JP2012177915A - トナー組成物およびプロセス - Google Patents

トナー組成物およびプロセス Download PDF

Info

Publication number
JP2012177915A
JP2012177915A JP2012025510A JP2012025510A JP2012177915A JP 2012177915 A JP2012177915 A JP 2012177915A JP 2012025510 A JP2012025510 A JP 2012025510A JP 2012025510 A JP2012025510 A JP 2012025510A JP 2012177915 A JP2012177915 A JP 2012177915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crown
poly
toner
resin
benzo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012025510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012177915A5 (ja
JP5869358B2 (ja
Inventor
Richard P N Veregin
リチャード・ピー・エヌ・ヴェアジン
Daryl W Vanbesien
ダリル・ダブリュ・ヴァンベシエン
Hwon Kuon
クォン・フォン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JP2012177915A publication Critical patent/JP2012177915A/ja
Publication of JP2012177915A5 publication Critical patent/JP2012177915A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5869358B2 publication Critical patent/JP5869358B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08742Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G9/08755Polyesters
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0821Developers with toner particles characterised by physical parameters
    • G03G9/0823Electric parameters
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08702Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G9/08706Polymers of alkenyl-aromatic compounds
    • G03G9/08708Copolymers of styrene
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08702Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G9/08706Polymers of alkenyl-aromatic compounds
    • G03G9/08708Copolymers of styrene
    • G03G9/08711Copolymers of styrene with esters of acrylic or methacrylic acid
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08702Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G9/08737Polymers derived from conjugated dienes
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08784Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775
    • G03G9/08791Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775 characterised by the presence of specified groups or side chains
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08784Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775
