JP2012187588A - スポット溶接用電極検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで、且つ、生産ラインの稼働率を下げずに電極先端径及び電極長さの測定を正確に行うことができ、特に電極間が狭い溶接ガンを使用する場合に有用なスポット溶接用電極検査装置を提供する。
【解決手段】電極10先端を撮影するカメラ9が検査装置本体1aに配設されている。検査装置本体1aは、電極10先端を固定する固定用孔2aが形成された電極固定プレート2と、固定用孔2aに挿入された電極10先端から離間して電極10先端面に対して傾斜配置された第1ミラー6と、電極固定プレート2の反第1ミラー6側側方に電極10側面に対して傾斜配置された第2ミラー8とを備える。カメラ9は、第1ミラー6に反射して映し出された電極10先端を正面から撮影する方向と第2ミラー8に反射して映し出された電極10側面を側方から撮影する方向とに切り替えられるように検査装置本体1aに回動可能に取り付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、自動車生産ラインにおいて使用するスポット溶接用の電極検査装置に関する。
従来より、自動車生産ラインでは、溶接ガンの先端に装着保持した電極を鋼板に押し付けて加圧し、通電することにより鋼板を抵抗発熱させて溶接するスポット溶接が用いられている。スポット溶接は、通電時の電流値、通電時間、加圧力及び電極の状態を適切に管理することにより品質を安定させることができる。この中で、電極の先端は、真円で、且つ、不要物が付着していない状態であれば最も溶接の品質を安定させることができるが、溶接を所定回数行うと摩耗して真円でなくなったり、あるいは、酸化被膜等が付着して状態が悪化し、その状態のまま続けて溶接を行うと溶接部の品質が安定しなくなる。したがって、悪化した電極先端を適切な状態に研磨する必要があり、その研磨状態を適切に管理する必要がある。例えば、特許文献1では、溶接ガンの先端に電極を装着保持した状態で、周期的に電極を溶接ガンの側方からカメラで撮影し、撮影した画像を用いて電極先端径や電極長さを算出したり、電極先端の状態等を確認して、正常な状態の電極であるか否かを比較判定し、電極の研磨状態を管理している。
特開2009−160656号公報(段落0028欄、図1)
ところで、電極は、摩耗により先端形状が楕円状となると溶接の品質が安定しなくなるので、少なくとも2方向において先端径を測定し、正常な状態(真円)であるか否かを比較判定する必要がある。
また、電極の高温化を防ぐために、電極内部には、当該電極を溶接ガンに取り付けた状態で冷却水が満たされる空間が設けられているが、電極を研磨し過ぎると上記空間と外部との間で貫通して水漏れが発生してしまうので、電極長さを管理して周期的に電極を交換する必要がある。
しかし、特許文献1では、電極を溶接ガンの側方からカメラで撮影するので、電極先端径と電極長さとを正確に把握しようとすると、溶接ガンの姿勢を変更しながら複数回撮影するか、若しくはカメラの位置を変更しながら複数回撮影しなければならず、検査に多くの時間を費やしてしまい、生産ラインの稼働率を下げてしまうこととなる。
これを回避するために、電極先端側からカメラで撮影することや複数のカメラで同時に多方向から撮影することが考えられる。しかし、前者の場合、スポット溶接の多くは一対の電極により鋼板を挟みこんで溶接する方式であって電極間が狭いので、電極先端側にカメラを配置して撮影しようとすると電極検査装置自体が大きくなってしまい、電極間が比較的広い溶接ガンでしか使用できず、汎用性に乏しくなってしまう。また、後者の場合、カメラの台数が無駄に増えるのでコストが嵩んでしまう。
さらに、電極は研磨をすると全長が短くなるので、特許文献1の如き測定方法では、電極を研磨するたびにカメラから電極先端までの距離が変化してしまうこととなり、測定値がばらついてしまう可能性がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、低コストで、且つ、生産ラインの稼働率を下げずに電極先端径及び電極長さの測定を正確に行うことができ、特に電極間が狭い溶接ガンを使用する場合に有用なスポット溶接用電極検査装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、測定基準部に電極を固定した状態で、1つのカメラを検査装置本体に対して回動させて、2つのミラーにそれぞれ反射させた電極の先端面及び側面を撮影するようにしたことを特徴とする。
具体的には、本発明は、溶接ガンに装着保持されたスポット溶接用電極を撮影するカメラが配置された検査装置本体と、上記カメラで撮影した電極の画像を処理する演算部及び該演算部での処理結果と予め設定された設定値とを比較して電極の状態を判定する判定部を有する制御部とを備えたスポット溶接用電極検査装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、上記検査装置本体は、上記電極の先端側を挿入して当該電極を固定する固定用孔が形成された測定基準部と、上記固定用孔に挿入された電極先端から離間して該電極先端面に対して傾斜配置された第1ミラーと、上記測定基準部の反第1ミラー側側方に上記電極側面に対して傾斜配置された第2ミラーとを備え、上記カメラは、上記第1ミラーの側方で、且つ、上記第2ミラーに対応する位置において、上記第1ミラーに反射して映し出された電極先端を正面から撮影する方向と上記第2ミラーに反射して映し出された電極側面を側方から撮影する方向とに切り替えられるように上記検査装置本体に回動可能に取り付けられていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記電極は、上記第1ミラーの両側に対峙するように一対設けられ、上記第1ミラーは、板状をなすとともに各電極先端を映し出す鏡面を両面に有し、上記第2ミラーは、上記各電極に対応するように上記第1ミラーを挟んで点対称に一対設けられ、上記カメラは、上記第1ミラーの両側方に一対配設され、それぞれが上記各第2ミラーに対応していることを特徴とする。
