JP2012178624A - シグナルジェネレータ - Google Patents

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Hiroyuki Demura
博之 出村
Naoki Onishi
直樹 大西
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Abstract

【課題】 出力端子から高周波信号が入力されても、正常な電力制御を行うことができ、更に消費電力の増大を抑えて、発熱及び回路の規模の増大を抑えることができるシグナルジェネレータを提供する。
【解決手段】 方向性結合器213で分岐された信号の電力を電力検出部203が検出して第1の検出電力値を得て、方向性結合器210で分岐された信号の電力を電力検出部206が検出して第2の検出電力値を得て、CPU208が、第1の検出電力値が境界値以上である場合は、第2の検出電力を基に可変ATT202の減衰量を制御し、第2の検出電力値が第2の設定電力値より大きく、第1の検出電力値が境界値より小さくなると、第1の検出電力値に基づいて可変ATT202の減衰量を制御するシグナルジェネレータである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高周波信号を生成するシグナルジェネレータに係り、特に、出力端子に高周波信号が入力されても、消費電力を増大させることなく、正常な電力制御を行うことができるシグナルジェネレータに関する。
[従来の技術]
高周波信号送信機は、測定器のシグナルジェネレータのように、出力端子に高周波が外部から入力される場合があり、かつ、送信周波数が広帯域でアイソレータの採用が困難なものがある。
[2信号特性試験システム:図9]
例えば、図9に示すように、シグナルジェネレータを2信号特性試験に使用する場合がある。図9は、従来の2信号特性試験システムの構成ブロック図である。
従来の2信号特性試験システムは、図9に示すように、2つのシグナルジェネレータ101,102を2信号結合器103に接続し、2つのシグナルジェネレータ101,102からの信号を合成して被測定物104に入力する。この合成された信号によって被測定物104の測定が為される。
この場合、シグナルジェネレータ101から出力された信号105は、被測定物104に入力されるだけでなく、2信号結合器103を経由してもう一つのシグナルジェネレータ102にも入力される。
その時、シグナルジェネレータ102は、自ら発生する信号に加えて、2信号結合器103を経由して入力される信号105が機器内部に存在することになり、送信機の送信電力検出部に信号105が混入した場合、正常な電力制御ができなくなるものである。
また、同様に、シグナルジェネレータ102の出力信号がシグナルジェネレータ101に混入した場合も、シグナルジェネレータ101で同様の問題がある。
[従来のシグナルジェネレータ:図10]
次に、従来のシグナルジェネレータについて図10を参照しながら説明する。図10は、従来のシグナルジェネレータの構成ブロック図である。
従来のシグナルジェネレータは、図10に示すように、信号発生部301と、可変減衰器(可変ATT)302と、増幅器(AMP)303,304と、電力検出部305と、固定減衰器(固定ATT)306と、可変ATT307と、CPU(Central Processing Unit)308と、メモリ309と、方向性結合器310と、AD変換器311とを備えている。
[従来のシグナルジェネレータの動作]
信号発生部301が高周波信号を可変ATT302に出力し、可変ATT302で電力を減衰し、AMP303,304で信号の増幅を行い、方向性結合器310で信号を分岐させて固定ATT306と電力検出部305に出力する。
固定ATT306で固定の減衰を行い、可変ATT307で電力を減衰させて装置出力を得る。
電力検出部305は、方向性結合器310から入力された信号の電力を検出し、AD変換器311でアナログ信号をデジタル信号に変換してCPU308に出力する。
CPU308は、AD変換器311から入力された検出電力のデジタル値を基にメモリ309を参照し、可変ATT302と可変ATT307に対する減衰量を制御するゲインを設定する。
[関連技術]
尚、関連する先行技術として、特開平11−205165号公報「送信電力制御装置」(松下電器産業株式会社)[特許文献1]、特開2005−236766号公報「送信信号生成装置、無線基地局、自動利得制御方法および無線信号送信方法」(埼玉日本電気株式会社)[特許文献2]がある。
特許文献1には、送信周波数信号の所定出力レベルが最大レベルになるとき、最適な歪み量及び信号対雑音比を有する中間周波数信号が周波数混合手段に入力されるように、変調手段にて生成された中間周波数信号の利得量を調整する第1利得調整手段を周波数混合手段の前段に配置し、送信周波数信号の出力レベルが所定出力レベルとなるように送信周波数信号の利得量を調整する第2利得調整手段を周波数混合手段の後段に配置することが示されている。
