JP2012180970A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷凍機油を過剰に封入することなく、圧縮機での冷凍機油の偏りを防止し、かつ、高効率運転を可能とする冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】冷凍サイクル装置100は、それぞれ独立した第1冷媒回路5aおよび第2冷媒回路5bを具備する上流側冷媒回路群100uと、それぞれ独立した第3冷媒回路5cおよび第4冷媒回路5dを具備する下流側冷媒回路群100sとから成り、熱源側装置媒体は第2熱源側熱交換器2b、第1熱源側熱交換器2a、第3熱源側熱交換器2c、第4熱源側熱交換器2dの順に直列的に流れ、負荷側媒体は分岐して第1負荷側熱交換器4aおよび第2負荷側熱交換器4bに並行的に流入し、一旦合流した後再度分岐して第3負荷側熱交換器4cおよび第4負荷側熱交換器4dに並列的に流入する。圧縮機運転台数制御は、上流側冷媒回路群100uの圧縮機1を優先的に運転する。
【選択図】図1

Description

本発明は冷凍サイクル装置、特に、冷凍サイクルを形成する冷媒回路を複数系列有する冷凍サイクル装置に関するものである。
従来、空気調和機や温水機等の冷凍サイクル装置は、冷凍サイクルを形成する冷媒回路(サーキット)を複数系列具備する冷媒回路群(マルチサーキット)を、2群用意して、それぞれ独立した直列状に、負荷側媒体の流れ方向の上流側と下流側にそれぞれ設置している。すなわち、1つの冷媒回路に設置された熱交換器において負荷側媒体を冷却または加熱するよりも、上流側の冷媒回路群と下流側の冷媒回路群との平均の蒸発温度を高くしたり、上流側の冷媒回路群と下流側の冷媒回路群の平均の凝縮温度を低くする二凝縮温度二蒸発温度回路を採用することによって、高効率運転を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−267722号公報(第5−9頁、図1)
特許文献1に開示された発明は、冷媒回路群において複数の冷媒回路が並列に設置され、複数の圧縮機の吐出配管がそれぞれ合流し、複数の吸入配管がそれぞれ合流するよう設置されている。このため、圧縮機の潤滑を行う冷凍機油が一方の圧縮機に偏ることで他方の圧縮機の冷凍機油が枯渇して圧縮機に焼き付きを起こすおそれがあり、その解決が要請されていた。
また、焼き付きを防止するため、一方に冷凍機油が偏ったとしても他方の圧縮機に潤滑に必要な冷凍機油を確保できるよう、多量に冷凍機油を封入する必要があり、圧縮機の入力が増加するおそれがあり、その解決が要請されていた。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、上記要請に応えるものであり、冷凍機油を過剰に封入することなく、圧縮機間における冷凍機油の偏りを防止し、かつ、高効率運転を可能とする冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、容量可変の圧縮機、熱源側熱交換器、膨張弁、負荷側熱交換器、を環状に接続して冷凍サイクルを形成する冷媒回路を、複数系列具備する上流側冷媒回路群と、
容量可変の圧縮機、熱源側熱交換器、膨張弁、負荷側熱交換器、を環状に接続して冷凍サイクルを形成する冷媒回路を、複数系列具備する下流側冷媒回路群と、
前記熱源側熱交換器と熱源側装置とを連結して熱源側媒体を循環させる熱源側回路と、
前記負荷側熱交換器と負荷側装置とを連結して負荷側媒体を循環させる負荷側回路と、
前記下流側冷媒回路群の負荷側熱交換器の最下流部に設置された温度センサーと、
該温度センサーの検知した検知温度と目標温度とに基づいて、前記圧縮機の運転する台数の変更および該運転する圧縮機の容量の変更の少なくとも一方の制御をする制御装置と
を備え、
前記熱源側媒体は、前記上流側冷媒回路群の複数の熱源側熱交換器と熱交換をした後、前記下流側冷媒回路群の複数の熱源側熱交換器と熱交換をし、且つ、前記負荷側媒体は、前記上流側冷媒回路群の複数の負荷側熱交換器と熱交換をした後、前記下流側冷媒回路群の複数の負荷側熱交換器と熱交換をし、
前記制御装置は、前記温度センサーの検知した検知温度と目標水温とを比較して、前記検知温度が目標水温より高い場合は、前記圧縮機の運転する台数の増加または運転している前記圧縮機の容量の増加の一方または両方を指令し、前記検知温度が目標水温より低い場合は、前記圧縮機の運転する台数の減少または運転している前記圧縮機の容量の減少の一方または両方を指令することを特徴とする。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、複数系列の冷媒回路が、それぞれ独立しているから、一方の圧縮機の冷凍機油が一方の圧縮機に流入することがないため、最小量の冷凍機油によって焼き付きが防止される。また、上流側冷媒回路群または下流側冷媒回路群の一方の圧縮機を優先的に運転することが可能になるから、容量制御による圧縮機運転台数減少時にも、冷媒と負荷側流体の伝熱面積を無駄にすることなく高効率運転が可能になる。
