JP2012186570A - 中継ステーション及び中継方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】効率的に、広域に配置されるステーションをリングネットワークに収容すること。
【解決手段】複数のリングネットワークの間でデータを中継する中継ステーションは、複数のリングネットワークのうち、第1のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第1の送受信回路と、複数のリングネットワークのうち、第2のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第2の送受信回路と、第1の送受信回路により受信されたデータの宛先が第2のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、第2の送受信回路に入力し、第2の送受信回路により受信されたデータの宛先が第1のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第1の送受信回路に入力するスイッチとを有する。
【選択図】図8
【解決手段】複数のリングネットワークの間でデータを中継する中継ステーションは、複数のリングネットワークのうち、第1のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第1の送受信回路と、複数のリングネットワークのうち、第2のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第2の送受信回路と、第1の送受信回路により受信されたデータの宛先が第2のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、第2の送受信回路に入力し、第2の送受信回路により受信されたデータの宛先が第1のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第1の送受信回路に入力するスイッチとを有する。
【選択図】図8
Description
本発明は、通信システムの中継ステーションに関する。
IEEE802.17では、リングネットワークが規定されている。該リングネットワークには、レジリエントパケットリング(RPR: Resilient Packet Ring)が含まれる。RPRとは、WAN(Wide Area Network)等を含むLAN(Local Area Network)おいて使用される光ネットワーク技術である。RPRは、リング型ネットワークを2重化した構造をもち、OSI参照モデルにおけるレイヤ2(データリンク層)で機能する。
IEEE802.17では、リングネットワークを構成する各ステーションの接続形態として、リングトポロジと、カスケードトポロジとが規定されている。
リングトポロジを利用して、ネットワークを広域で形成する場合について検討する。
図1、図2は、河川や、道路を監視するために構築される広域監視ネットワークのリングトポロジの各例を示す。
図1、図2に示される各例では、各ステーションには、カメラが接続されている。リングトポロジで広域監視ネットワークが構築される場合、図1に示すように、接続されるステーション間の距離が長くなる。接続されるステーション間の距離が長くなるため、伝送効率が低下し、伝送が困難になることが懸念される。また、図2に示すように、ステーションを接続する順番が複雑になるため、ステーション間を接続する光ファイバー等により構成される経路の効率が悪くなることが懸念される。
図3は、単一リングにより構成されるネットワークの例を示す。図3に示される例でも、ステーションによりリングネットワークが形成され、各ステーションには、カメラが接続されている。図3に示される例では、単一リングにより構成されるネットワークの伝送路に、2箇所の障害A、Bが発生すると、ネットワークが分断して、孤立するステーションが発生する。
RPRに関して、複数のRPR間を相互に接続する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
2つのリングネットワークを接続して、ネットワークを広域で形成する場合について検討する。
図4は、2つのリングネットワークを接続して、ネットワークを広域で形成する例を示す。中継ステーション(中継ST)により2つのリングネットワーク(Ring-A、Ring-B)が接続される場合、中継ステーションは、一方のリングネットワーク(Ring-A)に含まれるステーション(STA: Station)からのRPR形式のデータ(以下、「RPRデータ」という)をEthernet(登録商標)等のLAN形式のデータ(以下、「LANデータ」という)に変換し、さらに、LANデータをRPRデータに変換して、他のリングネットワーク(Ring-B)に含まれるステーションに転送する必要がある。中継ステーションでは、RPRデータをLANデータに変換せずにRPRデータのまま、リングネットワーク間を転送することができないためである。
2つのリングネットワーク間を跨いでデータが転送される場合、中継ステーションではRPRデータとLANデータとの間の変換が行われるため、該変換に要する時間などにより、遅延が増加する。さらに、RPRのメリットである、帯域制御をエンドトゥエンドで利用できない問題がある。これは、伝送の途中で、RPRデータとLANデータとの間で変換が行われるためである。
開示の中継ステーションは、効率よく、広域に配置されるステーションをリングネットワークに収容することを目的とする。
開示の一実施例の中継ステーションは、
複数のリングネットワークの間でデータを中継する中継ステーションであって、
各リングネットワークは、複数のステーションを含み、
前記複数のリングネットワークのうち、第1のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第1の送受信回路と、
前記複数のリングネットワークのうち、第2のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第2の送受信回路と、
前記第1の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第2のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第2の送受信回路に入力し、
前記第2の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第1のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第1の送受信回路に入力するスイッチと
を有する。
複数のリングネットワークの間でデータを中継する中継ステーションであって、
各リングネットワークは、複数のステーションを含み、
前記複数のリングネットワークのうち、第1のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第1の送受信回路と、
前記複数のリングネットワークのうち、第2のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第2の送受信回路と、
前記第1の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第2のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第2の送受信回路に入力し、
前記第2の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第1のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第1の送受信回路に入力するスイッチと
を有する。
開示の実施例によれば、効率よく、広域に配置されるステーションをリングネットワークに収容できる。
以下、図面に基づいて、実施例を説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<システム>
図5は、通信システムの一実施例を示す。
図5は、通信システムの一実施例を示す。
本通信システムは、RPRが適用されるシステムであってもよい。
本通信システムは、複数のステーション200n(nは、n>0の整数)を有する。ステーション200nは、端末装置であってもよいし、ADM(Add-Drop Multiplexer)装置であってもよい。また、本通信システムは、中継ステーション100を有する。図5には、n=10の場合について示される。
複数のステーション200nは、通信ケーブルにより、有線接続される。例えば、光ファイバーにより接続されてもよいし、メタルケーブルにより接続されてもよい。また、複数のステーション200nは、複数のグループに分割される。各グループに含まれるステーションは、リングネットワークを構成する。図5には、複数のステーション2001−20010が、2つのグループに分割される例を示す。ステーション2001−2005はリングネットワークRN1を形成し、ステーション2006−20010はリングネットワークRN2を形成する。複数のステーション2001−20010が、3以上のグループに分割されてもよい。
図5に示されるステーションの配置は、図1に示されるステーションの配置と略同一である。図5によれば、ステーション2001と、ステーション2006との間に中継ステーション100が配置されるため、ステーション間の距離を短くできる。
リングネットワークRN1では、ステーション2001−2005は、片方向リングを逆向きに2つ組み合わせたデュアルリングに有線接続される。リングネットワークRN2では、ステーション2006−20010は、片方向リングを逆向きに2つ組み合わせたデュアルリングに有線接続される。
