔45を介して、タイヤ2の空間35内とケース15の空間16内であってセンサ側の空間47内とが連通しているので、センサユニット8がタイヤの状態に関する情報を正確に検出することができる。
さらに、この実施例1におけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材42が、円筒形状の筒部43と、中央に通気孔45が設けられている隔壁44と、から構成されていて、かつ、ケース15と別個の部材から構成されているので、ケース15および隔壁部材42の構造がそれぞれ簡単であり、ケース15および隔壁部材42の製造がそれぞれ簡単であり、その分、製造コストを安価に抑えることができる。
図9、図10は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例2を示す。以下、この実施例2におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図8と同符号は、同一のものを示す。
この実施例2におけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材49の構成が前記の実施例1におけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材42の構成と異なる。すなわち、隔壁部材49は、図9、図10に示すように、円筒形状の大筒部50と、同じく円筒形状の小筒部51と、小筒部51の一端面(上端面)に一体に設けられている円板形状の隔壁52と、から構成されている。隔壁52の中央には、この例では小円形状の通気孔53が設けられている。大筒部50の内径は、小筒部51の外径とほぼ同等化もしくは若干大きい。また、小筒部51の高さは、大筒部50の高さのほぼ2分の1である。小筒部51は、大筒部50中に収納されている。
隔壁部材49の大筒部50の一端面(上端面)は、ケース15の天板部37の内面に、隔壁部材49の大筒部50の他端面(下端面)および小筒部51の他端面(下端面)は、基板7の一面に、それぞれ固定されている。隔壁部材49の大筒部50および小筒部51は、ケース15の連通孔41と、基板7の一面のセンサユニット8とをそれぞれ覆う。この結果、隔壁部材49の大筒部50および小筒部51および隔壁52により、ケース15の空間16内を連通孔側の空間46とセンサ側の空間47とその他の空間48とに隔てる。
この実施例2におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
この実施例2において、隔壁部材49の大筒部50を使用せずに小筒部51のみを使用しても良い。すなわち、小筒部51の他端面を基板7の一面に固定して、小筒部51により基板7の一面のセンサユニット8を覆う。この場合においては、ケース15の空間16が連通孔側の空間46とセンサ側の空間47とに隔たれ、その他の空間48はない。
図11、図12は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例3を示す。以下、この実施例3におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図10と同符号は、同一のものを示す。
この実施例3におけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材54は、図11、図12に示すように、円筒形状の筒部55と、筒部55の一端面(上端面)に一体に設けられている円板形状の天板56と、筒部55の内面の中間に一体に設けられている円板形状の隔壁57と、から構成されている。天板56の中央および隔壁57の中央には、この例では小円形状の孔58および通気孔59が設けられている。
隔壁部材54の筒部55の天板56は、ケース15の天板部37の内面に、隔壁部材54の筒部55の他端面(下端面)は、基板7の一面に、それぞれ固定されている。隔壁部材54の筒部55は、基板7の一面のセンサユニット8を覆う。隔壁部材54の天板56の孔58をケース15の連通孔41に合わせる。この結果、隔壁部材54の筒部55および天板56および隔壁57により、ケース15の空間16内を連通孔側の空間46とセンサ側の空間47とその他の空間48とに隔てる。なお、連通孔側の空間46は、隔壁部材54の筒部55内の空間であって天板56と隔壁57との間の空間からなる。
この実施例3におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1、2におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図13、図14は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例4を示す。以下、この実施例4におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図12と同符号は、同一のものを示す。
この実施例4におけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材60は、図13、図14に示すように、円筒形状の大筒部61と、同じく円筒形状の小筒部62と、大筒部61の一端面(上端面)に一体に設けられている円板形状の天板63と、小筒部62の一端面(上端面)に一体に設けられている円板形状の隔壁64と、から構成されている。天板63の中央および隔壁64の中央には、この例では小円形状の孔65および通気孔66が設けられている。大筒部61の内径は、小筒部62の外径とほぼ同等化もしくは若干大きい。また、小筒部62の高さは、大筒部61の高さのほぼ2分の1である。小筒部62は、大筒部61中に収納されている。
隔壁部材60の大筒部61の天板63は、ケース15の天板部37の内面に、隔壁部材60の大筒部61の他端面(下端面)および小筒部62の他端面(下端面)は、基板7の一面に、それぞれ固定されている。隔壁部材60の大筒部61および小筒部62は、基板7の一面のセンサユニット8を覆う。この結果、隔壁部材60の大筒部61および小筒部62および天板63および隔壁64により、ケース15の空間16内を連通孔側の空間46とセンサ側の空間47とその他の空間48とに隔てる。なお、連通孔側の空間46は、隔壁部材60の大筒部61内の空間であって天板63と隔壁64との間の空間からなる。
この実施例4におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜3におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
この実施例4において、前記の実施例2と同様に、隔壁部材60の大筒部61を使用せずに小筒部62のみを使用しても良い。すなわち、小筒部62の他端面を基板7の一面に固定して、小筒部62により基板7の一面のセンサユニット8を覆う。この場合においては、ケース15の空間16が連通孔側の空間46とセンサ側の空間47とに隔たれ、その他の空間48はない。
図15は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例5を示す。以下、この実施例5におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図14と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例1におけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材42は、ケース15と別体の部材から構成されている。これに対して、この実施例5におけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材67は、図15に示すように、ケース15と一体に構成されている。