特許文献2には、比較制御部が送信電力データとベースバンド振幅データとに基づき可変減衰器の利得を制御し、送信号がベースバンド信号であるか否かを判定し、送信信号がベースバンド信号である場合には可変減衰器の利得を固定することが示されている。
特開平11−205165号公報 特開2005−236766号公報
しかしながら、上記従来のシグナルジェネレータを用いた2信号特性試験システムでは、一方のシグナルジェネレータからの出力信号が2信号結合器を介して他方のシグナルジェネレータに入力されることがあり、シグナルジェネレータで正常な電力制御を行うことができないという問題点があった。
特に、図10に示したシグナルジェネレータでは、装置出力から信号が入力された場合を考慮して、可変ATT307の減衰量を大きくするか、若しくは可変ATT307の前段に固定ATT306を挿入する必要があるが、その場合、AMP302,304は高利得、大電力出力が要求され、そうなると、消費電力が増大し、それに伴う発熱、電源回路の規模が大きくなるという問題点があった。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、出力端子から高周波信号が入力されても、正常な電力制御を行うことができ、更に消費電力の増大を抑えて、発熱及び回路の規模の増大を抑えることができるシグナルジェネレータを提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、信号発生部と増幅器を備えるシグナルジェネレータであって、信号発生部の後段に設けられた第1の可変減衰器と、第1の可変減衰器と増幅器との間に設けられた第1の方向性結合器と、第1の方向性結合器から分岐された信号の電力を検出して第1の検出電力値を出力する第1の電力検出部と、増幅器の後段であって出力側に設けられた第2の方向性結合器と、第2の方向性結合器から分岐された信号の電力を検出して第2の検出電力値を出力する第2の電力検出部と、外部から信号の入力がある場合に、第1の検出電力値が特定の境界値以上であると、第2の検出電力値を基に第1の可変減衰器の減衰量を制御し、第1の検出電力値が特定の境界値より小さくなると、第1の検出電力値を基に第1の可変減衰器の減衰量を制御する制御部とを有することを特徴とする。
本発明は、上記シグナルジェネレータにおいて、制御部が、第1の検出電力値を基に第1の可変減衰器の減衰量を制御している場合で、第2の検出電力値が、外部からの信号が入力されない状態で第2の方向性結合器からの出力が正常時に第2の電力検出部で検出される電力値以下になると、第2の検出電力値を基に第1の可変減衰器の減衰量を制御することに切り替えることを特徴とする。
本発明は、上記シグナルジェネレータにおいて、第1の電力検出部で検出された第1の検出電力値に対して、周波数と送信電力のレベルに対応した電力目標値を第1のテーブルとして記憶するメモリを備え、制御部による第1の検出電力値に基づく第1の可変減衰器の制御は、第1の検出電力値が特定の周波数と特定の送信電力のレベルに対応した目標電力値に近づくよう第1の可変減衰器での減衰制御を行うことを特徴とする。
本発明は、上記シグナルジェネレータにおいて、第2の電力検出部で検出された第2の検出電力値に対して、周波数と送信電力のレベルに対応した電力目標値を第2のテーブルとして記憶するメモリを備え、制御部による第2の検出電力値に基づく第1の可変減衰器の制御は、第2の検出電力値が特定の周波数と特定の送信電力のレベルに対応した目標電力値に近づくよう第1の可変減衰器での減衰制御を行うことを特徴とする。
本発明は、上記シグナルジェネレータにおいて、増幅器の周辺の温度を測定し、温度情報を出力する温度センサーを備え、第1の電力検出部で検出された第1の検出電力値を温度情報で補正することを特徴とする。
本発明は、上記シグナルジェネレータにおいて、増幅器の周辺の温度を測定し、温度情報を出力する温度センサーを備え、第2の電力検出部で検出された第2の検出電力値を温度情報で補正することを特徴とする。
本発明は、上記シグナルジェネレータにおいて、メモリに、第2の電力検出部で検出された第2の検出電力値に対して、低温における周波数と送信電力レベルに対する電力補正値を第3のテーブルとして記憶し、高温における周波数と送信電力レベルに対する電力補正値を第4のテーブルとして記憶しておき、制御部が、特定の周波数と特定の電力送信レベルに対する電力補正値を第3のテーブル及び第4のテーブルから求め、温度センサーの温度情報に対応する電力補正値を演算し、当該演算される電力補正値を第2のテーブルから得られた目標電力値に加算して温度補正を行い、当該温度補正された目標電力値に第2の検出電力値が近くなるよう第1の可変減衰器での減衰制御を行うことを特徴とする。
本発明は、上記シグナルジェネレータにおいて、メモリに、第1の電力検出部で検出された第1の検出電力値に対して、低温における周波数と送信電力レベルに対する電力補正値を第5のテーブルとして記憶し、高温における周波数と送信電力レベルに対する電力補正値を第6のテーブルとして記憶しておき、制御部が、特定の周波数と特定の電力送信レベルに対する電力補正値を第5のテーブル及び第6のテーブルから求め、温度センサーの温度情報に対応する電力補正値を演算し、当該演算された電力補正値を第1のテーブルから得られた目標電力値に加算して温度補正を行い、当該温度補正された目標電力値に第1の検出電力値が近くなるよう第1の可変減衰器での減衰制御を行うことを特徴とする。