第3の発明では、第1の発明において、上記電極は、上記第1ミラーの両側に対峙するように一対設けられ、上記第1ミラーは、板状をなすとともに電極先端を映し出す鏡面を片面に有して上記検査装置本体に回動可能に取り付けられ、上記第2ミラーは、各電極に対応する位置で、且つ、上記カメラの両側に一対設けられ、上記カメラは、撮影方向を上記第1ミラーに向けた状態で当該第1ミラーを回動させることによって第1ミラーに映し出される電極を切り替えて各々の電極先端を正面から撮影し、且つ、撮影方向を上記各第2ミラーのそれぞれに向くように切り替えて、上記各電極側面を側方から撮影するように構成されていることを特徴とする。
第4の発明では、第1から第3のいずれか1つに記載の発明において、上記カメラはサーボモータ制御により回動することを特徴とする。
第5の発明では、第1から第4のいずれか1つに記載の発明において、上記カメラの周縁には照明用光源が配設され、上記検査装置本体には、上記固定用孔を塞ぐように保護カバーが設けられ、該保護カバーには、上記第1ミラーで反射した上記証明用光源の光を上記カメラの撮影範囲外に反射させる湾曲部が設けられていることを特徴とする。
第6の発明では、第5の発明において、上記検査装置本体には、上記検査装置本体には、上記照明用光源から発せられて直接上記電極先端に向かう光を遮る遮蔽板が上記照明用光源と上記電極との間に位置するように設けられていることを特徴とする。
第7の発明では、第1から第6のいずれか1つに記載の発明において、上記検査装置本体には、上記電極が固定用孔に固定された状態で、上記電極先端周縁を照らすエッジ検出用光源が複数配設されていることを特徴とする。
第8の発明では、第7の発明において、エッジ検出用光源が青色のLEDからなることを特徴とする。
第9の発明では、第1から第8のいずれか1つに記載の発明において、上記制御部は、上記カメラで撮影した画像、上記演算部で処理した処理結果及び上記判定部で比較判定した結果を保存するデータ保存部を有することを特徴とする。
第10の発明では、第1から第9のいずれか1つに記載の発明において、上記カメラで撮影した画像、上記演算部で処理した処理結果及び上記判定部で比較判定した結果を表示する表示部を備えていることを特徴とする。
第1の発明では、電極から第1ミラーを介してのカメラまでの距離が一定になるとともに電極から第2ミラーを介してのカメラまでの距離が一定になるので、測定値のばらつきを抑えて電極先端径及び電極長さを正確に測定できる。また、1つのカメラで電極先端径及び電極長さを測定するので、無駄にカメラを増やしてコストが嵩むことがなく、低コストである。さらに、第1ミラーによって電極先端を正面からカメラで撮影できるようになるので、撮影画像を演算部で処理することによって少なくとも2方向以上の先端径を一度に測定できるようになり、生産ラインの稼働率を下げずに電極を測定することができる。
第2の発明では、第1ミラーの両側の鏡面が各電極先端を同時に映し出すことにより、一対の電極の先端の画像を同時に撮影できるようになり、生産ラインの稼働率を下げることなく各電極の測定を行うことができる。また、一対の電極先端間にはカメラを配設せず、第1ミラーのみを配設しているだけなので、検査装置本体の電極間の距離を短くでき、全体としてコンパクトな構造とすることができる。
第3の発明では、第1ミラーを90度回転させることにより1つのカメラで各電極先端を撮影でき、上記カメラを各第2ミラーのそれぞれに向くように回動させると各電極側面を撮影できるようになる。したがって、カメラを無駄に増やさずに低コストな構成で一対の電極の電極先端径及び電極長さの全てを測定できる。
第4の発明では、サーボモータ制御によりカメラの回動速度や停止位置を任意に変更できるので、上記カメラの回動動作を速くしても、第1ミラーに映る電極先端を撮影する位置及び第2ミラーに映る電極側面を撮影する位置で上記カメラをばらつきなく停止させることができ、稼働率を高めながら正確な測定が可能となる。
第5の発明では、保護カバーで電極先端に付着するゴミ等が固定用孔から上記検査装置本体の内部に入り込むのを防ぐことができる。また、照明用光源から発せられて保護カバーで反射した光が、保護カバーの湾曲部で拡散してカメラのレンズに映り込まなくなるので電極を鮮明に撮影することができる。
第6の発明では、照明用光源と電極との間の間隔を狭くしても、照明用光源から発せられる光が直接電極先端に照射されなくなり、照明用光源から電極先端に直接照射されて反射した光がカメラに映り込んでしまうといったことを回避できる。したがって、検査装置本体全体をコンパクトにしつつ電極を鮮明に撮影することができる。
第7の発明では、電極先端周縁の境界がカメラで撮影する画像に鮮明に映し出されるようになる。これにより、演算部での撮影画像の処理が正確となり、電極先端径を正確に測定することができる。
第8の発明では、青色のLEDでは、白色のLEDの如く電極先端周縁の境界が電極の光沢によりぼやけてしまうことはなく、カメラで撮影する画像に鮮明に映し出されるようになり、演算部での演算処理がさらに正確となる。
第9の発明では、撮影した画像や処理したデータを後から確認できるようになる。したがって、得られたデータから電極の研磨周期等を事後的に検討することができる。
第10の発明では、生産ライン内に作業者が入らなくても電極の状態を把握することができ、作業者は安全に生産ラインを管理することができる。