この実施例5におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜4におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図16は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例6を示す。以下、この実施例6におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図15と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例1におけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材42は、回路ユニット6のセンサユニット8のみを覆うように構成されている。これに対して、この実施例6におけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材68は、図16に示すように、センサユニット8を含む回路ユニット6全体を覆うように構成されている。
この実施例6におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜5におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図17は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例7を示す。以下、この実施例7におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図16と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例1におけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材42は、筒部43と隔壁44とから構成されていて、また、ケース15と別体の部材から構成されていて、さらに、回路ユニット6のセンサユニット8のみを覆うように構成されている。これに対して、この実施例7におけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材69は、図17に示すように、隔壁から構成されていて、また、ケース15と一体に構成されていて、さらに、センサユニット8を含む回路ユニット6全体を覆うように構成されている。
この実施例7におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜6におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図18は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例8を示す。以下、この実施例8におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図17と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例1におけるタイヤ状態取得装置4は、ケース15の連通孔41と隔壁部材42の隔壁44の通気孔45とが垂直方向にほぼ一致する。これに対して、この実施例8におけるタイヤ状態取得装置4は、図18に示すように、ケース15の連通孔41と隔壁部材70の隔壁44の通気孔45とが垂直方向に対してずれている。
この実施例8におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜7におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
特に、この実施例8におけるタイヤ状態取得装置4は、ケース15の連通孔41と隔壁部材70の隔壁44の通気孔45とが垂直方向に対してずれているので、異物がケース15の連通孔41を通ってケース15の空間16内であって連通孔側の空間46に僅かに浸入したとしても、その異物が隔壁部材70の隔壁44の通気孔45に到達する行程が長い。このために、この実施例8におけるタイヤ状態取得装置4は、異物がセンサユニット8に到達し難くなり、異物がセンサユニット8に付着するのを確実に防止することができ、その結果、センサユニット8を液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
図19は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例9を示す。以下、この実施例9におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図18と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例1におけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材42が1個の隔壁44を有し、かつ、ケース15の連通孔41と隔壁部材42の隔壁44の通気孔45とが垂直方向にほぼ一致する。これに対して、この実施例9におけるタイヤ状態取得装置4は、図19に示すように、隔壁部材71がほぼ平行な2個の隔壁44、72を有し、かつ、ケース15の連通孔41と隔壁部材71の2個の隔壁44、72の通気孔45、73とが垂直方向に対してずれている。この実施例9におけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材71に既設の隔壁44に対して隔壁72を平行に新設する。これにより、隔壁部材71の隔壁44と隔壁72との間であって、連通孔側の空間46とセンサ側の空間47との間に中間の空間112が形成されている。新設の隔壁72に通気孔73を、ケース15の連通孔41および隔壁44の通気孔45と、垂直方向にずれるように新設する。隔壁部材71の隔壁44と隔壁72とは、上下逆でも良い。
この実施例9におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜8におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
特に、この実施例9におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔側の空間46とセンサ側の空間47との間に中間の空間112が形成されているので、異物がケース15の連通孔41、連通孔側の空間46、隔壁72の通気孔73、中間の空間112、隔壁44の通気孔45、センサ側の空間47を経てセンサユニット8に到達することをさらに確実に防止することができる。しかも、この実施例9におけるタイヤ状態取得装置4は、ケース15の連通孔41と隔壁72の通気孔73と隔壁44の通気孔45とが垂直方向に対してずれているので、異物がセンサユニット8に到達することをさらに確実に防止することができる。このために、この実施例9におけるタイヤ状態取得装置4は、センサユニット8を液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