中継ステーション100は複数のリングネットワークを収容できるインターフェースを有し、該インターフェースによりリングネットワークRN1、RN2間を接続する。例えば、中継ステーション100は、リングネットワークRN1と、リングネットワークRN2とを接続する際に、一方のリングネットワークに含まれるステーションからの、他方のリングネットワークに含まれる他のステーションを宛先とするRPRデータが、同一の経路を通らずに、該他のステーションに受信されるように接続する。つまり、中継ステーション100は、2つのリングネットワークRN1、RN2をあたかも1つのネットワークを構成するように接続する。換言すれば、中継ステーション100は、一筆書きとなるように、各リングネットワークRN1、RN2に含まれるステーション間を接続する。
リングネットワークRN1は、時計回りとなるリングレット1の方向にデータ伝送可能なリングと、反時計回りとなるリングレット2の方向にデータ伝送可能なリングとを含む。該リングネットワークRN1と、リングネットワークRN2とが中継ステーション100により接続される場合、リングネットワークRN2においては、リングレット1の方向が反時計回りとなり、リングレット2の方向が時計回りとなる。
中継ステーション100は、ステーション2001からのパケットをステーション20010に転送する(図5の破線の矢印(1))。また、その逆に、ステーション20010からのパケットをステーション2001に転送することもできる。また、中継ステーション100は、ステーション2006からのパケットをステーション2005に転送する(図5の一点鎖線の矢印(2))。また、その逆に、ステーション2005からのパケットをステーション2006に転送することもできる。この場合、RPRデータとLANデータとの間の変換は行われない。すなわち、中継ステーション100は、ステーションからのパケットを、RPRデータのまま、他のステーションに転送する。この結果、パケットは、ステーション2001、ステーション20010、ステーション2009、ステーション2008、ステーション2007、ステーション2006、中継ステーション100、ステーション2005、ステーション2004、ステーション2003、ステーション2002、ステーション2001の順に転送される。また、中継ステーション100は、ステーション2001からのパケットをステーション2006に転送したり、ステーション2006からのパケットをステーション2001に転送したりすることもできる。この場合でも、RPRデータとLANデータとの間の変換は行われない。すなわち、中継ステーション100は、一方のリングネットワークに含まれるステーションからのRPRデータを、RPRデータのまま、他方のリングネットワークに含まれるステーションに転送する。
本実施例に従った中継ステーション100により、ネットワークの構成を単純にできる。また、RPRデータとLANデータとの間の変換を行うことなく、異なるリングネットワーク間の伝送を行うことができる。
図6は、ネットワークの構成を単純化した場合の例を示す。図6に示される例では、図2を参照して説明したネットワークを、中継ステーション100を利用することにより単純化できる例が示される。図6に示されるステーションの配置は、図2に示されるステーションの配置と略同一である。図6によれば、中継ステーション100は、ステーション2001からのパケットをステーション20010に転送する(図6の破線の(1))。また、その逆に、ステーション20010からのパケットをステーション1001に転送することもできる。また、中継ステーション100は、ステーション2007からのパケットをステーション2006に転送する(図6の一点鎖線の(2))。また、その逆に、ステーション2006からのパケットをステーション2007に転送することもできる。この場合、RPRデータとLANデータとの間の変換は行われない。すなわち、中継ステーション100は、一方のリングネットワークに含まれるステーションからのパケットを、RPRデータのまま、他方のリングネットワークに含まれるステーションに転送する。この結果、パケットは、ステーション2001、ステーション20010、ステーション2009、ステーション2008、ステーション2007、ステーション2006、ステーション2005、ステーション2004、ステーション2003、ステーション2002、ステーション2001の順に転送される。また、中継ステーション100は、ステーション2001からのパケットをステーション2007に転送したり、ステーション2006からのパケットをステーション20010に転送したりすることもできる。この場合でも、RPRデータとLANデータとの間の変換は行われない。すなわち、中継ステーション100は、一方のリングネットワークに含まれるステーションからのパケットを、RPRデータのまま、他方のリングネットワークに含まれるステーションに転送する。
図7は、図6に示されるネットワークにおいて、障害が発生した場合について示す。図7に示される例では、図6に示されるネットワークにおいて、中継ステーション100と、ステーション20010との間、及びステーション2003と、ステーション2004との間で障害が発生している。この場合、中継ステーション100は、障害を回避するように、ステーション2007に、ステーション2001からのRPRデータを転送する。また、中継ステーション100は、障害を回避するように、ステーション2001又はステーション2006に、ステーション2007からのRPRデータを転送する。RPRデータがステーション2001に転送されるか、ステーション2006に転送されるかは、リングネットワーク全体の経路情報に基づいて、中継ステーション100により決定される。図7に示されるように、各リングネットワークに発生した障害が1箇所である場合には、正常に通信可能である。
<中継ステーション>
図8は、中継ステーション100の一実施例のブロック図を示す。
図8は、中継ステーション100の一実施例のブロック図を示す。
本中継ステーション100は、リングネットワークインタフェース102を有する。リングネットワークインタフェース102は、当該中継ステーション100と、リングネットワークRN1との間のインターフェースである。
リングネットワークインターフェース102は、カプセリング処理部10221を有する。カプセリング処理部10221は、リングネットワークRN1と接続される。カプセリング処理部10221には、LANフレーム又はRPRフレームが入力される。カプセリング処理部10221は、LANフレームが入力された場合には、RPRフレームに、該LANフレームをカプセリングする。
カプセリング処理部10221は、リングネットワークRN1に、RPRフレームを送出する。例えば、カプセリング処理部10221は、リングネットワークRN1のリングレット1の方向に、RPRフレームを送出する。また、カプセリング処理部10221は、リングネットワークRN1からのRPRフレームを受信し、バッファ10241に格納する。また、カプセリング処理部10221は、リングネットワークRN1からのRPRフレームをデカプセリングし、バッファ10241に格納する。該デカプセリングされたRPRフレームは、当該中継ステーション100から出力される。
リングネットワークインターフェース102は、カプセリング処理部10222を有する。カプセリング処理部10222は、リングネットワークRN1と接続される。カプセリング処理部10222には、LANフレーム又はRPRフレームが入力される。カプセリング処理部10222は、LANフレームが入力された場合には、RPRフレームに、該LANフレームをカプセリングする。
カプセリング処理部10222は、リングネットワークRN1に、RPRフレームを送出する。例えば、カプセリング処理部10222は、リングネットワークRN1のリングレット2の方向に、RPRフレームを送出する。また、カプセリング処理部10222は、リングネットワークRN1からのRPRフレームを受信し、バッファ10242に格納する。また、カプセリング処理部10222は、リングネットワークRN1からのRPRフレームをデカプセリングし、バッファ10242に格納する。該デカプセリングされたRPRフレームは、当該中継ステーション100から出力される。
リングネットワークインターフェース102は、バッファ10241を有する。バッファ10241は、カプセリング処理部10221と接続される。バッファ10241は、LANフレーム又はRPRフレームを格納する。
リングネットワークインターフェース102は、バッファ10242を有する。バッファ10242は、カプセリング処理部10222と接続される。バッファ10242は、LANフレーム又はRPRフレームを格納する。
本中継ステーション100は、リングネットワークインタフェース104を有する。リングネットワークインタフェース104は、当該中継ステーション100と、リングネットワークRN2との間のインターフェースである。
リングネットワークインターフェース104は、カプセリング処理部10421を有する。カプセリング処理部10421は、リングネットワークRN2と接続される。カプセリング処理部10421には、LANフレーム又はRPRフレームが入力される。カプセリング処理部10421は、LANフレームが入力された場合には、RPRフレームに、該LANフレームをカプセリングする。
カプセリング処理部10421は、リングネットワークRN2に、RPRフレームを送出する。例えば、カプセリング処理部10421は、リングネットワークRN2のリングレット1の方向に、RPRフレームを送出する。また、カプセリング処理部10421は、リングネットワークRN2からのRPRフレームを受信し、バッファ10441に格納する。また、カプセリング処理部10221は、リングネットワークRN1からのRPRフレームをデカプセリングし、バッファ10241に格納する。該デカプセリングされたRPRフレームは、当該中継ステーション100から出力される。
リングネットワークインターフェース104は、カプセリング処理部10422を有する。カプセリング処理部10422は、リングネットワークRN2と接続される。カプセリング処理部10422には、LANフレーム又はRPRフレームが入力される。カプセリング処理部10422は、LANフレームが入力された場合には、RPRフレームに、該LANフレームをカプセリングする。