本発明の実施形態1に係る電極検査装置の斜視図である。 図1におけるA−A線断面図を示し、第1ミラーにカメラを向けた状態である。 図1におけるA−A線断面図を示し、第2ミラーにカメラを向けた状態である。 本発明の実施形態1に係る上側フレームを上側から見た斜視図である。 本発明の実施形態1に係る上側フレームを下側から見た斜視図である。 本発明の実施形態1に係る電極検査装置の制御ブロック図を示すものである。 正常な状態の電極先端をカメラで撮影した図であり、(a)は演算部にて演算処理を行う前の図であり、(b)は演算部にて演算処理を行った後の図である。 電極先端径が正常範囲内であり、且つ、酸化被膜が多量に付着した状態の電極をカメラで撮影した図であり、(a)は演算部にて演算処理を行う前の図であり、(b)は演算部にて演算処理を行った後の図である。 電極先端径が正常範囲を超え、且つ、酸化被膜が少量付着した状態の電極をカメラで撮影した図であり、(a)は演算部にて演算処理を行う前の図であり、(b)は演算部にて演算処理を行った後の図である。 電極先端径が正常範囲を超え、且つ、酸化被膜が多量付着した状態の電極をカメラで撮影した図であり、(a)は演算部にて演算処理を行う前の図であり、(b)は演算部にて演算処理を行った後の図である。 電極先端径が正常範囲を超え、さらに想定外とみなす設定値を超えた先端径を有する電極をカメラで撮影した図であり、(a)は演算部にて演算処理を行う前の図であり、(b)は演算部にて演算処理を行った後の図である。 実施形態2の図2相当図であり、第1ミラーにカメラを向けた状態を示す図である。 実施形態2の図2相当図であり、第2ミラーにカメラを向けた状態を示す図である。 実施形態3の図2相当図であり、第1ミラーにカメラを向けて上側の電極先端面を撮影している状態を示す図である。 実施形態3の図2相当図であり、上側の第2ミラーにカメラを向けて上側の電極側面を撮影している状態を示す図である。 実施形態3の図2相当図であり、第1ミラーにカメラを向けて下側の電極先端面を撮影している状態を示す図である。 実施形態3の図2相当図であり、下側の第2ミラーにカメラを向けて下側の電極側面を撮影している状態を示す図である。 実施形態3の図6相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係るスポット溶接用電極検査装置1を示す。この電極検査装置1は、自動車の生産ラインにおいて、鋼板をスポット溶接にて溶接する際に使用する溶接ガンGの先端に装着保持した銅製電極10の状態を検査するためのものであり、厚みの薄い扁平な箱形状の検査装置本体1aを備えている。
該検査装置本体1aの長手方向一方側の略半円板状湾曲部分上方には、円板状の電極固定プレート(測定基準部)2が設けられ、上記検査装置本体1aの長手方向他方側の内方には、制御基板1bが配設されている。
上記電極固定プレート2の中央には、図2及び図3に示すように、上下に貫通する固定用孔2aが形成されている。該固定用孔2aは、上記電極10の先端形状に対応するように、下方に向かって緩やかに湾曲しながら縮径していて、上記電極10の先端側を上方から挿入すると、当該電極10の位置がずれないように安定して固定されるようになっている。尚、この電極固定プレート2は、固定用孔2aの形状の異なるものが複数枚用意されていて、電極固定プレート2を交換することによって、電極の形状や、先端径の大きさが異なる電極10の検査においても対応できるようになっている。
上記検査装置本体1aの長手方向一方側内方には、上記電極固定プレート2に対応するようにミラーモジュール3が配設されている。該ミラーモジュール3は、当該ミラーモジュール3の骨格をなす樹脂製フレーム30を備えていて、該樹脂製フレーム30は、上下略中央の位置で、上側に位置する上側フレーム30aと下側に位置する下側フレーム30bとに分割されている。
上記上側フレーム30aは、図4及び図5に示すように、上記電極固定プレート2の固定用孔2aに対応する貫通孔31aが形成された水平方向に延びる板状フレーム31と、該板状フレーム31の上記貫通孔31aを挟んだ位置から下方に向かって並設された一対の突出板32とを備えていて、一方の突出板32の下端縁には、上方に窪む半割状凹部32aが形成されている。
上記板状フレーム31の上面には、図4に示すように、上記貫通孔31a周縁に沿う円環状の突起部31bが上方突設されていて、その上面には、径方向に延びる溝31cが、円周を4等分するように放射状に形成されている。
上記板状フレーム31の上面側には、図2及び図3に示すように、上記突起部31bに外嵌合するように嵌合孔4aが形成された光源固定板4が配設されていて、該光源固定板4には、青色の光を発するLEDからなる4つのエッジ検出用光源40が上記突起部31bの各溝31cに対応するように取り付けられている。したがって、上記エッジ検出用光源40から発せられた光は、上記各溝31cを通過し、上記固定用孔2aに固定された電極10の先端周縁を径方向から照らし、エッジ検出用光源40の青い光Beによって、電極10の先端周縁が鮮明となる(図7乃至図11参照)。
また、上記板状フレーム31の貫通孔31a内方には、上記固定用孔2aを塞いでゴミ等が上記ミラーモジュール3内へ侵入するのを防止する透明樹脂製の保護カバー5が設けられている。該保護カバー5は、上方に膨出して緩やかに湾曲する湾曲部5aを有していて、後述する第1ミラー6で反射した照明用光源93の光をカメラ9の撮影範囲外に反射させるようになっている。
一方、上記板状フレーム31の下面には、図5に示すように、半円弧状で、且つ、断面略L字状の遮蔽板31dが上記板状フレーム31の長手方向一方側の貫通孔31a周縁に沿って下方突設されている。上記遮蔽板31dは、後述する照明用光源93と上記電極10先端との間に位置していて、上記照明用光源93から発せられて直接上記電極10先端に向かう光を遮るようになっている。
上記下側フレーム30bは、貫通孔31a、溝31c及び遮蔽板31dが形成されていない点を除いて上記上側フレーム30aと同一の構造をしているので、上記上側フレーム30aと同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
そして、上記樹脂製フレーム30は、図2及び図3に示すように、上記上側フレーム30a及び下側フレーム30bの半割状凹部32aが形成された突出板32の先端を互いに一致させ、且つ、半割状凹部32aが形成されていない突出板32の先端を互いに一致させることにより組み立てられ、上下の半割状凹部32aで光通過孔33が形成されるようになっている。
上記ミラーモジュール3中央で、且つ、上記各突出板32に挟まれる位置には、鏡面を片面に有する第1ミラー6が組み立てられている。該第1ミラー6は、上記固定用孔2aに挿入された電極10先端から離間した位置に配設されていて、上記電極10先端面側に鏡面が向くようにして上記電極10先端面に対して傾斜配置されている。
