JP2012178988A - 果実の表皮除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、従来にない作用効果を発揮する画期的な果実の表皮除去装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】果実1の基端部1Aに当接して該果実1を回転させる果実回転部2と、この果実回転部2により回転する前記果実1の前記基端部1Aから先端部1Bにかけての表皮1’を削取する剥き刃3を有する表皮削取部4とを有するものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば柿の実などの果実の表皮を剥き刃で削取する果実の表皮除去装置に関するものである。
本出願人は、例えば特許第3053615号及び特許第3476407号などにより果実の表皮除去機(以下、従来例)を提案している。
これら従来例は、図10に図示したように果実31の基端部31Aに当接して該果実31を回転させる果実回転部32と、この果実回転部32により回転する果実31の基端部31Aから先端部31Bにかけての表皮を削取する剥き刃33を有する表皮削取部34とを有し、この表皮削取部34は、剥き刃33を設けた刃本体部36に回動軸部37を設け、果実回転部32により回転する果実31の表皮に剥き刃33を当接させ、且つ回動軸部37を回動させて、剥き刃33により果実31の基端部31Aから先端部31Bにかけての表皮を削取する構成である。
また、従来例は、刃本体部36が回動軸部37に擺動自在に設けられるとともに、この刃本体部36と回動軸部37との間には剥き刃33を常時、果実31に対して押圧当接する付勢体35(バネ)が設けられており、よって、剥き刃33は果実31に対して接離自在に押圧当接することになり、果実31の大きさや表面の凹凸に対応して表皮を削取することができる。
特許第3053615号公報 特許第3476407号公報
ところで、従来例には、刃本体部36を強制的に擺動させる擺動作動部39が設けられている。
即ち、剥き刃33により果実31の先端部31Bまで表皮を削取し終わった後、次の果実31の表皮を削取する為、剥き刃33を回動して元の位置に戻すことになるが、この際、この擺動作動部39により刃本体部36を回動軸部37に対して擺動させて剥き刃33を果実31に触れないように離反方向へ退避させ(表皮を削取した後の果実31を剥き刃33により傷つけてしまうことを防止する為)、回動して元の位置に戻す。
ところが、この擺動作動部39による刃本体部36の擺動は、果実31の表皮を削取する度に付勢体35の付勢に抗して行われる為、この付勢体35の機能が著しく低下し、この付勢体35の交換が頻繁となるためコスト高になるなどの問題点がある。
本発明は前述した問題点を解消する、従来にない作用効果を発揮する画期的な果実の表皮除去装置を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
果実1の基端部1Aに当接して該果実1を回転させる果実回転部2と、この果実回転部2により回転する前記果実1の前記基端部1Aから先端部1Bにかけての表皮1’を削取する剥き刃3を有する表皮削取部4とを有する果実の表皮除去装置であって、前記表皮削取部4は、前記剥き刃3が設けられた刃本体部10に回動軸部7が設けられ、前記果実回転部2により回転する前記果実1の表皮1’に前記剥き刃3を当接させ、且つ前記回動軸部7を回動させて、前記剥き刃3により前記果実1の基端部1Aから先端部1Bにかけての表皮1’を削取する構成であり、前記刃本体部10は、前記回動軸部7に設けられる介在体8に擺動自在に設けられ、前記刃本体部10と前記介在体8との間に付勢体5を設けて、前記果実1に対して前記剥き刃3が押圧当接するように構成されており、前記介在体8は前記回動軸部7に擺動自在に設けられ、前記回動軸部7に対して前記介在体8を擺動させた際、前記剥き刃3が前記果実1に対して離反方向に退避するように構成されていることを特徴とする果実の表皮除去装置に係るものである。
また、請求項1記載の果実の表皮除去装置において、前記回動軸部7には前記介在体8を擺動させる擺動作動部9が設けられ、前記擺動作動部9は突没動する棒状体であり、突動した際、前記介在体8を擺動せしめるように構成されていることを特徴とする果実の表皮除去装置に係るものである。
また、請求項2記載の果実の表皮除去装置において、前記刃本体部10は枢着軸15を介して前記介在体8に擺動自在に設けられ、前記擺動作動部9は前記枢着軸15を介して前記介在体8に設けられていることを特徴とする果実の表皮除去装置に係るものである。
