JP2015053581A - 送信装置、受信装置、管理装置及びプログラム - Google Patents

送信装置、受信装置、管理装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線マルチホップネットワークにおいて、メッセージを伝送する場合に、メッセージの輻輳を回避しつつ、始点の通信端末から終点の通信端末までのメッセージの到達時間を短縮する。
【解決手段】送信装置は、無線マルチホップネットワークを構成する無線同報通信機能を有する複数の通信装置のうち無線通信が可能な範囲に位置する複数の第1通信装置に対して、無線同報通信によりメッセージを送信する第1の通信部と、無線同報通信機能を有する複数の前記通信装置の中から、前記第1の通信部が無線通信可能な範囲外に位置し、かつ第1の通信路を確立可能な第2通信装置を指定する指定部と、前記第1の通信部より広い範囲に通信可能な通信部であって、前記指定部により指定された第2通信装置との間で前記第1の通信路を確立し、確立した前記第1通信路を用いて前記メッセージを送信する第2の通信部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、送信装置、受信装置、管理装置及びプログラムに関する。
無線を使用したネットワークの形態として、無線通信端末同士が直接接続してネットワークを構築するアドホックネットワークというものがある。アドホックネットワークの1方式には、無線マルチホップネットワークがある。無線マルチホップネットワークでは、始点の無線通信端末が送信したメッセージを近接する無線通信端末が順次転送することで、無線マルチホップネットワーク上の各無線通信端末にメッセージを配信できる。つまり、無線マルチホップネットワークでは、無線通信端末は中継装置の役割も兼ねる。
無線マルチホップネットワークにおいて、各無線通信端末は、メッセージを無線同報通信(無線通信によるマルチキャスト又は無線通信によるブロードキャスト)で配信することができる。一つの無線通信端末からメッセージを受信した複数の無線通信端末が、同時にメッセージの無線同報通信による配信を行うと、メッセージが混雑し輻輳することがある。輻輳する結果、メッセージ同士が衝突してメッセージが無線通信端末で受信できなくなることがある。
メッセージの輻輳を回避するため、無線マルチホップネットワーク内のそれぞれの無線通信端末はメッセージを無線同報通信により配信するタイミングが異なるようにタイミングスケジュールする方法がある。この方法では、各無線通信端末が、メッセージを受信後、一定期間待機し、メッセージを送信しているため、特にネットワーク規模が大きい場合に、始点の通信端末から終点の通信端末までにメッセージが到達するまでの到達時間が遅くなってしまう。
特開2010−226326号公報
本発明の一側面は、無線マルチホップネットワークにおいて、メッセージを伝送する場合に、メッセージの輻輳を回避しつつ、始点の通信端末から終点の通信端末までのメッセージの到達時間を短縮することを目的とする。
本発明の一観点にかかる送信装置は、第1の通信部と、指定部と、第2の通信部とを備える。第1の通信部は、無線マルチホップネットワークを構成する無線同報通信機能を有する複数の通信装置のうち無線通信が可能な範囲に位置する複数の第1通信装置に対して、無線同報通信によりメッセージを送信する。指定部は、無線同報通信機能を有する複数の前記通信装置の中から、前記第1の通信部が無線通信可能な範囲外に位置し、かつ第1の通信路を確立可能な第2通信装置を指定する。第2の通信部は、前記第1の通信部より広い範囲に通信可能な通信部であって、前記指定部により指定された第2通信装置との間で前記第1の通信路を確立し、確立した前記第1通信路を用いて前記メッセージを送信する。
本発明の第1の実施形態にかかる通信システムを示すブロック図。 本発明の第1の実施形態にかかる無線マルチホップネットワークの概略図。 図1の第2の通信部13で通信路を確立した場合の、無線マルチホップネットワークの構成を示す概略図。 本発明の第1の実施形態にかかるメッセージのパケットの例を示す図。 図1の送信装置10の動作を示すフローチャート。 図1の第1の通信装置20の動作を示すフローチャート。 図1の第2の通信装置30の動作を示すフローチャート。 図3の通信システムの動作を示すシーケンス図。 輻輳制御を説明するための図。 図9を説明するためのネットワークトポロジの概略図。 第1の実施形態の変形例に係る通信システムを示すブロック図。 第2の実施形態に係る通信システムを示すブロック図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
<第1の実施形態>
図1 は、本発明の第1の実施形態にかかる通信システムを示すブロック図である。図1の通信システムは、図2のマルチホップネットワークで示すノードの一部のノードである。図2のノードN0は、図1の送信装置10に対応する。図2のノードN1は、図1の第2の通信装置30に対応する。それ以外のノードは、第2の通信装置30又は第1の通信装置20に対応する(以下では、第1の通信装置20又は第2の通信装置30のいずれかを指す場合は、通信装置と称する。)。
図1に示すように、通信システムは、送信装置10と第1通信装置20と第2通信装置30とを備える。図1においては、第1通信装置20と第2通信装置30とを1つずつしか示していないが、実際は図2にノードで示すように、多数の第1通信装置20と第2通信装置30で無線マルチホップネットワークを構成している。
図2に示す無線マルチホップネットワークでは、送信装置10が送信したメッセージを、各ノード(通信装置)が順次転送することで、無線マルチホップネットワーク上の各ノードにメッセージを配信できる。メッセージは、図2でラベルを付した番号順に、順次メッセージが転送される。例えば、ノード0からノード1に転送され、ノード1からノード2に転送される。メッセージは無線同報通信(無線によるマルチキャスト又はブロードキャスト)で転送されるため、一つのノードから複数のノードにメッセージが転送される。無線マルチホップネットワーク上のノード(通信装置)は、各自無線同報通信機能を有する。無線同報通信機能とは、受け取ったメッセージを無線同報通信により送信可能な機能である。
