JP2012178125A - ガス警報器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、回路故障による入力電圧の低下とプラグ抜けによる入力電圧の低下とを識別することができるとともに瞬時電圧低下による一時的な入力電力の低下をプラグ抜けと誤判定しないガス警報器を提供する。
【解決手段】ガス警報器1は、ガスセンサ2からの検出結果に基づいてガス漏れを検出する制御部5と、交流電源3に接続された巻き線61と、巻き線61と磁気結合し交流電源3から供給される交流電圧を降圧して制御部5に供給する巻き線62と、巻き線61と磁気結合し交流電圧を降圧してガスセンサ2に供給する巻き線63と、を備え、制御部5は、巻き線62の両端電圧が第1閾値以下でありかつ巻き線63の両端電圧が第2閾値以上のときに巻き線62の異常を検出し、巻き線62の両端電圧が第1閾値以下でありかつ巻き線63の両端電圧が第2閾値よりも小さい第3閾値以下のときにプラグ抜けを検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス警報器に係り、回路故障による入力電圧の低下と、プラグ抜けによる入力電圧の低下と、を識別することができるとともに、瞬時電圧低下による一時的な入力電力の低下をプラグ抜けと誤判定しないガス警報器に関するものである。
図3は、従来のガス警報器を示す回路図である。図4は、図3に示されたガス警報器を構成する制御部に入力されるヒータADの波形を示す説明図であり(a)は、瞬時電圧低下状態を示し、(b)は、瞬時停電状態を示している。図3に示された、従来のガス警報器101は、交流電源103と、前記交流電源103から供給される交流電圧を降圧するトランス104と、前記トランス104から提供される電圧を分圧する分圧抵抗R101、R102と、前記分圧抵抗R102の両端電圧を監視する制御部105と、を備えている。上記ガス警報器101は、該ガス警報器101に設けられた電源プラグをコンセントに差し込むことにより、交流電源103としての公共の電力設備から電源供給を受けている。このガス警報器101は、該ガス警報器101に設けられた電源プラグがコンセントから抜かれると、分圧抵抗R102の両端電圧が下がり、該分圧抵抗R102の両端電圧が、予め定められたプラグ抜け閾値を下回ると、ガス警報器101、即ち、制御部105は、該ガス警報器101に正常に電源供給が行われていない、即ち、異常と判断し、プラグ抜け信号を出力している。
ところで、前記ガス警報器101は、該ガス警報器101に設けられた電源プラグをコンセントに差し込むことにより、交流電源103としての公共の電力設備から電源供給を受けている。この公共の電力設備に、雷や雪などによる事故が発生した場合、その影響により、ガス警報器101に供給される電圧が瞬間的に低下することがある(図4(a)に示す)。このような瞬間的な電圧の低下を「瞬時電圧低下」という。また、前記公共の電力設備に落雷などによる事故が発生した場合、その影響により、ガス警報器101に供給される電圧が非常に短時間、停止することがある(図4(b)に示す)。このように、提供される電圧が非常に短時間停止することを「瞬時停電」という。この公共の電力設備に、雷や雪、落雷などによる事故が発生し、「瞬時電圧低下」または「瞬時停電」となった場合においても、「瞬時電圧低下」または「瞬時停電」により供給される電圧の低下が想定時間以内であれば、前記ガス警報器101は、該ガス警報器101に、一時的に、正常に電源供給が行われなくても、異常と判断することなく正常に稼動する。詳しく説明すると、ガス警報器101、即ち、制御部105は、該ガス警報器101に正常に電源供給が行われていない状態の経過時間を計測し、該ガス警報器101に正常に電源供給が行われていない状態が所定時間継続した場合においては、プラグ抜け(前記電源プラグがコンセントから抜けた状態)、即ち、異常と判断され、かつ、該制御部105は、プラグ抜け信号を出力し、該ガス警報器101に正常に電源供給が行われていない状態が所定時間以内であれば、異常と判断されることはない(例えば、特許文献1を参照)。
特開平10−222780号公報
しかしながら、上述した従来のガス警報器101においては、以下に示す問題があった。即ち、従来のガス警報器101においては、該ガス警報器101に正常に電源供給が行われていない状態の経過時間によって、異常(即ち、プラグ抜け)か、正常(「瞬時電圧低下」または「瞬時停電」)か、を判断していたが、想定時間以上、「瞬時電圧低下」によって、供給される電圧の低下状態が続いた場合、従来のガス警報器101は、正常(「瞬時電圧低下」)であるのに、異常(即ち、プラグ抜け)と、誤判定してしまう問題があった。