図20、図21は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例10を示す。以下、この実施例10におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図19と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例1におけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材42の隔壁44が筒部43に筒部43の軸方向(垂直方向)に対してほぼ直交する方向(水平方向)に一体に設けられていて、連通孔側の空間46とセンサ側の空間47とが上下に形成されている。これに対して、この実施例10におけるタイヤ状態取得装置4は、図20、図21に示すように、隔壁部材74の隔壁75が筒部43の内周面のほぼ中間に筒部43の軸方向(垂直方向)に一体に設けられていて、連通孔側の空間46とセンサ側の空間47とが左右に形成されている。また、この実施例10におけるタイヤ状態取得装置4は、垂直方向の隔壁75の上端のほぼ中間には、通気孔45が、ケース15の連通孔41と垂直方向に対してずれて設けられている。さらに、この実施例10におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔側の空間46の底に異物を溜める溜まり部79を形成する。
この実施例10におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜9におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
特に、この実施例10におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔側の空間46とセンサ側の空間47とが左右に形成されているので、異物がケース15の連通孔41、右側(もしくは左側)の連通孔側の空間46、垂直方向の隔壁75の通気孔45、左側(もしくは右側)のセンサ側の空間47を経てセンサユニット8に到達することをさらに確実に防止することができる。しかも、この実施例10におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔側の空間46の底の溜まり部79に異物が溜まるので、異物が連通孔側の空間46の底の溜まり部79から、垂直方向の隔壁75の通気孔45(溜まり部79より上位に位置する通気孔45)、センサ側の空間47を経てセンサユニット8に到達することをさらに確実に防止することができる。その上、この実施例10におけるタイヤ状態取得装置4は、ケース15の連通孔41と隔壁75の通気孔45とが垂直方向に対してずれているので、異物がセンサユニット8に到達することをさらに確実に防止することができる。このために、この実施例10におけるタイヤ状態取得装置4は、センサユニット8を液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
図22は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例11を示す。以下、この実施例11におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図21と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例10におけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材74の垂直方向の隔壁75の上端のほぼ中間に通気孔45を設ける。これに対して、この実施例11におけるタイヤ状態取得装置4は、図22に示すように、隔壁部材76の垂直方向の隔壁75の上端部に通気孔45を設ける。
この実施例11におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜10におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図23、図24は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例12を示す。以下、この実施例12におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図22と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例10、11におけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材74、76の隔壁75が筒部43に筒部43の軸方向(垂直方向)に一体に設けられている。これに対して、この実施例12におけるタイヤ状態取得装置4は、図23、図24に示すように、隔壁部材77の隔壁78が筒部43の内周面の上端から上端部にかけて筒部43の軸方向(垂直方向)に対して傾斜して一体に設けられている。また、この実施例12におけるタイヤ状態取得装置4は、傾斜している隔壁78の下位の箇所に異物を溜める溜まり部79を形成する。さらに、この実施例12におけるタイヤ状態取得装置4は、ケース15の連通孔41を溜まり部79と垂直方向に対応させて設け、かつ、通気孔45を傾斜している隔壁78の上位の箇所に設ける。
この実施例12におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜11におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図25は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例13を示す。以下、この実施例13におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図24と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例1におけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材42の隔壁44が平板から構成されている。これに対して、この実施例13におけるタイヤ状態取得装置4は、図25に示すように、隔壁部材80の隔壁81が曲板から構成されている。曲板の隔壁81は、左側(もしくは右側)が高く右側(もしくは左側)が低い断面波形状をなす。隔壁81の右側の下位の箇所に溜まり部79を形成する。また、この実施例13におけるタイヤ状態取得装置4は、ケース15の連通孔41を溜まり部79と垂直方向に対応させて設け、かつ、通気孔45を曲板の隔壁81の左側の上位の箇所に設ける。