上記検査装置本体1aの長手方向一方側の側方には、上下に延びる角筒ケース7が設けられていて、該角筒ケース7の上半分は、上記電極固定プレート2上面より上方に延び、且つ、上記電極固定プレート2の反第1ミラー6側側方に位置している。上記角筒ケース7の上部は、上記電極10側に開口していて、当該開口部分には、ゴミ等が検査装置本体1a内へ浸入するのを防止する透明樹脂製の保護カバー7bが取り付けられている。
上記角筒ケース7の上端には、電極10から離れるにつれて下傾する上端面7aが形成され、その内面には、第2ミラー8が貼り付けられていて、上記電極10側面に対して傾斜配置されている。
そして、上記角筒ケース7の下部内方には、上記第1ミラー6の側方で、且つ、上記第2ミラー8に対応する位置にカメラ9が設けられている。
該カメラ9は、CCDタイプのカメラ本体91と、該カメラ本体91を収容するカメラケース92とを備えていて、該カメラケース92の上記カメラ本体91前方側には、レンズ用孔92aが形成されている。
上記カメラ本体91基端側周縁は、外側方に延出していて、その延出部分には、当該カメラ本体91で撮影する画像が鮮明となるように、カメラ本体91のレンズ周縁に白色の光を発するLEDからなる照明用光源93が周方向に等間隔に複数取り付けられている。
また、上記カメラ本体91の前方側周辺には、乳白色の樹脂からなる拡散板94が外側方に延びていて、上記複数の照明用光源93から発せらる光を拡散させて、光の輝度分布の不均一を改善するようにしている。
そして、上記レンズ用孔92aの内周縁とカメラ本体91の外周縁との間には、隙間95が形成されていて、上記照明用光源93から発せられて拡散板94で拡散された光が上記隙間95を通過するようになっている。
また、上記角筒ケース7の下部内方には、回転軸心が検査装置本体1aの長手方向に延びるサーボモータ制御により回転するカメラ駆動部90が設けられていて、その軸心は、上記カメラ9と一体に繋がっている。
そして、上記カメラ9は、上記カメラ駆動部90の回転駆動により、上記第1ミラー6に反射して映し出された電極10先端を正面から撮影する方向と、上記第2ミラー8に反射して映し出された電極10側面を側方から撮影する方向とに切り替えられるようになっている。
図6に示すように、カメラ9、カメラ駆動部90、後述する表示部16及び溶接ガンGを把持する汎用ロボット(図示せず)又は生産ラインの制御盤(図示せず)には、制御部15が接続されている。該制御部15は、演算部15a、判定部15b及びデータ保存部15cを有していて、汎用ロボット又は制御盤から送られてくる検査開始信号により電極10の検査を開始するようになっている。また、制御部15は、検査の結果に基づいて、汎用ロボット、制御盤及びカメラ駆動部90にその後の動作指令を出すようになっている。
上記演算部15aは、図7乃至図11に示すように、エッジ検出用光源40から発せられた光によって濃淡が鮮明となる電極10の先端周縁の位置から2方向の電極先端径r1,r2を算出するようになっている。また、その結果から電極10の先端周縁の仮想円Cを演算処理により生成するようになっている。さらには、仮想円Cから電極10先端面の中心位置Xを算出できるようになっている。そして、電極10の銅色部分と銅色と異なる色の部分とから、付着する不要物(酸化被膜及びめっき)の割合s1,s2を演算処理できるようになっている。具体的には、生成した仮想円C内の面積に対する酸化被膜付着範囲S1(図7乃至図11の電極先端の白抜き部分)及びめっき付着範囲S2(図7乃至図11の電極先端の黒抜き部分)の面積の割合s1,s2を算出することができるようになっている。
上記判定部15bは、演算部15aで演算処理された処理結果と、データ保存部15cに予め設定されている設定値とを比較判定するようになっている。
上記データ保存部15cには、電極先端径r1,r2や付着する不要物の割合s1,s2等の基準となる設定値が保存されている。また、上記データ保存部15cには、電極10先端面の中心位置Xの基準となる設定値(座標)が保存されている。さらに、上記データ保存部15cには、カメラ9で撮影した画像、上記演算部15aで演算処理した電極先端径r1,r2、付着する不要物の割合s1,s2のデータ及び判定部15bの判定結果のデータが保存されるようになっている。
図6に示すように、電極検査装置1には、制御部15からの指令により、カメラ9で撮影した電極10の先端の画像、演算部15aでの演算結果及び判定部15bでの判定結果を表示させることができる表示部16が設けられている。
次に、電極検査装置1による電極10の検査手順について説明する。
電極10を用いて鋼板を所定の回数スポット溶接した後、上記電極10は、図示しない研磨装置で研磨される。その後、電極10の先端側が上記検査装置本体1aの上方から電極固定プレート2の固定用孔2aに挿入される。そして、上記固定用孔2aに電極10が固定されると、制御部15は、図示しない汎用ロボット又は生産ラインの制御盤から検査開始の信号を受け取る。
上記制御部15は、検査開始の信号を受け取ると、カメラ9が第1ミラー6に向いた状態で、カメラ9に上下の電極10の先端の撮影をするように指令を出す。その指令に基づいて、カメラ9は、第1ミラー6に映る電極10の先端を撮影し、撮影した画像は上記データ保存部15cに保存される。
次に、上記制御部15は、上記カメラ駆動部90に指令を出し、当該カメラ駆動部90を回転駆動させて上記カメラ9を第2ミラー8に向け、その後、カメラ9に電極10の側面を撮影するように指令を出す。その指令に基づいて、カメラ9は、第2ミラー8に映る電極10の側面を撮影し、撮影した画像は上記データ保存部15cに保存される。