本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置を説明する冷媒回路図。 図1に示す冷凍サイクル装置の効果の実験的検証を示す比較図。 図1に示す冷凍サイクル装置の圧縮機運転台数制御を示すフローチャート。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置を説明する冷媒回路図。 図4に示す冷凍サイクル装置の熱交換器を模式的に示す断面図。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置を説明する冷媒回路図。 本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置を説明する冷媒回路図。 本発明の実施の形態5に係る冷凍サイクル装置を説明する冷媒回路図。 本発明の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置を説明する冷媒回路図。
[実施の形態1:冷凍サイクル装置−その1)
図1〜図3は本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置を説明するものであって、図1は冷媒回路図、図2は効果の実験的検証を示す比較図、図3は圧縮機運転台数制御を示すフローチャートである。
(冷媒回路)
図1〜図3において、冷凍サイクル装置100は、上流側冷媒回路群100uと、下流側冷媒回路群100sとから成っている。
上流側冷媒回路群100uは、第1冷媒回路5aと第2冷媒回路5bとを具備している。
第1冷媒回路5aは、容量可変の第1圧縮機1aと、第1熱源側熱交換器2aと、第1膨張弁3aと、第1負荷側熱交換器4aとを順次連結して冷媒を循環させ、冷凍サイクルを形成する。同様に、第2冷媒回路5bは、容量可変の第2圧縮機1b、第2熱源側熱交換器2b、第2膨張弁3b、第2負荷側熱交換器4bとを順次連結して冷媒を循環させ、冷凍サイクルを形成する。
下流側冷媒回路群100sは、第3冷媒回路5cと第4冷媒回路5dとを具備している。
第3冷媒回路5cは、容量可変の第3圧縮機1cと、第3熱源側熱交換器2cと、第3膨張弁3cと、第3負荷側熱交換器4cとを順次連結して冷媒を循環させ、冷凍サイクルを形成する。同様に、第4冷媒回路5dは、容量可変の第4圧縮機1d、第4熱源側熱交換器2d、第4膨張弁3d、第4負荷側熱交換器4dとを順次連結して冷媒を循環させ、冷凍サイクルを形成する。なお、以下の説明の便宜上、第1冷媒回路5a、第2冷媒回路5b、第3冷媒回路5c、第4冷媒回路5dをまとめて又はそれぞれを「冷媒回路5」と称す場合がある。
(熱源側水回路)
第1熱源側熱交換器2a、第2熱源側熱交換器2b、第3熱源側熱交換器2cおよび第4熱源側熱交換器2d(以下、まとめて又はそれぞれを「熱源側熱交換器2」と称す場合がある)は、冷媒と熱源側媒体(以下、「水」と称す)との間で熱交換を行う熱交換器である。
そして、熱源側熱交換器2において、図示しない熱源側装置媒体(以下、「クーリングタンク」と称す)から流出した水は、まず、第2熱源側熱交換器2bに流入し、次に第1熱源側熱交換器2aに流入し、そして第3熱源側熱交換器2cに流入し、最後に第4熱源側熱交換器2dに流入し、再度、クーリングタンク(図示しない)に戻る。
すなわち、熱源側熱交換器2を具備する水回路(以下、「熱源側水回路20」と称す)では、第1熱源側熱交換器2a、第2熱源側熱交換器2b、第3熱源側熱交換器2cおよび第4熱源側熱交換器2dは直列に連結され、水はポンプ(図示しない)によってこれらを順番に通過しながら循環している。
(負荷側水回路)
一方、負荷側熱交換器4において、図示しない負荷装置から流出した負荷側媒体(以下、「水」と称す)は、まず分岐して第1負荷側熱交換器4aおよび第2負荷側熱交換器4bにそれぞれ流入し、これらを通過した後、一旦合流し、次いで再度分岐して第3負荷側熱交換器4cおよび第4負荷側熱交換器4dにそれぞれ流入する。さらに、これらを通過した後、再度合流して、負荷装置(図示しない)に戻る。
すなわち、負荷側熱交換器4を具備する水回路(以下、「負荷側水回路40」と称す)では、水が並行して流れる第1負荷側熱交換器4aおよび第2負荷側熱交換器4bとが上流側で、水が並行して流れる第3負荷側熱交換器4cおよび第4負荷側熱交換器4dが下流側に配置され、ポンプ(図示しない)によって循環している。
(冷媒温度センサー)
第1圧縮機1a、第2圧縮機1b、第3圧縮機1cおよび第4圧縮機1dの吸入側の配管には、それぞれ吸入側の冷媒温度を測定するための第1吸入温度センサー13a、第2吸入温度センサー13b、第3吸入温度センサー13cおよび第4吸入温度センサー13dが設置され(以下、まとめて又はそれぞれを「吸入温度センサー13」と称す場合がある)、一方、吐出側の配管には、それぞれ吐出側の冷媒温度を測定するための第1吐出温度センサー14a、第2吐出温度センサー14b、第3吐出温度センサー14cおよび第4吐出温度センサー14dが設置されている(以下、まとめて又はそれぞれを「吐出温度センサー14」と称す場合がある)。
吸入温度センサー13および吐出温度センサー14が計測した値は、計測信号として制御装置7に送信される。
(冷媒圧力センサー)
