JP2012185778A - 印刷制御装置、画像形成装置およびプリントシステム - Google Patents

印刷制御装置、画像形成装置およびプリントシステム Download PDF

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武司 玉田
Kenji Tamaki
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Abstract

【課題】不要な電力消費を抑制しつつも、ユーザの利便性も兼ね備えた手法を提供する。
【解決手段】印刷制御装置3は、MFP2の電力モードが省電力モードへと移行することを、省電力モードへの移行時間よりも先行してPC1に通知する。そして、印刷制御装置3は、移行通知に対する応答として、PC1から遅延希望時間(遅延要求)を受け付け、この遅延希望時間に基づいて、省電力モードへの移行時間の延期をMFP2に指示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷制御装置、画像形成装置およびプリントシステムに関する。
従来より、省電力の観点から、複数の電力モードを必要に応じて切り換えることができる画像形成装置が知られている。例えば、このような電力モードとしては、装置としての所定の機能を発揮することができる、すなわち、画像形成が可能な電力モード(通常電力モード)や、通常電力モードよりも電力消費を抑えた電力モード(省電力モード)などが挙げられる。
例えば特許文献1には、省電力モードへの切替え機能を有する画像形成装置と、複数の情報処理装置とを接続し、複数の情報処理装置により画像形成装置を共有する手法が開示されている。この画像形成装置には、印刷制御装置が接続されており、印刷制御装置は、画像形成装置が省電力モードへ移行する所定時間前に、印刷制御装置に接続された情報処理装置に対して画像形成装置の省電力モードへの移行を通告する通告手段を備えている。
また、例えば特許文献2には、ネットワークを介して接続されている外部装置と、この外部装置から受信したデータを画像処理して印刷出力する画像形成装置と、からなる画像処理システムが開示されている。この画像処理システムは、画像形成装置によって備えられている複数種類の省電力モードを外部装置に通知する通知手段と、通知手段によって通知された複数種類の省電力モードに基づいて、所望の省電力モードの指定入力を促す省電力モード指定手段と、画像形成装置を通知手段によって通知された省電力モードに移行する省電力モード移行手段と、を備えている。
また、例えば特許文献3には、複数の消費電力モードに対応することができる画像形成装置が開示されている。具体的には、ネットワークを介して外部装置から、用意されている省電力モードの種類についてホスト装置に対して問い合わせがあった場合、画像形成装置は、それに対して各モードの情報を応答し、また、用意している各モードへの移行要求があった場合、それに応じてモード移行の制御を行う。
特開2009−59090号公報 特開2002−292973号公報 特開2001−22481号公報
ところで、特許文献1に開示された手法によれば、省電力モードへの移行時間を通知するものであり、当該移行時間へと到達すると電力モードは省電力モードへと移行してしまう。一方、特許文献2,3に開示された手法によれば、ユーザの希望する省電力モードを選択することができるものの、省電力モードへの移行時間を迎えると、電力モードは省電力モードへと移行してしまう。
前述のように、省電力モードは、電力消費を抑制することができるという長所を有するものの、省電力モードへと一度移行してしまうと、使用者が手動でスイッチをオンしなければ動作可能とならなかったり、ウォームアップや初期化動作といったように画像形成が可能な状態へと復帰するまでに時間を要したりといったように、ユーザの利便性を犠牲にしなければならないという必要もあった。
電力消費を抑制することは当然に重要なことであるが、ユーザの利便性を必要に応じて考慮することにより経済性と利便性とを両立させるような手法が従来より望まれていた。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、不要な電力消費を抑制しつつも、ユーザの利便性も兼ね備えた手法を提供することである。
かかる課題を解決するために、第1の発明は、画像形成装置、および当該画像形成装置に印刷指令を出力する情報処理装置のそれぞれと通信可能な印刷制御装置を提供する。この場合、印刷制御装置は、画像形成装置の電力モードが通常電力モードよりも消費電力の少ない省電力モードへと移行することを、当該省電力モードへの移行時間よりも先行して情報処理装置に通知する通知手段と、省電力モードへの移行の通知に対する応答として、情報処理装置から省電力モードへの移行時間の延期を希望する遅延希望時間を受け付ける受付手段と、受付手段が受け付けた遅延希望時間に基づいて、省電力モードへの移行時間の延期を画像形成装置に指示する延長指示手段と、を有する。
ここで、第1の発明において、省電力モードは、画像形成装置に供給される全ての電力を遮断するモードであることが好ましい。
また、第1の発明において、通知手段は、省電力モードへの移行の通知とともに、遅延時間として画像形成装置が受け付けることが可能な一つ以上の時間を含む遅延受付時間を情報処理装置に通知することが好ましい。
また、第1の発明において、通知手段は、省電力モードへの移行の通知を希望する情報処理装置のリストを保持し、当該リストに該当する情報処理装置に対して省電力モードへの移行の通知を行うことが好ましい。