    • G03G9/08797Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775 characterised by their physical properties, e.g. viscosity, solubility, melting temperature, softening temperature, glass transition temperature
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/097Plasticisers; Charge controlling agents
    • G03G9/09733Organic compounds
    • G03G9/09758Organic compounds comprising a heterocyclic ring

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】望ましい帯電特性を有するため、相対湿度(RH)の変化に対する安定性が高められたトナー粒子を提供する。
【解決手段】トナー粒子は、カチオン結合基を有するカチオン結合材料を含む。これらのカチオン結合材料を用いてトナーを製造するプロセスも提供されている。カチオン結合材料は、きわめて低濃度で非常に有効であり、得られたトナーは、相対湿度に対して優れた安定性を示し、優れた帯電特性を示す。
【選択図】なし

Description

本開示は、一般的に、トナー組成物に関し、より詳細には、電荷制御剤としてカチオン結合材料を含むトナー組成物に関する。
トナーに関して生じ得る課題としては、湿度を含む環境条件に対する感度が挙げられる。例えば、夏の時期で高温多湿のときは、ユーザは、画像のバックグラウンドに関する不満をもつ。冬の時期で低温乾燥のときは、画像が薄いという不満をもつ。また、現像剤の経変に伴って電荷が減少し、バックグラウンドが濃くなってしまう場合もある。
EA ULMトナーを作成する際に用いられる添加剤を改良する必要性が依然として存在する。また、相対湿度を含む環境条件に対するトナー組成物の感度を向上させる必要もある。
本開示の種々の実施形態を、以下の図面を参照し、本明細書で以下に記載する。
図1Aは、元のトナー(1A)、12−クラウン−4エーテルを含む本開示のブレンドしたトナー(1B)について、コントロールトナーと比較した場合の、60分間のAゾーンおよびCゾーンでの帯電を示すグラフである。 図1Bは、元のトナー(1A)、12−クラウン−4エーテルを含む本開示のブレンドしたトナー(1B)について、コントロールトナーと比較した場合の、60分間のAゾーンおよびCゾーンでの帯電を示すグラフである。 図2Aは、15−クラウン−5エーテルを含む本開示の元のトナーについて、コントロールトナーと比較した場合の、60分間のAゾーンおよびCゾーンでの帯電を示すグラフである。 図2Bは、15−クラウン−5エーテルを含む本開示の元のトナーについて、コントロールトナーと比較した場合の、60分間のAゾーンおよびCゾーンでの帯電を示すグラフである。
本開示は、望ましい帯電特性を有するため、相対湿度(RH)の変化に対する安定性が高められたトナー粒子を提供する。本開示によれば、カチオン結合材料(いくつかの実施形態では、クラウンエーテル)がトナー配合物に含まれる。カチオン結合材料は、元のトナーにとって非常に有効な電荷制御剤である。カチオン結合材料(例えば、クラウンエーテル)を含むEAトナーの構成は、Cゾーンでの初期トナー電荷を大きく低下させ、Aゾーンでの電荷を、これと同程度またはもう少し大きく上昇させ、これにより、RHの関数としての安定性を高める。カチオン結合材料は、きわめて低濃度で非常に有効であり(いくつかの実施形態では1重量%未満)、そのため費用対効果が高い。少量の含有量で、カチオン結合材料(例えば、クラウンエーテル)は、カチオン結合材料を含まないトナーと比べ、ベンチでの帯電性が非常によく似ている。
本開示のトナーを作成する際に、任意のトナー樹脂を利用してもよい。また、このような樹脂は、乳化重合を含む任意の適切な重合法によって任意の適切な1種以上のモノマーから作られてもよい。他の実施形態では、乳化重合以外の方法によって樹脂を調製してもよい。さらなる実施形態では、縮重合によって樹脂を調製してもよい。