第1圧縮機1a、第2圧縮機1b、第3圧縮機1cおよび第4圧縮機1d(以下、まとめて又はそれぞれを「圧縮機1」と称す場合がある)の吸入側の配管には、それぞれ吸入側の冷媒圧力を測定するための第1吸入圧力センサー15a、第2吸入圧力センサー15b、第3吸入圧力センサー15cおよび第4吸入圧力センサー15dが設置され(以下、まとめて又はそれぞれを「吸入圧力センサー15」と称す場合がある)、一方、吐出側の配管には、それぞれ吐出側の冷媒圧力を測定するための第1吐出圧力センサー16a、第2吐出圧力センサー16b、第3吐出圧力センサー16cおよび第4吐出圧力センサー16dが設置されている(以下、まとめて又はそれぞれを「吐出圧力センサー16」と称す場合がある)。
吸入圧力センサー15および吐出圧力センサー16が計測した値は、計測信号として制御装置7に送信される。
(各構成要素の機能)
次に、この様に構成される冷凍サイクル装置100において、冷媒の流れと、各構成要素の働きと、各構成要素における冷媒の状態について説明する。
圧縮機1はそれぞれ、能力(容量)を増減を制御自在であって、圧縮機1の低圧部より吸入した低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒へ変化させる。
このとき、圧縮機1はそれぞれが独立した別個の冷媒回路5に設置されているから、一方の圧縮機1の冷凍機油が一方の圧縮機1に流入することがないため、最小量の冷凍機油によって焼き付きが防止される。
熱源側熱交換器2は、圧縮機1より吐出された高温高圧のガス冷媒とポンプ(図示しない)によって供給された水の間で熱交換するものである。すなわち、かかる水は高温高圧のガス冷媒から温熱を受け取って「温水」になる。一方、高温高圧のガス冷媒は、温熱を放出して温度が低下し中温高圧の液冷媒になる。
第1膨張弁3a、第2膨張弁3b、第3膨張弁3cおよび第4膨張弁3d(以下、まとめて又はそれぞれを「膨張弁3」と称す場合がある)は、通過する流体への抵抗値が可変の絞り機構を有しており、圧縮機1に過度の液冷媒が戻らないように冷凍配管内の冷媒循環量を制御している。すなわち、熱源側熱交換器2において中温高圧の液となった液冷媒を膨張させ、低温低圧の気液二相冷媒へ変化させる機能を持つ。
負荷側熱交換器4は、膨張弁3より流入した低温低圧の気液二相冷媒とポンプ(図示しない)によって供給された水と熱交換するものである。すなわち、かかる水は低温低圧の気液二相冷媒から冷熱を受け取って「冷水」になる。一方、低温低圧の気液二相冷媒は冷熱を放出して温度が上昇し中温低圧のガス冷媒になる。
そして、中温低圧のガス冷媒は圧縮機1の吸入部に供給される。このとき、圧縮機1には過度の液冷媒が供給されないから、破損する恐れがない。なお、前記「低温、中温、高温」や「低圧、高圧」は、冷媒の状態を識別するための便宜であって、それぞれの値の大小関係を示すものであり、例えば、「中温高圧の液冷媒」と「中温低圧のガス冷媒」の温度が等しいことを示すものではない。
熱源側水回路20において循環する水は、クーリングタンク(図示しない)からポンプ(図示しない)によって送り出され、熱源側熱交換器2において温熱を受け取って加熱された後、クーリングタンクに戻って冷却される(例えば、温熱を大気中に放出する)。
一方、負荷側水回路40において循環する水は、負荷装置(図示しない)からポンプ(図示しない)によって送り出され、負荷側熱交換器4において冷熱を受け取って冷却された後、負荷装置に戻って加熱される(例えば、冷熱を大気中に放出する)。
(制御装置)
また、負荷側水回路40の冷凍サイクル装置100の最下流部(第3負荷側熱交換器4cの出側と第4負荷側熱交換器4dの出側との合流位置よりも下流側)に、出口水温センサー6が設置されている。
出口水温センサー6によって計測された水温(検知温度に同じ、以下、「出口水温Tw」と称す)と任意に設定された目標水温Taとの偏差を制御装置7において演算する。そして、目標水温Taに対して出口水温Twが高い場合(Ta<Tw)には、冷却不足であるから、圧縮機1の周波数を増加させ指令を発する。反対に、目標水温Taに対して出口水温Twが低い場合(Ta>Tw)には、冷却過剰であるから、圧縮機1の周波数を減少させる指令を、制御装置7は発する。
また、制御装置7は、圧縮機1へ過度の液状の冷媒が戻らないように、膨張弁3の抵抗値(絞り度)を変化させ、圧縮機1へ流入する冷媒の過熱度を所定範囲に収まるよう冷媒循環量を制限する指令も出す。
過熱度は吸入温度センサー13の計測温度と吸入圧力センサー15の計測圧力から演算した飽和温度の差により求める。
なお、吐出温度センサー14と吐出圧力センサー16は、冷凍サイクル装置100の最低限の制御には必要ないが、圧縮機1の吐出圧力や吐出温度が所定値以上になって、破損などを引き起こす前に運転停止や負荷を低減するなどの保護制御を開始する判断を行うために設置しているから、信頼性が向上している。
(圧縮機の運転要領)
冷凍サイクル装置100は以上の構成であるから、圧縮機1の運転周波数を所定値まで下げたとしても、出口水温センサー6の検知した出口水温Twが目標水温Taよりも低い場合(冷却過剰の場合)には、より少量の容量に対応するために、圧縮機1の運転台数を減少させ、一方、出口水温センサー6の出口水温Twが目標水温Taよりも高い場合(冷却不足の場合)には、より多量の容量に対応するために、圧縮機1の運転台数を増加/減少させ、
そこで、冷凍サイクル装置100は、以下の考察および実験的検証に基づいて、圧縮機1の運転要領を決定している。
(考察)