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の果実の表皮除去装置において、前記介在体8が前記刃本体部10の基端部を押圧して前記剥き刃3が前記果実1に対して離反方向に退避するように構成されていることを特徴とする果実の表皮除去装置に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、前述した従来例と異なり、果実に対して剥き刃を押圧当接させる為の付勢体の機能低下を可及的に抑制し、この付勢体を交換する頻度も減らすことができてコスト安となり、しかも、この付勢体の機能低下を抑制する構造が極めて簡易構造であるからコスト安にして量産性に秀れるなど、従来にない作用効果を発揮する画期的な果実の表皮除去装置を提供するものである。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例に係る要部を示す斜視図である。 本実施例に係る要部の分解斜視図である。 本実施例に係る要部の動作説明図である。 本実施例に係る要部の動作説明図である。 本実施例に係る要部の動作説明図である。 本実施例に係る要部の動作説明図である。 本実施例に係る要部の動作説明図である。 本実施例に係る要部の概略動作説明図である。 従来例に係る要部の概略動作説明図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
例えば果実1の基端部1Aに果実回転部2を当接し、この状態で果実回転部2により果実1を回転させ、表皮削取部4に設けた剥き刃3をこの果実1に当てがい、この剥き刃3を基端部1Aから先端部1Bに向う方向に回動させて表皮1’を連続削取する(もちろん逆に先端部1Bから当接して基端部1Aまで連続削取しても良い。)。
この果実1の表皮1’を削取する際、例えば果実1の表面に凹凸があっっても、刃本体部10は介在体8に対して擺動することで果実1に対して剥き刃3は接離対応でき、付勢体5の付勢により常に剥き刃3が果実1に押圧当接した状態が得られる。
また、本発明は、剥き刃3により果実1の先端部1Bまで表皮1’を削取し終わった後、剥き刃3を回動させて元の位置に戻す際、回動軸部7に対して介在体8を擺動させると、果実1に対して剥き刃3が離反方向に退避する。つまり、果実1の表皮1’を削取する際に果実1に対して剥き刃3を接離対応する付勢体5を引き延ばすことなく、剥き刃3の退避が行われ、よって、付勢体5の機能低下を可及的に抑制することができる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、立設ボックスタイプの機体6に、果実1の基端部1Aに当接して該果実1を回転させる果実回転部2と、この果実回転部2により回転する前記果実1の前記基端部1Aから先端部1Bにかけての表皮1’を削取する剥き刃3を有する表皮削取部4とを設けたものである。
本実施例では、皮剥き作業を行う果実1として基端部1Aにへた部を有する柿を対象とし、果実1の表皮1’を除去する果実の表皮除去装置として構成している。
尚、本実施例は柿の表皮1’の処理に関するものであるが、柿に限らず、例えばリンゴやナシや柚子(ゆず)などでも良いのは勿論である。
また、本実施例は、果実1の基端部1A(へた部及びその周囲の表皮)を削取する前処理を行った柿1を後述する果実回転部2及び支持部11で支持し、この果実回転部2及び支持部11で支持して残りの表皮1’を剥き刃3によって一挙に削取する装置である。
以下、本実施例に係る構成各部の詳細な説明をする。
果実回転部2は、図1に図示したように機体6の上部に棒状の支持体2aを垂設し、この支持体2aの下端部に複数(3本)の針部材を突設したものであり、この針部材で果実1の基端部1Aを刺し、果実1の基端部1Aを支持(果実1に抵抗を付与してスリップを防止)するように構成されている。
尚、この支持体2aにおける果実1を支持する構造としては針部材を刺すタイプだけに限らず、吸引作用を利用して支持する構造など適宜設計変更し得るものである。
また、支持体2aは、機体6に上下方向にスライド移動自在に設けられており、その上端部は機体6の上部内に設置される駆動モーター(図示省略)に連結されている。この駆動モーターは、駆動スイッチのON操作により駆動する。
従って、果実回転部2(支持体2a)は果実1の基端部1Aを上方から支持することができ、この支持した状態で駆動モーターの作動により回動して果実1を回動させることができる。