また、第1の発明において、延長指示手段は、複数の情報処理装置から遅延希望時間をそれぞれ受け付けた場合、最も長い遅延希望時間を画像形成装置に指示することが好ましい。
また、第1の発明において、受付手段は、画像形成装置から、省電力モードへの移行時間を延期させた旨の通知を受け付けており、通知手段は、画像形成装置からの通知を受付手段が受け付けた場合には、画像形成装置に通知した遅延時間を情報処理装置にも通知することが好ましい。
また、第1の発明において、延長指示手段は、省電力モードへの移行時間の延期を画像形成装置に指示した回数が判定回数以上の場合には、受付手段が遅延希望時間を受け付けたとしても、省電力モードへの移行時間の延期を画像形成装置に指示しないことが好ましい。
また、第2の発明は、情報処理装置から出力される印刷指令に応じて画像形成を行う画像形成装置を提供する。この画像形成装置は、電力モードを通常電力モードよりも消費電力が少ない省電力モードに切り替える電力モード切替手段と、電力モード切替手段により電力モードが省電力モードへと移行することを、当該省電力モードへの移行時間よりも先行して情報処理装置に通知する通知手段と、省電力モードへの移行の通知に対する応答として、情報処理装置から省電力モードへの移行時間の延期を希望する遅延希望時間を受け付ける受付手段と、を有する。この場合、電力モード切替手段は、受付手段が受け付けた遅延希望時間に基づいて、省電力モードへの移行時間を延期させる。
また、第3の発明は、画像形成を行う画像形成装置を提供する。この画像形成装置は、電力モードを通常電力モードよりも消費電力が少ない省電力モードに切り替える電力モード切替手段と、電力モード切替手段により電力モードが省電力モードへと移行することを、当該省電力モードへの移行時間よりも先行してユーザに提示する提示手段と、ユーザによる操作に応じた情報を入力する操作手段と、操作手段を介して、省電力モードへの移行時間の延期を希望する遅延希望時間を受け付ける受付手段と、を有する。この場合、電力モード切替手段は、受付手段が受け付けた遅延希望時間に基づいて、省電力モードへの移行時間を延期させる。
また、第4の発明は、情報処理装置から出力される印刷指令に応じて画像形成を行うとともに、電力モードを通常電力モードよりも消費電力が少ない省電力モードに切替可能な画像形成装置と、画像形成装置および情報処理装置のそれぞれと通信可能な印刷制御装置と、を有するプリントシステムを提供する。ここで、印刷制御装置は、画像形成装置の電力モードが省電力モードへと移行することを、当該省電力モードへの移行時間よりも先行して情報処理装置に通知する通知手段と、省電力モードへの移行の通知に対する応答として、情報処理装置から省電力モードへの移行時間の延期を希望する遅延希望時間を受け付ける受付手段と、受付手段が受け付けた遅延希望時間に基づいて、省電力モードへの移行時間の延期を画像形成装置に指示する延長指示手段と、を有する。一方、画像形成装置は、電力モードを省電力モードに切り替える電力モード切替手段を有し、電力モード切替手段は、印刷制御装置からの指示に基づいて、省電力モードへの移行時間を延期させる。
ここで、第4の発明において、画像形成装置は、電力モード切替手段により電力モードが省電力モードへと移行することを、当該省電力モードへの移行時間よりも先行してユーザに提示する提示手段と、ユーザによる操作に応じた情報を入力する操作手段と、を有する。この場合、電力モード切替手段は、操作手段からの情報に基づいて、省電力モードへの移行時間を延期させることが望ましい。
本発明によれば、画像形成装置が電力モードを省電力モードへと移行させる機能を備えることで、電力消費の抑制を図ることができる。また、情報処理装置から省電力モードへの移行時間の延期を受け付けた場合には、省電力モードへの移行時間の延期を画像形成装置に指示することができるので、画像形成装置の省電力モードへの移行時間の延期を行うことができる。これにより、画像形成装置において設定される移行時間に到達すると、省電力モードへと一律に移行してしまうといったことがなく、情報処理装置側から延長の可否を選択することができるので、ユーザの利便性を確保することができる。これにより、不要な電力消費を抑制しつつも、ユーザの利便性も兼ね備えた手法を提供することができる。
第1の実施形態に係るプリントシステムの全体構成を示すブロック図 PC1の構成を示すブロック図 MFP2の構成を示すブロック図 印刷制御装置3の構成を示すブロック図 管理データベースの構成を模式的に示す説明図 制御パラメータの設定処理を示すフローチャート 省電力モードへの移行判断処理を示すフローチャート 省電力モードへの移行判断処理を示すフローチャート 第2の実施形態に係るプリントシステムの全体構成を示すブロック図 MFP4の構成を示すブロック図
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るプリントシステムの全体構成を示すブロック図である。本実施形態に係るプリントシステムは、複数のPC1と、MFP2と、印刷制御装置3とで構成されており、これらはLANやWAN等のネットワーク5を介して相互に通信可能に接続されている。なお、PC1、MFP2および印刷制御装置3における相互間の接続は、ネットワーク5に限らず、直接的な接続(ローカル接続)を採用してもよい。また、本実施形態では、MFP2は一台で構成されているが、複数台であってもよく、また、PC1は一台であってもよい。さらに、PC1やMFP2の台数が多い場合には、負荷軽減の観点から印刷制御装置3を複数台設けてもよい。
