JP7254561B2 - カボチャの種ワタ除去方法および装置 - Google Patents
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Description
上記手動機は、モーターに接続されて常時回転する回転羽を、ステージの中央に突出するように設けたものである。上記回転羽に半切カボチャの上記カップ状凹部を人力で押し付け、種ワタを除去する。
[0058]
図6に示されるように、作動杵53とエアシリンダー装置30のロッド300との間には、くり抜き刃本体54を刃本体50内に収容させる方向に付勢する付勢手段としてのスプリング56が介在されている。これにより、くり抜き刃本体54を刃本体50内に収容させる際の駆動力が不要となり、より簡易な構成で、くり抜き加工を効率的に行うことができる。
[0069]
まず、回転用モータ32が起動され、くり抜き用カッターCの刃本体50が正回転を開始する。次いで、昇降用モータ20が起動され、昇降フレームFが降下を開始する。これにより、軸方向へ切り込む刃51が対象物100を下方向に削りつつ、くり抜き用カッターCは降下を続ける。
[0070]
そして、第1のセンサSE1でくり抜き刃機構Kの動作位置が検知されると、その検知信号に基づく制御装置200の制御により、エアシリンダー装置30が起動して、くり抜き刃機構Kが動作する。
[0074]
次いで、第3のセンサSE3により、くり抜き用カッターCの下降限界位置が検知されると、その検知信号に基づく制御装置200の制御により、エアシリンダー装置30のロッド300が後退し、作動杵53はスプリング56の付勢力により上昇して元の位置に戻る。これにより、くり抜き刃本体54は、リンク機構Lの働きによって刃本体50の中空部52内に収納される。
[0074]
また、本実施例では、昇降装置47Aと回動装置47Bとの連設部に削り量設定機構が設けられている。
[0075]
この削り量設定機構は、昇降装置47Aと回動装置47Bとをバネ56(抗縮バネ)を介して連結するとともに、この昇降装置47Aと回動装置47Bとの相対移動量を測定する相対移動量測定装置55を設けて構成されている。
[0076]
この相対移動量測定装置55は、前記昇降装置47Aに擺動自在に設けられる擺動部55aを回動装置47Bに連設し、この擺動部55aの擺動量により昇降装置47Aと回動装置47Bとの相対移動量を測定する測定部55bを具備している。
[0077]
具体的には、この削り量設定機構は、図8に図示したように昇降装置47Aを作動させて回動装置47Bを上昇させ、果実載置部4に載置される柿10に刃体14が当接した際に相対移動量測定装置55が作動し、この時点から更に昇降装置47Aが上昇して回動装置47Bとの相対移動量が予め設定された上昇距離(図9中の距離L)に達したことを擺動部55aの擺動量で測定することで昇降装置47Aを停止する(図9参照)。この昇降装置47Aにおける更なる上昇をさせることで果実載置部4に載置される柿10の上部に押圧機構16(刃体14及び当接体24)が押圧することになる。
[0078]
その後、回動装置47Bを作動させることで柿10の不要部分の除去作業が開始され、この不要部分が削られることで回動装置47Bはバネ56により昇降装置47Aとの間に生じた相対移動量(図9中の距離L)だけ昇降体51へ引き寄せられることになる(図10参照)。これにより刃体14による設定した通りの削り量が得られることになる。
[0079]
従って、この削り量設定機構により、大きさの異なる柿10に対して常に一定の深さの削り量が得られることになり、しかも、大きさの異なる柿10に対して常に柿10の不要部分を除去するに必要となる程度の支承力で支承することができる為(過度の支承力で柿10を支承することがない為)、柿10を傷めることなく確実且つ良好な不要部分の除去が行われることになる。
[0004]
[課題を解決するための手段]