本発明は、上記シグナルジェネレータにおいて、増幅器と第2の方向性結合器との間に第2の可変減衰器を設けたことを特徴とする。
本発明は、上記シグナルジェネレータにおいて、第1の可変減衰器を第1の利得可変増幅器に、第2の可変減衰器を第2の利得可変増幅器にし、第1の利得可変増幅器の後段に第1の減衰器を設け、第2の利得可変増幅器の後段に第2の減衰器を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、第1の可変減衰器が信号発生部の後段に設けられ、第1の方向性結合器が第1の可変減衰器と増幅器との間に設けられ、第1の電力検出部が第1の方向性結合器から分岐された信号の電力を検出して第1の検出電力値を出力し、第2の方向性結合器が増幅器の後段であって出力側に設けられ、第2の電力検出部が第2の方向性結合器から分岐された信号の電力を検出して第2の検出電力値を出力し、制御部が、外部から信号の入力がある場合に、第1の検出電力値が特定の境界値以上であると、第2の検出電力値を基に第1の可変減衰器の減衰量を制御し、第1の検出電力値が特定の境界値より小さくなると、第1の検出電力値を基に第1の可変減衰器の減衰量を制御するシグナルジェネレータとしているので、出力端子から高周波信号の入力に対して減衰して正常な電力制御を行うことができ、更に消費電力の増大を抑えて、発熱及び回路の規模の増大を抑えることができる効果がある。
本発明の実施の形態に係るシグナルジェネレータの構成ブロック図である。 本シグナルジェネレータの動作を示すフローチャートである。 可変ATT202設定テーブルの概略図である。 電力検出部206検出値テーブルの概略図である。 低温用の電力検出部206温度補正テーブルの概略図である。 高温用の電力検出部206温度補正テーブルの概略図である。 境界値テーブルの概略図である。 別の実施の形態に係るシグナルジェネレータの構成ブロック図である。 従来の2信号特性試験システムの構成ブロック図である。 従来のシグナルジェネレータの構成ブロック図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係るシグナルジェネレータは、信号発生部の後段に可変減衰器を設け、当該可変減衰器の後段であって増幅器の前段に第1の方向性結合器を設け、増幅器の後段で出力端子側に第2の方向性結合器を設け、第1の方向性結合器で分岐された信号の電力を第1の電力検出部が検出して第1の検出電力値を得て、第2の方向性結合器で分岐された信号の電力を第2の電力検出部が検出して第2の検出電力値を得て、制御部が、第1の検出電力値が境界値以上である場合は、第2の検出電力を基に可変減衰器の減衰量を制御し、出力端子から高周波信号が入力され、第1の検出電力値が境界値より小さくなると、出力端子から入力された高周波信号が大きく減衰された第1の検出電力値に基づいて可変減衰器の減衰量を制御するものであり、出力端子から高周波信号の入力がある状態でも正常な電力制御を行うことができ、装置出力への減衰器の追加と増幅器の高利得、大電力出力が不要となるため、消費電力の増大を抑えて、発熱及び回路の規模の増大を抑えることができるものである。
[本シグナルジェネレータ:図1]
本発明の実施の形態に係るシグナルジェネレータについて図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るシグナルジェネレータの構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係るシグナルジェネレータ(本シグナルジェネレータ)は、図1に示すように、信号発生部201と、可変減衰器(可変ATT)202と、電力検出部203と、増幅器(AMP)204,205と、電力検出部206と、可変ATT207と、CPU(Central Processing Unit)208と、メモリ209と、方向性結合器210と、AD変換器211と、AD変換器212と、方向性結合器213と、温度センサー214と、AD変換器215とを備えている。
[本シグナルジェネレータの各部]
本シグナルジェネレータの各部について具体的に説明する。
信号発生部201は、高周波信号を生成し、可変ATT202に出力する。
可変ATT202は、CPU208からの制御信号によりゲインを調整し、信号発生部201からの高周波信号の減衰量を制御して方向性結合器213に出力する。減衰量のゲインの初期値が、後述する可変ATT202設定テーブルで決定され、設定される。
方向性結合器213は、可変ATT202からの高周波信号を入力し、分岐してAMP204に出力すると共に、電力検出部203にも出力する。
電力検出部203は、方向性結合器213から入力される高周波信号について電力を検出し、その検出した電力値をAD変換器211に直流電圧で出力する。
AD変換器211は、電力検出部203からの直流電圧をアナログ/デジタル変換してCPU208に出力する。