さらに、トランス104の異常により、分圧抵抗R102の両端電圧が下がり、分圧抵抗R102の両端電圧が、予め定められたプラグ抜け閾値を下回ると、本来であれば、トランス104の異常(回路故障)として検出すべきところを、従来のガス警報器101は、プラグ抜けと、誤判定してしまう問題があった。即ち、従来のガス警報器101は、回路故障による入力電圧の低下と、プラグ抜けによる入力電圧の低下と、を識別することができなかった。
そこで、本発明は、回路故障による入力電圧の低下と、プラグ抜けによる入力電圧の低下と、を識別することができるとともに、瞬時電圧低下による一時的な入力電圧の低下をプラグ抜けと誤判定しないガス警報器を提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、電源プラグをコンセントに差し込むことにより、交流電源からの電源供給を受けるガス警報器であって、検知対象ガスを検出するガスセンサと、前記ガスセンサからの検出結果に基づいてガス漏れを検出する制御部と、前記交流電源に接続された第1の巻き線と、前記第1の巻き線と磁気結合し前記交流電源から供給される交流電圧を降圧して前記制御部に供給する第2の巻き線と、前記第1の巻き線と磁気結合し前記交流電源から供給される交流電圧を降圧して前記ガスセンサに供給する第3の巻き線と、を備え、前記制御部が、前記第2の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が第1閾値以下であり、かつ、前記第3の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が第2閾値以上のときに、前記第2の巻き線の異常を検出し、前記第2の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記第1閾値以下であり、かつ、前記第3の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記第2閾値よりも小さい第3閾値以下のときに、プラグ抜けを検出することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において、前記制御部が、前記第2の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が第1閾値以下であり、かつ、前記第3の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記第2閾値以下前記第3閾値以上の状態が、所定時間継続したときに、前記第3の巻き線の異常を検出することを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の本発明において、前記ガスセンサが、検知対象ガスと接触燃焼して温度が変化すると抵抗値が変化する接触燃焼式のセンサ素子と、固定抵抗と、がブリッジ接続されたブリッジ回路から構成され、前記制御部が、前記固定抵抗の両端電圧を前記第3の巻き線の両端電圧として検出することを特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、電源プラグをコンセントに差し込むことにより、交流電源からの電源供給を受けるガス警報器であって、検知対象ガスを検出するガスセンサと、前記ガスセンサからの検出結果に基づいてガス漏れを検出する制御部と、前記交流電源に接続された第1の巻き線と、前記第1の巻き線と磁気結合し前記交流電源から供給される交流電圧を降圧して前記制御部に供給する第2の巻き線と、前記第1の巻き線と磁気結合し前記交流電源から供給される交流電圧を降圧して前記ガスセンサに供給する第3の巻き線と、を備え、前記制御部が、前記第2の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が第1閾値以下であり、かつ、前記第3の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が第2閾値以上のときに、前記第2の巻き線の異常を検出し、前記第2の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記第1閾値以下であり、かつ、前記第3の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記第2閾値よりも小さい第3閾値以下のときに、プラグ抜けを検出するので、前記第2の巻き線(トランス)の異常(即ち、回路故障)と、プラグ抜けと、を識別することができるとともに、前記第2の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記プラグ抜け閾値以下であり、かつ、前記第3の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記第3閾値より大きい(高い)ときに、瞬時電圧低下を検出することができるので、瞬時電圧低下をプラグ抜けと、誤判定しないガス警報器を提供することができる。