前記目的に沿う請求項1記載のカボチャのくり抜き加工装置は、半切されたカボチャを載置するターンテーブルと、該ターンテーブルの駆動手段と、前記カボチャを前記ターンテーブルの中心部上に固定する位置決め手段と、前記ターンテーブルの近傍に設けられて、第1アームおよび第2アームが回動方向に位相を変えて配設された回動機構と、前記第1、2アームの先端部に片方づつ着脱自在に装着されて、前記カボチャから所定形状のカボチャ片をくり抜く一対の刃物と、前記回動機構の駆動により前記カボチャのくり抜き位置に達した第1または第2アームを伸縮させて、回転中の前記カボチャの周面に所定角度毎に前記刃物を突き刺す前記第1、2アームの移動手段と、前記ターンテーブルの中心部に設けられて、くり抜かれた前記カボチャ片を前記カボチャから外方へ突き出す突き出し手段とを備えた構成としている。
半切カボチャを対象品としてその切断面に現れる凹部と種ワタを露呈するよう支持手段で支持し、上記支持手段に支持された上記半切カボチャの上記凹部内に1または2以上の回転羽根を挿入して上記凹部から種ワタを除去する方法であって、
上記回転羽根を上記凹部の内面に向かって移動させる1または2以上の移動手順と、
上記移動手順で移動する回転羽根に対し、上記凹部の内面に向かう移動方向と反対方向へ弾性部材の弾性力を作用させる1または2以上の弾性力作用手順を行い、
上記弾性力作用手順では、上記回転羽根が上記凹部の内面に向かって移動した結果、上記凹部の内面に対し上記回転羽根が所定圧で作用したときに、その状態で上記弾性部材の弾性力と上記所定圧とを釣り合わせ、
上記移動手順として、上記回転羽根を上記切断面に沿う方向に移動させる第2の移動手順を有し、
上記第2の移動手順に対応する第2の弾性力作用手順では、弾性を有する第2の弾性部材の弾性力と上記所定圧とを釣り合わせる。
上記移動手順として、上記回転羽根を上記切断面より上記凹部の奥に向かって移動させる第1の移動手順を有し、
上記第1の移動手順に対応する第1の弾性力作用手順では、圧縮弾性を有する第1の弾性部材の抗圧縮弾性力と上記所定圧とを釣り合わせる。
上記第2の弾性力作用手順では、引張弾性を有する第2の弾性部材の抗引張弾性力と上記所定圧とを釣り合わせる。
上記第2の弾性力作用手順では、圧縮弾性を有する第2の弾性部材の抗圧縮弾性力と上記所定圧とを釣り合わせる。
上記支持手段は、上記半切カボチャを上記回転羽根と反対方向に回転させる状態に支持する。
上記回転羽根によって種ワタが除去された上記半切カボチャの上記凹部の内面に対して洗浄液を噴射する洗浄工程をさらに行う。
半切カボチャを対象品としてその切断面に現れる凹部と種ワタを露呈するよう支持手段で支持し、上記支持手段に支持された上記半切カボチャの上記凹部内に1または2以上の回転羽根を挿入して上記凹部から種ワタを除去する装置であって、
上記回転羽根を上記凹部の内面に向かって移動させるための1または2以上の移動ユニットと、
上記移動ユニットにより移動する回転羽根に対し、上記凹部の内面に向かう移動方向と反対方向へ弾性力を作用させることができる1または2以上の弾性部材とを備え、
上記回転羽根が上記凹部の内面に向かって移動した結果、上記凹部の内面に対し上記回転羽根が所定圧で作用したときに、その状態で上記弾性部材の弾性力と上記所定圧とが釣り合うように構成され、
上記移動ユニットとして、上記回転羽根を上記切断面に沿う方向に移動させる第2の移動ユニットを有し、
上記第2の移動ユニットでは、弾性を有する第2の弾性部材の弾性力と上記所定圧とが釣り合うように構成されている。
このとき、上記回転羽根を上記凹部の内面に向かって移動させる1または2以上の移動手順を行う。また、上記移動手順で移動する回転羽根に対し、上記凹部の内面に向かう移動方向と反対方向へ弾性部材の弾性力を作用させる1または2以上の弾性力作用手順を行う。
そして、上記弾性力作用手順では、上記回転羽根が上記凹部の内面に向かって移動した結果、上記凹部の内面に対し上記回転羽根が所定圧で作用したときに、その状態で上記弾性部材の弾性力と上記所定圧とを釣り合わせる。
このため、上記回転羽根が上記凹部の内面に届くまで移動し、種ワタを十分に除去する。また、上記回転羽根が上記凹部の内面に所定圧で作用した状態で上記弾性部材の弾性力と上記所定圧とが釣り合うため、回転羽根はそれ以上は進まない。これにより、上記回転羽根が実を削り取ってしまうのを防止する。したがって、カボチャの形状やサイズにバラツキがあったとしても、種ワタの取り残しが生じず、歩留りも悪化しない。