例えば圧縮機1の合計運転台数を4台から2台に減少させるのに、上流側冷媒回路群100uにおける圧縮機1と上流側冷媒回路群100uにおける圧縮機1の運転台数を、それぞれ1台ずつ減らす(特許文献1参照)と、熱源側熱交換器2や負荷側熱交換器4における冷媒と水との伝熱面積が減少する。
このため、冷凍サイクル装置100では、熱源側熱交換器2および負荷側熱交換器4が「プレート熱交換器」である場合、その伝熱面積を有効利用するために、上流側冷媒回路群100uもしくは下流側冷媒回路群100sのいずれか一方における圧縮機1の全台(2台)を優先的に停止させ、他方における圧縮機1の全台(2台)を優先的に運転させている(これについては、別途詳細に説明する)。
しかしながら、この運転状態では運転している冷媒回路は、上流側冷媒回路群100uもしくは下流側冷媒回路群100sのみになるので、高効率である二凝縮温度二凝縮温度回路ではなくなる。
このように、冷凍サイクル装置100において、上流側冷媒回路群100uもしくは下流側冷媒回路群100sのみで運転するか、上流側冷媒回路群100uと下流側冷媒回路群100sの圧縮機1を1台ずつ運転するかは、プレート熱交換器の冷媒と水との伝熱面積を有効利用して効率の低下を抑えるのと、伝熱面積は有効に利用できないものの二凝縮温度二蒸発温度回路で冷凍サイクルとしての効率を高めてプレート熱交換器の性能低下を補うのとでは、メリットとデメリットが相反関係にあり、どちらが高効率であるかは容易に判断できない。
(実験的検証)
そこで、上流側冷媒回路群100uと下流側冷媒回路群100sとにおける圧縮機1を各一台ずつ運転させた場合と、上流側冷媒回路群100uもしくは下流側冷媒回路群100sの一方の圧縮機1の運転台数を0台(ゼロ台)とし、他方の圧縮機1の運転台数を2台とした場合でどちらが高効率であるか実験的に検証した。
すなわち、前者は、例えば、第1圧縮機1aおよび第3圧縮機1cを運転して第2圧縮機1bおよび第4圧縮機1dを停止した場合であり、後者は、例えば、第1圧縮機1aおよび第2圧縮機1bを運転して第3圧縮機1cおよび第4圧縮機1dを停止した場合である。このとき、第1冷媒回路5a、第2冷媒回路5b、第3冷媒回路5c、第4冷媒回路5dは、同一であって、それぞれ同一の機器を具備している。
図2は、かかる実験の結果であって、上流側冷媒回路群100uもしくは下流側冷媒回路群100sの一方の圧縮機1の運転台数を0台(ゼロ台)とし、他方の圧縮機1の運転台数を2台とした場合を100%とした場合(図2において、複斜線を付している)に対し、上流側冷媒回路群100uと下流側冷媒回路群100sとにおける圧縮機1をそれぞれ1台ずつ運転させた場合(図2において、単斜線を付している)は、入力比が増加し、COP比が悪化している。
すなわち、両者の能力比を同一にした場合、前者の効率がより良好であることが示されている。
(圧縮機運転台数制御)
この結果より、本発明に係る冷凍サイクル装置100における運転要領(圧縮機1の起動要領、以下「圧縮機運転台数制御」と称す場合がある)を以下のように決定した。
例えば、圧縮機1が4台運転された状態から、1台停止するには、例えば、上流側冷媒回路群100uにおける第1圧縮機1aまたは第2圧縮機1bの一方を停止し、さらに、もう1台停止する際は、上流側冷媒回路群100uにおける第1圧縮機1aまたは第2圧縮機1bの他方を停止するか、あるいは、下流側冷媒回路群100sにおける第3圧縮機1cまたは第4圧縮機1dの一方を停止し、さらに、もう1台停止する際は、下流側冷媒回路群100sにおける第3圧縮機1cまたは第4圧縮機1dの他方を停止する。
また、例えば、上流側冷媒回路群100uにおける第1圧縮機1aまたは第2圧縮機1bの一方のみ1台運転された状態から、1台追加して起動するには、上流側冷媒回路群100uにおける第1圧縮機1aまたは第2圧縮機1bの他方を起動する。
同様に、下流側冷媒回路群100sにおける第3圧縮機1cまたは第4圧縮機1dの一方のみ1台運転された状態から、1台追加して起動するには、下流側冷媒回路群100sにおける第3圧縮機1cまたは第4圧縮機1dの他方を起動する。
つまり、冷凍サイクル装置100において、高効率運転を実現するには、熱交換器の伝熱面積を有効利用することが重要であるので、上流側冷媒回路群100uおよび下流側冷媒回路群100sにおいて運転している圧縮機1の合計台数が半数越えになるまでは、上流側冷媒回路群100uおよび下流側冷媒回路群100sの一方における圧縮機のみを運転するようにし、上流側冷媒回路群100uおよび下流側冷媒回路群100sの両方における圧縮機1を運転する場合には、上流側冷媒回路群100uまたは下流側冷媒回路群100sの一方における圧縮機1は必ず全数運転するようにする。
(圧縮機運転台数制御のフロー)
図3において、冷凍サイクル装置100の圧縮機運転台数制御は以下のステップを有している。
STEP1で制御スタートすると、STEP2では冷凍サイクル装置100の出口水温の目標値(目標水温Ta)を設定する。
STEP3では出口水温センサー6で出口水温Twを検知し、制御装置7へ検知した計測値を送信する。
STEP4では、STEP3で計測した出口水温Twが目標水温Taと同一であるか判定を行う。出口水温Twと目標水温Taが同一である(正確には、目標水温Taを含む所定の範囲内に出口水温Twがある)場合は、STEP6に進に、同一でない場合はSTEP5に進む