請求項2に記載の本発明によれば、前記制御部が、前記第2の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が第1閾値以下であり、かつ、前記第3の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記第2閾値以下前記第3閾値以上の状態が、所定時間継続したときに、前記第3の巻き線の異常を検出するので、前記第3の巻き線(トランス)の異常(即ち、回路故障)と、プラグ抜けと、を識別することができるとともに、第2の巻き線の異常と、第3の巻き線の異常と、を識別することができる。
請求項3に記載の本発明によれば、前記ガスセンサが、検知対象ガスと接触燃焼して温度が変化すると抵抗値が変化する接触燃焼式のセンサ素子と、固定抵抗と、がブリッジ接続されたブリッジ回路から構成され、前記制御部が、前記固定抵抗の両端電圧を前記第3の巻き線の両端電圧に応じた値として検出するので、新たな部品を追加することなく、前記第2の巻き線(トランス)の異常(即ち、回路故障)と、プラグ抜けと、を識別することができる。
本発明の一実施の形態にかかるガス警報器を示す回路図である。 図1に示されたガス警報器を構成するCPUの処理手順を示すフローチャートである。 従来のガス警報器を示す回路図である。 図3に示されたガス警報器を構成する制御部に入力されるヒータADの波形を示す説明図であり(a)は、瞬時電圧低下状態を示し、(b)は、瞬時停電状態を示している。
以下、本発明の一実施の形態にかかるガス警報器を、図1、図2に基づいて説明する。図1などに示されたガス警報器1は、検知対象ガスを検出するガスセンサ2と、交流電源3に接続された電源トランス6を有する駆動回路4と、前記ガスセンサ2からの検出結果に基づいてガス漏れを検出する制御部としてのマイクロコンピュータ(以下、μCOMと記す)5と、から構成されている。上記ガス警報器1は、該ガス警報器1に設けられた電源プラグをコンセントに差し込むことにより、交流電源3としての公共の電力設備から電源供給を受けている。
上記ガスセンサ2は、ブリッジ回路21と、増幅器22、23と、から構成されている。上記ブリッジ回路21は、センサ素子Rsと、レファ素子Rrと、固定抵抗R1、R2と、を有している。
上記センサ素子Rsは、触媒担体21Aと、白金ヒータ21Bと、から構成されている。上記触媒担体21Aは、検出対象ガスとの燃焼を促進する触媒(例えば、パラジウム(Pd))を担持した担体(例えば、アルミナ(Al23)からなる。上記白金ヒータ21Bは、温度に応じて抵抗値が変化する測温抵抗体であり、前記触媒担体21Aに覆われている。
上記レファ素子Rsは、担体21Cと、白金ヒータ21Dと、から構成されている。担体21Cは、検出対象ガスに対して不感となる上記担体のみで構成されている。上記白金ヒータ21Dは、温度に応じて抵抗値が変化する測温抵抗体であり、前記担体21Cに覆われている。
前述したレファ素子Rs、及び、固定抵抗R1の接続点と、センサ素子Rs、及び、固定抵抗R2の接続点と、の間には、電源トランス6の後述する第3の巻き線63に接続されて、交流電源3からの交流電圧Vd(電源供給)が供給されている。また、レファ素子Rr及びセンサ素子Rsの接続点と、固定抵抗R1、R2の接続点と、の間に発生するセンサ出力Vsは、増幅器22の入力に接続されている。
前記センサ素子Rsの白金ヒータ21Bと、レファ素子Rrの白金ヒータ21Dとは、前記交流電圧Vdが供給され、かつ、検出対象ガスのない空気中(エアベース)では略等しい抵抗値になるように設けられている。前記固定抵抗R1、及び、R2も互いに略等しい抵抗値になるように設けられている。
また、センサ素子Rsと、レファ素子Rrとは、互いに直列に接続され、かつ、固定抵抗R1と、R2とは、互いに直列に接続されており、第3の巻き線63の両端には、これらセンサ素子Rs及びレファ素子Rrと、固定抵抗R1及びR2と、互いに並列に接続されている。即ち、センサ素子Rs、及び、レファ素子Rrは、固定抵抗R1、及び、R2とともにブリッジ接続されている。