さらに、上記移動手順として、上記回転羽根を上記切断面に沿う方向に移動させる第2の移動手順を有し、上記第2の移動手順に対応する第2の弾性力作用手順では、弾性を有する第2の弾性部材の弾性力と上記所定圧とを釣り合わせる。
このようにすることにより、上記回転羽根が上記凹部の内周面に届くまで移動して種ワタを十分に除去する。また、上記回転羽根が上記凹部の内周面に所定圧で作用した状態で上記第2の弾性部材の弾性力と上記所定圧とが釣り合うため、回転羽根はそれ以上は進まない。これにより、上記回転羽根が実を削り取ってしまうのを防止する。したがって、カボチャの形状やサイズにバラツキがあったとしても、種ワタの取り残しが生じず、歩留りも悪化しない。
このため、上記回転羽根が上記凹部の奥面に届くまで移動して種ワタを十分に除去する。また、上記回転羽根が上記凹部の奥面に所定圧で作用した状態で上記第1の弾性部材の抗圧縮弾性力と上記所定圧とが釣り合うため、回転羽根はそれ以上は進まない。これにより、回転羽根はそれ以上は進まない。これにより、上記回転羽根が実を削り取ってしまうのを防止する。したがって、カボチャの形状やサイズにバラツキがあったとしても、種ワタの取り残しが生じず、歩留りも悪化しない。
上記回転羽根が上記凹部の内周面に所定圧で作用した状態で上記第2の弾性部材の抗引張弾性力と上記所定圧とが釣り合うため、回転羽根はそれ以上は進まない。これにより、上記回転羽根が実を削り取ってしまうのを防止する。したがって、カボチャの形状やサイズにバラツキがあったとしても、種ワタの取り残しが生じず、歩留りも悪化しない。
上記回転羽根が上記凹部の内周面に所定圧で作用した状態で上記第2の弾性部材の抗圧縮弾性力と上記所定圧とが釣り合うため、回転羽根はそれ以上は進まない。これにより、上記回転羽根が実を削り取ってしまうのを防止する。したがって、カボチャの形状やサイズにバラツキがあったとしても、種ワタの取り残しが生じず、歩留りも悪化しない。
このため、上記支持手段によって回転する半切カボチャに対し、それと反対回転する回転羽根が作用する。したがって、極めて効率よく種ワタを除去できる。また、回転羽根を偏心回転させる必要がなく、設備が簡略化する。
このため、回転羽根によって機械的に除去できなかった細かなクズを洗浄できれいに洗い落とせる。
このとき、1または2以上の移動ユニットが、上記回転羽根を上記凹部の内面に向かって移動させる。また、1または2以上の弾性部材が、上記移動ユニットで移動する回転羽根に対し、上記凹部の内面に向かう移動方向と反対方向へ弾性部材の弾性力を作用させる。
そして、上記弾性力を作用させる際、上記回転羽根が上記凹部の内面に向かって移動した結果、上記凹部の内面に対し上記回転羽根が所定圧で作用したときに、その状態で上記弾性部材の弾性力と上記所定圧とを釣り合わせる。
このため、上記回転羽根が上記凹部の内面に届くまで移動して種ワタを十分に除去する。また、上記回転羽根が上記凹部の内面に所定圧で作用した状態で上記弾性部材の弾性力と上記所定圧とが釣り合うため、回転羽根はそれ以上は進まない。これにより、上記回転羽根が実を削り取ってしまうのを防止する。したがって、カボチャの形状やサイズにバラツキがあったとしても、種ワタの取り残しが生じず、歩留りも悪化しない。
さらに、上記移動ユニットとして、上記回転羽根を上記切断面に沿う方向に移動させる第2の移動ユニットを有し、上記第2の移動ユニットでは、弾性を有する第2の弾性部材の弾性力と上記所定圧とが釣り合うように構成されている。
このため、上記回転羽根が上記凹部の内周面に届くまで移動して種ワタを十分に除去する。また、上記回転羽根が上記凹部の内周面に所定圧で作用した状態で上記第2の弾性部材の弾性力と上記所定圧とが釣り合うため、回転羽根はそれ以上は進まない。これにより、上記回転羽根が実を削り取ってしまうのを防止する。したがって、カボチャの形状やサイズにバラツキがあったとしても、種ワタの取り残しが生じず、歩留りも悪化しない。
図1および図2は、本実施形態のカボチャの種ワタ除去方法を説明する図である。
図1(A)は、処理前の状態であり、半切カボチャ1と装置の一部を縦断面で示している。
図1(B)は、種ワタ除去工程における第1の移動手順の初期を説明する図である。
図1(C)は、上記第1の移動手順の終期を説明する図である。
図2(A)は、上記種ワタ除去工程における第2の移動手順の初期を説明する図である。