しかる後、演算部15aは、データ保存部15cに保存された撮影画像を用いて電極先端径r1,r2、電極10先端面の中心位置Xの座標及び電極10の先端に付着する不要物の割合s1,s2を演算処理する。電極10の先端の2方向の電極先端径r1,r2は、エッジ検出用光源40によって鮮明となった電極10の先端周縁の位置から算出される。そして、その結果から電極10の先端周縁の仮想円Cを演算処理により生成し、該仮想円Cの中心位置Xの座標が算出されるとともに、上記仮想円C内の面積に対する酸化被膜付着範囲S1(図7乃至図11の電極10の先端上での白抜き部分)及びめっき付着範囲S2(図7乃至図11の電極10の先端上での黒抜き部分)の面積の割合s1,s2が算出される。例えば、図7(a)に示す電極10では、図7(b)に示すように、電極先端径がr1=5.02mm、r2=4.99mmと算出され、中心位置X(0,0)と算出され、酸化被膜付着範囲S1及びめっき付着範囲S2の面積の割合がs1=6%、s2=3%と算出されている。同様に、図8(a)に示す電極10では、図8(b)に示すように、電極先端径がr1=5.02mm、r2=5.01mmと算出され、中心位置X(0,0)と算出され、酸化被膜付着範囲S1及びめっき付着範囲S2の面積の割合がs1=42%、s2=10%と算出されている。また、図9(a)に示す電極10では、図9(b)に示すように、電極先端径がr1=5.50mm、r2=5.39mmと算出され、中心位置X(0,0)と算出され、酸化被膜付着範囲S1及びめっき付着範囲S2の面積の割合がs1=14%、s2=3%と算出されている。また、図10(a)に示す電極10では、図10(b)に示すように、電極先端径がr1=5.21mm、r2=6.03mmと算出され、中心位置X(0,0)と算出され、酸化被膜付着範囲S1及びめっき付着範囲S2の面積の割合がs1=39%、s2=3%と算出されている。また、図11(a)に示す電極10では、図11(b)に示すように、電極先端径がr1=5.21mm、r2=6.03mmと算出され、中心位置Xと酸化被膜付着範囲S1,S2は算出されていない。
算出された電極先端径r1,r2、電極10先端面の中心位置X及び不要物の割合は、判定部15bにおいて、データ保存部15cに保存されている電極先端径r1,r2、電極10先端面の中心位置X及び付着する不要物の割合s1,s2の基準となる設定値と比較され、正常な電極か否か判定される。本実施形態1では、電極先端径r1,r2が4.70mm〜5.20mm内にあり、電極10の先端面の中心位置Xのずれが1mm以内であり、酸化被膜付着範囲S1の割合s1及びめっき付着範囲S2の割合s2の少なくとも一方が20%以上で無いこととしており、さらに、電極先端径が6.00mm以上の場合は想定外の電極10であると判定するようにしている。例えば、図7の電極10は、電極先端径r1=5.02mm、r2=4.99mmで上記設定値内にあり、電極10の先端面の中心位置Xのずれはなく、酸化被膜付着範囲S1の割合s1=6%、めっき付着範囲S2の割合s2=3%で上記設定値内にあるので、正常な電極10と判定される。また、図8の電極10は、電極先端径r1=5.02mm、r2=5.01mmで上記設定値内にあり、電極10の先端面の中心位置Xのずれはなく、酸化被膜付着範囲S1の割合s1=42%、めっき付着範囲S2の割合s2=10%で上記設定値から外れているので、異常な電極10と判定される。また、図9の電極10は、酸化被膜付着範囲S1の割合s1=14%、めっき付着範囲S2の割合s2=3%で上記設定値内であり、電極10の先端面の中心位置Xのずれはないが、電極先端径r1=5.50mm、r2=5.39mmは上記設定値から外れており、異常な電極10と判定される。また、図10の電極10は、電極10の先端面の中心位置Xのずれはないが、電極先端径r1=5.16mm、r2=5.47mmで上記設定値から外れており、酸化被膜付着範囲S1の割合s1=39%、めっき付着範囲S2の割合s2=3%も上記設定値から外れており異常な電極10と判定される。また、図11の電極10は、電極先端径r1=5.21mm、r2=6.03mmであり、r2が6.00mm以上であるので、想定外のものであると判定される。したがって、図11の画像の演算処理では、仮想線Cは電極10の先端周縁に沿って生成されていない。
尚、電極先端径r1,r2、電極10先端面の中心位置X、酸化被膜付着範囲S1の割合s1及びめっき付着範囲S2の割合s2の設定値は任意の値に設定することができる。また、本実施形態1では、電極先端径r1,r2及び不要物の割合s1,s2のいずれか一方が設定値から外れた場合に異常な電極10と判定しているが、両方とも設定値から外れた場合に異常な電極10と判定するようにしてもよい。
次に、上記演算部15aは、データ保存部15cに保存された撮影画像を用いて電極長さLを演算処理する。電極長さLは、図2に示すように、電極10の基端縁の位置から算出される。
算出された電極長さLは、判定部15bにおいて、データ保存部15cに保存されている電極長さLの基準となる設定値と比較され、正常な電極か否か判定される。例えば、図2、図3に示すように、電極長さLがL1以下となると電極長さが異常である判定される。
上記判定部15bが電極10の先端を異常と判定した場合、制御部15は再度、電極10の研磨作業を行わせるための指令を図示しない汎用ロボット又は制御盤に出す。また、上記判定部15bが電極10の長さを異常と判定した場合、上記制御部15は、直ちに作業停止の指令を図示しない汎用ロボット又は制御盤に出す。このとき、制御部15は、表示部16に電極10が異常である旨の警告を表示させるような指令を出してもよい。
一方、判定部15bが電極10の先端及び電極10の長さを正常と判定した場合、制御部15は、汎用ロボット又は制御盤に次の溶接を行うように指令を出し、この指令を基に生産ライン内の溶接作業が再開される。
上記の撮影画像、演算結果、判定結果等はデータ保存部15cに保存される。制御部15は、撮影画像、演算結果、判定結果等のデータを表示部16に表示する指令を作業者等から受け取ると、表示部16に対し、撮影画像、演算結果、判定結果等のデータを表示するように指令を出す。その指令に基づいて、表示部16は、撮影画像、演算結果、判定結果等のデータを表示する。