本開示のトナー組成物は、いくつかの実施形態では、アモルファス樹脂を含む。アモルファス樹脂は、直鎖であってもよく、分岐していてもよい。いくつかの実施形態では、アモルファス樹脂は、少なくとも1つの低分子量アモルファスポリエステル樹脂を含んでいてもよい。低分子量アモルファスポリエステル樹脂は、種々の融点を有していてもよく、例えば、約30℃〜約120℃、いくつかの実施形態では、約75℃〜約115℃、いくつかの実施形態では、約100℃〜約110℃、および/または、いくつかの実施形態では、約104℃〜約108℃の融点を有していてもよい。本明細書で使用される場合、低分子量アモルファスポリエステル樹脂は、例えば、数平均分子量(M)が、ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)によって測定される場合、例えば、約1,000〜約10,000、いくつかの実施形態では、約2,000〜約8,000、いくつかの実施形態では、約3,000〜約7,000、いくつかの実施形態では、約4,000〜約6,000である。この樹脂の重量平均分子量(M)は、ポリスチレン標準を用いるGPCで測定した場合、50,000以下、例えば、いくつかの実施形態では、約2,000〜約50,000、いくつかの実施形態では、約3,000〜約40,000、いくつかの実施形態では、約10,000〜約30,000、いくつかの実施形態では、約18,000〜約21,000である。低分子量アモルファス樹脂の分子量分布(M/M)は、例えば、約2〜約6、いくつかの実施形態では、約3〜約4である。低分子量アモルファスポリエステル樹脂は、酸価が、約8〜約20mg KOH/g、いくつかの実施形態では、約9〜約16mg KOH/g、いくつかの実施形態では、約10〜約14mg KOH/gである。
利用可能な直鎖アモルファスポリエステル樹脂の例としては、ポリ(プロポキシル化ビスフェノールAコ−フマレート)、ポリ(エトキシル化ビスフェノールAコ−フマレート)、ポリ(ブチルオキシル化ビスフェノールAコ−フマレート)、ポリ(コ−プロポキシル化ビスフェノールAコ−エトキシル化ビスフェノールAコ−フマレート)、ポリ(1,2−プロピレンフマレート)、ポリ(プロポキシル化ビスフェノールAコ−マレエート)、ポリ(エトキシル化ビスフェノールAコ−マレエート)、ポリ(ブチルオキシル化ビスフェノールAコ−マレエート)、ポリ(コ−プロポキシル化ビスフェノールAコ−エトキシル化ビスフェノールAコ−マレエート)、ポリ(1,2−プロピレンマレエート)、ポリ(プロポキシル化ビスフェノールAコ−イタコネート)、ポリ(エトキシル化ビスフェノールAコ−イタコネート)、ポリ(ブチルオキシル化ビスフェノールAコ−イタコネート)、ポリ(コ−プロポキシル化ビスフェノールAコ−エトキシル化ビスフェノールAコ−イタコネート)、ポリ(1,2−プロピレンイタコネート)、およびこれらの組み合わせが挙げられる。
いくつかの実施形態では、適切なアモルファス樹脂としては、アルコキシル化ビスフェノールAフマレート/テレフタレート系ポリエステル樹脂およびコポリエステル樹脂を挙げることができる。いくつかの実施形態では、適切なアモルファスポリエステル樹脂は、以下の式(I)を有するコポリ(プロポキシル化ビスフェノールAコ−フマレート)−コポリ(プロポキシル化ビスフェノールAコ−テレフタレート)樹脂であってもよく、
式中、Rは、水素またはメチル基であってもよく、mおよびnは、コポリマーのランダム単位をあらわし、mは、2〜10であってもよく、nは、2〜10であってもよい。このような樹脂および製造プロセスの例としては、米国特許第6,063,827号に開示されているものが挙げられる。
他の適切な直鎖樹脂としては、米国特許第4,533,614号、第4,957,774号、第4,533,614号に開示されているものが挙げられ、テレフタル酸、ドデシルコハク酸、トリメリット酸、フマル酸、アルキルオキシル化ビスフェノールA、例えば、ビスフェノール−Aエチレンオキシド付加物およびビスフェノール−Aプロピレンオキシド付加物を含む直鎖ポリエステル樹脂であってもよい。
低分子量アモルファスポリエステル樹脂は、分岐した樹脂であってもよい。本明細書で使用される場合、用語「分岐した」または「分岐している」は、分岐した樹脂および/または架橋した樹脂を含む。
いくつかの実施形態では、低分子量アモルファスポリエステル樹脂または低分子量アモルファス樹脂の組み合わせは、ガラス転移温度が約30℃〜80℃、いくつかの実施形態では、約35℃〜約70℃であってもよい。さらなる実施形態では、アモルファス樹脂の組み合わせは、約130℃での溶融粘度が約10〜約1,000,000PaS、いくつかの実施形態では、約50〜約100,000PaSであってもよい。
いくつかの実施形態では、トナー組成物は、少なくとも1つの結晶性樹脂を含む。本明細書で使用される場合、「結晶性」は、三次元の規則性を有するポリエステルを指す。「半結晶性樹脂」は、結晶度が例えば約10〜約90%、いくつかの実施形態では、約12〜約70%の樹脂を指す。さらに、以下で使用される場合、「結晶性ポリエステル樹脂」および「結晶性樹脂」は、他の意味であると明記されていない限り、結晶性樹脂および半結晶性樹脂の両方を包含する。