以上の構成により上述したブリッジ回路21は、交流電圧Vdを供給するとエアベースにおいては完全に均衡状態となり、センサ出力Vsは、ほぼゼロとなる。これに対して、検出対象ガスを含む空気中では検出対象ガスとの燃焼熱により、センサ素子Rsの温度が上昇し、これに伴ってセンサ素子Rsの白金ヒータ21Bの抵抗が増加する。一方、レファ素子Rrは、検出対象ガスと燃焼しないため、レファ素子Rrの白金ヒータ21Dの抵抗は変化しない。このため、ブリッジ回路21の平衡が大きくくずれて、センサ出力Vsは、その振幅が大きくなる。即ち、センサ出力Vsの振幅は検出対象ガスの濃度に応じた値となる。
そして、前記センサ出力Vsは、増幅器22の入力に供給され、この増幅器22によって増幅されたセンサ出力Vsは、後述するμCOM5に供給される。このμCOM5は、ガス警報器1全体の制御をつかさどるコンピュータであり、増幅器22からのセンサ出力Vsの増幅が予め定められた警報値以上になったときに、「ガス漏れ警報」を発生する。
また、固定抵抗R1の両端電圧は、増幅器23の入力に供給され、この増幅器23によって増幅された固定抵抗R1の両端電圧は、ヒータADとして、後述するμCOM5に供給される。また、前記「ヒータAD」は、第3の巻き線の両端電圧に応じた値、に相当する。
上記駆動回路4は、電源トランス6と、ダイオードブリッジDと、コンデンサCと、レギュレータ7と、分圧抵抗R3、R4と、スーパーキャパシタ8と、を備えている。
上記電源トランス6は、交流電源3から供給される交流電圧Vdを降圧するトランスである。電源トランス6は、交流電源3に接続された第1の巻き線61と、前記第1の巻き線61と磁気結合し、前記交流電源3から供給される交流電圧Vdを降圧して後述するμCOM5に供給する第2の巻き線62と、前記第1の巻き線61と磁気結合し、前記交流電源3から供給される交流電圧Vdを降圧して前記ガスセンサ2に供給する第3の巻き線63と、から構成されている。
また、電源トランス6に交流電圧Vdが供給されると、交流電源3側に設けられた1次側の第1の巻き線61には、磁束の変化が発生し、第1の巻き線61に磁束の変化が発生することで、交流電源3から離れた側に設けられた2次側の第2の巻き線62、第3の巻き線63に前記磁束の変化を打ち消す向きに誘導電流が発生することとなり、該誘導電流が発生することで電位差(電圧)が生じることとなる。さらに、第2の巻き線62、第3の巻き線63のうち、いずれか一方の巻き線62、63に異常が発生すると、残り1つの巻き線62、63には、複数の巻き線62、63(分)の前記誘導電流が流れることとなり、よって、1つの巻き線62、63に流れる誘導電流が増加することとなり、電位差(電圧)が増加することとなる。
上記ダイオードブリッジDは、図示しない4つのダイオードから構成されている。また、ダイオードブリッジDは、電源トランス6と、コンデンサCとの間に設けられ、交流電源3から供給される交流電圧Vdを全波整流してコンデンサCに供給する。また、コンデンサCは、ダイオードブリッジDによって全波整流された交流電圧Vdを、平滑化する。こうして交流電圧Vdは、直流電圧に変換される。
上記分圧抵抗R3、R4は、コンデンサCと、レギュレータ7との間に設けられている。また、分圧抵抗R3、R4によって分圧され、かつ、直流電圧に変換された交流電圧Vdは、レギュレータ7によって、一定電圧に制御されて後述するμCOM5に供給される。また、分圧抵抗R4の両端電圧は、プラグ抜けADとして、後述するμCOM5に供給される。また、前記「プラグ抜けAD」は、第2の巻き線62の両端電圧に応じた値、に相当する。
上記スーパーキャパシタ8は、分圧抵抗R3、R4と、後述するμCOM5との間に設けられている。このスーパーキャパシタ8は、前述したようにガス警報器1に設けられた電源プラグがコンセントから抜かれて、該ガス警報器1に正常に電源供給が行われなくなった際においても、後述するμCOM5の動作を可能とする電源供給を行う大容量のコンデンサである。
上記μCOM5は、プログラムにしたがって各種の処理を行う中央処理ユニット(CPU)51、該CPU51が行う処理のプラグラムなどを格納した読み出し専用の目盛であるROM(図示しない)、及び、前記CPU51での各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ格納エリアなどを有する読み出し書き込み自在の目盛であるRAM(図示しない)などと、を備えている。