カプセリング処理部10422は、リングネットワークRN2に、RPRフレームを送出する。例えば、カプセリング処理部10422は、リングネットワークRN2のリングレット2の方向に、RPRフレームを送出する。また、カプセリング処理部10422は、リングネットワークRN2からのRPRフレームを受信し、バッファ10442に格納する。また、カプセリング処理部10421は、リングネットワークRN2からのRPRフレームをデカプセリングし、バッファ10442に格納する。該デカプセリングされたRPRフレームは、当該中継ステーション100から出力される。
リングネットワークインターフェース104は、バッファ10441を有する。バッファ10441は、カプセリング処理部10421と接続される。バッファ10441は、LANフレーム又はRPRフレームを格納する。
リングネットワークインターフェース104は、バッファ10442を有する。バッファ10442は、カプセリング処理部10422と接続される。バッファ10442は、LANフレーム又はRPRフレームを格納する。
本中継ステーション100は、MAC制御部106を有する。MAC制御部106は、リングネットワークインターフェース102、及び104と接続される。
MAC制御部106は、スイッチ1062を有する。スイッチ1062は、バッファ10241、10242,10441、及び10442と接続される。スイッチ106は、LANフレームの転送先を、バッファ10241、10242、10441、及び10442のいずれかに切り替え、LANフレームを転送する処理を行う。また、バッファを介してカプセリング処理部から入力されるべき、RPRフレームの転送先を決定し、該決定した転送先に、該RPRフレームを転送する処理を行う。
MAC制御部106は、ルート制御部1066を有する。ルート制御部1066は、本通信システムにおいて、転送されるべきパケットの転送経路の制御を行う。例えば、ルート制御部1066は、記憶部1068に格納されるべき経路情報、負荷情報に基づいて、経路制御を行う。
MAC制御部106は、ステーション間通信インターフェース1064を有する。ステーション間通信インターフェース1064は、スイッチ1062と接続される。ステーション間通信インターフェース1064は、ステーションとの間で通信を行うためのインターフェースである。
MAC制御部106は、記憶部1068を有する。記憶部1068は、ステーション間通信インタフェース1064、及びルート制御部1066と接続される。記憶部1068は、経路情報と、負荷情報とを記憶する。
本中継ステーション100は、LANインターフェース108を有する。LANインターフェース108はスイッチ1062と接続される。LANインターフェース108は、当該中継ステーション100とLANとの間のインターフェースである。LANインターフェース108は、LANからのLANフレームをスイッチ1062に入力する。
<ステーション>
図9は、ステーション200nの一実施例のブロック図を示す。
図9は、ステーション200nの一実施例のブロック図を示す。
本ステーション200nは、リングネットワークインタフェース202を有する。リングネットワークインタフェース202は、当該ステーション200nと、リングネットワークRN1又はRN2との間のインターフェースである。
リングネットワークインターフェース202は、カプセリング処理部20221を有する。カプセリング処理部20221は、リングネットワークRN1又はRN2と接続される。カプセリング処理部20221には、LANフレーム又はRPRフレームが入力される。カプセリング処理部20221は、LANフレームが入力された場合には、RPRフレームに、該LANフレームをカプセリングする。
カプセリング処理部20221は、リングネットワークRN1又はRN2に、RPRフレームを送出する。例えば、カプセリング処理部20221は、リングネットワークRN1又はRN2のリングレット1の方向に、RPRフレームを送出する。また、カプセリング処理部20221は、リングネットワークRN1又はRN2からのRPRフレームを受信し、バッファ20241に格納する。また、カプセリング処理部10221は、リングネットワークRN1又はRN2からのRPRフレームをデカプセリングし、バッファ20241に格納する。該デカプセリングされたRPRフレームは、当該ステーション200nから出力される。
リングネットワークインターフェース202は、カプセリング処理部20222を有する。カプセリング処理部20222は、リングネットワークRN1又はRN2と接続される。カプセリング処理部20222には、LANフレーム又はRPRフレームが入力される。カプセリング処理部20222は、LANフレームが入力された場合には、RPRフレームに、該LANフレームをカプセリングする。
カプセリング処理部20222は、リングネットワークRN1又はRN2に、RPRフレームを送出する。例えば、カプセリング処理部20222は、リングネットワークRN1又はRN2のリングレット2の方向に、RPRフレームを送出する。また、カプセリング処理部20222は、リングネットワークRN1又はRN2からのRPRフレームを受信し、バッファ20242に格納する。また、カプセリング処理部20222は、リングネットワークRN1又はRN2からのRPRフレームをデカプセリングし、バッファ20242に格納する。該デカプセリングされたRPRフレームは、当該ステーション200nから出力される。
リングネットワークインターフェース202は、バッファ20241を有する。バッファ20241は、カプセリング処理部20221と接続される。バッファ20241は、LANフレーム又はRPRフレームを格納する。
リングネットワークインターフェース202は、バッファ20242を有する。バッファ20242は、カプセリング処理部20222と接続される。バッファ20242は、LANフレーム又はRPRフレームを格納する。
本ステーション200nは、MAC制御部206を有する。MAC制御部206は、リングネットワークインターフェース202と接続される。
MAC制御部206は、スイッチ2062を有する。スイッチ2062は、バッファ20241、及び20242と接続される。スイッチ2062は、LANフレームの転送先を、バッファ20241、及び10242のいずれかに切り替え、LANフレームを転送する処理を行う。また、バッファを介して、カプセリング処理部から入力されるべき、RPRフレームの転送先を決定し、該決定した転送先に、該RPRフレームを転送する処理を行う。
MAC制御部106は、ルート制御部2066を有する。ルート制御部2066は、本通信システムにおいて、転送されるべきパケットの転送経路の制御を行う。例えば、ルート制御部2066は、記憶部2068に格納されるべき経路情報、負荷情報に基づいて、経路制御を行う。
MAC制御部206は、ステーション間通信インターフェース2064を有する。ステーション間通信インターフェース2064は、スイッチ2062と接続される。ステーション間通信インターフェース2064は、ステーションとの間で通信を行うためのインターフェースである。
MAC制御部206は、記憶部2068を有する。記憶部2068は、ステーション間通信インターフェース2064、及びルート制御部2066と接続される。記憶部2068は、経路情報と、負荷情報とを記憶する。
本ステーション200nは、LANインターフェース208を有する。LANインターフェース208はスイッチ2062と接続される。LANインターフェース208は、当該ステーション200nとLANとの間のインターフェースである。LANインターフェース208は、LANからのLANフレームをスイッチ2062に入力する。
<本通信システムの動作例>
<データ転送方法(その1)>
図10は、本通信システムにおけるデータ転送方法の一例(その1)を示すための図である。
<データ転送方法(その1)>
図10は、本通信システムにおけるデータ転送方法の一例(その1)を示すための図である。
本実施例では、一例として、ステーション2002に入力されたデータが、ステーション2008に転送される場合について説明する。
本通信システムによりデータ伝送が行われる事前準備として、中継ステーション100及び各ステーション200nには、配下にあるネットワーク情報が設定される。例えば、各ステーションにカメラが接続される場合には、カメラを表す情報が設定されてもよい。
本通信システムによりデータ伝送が行われる際に、全ステーション200nは、当該ステーション200nが属するリングネットワークに属する他のステーション200nに、該リングネットワークの並び順を表す経路情報を作成するためのパケットをブロードキャストする。該経路情報は、データベースの形式で作成されてもよい。例えば、ステーション200nは、トポロジディスカバリーアンドプロテクションフレーム(Topology discovery and Protection Frame)をブロードキャストする。該トポロジディスカバリーアンドプロテクションフレームは、一筆書きとなる経路で、リングネットワークに含まれるステーション間で伝送される。ここで、一筆書きとなる経路には、ステーション2001、中継ステーション100、ステーション20011、ステーション20010、ステーション2009、ステーション2008、ステーション2007、中継ステーション100、ステーション2005、ステーション2004、ステーション2003、ステーション2002の順序でデータが伝送される経路(リングレット1)が含まれる。また、リングレット1とは逆に、ステーション2001、ステーション2002、ステーション2003、ステーション2004、ステーション2005、中継ステーション100、ステーション2007、ステーション2008、ステーション2009、ステーション20010、ステーション20011、中継ステーション100の順序でデータが伝送される経路(リングレット2)が含まれる。該トポロジディスカバリーアンドプロテクションフレームをブロードキャストする処理は、定期的又は不定期に実行されてもよい。