結晶性ポリエステル樹脂は、種々の融点を有していてもよく、例えば、約30℃〜約120℃、いくつかの実施形態では、約50℃〜約90℃の融点を有していてもよい。結晶性樹脂は、例えば、数平均分子量(M)が、ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)によって測定される場合、例えば、約1,000〜約50,000、いくつかの実施形態では、約2,000〜約25,000、いくつかの実施形態では、約3,000〜約15,000、いくつかの実施形態では、約6,000〜約12,000であってもよい。この樹脂の重量平均分子量(M)は、ポリスチレン標準を用いるGPCによって決定される場合、50,000以下、例えば、約2,000〜約50,000、いくつかの実施形態では、約3,000〜約40,000、いくつかの実施形態では、約10,000〜約30,000、いくつかの実施形態では、約21,000〜約24,000である。結晶性樹脂の分子量分布(M/M)は、例えば、約2〜約6、いくつかの実施形態では、約3〜約4である。結晶性ポリエステル樹脂は、酸価が、約2〜約20mg KOH/g、いくつかの実施形態では、約5〜約15mg KOH/g、いくつかの実施形態では、約8〜約13mg KOH/gであってもよい。
結晶性ポリエステル樹脂の具体例としては、種々の結晶性ポリエステルのいずれか、例えば、ポリ(エチレン−アジペート)、ポリ(プロピレン−アジペート)、ポリ(ブチレン−アジペート)、ポリ(ペンチレン−アジペート)、ポリ(ヘキシレン−アジペート)、ポリ(オクチレン−アジペート)、ポリ(エチレン−サクシネート)、ポリ(プロピレン−サクシネート)、ポリ(ブチレン−サクシネート)、ポリ(ペンチレン−サクシネート)、ポリ(ヘキシレン−サクシネート)、ポリ(オクチレン−サクシネート)、ポリ(エチレン−セバケート)、ポリ(プロピレン−セバケート)、ポリ(ブチレン−セバケート)、ポリ(ペンチレン−セバケート)、ポリ(ヘキシレン−セバケート)、ポリ(オクチレン−セバケート)、ポリ(ノニレン−セバケート)、ポリ(デシレン−セバケート)、ポリ(ウンデシレン−セバケート)、ポリ(ドデシレン−セバケート)、ポリ(エチレン−ドデカンジオエート)、ポリ(プロピレン−ドデカンジオエート)、ポリ(ブチレン−ドデカンジオエート)、ポリ(ペンチレン−ドデカンジオエート)、ポリ(ヘキシレン−ドデカンジオエート)、ポリ(オクチレン−ドデカンジオエート)、ポリ(ノニレン−ドデカンジオエート)、ポリ(デシレン−ドデカンジオエート)、ポリ(ウンデシレン−ドデカンジオエート)、ポリ(ドデシレン−ドデカンジオエート)、ポリ(エチレン−フマレート)、ポリ(プロピレン−フマレート)、ポリ(ブチレン−フマレート)、ポリ(ペンチレン−フマレート)、ポリ(ヘキシレン−フマレート)、ポリ(オクチレン−フマレート)、ポリ(ノニレン−フマレート)、ポリ(デシレン−フマレート)、コポリ(5−スルホイソフタロイル)−コポリ(エチレン−アジペート)、コポリ(5−スルホイソフタロイル)−コポリ(プロピレン−アジペート)、コポリ(5−スルホイソフタロイル)−コポリ(ブチレン−アジペート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(ペンチレン−アジペート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(ヘキシレン−アジペート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(オクチレン−アジペート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(エチレン−アジペート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(プロピレン−アジペート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(ブチレン−アジペート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(ペンチレン−アジペート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(ヘキシレン−アジペート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(オクチレン−アジペート)、コポリ(5−スルホイソフタロイル)−コポリ(エチレン−サクシネート)、コポリ(5−スルホイソフタロイル)−コポリ(プロピレン−サクシネート)、コポリ(5−スルホイソフタロイル)−コポリ(ブチレン−サクシネート)、コポリ(5−スルホイソフタロイル)−コポリ(ペンチレン−サクシネート)、コポリ(5−スルホイソフタロイル)−コポリ(ヘキシレン−サクシネート)、コポリ(5−スルホイソフタロイル)−コポリ(オクチレン−サクシネート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(エチレン−セバケート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(プロピレン−セバケート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(ブチレン−セバケート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(ペンチレン−セバケート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