ここで、第1通信装置20は、単一の通信手段(第1の通信部223)を有し、第2通信装置30は、複数の通信手段(第1の通信部32及び第2の通信部33)を有している。図1の第1ネットワーク40は、無線マルチホップネットワークである。第2ネットワーク50は、特定の端末間で構築される通信路(例えば、TCPセッション、PPP(Point-to-Point Protocol)セッション、又はL2TP(Layer2 Tunneling Protocol)トンネル)を含むネットワークである。第1ネットワーク40は、第1の通信部12や第1の通信部22が構築する。図1の第2のネットワーク50は、送信装置10の第2の通信部13と第2の通信装置30の第2の通信部33が通信路を確立して構築されるネットワークである。
図1に示すように、送信装置10は、メッセージ発送部11と、第1の通信部12と、第2の発送部13と、指定部14とを備える。図1に示される送信装置10の各部は、それぞれの機能が予めプログラミングされた専用チップで実現されてもよいし、CPU(Central Processing Unit)などの情報処理装置がROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置に記憶されているプログラムを読み出して実行することで実現された機能であってもよい。
メッセージ発送部11は、メッセージを発送する。メッセージ発送部11は、例えば、管理インターフェイスを介した指示、タイマによる定期的な送信指示、または、他のサービス等からのRPC(遠隔手続き呼び出し) による送信指示等があった場合にメッセージを発送する。メッセージは、第1の通信部12を介して第1ネットワーク140に送信される。また、メッセージは第2の通信部13を介して第2ネットワーク50に送信される。
第1の通信部12は、メッセージ発送部11から受け取ったメッセージを、無線マルチホップネットワークを構成する複数の通信装置のうち第1の通信部12による無線通信が可能な範囲に位置する複数または単数の通信装置に対して、無線同報通信(ブロードキャスト又はマルチキャスト)により送信する。ここで、ブロードキャストによりメッセージの送信は、例えば、すべての通信装置を宛先としたヘッダを含むパケットの送信により実現することができる。また、マルチキャストによるメッセージの送信は、例えば、特定の条件を満たすすべての通信端末を指定したヘッダを含むパケットの送信により実現することができる。4(a),(b)それぞれに、ブロードキャストとマルチキャストのパケットの例を示す。
図4においては、ペイロードは、メッセージ本体と、トランスポート層ヘッダ (一般にはUDPヘッダ) とを含む。メッセージ本体は、例えば管理者によって発行される緊急性の高いメッセージ (緊急節電要請等) である。尚、ペイロードの内容はアプリケーション固有である。図4(a)のパケットは、ペイロードに加えて、802.15.4等のリンク層ヘッダとIP層(たとえば、IPv6、6lowpan: RFC 4944等) のヘッダを含む。リンク層ヘッダとIP層ヘッダは、それぞれ全ノードを宛先とするブロードキャストアドレスを宛先に設定している。ここで、リンク層のヘッダは、個々のホップ(隣接ノード)における宛先(DST(Destination))と送信元(SRC(Sorce adress))を記載する。IP層のヘッダは、マルチホップネットワーク全体における宛先(DST)と送信元(SRC)を記載する。なお、図4(b)のパケットは、マルチキャストアドレスをIP層の宛先に利用する例を示した。ここで、IPv6の宛先はブロードキャストの場合は、ff01::1 と表すことができる。一方、IPv6の宛先として、マルチキャストの例として全ルータを宛先とする場合(末端ノードを宛先から除外する場合)は ff01::2 と定められている。なお、IPv6においては、ルーティング上の扱いを除いて実質的にマルチキャストとブロードキャストの扱いに差がない。
本実施形態では、第1の通信部12は、図2で示したノード1に対してメッセージを送信することができる。ここで、第1の通信部12が無線通信可能な範囲に位置するノードを隣接ノードと表現する。第1の通信部12が無線により送信可能な範囲は、第1の通信部12が送信する無線信号の電波により直接届く範囲となる。例えば、第1の通信部12の電波は、半径100m程度の範囲まで直接届く。無線により送信可能な範囲は、電波が距離的に届く距離であっても、遮蔽物等の影響で電波が届かない場合は、送信可能な範囲外になる。図2の例では、例えば、ノード0に隣接ノードをノード1と表記している。ノード1に対する隣接ノードを、ノード0又はノード2と表記している。ノード2に対する隣接ノードは、ノード1又はノード3と表記している。図2の無線マルチホップネットワークでは、ノード0からノード1にメッセージを転送し、ノード1からノード2にメッセージを転送し、隣接ノード間でメッセージを転送することで、ネットワーク上のノード隅々までメッセージを転送できる。なお、各ノードは、隣接ノード間で逆向きにもメッセージを転送できる。つまり、ノード4からノード3に向けてメッセージを転送し、ノード3からノード2にメッセージを転送し、ノード2からノード1にメッセージを転送するといったこともできる。