図2は、PC1の構成を示すブロック図である。PC1は、ユーザの指示に従いジョブ(印刷指令)を生成する情報処理装置である。このPC1は、制御部10と、表示部11と、操作部12とを主体に構成される。
制御部10は、CPU10a、ROMやRAMなどのメモリ10b、補助記憶装置としてのHDD(Hard Disk Drive)10c、通信I/F部10dなどを備え、これらはバスを介して相互に接続されている。CPU10aは、制御プログラムに従い、各部の制御を行う。メモリ10bは、HDD10c、通信I/F部10dから読み込んだ種々のデータを一時的に記憶する記憶領域であり、記憶されたデータはCPU10aによって処理され、必要に応じてHDD10cや通信I/F部10dに転送される。HDD10cは、制御プログラム、装置の処理機能に関する情報などを格納し、これらはCPU10aにより必要に応じて読み出され、メモリ10b上で実行処理される。通信I/F部10dは、ネットワーク5を介して繋がっている装置との接続を確立し、データの送受信を実行する。
この制御部10は、ドキュメントを作成するためのアプリケーションソフトウェアを実行したり、ドキュメントの印刷をMFP2に指示するプリンタドライバとしての機能を有する。制御部10は、アプリケーションソフトウェアで作成されたドキュメントのデータを、ページ記述言語(PDL:Page Description Language)の印刷データに変換し、当該印刷データおよび印刷条件(部数や用紙サイズなど)を含む印刷指令をMFP2に送信する。
表示部11は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置等からなり、制御部10に制御されることにより各種画面を表示する。また、操作部12は、キーボードやマウス等からなり、ユーザに操作されることにより各種設定、印刷条件や印刷開始指示等の情報を制御部10に入力する。
図3は、MFP2の構成を示すブロック図である。MFP2は、用紙に画像形成を行う画像形成装置であり、本実施形態では、コピー、プリント、スキャナ、ネットワーク等の機能複合機(MFP:Multi Functional Printer)である。このMFP2は、制御部20と、表示部21と、操作部22と、ADF23と、画像読取部24と、給紙部25と、画像形成部26とを主体に構成される。
制御部20は、CPU20a、ROMやRAMなどのメモリ20b、補助記憶装置としてのHDD(Hard Disk Drive)20c、通信I/F部20dなどを備え、これらの要素はバスを介して相互に接続されている。制御部20を構成する各要素は、前述の制御部10を構成する各要素と同様の機能を担っている。制御部20の詳細については後述する。
表示部21は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置等からなり、制御部10に制御されることにより各種画面を表示する。操作部22は、ボタンやスイッチ等からなり、ユーザに操作されることにより各種設定、印刷指令(印刷条件(部数、用紙サイズや倍率など)や印刷開始指示など)を制御部20に入力する。なお、表示部21と操作部22とは各々独立した構成としてもよいが、例えば、表示部21上に、透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部13(タッチパネル)を設けた一体の構成としてもよい。
ADF23は、単数もしくは複数枚の原稿を自動で画像読取部24へ搬送する自動原稿送り装置である。
画像読取部24は、例えば、光源と、原稿で反射された光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)等の撮像素子、電気信号をA/D変換するA/D変換器等により構成される。この画像読取部24は、ADF23によって搬送される原稿の画像を光学的に読み取り、画像信号を得る。具体的には、画像読取部24は、原稿の画像を光源にて照射し、その反射光を撮像素子の受光面に結像させる。撮像素子は入射した光を光電変換して所定の画像信号を出力し、この画像信号はA/D変換処理が施され、入力画像データとして制御部20に出力される。
給紙部25は、各種サイズの用紙を格納する用紙トレイや、ローラやガイド部材等の搬送手段で構成される。この給紙部25は、ユーザにより指定された用紙を画像形成部26へ送り出す。
画像形成部26は、用紙に画像を形成する機能を担っている。本実施形態における画像形成部26は、電子写真方式を利用して画像形成を行うものであり、例えば、レーザ光源や光学系から構成される露光ユニット、感光体ドラムとその周辺に配置されている帯電・現像部とで構成される帯電・現像ユニット、ローラなどの転写ユニット、定着ユニットなどで構成される。この画像形成部26は、(1)感光体ドラムを帯電させる、(2)露光部により感光体ドラム上に静電潜像を形成する、(3)形成された静電潜像にトナーを付着させる、(4)感光体ドラム上のトナー画像を用紙に転写する、(5)転写されたトナー画像を用紙に定着する、という一連のプロセスを通じて、用紙に画像(トナー画像)を形成する。
かかる構成のMFP2において、制御部20は、表示部21、操作部22、ADF23、画像読取部24、給紙部25および画像形成部26の各部を制御することにより、用紙への画像形成を制御する。具体的には、制御部20は、PC1から受信した印刷指令(ジョブ)に基づいて、用紙への画像形成を行ったり、画像読取部24が読み込んだ画像データを含む印刷指令(ジョブ)に基づいて、用紙への画像形成を行ったりする。