次に、上述した構成のガス警報器1の動作について、図2を参照して説明する。まず、ガス警報器1に設けられた電源プラグをコンセントに差し込むことで当該ガス警報器1に電源が投入されると、ブリッジ回路21に電源トランス6で降圧された交流電圧Vdが供給され、これに応じて増幅器22からセンサ出力Vsが出力される。また、CPU51は、ガス警報器1の電源投入に応じて、処理を開始する。また、CPU51は、Nミリ秒毎に、プラグ抜けADを取得する。
まず、CPU51は、前回プラグ抜けADを取得してから、Nミリ秒経過後(ステップS1でYES)、再度プラグ抜けADを取得する(ステップS2)。
その後、CPU51は、今回のプラグ抜けADが、予め定められた第1閾値としてのプラグ抜け閾値より大きけ(高け)れば(ステップS3でNO)、ステップS1に進み、これまでに取得した全てのプラグ抜けADが、所定時間継続して、プラグ抜け閾値以下であれば(ステップS3でYES)、ヒータADを取得する(ステップS4)。
ステップS4にて取得したヒータADが、予め定められた第2の閾値としてのヒータ上限閾値Aより大きけ(高け)れば(ステップS5でNO)、CPU51は、第2の巻き線62の異常を検出し(ステップS6)、該CPU51は、故障表示を行う(ステップS7)。
また、ステップS4にて取得したヒータADが、予め定められたヒータ上限閾値A以下であり(ステップS5でYES)、さらに、該ヒータADが、予め定められた、前記ヒータ上限閾値Aよりも小さい第3の閾値としてのヒータ下限閾値B以下であれば(ステップS8でYES)、CPU51は、「プラグ抜け」と判断し(ステップS9)、該CPU51は、「プラグ抜け信号」を出力する(ステップS10)。
また、ステップS4にて取得したヒータADが、予め定められたヒータ上限閾値A以下であり(ステップS5でYES)、さらに、予め定められたヒータ下限閾値Bより大きけ(高け)れば(ステップS8でNO)、CPU51は、正常(瞬時電圧低下)と判断する(ステップS11)。
また、ステップS4にて取得したヒータADが、所定時間継続して、ヒータ下限閾値Bより大きく(高く)(ステップS8でNO)、さらに、ヒータ上限閾値A以下(ステップS12でYES)である場合は、CPU51は、第3の巻き線63の異常を検出し(ステップS13)、該CPU51は、故障表示を行う(ステップS14)。また、ヒータADが、所定時間継続して、ヒータ下限閾値B以上ヒータ上限閾値A以下でなかった場合、即ち、所定時間のうちに、ヒータADが、ヒータ上限閾値Aより大きく(高く)なれば(ステップS12でNO)、正常と判断されて、ステップS1に戻る。
上述した実施形態によれば、電源プラグをコンセントに差し込むことにより、交流電源3からの電源供給を受けるガス警報器1であって、検知対象ガスを検出するガスセンサ2と、前記ガスセンサ2からの検出結果に基づいてガス漏れを検出する制御部としてのμCOM5と、前記交流電源3に接続された第1の巻き線61と、前記第1の巻き線61と磁気結合し前記交流電源3から供給される交流電圧を降圧して前記μCOM5に供給する第2の巻き線62と、前記第1の巻き線61と磁気結合し前記交流電源3から供給される交流電圧を降圧して前記ガスセンサ2に供給する第3の巻き線63と、を備え、前記μCOM5が、前記第2の巻き線62の両端電圧または両端電圧に応じた値が第1閾値としてのプラグ抜け閾値以下であり、かつ、前記第3の巻き線63の両端電圧または両端電圧に応じた値が第2閾値としてのヒータ上限閾値A以上のときに、前記第2の巻き線62の異常を検出し、前記第2の巻き線62の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記プラグ抜け閾値以下であり、かつ、前記第3の巻き線63の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記ヒータ上限閾値Aよりも小さい第3閾値としてのヒータ下限閾値B以下のときに、プラグ抜けを検出するので、前記第2の巻き線62(トランス)の異常(即ち、回路故障)と、プラグ抜けと、を識別することができるとともに、前記第2の巻き線62の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記プラグ抜け閾値以下であり、かつ、前記第3の巻き線63の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記ヒータ下限閾値Bより大きい(高い)ときに、瞬時電圧低下を検出するので、瞬時電圧低下をプラグ抜けと、誤判定しないガス警報器1を提供することができる。