第2の通信部13は、第1の通信部12より広い範囲に通信可能であって、無線マルチホップネットワークを構成する複数の通信装置のうち、指定部14により指定された通信装置との間で通信路を確立する。第2の通信部13は、確立した通信路を用いてメッセージを送信する。通信路は、例えば、TCPセッション、PPP(Point-to-Point Protocol)セッション、又はL2TP(Layer2 Tunneling Protocol)トンネル)である。図2及び図3の例で示すように、本実施形態では、ノードN0からノードN1に対して、通信路を確立する。ここで、第2の通信部13が通信路を確立できる通信装置は、第2の通信部13との間で通信路を確立することが可能な通信部を有する装置である。図1の例では、第2通信装置30のように第2の通信部33を備える装置である。第2の通信部13は、第1の通信部12と性質が異なる。具体的には、第1の通信部12と比べて、広域に通信が可能である。また、第1の通信部12は無線同報通信であるのに対して、第2の通信部13は、通信路を構築可能な相手と、動的に通信路を構成可能であって、一対一に通信を行う。第2の通信部13は、例えば3G網、4G網、LTE(Long Term Evolution)により構成される。また、第2の通信部13は、第1の通信部12上の仮想リンクにより実現することもできる。
第2の通信部13が、第1の通信部12と比べて、広域に通信可能な理由を説明する。第2の通信部13が、例えば、3G網である場合、第2の通信部13は、基地局(図示しない)を介してメッセージを宛先の通信装置に送る。第2の通信部13は、基地局がカバーする範囲の通信装置と通信することができるため広域に通信可能である。一方、第2の通信部13が、第1の通信部12の仮想リンク上に実現される場合は、第2の通信部13は、宛先として指定する通信装置をヘッダとしたカプセル化したパケット(4(c)参照)を送信する。当該カプセル化したパケットは、当該パケットにより宛先として指定されたアドレスに、複数の隣接する通信装置を介して伝達可能である。また、カプセル化されたパケットは、指定された宛先に到達するまで、マルチホップネットワークで通常行われる輻輳制御が行われない(詳細は後述する。)したがって、第1の通信部12の仮想リンクで構築する場合は、メッセージを遠くの宛先に速く到達させることができる。
図4(c)に、カプセル化したパケットの一例を示す。一例としてL2TP (RFC2661) を利用したトンネリングの際の例を示す。図1の送信装置10において、メッセージ発送部11がペイロードを生成し、これを第1の通信部12及び第2の通信部13の各々に入力する。第1の通信部12は、メッセージの受信対象を全ノードであるとして、図4(a)のようなメッセージを送信する。一方、第2の通信部13は、図4(c)に示すように、第2の通信部13の入口において、ペイロードに対してブロードキャストアドレスを対象としたIP層ヘッダ1を付加し、更に、PPPヘッダ、及びL2TPヘッダを付加し、これを第1の通信部12を利用して第2通信装置30に届けるために、別途リンク層ヘッダ、IP層ヘッダ2、UDPヘッダを付加する。送信装置10と第2通信装置30との間の通信装置における第1の通信部は、通常のIPの処理に従い、図4(c)のパケットを第2通信装置30まで転送する (これは、IP層ヘッダ2の宛先により指定される)。なお、この転送処理は通常のIPスタックの処理による転送であり、RFC6206: Trickle Algorithmにもとづく遅延は発生しない。第2通信装置30に到着した図4(c)のパケットは、L2TPにより定められた手順でヘッダが除去され、IP層ヘッダ1とペイロードが取り出される。IP層ヘッダ1がブロードキャストアドレス宛 (もしくはマルチキャストアドレス宛) であることから、通常のIPスタック処理に従いリンク層ヘッダを追加し、第1の通信部32より図4(a)と同等の形で第2通信装置30の第1の通信部32から、無線マルチキャストにより再送信される。この際、片方向リレー処理部34は、第1の通信部32からのメッセージ入力であっても、第2の通信部33からのメッセージの入力であっても、所与の条件を満たした場合、必ず第1の通信部32からのメッセージのリレー再送信を行う。このため、たまたま第2の通信部33を経由しないメッセージが先に第2通信装置30に到着したとしても、第2の通信部33による通信路を逆流することはない。片方向リレー処理部34の詳細は後述する。尚、図4(c)ではL2TPを用いたトンネリングを例として示したが、第2の通信部13を第1の通信部12上で仮想的な通信路として構築する手段はTCPによるセッションや、アプリケーション層における転送処理などを利用しても良い。
指定部14は、第2の通信部13が通信路を確立する通信装置を指定し、第2の通信部13に対して通信路確立指示を出す。ここで、指定部14は、通信路を確立する通信装置として、第2の通信部13との間で通信路を確立することが可能な通信部を有する通信装置の集合から、実際に通信路を確立する通信装置を選択する。指定部14は、第1の通信部12が無線通信可能な範囲外に位置する通信装置を第2の通信装置として指定する。第2の通信部13が通信路を確立する通信装置を指定する方法は複数の方法がある。ここで、第1の通信部12が無線通信可能な範囲外とは、例えば、第1の通信部12が送信する無線信号の電波により直接届く範囲外の領域である。例えば、第1の通信部12の電波が半径100m程度の範囲まで直接届く場合、半径100mより遠くの範囲が、無線通信可能な範囲外である。尚、電波が距離的に届く距離であっても、遮蔽物等の影響で電波が届かない領域がある場合は、当該電波が届かない領域も無線通信可能な範囲外となる。
第1の方法は、指定部14が、無線マルチホップネットワークを構成する複数の無線同報通信機能を有する通信装置のうち所定数以上(例えば全体の98%以上)の通信装置に対してメッセージが到達するまでにかかる上限時間である第1の上限時間と、指定部14が管理する無線マルチホップネットワークのネットワークトポロジとに基づき、指定する方法である。なお、第1の上限値数は、例えば、外部の管理者等によりあらかじめ定められた値であっても良い。例えば、マルチホップネットワーク上の通信装置のメッセージ受信時刻から片方向遅延を計測し、片方向遅延の最大値(あるいは98% 順位における片方向遅延等) が閾値以下となるよう、第2の通信部13による通信路の確立先の通信装置を指定する。ここで、指定部14は、図2に示すような無線マルチホップネットワークのネットワークトポロジを管理する。ネットワークトポロジは、ノードとノード間を結ぶリンク(通信路)から構成される。指定部14は、例えば、無線マルチホップネットワークを構成する際に、各ノードから、ノード間の接続関係や隣接ノードなどの情報を含む通知を受けとることで、無線マルチホップネットワーク全体のネットワークトポロジの状況を管理することができる。
