JP2012184909A - 冷凍庫 - Google Patents

冷凍庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2012184909A
JP2012184909A JP2011050076A JP2011050076A JP2012184909A JP 2012184909 A JP2012184909 A JP 2012184909A JP 2011050076 A JP2011050076 A JP 2011050076A JP 2011050076 A JP2011050076 A JP 2011050076A JP 2012184909 A JP2012184909 A JP 2012184909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
freezer
side wall
sheet
graphite sheet
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011050076A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Oki
武彦 大木
Tatsuhiko Oki
達彦 大木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohgi Technological Creation Co Ltd
Original Assignee
Ohgi Technological Creation Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ohgi Technological Creation Co Ltd filed Critical Ohgi Technological Creation Co Ltd
Priority to JP2011050076A priority Critical patent/JP2012184909A/ja
Publication of JP2012184909A publication Critical patent/JP2012184909A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

【課題】場所による温度差を少なくしつつ急速に庫内の温度を下げることが可能な冷凍庫を提供する。
【解決手段】この冷凍庫は、冷凍車などに好適なものであって、庫内に冷気を吹き出す冷凍機が設けられており、冷気の対流とともに側壁からも庫内の温度を下げるように、少なくとも側壁に膨張黒鉛シートなどの黒鉛シート4が貼り付けられ、黒鉛シート4又はこの黒鉛シート4に貼り付けられたアルミニウム製などの金属シート5が庫内に露出している。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍車などに好適な冷凍庫に関する。
一般に、冷凍車に取り付けられた冷凍庫は、側壁、天井、床、リア扉に断熱層を有しており、庫内の冷気が外部に逃げるのを阻止している。また、側壁又は天井の所定の箇所には、庫内に冷気を吹き出して庫内の温度を下げる冷凍機(エバポレータ)が設けられている。この冷凍車の冷凍庫は、側壁などの構造について、種々の提案がされている。例えば、特許文献1には、冷凍庫の側壁などを形成するパネル板を、2枚の複合板を相対向して配置し、それら複合板間に樹脂からなる芯材(断熱層)を密着させて挟み込んだ構成としたものが記載されている。この複合板は、例えばアルミニウム板などからなる表板と内板との間に、ポリエチレン樹脂などからなる断熱性の中間材を密着させて挟み込んだ構造のものである。このパネル板は、木材を用いていないので、それとの比較において、断熱性が向上して庫内を冷やすために使用される消費電力を削減でき、また、軽量さ、錆び難さ、強度の面でも良好であるとしている。
特開2004−28434号公報
ところで、冷凍車では、庫内に荷物を積み込む際に、冷凍機から冷気を吹き出し始めるので、荷物が置かれるどの場所も一定温度以下に下がるまで待機するのが望ましい。その待機時間が長ければ、燃料を消費するのは勿論、効率的な運輸システムの運用にとって不都合である。しかしながら、庫内は冷気の対流に依存して場所による温度差が少なくないのが普通であり、特許文献1を含め従来の冷凍車の冷凍庫は、場所による温度差を少なくしつつ急速に庫内の温度を下げることは余り考慮されていない。
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、場所による温度差を少なくしつつ急速に庫内の温度を下げることが可能な冷凍庫を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の冷凍庫は、
庫内に冷気を吹き出す冷凍機が設けられており、
少なくとも側壁に黒鉛シートが貼り付けられ、該黒鉛シート又はこの黒鉛シートに貼り付けられた金属シートが庫内に露出していることを特徴とする。
請求項2に記載の調理用具は、請求項1に記載の冷凍庫において、
前記冷凍庫は冷凍車に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、冷気の対流とともに側壁からも庫内の温度を下げるので、場所による温度差を少なくしつつ急速に庫内の温度を下げることができる。