STEP5では、出口水温Twが目標水温Taよりも高い場合、圧縮機1の運転周波数を増加させ、反対に、出口水温Twが目標水温Taよりも低い場合、圧縮機1の運転周波数を減少させ、STEP6に進む。
STEP6では、どの圧縮機1が運転しているか、および該圧縮機1の運転周波数を検知(確認)してSTEP7に進む。
STEP7では、運転周波数が所定値faよりも大きいか判定を行い、圧縮機1の周波数f1が所定値faよりも大きい場合は圧縮機1の運転台数を増加するためにSTEP8に進み、一方、圧縮機1の周波数f1が所定値faよりも大きくない場合はSTEP9に進む。
STEP8では、上流側冷媒回路群100uの第1圧縮機1aまたは第2圧縮機1bの一方のみの1台が運転している場合は、第1圧縮機1aまたは第2圧縮機1bの他方を運転して、上流側冷媒回路群100uの全ての圧縮機1を運転する。また、下流側冷媒回路群100sの第3圧縮機1cまたは第4圧縮機1dの一方のみの1台が運転している場合は、第3圧縮機1cまたは第4圧縮機1dの他方を運転して、下流側冷媒回路群100sの全ての圧縮機1を運転する。
さらに、上流側冷媒回路群100uの2台の圧縮機1を運転している場合は、下流側冷媒回路群100sの第3圧縮機1cまたは第4圧縮機1dの一方を運転し、また、下流側冷媒回路群100sの2台の圧縮機1を運転している場合は、上流側冷媒回路群100uの第1圧縮機1aまたは第2圧縮機1bの一方を運転する。
さらに、圧縮機1を4台運転する場合には、まだ運転していない残りの圧縮機1を運転する。
STEP9では、運転周波数が所定値fbよりも小さいか判定を行い、圧縮機1の周波数f1が所定値fbよりも小さい場合は圧縮機1の運転台数を減少するためにSTEP10に進み、一方、圧縮機1の周波数f1が所定値fbよりも小さくない場合はSTEP2に戻る。
STEP10では、運転している圧縮機1が1台のみであった場合、当該圧縮機1を停止する。
また、運転している圧縮機1が2台であった場合、当該圧縮機1の一方を停止する。
さらに、運転している圧縮機1が3台であった場合、上流側冷媒回路群100uの第1圧縮機1aおよび第2圧縮機1bが運転しているときは、下流側冷媒回路群100sの圧縮機1を停止し、反対に、下流側冷媒回路群100sの第3圧縮機1cおよび第4圧縮機1dが運転しているときは、上流側冷媒回路群100uの圧縮機1を停止する。
さらに、運転している圧縮機1が4台であった場合、何れかの圧縮機1を停止して、STEP2に戻る。
ここで重要となるのは、熱源側熱交換器2および負荷側熱交換器4(特に、プレート型熱交換器の場合)の伝熱面積を最大限利用するために、圧縮機1の運転台数が半数越えになるまでは、上流側冷媒回路群100uもしくは下流側冷媒回路群100sの一方のみの圧縮機1を運転するようにし、圧縮機運転台数が半数以上になる場合に他方の圧縮機運転台数を増加させることである。なお、このとき、第1冷媒回路5a、第2冷媒回路5b、第3冷媒回路5c、第4冷媒回路5dは、同一であって、それぞれ同一の機器を具備している。
また、蒸発温度の高い側の冷凍サイクルの能力を大きくする方が、蒸発温度の低い側の冷凍サイクルの能力を大きくするよりも高効率であるので、圧縮機1の運転台数を減少する場合には、下流側冷媒回路群100sの圧縮機1の運転台数を優先的に減少させ、圧縮機1の運転台数を増加させる場合には、上流側冷媒回路群100uの圧縮機1の運転台数を優先的に増加させることにより、より高効率な運転が可能となる。
さらには、熱源側熱交換器2または負荷側熱交換器4において、冷媒と水との流れが互いに対向するようにした方が熱伝達が促進され、より高効率である。
なお、以上は、熱源側熱交換器2および負荷側熱交換器4が何れも冷媒と水との間で熱交換するものを示しているが、本発明はこれに限定するものではなく、その他の媒体、たとえば、空気やスラリー等との間で熱交換するものであってもよい。また、上流側冷媒回路群100uおよび下流側冷媒回路群100sに、それぞれ2系列の冷媒回路(2台の圧縮機)を具備しているが、本発明はこれに限定するものではなく、それぞれの数は相違してもよい。
[実施の形態2:冷凍サイクル装置−その2)
図4および図5は本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置を説明するものであって、図4は冷媒回路図、図5は熱交換器を模式的に示す断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図4において、冷凍サイクル装置200は、上流側冷媒回路群200uに上流熱源側熱交換器11uおよび上流負荷側熱交換器12uが配置され、下流側冷媒回路群200sに下流熱源側熱交換器11sおよび下流負荷側熱交換器12sが配置されている。
上流熱源側熱交換器11uは、実施の形態1における第1熱源側熱交換器2aと第2熱源側熱交換器2bとが一体になったものである。すなわち、第1冷媒回路5aおよび第2冷媒回路5bの冷媒流路がそれぞれ複数に分岐され、(図5において、「圧縮機1a流路」および「圧縮機1b流路」で示す)、それぞれが交互に配置され、さらに、交互に配置された冷媒流路の間に、分岐された熱源側水回路20の水流路が配置されている。
すなわち、分割された水流路は、第1冷媒回路5aおよび第2冷媒回路5bの分岐された冷媒流路に挟まれ、水流路は共通し、冷媒流路と水流路とが交互に形成された「プレート熱交換器(以下、「ダブルサーキットのプレート熱交換器」と称す場合がある)を形成している。