図2(B)は、上記第2の移動手順の終期を説明する図である。
図2(C)は、洗浄工程を説明する図である。
本実施形態では、半切カボチャ1を対象品として切断する。上記半切カボチャ1は、切断面2に凹部3と種ワタ4が現れるよう、その切断方向で最大径となる位置で切断するのが好ましい。カボチャのヘタと花落ちを上下とした横方向を切断方向として半切りされたものが最も好適である。ただし、これに限定するものではなく、上記切断方向はカボチャに対して斜めであってもよい。
図1(A)に示すように、本実施形態では、上記半切カボチャ1の切断面2に現れる凹部3と種ワタ4を露呈するよう支持手段10で支持する。
上記押え部材16は、この例ではランプシェード状に形成され、上記載置台11に載置された半切カボチャ1の頂部周辺を上から押える。上記駆動軸17は、上記押え部材16を昇降させて、半切カボチャ1に対する押えとその解除を行う。また、上記駆動軸17は、上記押え部材16が降下して半切カボチャ1を上から押えた状態で、上記押え部材16を回転駆動させる。これにより、上記支持手段10は、上記半切カボチャ1を回転させる状態に支持する。
本実施形態では、上記半切カボチャ1を上記支持手段10に支持させた状態で、後述する除去工程と洗浄工程を行う。
上記除去工程では、上記支持手段10に支持された上記半切カボチャ1の上記凹部3内に1または2以上の回転羽根20を挿入して上記凹部3から種ワタ4を除去する。 上記洗浄工程では、上記回転羽根20によって種ワタ4が除去された上記半切カボチャ1の上記凹部3の内面に対して洗浄液を噴射する。
図1(B)(C)および図2(A)(B)は、上記除去工程を説明する図である。
上記除去工程は、第1の移動手順と第2の移動手順を行う。
図1(B)(C)は上記第1の移動手順を示す。上記第1の移動手順では、上記回転羽根20を上記切断面2より上記凹部3の奥に向かって移動させる。以下の説明では、上記第1の移動手順における上記回転羽根20の移動方向をY方向ともいう。
図2(A)(B)は上記第2の移動手順を示す。上記第2の移動手順では、上記回転羽根20を上記切断面2に沿う方向に移動させる。以下の説明では、上記第2の移動手順における上記回転羽根20の移動方向をX方向ともいう。
図1(B)(C)に示すように、上記第1の移動手順では、上記回転羽根20を回転させながらY方向に移動させ、上記回転羽根20を上記切断面2より上記凹部3の奥に向かって移動させる。
上記第1の移動手順で移動する回転羽根20に対し、上記凹部3の内面に向かう移動方向(Y方向)と反対方向(反Y方向)へ第1の弾性部材31の弾性力を作用させる第1の弾性力作用手順を行う。
この例では、上述したように、上記第1の弾性部材31は圧縮弾性を有するものであり、上記第1の弾性力作用手順では、圧縮弾性を有する第1の弾性部材31の抗圧縮弾性力と上記所定圧とを釣り合わせる。
図2(A)(B)に示すように、上記第2の移動手順では、上記第1の移動手順が終了した状態から、上記回転羽根20を回転させながら上記切断面2に沿う方向(X方向)に移動させ、上記回転羽根20を上記X方向に移動させる。このとき、上記支持手段10は、上記第1の手順の際と同様に、上記半切カボチャ1を上記回転羽根20の回転方向と反対方向に回転させる状態に支持する。
上記第2の移動手順で移動する回転羽根20に対し、上記凹部3の内側面に向かう移動方向と反対方向(反X方向)へ第2の弾性部材41の弾性力を作用させる第2の弾性力作用手順を行う。
この例では、上記第2の弾性部材41は引張弾性を有するものであり、上記第2の弾性力作用手順では、引張弾性を有する第2の弾性部材41の抗引張弾性力と上記所定圧とを釣り合わせる。
図2(C)に示すように、上記回転羽根20によって種ワタ4が除去された上記半切カボチャ1の上記凹部3の内面に対し、洗浄液を噴射する洗浄工程をさらに行う。
図3~図6は、本実施形態のカボチャの種ワタ除去装置を説明する図である。
本実施形態の装置は、上述したカボチャの種ワタ除去方法を実現するための構成を備えている。以下の説明では、上述した方法に関する説明と共通する部分には、基本的に同じ符号を用いて説明する。
図3は、装置の全体構成を説明する図である。
図4(A)は、第1および第2の移動ユニットを正面から見た図である。