本発明の実施形態に係る冷凍車の冷凍庫のリア扉を開いたときの外観図である。 同上の冷凍庫の側壁又は天井の庫内側を示す模式的な拡大断面図である。 同上の冷凍庫の実験結果を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための好ましい形態を説明する。本発明の実施形態に係る冷凍庫1は、冷凍車に取り付けられる冷凍庫である。この冷凍庫1は、従来と同様に、図1に示すように、側壁21(前側壁21a、左側壁21b、及び右側壁21c)、天井22、床23、リア扉24に、合成樹脂発泡材などの断熱層を有しており、庫内の冷気が外部に逃げるのを阻止している。また、この冷凍庫1は、従来と同様に、側壁21又は天井22の所定の箇所に、庫内に冷気を吹き出す冷凍機3が設けられており、これによって庫内の温度が下げられる。
側壁21と天井22の庫内側には、図2に示すように、黒鉛シート4が貼り付けられている。また、その黒鉛シート4には金属シート5が貼り付けられており、庫内にはこの金属シート5が露出している。
黒鉛シート4は、膨張黒鉛シート(例えば、厚さが1mm程度)が好適に用いられる黒鉛製シートである。膨張黒鉛シートは、原料の天然黒鉛などの黒鉛を膨張させて膨張黒鉛の形態にしてから加圧してシート状に成形したものである。この黒鉛シート4は、黒鉛粒子同士が結合し合うために、黒鉛成分(炭素成分)の比率を極めて高く(例えば99%以上に)することができる。それにより、黒鉛シート4は、非常に軽量であり、化学的に安定しており、かつ、熱拡散率が高い。具体的には、熱拡散率は、例えば、面方向(厚さ方向と直交方向)が100〜200W/(m・K)程度である。
金属シート5は、アルミニウム(例えば、厚さが0.1〜0.2mm程度)製が好適に用いられる金属製シートである。黒鉛シート4は破断し易く、また、黒鉛の粉が生じ易いものであるが、金属シート5は、黒鉛シート4の破断に対する強度あるいは耐久性を向上させるとともに、黒鉛シート4からの黒鉛の粉が荷物に付着するのを防止することができる。金属シート5は、このような効果を奏すればよいので、通常、黒鉛シート4よりも薄い。金属シート5が薄いと、軽量化に有利である。
このよう冷凍庫1では、冷凍機3から吹き出された冷気は、側壁21又は天井22に接触しながら庫内を対流する。この対流に当たった箇所では、そこが有していた熱が吸収されて温度が下がり、その近傍の空気の温度も段々下がって行く。側壁21又は天井22において吹き出された冷気に接触した部分では、その近傍の空気の温度が段々下がって行くとともに、金属シート5を介してその外側の黒鉛シート4の熱が吸収される。そして、黒鉛シート4における面方向の熱拡散によって急速に周辺の側壁21又は天井22の温度も下がって、更には、その近傍の空気の温度が段々下がって行く。こうして、冷気の対流だけではなく側壁21又は天井22からも庫内の温度を下げるので、場所による温度差を少なくしつつ急速に庫内の温度を下げることができる。
この冷凍庫1は、黒鉛シート4と金属シート5を貼り付けることによって既存の冷凍庫を流用して構成することもできる。この場合、すでに貼り合わせた黒鉛シート4と金属シート5を側壁21又は天井22に貼り付ければよい。黒鉛シート4と金属シート5は軽量であるので、それらは取り扱い易く、作業が容易になる。更には、冷凍庫1は、トラックの通常のコンテナを改造して構成することも可能である。この場合、冷凍機3を設置し、コンテナの内側に断熱層を設けて、黒鉛シート4と金属シート5を側壁21又は天井22に貼り付ければよい。この断熱層には、通気性のないものは勿論、通気性の有るものや、単にほぼ密封された状態の空気層を用いることができ、この場合、金属シート4は庫内と断熱層との間の空気の移動を阻止する役目もすることになる。
図3は、左側壁21b、右側壁21c、天井22、リア扉24の全面に黒鉛シート4と金属シート5を貼り付けた冷凍庫1(曲線a)と、比較例としてその黒鉛シート4と金属シート5を貼り付ける前の状態の冷凍庫(曲線b)を比較したものであって、冷凍機3を稼働させてからの温度の変化を示すものである。冷凍庫1の庫内の大きさは、約1.8m×1.8m×4.1mである。曲線a、bはともに、左側壁21bにおいて前側壁21a及び床23とで形成する角部の近傍箇所(図1中のA)と、右側壁21cにおいて前側壁21a及び床23とで形成する角部の近傍箇所(図1中のB)の温度の平均を取ったものである。これらの箇所は、冷凍機3から吹き出された冷気が対流して届くのが最も遠いので、庫内において通常、温度が最も下がり難い箇所である。
図3より、180分経過すると、曲線aは約−12℃に到達しているが、曲線bは約−7℃である。これより、温度が下がり難い箇所において、黒鉛シート4と金属シート5を貼り付けた冷凍庫1は、それらを貼り付ける前の状態の冷凍庫よりも急速に温度が下がっていることが分かる。よって、冷凍庫1では、場所による温度差を少なくしつつ急速に庫内の温度を下げることができる。
以上、本発明の実施形態に係る冷凍庫について説明したが、本発明は、上述の実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな設計変更が可能である。例えば、黒鉛シート4と金属シート5は、側壁21と天井22とリア扉24の全部に貼り付けることも可能であり、また、逆に、場合に応じて、天井22やリア扉24では省略したり、側壁21の一部で省略したりすることも可能である。
また、側壁21又は天井22において、荷物或いは人に接触しないような部分などでは、金属シート5を省略して、黒鉛シート4が庫内に露出しているようにすることも可能である。
また、冷凍機3によって庫内の温度が下げられる冷凍庫ならば、冷凍車以外の用途にも適用可能である。
1 冷凍庫
21 側壁
22 天井
3 冷凍機
4 黒鉛シート
5 金属シート
上記目的を達成するために、請求項1に記載の冷凍庫は、庫内に冷気を吹き出す冷凍機が設けられており、少なくとも側壁に黒鉛シートが貼り付けられ、該黒鉛シート又はこの黒鉛シートに貼り付けられた金属シートが庫内に露出していることを特徴とする。
請求項2に記載の冷凍庫は、請求項1に記載の冷凍庫において、前記冷凍庫は冷凍車に取り付けられていることを特徴とする。