第2の方法は、指定部14が、無線マルチホップネットワークを構成する複数の通信装置のうち所定数以上の通信装置に対して前記メッセージが到達するまでに経由することが可能な通信装置の数(ホップ数)の上限値である第1の上限装置数と、指定部14が管理する無線マルチホップネットワークのネットワークトポロジとに基づき、指定する方法である。なお、第1の上限装置数は、例えば、外部の管理者等によりあらかじめ定められた値であっても良い。例えば、無線マルチホップ通信により構成されるネットワークトポロジにおいて、送信装置10を中心とした時の最大ホップ数(あるいは98パーセント順位におけるホップ数等)が閾値以下となるように、第2の通信部13が通信路を確立する通信装置を指定する方法がある。より具体的には、指定部14は、ネットワークトポロジをグラフとして整理し、ホップ数が閾値よりも高い領域により近い第2の通信装置30に第2の通信部13による通信路を構成する。図2及び図3の例では、ホップ数の閾値が4であり、N2及びN3の、ホップ数が閾値より多い。そこで、図3のように、ノードN0からノードN1に通信路を確立することで、N2及びN3のホップ数を閾値以下とすることができる。
第3の方法として、指定部14が、無線マルチホップネットワークを構成する複数の通信装置のうち所定数以上の通信装置に対して、メッセージが到達するまでに経由する通信装置の数の最大値の2/3の位置にある通信装置を指定する方法がある。指定部14は、最大ホップ数から2/3 の位置にある第2の通信装置30 に通信路を構成すると、もっともホップ数が小さくなる(該当領域に関してはホップ数が1/3 となる) ので、これを指標として通信路を構成すると良い。
第4の方法として、 ランダムに構成し、山のぼり法等により最適構成に近づけていく方法もある。
第5の方法として、管理者などによる静的設定により第2の通信部13による通信路を構成する方法もある。
次に、第1通信装置20を説明する。
第1通信装置20は、第1の通信部22と、メッセージ受信部21と、リレー処理部23とを有する。
第1の通信部22は、無線同報通信により送信されたメッセージを受信し、受信したメッセージをメッセージ受信部21に送る。第1の通信部22は、また、受信したメッセージを、リレー処理部23より制御されたタイミングにより、メッセージを送信する。
メッセージ受信部21は、第1の通信部22を介してメッセージを受信する。
リレー処理部23は、RFC6206 等の無線輻輳防止の手段を取った上で(つまり、既定値未満のランダムなウェイト(時間間隔)を入れる等して)、第1の通信部22にメッセージを送信させる。リレー処理部23は、例えば、第1の通信部22によりメッセージを受け取って一定の期間以内のランダムな期間待機させてから、メッセージを送信させる。図3の各々のノードが、第1通信装置20の第1の通信部22のように、メッセージを繰り返し転送することにより、広域にわたる無線マルチホップ通信網のすみずみにメッセージを配送できる。尚、リレー処理部23は、一定期間待機させてから、所定の条件を満たす場合には、第1の通信部32に、無線同報通信によりメッセージを送信させ、所定の条件を満たさない場合に、メッセージを送信しないように制御することもできる。尚、ここで、所定の条件とは、例えば、他のノードから同一内容メッセージを所与の回数 (具体的にはRFC6206で定義されるパラメータ k など) を下回る回数しか受信していない、という条件である。メッセージを所与の回数以上受信した場合は、そのエリア(たとえば隣接ノード)に十分にメッセージが送信され、メッセージを未受信のノードがいる可能性が少ないと判断することができるためである。一方、同一内容メッセージを所与の回数未満しか受信していない場合は、そのエリアにメッセージを受信していないノードが存在する可能性が十分に高いと判断でき、メッセージを送信する。このような制御をすることで、より効果的に輻輳制御できる。詳細は、実施例2で説明する。
次に、第2通信装置30を説明する。
第2通信装置30は、メッセージ受信部31と、第1の通信部32と、第2の通信部33と、片方向リレー処理部34とを備える。
第1の通信部32は、無線同報通信により送信されたメッセージを受信し、受信したメッセージをメッセージ受信部31に送る。第1の通信部32は、また、受信したメッセージを、片方向リレー処理部34より制御されたタイミングにより、メッセージを、無線同報通信により送信する。
第2の通信部33は、第2の通信部13との間で通信路を確立した場合に、当該通信路を介して送信装置10から直接メッセージを受信する。第2の通信部33は、受信したメッセージをメッセージ受信部31に送る。
メッセージ受信部31は、第1の通信部32または第2の通信部33を介して、メッセージを受信する。
片方向リレー処理部34は、RFC6206 等の無線輻輳防止の手段を取った上で(つまり、既定値未満のランダムなウェイト(時間間隔)を入れる等して)、第1の通信部22にメッセージを送信させる。片方向リレー処理部23は、第1の通信部32及び第2の通信部33いずれによりメッセージを受信し場合にも、メッセージを受け取って一定期間以内のランダム期間待機させてから、第1の通信部32に、無線同報通信によりメッセージを送信させる。また、片方向リレー処理部34は、一定期間以内のランダム期間待機させてから、所定の条件を満たすは、第1の通信部32に無線同報通信によりメッセージを送信させ、所定の条件を満たさない場合は、メッセージを送信させないこともできる。ここで、所定の条件とは、例えば、他のノードから同一内容メッセージを所与の回数 (具体的にはRFC6206で定義されるパラメータ k など) を下回る回数しか受信していない、という条件である。なお、片方向リレー処理部34は、第2の通信部33には、メッセージを送信させない。第2の通信部33によりメッセージを送信させない理由は、確立した通信路における通信相手は、送信装置10であり、メッセージを送信装置10に対して送る必要がないためである。また、例えば3G ネットワークを用いて第2の通信部33を構成する場合、通信量により課金される場合があるため、第2の通信部33によりメッセージを送信させないことで課金を防ぐことができるという効果を有する。