増幅器(AMP)204,205は、方向性結合器213からの高周波信号を入力し、増幅して可変ATT207に出力する。
ここで、AMPが多段になっているのは、本シグナルジェネレータにおける減衰量が多いため、増幅率を上げるためである。
可変ATT207は、AMP204,205で増幅された高周波信号を入力し、CPU208からの制御信号によりゲインが設定され、AMP205からの高周波信号の減衰量を制御して方向性結合器210に出力する。減衰量の初期値のゲインは、後述する可変ATT207設定テーブルで決定され、設定される。
方向性結合器210は、可変ATT207で減衰された信号を分岐して出力端子に出力すると共に、電力検出部206に出力する。
電力検出部206は、方向性結合器210から入力される高周波信号について電力を検出し、その検出した電力値をAD変換器212に直流電圧で出力する。
電力検出部206は、周囲温度変化によるAMP204,205の特性変化による出力電力の変動を最小限にするために、装置出力に近いブロック(場所)に配置されている。
AD変換器212は、電力検出部206からの直流電圧をアナログ/デジタル変換してCPU208に出力する。
温度センサー214は、AMP204,205の周辺の温度を測定し、温度値のデータをAD変換器215に出力する。
AD変換器215は、温度センサー214からの温度値のデータをアナログ/デジタル変換してCPU208に出力する。
[メモリ209]
メモリ209は、可変ATT202設定テーブル、可変ATT207設定テーブル、電力検出部206検出値テーブル(検出テーブル)、電力検出部203検出値テーブル(検出テーブル)、電力検出部206温度補正テーブル(低温用)、電力検出部203温度補正テーブル(低温用)、電力検出部206温度補正テーブル(高温用)、電力検出部203温度補正テーブル(高温用)、境界値テーブルを記憶している。
[可変ATT202設定テーブル:図3]
図3は、可変ATT202設定テーブルの概略図である。
可変ATT202設定テーブルは、図3に示すように、装置の送信電力値と周波数に対応した可変ATT202での減衰量を制御するためのゲインが記憶されている。
装置の送信電力値と周波数が特定されると、それに対応した可変ATT202での減衰量を制御するためのゲインが可変ATT202設定テーブルから初期値として選択され、これに基づいて可変ATT202での減衰が制御される。
また、可変ATT207設定テーブルも同様に構成され、選択された初期値によって可変ATT207での減衰が制御される。
[電力検出部206検出値テーブル:図4]
図4は、電力検出部206検出値テーブルの概略図である。
電力検出部206検出値テーブルは、図4に示すように、出力端子に外部から信号が入力されない状態で、出力端子から出力される周波数と送信電力のレベルに対応して正常時に電力検出部206で検出されてAD変換された電力値(第2の目標電力値)を記憶するテーブル(第2のテーブル)である。
また、電力検出部203検出値テーブルも同様に、出力端子に外部から信号が入力されない状態で、出力端子から出力される周波数と送信電力のレベルに対応して正常時に電力検出部203で検出されてAD変換された電力値(第1の目標電力値)を記憶するテーブル(第1のテーブル)である。
ここで、第1のテーブルと第2のテーブルを別々にしているのは、第1のテーブルに比べて第2のテーブルの変化幅が大きく、電力の絶対値が異なるためである。
そのため、以下に説明する低温用と高温用の温度補正テーブルを電力検出部206用と電力検出部203用で切り替えるのは、各々のポイントにおける電力の絶対値が異なるので、分解能を適正化すると補正値も異なってしまうために設けた機能である。
[電力検出部206温度補正テーブル(低温用):図5]
図5は、低温用の電力検出部206温度補正テーブルの概略図である。
低温用の電力検出部206温度補正テーブルは、図4の電力検出部206検出値テーブルが常温時に記憶されたものであれば、それより低い温度の場合に設定されるものであり、図5に示すように、当該低温時における周波数と送信電力のレベルに対応して正常時に電力検出部206で検出されてAD変換された電力値の補正値を記憶するテーブル(第3のテーブル)である。
また、電力検出部203温度補正テーブル(低温用)も同様に、電力検出部203検出値テーブルが常温時に記憶されたものであれば、それより低い温度の場合に設定されるものであり、当該低温時における周波数と送信電力のレベルに対応して正常時に電力検出部203で検出されてAD変換された電力値の補正値を記憶するテーブル(第5のテーブル)である。
[電力検出部206温度補正テーブル(高温用):図6]
図6は、高温用の電力検出部206温度補正テーブルの概略図である。
高温用の電力検出部206温度補正テーブルは、図6の電力検出部206検出値テーブルが常温時に記憶されたものであれば、それより高い温度の場合に設定されるものであり、図6に示すように、当該高温時における周波数と送信電力のレベルに対応して正常時に電力検出部206で検出されてAD変換された電力値の補正値を記憶するテーブル(第4のテーブル)である。