本実施形態との関係において、制御部20は、電力モードを、通常電力モードと、省電力モードとの間で切り替える機能を有している(電力モード切替手段)。
通常電力モードは、画像形成を行うために必要な電力が供給される電力モードであり、MFP2の電源オンに対応して初期的に設定される。具体的には、ユーザにより操作可能な外部操作スイッチ(図示せず)の操作を通じて内部メインスイッチがオンされることにより、制御部20に電力が供給され、制御部20が起動し、これにより、他の要素に電力が供給されることにより設定される。
一方、省電力モードは、通常電力モードよりも電力消費が少ない電力モードである。本実施形態にかかる省電力モードは、例えば、電力消費の抑制を最も尊重した電力モードであり、MFP2の電源をオフした状態に相当する。この省電力モードは、制御部20が前述の内部メインスイッチをオフすることにより移行可能であり、当該省電力モードでは、制御部20および他の要素を含むMFP2の全てに対する電力供給が遮断された状態となる。この省電力モードへと移行した場合には、MFP2の電源オン以外、すなわち、ユーザによる外部スイッチの操作以外では、通常電力モードへは復帰しないこととなる。
制御部20は、通常、電力モードとして通常電力モードを選択しているが、第1または第2の条件を具備することで省電力モードへと移行する。第1の条件は、あるジョブの終了後、所定時間が経過するまでの間に新たなジョブが開始されないことである。また、第2の条件は、予めスケジュールされた移行時間(例えば19時)へと到達することである。
また、本実施形態の特徴の一つとして、制御部20は、印刷制御装置3から遅延時間を受け付けた場合には、当該遅延時間に基づいて、省電力モードへの移行時間を延期させることができるようになっている。
図4は、印刷制御装置3の構成を示すブロック図である。印刷制御装置3は、各PC1とMFP2との間に介在し、MFP2の印刷動作を管理している。この印刷制御装置3は、制御部30と、表示部31と、操作部32とを主体に構成される。
制御部30は、CPU30a、ROMやRAMなどのメモリ30b、補助記憶装置としてのHDD(Hard Disk Drive)30c、通信I/F部30dなどを備え、これらはバスを介して相互に接続されている。制御部30を構成する各要素は、前述の制御部10を構成する各要素と同様の機能を担っている。
本実施形態との関係において、制御部30は、以下に示す各機能を通じて、MFP2の省電力モードへの移行時間を遅延させるか否かを判断する処理(遅延判断処理)を行っている。第1に、制御部30は、MFP2の電力モードが通常電力モードから省電力モードへと移行することを、この省電力モードへの移行時間よりも先行してPC1に通知する(通知手段)。第2に、制御部30は、省電力モードへの移行の通知(移行通知)に対する応答として、PC1から省電力モードへの移行時間の延期を希望する遅延希望時間を受け付ける(受付手段)。第3に、制御部30は、受け付けた遅延希望時間に基づいて、省電力モードへの移行時間の延期をMFP3に指示する(延長指示手段)。
また、このような遅延判断処理を行うことに付随して、制御部30は、ネットワーク監視処理、および、制御パラメータの設定処理を行っている。
表示部31は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置等からなり、制御部30に制御されることにより各種画面を表示する。また、操作部32は、キーボードやマウス等からなり、ユーザに操作されることにより各種設定や指示を制御部30に入力する。
以下、本実施形態のプリントシステムにかかる遅延判断処理に関する具体的な動作を説明する。
まず、遅延判断処理の前提として、印刷制御装置3は、ネットワーク5を監視しており、以下に示す処理を行っている。具体的には、印刷制御装置3は、管理データベースを保持しており、ネットワーク5へのPC1の接続状態に応じて、当該管理データベースを更新する。ここで、図5は、管理データベースの構成を模式的に示す説明図である。
管理データベースは、PC1毎に作成されたレコードの集合であり、一つのレコードは、PCID、接続状態および移行通知希望によって構成されている。PCIDは、ネットワーク5に接続されるPC1の機器固有の識別子であり、例えばMACアドレス等がこれに該当する。接続状態は、当該PC1がネットワーク5に接続しているか否かを示す。この接続状態は、例えば、PC1がネットワーク5に接続している場合には「接続」に設定され、PC1がネットワーク5に接続していない場合には「−」に設定される。移行通知希望は、後述するように印刷制御装置3から各PC1に送信される移行通知を希望するか否かを示す。例えば、PC1が移行通知を希望する場合には、移行通知希望が「有」に設定され、PC1が移行通知を希望しない場合には、移行通知希望が「無」に設定される。なお、PC1により希望の有無が設定されていない場合には「−」に設定される。