符号12は支持体2aで支持されて回動する果実1の基端部1A(へた部とその周辺部(肩部))に当接して該部位を除去するための除去刃である。
また、果実1の先端部1Bは支持部11により支持される。
支持部11は、前述した果実回転部2に係る支持体2aの下方位置で果実1を載置する果実載置部11aを設けたものである。
具体的には、この果実載置部11aは、図1に図示したように適宜な合成樹脂製の部材を形成した平面視C字状体であり、内面が下部開口部から上部開口部に向けて上方広がりのテーパー面に形成され、且つ、切欠部により、果実1を載置した際、該切欠部及び下部開口部から該果実1の側方部乃至先端部1Bの一部分が露出するように構成されている。
この果実載置部11aの切欠部及び下部開口部は、果実1の表皮1’を除去する際、剥き刃3を配設する為の間隙となり、この間隙により、剥き刃3を果実1の側方部乃至先端部の一部分に当接することができ、よって、前述した除去刃12で除去した以外の部分の表皮1’は該剥き刃3によって全て除去し得ることになる。
また、果実載置部11aは、昇降機構を介して昇降自在に設けられている。
尚、この昇降機構の上昇距離は、果実1の基端部1Aが果実回転部2で支持される位置(針部材に刺さる位置)まで上昇するように適宜設定されている。
また、本実施例は、図1に図示したように剥き刃3で果実1の表皮1’を除去した後、支持部11で支持される果実1を該支持部11から強制的に移送する為の果実移送機構を設けている。
具体的には、果実載置部11aは水平状態から傾斜状態となるまで擺動自在に設けられており、この果実載置部11aの擺動方向は切欠部が存在しない方向である。
従って、果実載置部11aに載置された果実1は転がり落ちて該果実載置部11aから移送されることになる。
また、果実載置部11aの側方位置にして該果実載置部11aが傾斜擺動する方向には果実載置部11aから転動した果実1を果実収集部13へ搬送する搬送部14が設けられている。
この搬送部14は、金属製板材を折曲形成した所定長の凹状搬送体であり、果実載置部11aの近傍位置と、果実収集部13の近傍位置との間に傾斜状態で配設される。
また、支持部11には柿1の先端部1Bに当接して果実回転部2による回動を助力する回動助力体11bが設けられている。
この回動助力体11bは、図1に図示したように回動棒部材の上端部に、果実1の先端部1Bを受ける皿状の果実受け体を設けたものであり、この果実受け体は果実載置部11aの下部開口部から果実載置部11a内に配されるものであり、この果実受け体で果実1を受けている間は、果実1は果実載置部11aから約1〜2mm浮いた状態となるように構成されている。尚、回動助力体11bは、図示省略のシリンダー装置により昇降する。
また、回動助力体11bは、果実1の表皮1’だけを除去する場合に比して強い回動力が要求される処理作業、即ち、除去刃12によってへた部及びその周辺部を除去する作業の際、果実回転部2と共に果実1を回動させるものである。
また、回動助力体11bは、除去刃12によって果実1の基端部1Aを除去している間は、この果実受け体が果実1の先端部1Bを受けており、除去刃12による除去作業が終了した後、該果実受け体が果実1の先端部1Bから離れ下方へ移動する構成である。
よって、回動助力体11bは、果実回転部2と共に回動して果実1の基端部1A及びその周辺部を除去する作業の際に果実1に良好な回動力を付与することができ、除去刃12により基端部1A及びその周辺部を除去した後は、剥き刃3による果実1の先端部1Bの表皮1’を除去する作業の邪魔とならないように回避する構成である。
また、本実施例は、図1に図示したように剥き刃3で果実1の表皮1’を除去した後、果実回転部2で支持される果実1を該果実回転部から強制的に分離させる為の果実分離機構を設けている。
具体的には、果実分離機構は、機体6に枢着される擺動アーム26を突設して構成されており、この擺動アーム26の先端には支持体2aを回避する状態で配設されるフック状の果実当接部26aが設けられており、擺動アーム26を下方に擺動させることで果実回転部2で支持される果実1に当接して該果実1を下方に押し下げて果実回転部2から果実1を分離させるように構成されている。
また、この擺動アーム26には、前述した除去刃12が設けられている。