また、電力検出部203温度補正テーブル(高温用)も同様に、電力検出部203検出値テーブルが常温時に記憶されたものであれば、それより高い温度の場合に設定されるものであり、当該高温時における周波数と送信電力のレベルに対応して正常時に電力検出部203で検出されてAD変換された電力値の補正値を記憶するテーブル(第6のテーブル)である。
[境界値テーブル:図7]
図7は、境界値テーブルの概略図である。
境界値テーブルは、図7に示すように、周波数と送信電力のレベルに対応して境界値を記憶するテーブルである。
当該境界値は、外部から入力される高周波信号が方向性結合器210を介して電力検出部206で検出される周波数特性と自装置の送信電力によって決まるものである。
[CPU208]
CPU208は、本シグナルジェネレータの各部を制御する制御部であり、AD変換器212から入力される電力検出部206で検出された電力値(第2の検出電力値)が第2のテーブルにおける対応する周波数と送信電力のレベルにおける目標電力値(第2の目標電力値)より小さいか否かを判定し、小さくない場合(外部からの入力信号の影響がある場合)、且つ前回の処理で第1の設定電力値(第1の目標電力値)に対して可変ATT202の減衰量を調整する制御をしていない場合は、AD変換器211から入力される電力検出部203で検出された電力値(第1の検出電力値)について、境界値テーブルを参照し、周波数と送信電力のレベルに対応した境界値より小さいか否かを判定する。
CPU208は、判定結果によって第1の検出電力値が境界値以上であれば、AD変換器212から入力される電力検出部206で検出された電力値(第2の検出電力値)に対して、第2のテーブルを参照して設定された出力周波数に対応する電力値(第2の設定電力値)を読み込み、第2の検出電力値と比較する。
そして、CPU208は、第2の設定電力値(第2の目標電力値)より第2の検出電力値が大きい場合は、可変ATT202での減衰量を大きくするよう可変ATT202のゲインを制御する制御信号を出力する。
また、CPU208は、第1の検出電力値が境界値未満であると判定した場合、AD変換器211から入力される電力検出部203で検出された電力値(第1の検出電力値)について、メモリ209内の第1のテーブルを参照して設定された出力周波数に対応する電力値(第1の設定電力値)を読み込み、第1の検出電力値と比較する。
そして、CPU208は、第1の設定電力値(第1の目標電力値)より第1の検出電力値が大きい場合は、可変ATT202での減衰量を大きくするよう可変ATT202のゲインを制御する制御信号を出力する。
つまり、CPU208は、第1の検出電力値が境界値以上であれれば、第2の検出電力値に基づいて可変ATT202の減衰量を制御し、第2の検出電力値が第2の設定電力値(第2の目標電力値)より大きく、第1の検出電力値が境界値未満の場合、第1の検出電力値に基づいて可変ATT202の減衰量を制御する。
そして、CPU208は、第1の検出電力値が境界値未満の場合で、第1の検出電力値に基づいて可変ATT202の減衰量を制御している間も、第2の検出電力値と第2の目標電力値との比較・判定処理を行っており、第2の検出電力値が第2の目標電力値以下となれば、第1の検出電力値に基づく可変ATT202への制御から、第2の検出電力値に基づく可変ATT202の制御に移行する。
更に、CPU208は、送信出力電力の変動を抑えるために、温度補正を行う場合は、第2のテーブルに基づく可変ATT202の制御が為されているときは、第3のテーブル(低温用の電力検出部206温度補正テーブル)と第4のテーブル(高温用の電力検出部206温度補正テーブル)とから、特定の周波数と特定の送信電力のレベルにおける電力値の補正値(低温用の電力補正値と高温用の電力補正値)を各々読み取り、温度センサー214で検出された温度値に対応した電力補正値を演算し、演算した電力補正値を第2のテーブルで得られた第2の目標電力値に加算して目標電力値の補正を行い、補正された目標電力値となるよう可変ATT202を制御する。
上記演算処理は、低温用の電力補正値と高温用の電力補正値を2つの点とし、縦軸に電力補正値、横軸に温度のグラフを描画した場合に、その2つの点を結ぶ線上での温度センサー214での検出温度の位置を特定し、当該位置における電力補正値を求めるものである。
また、CPU208は、送信出力電力の変動を抑えるために、温度補正を行う場合は、第1のテーブルに基づく可変ATT202の制御が為されているときは、第5のテーブル(低温用の電力検出部203温度補正テーブル)と第6のテーブル(高温用の電力検出部203温度補正テーブル)とから、特定の周波数と特定の送信電力のレベルにおける電力値の補正値(低温用の電力補正値と高温用の電力補正値)を各々読み取り、温度センサー214で検出された温度値に対応した電力補正値を演算し、演算した電力補正値を第1のテーブルで得られた第1の目標電力値に加算して目標電力値の補正を行い、補正された目標電力値となるよう可変ATT202を制御する。
以上では、目標電力値を温度補正することを示したが、温度センサー214の温度情報によって電力検出部203,206の検出電力値に電力補正値を加算して温度補正してもよい。