(ヘキシレン−セバケート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(オクチレン−セバケート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(エチレン−アジペート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(プロピレン−アジペート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(ブチレン−アジペート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(ペンチレン−アジペート)、コポリ(5−スルホ−イソフタロイル)−コポリ(ヘキシレン−アジペート)、およびこれらの組み合わせを挙げることができる。
適切な結晶性ポリエステル樹脂としては、米国特許第7,329,476号および米国特許公開第2006/0216626号、第2008/0107990号、第2008/0236446号、第2009/0047593号に開示されているものが挙げられる。いくつかの実施形態では、適切な結晶性樹脂としては、エチレングリコールまたはノナンジオールと、以下の式(II)を有するドデカン二酸とフマル酸のコモノマーの混合物とで構成される樹脂を含んでいてもよく、
式中、bは、5〜2000であり、dは、5〜2000である。
本発明に半結晶性ポリエステル樹脂を用いる場合、半結晶性樹脂としては、ポリ(3−メチル−1−ブテン)、ポリ(ヘキサメチレンカーボネート)、ポリ(エチレン−p−カルボキシフェノキシ−ブチレート)、ポリ(エチレン−酢酸ビニル)、ポリ(ドコシルアクリレート)、ポリ(ドデシルアクリレート)、ポリ(オクタデシルアクリレート)、ポリ(オクタデシルメタクリレート)、ポリ(ベヘニルポリエトキシエチルメタクリレート)、ポリ(エチレンアジペート)、ポリ(デカメチレンアジペート)、ポリ(デカメチレンアゼラエート)、ポリ(ヘキサメチレンオキサレート)、ポリ(デカメチレンオキサレート)、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリ(ブタジエンオキシド)、ポリ(デカメチレンオキシド)、ポリ(デカメチレンスルフィド)、ポリ(デカメチレンジスルフィド)、ポリ(エチレンセバケート)、ポリ(デカメチレンセバケート)、ポリ(エチレンスベレート)、ポリ(デカメチレンサクシネート)、ポリ(エイコサメチレンマロネート)、ポリ(エチレン−p−カルボキシフェノキシ−ウンデカノエート)、ポリ(エチレンジチオネソフタレート)、ポリ(メチルエチレンテレフタレート)、ポリ(エチレン−p−カルボキシフェノキシ−バレレート)、ポリ(ヘキサメチレン−4,4’−オキシジベンゾエート)、ポリ(10−ヒドロキシカプリン酸)、ポリ(イソフタルアルデヒド)、ポリ(オクタメチレンドデカンジオエート)、ポリ(ジメチルシロキサン)、ポリ(ジプロピルシロキサン)、ポリ(テトラメチレンフェニレンジアセテート)、ポリ(テトラメチレントリチオジカルボキシレート)、ポリ(トリメチレンドデカンジオエート)、ポリ(m−キシレン)、ポリ(p−キシリレンピメラミド)、およびこれらの組み合わせを挙げることができる。
いくつかの実施形態では、本開示のトナーは、少なくとも1つの高分子量の分岐アモルファスポリエステル樹脂または架橋アモルファスポリエステル樹脂も含んでいてもよい。高分子量アモルファス樹脂は、上に低分子量アモルファス樹脂として述べたのと同じ材料から作られていてもよく、主な違いは分子量である。
高分子量樹脂としては、いくつかの実施形態では、例えば、分岐したアモルファス樹脂またはアモルファスポリエステル、架橋したアモルファス樹脂またはアモルファスポリエステル、またはこれらの混合物、または架橋反応を受けたが、架橋していないアモルファスポリエステル樹脂を挙げることができる。本開示によれば、約1重量%〜約100重量%の高分子量アモルファスポリエステル樹脂は、分岐していてもよく、または架橋していてもよく、いくつかの実施形態では、約2重量%〜約50重量%の高分子量アモルファスポリエステル樹脂は、分岐していてもよく、架橋していてもよい。
本明細書で使用される場合、高分子量アモルファスポリエステル樹脂は、例えば、数平均分子量(M)が、ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)によって測定される場合、例えば、約1,000〜約10,000、いくつかの実施形態では、約2,000〜約9,000、いくつかの実施形態では、約3,000〜約8,000、いくつかの実施形態では、約6,000〜約7,000であってもよい。この樹脂の重量平均分子量(M)は、ポリスチレン標準を用いるGPCによって決定される場合、55,000より大きく、例えば、約55,000〜約150,000、いくつかの実施形態では、約60,000〜約100,000、いくつかの実施形態では、約63,000〜約94,000、いくつかの実施形態では、約68,000〜約85,000である。