JP2012182022A - バッテリーパック - Google Patents

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Abstract

【課題】釘等が複数の電池を貫通するような異常時においても、短絡電流による温度上昇を抑制できるバッテリーパックの構成を得る。
【解決手段】積層された複数の非水二次電池10と、前記複数の非水二次電池10相互間の電気的な接続と非接続とを制御する一または二以上の接続制御部23と、前記複数の非水二次電池10のうち、積層方向の最も外側に位置する非水二次電池10の厚み方向の両側に配置された複数の導電性フィルム21とを備える。前記一または二以上の接続制御部23は、通常動作時には、前記複数の非水二次電池10相互間を直列に接続し、前記複数の導電性フィルム21のうち一つの非水二次電池10の両側に配置された二つの導電性フィルム21が短絡する異常時には、前記複数の非水二次電池10相互間の電気的な接続を断つ。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の非水二次電池からなるバッテリーパックに関する。
非水二次電池は、産業機器用あるいは車載用といった用途で、複数の電池を電気的に接続したバッテリーパックとして使用されることがある。バッテリーパックとして使用した場合に、釘等が刺さり複数の電池を貫通するような事故が発生すると、電池単体の場合と比較して、短絡電流による発熱がより大きくなる。
特許文献1には、感熱素子の両端子を電池ケース外に取り出すため、電極端子とは異なる取り出し端子を電池ケースの一部に設けたことを特徴とする非水電解液二次電池が開示されている。この非水電解液二次電池では、電池ケース内に配置された感熱素子により検出された温度信号を電極端子とは異なる取り出し端子を介して外部に取り出し、発電要素による発熱を検知している。
特開平10−214613号公報
しかし、前記特許文献1に開示されている非水電解液二次電池の感熱素子は、いずれも異常な温度または異常な電流が作動条件であり、異常な温度または異常な電流の発生そのものを回避する手段として完全ではなかった。
本発明の目的は、釘等が複数の電池を貫通するような異常時においても、短絡電流による温度上昇を抑制できるバッテリーパックの構成を得ることである。
本発明が開示するバッテリーパックの構成は、積層された複数の非水二次電池と、前記複数の非水二次電池相互間の電気的な接続と非接続とを制御する一または二以上の接続制御部と、前記複数の非水二次電池のうち、積層方向の最も外側に位置する非水二次電池の厚み方向の両側に配置された複数の導電性フィルムとを備える。前記一または二以上の接続制御部は、通常動作時には、前記複数の非水二次電池相互間を直列に接続し、前記複数の導電性フィルムのうち一つの非水二次電池の両側に配置された二つの導電性フィルムが短絡する異常時には、前記複数の非水二次電池相互間の電気的な接続を断つ。
上記の構成によれば、バッテリーパックが釘等の導電性異物で貫かれた場合、前記導電性異物を介して、前記複数の導電性フィルムのうち一つの非水二次電池の両側に配置された二つの導電性フィルムが短絡する。これを異常検出手段として、前記一または二以上の接続制御部は前記複数の非水二次電池相互間の電気的な直列接続を断つ。そのため、複数の電池が電気的な直列接続を維持したまま短絡することに起因する温度上昇を抑制できる。
本発明によれば、釘等が複数の電池を貫通するような異常時においても、短絡電流による温度上昇を抑制できるバッテリーパックの構成が得られる。
図1は、本発明の一実施形態にかかるバッテリーパックの概略構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態にかかるバッテリーパックを構成する非水二次電池の概略構成を示す正面図である。 図3は、図2におけるIII−III線断面図である。 図4は、図2におけるIV−IV線断面図である。 図5は、本発明の一実施形態にかかるバッテリーパックの、通常動作時における等価回路図である。 図6は、本発明の一実施形態にかかるバッテリーパックの、特定の導電性フィルム間が短絡した異常時における等価回路図である。 図7は、実施例と比較例の、それぞれのバッテリーパックの温度の時間変化を、釘が貫通した時点から測定したグラフである。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[全体の構成]