図4(B)は、第1および第2の移動ユニットを側面から見た図である。
図4(C)は、第1および第2の移動ユニットを背面から見た図である。
図5は、第1の弾性部材を説明する図である。
図6(A)は、回転羽根の斜視図である。
図6(B)は、回転羽根の側面図である。
図3に示すように、本実施形態の装置は、筐体60のなかに、載置台11が配置され、上記載置台11上に4つの加工ステージが設けられている。上記加工ステージは、図示の左から順に、第1ステージA,第2ステージB,第3ステージC,第4ステージDである。この順に、対象品である半切カボチャの加工を進めるものである。
上記第1ステージAから第2ステージBへの移動は、図示しないロッドコンベアで行うことができる。上記第2ステージBから上記第3ステージC、上記第3ステージCから上記第4ステージDへの移動も同様である。上記ロッドコンベアは、具体的には、複数のロッドで梯子状に接続した一組のエンドレスチェーンを二組のスプロケットにかけて回転させるものを用いることができる。
上記第4ステージDからの半切カボチャ1の排出は、目視検査を兼ねて手動で行うことができる。
図4(A)(B)(C)に示すように、上記回転羽根20を上記半切カボチャ1の凹部3内面に向かって移動させる移動ユニットとして、第1の移動ユニット70と第2の移動ユニット80を備えている。
上記第1の移動ユニット70は、上記回転羽根20を上記半切カボチャ1の切断面2より凹部3の奥に向かって(Y方向)移動させる。
上記第2の移動ユニット80は、上記回転羽根20を上記切断面2に沿う方向(X方向)に移動させる。
上記第1の移動ユニット70は、上記回転羽根20が搭載される第1の弾性部材31と、上記第1の弾性部材31を介して上記回転羽根20を回転させるモータ32と、上記モータ32を昇降させることで上記回転羽根20を昇降させる昇降シリンダ33とを備えている。
上記第2の移動ユニット80は、上記第1の移動ユニット70が、第2の実装板81に対し、X方向に進退可能に搭載されて構成されている。
図6は、上記回転羽根20の一例を示す。この例では、上から見て5枚の羽根20Aが星形を呈するように配置されている。上記回転羽根20を横から見たときに先端が丸くなるよう、各羽根20Aは扇形を呈している。各羽根20Aの外側の下部には延長部20Bが設けられている。
上記実施形態は、上記構成により、つぎの作用効果を奏する、
本実施形態は、Y方向とX方向の2軸方向に回転羽根20を移動させることによって、複雑形状のカボチャでも種ワタ4の除去が可能になる。
また、上記支持手段10によって回転する半切カボチャ1に対し、それと反対回転する回転羽根20が作用し、極めて効率よく種ワタ4を除去できる。また、回転羽根20を偏心回転させる機構が必要がなく、設備が簡略化する。
また、回転羽根20によって機械的に除去できなかった細かなクズを洗浄できれいに洗い落とせる。
第2の実施形態として、上記第2の移動ユニット80において、第2の弾性部材41として引張弾性を有する弾性部材を用いたが、圧縮弾性を有する弾性部材を用いることもできる。
以上は本発明の特に好ましい実施形態について説明したが、本発明は図示した実施形態に限定する趣旨ではなく、各種の態様に変形して実施することができ、本発明は各種の変形例を包含する趣旨である。
また、上記実施形態では、半切カボチャ1の回転方向と回転羽根20の回転方向を反対方向としたが、同じ方向に回転させることもできる。この場合、半切カボチャ1と回転羽根20のうちどちらかを相対的に早く回転させればよい。
B:第2ステージ
C:第3ステージ
D:第4ステージ
1:半切カボチャ
2:切断面
3:凹部
4:種ワタ
4A:穴
5:実
10:支持手段
10B:支持手段(第2ステージ)
10C:支持手段(第2ステージ)
11:載置台
12:開口
12B:開口(第2ステージ)
12C:開口(第3ステージ)
15:押えユニット
15B:押えユニット(第2ステージ)
15C:押えユニット(第3ステージ)
16:押え部材
16B:押え部材(第2ステージ)
16C:押え部材(第3ステージ)
17:駆動軸
17B:駆動軸(第2ステージ)
17C:駆動軸(第3ステージ)
18B:駆動手段(第2ステージ)
18C:駆動手段(第3ステージ)