[動作概要]
本シグナルジェネレータでは、外部から出力端子を介して信号が入力された場合、可変ATT202での減衰量は大きくなり、電力検出部203の検出値は変動する。
この時、CPU208が電力検出部203の検出値が境界値を下回って変動したと判定した場合は、電力検出部206の検出値で出力電力制御をしているところを、電力検出部203の検出値を用いて可変ATT202での減衰量を制御して装置の出力電力制御を行う。
このようにすることにより、外部から信号が入力されていても、装置の出力電力に大きな変動が発生することを防ぐことができる。
更に、外部からの信号入力がなくなった場合、電力検出部206の検出値は、本来制御されるべき検出テーブル値(第2のテーブルの目標電力値)以下になる。
CPU208は、その判定をトリガとして、電力検出部206の検出値での送信電力制御へ切り替える。
[境界値の設定]
次に、外部から信号が入力された際に、電力検出部206の検出値を異常と判断する境界値の設定方法を説明する。
装置の出力電力誤差が許容される範囲外になる前に、異常と判断して制御を行うため、電力検出部203とAD変換器211による検出値は、装置出力電力許容誤差の1/2以下が検出可能な分解能を持つように構成する。
装置出力電力許容誤差の範囲内にて異常と判断する境界値を設定することにより、装置出力電力は出力電力誤差範囲内にて制御されることになる。
また、図7に示した境界値テーブルは、周波数と装置出力電力毎に設定することにより、電力検出部203の周波数特性や直線性を考慮した値に設定することができる。
[動作フロー:図2]
次に、本シグナルジェネレータの動作フローについて図2を参照しながら説明する。図2は、本シグナルジェネレータの動作を示すフローチャートである。
CPU208は、送信電力制御がスタートすると、メモリ209に記憶された可変ATT202設定テーブル、可変ATT207設定テーブルより可変ATT202の初期値、可変ATT207の初期値を読み込み、可変ATT202と可変ATT207に設定する。また、電力検出部206と電力検出部203のどちらを元に可変ATT202を制御しているかを記憶しておくが、初期値は電力検出部206を元にしている(「MODE_FLAG=2」に設定する)こととする(S1)。
次に、電力検出部203と電力検出部206からの検出値(第1の検出電力値、第2の検出電力値)を取り込み(S2)。
そして、温度補正は、電力検出部206温度補正テーブルを用いて補正する(S3)。具体的には、温度センサー214で検出された温度値に基づき、当該温度値に対応する補正値を電力検出部206温度補正テーブルから取得し、電力検出部206からの検出値(第2の検出電力値)に加減算して補正を行う。
次に、温度補正された電力検出部206の検出値が電力検出部206検出値テーブル(検出テーブル:第2のテーブル)の対応する周波数と送信電力のレベルの目標電力値とを比較し(S4)、温度補正された検出電力値が目標電力値より大きければ(Yesの場合)、電力検出部203で検出された電力値を、電力検出部203温度補正テーブルを用いて補正する(S5)。
具体的には、温度センサー214で検出された温度値に基づき、当該温度値に対応する補正値を電力検出部203温度補正テーブルから取得し、電力検出部203からの検出値(第1の検出電力値)に加減算して補正を行う。
次に、前回電力検出部206の検出値を元に可変ATT202を制御したか否か(「MODE_FLAG=2?」)を判定し(S6)、前回電力検出部206の検出値を元に可変ATT202を制御した場合(Yesの場合)、温度補正された電力検出部203の検出値と、境界値テーブルの対応する周波数と送信電力のレベルの境界値とを比較する(S7)。
また、前回電力検出部206の検出値を元に可変ATT202を制御しなかった場合(Noの場合)、判定処理S10に移行する。
判定処理S7で温度補正された検出電力値が境界値以上である場合(Noの場合)、及び判定処理S4で温度補正された検出電力値が目標電力値以下であれば(Noの場合)、電力検出部206の温度補正された検出値が電力検出部206検出値テーブルの対応する周波数と送信電力のレベルの目標電力値に近くなるよう可変ATT202を制御する(S8)。
また、電力検出部206を元に可変ATT202を制御した状態を記憶しておくため、「MODE_FLAG=2」を設定する(S9)。
更に、判定処理S7で、温度補正された検出電力値が境界値より小さい場合(Yesの場合)、電力検出部203の温度補正された検出値が電力検出部203検出値テーブル(検出テーブル:第1のテーブル)の対応する周波数と送信電力のレベルの目標電力値とを比較する(S10)。
電力検出部203の温度補正された検出値と電力検出部203検出値テーブルの目標電力値とが等しい場合(Yesの場合)は、電力検出部203を元に可変ATT202を制御した状態を記憶しておくため、「MODE_FLAG=1」を設定して(S12)、処理S2に戻り、等しくない場合(Noの場合)、電力検出部203の温度補正された検出値が電力検出部203検出値テーブルの対応する周波数と送信電力のレベルの目標電力値に近くなるよう可変ATT202を制御し(S11)、処理S12に移行する。