図1は、本発明の一実施形態にかかるバッテリーパック20の概略構成を示す斜視図である。バッテリーパック20は、非水二次電池10a〜10g、導電性フィルム21a〜21d、電池間リード22a〜22f、接続制御部23a〜23f、外部接続リード24a,24b、および外部接続制御部25を備えている。
バッテリーパック20では、非水二次電池10a〜10gを、一方向に積層させている。なお、以下では、非水二次電池10a〜10gのそれぞれを区別しない場合は、非水二次電池10と呼ぶ。図1では、7枚の非水二次電池10を積層させた構成を例示しているが、積層させる枚数は任意である。
積層された7枚の非水二次電池10のうち、一方の最外面にある非水二次電池10aの厚み方向両側には、導電性フィルム21aと21bが配置されている。同様に、他方の最外面にある非水二次電池10gの厚み方向両側には、導電性フィルム21cと21dが配置されている。
導電性フィルム21a〜21dとしては、各種の金属箔や、導電性フィラーを添加した樹脂フィルム等を用いることができる。導電性フィルム21a〜21dは、正面視において、非水二次電池10を完全に覆うように非水二次電池10よりも大きな面積を有している。
この構成より、例えば外部から釘等の導電性異物が、非水二次電池10aの側から突き刺さる等して、非水二次電池10aと10bとの間が短絡した場合には、必ず導電性フィルム21aと21bとの間も短絡することになる。同様に、導電性異物が、非水二次電池10gの側から突き刺さる等して、非水二次電池10gと10fとの間が短絡した場合には、必ず導電性フィルム21dと21cとの間も短絡することになる。従って、導電性フィルム21aと21bとの間、または導電性フィルム21dと21cとの間の導通を検知することによって、非水二次電池10相互間に短絡の発生した異常状態を検知できる。
なお、本実施形態では、導電性フィルム21aと21dとが電気的に接続されている。また、導電性フィルム21bと21cとが電気的に接続されている。これにより、導電性フィルム21aと21bとの間の短絡、および導電性フィルム21cと21dとの間の短絡を、同時に検知できる。ただし、これは任意の構成であって、両者を別々に検知する構成であっても良い。
非水二次電池10は、正面視で略矩形の扁平形状をしており、その一辺から、正極タブ11と負極タブ12が延出している。なお、この構成はあくまで例示であって、非水二次電池10は任意の形状を取り得るし、正極タブ11と負極タブ12を異なる辺から延出させても良い。非水二次電池10の詳細については後述する。
非水二次電池10aの負極タブ12と、非水二次電池10bの正極タブ11とが、電池間リード22aおよび接続制御部23aを介して結合している。同様に、非水二次電池10bの負極タブ12と、非水二次電池20cの正極タブ11とが、電池間リード22bおよび接続制御部23bを介して結合している。以下、同様にして、非水二次電池10c〜10fの負極タブ12と、隣接する非水二次電池10d〜10gの正極タブ11とが、電池間リード22c〜22fおよび接続制御部23c〜23fを介して結合している。なお、以下では、接続制御部23a〜23fのそれぞれを区別しない場合は、接続制御部23と呼ぶ。
この構成により、すべての接続制御部23がON状態の場合には、すべての非水二次電池10が、直列に接続される。接続制御部23の詳細については後述する。
積層した複数の非水二次電池10のうち、一方の最外面にある非水二次電池10aの正極タブ11と、外部負荷(図示せず)とが、外部接続リード24aおよび外部接続制御部25を介して結合している。また、他方の最外面にある非水二次電池10gの負極タブ12と、外部負荷とが、外部接続リード24bを介して結合している。外部接続制御部25の詳細については後述する。
本実施形態では、導電性フィルム21aが非水二次電池10aの正極タブ11に電気的に接続されている。また、導電性フィルム21bが外部接続制御部25と外部負荷との間に、電気的に接続されている。このような配線についても、接続制御部23および外部接続制御部25とともに後述する。なお、本実施形態の配線は例示に過ぎず、配線をどのようにするかは任意の設計事項であって、本発明を限定するものではない。
[非水二次電池10の構成]
続いて、図2〜図4を参照して、非水二次電池10の構成について説明する。図2は、非水二次電池10の概略構成を示す正面図である。図3は、図2におけるIII−III線断面図である。図4は、図2におけるIV−IV線断面図である。
非水二次電池10は、複数のシート状正極13と、複数のシート状負極14と、複数のセパレータ15と、ラミネート外装16と、正極タブ11と、負極タブ12と、複数の正極リード17と、複数の負極リード18とを備えている。