以上より、本発明の実施形態1によれば、電極10から第1ミラー6を介してのカメラ9までの距離が一定になるとともに電極10から第2ミラー8を介してのカメラ9までの距離が一定になるので、測定値のばらつきを抑えて電極先端径r及び電極長さLを正確に測定できる。また、1つのカメラ9で電極先端径r及び電極長さLを測定するので、無駄にカメラ9を増やしてコストが嵩むことがなく、低コストである。さらに、第1ミラー6によって電極10の先端を正面からカメラ9で撮影できるようになるので、撮影画像を演算部15aで処理することによって少なくとも2方向以上の先端径rを一度に測定できるようになり、生産ラインの稼働率を下げずに電極10を測定することができる。
また、サーボモータ制御によりカメラ9の回動速度や停止位置を任意に変更できるので、上記カメラ9の回動動作を速くしても、第1ミラー6に映る電極10の先端を撮影する位置及び第2ミラー8に映る電極10の側面を撮影する位置で上記カメラ9をばらつきなく停止させることができ、稼働率を高めながら正確な測定が可能となる。
また、保護カバー5で電極10の先端に付着するゴミ等が固定用孔2aから上記検査装置本体1aの内部に入り込むのを防ぐことができる。さらに、照明用光源93から発せられて保護カバー5で反射した光が保護カバー5の湾曲部5aで拡散してカメラ9のレンズに映り込まなくなるので電極10を鮮明に撮影することができる。
また、照明用光源93と電極10との間の間隔を狭くしても、遮蔽板31dによって照明用光源93から発せられる光が直接電極10の先端に照射されなくなり、照明用光源93から電極10の先端に直接照射されて反射した光がカメラ9に映り込んでしまうといったことを回避することができる。したがって、検査装置本体1a全体をコンパクトにしつつ電極10先端を鮮明に撮影することができる。
また、電極10が固定用孔2aに固定された状態で、上記電極10の先端周縁をエッジ検出用光源40で径方向から照らすので、電極10先端周縁の境界がカメラ9で撮影する画像に鮮明に映し出されるようになる。これにより、演算部15aでの撮影画像の処理が正確となり、電極先端径rを正確に測定することができる。
また、エッジ検出用光源40に青色のLEDを使用しているので、白色のLEDの如く電極10の先端周縁の境界が電極10の光沢によりぼやけてしまうことはなく、電極10の先端周縁がカメラ9で撮影する画像に鮮明に映し出されるようになり、演算部15aでの演算処理がさらに正確となる。
また、電極検査装置1は、カメラ9で撮影した画像、演算部15aで処理した処理結果及び判定部15bで比較判定した結果を表示する表示部16を備えているので、作業者等は得られたデータに基づいて電極10の研磨周期等を事後的に検討することができる。
また、表示部16には、カメラ9で撮影した画像、演算部15aで処理した処理結果及び判定部15bで比較判定した結果を表示させることができるので、作業者は生産ライン内に入らなくても電極10の状態を把握することができ、作業者は安全に生産ラインを管理することができる。
尚、本発明の実施形態1では、電極10の先端を撮影した後、電極10の側面を撮影するようにしているが、この順番に限らず、電極10の側面を撮影した後、電極10の先端を撮影するようにしてもよい。
《発明の実施形態2》
図12及び図13は、本発明の実施形態2に係るスポット溶接用電極検査装置1を示す。この実施形態2では、2つのカメラ9を用いて第1ミラー6の上下両側に対峙する一対の電極10を同時に検査する点が実施形態1と異なっている。以下、実施形態1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分を詳細に説明する。
上記検査装置本体1aの長手方向一方側には、電極固定プレート2が上下対称となるように一対設けられ、上下に対峙する各電極10を各固定用孔2aにそれぞれ先端側から挿入して固定できるようになっている。
上記上側フレーム30aの他方の突出板32下端縁には、一方の突出板32と同様に半割状凹部32aが形成されている。
上記下側フレーム30bは、上記上側フレーム30aと同一の構造をしている。そして、上記樹脂製フレーム30は、上側フレーム30a及び下側フレーム30bの各々の遮蔽板31dが側面視で点対称の位置となるように、且つ、上側フレーム30a及び下側フレーム30bの互いの突出板32の先端が一致するようにして組み立てられ、上下の半割状凹部32aで光通過孔33が一対形成されるようになっている。尚、下側フレーム30bの貫通孔31a内方には、上側フレーム30aと同様に、保護カバー5が設けられている。
上記第1ミラー6は、板状をなすとともに鏡面を両面に有していて、それぞれが電極固定プレート2に固定された各電極10の先端を映し出すようになっている。
上記検査装置本体1aの長手方向一方側の両側方には、一対の角筒ケース7が正面視で点対称となるように設けられていて、各角筒ケース7の第2ミラー8は、上記各電極10に対応するように上記第1ミラー6を挟んで点対称となっている。
上記カメラ9は、上記第1ミラー6の両側方に一対配設されていて、それぞれが上記各第2ミラー8に対応している。そして、各カメラ9は、上記第1ミラー6の両側方に一対配設されたカメラ駆動部90で回転駆動するようになっていて、各カメラ駆動部90の回転駆動により、一方のカメラ9は、上方の電極固定プレート2に固定された電極10の先端及び側面を、他方のカメラ9は、下方の電極固定プレート2に固定された電極10の先端及び側面を撮影できるようになっている。
次に、実施形態2の電極検査装置1による電極10の検査手順について説明する。
上記制御部15は、図示しない汎用ロボット等から検査開始の信号を受け取ると、図12に示すように、一対のカメラ9が第1ミラー6に向いた状態で、各カメラ9に上下の電極10の先端の撮影をするように指令を出す。その指令に基づいて、カメラ9は、第1ミラー6に映る上下の電極10の先端を同時に撮影し、撮影した各画像は上記データ保存部15cに保存される。
次いで、上記制御部15は、図13に示すように、上記各カメラ駆動部90に指令を出し、当該各カメラ駆動部90を回転駆動させることにより一方のカメラ9を上方に90度回転させて一方の第2ミラー8に向けるとともに他方のカメラを下方に90度回転させて他方の第2ミラー8に向け、その後、各カメラ9に各電極10の側面を撮影するように指令を出す。その指令に基づいて、各カメラ9は、第2ミラー8に映る各電極10の側面を撮影し、撮影した各画像は上記データ保存部15cに保存される。