この管理データベースは、印刷制御装置3の制御部30により適宜更新される。具体的には、制御部30は、あるPC1がネットワーク5に接続されたことを判断した場合、当該PC1の識別子に基づいて管理データベースを検索し、当該PC1の識別子と一致するPCIDを有するレコードが存在するか否かを確認する。該当するレコードが存在しない場合、制御部30は、PCID、接続状態、移行通知希望の各該当部分を記述した新たなレコードを管理データベースに追加する。この場合、制御部30は、PCIDとして当該PC1の識別子を記述し、接続状態として「接続」を記述し、また、PC1に対して移行通知を希望するか否かの問い合わせを行った上で、移行通知希望としてPC1からの返信内容を記述する。一方、該当するレコードが存在する場合、制御部30は、当該レコードにおける接続状態を「−」から「接続」へと変更する。そして、当該レコードの移行通知希望が「−」のままである場合、制御部30は、PC1に対して移行通知を希望するか否かの問い合わせを行った上で、該当部分にPC1からの返信内容を記述する。また、制御部30は、あるPC1がネットワーク5から外れたことを判断した場合には、当該PC1の識別子に基づいて管理データベースを検索し、当該PC1の識別子と一致するPCIDを有するレコードの接続状態を「接続」から「−」へと変更する。
なお、前述の例では、移行通知希望の設定を、PC1がネットワーク5に接続したタイミングで行っているが、本実施形態はこれに限定されない。これ以外にも、制御部30は、毎日所定の時刻に、当該ネットワーク5に接続している各PC1に対して、あるいは、当該PC1のうち移行通知希望が「−」に設定されているPC1に対して、移行通知を希望するか否かの問い合わせを行い、その返答内容をレコードに反映してもよい。また、新規のレコードを制御部30がオンラインで追加する手法以外にも、ネットワークの管理者が予め作成したレコード(接続状態を除く、PCIDおよび移行通知希望を記述したレコード)を管理データベースに追加してもよい。
また、前述のネットワーク5の監視以外にも、遅延判断処理の前提として、MFP2と印刷制御装置3との間で、制御パラメータの設定処理を行っている。ここで、図6は、制御パラメータの設定処理を示すフローチャートである。
まず、ステップ10(S10)において、MFP2の制御部20は、遅延受付時間を読み込む。この遅延受付時間は、後述する遅延判断処理において必要となる制御パラメータであり、具体的には、省電力モードへの移行を延期させる際に、遅延時間としてMFP2が受け付けることが可能な一つ以上の時間である。この遅延受付時間は、出荷時の初期設定として、あるいは、MFP2の管理者・使用者による任意のタイミングでの設定として、例えば、15分、30分または45分の3種類といったように所定の時間が予め設定されている。
ステップ11(S11)において、制御部20は、読み込んだ遅延受付時間を印刷制御装置3へと通知する。
ステップ12(S12)において、印刷制御装置3の制御部30は、MFP2からの遅延受付時間を受信すると、これをメモリ30bまたはHDD30cに保存する。
この制御パラメータの設定処理は、例えば、MFP2に遅延受付時間が新たに設定された場合、あるいは、MFP2がネットワーク5に接続した場合、これをトリガーとしてMFP2により実行される。しかしながら、かかる形態に限定されず、印刷制御装置3からMFP2に対して遅延受付時間の通知を要求し、当該要求をトリガーとしてMFP2により実行してもよい。また、遅延受付時間をMFP2に初期的に設定しているが、かかる形態に限定されず、印刷制御装置3に先行して設定し、これを印刷制御装置3からMFP2に通知し、通知を受けたMFP2が遅延受付時間を保存する構成であってもよい。
つぎに、図7,8を参照して、遅延判断処理を説明する。ここで、図7,8は、遅延判断処理を示すフローチャートである。
まず、ステップ20(S20)において、MFP2の制御部20は、移行時間の通知条件、すなわち、MFP2が通常電力モードから省電力モードへと移行する時間(移行時間)を印刷制御装置3に対して通知するための条件を具備しているか否かを判断する。本ステップでは、移行時間の通知条件を具備したか否かを、移行時間の所定時間前(例えば10分前)に到達したか否かで判断する。例えば、MFP2のジョブ終了後、30分経過した時間を移行時間とする場合、制御部20は、当該移行時間の所定時間前、例えばジョブ終了から20分経過した時間に到達することで、通知条件を具備したと判断する。また、19時以降は省電力モードへと自動的に移行する場合、制御部20は、当該19時の所定時間前、例えば18時50分に到達することで、通知条件を具備したと判断する。
このステップ20において肯定判定された場合、すなわち、移行時間の通知条件を具備する場合には、ステップ21(S21)に進む。一方、ステップ20において否定判定された場合、すなわち、移行時間の通知条件を具備していない場合は、ステップ20の処理を再度行う。
ステップ21において、制御部20は、省電力モードへの移行時間を含む所定の情報を印刷制御装置3へと送信することにより、省電力モードへの移行時間を印刷制御装置3に対して通知する。
ステップ22(S22)において、印刷制御装置3の制御部30は、MFP2から送信された情報を受信すると、通知された移行時間を保存する。そして、ステップ23(S23)において、制御部30は、所定時間(例えば5分)後に移行時間に到達するか否かを判断する。このステップ23において肯定判定された場合、すなわち、移行時間よりも所定時間前に到達した場合には、ステップ24(S24)に進む。一方、ステップ23において否定判定された場合、すなわち、移行時間よりも所定時間前に到達していない場合には、ステップ23の処理を再度行う。
ステップ24において、制御部30は、前述の管理データベースを参照した上で、所定のPC1に対して移行通知を送信する。ここで、移行通知は、MFP2の電力モードが所定時間後に通常電力モードから省電力モードへと移行すること通知するものであり、ひいては、MFP2に対して移行時間の延長を要求(遅延要求)するか否かをPC1に対して確認するための通知として機能する。具体的には、制御部30は、省電力モードへの移行の旨と、前述の制御パラメータである遅延受付時間とを含む情報を、移行通知として送信する。この場合、制御部30は、管理データベースを検索し、接続状態が「接続」、かつ、移行通知希望が「有」に該当するPC1に対して、移行通知を送信する。