非水二次電池10では、図3および図4に示すように、複数のシート状正極13と複数のシート状負極14とが、セパレータ15を挟んで複数積層されている。そして、これらは電解液(図示せず)とともに、ラミネート外装16に収容されている。図3および図4では、シート状正極13を2枚、シート状負極14を3枚、それぞれ積層させた構成を例示しているが、積層させる枚数は任意である。2枚のシート状正極13はそれぞれ、正極リード17を介して、ラミネート外装16の外部に引き出された正極タブ11と結合している。同様に、3枚のシート状負極14はそれぞれ、負極リード18を介して、ラミネート外装16の外部に引き出された負極タブ12と結合している。
シート状正極13は、その詳しい構成は図示していないが、集電体とその両面に形成された正極合剤層とを備える。
正極の集電体としては、アルミやチタン等の箔、平織金網、エキスパンドメタル、ラス網、またはパンチングメタル等を用いることができる。正極タブ11および正極リード17も、同種のものを用いることができる。
正極合剤層は、活物質と、導電助剤と、バインダとを有機溶媒中で混合してスラリーを調整し、これを集電体に塗布・乾燥させた後、加圧成型等を施して作製する。正極の活物質としては、マンガン酸リチウム、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化物、リチウムニッケルコバルト複合酸化物、酸化バナジウム、または酸化モリブデン等を用いることができる。正極の導電助剤としては、黒鉛、カーボンブラック、またはアセチレンブラック等を用いることができるが、主成分としてカーボンブラックを用いることが好ましい。正極のバインダとしては、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリアミドバインダ、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)ディスパージョン、PTFE粉末、ゴム系バインダ、またはポリフッ化ビニリデン(PVDF)等を用いることができるが、PVDFを用いることが好ましい。
シート状負極14は、その詳しい構成は図示していないが、集電体とその片面または両面に形成された負極合剤層とを備える。
負極の集電体としては、銅・ニッケル・ステンレス等の箔、平織金網、エキスパンドメタル、ラス網、またはパンチングメタル等を用いることができる。負極タブ12および負極リード18も、同種のものを用いることができる。
負極合剤層は、活物質と、バインダとを純水中で混合してスラリーを調整し、これを集電体に塗布・乾燥させた後、加圧成型等を施して作製する。負極の活物質としては、天然黒鉛、メソフェーズカーボン、または非晶質カーボン等を使用することができる。負極のバインダとしては、カルボキシメチルセルロース(CMC)・ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)等のセルロースや、スチレンブタジエンゴム(SBR)・アクリル等のゴムバインダを、単独または混合して用いることができる。
また、シート状負極14の端面には、ラミネート外装16と絶縁するために、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリオレフィン共重合体、またはポリアミド共重合体等が塗布される。
セパレータ15としては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、またはポリフェニルサルフィド(PPS)等の、微孔性フィルムや不織布を用いることができる。
電解液としては、有機溶媒にリチウム塩を溶解させた溶液が使用される。有機溶媒としては、ビニレンカーボネート(VC)、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、ブチレンカーボネート(BC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、メチルエチルカーボネート(MEC)、およびγーブチロラクトン等から、一種類または2種類以上を混合して用いることができる。リチウム塩としては、LiPF、LiBF、またはLiN(CFSO等を用いることができる。
ラミネート外装16としては、アルミラミネートシート等を用いることができる。ラミネート外装16は、熱融着樹脂等を用いて封止される。