次に、図5〜図8を用いて第1の実施形態に係る通信システムの動作を説明する。
図5、図6、及び図7は、それぞれ、送信装置10、第1の通信装置20、第2の通信装置30の動作を示すフローチャートである。図8は、第1の実施形態に係る通信システムの動作を示すシーケンス図である。
図5に示すように、送信装置10は、指定部14の指示により、第2の通信部13により第2通信装置30との間で通信路を確立する(S101、S102)。次に、管理者等の指示によりメッセージの送信が必要となったタイミングで、メッセージ発送部11によりメッセージを発送する(S103)。次に、第2の通信部13は、メッセージ発送部11から受け取ったメッセージを第2通信装置30に送信する(S104)。次に、第1の通信部12は、メッセージ発送部11から受け取ったメッセージを同報送信により隣接ノードに送信する(S105)。図2の例では、送信装置10はノード0に該当し、隣接ノードはノード1である。2の例では、第2通信装置10はノードN1に該当する。その後、再度メッセージの送信が必要となったタイミングで、S103〜S105の動作を行う。図尚、図5の例において、S102とS104とS105との動作の順序が入れ替わっても良い。
図6に示すように、第1の通信装置20は、第1の通信部22によりメッセージを受信すると、メッセージ受信部21にメッセージを通知する(S201、S202)。その後、リレー処理部23は一定期間以内のランダム期間、第1の通信部22によるメッセージを待機させる(S203)。そして、一定期間以内のランダム期間待機後、所定の条件を満たす場合、第1の通信部22によりメッセージを無線同報通信し、所定の条件を満たさない場合、第1の通信部22によりメッセージを送信しない(S204、S205、S206)。図2の例では、第1通信装置20がノード1である場合、ノード1に隣接するノード2に対してメッセージを送信する。第1の通信装置20は、ノード2である場合は、ノード2に隣接するノード3に対してメッセージを送信する。このように、隣接ノード間で順次メッセージを転送することで、マルチホップネットワーク全体にメッセージを送信できる。なお、ノード3からノード2にメッセージを送信し、ノード2からノード1にもメッセージを送信していても良い。
図7に示すように、第2の通信装置30は、第1の通信部32又は第2の通信部33によりメッセージを受信すると、メッセージ受信部31にメッセージを通知する(S301、S302)。その後、片方向リレー処理部34は一定期間以内のランダムな期間、第1の通信部32によるメッセージを待機させる(S303)。そして、一定期間以内のランダムな期間待機後、所定の条件を満たす場合、第1の通信部32によりメッセージを無線同報通信し、所定の条件を満たさない場合、第1の通信部32によりメッセージを送信しない(S304、S305,S306)。図3の例では、第2通信装置30がノードN1に該当し、ノードN1に隣接するノード4に対してメッセージを送信する。
図8に示すように、送信装置10から送信されたメッセージは2つの方法で転送される。1つ目は、リレー処理部23により一定期間以内のランダム期間待機時間をおきながら、第1の通信装置20を伝って、メッセージが隣接ノード間でマルチホップに転送される。第2の方法では、送信装置10から3ホップ先の第2の通信装置30に直接通信路を形成し、メッセージが送信される。第1の方法と第2の方法を組み合わせることにより、輻輳を回避しつつ、始点から終点までのメッセージの到達時間を短縮できる。尚、7の例では、第1通信装置20は1ホップ目の第1通信装置20と、3ホップ目の第2通信装置30から同一のメッセージを受信している。この場合、第1通信装置20は、すでに隣接ノード(3ホップ目)に十分にメッセージが送信されていると判断し、メッセージを送信しない。これにより効率的に輻輳制御を実現できる。
次に、本実施形態の実施例1を用いて、本実施形態の通信システムの動作の具体例を説明する。
(実施例1)
第1の実施形態の実施例1として、例えば、中央管理システム等に3G で接続されたデータ集約装置(DAP:Data Aggregation Point ) を持つ無線マルチホップネットワークにおいて、データ集約装置の故障等に備えて無線マルチホップネットワーク上の他のノードにも3G のインターフェイスを持たせる構成を想定する(図2)。データ集約装置は、図1では送信装置10に対応する。その他のノードは、第1の通信装置20又は第2の通信装置30に該当する。図2の例では、少なくとも、ノードN1が第2の通信装置30に該当する。
図2において、例えば4 ホップが要求仕様の限界ホップ数(経由できる通信装置の数)だったとすると、5 ホップ以遠のノード(N2, N3) に対する無線同報通信によるメッセージ伝達の即時性は要求仕様を満たさない。
ここで、例えば、ノードN1 とラベルされたノードが3G(第2の通信部33に該当) と無線マルチホップ(第1の通信部32に該当)の両方のインターフェイスを持つとする(つまり、図1の第2の通信装置30に該当するとする)。この場合、データ集約装置 からノードN1 に対して、第2の通信部13による通信路を構築することでノードN3までのホップ数を2つ減じることができる(図3)。従って、ノードN2 とノードN3 に対するホップ数が要求を充足し、ネットワーク全体として要求を充足することが確認できる。