ステップ25(S25)において、PC1の制御部10は、印刷制御装置3から移行通知を受信すると、モード移行の旨と、遅延受付時間とを表示部11に表示する。これにより、制御部10は、遅延要求の有無の入力をPC1のユーザに促すとともに、遅延要求有りの場合には、遅延受付時間の中から希望する時間(以下「遅延希望時間」という)の入力をPC1のユーザに促す。
ステップ26(S26)において、制御部10は、操作部12からの入力信号に基づいて、PC1のユーザから遅延要求があったか否かを判断する。このステップ26において肯定判断された場合、すなわち、遅延要求があった場合には、ステップ27(S27)の処理に進む。一方、ステップ26において否定判定された場合、遅延要求が無い場合には、本処理を終了する。
ステップ27において、制御部10は、遅延希望時間を含む情報を遅延要求として印刷制御装置3へと送信することにより、遅延要求を印刷制御装置3に通知する。
ステップ28(S28)において、印刷制御装置3の制御部30は、各PC1から送信させる遅延要求をそれぞれ受信すると、これらを保存する。
そして、ステップ29(S29)において、制御部30は、各PC1から受信した遅延要求に基づいて、MFP2に対して通知すべき遅延時間を決定する。具体的には、制御部30は、各PC1から送信された遅延希望時間(遅延要求)のうち、最も長い時間を遅延時間として決定する。そして、ステップ30(S30)において、制御部30は、遅延時間を含む所定の情報をMFP2へと送信することにより、遅延時間をMFP2に対して通知する。
ステップ31(S31)において、MFP2の制御部20は、印刷制御装置3から遅延時間を受信すると、当該遅延時間に基づいて移行時間を更新する。具体的には、制御部20は、現在設定されている移行時間に対して遅延時間を加算した時間を新たな移行時間として設定する。
ステップ32(S32)において、制御部20は、ステップ31において更新された移行時間を含む所定の情報を印刷制御装置3へと送信することにより、移行時間を印刷制御装置3に対して通知する。
ステップ33(S33)において、印刷制御装置3の制御部30は、MFP2から送信された移行時間を取得すると、保存されている移行時間を新たに取得した移行時間により更新する。そして、ステップ34(S34)において、制御部30は、移行通知を送信したPC1のそれぞれに対して、MFP2に通知した遅延時間を通知する。
ステップ35(S35)において、制御部30は、遅延回数、すなわち、遅延要求に応じて移行時間を更新した回数が判定回数(例えば3回)よりも小さいか否かを判断する。このステップ35において肯定判定された場合、すなわち、遅延回数が判定回数よりも小さい場合には、前述のステップ23の処理に戻る。一方、ステップ35において否定判定された場合、すなわち、遅延回数が判定回数以上の場合には、本処理を終了する。
また、ステップ36(S36)において、PC1の制御部10は、通知された遅延時間を取得すると、この遅延時間を表示部11に表示する。
このように本実施形態によれば、印刷制御装置3は、(1)MFP2の電力モードが省電力モードへと移行することを、当該省電力モードへの移行時間よりも先行してPC1に通知し(移行通知)、(2)移行通知に対する応答として、PC1から遅延希望時間(遅延要求)を受け付ける、(3)遅延希望時間に基づいて、省電力モードへの移行時間の延期(遅延時間)をMFP2に指示する。
かかる構成によれば、MFP2が電力モードを省電力モードへと移行させる機能を備えることで、電力消費の抑制を図ることができる。また、PC1から省電力モードへの移行時間の延期を受け付けた場合には、省電力モードへの移行時間の延期をMFP2に指示することができるので、MFP2の省電力モードへの移行時間の延期を行うことができる。これにより、MFP2において設定される移行時間に到達すると、省電力モードへと一律に移行してしまうといったことがなく、PC1側から延長の可否を選択することができるので、ユーザの利便性を確保することができる。これにより、不要な電力消費を抑制しつつも、ユーザの利便性も兼ね備えた手法を提供することができる。
また、本実施形態において、省電力モードは、MFP2に供給される全ての電力を遮断するモードである。このような場合、省電力モードへと移行すると使用者が手動でスイッチをオンしなければ動作可能とならなかったり、ウォームアップや初期化動作といったように画像形成が可能な状態へと復帰するまでに時間を要したりといったように、ユーザに対する不都合が多い。しかしながら、本実施形態によれば、ユーザの意志により移行時間の延長を行うことができるので、利便性の向上を図ることができる。
また、本実施形態において、印刷制御装置3は、省電力モードへの移行の通知とともに、遅延時間としてMFP2が受け付けることが可能な一つ以上の時間を含む遅延受付時間をPC1に通知している。かかる構成によれば、予め設定された範囲の中から遅延時間を設定することができるので、省電力モードへと移行するという本来の目的を損ねることなく、ユーザの利便性を満たす範囲で最大限の省電力を実現することができる。