表皮削取部4は、剥き刃3が設けられた刃本体部10に回動軸部7を設け、果実回転部2により回転する果実1の表皮1’に剥き刃3を当接させ、且つ回動軸部7を回動させて、剥き刃3により果実1の基端部1Aから先端部1Bにかけての表皮1’を削取する構成であり、刃本体部10は、回動軸部7に設けられる介在体8に擺動自在に設けられ、刃本体部10と介在体8との間に付勢体5を設けて、果実1に対して剥き刃3が押圧当接するように構成されており、介在体8は回動軸部7に擺動自在に設けられ、回動軸部7に対して介在体8を擺動させた際、介在体8が刃本体部10を押圧当接して剥き刃3が果実1に対して離反方向に退避するように構成されている。
具体的には、刃本体部10は、図2,3に図示したように枠状体であり、先端部には板状の剥き刃3が架設状態に設けられ、基端部には擺動体8に枢着するための枢着軸15が架設状態に設けられており、この枢着軸15は、後述する擺動作動部9にも回動自在に連結されている。
従って、刃本体部10は擺動体8に対して擺動自在であり、この刃本体部10の擺動方向は、前述した果実回転部2と支持部11とで支持される果実1に対して接離する方向に設定されている。
また、刃本体部10の基端部には、架設体27が架設状態に設けられ、この架設体27に擺動体8が押圧当接して刃本体部10は擺動する。
また、この枢着軸15を軸受する介在体8の軸受部8a(孔)は長窓状に形成され、擺動作動部9の突没動の際における枢着軸15の移動を許容することになる。
また、刃本体部10と介在体8との間には付勢体5(コイルバネ)が架設されており、この付勢体5の付勢方向は剥き刃3が果実1に押圧当接する方向に設定されている。
また、介在体8は、枢着軸16を介して回動軸部7の先端部に擺動自在に設けられており、回動軸部7に対して介在体8を擺動させた際、介在体8が刃本体部10(刃本体部10の基端部に架設された架設体27)を押圧当接して剥き刃3が果実1に対して離反方向に退避するように構成されている。
また、回動軸部7には介在体8を擺動させる擺動作動部9が設けられている。
具体的には、この擺動作動部9は、筒状の回動軸部7内にスライド自在に設けられる棒状体であり、先端部が回動軸部7の端部から突出状態に設けられ、この先端部は枢着軸15を介して介在体8に枢着される。
従って、この擺動作動部9を突没動させた際、枢着軸15が軸受部8aを押圧し、介在体8は回動軸部7に対して擺動することになる。
また、擺動作動部9は、付勢体18により常時突動方向に付勢されており、基端部がソレノイド19に連設され、ソレノイド19の作動により付勢体18の付勢に抗して没動するように構成されている。
また、本実施例は、回動軸部7の回動により刃本体部10を回動して剥き刃3を回動するが、回動駆動源20の回動により回動伝達機構21を介して回動軸部7を回動駆動するように構成している。
また、この回動軸部7にカム軸部22を設け、回動軸部7を回動して剥き刃3を180度下方へ回動することでカム軸部22も回動させた際、この回動軸部7及び刃本体部10を果実1の中心に向かう回動軸部7の軸方向に没動させて剥き刃3を没動させるカム機構Kを具備している。
即ち、果実1の基端部1Aに剥き刃3を当接した状態からこの剥き刃3を先端部1Bに向う方向(下方)に回動軸部7により回動させることで、剥き刃3がカム機構Kによって後進して先端部1Bに達し、基端部1Aから先端部1Bに至るまでの表皮1’を削取するように表皮削取部4を構成している。
また、この回動軸部7により刃本体部10を回動させる回動機構(回動駆動源20や回動伝達機構21)を設けた表皮削取部4をユニット化した表皮削取本体部4Aを基体23に対して突出動自在に設け、この表皮削取本体部4Aには、前述のように前記回動軸部7とこの回動軸部7の回動により回動するカム軸部22を設け、そしてこのカム軸部22にカム部22aを設け、基体23にはこのカム部22aにカム当接するカム受部24を設けて、カム部22aの連動回動に伴ってカム部22aとカム受部24とがカム付勢体25により付勢されつつカム当接しこのカム部22aに設定したカム形状によってスライド力を生じさせて基体23に対して表皮削取本体部4Aを没動させ剥き刃3を没動させるようにカム機構Kを構成している。
カム部22aは、カム軸部22の端縁をカップ状に形成し、回動軸部7と共にカム軸部22を回動することでこのカップ状のカム部22aを回動させ、このカム部22aのカム形状の設定によってスライド力が生じて表皮削取本体部4Aを基体23に対して後進させて剥き刃3を果実1に後進させ、このカムによる後進と回動軸部7による180度回動を終えると剥き刃3が丁度先端部1Bに達するように構成している。
従って、図5,6,7に示すように、回動軸部7により刃本体部10(剥き刃3)を回動すると共に、カム機構Kによって刃本体部10をこの回動軸部7方向に(回動しながら)後進するから、先端部1Bに至るまで取り残しなくきれいに表皮1’を連続削取できる。