この実施例13におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜12におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図26は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例14を示す。以下、この実施例14におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図25と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例13におけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材80の曲板の隔壁81は、左側が高く右側が低い断面波形状をなす。これに対して、この実施例14におけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材82の曲板の隔壁83は、図26に示すように、左右両側が高く中央が低い断面波形状をなす。隔壁83の中央の下位の箇所に溜まり部79を形成する。また、この実施例14におけるタイヤ状態取得装置4は、ケース15の連通孔41を溜まり部79と垂直方向に対応させて設け、かつ、2個の通気孔45を曲板の隔壁83の左右両側の上位の箇所に設ける。
この実施例14におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜13におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図27は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例15を示す。以下、この実施例15におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図26と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例14におけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材82の曲板の隔壁83は、左右両側が高く中央が低い断面波形状をなす。これに対して、この実施例15におけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材84の曲板の隔壁85は、図27に示すように、中央が高く左右両側が低い断面波形状をなす。隔壁85の左右両側の下位の箇所に2個の溜まり部79をそれぞれ形成する。また、この実施例15におけるタイヤ状態取得装置4は、ケース15の連通孔41を2個の溜まり部79のうち1個この例では右側の溜まり部79と垂直方向に対応させて設け、かつ、通気孔45を曲板の隔壁85の中央の上位の箇所に設ける。
この実施例15におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜14におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図28は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例16を示す。以下、この実施例16におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図27と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例12におけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材77の隔壁78が平板から構成されている。これに対して、この実施例16におけるタイヤ状態取得装置4は、図28に示すように、隔壁部材86の隔壁87が曲板から構成されている。曲板の隔壁87は、左側(もしくは右側)から高く右側(もしくは左側)にかけて下り勾配に傾斜していて、かつ、左側(もしくは右側)が高く右側(もしくは左側)が低い断面波形状をなす。隔壁87の右側の下位の箇所に溜まり部79を形成する。また、この実施例16におけるタイヤ状態取得装置4は、ケース15の連通孔41を溜まり部79と垂直方向に対応させて設け、かつ、通気孔45を曲板の隔壁87の左側の上位の箇所に設ける。
この実施例16におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜15におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図29は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例17を示す。以下、この実施例17におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図28と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例10、11におけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材74、76の垂直の隔壁75が平板から構成されている。これに対して、この実施例17におけるタイヤ状態取得装置4は、図29に示すように、隔壁部材88の隔壁89が曲板から構成されている。曲板の隔壁89は、左側上部(もしくは右側上部)から中央中間部にかけてほぼ4分の1の円弧形状に傾斜していて、かつ、中央中間部から中央下部にかけて垂直の平板形状をなす。また、この実施例17におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔側の空間46とセンサ側の空間47とが左右に形成されている。さらに、この実施例17におけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁89の上部には、通気孔45が、ケース15の連通孔41と垂直方向に対してずれて設けられている。さらに、この実施例17におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔側の空間46の底に異物を溜める溜まり部79を形成する。
この実施例17におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜16におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図30は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例18を示す。以下、この実施例18におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図29と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例1におけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材42の平板の隔壁44が水平に設けられている。また、前記の実施例10、11におけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材74、76の平板の隔壁75が垂直に設けられている。これに対して、この実施例18におけるタイヤ状態取得装置4は、図30に示すように、隔壁部材90の平板の隔壁91が、筒部43の内周面の左側(もしくは右側)の中間から中央にかけて水平に設けられていて、かつ、中央から下方にかけて垂直に設けられている。また、この実施例18におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔側の空間46が左側(もしくは右側)の上半分から右側(もしくは左側)全部にかけて形成されていて、かつ、センサ側の空間47が左側(もしくは右側)の下半分に形成されている。さらに、この実施例18におけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁91の水平平板には、通気孔45が、ケース15の連通孔41と垂直方向に対してずれて設けられている。さらに、この実施例18におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔側の空間46の底に異物を溜める溜まり部79を形成する。