また、中継ステーション100は、各ステーション200nに、当該中継ステーション100の識別子をブロードキャストする。当該中継ステーション100の識別子をブロードキャストする処理は、定期的又は不定期に実行されてもよい。該中継ステーション100の識別子は、一筆書きとなる経路で、リングネットワークに含まれるステーション間で伝送される。
図11は、ステーション200nにより作成されるべきリングネットワークの並び順を表す経路情報の一例を示す。
図11には、一例として、ステーション2002により作成されるべき経路情報が示される。リングレット1では、ステーション2002(#2)、ステーション2001(#1)、中継ステーション100(#6)、ステーション20011(#11)、ステーション20010(#10)、ステーション2009(#9)、ステーション2008(#8)、ステーション2007(#7)、中継ステーション100(#6)、ステーション2005(#5)、ステーション2004(#4)、ステーション2003(#3)の順に並んでいるため、図11の上段に示されるような経路情報が作成される。リングレット2では、ステーション2002(#2)、ステーション2003(#3)、ステーション2004(#4)、ステーション2005(#5)、中継ステーション100(#6)、ステーション2007(#7)、ステーション2008(#8)、ステーション2009(#9)、ステーション20010(#10)、ステーション20011(#11)、中継ステーション100(#6)、ステーション2001(#1)の順に並んでいるため、図11の下段に示されるような経路情報が作成される。
ステーション2002は、転送先であるステーション2008の属するリングネットワークRN2と、当該ステーション2002の属するリングネットワークRN1が異なるため、中継ステーション100にデータを転送する。ステーション2002は、中継ステーション100に、データを転送する際、転送距離が短いリングレット1にデータを転送する。例えば、転送距離として、ホップ数が使用されてもよい。例えば、ステーション2002は、図11に示される経路情報を参照し、中継ノード100までのホップ数を求め、ホップ数の少ない方向となるリングレットに、データを転送する。図11に示される例では、ステーション2002から中継ステーション100までのホップ数は、リングレット1では「2」、リングレット2では「4」となる。従って、ホップ数の少ないリングレット1にデータを転送する。その結果、ステーション2002からのデータは、ステーション2001を介して、中継ステーション100に転送される。
ステーション2001から転送されたデータを受信した中継ステーション100は、ステーション2008に、該データを転送する。中継ステーション100は、ステーション2008にデータを転送する際、転送距離が短いリングレット2にデータを転送する。例えば、転送距離として、ホップ数が使用されてもよい。例えば、中継ステーション100は、当該中継ステーション100において作成された経路情報を参照し、ステーション2008までのホップ数を求め、ホップ数の少ない方向となるリングレットに、データを転送する。
図12は、中継ステーション100により作成されるべき経路情報の一例を示す。図12では、上段にリングネットワークRN1における経路情報、下段にリングネットワークRN2における経路情報が示される。
図12に示される例では、中継ステーション100からステーション2008までのホップ数は、リングネットワークRN2において、リングレット1では「4」、リングレット2では「2」となる。従って、ホップ数の少ないリングレット2にデータを転送する。その結果、中継ステーション100からのデータは、ステーション2007を介して、ステーション2008に転送される。
本データ転送方法によれば、転送距離が短くなる経路で、データを転送できる。このため、伝送時間を短縮できる。図10に示される例では、ステーション2002からステーション2008に、4ホップでデータの転送ができる。
<ステーション200nの動作フロー>
図13は、<データ転送方法(その1)>が実行される場合に、ステーション200nにより実行される処理の一例を示す。
図13は、<データ転送方法(その1)>が実行される場合に、ステーション200nにより実行される処理の一例を示す。
ステーション200nは、宛先が別エリアであるかどうかを判定する(ステップS1302)。つまり、ルート制御部2066は、リングネットワークインターフェース202又はLANインターフェース208から入力されるべきデータの宛先が、当該ステーション200nの属するリングネットワーク以外の他のリングネットワークに属するステーションであるかどうかを判定する。
宛先が別エリアであると判定された場合(ステップS1302:YES)、ステーション200nは、中継ステーション100に、転送先をセットする(ステップS1304)。つまり、ルート制御部2066は、リングネットワークインターフェース202又はLANインターフェース208から入力されるべきデータの宛先が、当該ステーション200nの属するリングネットワーク以外の他のリングネットワークに属するステーションであると判定した場合、中継ステーション100に、該データの転送先をセットする。
一方、宛先が別エリアであると判定されない場合(ステップS1302:NO)、ステーション200nは、宛先ステーションに、転送先をセットする(ステップS1306)。つまり、ルート制御部2066は、リングネットワークインターフェース202又はLANインターフェース208から入力されるべきデータの宛先が、当該ステーション200nの属するリングネットワークに属するステーションであると判定した場合、該宛先となるステーションに、該データの転送先をセットする。
ステップS1304又はステップS1306の後、ステーション200nは、転送先へのホップ数が、リングレット1の方が小さいかどうかを判定する(ステップS1308)。つまり、ルート制御部2066は、記憶部2068に格納されるべき経路情報を参照し、ステップS1304により設定されるべき中継ステーション100又はステップS1306により設定されるべきステーションへのホップ数が、リングレット1が小さいかどうかを判定する。
転送先へのホップ数が、リングレット1の方が小さいと判定された場合(ステップS1308:YES)。ステーション200nは、リングレット1にパケット送信を行う(ステップS1310)。つまり、ルート制御部2066は、リングレット1のホップ数の方が小さいと判定した場合、リングレット1にパケットが送信されるように、スイッチ2062を切り替える。
一方、転送先へのホップ数が、リングレット1が小さいと判定されない場合(ステップS1308:NO)。ステーション200nは、リングレット2にパケット送信を行う(ステップS1312)。つまり、ルート制御部2066は、リングレット1のホップ数の方が小さいと判定しない場合、リングレット2にパケットが送信されるように、スイッチ2062を切り替える。
<中継ステーション100の動作フロー>
図14は、<データ転送方法(その1)>が実行される場合に、中継ステーション100により実行される処理の一例を示す。
図14は、<データ転送方法(その1)>が実行される場合に、中継ステーション100により実行される処理の一例を示す。
中継ステーション100は、宛先ステーションに、転送先をセットする(ステップS1402)。つまり、ルート制御部1066は、リングネットワークインターフェース102又は104から入力されるべきデータの宛先となるステーションに、該データの転送先をセットする。
中継ステーション100は、転送先へのホップ数が、リングレット1の方が小さいかどうかを判定する(ステップS1404)。つまり、ルート制御部2066は、記憶部1068に格納されるべき経路情報を参照し、ステップS1402により設定されるべきステーションへのホップ数が、リングレット1の方が小さいかどうかを判定する。
転送先へのホップ数が、リングレット1の方が小さいと判定された場合(ステップS1404:YES)。中継ステーション100は、リングレット1にパケット送信を行う(ステップS1406)。つまり、ルート制御部1066は、リングレット1のホップ数の方が小さいと判定した場合、リングレット1にパケットが送信されるように、スイッチ1062を切り替える。
一方、転送先へのホップ数が、リングレット1の方が小さいと判定されない場合(ステップS1404:NO)。中継ステーション100は、リングレット2にパケット送信を行う(ステップS1408)。つまり、ルート制御部1066は、リングレット1のホップ数の方が小さいと判定しない場合、リングレット2にパケットが送信されるように、スイッチ1062を切り替える。
<データ転送方法(その2)>
図15は、本通信システムにおけるデータ転送方法の他の一例(その2)を示すための図である。
図15は、本通信システムにおけるデータ転送方法の他の一例(その2)を示すための図である。
本実施例では、一例として、ステーション2002から、ステーション2008に、データが転送される場合について説明する。図15に示される例では、中継ステーション100の受信バッファの状態及びステーション2005の受信バッファの状態の少なくとも一方が輻輳と判断できる閾値以上となったことにより、中継ステーション100と、ステーション2005との間に輻輳が生じ、かつステーション2007の受信バッファの状態及びステーション2008の受信バッファの状態の少なくとも一方が輻輳と判断できる閾値以上となったことにより、ステーション2007と、ステーション2008との間に輻輳が生じている。
本データ転送方法では、転送距離に加え、輻輳状態に基づいて経路が選択される。
本通信システムによりデータ伝送が行われる事前準備として、<データ転送方法(その1)>と同様に、中継ステーション100及び各ステーション200nには、配下にあるネットワーク情報が設定される。
本通信システムによりデータ伝送が行われる際に、全ステーション200nは、当該ステーション200nが属するリングネットワークに属する他のステーション200nに、該リングネットワークの並び順を表す経路情報を作成するためのパケットをブロードキャストする。例えば、ステーション200nは、トポロジディスカバリーアンドプロテクションフレームをブロードキャストする。該トポロジディスカバリーアンドプロテクションフレームをブロードキャストする処理は、定期的又は不定期に実行されてもよい。