また、前記μCOM5が、前記第2の巻き線62の両端電圧または両端電圧に応じた値がプラグ抜け閾値以下であり、かつ、前記第3の巻き線63の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記ヒータ上限閾値A以下前記ヒータ下限閾値B以上の状態が、所定時間継続したときに、前記第3の巻き線63の異常を検出するので、前記第3の巻き線63(トランス)の異常(即ち、回路故障)と、プラグ抜けと、を識別することができるとともに、第2の巻き線62の異常と、第3の巻き線63の異常と、を識別することができる。
また、前記ガスセンサ2が、検知対象ガスと接触燃焼して温度が変化すると抵抗値が変化する接触燃焼式のセンサ素子Rsと、固定抵抗R1と、がブリッジ接続されたブリッジ回路21から構成され、前記μCOM5が、前記固定抵抗R1の両端電圧を前記第3の巻き線63の両端電圧に応じた値として検出するので、新たな部品を追加することなく、前記第2の巻き線62(トランス)の異常(即ち、回路故障)と、プラグ抜けと、を識別することができる。
なお、上述した実施形態によれば、第2の巻き線62の両端電圧に応じた値として、分圧抵抗R4の両端電圧が用いられているが、本発明はこれに限ったものではなく、第2の巻き線62の両端電圧に応じた値として、分圧抵抗R3の両端電圧が用いられてもよく、第2の巻き線62の両端電圧に応じた値として、新たな抵抗が設けられていてもよい。
また、上述した実施形態によれば、第3の巻き線63の両端電圧に応じた値として、固定抵抗R1の両端電圧が用いられているが、本発明はこれに限ったものではなく、第3の巻き線63の両端電圧に応じた値として、固定抵抗R2の両端電圧が用いられてもよく、第3の巻き線63の両端電圧に応じた値として、新たな抵抗が設けられていてもよい。
また、上述した実施形態によれば、図2に示された、ステップS12の判定を実行しているが、本発明はこれに限ったものではなく、ステップS12の判定はなくてもよい。
また、上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 ガス警報器
2 ガスセンサ
21 ブリッジ回路
3 交流電源
5 マイクロコンピュータ(制御部)
61 第1の巻き線
62 第2の巻き線
63 第3の巻き線
R1 固定抵抗
Rs センサ素子

Claims (3)

  1. 電源プラグをコンセントに差し込むことにより、交流電源からの電源供給を受けるガス警報器であって、
    検知対象ガスを検出するガスセンサと、
    前記ガスセンサからの検出結果に基づいてガス漏れを検出する制御部と、
    前記交流電源に接続された第1の巻き線と、
    前記第1の巻き線と磁気結合し前記交流電源から供給される交流電圧を降圧して前記制御部に供給する第2の巻き線と、
    前記第1の巻き線と磁気結合し前記交流電源から供給される交流電圧を降圧して前記ガスセンサに供給する第3の巻き線と、を備え、
    前記制御部が、前記第2の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が第1閾値以下であり、かつ、前記第3の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が第2閾値以上のときに、前記第2の巻き線の異常を検出し、前記第2の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記第1閾値以下であり、かつ、前記第3の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記第2閾値よりも小さい第3閾値以下のときに、プラグ抜けを検出する
    ことを特徴とするガス警報器。
  2. 前記制御部が、前記第2の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が第1閾値以下であり、かつ、前記第3の巻き線の両端電圧または両端電圧に応じた値が前記第2閾値以下前記第3閾値以上の状態が、所定時間継続したときに、前記第3の巻き線の異常を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のガス警報器。
  3. 前記ガスセンサが、検知対象ガスと接触燃焼して温度が変化すると抵抗値が変化する接触燃焼式のセンサ素子と、固定抵抗と、がブリッジ接続されたブリッジ回路から構成され、
    前記制御部が、前記固定抵抗の両端電圧を前記第3の巻き線の両端電圧に応じた値として検出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス警報器。
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