尚、演算部15aによる電極先端径r及び電極長さLの演算処理は、実施形態1と同様であるので詳細な説明は省略する。
以上より、本発明の実施形態2によれば、第1ミラー6の両側の鏡面が各電極10の先端を同時に映し出すことにより一対の電極10の先端の画像を同時に撮影できるようになり、生産ラインの稼働率を下げることなく各電極10の測定を行うことができる。また、一対の電極10先端間にはカメラ9を配せず、第1ミラー6のみを配設しているだけなので、検査装置本体1aの電極10間の距離を短くでき、全体としてコンパクトな構造とすることができる。
尚、本発明の実施形態2では、上下の電極10の先端を撮影した後、上下の電極10の側面を撮影したが、この順番に限らず、例えば、上下の電極10の側面を撮影した後、上下の電極10の先端を撮影するようにしてもよい。
《発明の実施形態3》
図14乃至図17は、本発明の実施形態3に係るスポット溶接用電極検査装置1を示す。この実施形態3では、1つのカメラ9を用いて第1ミラー6の上下両側に対峙する一対の電極10を検査する点が実施形態1と異なっている。以下、実施形態1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分を詳細に説明する。
上記検査装置本体1aの長手方向一方側には、電極固定プレート2が上下対称となるように一対設けられ、上下に対峙する各電極10を各固定用孔2aにそれぞれ先端側から挿入して固定できるようになっている。
上記ミラーモジュール3中央には、回転軸60aが検査装置本体1aの長手方向に延びるサーボモータ制御のミラー駆動部60が設けられていて、その回転軸60aは、上記第1ミラー6と一体に繋がっている。そして、当該第1ミラー6は、回転軸60aを中心に90度回転することにより、カメラ9で撮影する電極10を、上側及び下側のいずれか一方に切替可能となっている。
上記上側フレーム30aは、遮蔽板31dを有していない点が実施形態1の構造と異なっている。また、上記下側フレーム30bは、上記上側フレーム30aと同一の構造をしているので、上記上側フレーム30aと同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
上記角筒ケース7は、カメラ9を挟んで上下に対称の形状をなしていて、上記第2ミラー8は、各電極10に対応する位置で、且つ、上記カメラ9の両側に一対設けられている。
上記カメラ9は、上記カメラ駆動部90の回転駆動により、上記第1ミラー6に反射して映し出された電極10先端を正面から撮影する方向と、上側に位置する第2ミラー8に反射して映し出された上側の電極10の側面を側方から撮影する方向と、下側に位置する第2ミラー8に反射して映し出された下側の電極10の側面を側方から撮影する方向とに切り替えられるようになっている。
上記制御部15には、図18に示すように、ミラー駆動部60が接続されていて、上記制御部15は、上記ミラー駆動部60を制御することにより上記第1ミラー6を回転させるようになっている。
次に、実施形態3の電極検査装置1による電極10の検査手順について説明する。
上記制御部15は、図示しない汎用ロボット等から検査開始の信号を受け取ると、図14に示すように、カメラ9が第1ミラー6に向いた状態で、且つ、上記第1ミラー6の鏡面が上側の電極10先端に向くように傾斜した状態でカメラ9に上側の電極10の先端の撮影をするように指令を出す。その指令に基づいて、カメラ9は、第1ミラー6に映る上側の電極10の先端を撮影し、撮影した画像は上記データ保存部15cに保存される。
次いで、上記制御部15は、図15に示すように、上記カメラ駆動部90に指令を出し、当該カメラ駆動部90を回転駆動させることにより上記カメラ9を上方に90度回転させて上側の第2ミラー8に向け、その後、カメラ9に上側の電極10の側面を撮影するように指令を出す。その指令に基づいて、カメラ9は、第2ミラー8に映る上側の電極10の側面を撮影し、撮影した画像は上記データ保存部15cに保存される。
しかる後、上記制御部15は、図16に示すように、上記カメラ駆動部90に指令を出し、当該カメラ駆動部90を回転駆動させることにより上記カメラ9を下方に90度回転させて第1ミラー6に向けるとともに、上記ミラー駆動部60に指令を出し、当該ミラー駆動部60を回転駆動させることにより上記第1ミラー6を90度回転させて、当該第1ミラー6の鏡面が下側の電極10先端に向くように傾斜した状態にし、その後、カメラ9に下側の電極10の側面を撮影するように指令を出す。その指令に基づいて、カメラ9は、第1ミラー6に映る下側の電極10の先端を撮影し、撮影した画像は上記データ保存部15cに保存される。
そして、上記制御部15は、図17に示すように、上記カメラ駆動部90に指令を出し、当該カメラ駆動部90を回転駆動させることにより上記カメラ9を下方に90度回転させて下側の第2ミラー8に向け、その後、カメラ9に下側の電極10の側面を撮影するように指令を出す。その指令に基づいて、カメラ9は、第2ミラー8に映る下側の電極10の側面を撮影し、撮影した画像は上記データ保存部15cに保存される。
尚、演算部15aによる電極先端径r及び電極長さLの演算処理は、実施形態1と同様であるので詳細な説明は省略する。
以上より、本発明の実施形態3によれば、第1ミラー6を90度回転させることにより1つのカメラ9で各電極10の先端を撮影でき、上記カメラ9を各第2ミラー8のそれぞれに向くように回動させると各電極10の側面を撮影できるようになる。したがって、カメラ9を無駄に増やさずに低コストな構成で一対の電極10の電極先端径r及び電極長さLの全てを測定できる。
尚、本発明の実施形態3では、上側の電極10の先端及び側面を撮影した後、下側の電極10の先端及び側面を撮影したが、この順番に限らず、例えば、上下の電極10の先端を順に撮影した後に上下の電極10の側面を順に撮影するようにしてもよい。