この実施例18におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜17におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図31は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例19を示す。以下、この実施例19におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図30と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例18おけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材90の平板の隔壁91が、筒部43の内周面の左側(もしくは右側)の中間から中央にかけて水平に設けられていて、かつ、中央から下方にかけて垂直に設けられている。これに対して、この実施例19におけるタイヤ状態取得装置4は、図31に示すように、隔壁部材92の平板の隔壁93が二段の水平平板と二段の垂直平板とから構成されている。すなわち、筒部43の内周面の左側(もしくは右側)の下端部から右側(もしくは左側)に水平平板が設けられていて、水平平板の右端(もしくは左端)から上側に垂直平板が設けられていて、垂直平板の上端から右側(もしくは左側)に水平平板が設けられていて、水平平板の右端(もしくは左端)から下側に垂直平板が設けられている。また、この実施例19におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔側の空間46が左側(もしくは右側)の上半分から右側(もしくは左側)全部にかけて形成されていて、かつ、センサ側の空間47が左側(もしくは右側)の下半分に形成されている。さらに、この実施例19におけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁93の二段の水平平板に挟まれている垂直平板には、通気孔45が、ケース15の連通孔41と垂直方向に対してずれて設けられている。さらに、この実施例19におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔側の空間46の底に異物を溜める溜まり部79を形成する。
この実施例19におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜18におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図32は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例20を示す。以下、この実施例20におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図31と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例19おけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材92の平板の隔壁93が、二段の水平平板と二段の垂直平板とから構成されている。これに対して、この実施例20におけるタイヤ状態取得装置4は、図32に示すように、隔壁部材94の平板の隔壁95が三段の水平平板と三段の垂直平板とから構成されていて、連通孔側の空間46およびセンサ側の空間47が迷路形状に形成されている。中間の水平平板に通気孔45を設ける。
この実施例20におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜19におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
特に、この実施例20におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔側の空間46およびセンサ側の空間47が迷路形状に形成されているので、異物がケース15の連通孔41、迷路形状の連通孔側の空間46、隔壁95の通気孔45、迷路形状のセンサ側の空間47を経てセンサユニット8に到達することをさらに確実に防止することができる。このために、この実施例20におけるタイヤ状態取得装置4は、センサユニット8を液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
図33は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例21を示す。以下、この実施例21におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図32と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例20おけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材94の平板の隔壁95が、三段の水平平板と三段の垂直平板とから構成されていて、中間の水平平板に通気孔45が設けられている。これに対して、この実施例21におけるタイヤ状態取得装置4は、図33に示すように、隔壁部材96の平板の隔壁97が二段の水平平板と三段の垂直平板とから構成されていて、連通孔側の空間46およびセンサ側の空間47が迷路形状に形成されている。左側(もしくは右側)の垂直平板の下端と中間の垂直平板の上端との間に通気孔45を設ける。
この実施例21におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜20におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図34は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例22を示す。以下、この実施例22におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図33と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例1おけるタイヤ状態取得装置4は、ケース15に小円柱形状の連通孔41を設ける。これに対して、この実施例22におけるタイヤ状態取得装置4は、図34に示すように、ケース15に小円錐形状の連通孔98を設ける。連通孔98のケース15の内面における面積S2は、連通孔98のケース15の外面における面積S1よりも大きい。たとえば、連通孔98のケース15の内面における面積S2は、連通孔98のケース15の外面における面積S1の4倍以上である。すなわち、連通孔98のケース15の内面における直径は、連通孔98のケース15の外面における直径の2倍以上である。なお、連通孔98のケース15の外面における面積S1は、たとえば、約0.4mm 2 以下である。また、連通孔98のケース15の外面における直径は、たとえば、約0.7mm以下である。