Claims (2)

  1. 庫内に冷気を吹き出す冷凍機が設けられており、
    少なくとも側壁に黒鉛シートが貼り付けられ、該黒鉛シート又はこの黒鉛シートに貼り付けられた金属シートが庫内に露出していることを特徴とする冷凍庫。
  2. 請求項1に記載の冷凍庫において、
    前記冷凍庫は冷凍車に取り付けられていることを特徴とする冷凍庫。
JP2011050076A 2011-03-08 2011-03-08 冷凍庫 Pending JP2012184909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011050076A JP2012184909A (ja) 2011-03-08 2011-03-08 冷凍庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011050076A JP2012184909A (ja) 2011-03-08 2011-03-08 冷凍庫

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015037204A Division JP6033348B2 (ja) 2015-02-26 2015-02-26 冷凍車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012184909A true JP2012184909A (ja) 2012-09-27

Family

ID=47015147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011050076A Pending JP2012184909A (ja) 2011-03-08 2011-03-08 冷凍庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012184909A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014167366A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Nishiken Device:Kk 冷凍庫
WO2023007278A1 (de) * 2021-07-30 2023-02-02 Rep Ip Ag Versandbehälter zum versenden von temperaturempfindlichem transportgut

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6291189U (ja) * 1985-11-26 1987-06-11
JP2004028434A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Isuzu Motors Ltd パネル板
JP2010281538A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Oki Kogei:Kk 冷蔵庫

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6291189U (ja) * 1985-11-26 1987-06-11
JP2004028434A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Isuzu Motors Ltd パネル板
JP2010281538A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Oki Kogei:Kk 冷蔵庫

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014167366A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Nishiken Device:Kk 冷凍庫
WO2023007278A1 (de) * 2021-07-30 2023-02-02 Rep Ip Ag Versandbehälter zum versenden von temperaturempfindlichem transportgut

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6854789B2 (ja) 冷蔵庫
US9417006B2 (en) Frame and refrigerating apparatus
JP6083939B2 (ja) 真空断熱パネルおよび断熱箱体
EP2350543B1 (en) Container for storing articles at a predetermined temperature
WO2012004901A1 (ja) 真空断熱材及びそれを用いた冷蔵庫
JP2012207682A (ja) 真空断熱パネル
JP2013061131A (ja) 真空断熱材を備えた冷蔵庫
JP2005106311A (ja) 冷蔵庫及びその製造方法
JP2012184909A (ja) 冷凍庫
EP3327387A1 (en) Vacuum insulation material, vacuum insulation material manufacturing method, and refrigerator including vacuum insulation material
JP2011149501A (ja) 真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫
JP2010060044A (ja) 真空断熱材及びそれを用いた冷蔵庫、並びに真空断熱材の製造方法
JP2005090897A (ja) 冷蔵庫
WO1994007097A1 (en) Improved cabinet
JP6033348B2 (ja) 冷凍車
US9687089B2 (en) Insulated foam panels for refrigerated display cases
WO2014038023A1 (ja) 冷凍庫
JP5548025B2 (ja) 真空断熱材およびこれを用いた冷蔵庫
JP6191008B2 (ja) 冷蔵庫
JP4497006B2 (ja) 真空断熱材芯材の取り出し方法、真空断熱材芯材の保管方法、及び断熱材再利用製品
CN211002723U (zh) 一种冷链运输箱
CN203692881U (zh) 配餐车
JP6343877B2 (ja) 断熱部材および保冷保温用箱体
CN110834676A (zh) 厢式货车的厢体以及厢式货车
CN202073206U (zh) 铝箔保温板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140502

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140630

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141202