また、本実施形態1〜3では、エッジ検出用光源40を1つの光源固定板4に4つ取り付けているが、複数取り付けていればよく、3つ以上取り付けることが望ましい。また、エッジ検出用光源40に青色のLEDを使用しているが、カメラ9で撮影する画像において、電極10の先端周縁の境界が鮮明に映し出されるようになる色であれば青色以外のLEDを使用してもよい。
また、本実施形態1〜3では、検査装置本体1aが1つしかないが、複数の検査装置本体1aを1つの制御部15で制御するようにしてもよい。
また、本実施形態1〜3では、電極10の先端の撮影にCCDタイプのカメラ9を使用しているが、CMOSタイプのカメラ9であってもよい。
また、本実施形態1〜3において得られた画像において、一般的な二値化による演算処理を行う方法により、電極10の先端及び側面の状態を把握するようにしてもよい。
本発明は、例えば、自動車生産ラインにおいて使用するスポット溶接用電極検査装置に適している。
1 スポット溶接用電極検査装置
1a 検査装置本体
2 電極固定プレート(測定基準部)
2a 固定用孔
5 保護カバー
5a 湾曲部
6 第1ミラー
8 第2ミラー
9 カメラ
10 電極
15 制御部
15a 演算部
15b 判定部
15c データ保存部
16 表示部
31d 遮蔽板
40 エッジ検出用光源
93 照明用光源
95 隙間

Claims (10)

  1. 溶接ガンに装着保持されたスポット溶接用電極を撮影するカメラが配置された検査装置本体と、
    上記カメラで撮影した電極の画像を処理する演算部及び該演算部での処理結果と予め設定された設定値とを比較して電極の状態を判定する判定部を有する制御部とを備えたスポット溶接用電極検査装置であって、
    上記検査装置本体は、上記電極の先端側を挿入して当該電極を固定する固定用孔が形成された測定基準部と、
    上記固定用孔に挿入された電極先端から離間して該電極先端面に対して傾斜配置された第1ミラーと、
    上記測定基準部の反第1ミラー側側方に上記電極側面に対して傾斜配置された第2ミラーとを備え、
    上記カメラは、上記第1ミラーの側方で、且つ、上記第2ミラーに対応する位置において、上記第1ミラーに反射して映し出された電極先端を正面から撮影する方向と上記第2ミラーに反射して映し出された電極側面を側方から撮影する方向とに切り替えられるように上記検査装置本体に回動可能に取り付けられていることを特徴とするスポット溶接用検査装置。
  2. 請求項1に記載の電極検査装置であって、
    上記電極は、上記第1ミラーの両側に対峙するように一対設けられ、
    上記第1ミラーは、板状をなすとともに各電極先端を映し出す鏡面を両面に有し、
    上記第2ミラーは、上記各電極に対応するように上記第1ミラーを挟んで点対称に一対設けられ、
    上記カメラは、上記第1ミラーの両側方に一対配設され、それぞれが上記各第2ミラーに対応していることを特徴とするスポット溶接用電極検査装置。
  3. 請求項1に記載の電極検査装置であって、
    上記電極は、上記第1ミラーの両側に対峙するように一対設けられ、
    上記第1ミラーは、板状をなすとともに電極先端を映し出す鏡面を片面に有して上記検査装置本体に回動可能に取り付けられ、
    上記第2ミラーは、各電極に対応する位置で、且つ、上記カメラの両側に一対設けられ、
    上記カメラは、撮影方向を上記第1ミラーに向けた状態で当該第1ミラーを回動させることによって第1ミラーに映し出される電極を切り替えて各々の電極先端を正面から撮影し、且つ、撮影方向を上記各第2ミラーのそれぞれに向くように切り替えて、上記各電極側面を側方から撮影するように構成されていることを特徴とするスポット溶接用電極検査装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の電極検査装置であって、
    上記カメラはサーボモータ制御により回動することを特徴とするスポット溶接用電極検査装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の電極検査装置であって、
    上記カメラの周縁には照明用光源が配設され、
    上記検査装置本体には、上記固定用孔を塞ぐように保護カバーが設けられ、
    該保護カバーには、上記第1ミラーで反射した上記証明用光源の光を上記カメラの撮影範囲外に反射させる湾曲部が設けられていることを特徴とするスポット溶接用電極検査装置。
  6. 請求項7に記載の電極検査装置であって、
    上記検査装置本体には、上記照明用光源から発せられて直接上記電極先端に向かう光を遮る遮蔽板が上記照明用光源と上記電極先端との間に位置するように設けられていることを特徴とするスポット溶接用電極検査装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の電極検査装置において、
    上記検査装置本体には、上記電極が固定用孔に固定された状態で、上記電極先端周縁を照らすエッジ検出用光源が複数配設されていることを特徴とするスポット溶接用電極検査装置。
  8. 請求項7に記載の電極検査装置において、
    エッジ検出用光源が青色のLEDからなることを特徴とするスポット溶接用電極検査装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1つに記載の電極検査装置において、
    上記制御部は、上記カメラで撮影した画像、上記演算部で処理した処理結果及び上記判定部で比較判定した結果を保存するデータ保存部を有することを特徴とするスポット溶接用電極検査装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1つに記載の電極検査装置において、
    上記カメラで撮影した画像、上記演算部で処理した処理結果及び上記判定部で比較判定した結果を表示する表示部を備えていることを特徴とするスポット溶接用電極検査装置。
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