なお、第2の通信部13が、3G インターフェイスの場合、常時接続であっても常時接続でなくても良い。常時接続でない場合は、アプリケーションや環境の監視によりメッセージが発行されそうなタイミング(例えば、電力逼迫時) のみ通信路を確立してもよい。
次に、実施例2を用いて、第1の実施形態のシステムにおける第2の通信部13の例として、第1の通信部12の仮想リンクを用いた例を説明するとともに、リレー処理部23及び片方向リレー処理部34のRFC6206 等の無線輻輳防止の手段にしたがった動作例を説明する。
(実施例2)
実施例1では第2の通信部13に3G を利用する例を説明したが、第2の通信部13の通信路は第1の通信部12上に構築する仮想リンクである例を説明する。
第1の通信部12は無線マルチホップであることから、無線区間の輻輳やコンテンションなどにより、有線ネットワークよりはRTT(Round Trip Time)が長いことが予測される。一方、標準的な無線輻輳回避手段による無線同報通信における最大の遅延は、図9に示すようなタイマによる遅延である。例えば図9では、図10に示すようなトポロジにおいてノードn0 からメッセージが送信されている。メッセージはメッセージ到達可能範囲にあるノードに直接届く。ここでは、ノードn1とn2に届くとする。ノードn1とn2は、無線区間の輻輳を避けるために適切なインターバル(interval)の間のランダムな秒数待った上でメッセージの送信を行う(この処理は、第1の通信装置20はリレー処理部23が制御し、第2の通信装置30は片方向リレー処理部34が制御する。)。図9の例では、ノードn1 がt2 まで待機し、ノードn2 がt1 まで待機している。そして、ノードn1にはノードn2からメッセージの送信をすでに通知した旨が通知される。その通知を受け取ると、ノードn1は、メッセージの送信を行わない。その結果、ノードn2 がメッセージをノードn3に転送している。従って、ノードn0からノードn3 まではt1(+伝送遅延) の遅延が発生することになる。尚、ノードn1がメッセージを送信しない理由は、同一の宛先に同一のメッセージを送ることを防ぎ、輻輳を防ぐためである。
ここで、例えば、ノードn3 までトンネル等による仮想的なリンクを構築したとする。このとき、ノードn0 からノードn3までは、無線区間の伝送遅延が発生するが、無線マルチキャストの無線輻輳回避手段による遅延は発生しない。この仮想的なリンクを第2の通信部13とすることで、3G 網のようなコストのかかるネットワークを利用しなくとも、始点の通信端末から終点の通信端末までのメッセージの到達時間を短縮することを実現できる。なお、この場合、仮想リンクを構築できる全ての通信装置が、第2の通信部13のリンク確立先の候補となる。
(変形例1)
図11に、変形例1にかかる通信システムのブロック図を示す。
送信装置10´が送信装置10と異なり、指定部14を備えていない点、指定部64を備える管理装置60を備える点が、第1の実施形態の通信システムと異なる。
管理装置60が備える指定部64は、送信装置10´の外部にある点を除き、図1の指定部14の機能と同様である。
つまり、指定部64は、送信装置10´に対して、前記第2の通信部13との間で通信路を確立可能であって、かつ送信装置10´の第1の通信部12が無線通信可能な範囲より遠い距離に位置する通信装置を通信路の確立先に通信装置と指定して、送信装置10´に対して通信路を確立するように指示する。指定部64が、どのような方法で通信装置を指定するかは指定部14と同様である。
(変形例2)
第1の実施形態では、実際に動作している無線マルチホップネットワークを対象としたが、実際には計画段階においてシミュレータ等に実装しても良い。シュミレータは、仮に全ての通信装置を第2の通信部33を備える第2の通信装置33 の候補とし、最大ホップ数を最小とする通信路構成を実現する機器に、第2の通信部33を具備した機器を設置する(図2の例では、ノードN1の位置に、予め第2の通信部33を具備したノードを設置しておく。)。このようにすることで、例えば通常は障害対策のために一定数の第2の通信部33具備の第2の通信装置30を設置することが決まっていたとして、その設置位置を無線同報通信の最適化のためにも活用できる、という利点がある。
本発明の第1の実施形態の通信システムによれば、無線マルチホップネットワークにおいて、メッセージを伝送する場合に、メッセージの輻輳を回避しつつ、始点の通信端末から終点の通信端末までのメッセージの到達時間を短縮することができる。また、本実施形態では、無線同報通信については、RFC6206 等の無線輻輳防止の手段を取って(つまり、既定値未満のランダムなウェイトを入れる等して)いるので、無線区間の輻輳も発生しづらい。また、本実施形態では、指定部14が、指定部14が管理するネットワークトポロジの実態に応じて、通信路の確立先の通信装置を指定しているため、高い確率で無線同報通信の最大到達時間に対する要求を満たすことができる。そして、ある終点におけるホップ数について要求仕様を充足することを保証することができる。また、本実施形態では、第1の通信部32及びリレー処理部23または片方向リレー処理部34が、無線マルチホップの標準(RFC6206等)にしたがって動作するため、標準技術と干渉しない。
尚、第1の実施形態では、無線マルチホップネットワークで、第1の通信部12が通信可能な通信装置(隣接ノード)として、第1の通信部12が無線通信可能な範囲にある装置として説明したが、これに限られない。第1の通信部12が無線通信可能な範囲に位置する通信装置のうち、所定の通信装置とだけ無線通信可能とするようにあらかじめ定められている場合は、当該無線通信可能な通信装置が隣接ノードとなる。このような場合、第1の通信部12は、無線通信可能な通信装置に対してのみ無線同報通信によりメッセージを送信する。このような場合、第1の通信部13が通信路を確立する通信装置は、第1の通信部12が、無線通信が無線通信可能な範囲外にある装置だけでなく、無線通信不可能な通信装置や無線通信困難な通信装置も含まれる。ここで、第1の通信部12が無線通信可能な所定の通信装置は、例えば、送信装置10との間で同じ識別子を共有している装置に制限する方法がある。このような制限は、例えば、セキュリティ上所定の通信装置のみにしかメッセージを送りたくない場合に行われる。このように、隣接ノードは、あらかじめ送信装置と無線通信可能な通信装置との間であらかじめ定められていてもよい。2ホップ目以降のノードもあらかじめ定められていてもよい。