この実施例22におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜21におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
特に、この実施例22におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔98のケース15の内面における面積S2は、連通孔98のケース15の外面における面積S1よりも大きいので、異物が毛細管現象で連通孔98に浸入するのを確実に防止することができ、センサユニット8を異物からさらに確実に保護することができる。しかも、この実施例22におけるタイヤ状態取得装置4は、異物がケース15の連通孔98の中で停滞することがないので、ケース15の連通孔98が異物により塞がれるのを防ぐことができ、タイヤの状態に関する情報を正確に検出することができる。
図35は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例23を示す。以下、この実施例23におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図34と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例22おけるタイヤ状態取得装置4は、ケース15に小円錐形状の連通孔98を設ける。これに対して、この実施例23におけるタイヤ状態取得装置4は、図35に示すように、隔壁44に小円錐形状の通気孔99を設ける。通気孔99の隔壁44のセンサユニット8側の面における面積S4は、通気孔99の隔壁44の連通孔41側の面における面積S3よりも大きい。たとえば、通気孔99の隔壁44のセンサユニット8側の面における面積S4は、通気孔99の隔壁44の連通孔41側の面における面積S3の4倍以上である。すなわち、通気孔99の隔壁44のセンサユニット8側の面における直径は、通気孔99の隔壁44の連通孔41側の面における直径の2倍以上である。なお、通気孔99の隔壁44の連通孔41側の面における面積S3は、たとえば、約0.4mm 2 以下である。また、通気孔99の隔壁44の連通孔41側の面における直径は、たとえば、約0.7mm以下である。
この実施例23におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜22におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図36は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例24を示す。以下、この実施例24におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図35と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例22おけるタイヤ状態取得装置4は、ケース15に小円錐形状の連通孔98を設ける。また、前記の実施例23おけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁44に小円錐形状の通気孔99を設ける。これに対して、この実施例24におけるタイヤ状態取得装置4は、図36に示すように、ケース15に小円錐形状の連通孔98を設け、かつ、隔壁44に小円錐形状の通気孔99を設ける。
この実施例24におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜23におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図37は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例25を示す。以下、この実施例25におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図36と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例1おけるタイヤ状態取得装置4は、ケース15に連通孔41を設ける。これに対して、この実施例25におけるタイヤ状態取得装置4は、図37に示すように、ケース15の外面に凸部100を設ける。凸部100の高さT1は、約1mm以上である。ケース15および凸部100に小円錐形状の連通孔101を設ける。
この実施例25におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜24におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
特に、この実施例25におけるタイヤ状態取得装置4は、異物がケース15の外面から凸部100を乗り越えてケース15および凸部100の連通孔101の中に浸入するのを確実に防止することができる。この結果、この実施例25におけるタイヤ状態取得装置4は、異物がケース15および凸部100の連通孔101を通ってケース15の空間内であって連通孔側の空間46に浸入するのをさらに確実に防止することができ、その結果、センサユニット8を液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
図38、図39は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例26を示す。以下、この実施例26におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図37と同符号は、同一のものを示す。
この実施例26おけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材102は、図38、図39に示すように、本体部103と、細い側道部104と、から構成されている。隔壁部材102は、一面(下面)が開口し、かつ、その他の五面(上面、前面、後面、左面、右面)が閉塞した中空形状をなす。本体部103の上面部にケース15の小円推形状の連通孔98に連通する孔105が設けられている。本体部103と側道部104との間には、隔壁106が垂直方向に設けられている。隔壁106のうち連通孔98および孔105側(上側)には、通気孔45が設けられている。隔壁106を境とする本体部103の空間が連通側の空間46であり、側道部104の空間がセンサ側の空間47である。連通孔側の空間46のうち連通孔98および孔105と反対側(下側)には、連通孔98および孔105から連通孔側の空間46内に浸入した異物を溜める溜まり部79が設けられている。連通孔98および孔105および連通孔側の空間46と、センサ側の空間47およびセンサユニット8とが、隔壁106を挟んで左右にオフセットされている。
この実施例26におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜25におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