多分散指数(PD)は、標準的なポリスチレンリファレンス樹脂に対するGPCによって測定される場合、約4よりも大きく、例えば、約4よりも大きく、いくつかの実施形態では、約4〜約20、いくつかの実施形態では、約5〜約10、いくつかの実施形態では、約6〜約8である。(PD指数は、重量平均分子量(M)と数平均分子量(M)の比率である。)高分子量アモルファスポリエステル樹脂は、酸価が、約8〜約20mg KOH/g、いくつかの実施形態では、約9〜約16mg KOH/g、いくつかの実施形態では、約11〜約15mg KOH/gであってもよい。高分子量アモルファスポリエステル樹脂は、多くの供給源から入手可能であり、種々の融点を有していてもよく、例えば、約30℃〜約140℃、いくつかの実施形態では、約75℃〜約130℃、いくつかの実施形態では、約100℃〜約125℃、いくつかの実施形態では、約115℃〜約121℃の融点を有していてもよい。
高分子量アモルファス樹脂は、多くの供給源から入手可能であり、種々のガラス転移開始温度(Tg)を有していてもよく、例えば、示差走査熱分析(DSC)によって測定される場合、約40℃〜約80℃、いくつかの実施形態では、約50℃〜約70℃、いくつかの実施形態では、約54℃〜約68℃のTgを有していてもよい。直鎖および分岐のアモルファスポリエステル樹脂は、いくつかの実施形態では、飽和樹脂であってもよく、不飽和樹脂であってもよい。
いくつかの実施形態では、高分子量アモルファスポリエステル樹脂のための架橋した分岐ポリエステルとしては、ジメチルテレフタレート、1,3−ブタンジオール、1,2−プロパンジオール、ペンタエリスリトールの反応から生じるものを挙げることができる。
いくつかの実施形態では、高分子量樹脂(例えば、分岐ポリエステル)が、本開示のトナー粒子表面に存在していてもよい。トナー粒子表面にある高分子量樹脂は、粒状の性質を有していてもよく、高分子量樹脂粒子は、直径が約100nm〜約300nm、いくつかの実施形態では、約110nm〜約150nmであってもよい。
結晶性樹脂と、低分子量アモルファス樹脂と、分子量アモルファスポリエステル樹脂の比率は、約1:1:98〜約98:1:1〜約1:98:1、いくつかの実施形態では、約1:5:5〜約1:9:9、いくつかの実施形態では、約1:6:6〜約1:8:8の範囲であってもよい。
利用可能な他の適切な樹脂またはポリマーの例としては、限定されないが、ポリ(β−カルボキシエチルアクリレート)、ポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(メチルスチレン−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸メチル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸エチル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸プロピル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸ブチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸メチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸エチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸プロピル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸ブチル−ブタジエン)、ポリ(スチレン−イソプレン)、ポリ(メチルスチレン−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸メチル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸エチル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸プロピル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸ブチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸メチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸エチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸プロピル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸ブチル−イソプレン)、ポリ(スチレン−アクリル酸プロピル)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル)、ポリ(スチレン−ブタジエン−アクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン−メタクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−メタクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリロニトリル)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリロニトリル−アクリル酸)、およびこれらの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、さらなるモノマー(β−カルボキシエチルアクリレートを含む)もこれらの樹脂とともに含まれていてもよい。