[減衰の効果]
方向性結合器210から電力検出部206へ結合される装置出力信号の結合電力をPdc、外部からの入力電力をPud、方向性結合器の方向性減衰量をGdとすると、外部から信号が入力されたとき、電力検出部206では、
Pdc+(Pud−Gd)
の電力が検出される。
Pdcが小さく、(Pud−Gd)が大きいほど検出値への影響が大きくなる。
Gdを大きくすることによっても影響は小さくなるが、通常は15〜30dB程度であり、例えば、10M〜3GHzの広帯域な方向性結合器において方向性を更に改善するのは困難である。つまり、一つの方向性結合器では広帯域にGdを大きく対応できないものである。
次に、電力検出部203に着目すると、外部入力電力が最も大きく電力検出部203に影響する条件として、可変ATT207の減衰量が最小(0dB)であった場合、電力検出部203では、方向性結合器213から電力検出部203へ結合される可変ATT202の出力信号の結合電力をPdc´とすると、
Pdc´+(Pud−Gd−Gr1−Gr2)
の電力が検出される。
ここで、AMPの逆方向減衰量Gr1,Gr2は通常20〜30dB程度あり、AMPが2段であれば、40〜60dBの改善が得られ、減衰量は、
Gd+Gr1+Gr2=55〜90dB
を見込むことことができる。
消費電力は増加するが、AMPを追加することにより更に20〜30dBの改善も可能であり、方向性結合器の方向性減衰量を改善するより容易に改善が実現できる。
また、方向性結合器213を簡易な構成とするために、単なる結合器としても、電力検出部203には
Pdc´+(Pud−Gr1−Gr2)
の電力が検出され、電力検出部206では、Gd=15〜30dBの減衰量がAMP2段分のGr1+Gr2=40〜60dBに改善される。
[別の実施の形態:図8]
次に、別の実施の形態に係るシグナルジェネレータについて図8を参照しながら説明する。図8は、別の実施の形態に係るシグナルジェネレータの構成ブロック図である。
図8のシグナルジェネレータは、図1のシグナルジェネレータと基本的に同様の構成と動作を行うものであるが、相違点として、図1の可変ATT202、可変ATT207の代わりに、利得可変増幅器(利得可変AMP)402と利得可変増幅器(利得可変AMP)407を用いている。
図8では、利得可変AMP402,407を用いているため、ゲインが増加することになる。そこで、その増加分を減衰するためにATT414とATT415を利得可変AMP402,407の各々の後段に設けている。
また、電力検出部403に混入する外部から入力された電力は、可変利得AMP407の逆方向減衰量の分さらに減衰させることができる。
尚、図8では、温度センサー、AD変換器を記述していないが、図1のシグナルジェネレータと同様に温度センサー等を備え、温度補正の処理を行うようにしてもよい。
[実施の形態の効果]
本シグナルジェネレータによれば、方向性結合器213で分岐された信号の電力を電力検出部203が検出して第1の検出電力値を得て、方向性結合器210で分岐された信号の電力を電力検出部206が検出して第2の検出電力値を得て、CPU208が、第1の検出電力値が境界値以上である場合は、第2の検出電力を基に可変ATT202の減衰量を制御し、出力端子から高周波信号が入力され、第1の検出電力値が境界値より小さくなると、出力端子から入力された高周波信号が大きく減衰された第1の検出電力値に基づいて可変ATT202の減衰量を制御するようにしているので、出力端子から高周波信号の入力がある状態でも正常な電力制御を行うことができ、装置出力へのATT306の追加とAMP204,205(従来のシグナルジェネレータのAMP303,304)の高利得、大電力出力が不要となるため、消費電力の増大を抑えて、発熱及び回路の規模の増大を抑えることができる効果がある。
本発明は、出力端子から高周波信号が入力されても、正常な電力制御を行うことができ、更に消費電力の増大を抑えて、発熱及び回路の規模の増大を抑えることができるシグナルジェネレータに好適である。
101,102...シグナルジェネレータ、 103...2信号結合器、 104...被測定物、 201,401...信号発生部、 202...可変減衰器(可変ATT)、 203...電力検出部、 204,205,404,405...増幅器(AMP)、 206...電力検出部、 207...可変ATT、 208...CPU、 209...メモリ、 210,410...方向性結合器、 211,411...AD変換器、 212,412...AD変換器、 213,413...方向性結合器、 214...温度センサー、 215...AD変換器、 301...信号発生部、 302...可変減衰器(可変ATT)、 303,304...増幅器(AMP)、 305...電力検出部、 306...固定ATT、 307...可変ATT、 308...CPU、 309...メモリ、 310...方向性結合器、 311...AD変換器、 402...利得可変増幅器(利得可変AMP)、 417...利得可変AMP、 414...ATT、 415...ATT