特に、この実施例26におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔98および孔105および連通孔側の空間46とセンサ側の空間47およびセンサユニット8とが隔壁106を挟んで左右にオフセットされているので、異物が連通孔98および孔105を通って連通孔側の空間46内に浸入したとしても、異物が隔壁106の通気孔45およびセンサ側の空間47を経てセンサユニット8に到達するのを確実に防止することができる。この結果、この実施例26におけるタイヤ状態取得装置4は、センサユニット8を液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
しかも、この実施例26におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔側の空間46のうち連通孔98および孔105と反対側(下側)に溜まり部79を設けたので、連通孔98および孔105を通って連通孔側の空間46に僅かに浸入した異物を溜まり部79に溜めることができる。その上、この実施例26におけるタイヤ状態取得装置4は、垂直方向に設けられている隔壁106のうち連通孔98および孔105側(上側)に通気孔45を設けるので、連通孔98および孔105を通って溜まり部79に溜められた異物が溜まり部79と反対側の隔壁106の通気孔45を通ってセンサ側の空間47を経てセンサユニット8に到達するのを確実に防止することができる。この結果、この実施例26におけるタイヤ状態取得装置4は、センサユニット8を液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
図40は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例27を示す。以下、この実施例27におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図39と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例26おけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材102が本体部103と細い側道部104とから構成されている。これに対して、この実施例27おけるタイヤ状態取得装置4の隔壁部材107が本体部103と広い部屋の側道部108とから構成されている。
この実施例27におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜26におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
図41は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例28を示す。以下、この実施例28におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図40と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例26、27おけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材102の本体部103と側道部104、108との間に1枚の隔壁106を垂直に設ける。これに対して、この実施例28おけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材109の本体部103と側道部104、108との間に2枚の隔壁106、110を垂直に設ける。2枚の隔壁106、110に通気孔45、111を設ける。2枚の隔壁106、110の間に中間の空間112を形成する。
この実施例28におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜27におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
特に、この実施例28におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔側の空間46とセンサ側の空間47との間にすなわち2枚の垂直な隔壁110と106との間に中間の空間112が形成されているので、異物がケース15の連通孔98、本体部103の孔105、連通孔側の空間46、隔壁110の通気孔111、中間の空間112、隔壁106の通気孔45、センサ側の空間47を経てセンサユニット8に到達することをさらに確実に防止することができる。しかも、この実施例28におけるタイヤ状態取得装置4は、連通孔側の空間46、中間の空間112、センサ側の空間47が2枚の垂直な隔壁106、110により区画されているので、異物がセンサユニット8に到達することをさらに確実に防止することができる。このために、この実施例28におけるタイヤ状態取得装置4は、センサユニット8を液体式のパンク修理剤や水分などの異物からさらに確実に保護することができる。
図42は、この発明にかかるタイヤ状態取得装置の実施例29を示す。以下、この実施例29におけるタイヤ状態取得装置について説明する。図中、図1〜図41と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施例26、27おけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材102の本体部103と側道部104、108との間に隔壁106を垂直に設け、隔壁106の上部に通気孔45を設ける。これに対して、この実施例29おけるタイヤ状態取得装置4は、隔壁部材113の本体部103と側道部104、108との間の隔壁106の下部に通気孔45を設ける。側道部104、108の下部に遮蔽壁114を通気孔45に対抗して設ける。
この実施例29におけるタイヤ状態取得装置4は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1〜28におけるタイヤ状態取得装置4とほぼ同等の作用効果を達成することができる。
「実施例1〜29以外の例の説明」
なお、前記の実施例1〜29においては、タイヤ2の空間35内の空気の圧力をタイヤの情報に関する情報として検出するものである。ところが、この発明においては、タイヤの情報として、タイヤ2の空間35内の空気の圧力以外に、タイヤ2の空間35内の空気の温度、タイヤ2の歪、車輪の加速度、などであっても良い。
また、前記の実施例1〜29においては、タイヤ状態取得装置4がバルブ36に固定されているものである。ところが、この発明においては、タイヤ状態取得装置4をバルブ36に固定しなくても良い。たとえば、タイヤ状態取得装置4を、タイヤ2のリム33に直接固定しても良いし、タイヤ2のタイヤ本体32に直接固定しても良い。
さらに、前記の実施例1〜29においては、隔壁部材がセンサユニット8全体を覆うものである。ところが、この発明においては、センサの検出部、たとえば、空気圧センサ13のダイヤフラムのみを隔壁部材で覆うようにしても良い。
さらにまた、前記の実施例1〜29においては、連通孔41、98、101および通気孔45、99の断面形状が円形である。ところが、この発明においては、連通孔41、98、101および通気孔45、99の断面形状を円形以外の形状たとえば三角形、多角形、楕円形、長円形などの形状であっても良い。
さらにまた、前記の実施例1〜29においては、連通孔41、98、101をケース15の天板部37に、回路ユニット6をケース15の底板部38に、それぞれ設けるものである。ところが、この発明においては、連通孔41、98、101を、ケース15の天板部37以外、すなわち、ケース15の底板部37、前後両端板部39、39、左右両側板部40、40に設けても良いし、回路ユニット6を、ケース15の底板部38以外、すなわち、ケース15の天板部38、前後両端板部39、39、左右両側板部40、40に設けても良い。