そして、同様に、上流負荷側熱交換器12u、下流熱源側熱交換器11s、および下流負荷側熱交換器12sも、ダブルサーキットのプレート熱交換器であるから、説明を省略する。
以上のように、冷凍サイクル装置200は、ダブルサーキットのプレート熱交換器を用いることによって、実施の形態1に示した冷凍サイクル装置100(並列に設置された圧縮機1毎に、それぞれ熱源側熱交換器2が設置されている)よりも、熱交換器の台数を減らすことができる。したがって、冷凍サイクル装置200の設置面積を狭くすることができ、熱源側媒体の配管および負荷側媒体の配管(水配管)の分岐や熱交換器との接合が簡素になるため、施工性が向上する。
さらに、冷凍サイクル装置200は、地下室に設置される場合が多く、エレベータを使用して搬入することが望ましい。したがって、冷凍サイクル装置200は、サイズを小さくすることができるため、分割搬入に際し、搬入や設置が容易になる。また、負荷側の配管が少なくなるため、設置の際の工程が減少し、施工が容易になる。よってこれらの改善は冷凍サイクル装置200の商品価値の向上に繋がる。
さらには、冷凍サイクル装置100の場合、例えば、出口水温を10℃から5℃に冷却する制御をしようとすると、負荷側媒体(水)の半分が運転している第1冷媒回路5aの第1負荷側熱交換器4aを通過し、残り半分が停止している第2冷媒回路5bの第2負荷側熱交換器4bを通過する。そうすると、第2負荷側熱交換器4bにおいては熱交換されないため、第2負荷側熱交換器4bを通過した直後の水温は10℃のままであるから、第1負荷側熱交換器4aを通過した水と第2負荷側熱交換器4bを通過した水が混合した水の温度を5℃にするためには、第1負荷側熱交換器4aを通過した水の温度を0℃にする必要がある。このため、第1負荷側熱交換器4aでは水が凍結して、これを破裂する可能性がある。
一方、ダブルサーキットのプレート熱交換器を使用する冷凍サイクル装置200では、例えば、出口水温を10℃から5℃に冷却する制御をしようとすると、上流負荷側熱交換器12uを通過する水の温度は、5℃以下にならないため、凍結発生のリスクが低減している。
なお、冷凍サイクル装置200においても、冷凍サイクル装置100と同様の圧縮機運転台数制御を行うから、冷凍サイクル装置100と同様の作用効果が得られる。
[実施の形態3:冷凍サイクル装置−その3)
図6は本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置を説明する冷媒回路図である。なお、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図6において、冷凍サイクル装置300は、冷凍サイクル装置100において熱源側媒体を「空気」に変更すると共に、冷媒回路5における冷媒の流れ方向を変更自在にしたものである。
すなわち、冷凍サイクル装置300は、上流側冷媒回路群300uと下流側冷媒回路群300sとを有している。
そして、冷凍サイクル装置100における熱源側熱交換器2をそれぞれ、冷媒と空気との間で熱交換する第1熱源側熱交換器8a、第2熱源側熱交換器8b、第3熱源側熱交換器8cおよび第4熱源側熱交換器8d(以下、「熱源側熱交換器8」と称す場合がある)に変更し、それぞれに空気を供給する第1送風機9a、第2送風機9b、第3送風機9cおよび第4送風機9dが設置されている。
また、第1冷媒回路5aには第1圧縮機1aの出側に冷媒の流れ方向を変更する第1流路切替装置10aが設置され、同様に、第2冷媒回路5b、第3冷媒回路5cおよび第4冷媒回路5dに、それぞれ第2流路切替装置10b、第3流路切替装置10cおよび第4流路切替装置10dが設置されている。
したがって、熱源側熱交換器8を凝縮器または蒸発器に切り替えることが可能であるから(負荷側熱交換器4を蒸発器または凝縮器に切り替えることができる)、例えば、熱源側熱交換器8を室内に配置すれば、室内に温風または冷風を送り出すことができる空気調和機として機能する。そして、冷凍サイクル装置300においても、冷凍サイクル装置100と同様の圧縮機運転台数制御を行うから、冷凍サイクル装置100と同様の作用効果が得られる。
なお、負荷側へ水を供給する配管が熱源側熱交換器2もしくは負荷側熱交換器4の一方のみに接続している場合は、温水か冷水の何れかしか負荷側に供給できないため、図6に示すように、負荷側熱交換器4の機能と熱源側熱交換器2の機能とを入れ替えられるように、圧縮機1の吐出側または吸入側を、それぞれ熱源側熱交換器2または負荷側熱交換器4のどちらに接続するか自在に切り替えられる流路切替装置10が設置されているから、利便性が向上している。
また、熱源側熱交換器2が蒸発器として機能している場合に、外気が低いことによって熱源側熱交換器2の表面に霜が生じる場合であっても、冷媒の流れ方向を切り替えることができるから、熱源側熱交換器2に高温高圧のガス冷媒を送り込むことによって除霜することができる。よって、利便性が向上し、熱交換効率が阻害されることを防止することができる。
[実施の形態4:冷凍サイクル装置−その4)