Claims (10)

  1. 信号発生部と増幅器を備えるシグナルジェネレータであって、
    前記信号発生部の後段に設けられた第1の可変減衰器と、
    前記第1の可変減衰器と前記増幅器との間に設けられた第1の方向性結合器と、
    前記第1の方向性結合器から分岐された信号の電力を検出して第1の検出電力値を出力する第1の電力検出部と、
    前記増幅器の後段であって出力側に設けられた第2の方向性結合器と、
    前記第2の方向性結合器から分岐された信号の電力を検出して第2の検出電力値を出力する第2の電力検出部と、
    外部から信号の入力がある場合に、前記第1の検出電力値が特定の境界値以上であると、前記第2の検出電力値を基に前記第1の可変減衰器の減衰量を制御し、前記第1の検出電力値が特定の境界値より小さくなると、前記第1の検出電力値を基に前記第1の可変減衰器の減衰量を制御する制御部とを有することを特徴とするシグナルジェネレータ。
  2. 制御部が、第1の検出電力値を基に第1の可変減衰器の減衰量を制御している場合で、第2の検出電力値が、外部からの信号が入力されない状態で第2の方向性結合器からの出力が正常時に第2の電力検出部で検出される電力値以下になると、前記第2の検出電力値を基に前記第1の可変減衰器の減衰量を制御することに切り替えることを特徴とする請求項1記載のシグナルジェネレータ。
  3. 第1の電力検出部で検出された第1の検出電力値に対して、周波数と送信電力のレベルに対応した電力目標値を第1のテーブルとして記憶するメモリを備え、制御部による前記第1の検出電力値に基づく第1の可変減衰器の制御は、前記第1の検出電力値が特定の周波数と特定の送信電力のレベルに対応した目標電力値に近づくよう前記第1の可変減衰器での減衰制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のシグナルジェネレータ。
  4. 第2の電力検出部で検出された第2の検出電力値に対して、周波数と送信電力のレベルに対応した電力目標値を第2のテーブルとして記憶するメモリを備え、制御部による前記第2の検出電力値に基づく第1の可変減衰器の制御は、前記第2の検出電力値が特定の周波数と特定の送信電力のレベルに対応した目標電力値に近づくよう前記第1の可変減衰器での減衰制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のシグナルジェネレータ。
  5. 増幅器の周辺の温度を測定し、温度情報を出力する温度センサーを備え、
    第1の電力検出部で検出された第1の検出電力値を前記温度情報で補正することを特徴とする請求項1又は2記載のシグナルジェネレータ。
  6. 増幅器の周辺の温度を測定し、温度情報を出力する温度センサーを備え、
    第2の電力検出部で検出された第2の検出電力値を前記温度情報で補正することを特徴とする請求項1又は2記載のシグナルジェネレータ。
  7. メモリに、第2の電力検出部で検出された第2の検出電力値に対して、低温における周波数と送信電力レベルに対する電力補正値を第3のテーブルとして記憶し、高温における周波数と送信電力レベルに対する電力補正値を第4のテーブルとして記憶しておき、
    制御部が、特定の周波数と特定の電力送信レベルに対する電力補正値を前記第3のテーブル及び前記第4のテーブルから求め、温度センサーの温度情報に対応する電力補正値を演算し、当該演算される電力補正値を前記第2のテーブルから得られた目標電力値に加算して温度補正を行い、当該温度補正された目標電力値に前記第2の検出電力値が近くなるよう第1の可変減衰器での減衰制御を行うことを特徴とする請求項4記載のシグナルジェネレータ。
  8. メモリに、第1の電力検出部で検出された第1の検出電力値に対して、低温における周波数と送信電力レベルに対する電力補正値を第5のテーブルとして記憶し、高温における周波数と送信電力レベルに対する電力補正値を第6のテーブルとして記憶しておき、
    制御部が、特定の周波数と特定の電力送信レベルに対する電力補正値を前記第5のテーブル及び前記第6のテーブルから求め、温度センサーの温度情報に対応する電力補正値を演算し、当該演算された電力補正値を前記第1のテーブルから得られた目標電力値に加算して温度補正を行い、当該温度補正された目標電力値に前記第1の検出電力値が近くなるよう第1の可変減衰器での減衰制御を行うことを特徴とする請求項3記載のシグナルジェネレータ。
  9. 増幅器と第2の方向性結合器との間に第2の可変減衰器を設けたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか記載のシグナルジェネレータ。
  10. 第1の可変減衰器を第1の利得可変増幅器に、第2の可変減衰器を第2の利得可変増幅器にし、前記第1の利得可変増幅器の後段に第1の減衰器を設け、前記第2の利得可変増幅器の後段に第2の減衰器を設けたことを特徴とする請求項9記載のシグナルジェネレータ。
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