20:回転羽根
20A:羽根
20B:延長部
21:シャフト
22:押圧板
31:第1の弾性部材
32:モータ
32A:回転軸
33:昇降シリンダ
33A:シリンダロッド
34:ケース
34A:シャフト穴
35:スライド部材
41:第2の弾性部材
42:ストッパ
50:洗浄ノズル
51:ポンプ
60:筐体
70:第1の移動ユニット
71:第1の実装板
72:支持板
73:第1のガイド部材
74:引寄せ部材
75:受板
80:第2の移動ユニット
81:第2の実装板
82:スライド部材
83:第2のガイド部材
84:アンカー部材
85:支持板
Claims (7)
- 半切カボチャを対象品としてその切断面に現れる凹部と種ワタを露呈するよう支持手段で支持し、上記支持手段に支持された上記半切カボチャの上記凹部内に1または2以上の回転羽根を挿入して上記凹部から種ワタを除去する方法であって、
上記回転羽根を上記凹部の内面に向かって移動させる1または2以上の移動手順と、
上記移動手順で移動する回転羽根に対し、上記凹部の内面に向かう移動方向と反対方向へ弾性部材の弾性力を作用させる1または2以上の弾性力作用手順を行い、
上記弾性力作用手順では、上記回転羽根が上記凹部の内面に向かって移動した結果、上記凹部の内面に対し上記回転羽根が所定圧で作用したときに、その状態で上記弾性部材の弾性力と上記所定圧とを釣り合わせ、
上記移動手順として、上記回転羽根を上記切断面に沿う方向に移動させる第2の移動手順を有し、
上記第2の移動手順に対応する第2の弾性力作用手順では、弾性を有する第2の弾性部材の弾性力と上記所定圧とを釣り合わせる
ことを特徴とするカボチャの種ワタ除去方法。 - 上記移動手順として、上記回転羽根を上記切断面より上記凹部の奥に向かって移動させる第1の移動手順を有し、
上記第1の移動手順に対応する第1の弾性力作用手順では、圧縮弾性を有する第1の弾性部材の抗圧縮弾性力と上記所定圧とを釣り合わせる
請求項1記載のカボチャの種ワタ除去方法。 - 上記第2の弾性力作用手順では、引張弾性を有する第2の弾性部材の抗引張弾性力と上記所定圧とを釣り合わせる
請求項1または2記載のカボチャの種ワタ除去方法。 - 上記第2の弾性力作用手順では、圧縮弾性を有する第2の弾性部材の抗圧縮弾性力と上記所定圧とを釣り合わせる
請求項1または2記載のカボチャの種ワタ除去方法。 - 上記支持手段は、上記半切カボチャを上記回転羽根と反対方向に回転させる状態に支持する
請求項1~4のいずれか一項に記載のカボチャの種ワタ除去方法。 - 上記回転羽根によって種ワタが除去された上記半切カボチャの上記凹部の内面に対して洗浄液を噴射する洗浄工程をさらに行う
請求項1~5のいずれか一項に記載のカボチャの種ワタ除去方法。
- 半切カボチャを対象品としてその切断面に現れる凹部と種ワタを露呈するよう支持手段で支持し、上記支持手段に支持された上記半切カボチャの上記凹部内に1または2以上の回転羽根を挿入して上記凹部から種ワタを除去する装置であって、
上記回転羽根を上記凹部の内面に向かって移動させるための1または2以上の移動ユニットと、
上記移動ユニットにより移動する回転羽根に対し、上記凹部の内面に向かう移動方向と反対方向へ弾性力を作用させることができる1または2以上の弾性部材とを備え、
上記回転羽根が上記凹部の内面に向かって移動した結果、上記凹部の内面に対し上記回転羽根が所定圧で作用したときに、その状態で上記弾性部材の弾性力と上記所定圧とが釣り合うように構成され、
上記移動ユニットとして、上記回転羽根を上記切断面に沿う方向に移動させる第2の移動ユニットを有し、
上記第2の移動ユニットでは、弾性を有する第2の弾性部材の弾性力と上記所定圧とが釣り合うように構成されている
ことを特徴とするカボチャの種ワタ除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019035195A JP7254561B2 (ja) | 2019-02-28 | 2019-02-28 | カボチャの種ワタ除去方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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