図7は本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置を説明する冷媒回路図である。なお、実施の形態2または実施の形態3と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図7において、冷凍サイクル装置400は、上流側冷媒回路群400uと下流側冷媒回路群400sとを有している。そして、冷凍サイクル装置300における負荷側熱交換器4をダブルサーキットのプレート熱交換器である上流負荷側熱交換器12uおよび下流負荷側熱交換器12s(以下、まとめて又はそれぞれを「負荷側熱交換器12」と称す場合がある)に変更している。
したがって、冷凍サイクル装置400においても、冷凍サイクル装置300および冷凍サイクル装置200の作用効果を合わせた作用効果が得られる。
[実施の形態5:冷凍サイクル装置−その5)
図8は本発明の実施の形態5に係る冷凍サイクル装置を説明する冷媒回路図である。なお、実施の形態3と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図8において、冷凍サイクル装置500は、上流側冷媒回路群500uと下流側冷媒回路群500sとを有している。そして、冷凍サイクル装置300において、上流側の第1熱源側熱交換器8aおよび第2熱源側熱交換器8bを通過して空気が、下流側の第3熱源側熱交換器8cおよび第4熱源側熱交換器8dを通過するようにしたものである。
したがって、冷凍サイクル装置500では、冷凍サイクル装置300の作用効果が得られると共に、上流側冷媒回路群500uと下流側冷媒回路群500sとで異なる凝縮温度もしくは蒸発温度となるため、「二凝縮温度二蒸発温度回路」になり、より高効率になる。
この場合、熱源側熱交換器8を一体に形成することによって、製造が容易になる。
[実施の形態6:冷凍サイクル装置−その6)
図9は本発明の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置を説明する冷媒回路図である。なお、実施の形態5と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図9において、冷凍サイクル装置600は、上流側冷媒回路群600uと下流側冷媒回路群600sとを有している。そして、冷凍サイクル装置500における負荷側熱交換器4を、ダブルサーキットのプレート熱交換器である上流負荷側熱交換器12uおよび下流負荷側熱交換器12s(以下、まとめて又はそれぞれを「負荷側熱交換器12」と称す場合がある)にしている。
したがって、冷凍サイクル装置600では、冷凍サイクル装置500と冷凍サイクル装置400の作用効果を合わせた作用効果が得られる。
1a:第1圧縮機、1b:第2圧縮機、1c:第3圧縮機、1d:第4圧縮機、2a:第1熱源側熱交換器、2b:第2熱源側熱交換器、2c:第3熱源側熱交換器、2d:第4熱源側熱交換器、3a:第1膨張弁、3b:第2膨張弁、3c:第3膨張弁、3d:第4膨張弁、4a:第1負荷側熱交換器、4b:第2負荷側熱交換、4c:第3負荷側熱交換器、4d:第4負荷側熱交換器、5a:第1冷媒回路、5b:第2冷媒回路、5c:第3冷媒回路、5d:第4冷媒回路、6:出口水温センサー、7:制御装置、8a:第1熱源側熱交換器、8b:第2熱源側熱交換器、8c:第3熱源側熱交換器、8d:第4熱源側熱交換器、9a:第1送風機、9b:第2送風機、9c:第3送風機、9d:第4送風機、10a:第1流路切替装置、10b:第2流路切替装置、10c:第3流路切替装置、10d:第4流路切替装置、11s:下流熱源側熱交換器、11u:上流熱源側熱交換器、12s:下流負荷側熱交換器、12u:上流負荷側熱交換器、13a:第1吸入温度センサー、13b:第2吸入温度センサー、13c:第3吸入温度センサー、13d:第4吸入温度センサー、14a:第1吐出温度センサー、14b:第2吐出温度センサー、14c:第3吐出温度センサー、14d:第4吐出温度センサー、15a:第1吸入圧力センサー、15b:第2吸入圧力センサー、15c:第3吸入圧力センサー、15d:第4吸入圧力センサー、16a:第1吐出圧力センサー、16b:第2吐出圧力センサー、16c:第3吐出圧力センサー、16d:第4吐出圧力センサー、20:熱源側水回路、40:負荷側水回路、100:冷凍サイクル装置(実施の形態1)、100s:下流側冷媒回路群、100u:上流側冷媒回路群、200:冷凍サイクル装置(実施の形態2)、200s:下流側冷媒回路群、200u:上流側冷媒回路群、300:冷凍サイクル装置(実施の形態3)、300s:下流側冷媒回路群、300u:上流側冷媒回路群、400:冷凍サイクル装置(実施の形態4)、400s:下流側冷媒回路群、400u:上流側冷媒回路群、500:冷凍サイクル装置(実施の形態5)、500s:下流側冷媒回路群、500u:上流側冷媒回路群、600:冷凍サイクル装置(実施の形態6)、600s:下流側冷媒回路群、600u:上流側冷媒回路群。

Claims (12)

  1. 容量可変の圧縮機、熱源側熱交換器、膨張弁、負荷側熱交換器、を環状に接続して冷凍サイクルを形成する冷媒回路を、複数系列具備する上流側冷媒回路群と、
    容量可変の圧縮機、熱源側熱交換器、膨張弁、負荷側熱交換器、を環状に接続して冷凍サイクルを形成する冷媒回路を、複数系列具備する下流側冷媒回路群と、
    前記熱源側熱交換器と熱源側装置とを連結して熱源側媒体を循環させる熱源側回路と、