また、本実施形態において、印刷制御装置3は、移行通知を希望するPC1のリスト(管理データベース)を保持し、この管理データベースに該当するPC1に対して省電力モードへの移行の通知を行う。かかる構成によれば、全てのPC1に対して移行通知を送信する必要がないので、印刷制御装置3の処理負荷を低減することができる。また、通知を不要とするPC1には、当該通知が送信されないので、ユーザが不要な通知を受け付けなければならないといった繁雑さを無くすことができる。
また、本実施形態において、印刷制御装置3は、複数のPC1から遅延希望時間をそれぞれ受け付けた場合、最も長い遅延希望時間をMFP2に指示している。かかる構成によれば、複数のPC1から異なる遅延希望時間を受け付けた場合であっても、これらの最大時間を選択することで、各PC1の希望を協調することができる。
また、本実施形態において、印刷制御装置3は、MFP2から、省電力モードへの移行時間を延期させた旨の通知を受け付けた場合には、MFP2に通知した遅延時間をPC1にも通知している。かかる構成によれば、遅延希望時間を通知したPC1に対して、実際にどの位の時間遅延するのかといった最終結果を知らせることができる。これにより、PC1のユーザに対する利便性の向上を図ることができる。
さらに、本実施形態において、印刷制御装置3は、遅延時間をMFP2に指示した回数が判定回数以上の場合には、PC1から遅延希望時間を受け付けたとしても、省電力モードへの移行時間の延期をMFP2に指示しないこととしている。かかる構成によれば、延長を幾度となく行うことで、結果として、省電力の妨げになるといった事態を抑制することができる。これにより、経済性と利便性とを両立させることができる。
なお、上述した実施形態では、PC1を介して、省電力モードへの移行を通知し、遅延希望時間を受け付け、これに応じて、MFP2の省電力モードへの移行時間を延期させている。しかしながら、MFP2の表示部21および操作部22を介して、かかる機能を実現させてもよい。すなわち、MFP2は、提示手段としての表示部21と、操作手段としての操作部22を備えることができる。この場合、表示部21は、電力モードが省電力モードへと移行することを、省電力モードへの移行時間よりも先行してユーザに提示する。そして、MFP2の制御部20は、操作部22からの情報に基づいて、省電力モードへの移行時間を延期させる。かかる構成によれば、省電力を実現しつつも、MFP2を利用するユーザの利便性をも確保することができる。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係るプリントシステムの全体構成を示すブロック図である。本実施形態に係るプリントシステムは、複数のPC1と、MFP4とで構成されており、これらはLANやWAN等のネットワーク5を介して相互に通信可能に接続されている。なお、第2の実施形態の説明にあたり、第1の実施形態と共通する構成・動作については説明を省略することとし、以下相違点を中心に説明を行う。
図10は、MFP4の構成を示すブロック図である。MFP4は、用紙に画像形成を行う画像形成装置であり、本実施形態では、コピー、プリント、スキャナ、ネットワーク等の機能複合機(MFP:Multi Functional Printer)である。また、本実施形態にかかるMFP4は、第1の実施形態に示すMFP1と同様の機能を担うとともに、第1の実施形態に示す印刷制御装置3と同様の機能も担っている。
このMFP4は、制御部40と、表示部41と、操作部42と、ADF43と、画像読取部44と、給紙部45と、画像形成部46とを主体に構成される。
制御部40は、CPU40a、ROMやRAMなどのメモリ40b、補助記憶装置としてのHDD(Hard Disk Drive)40c、通信I/F部40dなどを備え、これらの要素はバスを介して相互に接続されている。制御部40を構成する各要素は、前述の制御部10を構成する各要素と同様の機能を担っている。
かかる制御部40は、第1の実施形態に示すMFP2の制御部20が実現する機能(MFP制御機能)とともに、第1の実施形態に示す印刷制御装置3の制御部30が実現する機能(印刷制御機能)を行う。
かかる構成によれば、第1の実施形態と同様に、不要な電力消費を抑制しつつも、ユーザの利便性も兼ね備えた手法を提供することができる。また、MFP4が、第1の実施形態に示す印刷制御装置3の機能を担うことで、システム構成の簡素化を図ることができる。
また、MFP4は、第1の実施形態と同様に、表示部41および操作部42を通じて、省電力モードへの移行を通知したり、遅延希望時間を受け付け、これに応じて、省電力モードへの移行時間を延期させたりしてもよい。
以上、本発明の実施形態にかかる画像形成装置について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。
1 PC
10 制御部
11 表示部
12 操作部
2 MFP
20 制御部
21 表示部
22 操作部
23 ADF
24 画像読取部
25 給紙部
26 画像形成部
3 印刷制御装置
30 制御部
31 表示部
32 操作部
4 MFP
5 ネットワーク

Claims (11)

  1. 画像形成装置、および当該画像形成装置に印刷指令を出力する情報処理装置のそれぞれと通信可能な印刷制御装置において、
    画像形成装置の電力モードが通常電力モードよりも消費電力の少ない省電力モードへと移行することを、当該省電力モードへの移行時間よりも先行して前記情報処理装置に通知する通知手段と、