また、中継ステーション100は、各ステーション200nに、当該中継ステーション100の識別子をブロードキャストする。当該中継ステーション100の識別子をブロードキャストする処理は、定期的又は不定期に実行されてもよい。
さらに、ステーション200nは、当該ステーション200nの受信バッファの状態を監視する。該ステーション200nは、受信バッファの状態が輻輳と判断できる閾値以上となった場合、他のステーション及び中継ステーション100に、輻輳を表す輻輳情報をブロードキャストする。各ステーション200nは、輻輳情報を受信した場合、負荷情報において該当するステーションに輻輳を表す情報を付加する。例えば、輻輳情報として、輻輳ビット(Congestion bit)が付加されてもよい。輻輳情報をブロードキャストする処理は、定期的又は不定期に実行されてもよい。また、当該ステーションにおける輻輳状態に変化が生じた場合に、輻輳情報をブロードキャストする処理が実行されてもよい。
図16は、ステーション200nにより作成されるべきリングネットワークの並び順を表す経路情報、及び輻輳状態を表す負荷情報の一例を示す。
図16には、一例として、ステーション2002により作成されるべき経路情報、及び負荷情報が示される。負荷情報には、図11の上段、下段に示した経路情報に、それぞれ輻輳ビットが付加される。図16に示される例では、中継ステーション100と、ステーション2005との間、及びステーション2007と、ステーション2008との間に輻輳が発生しているため、該当する部分の輻輳ビットが「1」となっている。
ステーション2002は、転送先であるステーション2008の属するリングネットワークRN2と、当該ステーション2002の属するリングネットワークRN1が異なるため、中継ステーション100にデータを転送する。ステーション2002は、中継ステーション100に、データを転送する際、原則として転送距離が短いリングレット1にデータを転送する。しかし、転送距離が短い場合でも、該転送距離が短い経路に輻輳が発生している場合には、輻輳が発生していない経路を選択する。例えば、転送距離として、ホップ数が使用されてもよい。例えば、ステーション2002は、図16に示される経路情報を参照し、中継ノード100までのホップ数を求め、ホップ数の少ない方向となるリングレットに、データを転送する。図16に示される例では、ステーション2002から中継ステーション100までのホップ数は、リングレット1では「2」、リングレット2では「4」となる。ホップ数の少ない経路には輻輳が発生していないため、ホップ数の少ないリングレット1にデータを転送する。その結果、ステーション2002からのデータは、ステーション2001を介して、中継ステーション100に転送される。
ステーション2001から転送されたデータを受信した中継ステーション100は、ステーション2008に、該データを転送する。中継ステーション100は、ステーション2008にデータを転送する際、原則として、転送距離が短いリングレット2にデータを転送する。しかし、転送距離が短い場合でも、該転送距離が短い経路に輻輳が発生している場合には、輻輳が発生していない経路を選択する。例えば、転送距離として、ホップ数が使用されてもよい。例えば、中継ステーション100は、当該中継ステーション100において作成された経路情報を参照し、ステーション2008までのホップ数を求め、ホップ数の少ない方向となるリングレットに、データを転送する。
図17は、中継ステーション100により作成されるべき経路情報、及び負荷情報の一例を示す。図17では、上段にリングネットワークRN1における経路情報、及び負荷情報、下段にリングネットワークRN2における経路情報、及び負荷情報が示される。
図17に示される例では、中継ステーション100からステーション2008までのホップ数は、リングネットワークRN2において、リングレット1では「4」、リングレット2では「2」となる。しかし、転送距離が短い経路に含まれるステーション2007とステーション2008との間で輻輳が発生している。従って、輻輳が発生していないリングレット1にデータを転送する。その結果、中継ステーション100からのデータは、ステーション20011、ステーション20010、ステーション2009を介して、ステーション2008に転送される。
本データ転送方法によれば、<データ転送方法(その1)>と同様に、転送距離が短い経路でデータを転送できる。さらに、転送距離が短い経路選択された場合であっても、該経路に輻輳が発生している場合には、該輻輳を回避できる経路を選択できる。
RPR規格では、ステーションは、各種動作を自律的に行う。該各種動作には、プロテクション、帯域制御等が含まれる。従って、各ステーションは、当該ステーションに接続されていない区間のトラヒックの状況を認識する必要はない。<データ転送方法(その2)>により、各ステーションが、当該ステーションが接続されていない区間における輻輳状態を認識できることにより、データ伝送における遅延、データの欠落を低減できる。
<ステーション200nの動作フロー>
図18は、<データ転送方法(その2)>が実行される場合に、ステーション200nにより実行される処理の一例を示す。
図18は、<データ転送方法(その2)>が実行される場合に、ステーション200nにより実行される処理の一例を示す。
ステーション200nは、宛先が別エリアであるかどうかを判定する(ステップS1802)。つまり、ルート制御部2066は、リングネットワークインターフェース202又はLANインターフェース208から入力されるべきデータの宛先が、当該ステーション200nの属するリングネットワーク以外の他のリングネットワークに属するステーションであるかどうかを判定する。
宛先が別エリアであると判定された場合(ステップS1802:YES)、ステーション200nは、中継ステーション100に、転送先をセットする(ステップS1804)。つまり、ルート制御部2066は、リングネットワークインターフェース202又はLANインターフェース208から入力されるべきデータの宛先が、当該ステーション200nの属するリングネットワーク以外の他のリングネットワークに属するステーションであると判定した場合、中継ステーション100に、該データの転送先をセットする。
一方、宛先が別エリアであると判定されない場合(ステップS1802:NO)、ステーション200nは、宛先ステーションに、転送先をセットする(ステップS1806)。つまり、ルート制御部2066は、リングネットワークインターフェース202又はLANインターフェース208から入力されるべきデータの宛先が、当該ステーション200nの属するリングネットワークに属するステーションであると判定した場合、該宛先となるステーションに、該データの転送先をセットする。
ステップS1804又はステップS1806の後、ステーション200nは、転送先へのホップ数が、リングレット1の方が小さいかどうかを判定する(ステップS1808)。つまり、ルート制御部2066は、記憶部2068に格納されるべき経路情報を参照し、ステップS1804により設定されるべき中継ステーション100又はステップS1806により設定されるべきステーションへのホップ数が、リングレット1が小さいかどうかを判定する。
転送先へのホップ数が、リングレット1の方が小さいと判定された場合(ステップS1808:YES)、ステーション200nは、転送先までの経路に輻輳があるかどうかを判定する(ステップS1810)。ここで、経路はリングレット1による経路である。つまり、ルート制御部2066は、記憶部2068に格納されるべき負荷情報を参照し、転送先までの経路に輻輳があるかどうかを判定する。
転送先までの経路に輻輳があると判定されない場合(ステップS1810:NO)、ステーション200nは、リングレット1にパケット送信を行う(ステップS1812)。つまり、ルート制御部2066は、リングレット1による経路に輻輳があると判定されない場合、リングレット1にパケットが送信されるように、スイッチ2062を切り替える。
一方、転送先までの経路に輻輳があると判定される場合(ステップS1810:YES)、ステーション200nは、転送先までの経路であって、ステップS1810により輻輳があると判定された経路以外の経路に輻輳があるかどうかを判定する(ステップS1814)。ここで、経路はリングレット2による経路である。つまり、ルート制御部2066は、記憶部2068に格納されるべき負荷情報を参照し、転送先までのリングレット2による経路に輻輳があるかどうかを判定する。
転送先のリングレット2による経路に輻輳があると判定される場合(ステップS1814:YES)、ステーション200nは、リングレット1にパケット送信を行う(ステップS1812)。他の経路でも輻輳が発生しているため、ホップ数の少ない経路の方が転送に係る時間が短いと想定されるためである。つまり、ルート制御部2066は、リングレット2による経路に輻輳があると判定される場合、リングレット1にパケットが送信されるように、スイッチ2062を切り替える。
一方、転送先のリングレット2による経路に輻輳があると判定されない場合(ステップS1814:NO)、ステーション200nは、リングレット2にパケット送信を行う(ステップS1816)。つまり、ルート制御部2066は、リングレット2による経路に輻輳があると判定されない場合、リングレット2にパケットが送信されるように、スイッチ2062を切り替える。
ステップS1808において、転送先へのホップ数が、リングレット1が小さいと判定されない場合(ステップS1808:NO)。ステーション200nは、転送先までの経路であって、ステップS1808により判定の対象となった経路以外の経路に輻輳があるかどうかを判定する(ステップS1818)。ここで、経路はリングレット2による経路である。つまり、ルート制御部2066は、記憶部2068に格納されるべき負荷情報を参照し、転送先までの経路に輻輳があるかどうかを判定する。