    前記負荷側熱交換器と負荷側装置とを連結して負荷側媒体を循環させる負荷側回路と、
    前記下流側冷媒回路群の負荷側熱交換器の最下流部に設置された温度センサーと、
    該温度センサーの検知した検知温度と目標温度とに基づいて、前記圧縮機の運転する台数の変更および該運転する圧縮機の容量の変更の少なくとも一方の制御をする制御装置と
    を備え、
    前記熱源側媒体は、前記上流側冷媒回路群の複数の熱源側熱交換器と熱交換をした後、前記下流側冷媒回路群の複数の熱源側熱交換器と熱交換をし、且つ、前記負荷側媒体は、前記上流側冷媒回路群の複数の負荷側熱交換器と熱交換をした後、前記下流側冷媒回路群の複数の負荷側熱交換器と熱交換をし、
    前記制御装置は、前記温度センサーの検知した検知温度と目標水温とを比較して、前記検知温度が目標水温より高い場合は、前記圧縮機の運転する台数の増加または運転している前記圧縮機の容量の増加の一方または両方を指令し、前記検知温度が目標水温より低い場合は、前記圧縮機の運転する台数の減少または運転している前記圧縮機の容量の減少の一方または両方を指令することを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 前記制御装置は、前記圧縮機の運転する台数を増加させる際、前記上流側冷媒回路群の全ての圧縮機が所定の上限容量で運転するまでは、前記下流側冷媒回路群の何れの圧縮機も運転させない、または、前記下流側冷媒回路群の全ての圧縮機が所定の上限容量で運転するまでは、前記上流側冷媒回路群の何れの圧縮機も運転させないことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記制御装置は、前記圧縮機の運転する台数を減少させる際、前記上流側冷媒回路群または前記下流側冷媒回路群の一方の冷媒回路群の圧縮機を優先的に順次停止させ、前記上流側冷媒回路群または前記下流側冷媒回路群の一方の冷媒回路群の全ての圧縮機が停止した後、前記上流側冷媒回路群または前記下流側冷媒回路群の他方の冷媒回路群の圧縮機を順次停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記制御装置は、前記圧縮機の運転する台数を減少させる際、前記上流側冷媒回路群または前記下流側冷媒回路群の一方の冷媒回路群の全ての圧縮機が上限容量で運転している場合に限り、前記上流側冷媒回路群または前記下流側冷媒回路群の他方の冷媒回路群の圧縮機を順次停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記熱源側媒体が空気で、前記熱源側熱交換器が冷媒と空気との間で熱交換するものであって、
    前記熱源側熱交換器に空気を供給する送風機を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記上流側冷媒回路群の熱源側熱交換器を通過した空気が、前記下流側冷媒回路群の熱源側熱交換器を通過することを特徴とする請求項5に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記上流側冷媒回路群の熱源側熱交換器と前記下流側冷媒回路群の熱源側熱交換器とが一体に成形されていることを特徴とする請求項6に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記冷媒回路に冷媒の流れ方向を切り替える流路切替装置が設置されることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記制御装置は、前記上流側冷媒回路群の圧縮機のうち運転している圧縮機の数が、前記下流側冷媒回路群の圧縮機のうち運転している圧縮機の数よりも多いまたは同一であるように制御することを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  10. 前記熱源側熱交換器を形成する前記熱源側回路の一部が複数の熱源側流路に分岐され、
    前記熱源側熱交換器を形成する複数系列の冷媒回路の一部がそれぞれ複数の冷媒流路に分岐され、
    前記一方の系列の冷媒回路の冷媒流路と前記他方の系列の冷媒回路の冷媒流路とが前記熱源側流路を挟んで対向することを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の冷凍サイクル装置。
  11. 前記負荷側熱交換器を形成する前記負荷側回路の一部が複数の負荷側流路に分岐され、
    前記負荷側熱交換器を形成する複数系列の冷媒回路の一部がそれぞれ複数の冷媒流路に分岐され、
    前記一方の系列の冷媒回路の冷媒流路と前記他方の系列の冷媒回路の冷媒流路とが前記負荷側流路を挟んで対向することを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の冷凍サイクル装置。
  12. 前記上流側冷媒回路群を構成する複数系列の冷媒回路のそれぞれと、前記下流側冷媒回路群を構成する複数系列の冷媒回路のそれぞれが、同じ構成であることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の冷凍サイクル装置。
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