JP2012187263A - 医療機器および医療機器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】医療機器として、たとえば、カテーテル100を、メインルーメンと、内層76と、補強層としての管状本体10と、遠位端側DEに配置されたマーカと、内層76全体を被覆する外層と、メインルーメンの周囲に対称に配置された一対のサブルーメン71a、71bと、サブルーメン71a、71b内に挿通された操作線72a、72bからなるシース70を有して構成する。管状本体10は、線材料21からなる第一コイル20と線材料21より大径の線材料31からなる第二コイル30とを連結して形成され、第二コイル30の連結部40側の端部にテーパー部32が形成されている。
【選択図】図4
Description
1.0 < t ≦ 2.0
の条件を満たすものであってもよい。
0.5 ≦ Ipbt/Ipa ≦ 2.0
の条件を満たすものであってもよい。
0.5 ≦ hB/dB < 1.0
の条件を満たすものであってもよい。
図1を用いて、第一実施形態にかかるカテーテルに用いられる管状本体10およびその製造方法の各工程について説明する。図1は、本実施形態にかかるカテーテルの第一コイル20および第二コイル30を連結し、第二コイル30の連結部40側の端部をテーパー状にする作用効果等を説明するための概略図である。図1(a)は線材料3、5の直径と、周方向の外径の異なる第一コイル2と第二コイル4とを、当接して連結部6を介して連結した従来の管状本体1を示す概略図であり、図1(b)は本実施形態にかかる第一コイル20および第二コイル30とを連結部40を介して連結した管状本体10の概略図と、テーパー部32付近の一部拡大断面図である。
次に、図5を用いて、第二実施形態にかかる医療機器に用いられる管状本体210およびその製造工程について説明する。上記第一実施形態では、第一または第二コイル20、30の線材料21、31の巻きを互いに溶融接合して連結している。しかし、本実施形態では、図5(a)の状態では、互いの端部の位置や径が不揃いで、連結が困難である。そのため、本実施形態のテーパー部形成工程では、第一、第二コイル220、230の端部を溶融して研磨することで、平坦な端面222a、232aを形成し、当該端面222a、232aを互いに蝋材250により蝋付けして連結する連結工程と、蝋付けされた連結部240の蝋材250とともに第二コイル230を研削して、テーパー部232を形成する研削工程とを行っている。
20、120、220 第一コイル
21、121、221 線材料(第一コイル)
30、130、230 第二コイル
31、131、231 線材料(第二コイル)
32、132、232 テーパー部
32a、32b、32c、32d、32e テーパー面
40、140、240 連結部
76 内層
100 カテーテル(医療機器)
222a、223a 端面
250 蝋材
Claims (16)
- 体腔内に挿入して用いられ、可撓性を有する長尺の管状本体を有する医療機器であって、
前記管状本体が、
線材料を巻回して形成された第一コイルと、当該第一コイルの前記線材料よりも直径が大径の線材料を巻回して形成された第二コイルと、を有し
前記第一コイルと前記第二コイルとが連結部を介して連結され、
前記第二コイルは、前記連結部側の端部に、当該連結部方向に向かって次第に小径となる所定長さのテーパー部を有し、
当該テーパー部は、前記第二コイルの外周表面が削られ、隣接する巻き同士の断面積が前記連結部方向に向かって次第に狭小となるよう形成されている医療機器。 - 前記第一コイルの前記線材料の直径dAに対する、前記第二コイルの前記線材料の直径dBの比をtとしたとき、次式
1.0 < t ≦ 2.0
の条件を満たす請求項1に記載の医療機器。 - 前記第一コイルの線材料の断面2次極モーメントをIpa、前記第二コイルの前記テーパー部の最も先端の前記線材料の断面2次極モーメントをIpbtとしたとき、次式
0.5 ≦ Ipbt/Ipa ≦ 2.0
の条件を満たす請求項1または2に記載の医療機器。 - 前記第二コイルの前記線材料の直径をdBとし、前記テーパー部の前記連結部側の前記端部の前記巻き部分の前記線材料の断面の中心高さをhBとしたとき、次式
0.5 ≦ hB/dB < 1.0
の条件を満たす請求項1から3のいずれか一項に記載の医療機器。 - 前記テーパー部は、前記連結部側の前記端部が、前記連結部に向かって狭幅となる円錐台形状に形成された請求項1から4のいずれか一項に記載の医療機器。
- 前記テーパー部は、当該第二コイルの前記連結部側の前記端部外周を、円錐台形状に研削することにより形成された請求項5に記載の医療機器。
- 前記連結部は、前記第一コイルと前記第二コイルとの互いの当接側の端部が、それぞれ溶融されることで端面が形成され、互いの前記端面が溶融接合されることにより形成されている請求項1から6のいずれか一項に記載の医療機器。
- 前記連結部は、第一コイルの前記線材料の端部および前記第二コイルの前記線材料の端部、または、各端部が溶融されることで形成された端面が、互いに蝋付けまたは接着材料により接着されることで形成された請求項1から6のいずれか一項に記載の医療機器。
- 前記第一コイルの前記線材料と前記第二コイルの前記線材料とが、同種の金属製である請求項1から8のいずれか一項に記載の医療機器。
- 前記テーパー部を除く前記第一コイルと前記第二コイルとは、ねじり剛性および曲げ剛性がともに異なる請求項1から9のいずれか一項に記載の医療機器。
- 第一コイルおよび第二コイルとは、直径が異なる線材料を巻回して形成された第三コイルを、さらに有する請求項1から10のいずれか一項に記載の医療機器。
- メインルーメンと、
内部に前記メインルーメンを有する内層と、
前記内層の外周表面に、前記管状本体からなる補強層と、
少なくとも前記補強層を含む前記内層を被覆する外層と、を有するカテーテルである請求項1から11のいずれか一項に記載の医療機器。 - 線材料を巻回して形成した第一コイルと、当該第一コイルの前記線材料よりも直径が大径な線材料を巻回して形成した第二コイルとを、連結部を介して連結し、長手方向に延在する管状本体を形成する連結工程と、
前記第二コイルの前記連結部側の端部に、当該連結部方向に向かって次第に小径となるテーパー部を所定長さで形成するテーパー部形成工程と、を含む医療機器の製造方法。 - 前記連結工程では、前記第一コイルと前記第二コイルとを互いに当接し、当該当接部分を、周方向にレーザにより帯状に溶融して、当該当接部分を連結し前記連結部を形成する請求項13に記載の医療機器の製造方法。
- 前記連結工程では、前記第一コイルと前記第二コイルとを互いに当接し、当該当接部分を、周方向に抵抗溶接または加熱により帯状に溶融して、当該当接部分を連結し前記連結部を形成する請求項13に記載の医療機器の製造方法。
- 前記テーパー部形成工程は、前記第一コイルおよび前記第二コイルの前記連結部の外周を、前記第一コイルの外径よりも大径となるよう蝋付けする蝋付け工程と、前記蝋付けされた前記連結部と前記第二コイルとを、ともに研削してテーパー部を形成する研削工程と、をさらに含む請求項13から15のいずれか一項に記載の医療機器の製造方法。
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