転送先までの経路に輻輳があると判定されない場合(ステップS1818:NO)、ステーション200nは、リングレット2にパケット送信を行う(ステップS1816)。つまり、ルート制御部2066は、リングレット2による経路に輻輳があると判定されない場合、リングレット2にパケットが送信されるように、スイッチ2062を切り替える。
一方、ステップS1818において、転送先までの経路に輻輳があると判定される場合(ステップS1818:YES)、ステーション200nは、転送先までの経路であって、ステップS1818により判定の対象となった経路以外の経路に輻輳があるかどうかを判定する(ステップS1820)。ここで、経路はリングレット1による経路である。つまり、ルート制御部2066は、記憶部2068に格納されるべき負荷情報を参照し、転送先までのリングレット1による経路に輻輳があるかどうかを判定する。
ステップS1820により転送先のリングレット1による経路に輻輳があると判定されない場合(ステップS1820:NO)、ステーション200nは、リングレット1にパケット送信を行う(ステップS1812)。輻輳が発生していない経路の方が好ましいためである。つまり、ルート制御部2066は、リングレット1による経路に輻輳があると判定されない場合、リングレット1にパケットが送信されるように、スイッチ2062を切り替える。
ステップS1820により転送先のリングレット1による経路に輻輳があると判定される場合(ステップS1820:YES)、ステーション200nは、リングレット2にパケット送信を行う(ステップS1816)。他の経路でも輻輳が発生しているため、ホップ数の少ない経路の方が転送に係る時間が短いと想定されるためである。つまり、ルート制御部2066は、リングレット2による経路に輻輳があると判定されない場合、リングレット2にパケットが送信されるように、スイッチ2062を切り替える。
<中継ステーション100の動作フロー>
図19は、<データ転送方法(その2)>が実行される場合に、中継ステーション100により実行される処理の一例を示す。
図19は、<データ転送方法(その2)>が実行される場合に、中継ステーション100により実行される処理の一例を示す。
中継ステーション100は、宛先ステーションに、転送先をセットする(ステップS1902)。つまり、ルート制御部1066は、リングネットワークインターフェース102又は104から入力されるべきデータの宛先となるステーションに、該データの転送先をセットする。
中継ステーション100は、転送先へのホップ数が、リングレット1の方が小さいかどうかを判定する(ステップS1904)。つまり、ルート制御部1066は、記憶部1068に格納されるべき経路情報を参照し、ステップS1902により設定されるべきステーションへのホップ数が、リングレット1の方が小さいかどうかを判定する。
転送先へのホップ数が、リングレット1の方が小さいと判定された場合(ステップS1904:YES)、中継ステーション100は、転送先までの経路に輻輳があるかどうかを判定する(ステップS1906)。ここで、経路はリングレット1による経路である。つまり、ルート制御部1066は、記憶部1068に格納されるべき負荷情報を参照し、転送先までの経路に輻輳があるかどうかを判定する。
転送先までの経路に輻輳があると判定されない場合(ステップS1906:NO)、中継ステーション100は、リングレット1にパケット送信を行う(ステップS1908)。つまり、ルート制御部1066は、リングレット1による経路に輻輳があると判定されない場合、リングレット1にパケットが送信されるように、スイッチ1062を切り替える。
一方、転送先までの経路に輻輳があると判定される場合(ステップS1906:YES)、中継ステーション100は、転送先までの経路であって、ステップS1906により輻輳があると判定された経路以外の経路に輻輳があるかどうかを判定する(ステップS1910)。ここで、経路はリングレット2による経路である。つまり、ルート制御部1066は、記憶部1068に格納されるべき負荷情報を参照し、転送先までのリングレット2による経路に輻輳があるかどうかを判定する。
転送先のリングレット2による経路に輻輳があると判定される場合(ステップS1910:YES)、中継ステーション100は、リングレット1にパケット送信を行う(ステップS1908)。他の経路でも輻輳が発生しているため、ホップ数の少ない経路の方が転送に係る時間が短いと想定されるためである。つまり、ルート制御部1066は、リングレット2による経路に輻輳があると判定される場合、リングレット1にパケットが送信されるように、スイッチ1062を切り替える。
一方、転送先のリングレット2による経路に輻輳があると判定されない場合(ステップS1910:NO)、中継ステーション100は、リングレット2にパケット送信を行う(ステップS1912)。つまり、ルート制御部1066は、リングレット2による経路に輻輳があると判定されない場合、リングレット2にパケットが送信されるように、スイッチ1062を切り替える。
ステップS1904において、転送先へのホップ数が、リングレット1が小さいと判定されない場合(ステップS1904:NO)、中継ステーション100は、転送先までの経路であって、ステップS1904により判定の対象となった経路以外の経路に輻輳があるかどうかを判定する(ステップS1914)。ここで、経路はリングレット2による経路である。つまり、ルート制御部1066は、記憶部1068に格納されるべき負荷情報を参照し、転送先までの経路に輻輳があるかどうかを判定する。
転送先までの経路に輻輳があると判定されない場合(ステップS1914:NO)、中継ステーション100は、リングレット2にパケット送信を行う(ステップS1912)。つまり、ルート制御部1066は、リングレット2による経路に輻輳があると判定されない場合、リングレット2にパケットが送信されるように、スイッチ1062を切り替える。
一方、ステップS1914において、転送先までの経路に輻輳があると判定される場合(ステップS1914:YES)、中継ステーション100は、転送先までの経路であって、ステップS1914により判定の対象となった経路以外の経路に輻輳があるかどうかを判定する(ステップS1916)。ここで、経路はリングレット1による経路である。つまり、ルート制御部1066は、記憶部1068に格納されるべき負荷情報を参照し、転送先までのリングレット1による経路に輻輳があるかどうかを判定する。
ステップS1916により転送先のリングレット1による経路に輻輳があると判定されない場合(ステップS1916:NO)、中継ステーション100は、リングレット1にパケット送信を行う(ステップS1908)。輻輳が発生していない経路の方が好ましいためである。つまり、ルート制御部1066は、リングレット1による経路に輻輳があると判定されない場合、リングレット1にパケットが送信されるように、スイッチ1062を切り替える。
ステップS1916により転送先のリングレット1による経路に輻輳があると判定される場合(ステップS1916:YES)、中継ステーション100は、リングレット2にパケット送信を行う(ステップS1912)。他の経路でも輻輳が発生しているため、ホップ数の少ない経路の方が転送に係る時間が短いと想定されるためである。つまり、ルート制御部1066は、リングレット2による経路に輻輳があると判定されない場合、リングレット2にパケットが送信されるように、スイッチ1062を切り替える。
<変形例>
本変形例に従ったシステムは、図5を参照して説明したシステムと同様である。
本変形例に従ったシステムは、図5を参照して説明したシステムと同様である。
本変形例に従った中継ステーション100、及びステーション200nは、図8を参照して説明した中継ステーション、及び図9を参照して説明したステーションと同様である。
本変形例では、本通信システムに障害が発生した場合の動作について説明される。
<本通信システムの動作例>
図20は、本通信システムにおいて障害が発生した場合の例を示す。図20に示される例では、ステーション2001と、中継ノード100との間に障害が発生している。
図20は、本通信システムにおいて障害が発生した場合の例を示す。図20に示される例では、ステーション2001と、中継ノード100との間に障害が発生している。
一例として、ステーション2002から、ステーション2008に、データが転送される場合について説明する。
本通信システムによりデータ伝送が行われる事前準備として、上述した実施例と同様に、中継ステーション100及び各ステーション200nには、配下にあるネットワーク情報が設定される。
本通信システムによりデータ伝送が行われる際に、全ステーション200nは、当該ステーション200nが属するリングネットワークに属する他のステーション200nに、該リングネットワークの並び順を表す経路情報を作成するためのパケットをブロードキャストする。
また、中継ステーション100は、各ステーション200nに、当該中継ステーション100の識別子をブロードキャストする。
さらに、ステーション200nは、受信バッファの状態が輻輳と判断できる閾値以上となった場合、他のステーション及び中継ステーション100に、輻輳を表す輻輳情報をブロードキャストするようにしてもよい。
図21は、ステーション200nにより作成されるべきリングネットワークの並び順を表す経路情報及び輻輳状態を表す負荷情報の一例を示す。
図21には、一例として、ステーション2002により作成されるべき経路情報が示される。ステーション2002からは、ステーション2001と、中継ノード100との間に障害が発生しているので、リングレット1において、中継ノード100より先のステーションは認識できない。従って、リングレット1における経路情報、及び負荷情報は、図21の上段に示されるようになる。また、リングレット2では、中継ノード100より先のステーションは認識できない。従って、リングレット1における経路情報、及び負荷情報は、図21の下段に示されるようになる。
図21に示されるように、ノードの並び順を表す経路情報だけではなく、輻輳ビットにより表される負荷情報が格納されてもよい。