以上、本実施形態における非水二次電池10の構成について説明した。上記から明らかなように、本実施形態では、非水二次電池10がラミネート型のリチウムイオン二次電池である場合を例示している。本発明は、非水二次電池10がこの種の電池の場合に特に有用である。しかし、これは本発明の用途を限定するものではなく、発明の趣旨の範囲で種々の非水二次電池に適用可能である。
[接続制御部23および外部接続制御部25の構成]
次に、図5および図6を参照して、接続制御部23および外部接続制御部25の構成および動作について説明する。
図5は、本実施形態にかかるバッテリーパック20の、通常動作時における等価回路図である。簡単のために、バッテリーパック20の略半分の構成、具体的には非水二次電池10a、10b、および10cにかかる構成のみを表している。
本実施形態では、接続制御部23および外部接続制御部25はリレーによって構成されている。すなわち、図1では詳しい構成を省略したが、接続制御部23は電磁コイル231とスイッチ232とを備える。スイッチ232は、電磁コイル231と連動して、接点s1とs2とを切り替える。電磁コイル231に電流が流れると、スイッチ232は、電磁コイル231に引き寄せられて接点s2に切り替わる。一方、電磁コイル231に流れる電流が遮られると、スイッチ232は、スプリング等によって接点s1に切り替わる。外部接続制御部25も同様に、電磁コイル251とスイッチ252とを備える。これらの動作は接続制御部23と同じであるため説明を省略する。
非水二次電池10aと10bとの間には、接続制御部23aのスイッチ231aが配置されている。同様に、非水二次電池10bと10cとの間には、接続制御部23bのスイッチ231bが配置されている。なお、本実施形態では、接続制御部23aと23bは電磁コイル231を共有している。
非水二次電池10aの正極は、外部接続制御部25のスイッチ252に接続している。スイッチ252の他端は接続制御部23aと23bが共有する電磁コイル231に接続している。電磁コイル231の他端は、外部負荷30に接続している。
非水二次電池10aの正極は、スイッチ252と並列に、導電性フィルム21aおよび21dと接続している。また、導電性フィルム21bおよび21cが、外部接続制御部25の電磁コイル251に接続している。電磁コイル251の他端は、外部負荷30に接続している。図5では、導電性フィルム21aと21b、および導電性フィルム21cと21dを、概念的に接点として表している。
通常動作時には、導電性フィルム21aと21bとの間、および導電性フィルム21cと21dとの間には、どちらにも導通はないから、電磁コイル251には電流が流れていない。そのため、スイッチ252は接点s1側にあり、電流が電磁コイル231に流れている。そのため、スイッチ232aおよびスイッチ232bは、接点s2側に接続されている。
よって通常動作時には、スイッチ232aおよびスイッチ232bがON状態であり、非水二次電池10a〜10c相互間は直列に接続されている。また、外部接続制御部25のスイッチ252がON状態であり、非水二次電池10aの正極と外部負荷30とが電気的に接続されている。
図6は、本発明の一実施形態にかかるバッテリーパック20の、導電性フィルム21aと21bが短絡した異常時における等価回路図である。
導電性フィルム21aと21bとが短絡すると、電磁コイル251に電流が流れる。そのため、スイッチ252は接点s2に切り替わり、電流が電磁コイル231に流れなくなる。そのため、スイッチ232aおよびスイッチ232bは、接点s1に切り替わる。
よって異常時には、スイッチ232aおよびスイッチ232bがOFF状態に切り替わり、非水二次電池10a〜10c相互間の電気的な接続が断たれる。また、外部接続制御部25のスイッチ252がOFF状態に切り替わり、非水二次電池10aの正極と外部負荷30との接続が断たれる。
また、非水二次電池10a〜10c相互間の電気的な接続が断たれた後は、導電性フィルム21aと21bとの短絡が解除されたとしても、電磁コイル231に電流が流れることはない。そのため、スイッチ232aと232bは、接点s1側にあり、非水二次電池10a〜10c相互間の電気的な接続が断たれた状態が保たれる。すなわち、本実施形態の構成は、自己保持回路として機能する。
以上、接続制御部23および外部接続制御部25を、リレーとして構成した場合の動作について説明した。しかしこれはあくまで例示であり、接続制御部23および外部接続制御部25は、スイッチとして機能するものであればよく、種々の構成を取り得る。例えば、トランジスタやフォトカプラ等を用いることができる。また、接続制御部23と外部接続制御部25とを別の素子としても良い。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明する。なお、この実施例は本発明を限定するものではない。