<第2の実施形態>
図12に、第2の実施形態にかかる通信システムのブロック図を示す。
第2の実施形態に係る通信システムでは、送信装置210が第2の通信部13を有していない点が、図1の実施形態に係る通信システムと異なる。また、第2の実施形態に係る通信システムでは、第3通信装置240を備えている点が図1の実施形態にかかる通信システムと異なる。
送信装置210の指定部214は、第3の通信装置240の第2の通信部243に対して、第2通信装置30の第2通信部33との間で通信路を確立するように指示を出す。尚、第2の通信部243の機能は、図1の第2の通信部13の機能と同様の機能である。)。また、指定部214の機能は、外部の第2の通信部243に対して指示を出す点を除いては、図1の指定部14の機能とほぼ同様の機能を有する。なお、指定部214は、第2の通信部243の通信路の確立先の第2通信装置30として、少なくとも、第1の通信部242が無線通信可能な範囲より遠い位置にある通信装置であって、かつ第2の通信部243と通信路を確立可能な通信部を有する装置を指定する。
また、送信装置210の第1の通信部212は、第3通信装置240の第1の通信部242に対して無線同報通信によりメッセージを送信する(。
第3通信装置240の第1の通信部242はメッセージを受信すると、代理メッセージ発送部241に対してメッセージを通知する。また、第1通信部242は受信したメッセージをメッセージ受信部245に対しても送信する(メッセージ受信部245の処理は、図1のメッセージ受信部21と同様の処理である。)。また、第1の通信部242は、リレー処理部244の制御によりメッセージを無線同報通信により送信する(リレー処理部244による制御は、図1のリレー処理部23と同様の処理である。
代理メッセージ発送部241は、第2の通信部243が確立した通信路を介して、メッセージを第2の転送装30の置第2の通信部33に対して送信する。
第2の実施形態の通信システムによれば、メッセージの送信の始点である送信装置が第2の通信部を有しない場合に、送信装置の近傍(たとえば第1ホップ)にあってかつ第2の通信部を有する第3通信装置240に、送信装置の代理として、遠方にある(第2ホップ以上にある)第2通信装置30との間で、第2の通信部による通信路を確立させ、メッセージの伝送を実現させることができる。
また、本実施形態は、第1の実施形態の通信システムと同様の効果を達成できる。
送信装置10は、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることでも実現することが可能である。すなわち、メッセージ発送部11、第1の通信部12、第2の通信部13、指定部14は、上記のコンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このとき、送信装置10は、上記のプログラムをコンピュータ装置にあらかじめインストールすることで実現してもよいし、CD−ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して上記のプログラムを配布して、このプログラムをコンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。
また、第2通信装置30は、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることでも実現することが可能である。すなわち、メッセージ受信部31、第1の通信部32、第2の通信部33、片方向リレー処理部34は、上記のコンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このとき、第2通信装置30は、上記のプログラムをコンピュータ装置にあらかじめインストールすることで実現してもよいし、CD−ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して上記のプログラムを配布して、このプログラムをコンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。
また、管理装置60は、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることでも実現することが可能である。すなわち指定部64は、上記のコンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このとき、管理装置60は、上記のプログラムをコンピュータ装置にあらかじめインストールすることで実現してもよいし、CD−ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して上記のプログラムを配布して、このプログラムをコンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。
以上説明した少なくとも1つの実施形態の効果は、無線マルチホップネットワークにおいて、メッセージを伝送する場合に、メッセージの輻輳を回避しつつ、始点の通信端末から終点の通信端末までのメッセージの到達時間を短縮することである。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10、10´、210・・・送信装置、11・・・メッセージ発送部、12・・・第1の通信部、13・・・第2の通信部、14、64・・・指定部、20・・・第1通信装置、21・・・メッセージ受信部、22・・・第1の通信部、23、223・・・リレー処理部、30、230・・・第2通信装置、31、231・・・メッセージ受信部、32・・・第1の通信部、33・・・第2の通信部、34・・・片方向リレー処理部、40・・・第1ネットワーク、50・・・第2ネットワーク、60・・・管理装置