ステーション2002は、転送先であるステーション2008の属するリングネットワークRN2と、当該ステーション2002の属するリングネットワークRN1が異なるため、中継ステーション100にデータを転送する。ステーション2002は、中継ステーション100に、データを転送する際、図21に示される経路情報を参照して、リングレット1又はリングレット2に転送する。図21に示される例では、データの転送先となるべき中継ノード100は、リングレット2にしか存在しない。従って、ステーション2002は、リングレット2に、データを転送する。その結果、ステーション2002からのデータは、ステーション2003、ステーション2004、ステーション2005を介して、中継ステーション100に転送される。
ステーション2001から転送されたデータを受信した中継ステーション100は、ステーション2008に、該データを転送する。中継ステーション100は、経路情報を参照して、ステーション2008にデータを転送するために転送すべきステーションを選択する。
図22は、中継ステーション100により作成されるべき経路情報、及び負荷情報の一例を示す。図22では、上段にリングネットワークRN1における経路情報、及び負荷情報、下段にリングネットワークRN2における経路情報、及び負荷情報が示される。
図22に示される例では、リングネットワークRN1のリングレット1では、ノードの並び順として、ステーション2005、ステーション2004、ステーション2003、ステーション2002、ステーション2001が収集される。しかし、ステーション2001と、中継ノード100との間に障害が発生しているため、リングネットワークRN1のリングレット2では、ノードの並び順として、当該中継ステーション100しか収集されない。一方、リングネットワークRN2では障害が発生していないため、該リングネットワークRN2に属する全ステーション200nの情報が取得される。中継ステーション100からステーション2003までのホップ数は、リングネットワークRN2において、リングレット1では「4」、リングレット2では「2」となる。しかし、転送距離が短い経路には輻輳が発生していない。従って、転送経路が短いリングレット2にデータを転送する。その結果、中継ステーション100からのデータは、ステーション2007を介して、ステーション2008に転送される。
本通信システムの動作は、上述した実施例と同様である。但し、障害が発生しているリングネットワークにおけるリングレットを選択する際に、一方のリングレットの経路情報にしか転送先となるべきステーションが存在しない。従って、転送距離が短くなる経路ではなく、転送先となるべきステーションが存在するリングレットが選択される。
本実施例及び変形例によれは、複数のリングネットワークを接続する際に、一筆書きとなるように、各リングネットワークに含まれるステーション間を接続することにより、実際の設置環境において、効率的に、伝送路を構築できる。また、転送距離を短縮できるため、低コストにできる。また、転送距離を短縮できるため、伝送遅延を低減できる。また、輻輳が発生した場合において、効率的に経路選択できる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数のリングネットワークの間でデータを中継する中継ステーションであって、
各リングネットワークは、複数のステーションを含み、
前記複数のリングネットワークのうち、第1のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第1の送受信回路と、
前記複数のリングネットワークのうち、第2のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第2の送受信回路と、
前記第1の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第2のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第2の送受信回路に入力し、
前記第2の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第1のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第1の送受信回路に入力するスイッチと
を有する中継ステーション。
(付記2)
付記1に記載の中継ステーションにおいて
前記リングネットワークには、第1の方向にデータを伝送する第1のリングレットと、該第1の方向とは逆の第2の方向にデータを伝送する第2のリングレットとが含まれ、
前記第1の送受信回路は、
前記第1のリングネットワークに含まれる第1のリングレットを介してデータの送受信を行う第1リング送受信部と、
前記第1のリングネットワークに含まれる第2のリングレットを介してデータの送受信を行う第2リング送受信部と
有し、
前記第2の送受信回路は、
前記第2のリングネットワークに含まれる第1のリングレットを介してデータの送受信を行う第1リング送受信部と、
前記第2のリングネットワークに含まれる第2のリングレットを介してデータの送受信を行う第2リング送受信部と
を有する、中継ステーション。
(付記3)
付記2に記載の中継ステーションにおいて、
各ステーションによりブロードキャストされるべき情報に基づいて生成された経路情報を格納する経路情報格納部と、
該経路情報格納部に格納された経路情報に基づいて、データを転送すべき経路を設定する経路設定部と
を有し、
前記スイッチは、前記経路設定部により設定されるべき経路に従って、
前記第1の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第2のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第2の送受信回路に含まれる第1リング送受信部、又は第2のリング送受信部のいずれか一方に入力し、
前記第2の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第1のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第1の送受信回路に含まれる第1リング送受信部、又は第2のリング送受信部のいずれか一方に入力する、中継ステーション。
(付記4)
付記3に記載の中継ステーションにおいて、
各ステーションによりブロードキャストされるべき輻輳状態を表す情報に基づいて生成されるべき、前記リングネットワークにおける輻輳情報を格納する輻輳情報格納部
を有し、
前記経路設定部は、前記輻輳情報格納部に格納された輻輳情報に基づいて、該輻輳を避けるように、データを転送すべき経路を設定する、中継ステーション。
(付記5)
複数のリングネットワークの間でデータを中継する中継ステーションにおける中継方法であって、
各リングネットワークは、複数のステーションを含み、
ステーションからデータを受信する受信ステップと、
該受信ステップにより受信されたデータの宛先が、前記ステーションが属するリングネットワークと同じかどうかを判定する宛先判定ステップと、
該宛先判定ステップにより、前記受信ステップにより受信されたデータの宛先が前記ステーションが属するリングネットワークと同じでないと判定された場合に、該データを前記宛先となるステーションが属するリングネットワークに送信するステップと
を有する、中継方法。
(付記6)
付記3に記載の中継ステーションにおいて、
前記経路設定部は、当該中継ステーションからの距離が短い経路に、データを転送すべき経路を設定する、中継ステーション。
(付記7)
付記4に記載の中継ステーションにおいて、
前記経路設定部は、前記輻輳がない経路に、データを転送すべき経路を設定する、中継ステーション。
(付記8)
複数のリングネットワークの間でデータを中継する中継ステーションであって、
各リングネットワークは、複数のステーションを含み、
前記複数のリングネットワークのうち、第1のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第1の送受信回路と、
前記複数のリングネットワークのうち、第2のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第2の送受信回路と、
前記第1の送受信回路により受信されたデータを前記第2の送受信回路に入力し、前記第2の送受信回路により受信されたデータを前記第1の送受信回路に入力するスイッチと
を有する、中継ステーション。
(付記1)
複数のリングネットワークの間でデータを中継する中継ステーションであって、
各リングネットワークは、複数のステーションを含み、
前記複数のリングネットワークのうち、第1のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第1の送受信回路と、
前記複数のリングネットワークのうち、第2のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第2の送受信回路と、
前記第1の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第2のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第2の送受信回路に入力し、
前記第2の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第1のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第1の送受信回路に入力するスイッチと
を有する中継ステーション。
(付記2)
付記1に記載の中継ステーションにおいて
前記リングネットワークには、第1の方向にデータを伝送する第1のリングレットと、該第1の方向とは逆の第2の方向にデータを伝送する第2のリングレットとが含まれ、
前記第1の送受信回路は、
前記第1のリングネットワークに含まれる第1のリングレットを介してデータの送受信を行う第1リング送受信部と、
前記第1のリングネットワークに含まれる第2のリングレットを介してデータの送受信を行う第2リング送受信部と
有し、
前記第2の送受信回路は、
前記第2のリングネットワークに含まれる第1のリングレットを介してデータの送受信を行う第1リング送受信部と、