正極の活物質として94重量部のLiMnと、導電助剤として3重量部のカーボンブラックと、バインダとして3重量部のPVDFとを、Nメチル2ピロリドンを溶剤として均一になるように混合し、正極合剤層のスラリーを作製した。
そして、このスラリーを厚さ15μmのアルミ箔からなる集電体の両面に塗布し、110±10℃で乾燥させた後、正極合剤層が所定の密度となるように加圧成型した。その後、正極合剤層が幅109mm、長さ197mmとなるように切断してシート状正極を得た。
負極の活物質として97.8重量部の黒鉛粉末と、バインダとして1.2重量部のCMCと1重量部のSBRの混合物とを、純水中で均一になるように混合し、正極合剤層のスラリーを作製した。
そして、このスラリーを厚さ10μmの銅箔からなる集電体の両面に塗布し、110±10℃で乾燥させた後、負極合剤層が所定の密度となるように加圧成型した。その後、負極合剤層が幅117mm、長さ205mmとなるように切断してシート状負極を得た。溶融したポリオレフィン共重合体を、このシート状負極に、その端面からの幅が1〜1.5mmとなる様に塗布した。
セパレータとして、PE微孔フィルムとPET不織布とからなる二層構造のシートを、幅117mm、長さ210mmに切断して使用した。
15枚のシート状正極と、16枚のシート状負極とを、セパレータを間に挟んで交互に積層させ、ポリイミドテープで固定した。シート状正極に正極タブを、シート状負極に負極タブを、それぞれ正極リード、負極リードを介して接続した。その後、アルミラミネートシートからなる、外形で幅150mm、長さ250mmのラミネート外装に収容した。電解液1mlを注入後、ラミネート外装を熱融着樹脂で封止して、非水二次電池を作製した。
[実施例]
上記製法により得られた3枚の非水二次電池を、図5に示した回路となるように配置して配線を行い、バッテリーパックを作製した。導電性フィルムとして銅箔を用いた。
[比較例]
上記製法により得られた3枚の非水二次電池を、図5に示した回路を設けずに、直列に接続して、バッテリーパックを作製した。
実施例および比較例のバッテリーパックに、非水二次電池の積層方向と平行に、直径が約2.7mmの釘を突き刺して貫通させた。図7は、実施例と比較例の、それぞれのバッテリーパックの温度の時間変化を、釘が貫通した時点から測定したグラフである。実施例のバッテリーパックでは、ほとんど温度上昇が見られない。これに対して、比較例のバッテリーパックでは、バッテリーパックを構成する非水二次電池間に形成される経路を通じて発熱がおこるため、大きな温度上昇が見られる。
本発明は、複数の非水二次電池からなるバッテリーパックに利用可能である。
10,10a〜10g 非水二次電池、11 正極タブ、12 負極タブ、13 シート状正極、14 シート状負極、15 セパレータ、 16 ラミネート外装、 17 正極リード、18 負極リード、20 バッテリーパック、21a〜21d 導電性フィルム、22a〜22f 電池間リード、23,23a〜23f 接続制御部、24a,24b 外部接続リード、25 外部接続制御部、30 外部負荷

Claims (4)

  1. 積層された複数の非水二次電池と、
    前記複数の非水二次電池相互間の電気的な接続と非接続とを制御する一または二以上の接続制御部と、
    前記複数の非水二次電池のうち、積層方向の最も外側に位置する非水二次電池の厚み方向の両側に配置された複数の導電性フィルムとを備え、
    前記一または二以上の接続制御部は、通常動作時には、前記複数の非水二次電池相互間を直列に接続し、前記複数の導電性フィルムのうち一つの非水二次電池の両側に配置された二つの導電性フィルムが短絡する異常時には、前記複数の非水二次電池相互間の電気的な接続を断つ、バッテリーパック。
  2. 前記接続制御部は、リレーまたはトランジスタである、請求項1に記載のバッテリーパック。
  3. 請求項1または2に記載のバッテリーパックにおいて、
    前記複数の非水二次電池の出力と外部負荷との、電気的な接続と非接続とを制御する外部接続制御部をさらに備え、
    前記外部接続制御部は、通常動作時には、前記複数の非水二次電池と外部負荷とを電気的に接続し、前記異常時には、前記複数の非水二次電池と外部負荷との電気的な接続を断つ、請求項1または2に記載のバッテリーパック。
  4. 前記外部接続制御部は、リレーまたはトランジスタである、請求項3に記載のバッテリーパック。
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