即ち、回動軸部7による回動とカム機構Kによる突出動との二つの動きが複合した一動作で、たとえ果実1の大きさにバラツキがあっても取り残しなく(極めて少なく)前処理と合わせて基端部1Aから先端部1Bまでを簡単な構成できれいに連続削取できることとなる。
以上の構成から成る果実の表皮除去装置における果実1の表皮除去について説明する。
果実1の基端部1Aに果実回転部2を当接させ、この状態で果実回転部2により果実1を回転させ、表皮削取部4に設けた剥き刃3をこの果実1に当てがい、この剥き刃3を基端部1Aから先端部1Bに向う方向に回動させて表皮1’を連続削取する(図5,6,7及び図9中の(a),(b),(c)参照)。
続いて、剥き刃3により果実1の先端部1Bまで表皮1’を削取し終わった後、剥き刃3を回動させて元の位置に戻す際、回動軸部7に対して介在体8を擺動させると、介在体8が刃本体部10を押圧当接し、剥き刃3が果実1に対して離反方向に退避し、この状態で回動軸部7を回動させて剥き刃3を元の位置まで戻す(図8及び図9中の(d),(e),(f)参照)。
本実施例は上述のように構成したから、果実1の表皮1’を削取する際に果実1に対して剥き刃3を接離対応する付勢体5を引き延ばすことなく、剥き刃3の退避が行われ、よって、付勢体5の機能低下を可及的に抑制することができ、この付勢体5を交換する頻度も減らすことができてコスト安となり、しかも、この付勢体5の機能低下を抑制する構造が極めて簡易構造であるからコスト安にして量産性に秀れることになる。
また、本実施例は、回動軸部7には介在体8を擺動させる擺動作動部9が設けられ、擺動作動部9は突没動する棒状体であり、突動した際、介在体8を擺動せしめるように構成されているから、簡易に且つ確実に回動軸部7に対して介在体8を擺動させて剥き刃3を果実1に対して離反方向に退避させることができる。
また、本実施例は、刃本体部10は枢着軸15を介して介在体に擺動自在に設けられ、擺動作動部9は枢着軸15を介して前記介在体8に設けられているから、極めて効率の良い構造で回動軸部7に対して介在体8を擺動させることができる。
また、本実施例は、介在体8が刃本体部10の基端部を押圧して剥き刃3が前記果実1に対して離反方向に退避するように構成されているから、この点においても良好に回動軸部7に対して介在体8を擺動させることができる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 果実
1’ 表皮
1A 基端部
1B 先端部
2 果実回転部
3 剥き刃
4 表皮削取部
5 付勢体
7 回動軸部
8 介在体
9 擺動作動部
10 刃本体部
15 枢着軸

Claims (4)

  1. 果実の基端部に当接して該果実を回転させる果実回転部と、この果実回転部により回転する前記果実の前記基端部から先端部にかけての表皮を削取する剥き刃を有する表皮削取部とを有する果実の表皮除去装置であって、前記表皮削取部は、前記剥き刃が設けられた刃本体部に回動軸部が設けられ、前記果実回転部により回転する前記果実の表皮に前記剥き刃を当接させ、且つ前記回動軸部を回動させて、前記剥き刃により前記果実の基端部から先端部にかけての表皮を削取する構成であり、前記刃本体部は、前記回動軸部に設けられる介在体に擺動自在に設けられ、前記刃本体部と前記介在体との間に付勢体を設けて、前記果実に対して前記剥き刃が押圧当接するように構成されており、前記介在体は前記回動軸部に擺動自在に設けられ、前記回動軸部に対して前記介在体を擺動させた際、前記剥き刃が前記果実に対して離反方向に退避するように構成されていることを特徴とする果実の表皮除去装置。
  2. 請求項1記載の果実の表皮除去装置において、前記回動軸部には前記介在体を擺動させる擺動作動部が設けられ、前記擺動作動部は突没動する棒状体であり、突動した際、前記介在体を擺動せしめるように構成されていることを特徴とする果実の表皮除去装置。
  3. 請求項2記載の果実の表皮除去装置において、前記刃本体部は枢着軸を介して前記介在体に擺動自在に設けられ、前記擺動作動部は前記枢着軸を介して前記介在体に設けられていることを特徴とする果実の表皮除去装置。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載の果実の表皮除去装置において、前記介在体が前記刃本体部の基端部を押圧して前記剥き刃が前記果実に対して離反方向に退避するように構成されていることを特徴とする果実の表皮除去装置。
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