    前記省電力モードへの移行の通知に対する応答として、前記情報処理装置から前記省電力モードへの移行時間の延期を希望する遅延希望時間を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が受け付けた遅延希望時間に基づいて、前記省電力モードへの移行時間の延期を前記画像形成装置に指示する延長指示手段と、
    を有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記省電力モードは、前記画像形成装置に供給される全ての電力を遮断するモードであることを特徴とする請求項1に記載された印刷制御装置。
  3. 前記通知手段は、前記省電力モードへの移行の通知とともに、遅延時間として画像形成装置が受け付けることが可能な一つ以上の時間を含む遅延受付時間を前記情報処理装置に通知することを特徴とする請求項1または2に記載された印刷制御装置。
  4. 前記通知手段は、前記省電力モードへの移行の通知を希望する情報処理装置のリストを保持し、当該リストに該当する情報処理装置に対して前記省電力モードへの移行の通知を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載された印刷制御装置。
  5. 前記延長指示手段は、複数の情報処理装置から遅延希望時間をそれぞれ受け付けた場合、最も長い遅延希望時間を前記画像形成装置に指示することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載された印刷制御装置。
  6. 前記受付手段は、前記画像形成装置から、前記省電力モードへの移行時間を延期させた旨の通知を受け付けており、
    前記通知手段は、前記画像形成装置からの通知を前記受付手段が受け付けた場合には、前記画像形成装置に通知した遅延時間を前記情報処理装置にも通知することを特徴とする請求項5に記載された印刷制御装置。
  7. 前記延長指示手段は、前記省電力モードへの移行時間の延期を前記画像形成装置に指示した回数が判定回数以上の場合には、前記受付手段が遅延希望時間を受け付けたとしても、前記省電力モードへの移行時間の延期を前記画像形成装置に指示しないことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載された印刷制御装置。
  8. 情報処理装置から出力される印刷指令に応じて画像形成を行う画像形成装置において、
    電力モードを通常電力モードよりも消費電力が少ない省電力モードに切り替える電力モード切替手段と、
    前記電力モード切替手段により電力モードが前記省電力モードへと移行することを、当該省電力モードへの移行時間よりも先行して前記情報処理装置に通知する通知手段と、
    前記省電力モードへの移行の通知に対する応答として、前記情報処理装置から前記省電力モードへの移行時間の延期を希望する遅延希望時間を受け付ける受付手段と、を有し、
    前記電力モード切替手段は、前記受付手段が受け付けた遅延希望時間に基づいて、前記省電力モードへの移行時間を延期させることを特徴とする画像形成装置。
  9. 画像形成を行う画像形成装置において、
    電力モードを通常電力モードよりも消費電力が少ない省電力モードに切り替える電力モード切替手段と、
    前記電力モード切替手段により電力モードが前記省電力モードへと移行することを、当該省電力モードへの移行時間よりも先行してユーザに提示する提示手段と、
    ユーザによる操作に応じた情報を入力する操作手段と、
    前記操作手段を介して、前記省電力モードへの移行時間の延期を希望する遅延希望時間を受け付ける受付手段と、を有し、
    前記電力モード切替手段は、前記受付手段が受け付けた遅延希望時間に基づいて、前記省電力モードへの移行時間を延期させることを特徴とする画像形成装置。
  10. プリントシステムにおいて、
    情報処理装置から出力される印刷指令に応じて画像形成を行うとともに、電力モードを通常電力モードよりも消費電力が少ない省電力モードに切替可能な画像形成装置と、
    前記画像形成装置および前記情報処理装置のそれぞれと通信可能な印刷制御装置と、を有し、
    前記印刷制御装置は、
    前記画像形成装置の電力モードが前記省電力モードへと移行することを、当該省電力モードへの移行時間よりも先行して前記情報処理装置に通知する通知手段と、
    前記省電力モードへの移行の通知に対する応答として、前記情報処理装置から前記省電力モードへの移行時間の延期を希望する遅延希望時間を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が受け付けた遅延希望時間に基づいて、前記省電力モードへの移行時間の延期を前記画像形成装置に指示する延長指示手段と、を有し、
    前記画像形成装置は、
    電力モードを前記省電力モードに切り替える電力モード切替手段を有し、
    前記電力モード切替手段は、前記印刷制御装置からの指示に基づいて、前記省電力モードへの移行時間を延期させることを特徴とするプリントシステム。
  11. 前記画像形成装置は、
    前記電力モード切替手段により電力モードが前記省電力モードへと移行することを、当該省電力モードへの移行時間よりも先行してユーザに提示する提示手段と、
    ユーザによる操作に応じた情報を入力する操作手段と、を有し、
    前記電力モード切替手段は、前記操作手段からの情報に基づいて、前記省電力モードへの移行時間を延期させることを特徴とする請求項10に記載されたプリントシステム。
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