Claims (13)

  1. 無線マルチホップネットワークを構成する無線同報通信機能を有する複数の通信装置のうち無線通信が可能な範囲に位置する複数の第1通信装置に対して、無線同報通信によりメッセージを送信する第1の通信部と、
    無線同報通信機能を有する複数の前記通信装置の中から、前記第1の通信部が無線通信可能な範囲外に位置し、かつ第1の通信路を確立可能な第2通信装置を指定する指定部と、
    前記第1の通信部より広い範囲に通信可能な通信部であって、前記指定部により指定された第2通信装置との間で前記第1の通信路を確立し、確立した前記第1通信路を用いて前記メッセージを送信する第2の通信部と、を備える
    送信装置。
  2. 前記第1通信装置及び前記第2通信装置は、前記メッセージを受け取ってから待機をした後、所定の条件を満たす場合は、前記メッセージを無線同報通信により送信し、所定の条件を満たさない場合は、前記メッセージを送信しない
    請求項1記載の送信装置。
  3. 前記指定部は、無線マルチホップネットワークを構成する無線同報通信機能を有する複数の前記通信装置のうち所定数以上の通信装置に対して前記メッセージが到達するまでかかる上限時間である第1の上限時間、又は、前記メッセージが到達するまでに経由することが可能な通信装置の数である第1の上限装置数と、前記無線マルチホップネットワークのネットワークトポロジとに基づき、前記第2通信装置を指定する請求項2記載の送信装置。
  4. 前記第1の上限時間、又は、前記第1の上限装置数は、外部から予め定められた値である請求項3記載の送信装置。
  5. 前記指定部は、無線マルチホップネットワークを構成する無線同報通信機能を有する複数の前記通信装置のうち所定数以上の通信装置に対して、前記メッセージが到達するまでに経由する通信装置の数の最大値の2/3の位置にある通信装置を、前記第2通信装置として指定する請求項2記載の送信装置。
  6. 前記第2の通信部は、第1の通信部上の仮想リンクにより実現する請求項1記載の送信装置。
  7. 前記第2通信装置は、確立した前記通信路を用いた前記メッセージの送信を行わない請求項2記載の送信装置。
  8. 無線マルチホップネットワークを構成する無線同報通信機能を有する複数の通信装置のうち無線通信が可能な範囲に位置する複数の第1通信装置に対して無線同報通信によりメッセージを送信する第1の通信部と、
    第1通信路を確立可能であって、かつ前記第1の通信部より広い範囲に通信可能な第2の通信部を有する第3の通信装置に対して、前記複数の無線同報通信機能を有する通信装置のうち、前記第1通信路を確立可能なであって、かつ前記第1通信部が無線通信可能な範囲外に位置する第2通信装置との間で前記第1通信路を確立するように指示する指定部と、
    を備える送信装置。
  9. 無線マルチホップネットワークを構成する複数の無線同報通信機能を有する通信装置のうち無線通信が可能な範囲に位置する複数の第1通信装置に対して無線同報通信によりメッセージを送信する第1の通信部と、第1通信路を確立可能であって、前記第1の通信部より広い範囲に通信可能であって、前記第1通信路により前記メッセージを送信する第2の通信部とを備える送信装置に対して、複数の前記通信装置の中から、前記第1の通信部が無線通信可能な範囲外に位置し、かつ前記第1の通信路を確立可能な第2通信装置との間に前記第1通信路を確立するように指示する指定する指定部を備える
    管理装置。
  10. 前記第1通信装置及び前記第2通信装置は、前記メッセージを受け取ってから待機をした後、所定の条件を満たす場合は、前記メッセージを無線同報通信により送信し、所定の条件を満たさない場合は、前記メッセージを送信しない
    請求項9記載の管理装置。
  11. 前記指定部は、無線マルチホップネットワークを構成する無線同報通信機能を有する複数の前記通信装置のうち所定数以上の通信装置に対して前記メッセージが到達するまでかかる上限時間である第1の上限時間、又は、前記メッセージが到達するまでに経由することが可能な通信装置の数である第1の上限装置数と、前記無線マルチホップネットワークのネットワークトポロジとに基づき、前記第2の通信装置を指定する請求項10記載の管理装置。
  12. 無線マルチホップネットワークを構成する無線同報通信機能を有する複数の通信装置のうち無線通信が可能な範囲に位置する第1通信装置から無線同報通信によりメッセージを受信する第1の通信部と、
    前記第1の通信部より広い範囲に通信可能であって、無線同報通信機能を有する複数の前記通信装置のうち、通信路を確立可能な第2通信装置との間で確立した前記通信路を介して前記第2通信装置から前記メッセージを受信する第2の通信部と、
    前記第1の通信部、又は、前記第2の通信部により前記メッセージを受信後、待機させた後、前記第1の通信部に前記メッセージを送信させるとともに、前記第2の通信部に前記メッセージを送信させないリレー処理部を有する受信装置。
  13. 無線マルチホップネットワークを構成する無線同報通信機能を有する複数の通信装置のうち無線通信が可能な範囲に位置する第1通信装置に対して、無線同報通信によりメッセージを第1の通信部により送信する第1の通信ステップと、
    無線同報通信機能を有する複数の前記通信装置の中から、前記第1の通信部が無線通信可能な範囲外に位置し、かつ第1の通信路を確立可能な第2通信装置を指定する指定ステップと、
    前記第1の通信部より広い範囲に通信可能な第2の通信部が、前記指定ステップにより指定された第2通信装置との間で前記第1の通信路を確立し、確立した前記第1通信路を用いて前記メッセージを送信する第2の通信ステップと、を備える
    プログラム。



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