前記第2のリングネットワークに含まれる第2のリングレットを介してデータの送受信を行う第2リング送受信部と
を有する、中継ステーション。
(付記3)
付記2に記載の中継ステーションにおいて、
各ステーションによりブロードキャストされるべき情報に基づいて生成された経路情報を格納する経路情報格納部と、
該経路情報格納部に格納された経路情報に基づいて、データを転送すべき経路を設定する経路設定部と
を有し、
前記スイッチは、前記経路設定部により設定されるべき経路に従って、
前記第1の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第2のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第2の送受信回路に含まれる第1リング送受信部、又は第2のリング送受信部のいずれか一方に入力し、
前記第2の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第1のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第1の送受信回路に含まれる第1リング送受信部、又は第2のリング送受信部のいずれか一方に入力する、中継ステーション。
(付記4)
付記3に記載の中継ステーションにおいて、
各ステーションによりブロードキャストされるべき輻輳状態を表す情報に基づいて生成されるべき、前記リングネットワークにおける輻輳情報を格納する輻輳情報格納部
を有し、
前記経路設定部は、前記輻輳情報格納部に格納された輻輳情報に基づいて、該輻輳を避けるように、データを転送すべき経路を設定する、中継ステーション。
(付記5)
複数のリングネットワークの間でデータを中継する中継ステーションにおける中継方法であって、
各リングネットワークは、複数のステーションを含み、
ステーションからデータを受信する受信ステップと、
該受信ステップにより受信されたデータの宛先が、前記ステーションが属するリングネットワークと同じかどうかを判定する宛先判定ステップと、
該宛先判定ステップにより、前記受信ステップにより受信されたデータの宛先が前記ステーションが属するリングネットワークと同じでないと判定された場合に、該データを前記宛先となるステーションが属するリングネットワークに送信するステップと
を有する、中継方法。
(付記6)
付記3に記載の中継ステーションにおいて、
前記経路設定部は、当該中継ステーションからの距離が短い経路に、データを転送すべき経路を設定する、中継ステーション。
(付記7)
付記4に記載の中継ステーションにおいて、
前記経路設定部は、前記輻輳がない経路に、データを転送すべき経路を設定する、中継ステーション。
(付記8)
複数のリングネットワークの間でデータを中継する中継ステーションであって、
各リングネットワークは、複数のステーションを含み、
前記複数のリングネットワークのうち、第1のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第1の送受信回路と、
前記複数のリングネットワークのうち、第2のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第2の送受信回路と、
前記第1の送受信回路により受信されたデータを前記第2の送受信回路に入力し、前記第2の送受信回路により受信されたデータを前記第1の送受信回路に入力するスイッチと
を有する、中継ステーション。
100 中継ステーション
102 リングネットワークインターフェース
10221 カプセリング処理部
10222 カプセリング処理部
10241 バッファ
10242 バッファ
104 リングネットワークインターフェース
10421 カプセリング処理部
10422 カプセリング処理部
10441 バッファ
10442 バッファ
106 MAC制御部
1062 スイッチ
1064 ステーション間通信インターフェース
1066 ルート制御部
1068 記憶部
108 LANインターフェース
200n(nは、n>0の整数) ステーション
20221 カプセリング処理部
20222 カプセリング処理部
20241 バッファ
20242 バッファ
206 MAC制御部
2062 スイッチ
2064 ステーション間通信インターフェース
2066 ルート制御部
2068 記憶部
208 LANインターフェース
102 リングネットワークインターフェース
10221 カプセリング処理部
10222 カプセリング処理部
10241 バッファ
10242 バッファ
104 リングネットワークインターフェース
10421 カプセリング処理部
10422 カプセリング処理部
10441 バッファ
10442 バッファ
106 MAC制御部
1062 スイッチ
1064 ステーション間通信インターフェース
1066 ルート制御部
1068 記憶部
108 LANインターフェース
200n(nは、n>0の整数) ステーション
20221 カプセリング処理部
20222 カプセリング処理部
20241 バッファ
20242 バッファ
206 MAC制御部
2062 スイッチ
2064 ステーション間通信インターフェース
2066 ルート制御部
2068 記憶部
208 LANインターフェース
Claims (6)
- 複数のリングネットワークの間でデータを中継する中継ステーションであって、
各リングネットワークは、複数のステーションを含み、
前記複数のリングネットワークのうち、第1のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第1の送受信回路と、
前記複数のリングネットワークのうち、第2のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第2の送受信回路と、
前記第1の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第2のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第2の送受信回路に入力し、
前記第2の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第1のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第1の送受信回路に入力するスイッチと
を有する、中継ステーション。 - 請求項1に記載の中継ステーションにおいて
前記リングネットワークには、第1の方向にデータを伝送する第1のリングレットと、該第1の方向とは逆の第2の方向にデータを伝送する第2のリングレットとが含まれ、
前記第1の送受信回路は、
前記第1のリングネットワークに含まれる第1のリングレットを介してデータの送受信を行う第1リング送受信部と、
前記第1のリングネットワークに含まれる第2のリングレットを介してデータの送受信を行う第2リング送受信部と
有し、
前記第2の送受信回路は、
前記第2のリングネットワークに含まれる第1のリングレットを介してデータの送受信を行う第1リング送受信部と、
前記第2のリングネットワークに含まれる第2のリングレットを介してデータの送受信を行う第2リング送受信部と、
を有する、中継ステーション。 - 請求項2に記載の中継ステーションにおいて、
各ステーションによりブロードキャストされるべき情報に基づいて生成された経路情報を格納する経路情報格納部と、
該経路情報格納部に格納された経路情報に基づいて、データを転送すべき経路を設定するリ経路設定部と
を有し、
前記スイッチは、前記経路設定部により設定されるべき経路に従って、
前記第1の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第2のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第2の送受信回路に含まれる第1リング送受信部、又は第2のリング送受信部のいずれか一方に入力し、
前記第2の送受信回路により受信されたデータの宛先が前記第1のリングネットワークに含まれるステーションである場合に、該データを、前記第1の送受信回路に含まれる第1リング送受信部、又は第2のリング送受信部のいずれか一方に入力する、中継ステーション。 - 請求項3に記載の中継ステーションにおいて、
各ステーションによりブロードキャストされるべき輻輳状態を表す情報に基づいて生成されるべき、前記リングネットワークにおける輻輳情報を格納する輻輳情報格納部
を有し、
前記経路設定部は、前記輻輳情報格納部に格納された輻輳情報に基づいて、該輻輳を避けるように、データを転送すべき経路を設定する、中継ステーション。 - 複数のリングネットワークの間でデータを中継する中継ステーションにおける中継方法であって、
各リングネットワークは、複数のステーションを含み、
ステーションからデータを受信する受信ステップと、
該受信ステップにより受信されたデータの宛先が、前記ステーションが属するリングネットワークと同じかどうかを判定する宛先判定ステップと、
該宛先判定ステップにより、前記受信ステップにより受信されたデータの宛先が前記ステーションが属するリングネットワークと同じでないと判定された場合に、該データを前記宛先となるステーションが属するリングネットワークに送信するステップと
を有する、中継方法。 - 複数のリングネットワークの間でデータを中継する中継ステーションであって、
各リングネットワークは、複数のステーションを含み、
前記複数のリングネットワークのうち、第1のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第1の送受信回路と、
前記複数のリングネットワークのうち、第2のリングネットワークとの間でデータの送受信を行う第2の送受信回路と、
前記第1の送受信回路により受信されたデータを前記第2の送受信回路に入力し、前記第2の送受信回路により受信されたデータを前記第1の送受信回路に入力するスイッチと
を有する、中継ステーション。
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