さらにまた、前記の実施例1〜29においては、タイヤ状態取得装置4をバルブ36の一端に取り付けているものである。ところが、この発明においては、タイヤ状態取得装置4をタイヤ2に既に装備されているバルブ36の一端に後付で取り付けるようにしても良い。
1 車両
2 タイヤ
3 タイヤ状態監視システム
4 タイヤ状態取得装置
5 監視装置
6 回路ユニット
7 基板
8 センサユニット(センサ)
9 送信機
10 処理ユニット
11 電源部
12 アンテナ
13 空気圧センサ
14 A/D変換器
15 ケース
16 空間
17 中央処理部
18 記憶部
19 発振回路
20 変調回路
21 増幅回路
22 アンテナ
23 受信部
24 受信バッファ
25 中央処理部
26 記憶部
27 操作部
28 スイッチ
29 表示制御部
30 表示部
31 電源部
32 タイヤ本体
33 リム
34 ホイール
35 空間
36 バルブ
37 天板部
38 底板部
39、39 前後両端板部
40、40 左右両側板部
41 連通孔
42 隔壁部材
43 筒部
44 隔壁
45 通気孔
46 連通孔側の空間
47 センサ側の空間
48 その他の空間
49 隔壁部材
50 大筒部
51 小筒部
52 隔壁
53 通気孔
54 隔壁部材
55 筒部
56 天板
57 隔壁
58 孔
59 通気孔
60 隔壁部材
61 大筒部
62 小筒部
63 天板
64 隔壁
65 孔
66 通気孔
67 隔壁部材
68 隔壁部材
69 隔壁部材
70 隔壁部材
71 隔壁部材
72 隔壁
73 通気孔
74 隔壁部材
75 隔壁
76 隔壁部材
77 隔壁部材
78 隔壁
79 溜まり部
80 隔壁部材
81 隔壁
82 隔壁部材
83 隔壁
84 隔壁部材
85 隔壁
86 隔壁部材
87 隔壁
88 隔壁部材
89 隔壁
90 隔壁部材
91 隔壁
92 隔壁部材
93 隔壁
94 隔壁部材
95 隔壁
96 隔壁部材
97 隔壁
98 連通孔
99 通気孔
100 凸部
101 連通孔
102 隔壁部材
103 本体部
104 側道部
105 孔
106 隔壁
107 隔壁部材
108 側道部
109 隔壁部材
110 隔壁
111 通気孔
112 中間の空間
113 隔壁部材
114 遮蔽壁
S1 連通孔のケースの外面における面積
S2 連通孔のケースの内面における面積
S3 通気孔の隔壁の連通孔側の面における面積
S4 連通孔の隔壁のセンサ側の面における面積

Claims (13)

  1. タイヤの状態に関する情報を検出して送信するタイヤ状態取得装置において、
    内部に空間が区画されていて、タイヤの空間内に配置されるケースと、
    前記ケースの空間内に配置されていて、タイヤの状態に関する情報を検出するセンサと、
    前記ケースの空間内に配置されていて、前記センサが検出したタイヤ情報を送信する送信機と、
    を備え、
    前記ケースには、前記タイヤの空間内と前記ケースの空間内とを連通する連通孔が設けられていて、
    前記ケースの空間内には、前記ケースの空間内を少なくとも前記連通孔側の空間と前記センサ側の空間とに隔てる少なくとも1個の隔壁が設けられていて、
    前記隔壁には、少なくとも1個の通気孔が設けられている、
    ことを特徴とするタイヤ状態取得装置。
  2. 前記連通孔と前記通気孔とは、垂直方向に対してずれている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ状態取得装置。
  3. 前記隔壁は、湾曲もしくは屈曲している、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ状態取得装置。
  4. 前記通気孔は、前記隔壁のうち、垂直方向に対して最下位の箇所以外の箇所に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のタイヤ状態取得装置。
  5. 前記連通孔の前記ケースの内面における面積は、前記連通孔の前記ケースの外面における面積よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のタイヤ状態取得装置。
  6. 前記連通孔の前記ケースの内面における面積は、前記連通孔の前記ケースの外面における面積の4倍以上である、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のタイヤ状態取得装置。
  7. 前記通気孔の前記隔壁の前記センサ側の面における面積は、前記通気孔の前記隔壁の前記連通孔側の面における面積よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のタイヤ状態取得装置。
  8. 前記通気孔の前記隔壁の前記センサ側の面における面積は、前記通気孔の前記隔壁の前記連通孔側の面における面積の4倍以上である、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のタイヤ状態取得装置。
  9. 前記連通孔の前記ケースの内面における面積は、前記連通孔の前記ケースの外面における面積よりも大きく、
    前記通気孔の前記隔壁の前記センサ側の面における面積は、前記通気孔の前記隔壁の前記連通孔側の面における面積よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のタイヤ状態取得装置。
  10. 前記連通孔の前記ケースの内面における面積は、前記連通孔の前記ケースの外面における面積の4倍以上であり、
    前記通気孔の前記隔壁の前記センサ側の面における面積は、前記通気孔の前記隔壁の前記連通孔側の面における面積の4倍以上である、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のタイヤ状態取得装置。
  11. 前記ケースの外面には、凸部が設けられていて、
    前記ケースおよび前記凸部には、前記連通孔が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のタイヤ状態取得装置。
  12. 前記隔壁は、垂直方向に設けられていて、
    前記通気孔は、前記隔壁のうち前記連通孔側に設けられていて、
    前記連通孔側の空間のうち前記連通孔と反対側には、前記連通孔から前記連通孔側の空間内に浸入した異物を溜める溜まり部が設けられていて、
    前記連通孔および前記連通孔側の空間と、前記センサ側の空間および前記センサとは、前記隔壁を挟んでオフセットされている、
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のタイヤ状態取得装置。
  13. タイヤの状態を監視するタイヤ状態監視システムにおいて、
    各タイヤにそれぞれ装備されている前記請求項1〜12のいずれか1項に記載のタイヤ状態取得装置と、
    車両に装備されていて、前記タイヤ状態取得装置から送信されたタイヤの状態に関する情報を受信して、車両に装備されている各タイヤの状態を監視する監視装置と、
    を備える、
    ことを特徴とするタイヤ状態監視システム。
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