ポリマーは、ブロックコポリマー、ランダムコポリマーまたは交互コポリマーであってもよい。
いくつかの実施形態では、これらの樹脂は、ガラス転移温度が、約30℃〜約80℃、いくつかの実施形態では、約35℃〜約70℃であってもよい。さらなる実施形態では、トナーに利用される樹脂は、約130での溶融粘度が約10〜約1,000,000PaS、いくつかの実施形態では、約20〜約100,000PaSであってもよい。
いくつかの実施形態では、樹脂は、以下にさらに詳細に記載する着色剤およびワックス、トナー組成物を作成するために利用される他の添加剤とともに、界面活性剤を含む分散物の状態であってもよい。さらに、トナー粒子は、樹脂およびトナーの他の要素を、1つ以上の界面活性剤が存在する状態におき、エマルションを生成させ、トナー粒子が凝集し、融着し、場合により、これを洗浄し、乾燥させ、回収するような乳化凝集方法によって作られてもよい。
ポリエステルトナー、スチレン/アクリレートトナー、他のEAトナーの元の電荷は、CaClを洗浄水に加えることによってすでに改良されており、Cゾーンで元の電荷を低下させるが、Cゾーンでの電荷が低下するにつれてAゾーンの電荷も低下するが、例えば、米国特許第7,851,116号に記載されているように、速度が遅い。したがって、Aゾーンの電荷を低下させずに、Cゾーンの電荷を低下させる電荷制御剤が必要とされている。Aゾーンを一定値に保持しつつ、Cゾーンの電荷を低下させ、RHを高めることができる多くの異なる電荷制御剤が発見されてきた。しかし、これらの電荷制御剤(CCA)の有効量は、最低限でもトナー粒子の約1〜5重量%になる場合があり、費用対効果がよいとは言えない。さらに、流動性のない添加剤を多く加えると、融合のような他の性質に影響を与えることがある。そのため、もっと有効なCCAが望ましい。
本開示によれば、Cゾーンの電荷に対するAゾーンの電荷をあらわすRH比を高めるために、トナーにカチオン結合材料を加えてもよい。本開示によれば、これらのカチオン結合材料は、イオン性を有する官能基を含むトナー樹脂の元のトナー電荷を変えるために用いられてもよい。例えば、負に帯電しているトナーは、樹脂鎖に結合したイオン性官能基を含んでいてもよく、この官能基は負電荷を有しており、カチオン性の対イオンは、陽電荷を有していてもよい。樹脂上にある適切なイオン性官能基としては、例えば、カルボン酸、スルホン酸、このような酸の塩、これらの組み合わせなどが挙げられる。これらの末端基は、トナー樹脂によくみられるものであり、例えば、乳化凝集スチレン/アクリレートトナー中のアクリル酸またはβ−カルボキシエチルアクリレート(β−CEA)、または吐出または乳化凝集したポリエステルトナー樹脂中のカルボン酸またはカルボン酸塩である。いくつかの実施形態では、カチオン性対イオンは、末端基、例えば、、H、Na、K、Li、Ca2+、Al3+、Zn2+、Mg2+、NH 、および/またはNR (Rは、水素であるか、または置換または非置換のアリール基またはアルキル基のような有機基である)、これらの組み合わせなどであってもよい。
以下の式IIIに示されるように、カチオン結合材料(CEで示す)は、ポリマー樹脂のイオン性末端基と会合している陽性の対イオンと錯化する。その結果、陽イオンがエネルギー的に安定化する。いかなる理論によっても束縛されることを望まないが、錯体のエネルギーが低くなると、キャリア樹脂とともに2成分現像系に一般的に存在する電荷を移動させるためのエネルギーが小さくなると考えられる。これらの錯体は、水中で生成することも知られているため、この錯体は、高いRHに対しても安定であり、湿度の高い条件下でトナーの帯電を高めるだろう。
(トナー樹脂)−COO(−)(+)H + CE → (トナー樹脂)−COO(−)(+)H:CE (III)
カチオン結合材料は、モノマーであってもよく、モノマーに結合した官能基であってもよい。別の代替的なアプローチでは、例えば、米国特許公開第2010/0015544号に記載されているように、転相などによって、カチオン結合材料を、ラテックスを調製するために用いられる上述の樹脂とともに溶媒に溶解してもよい。
適切なカチオン結合材料としては、例えば、環状構造を有するものが挙げられる。いくつかの実施形態では、適切なカチオン結合材料としては、クラウンエーテル錯体、クリプタンド、シクレン、ポルフィン、ポルフィリン、これらの組み合わせなどが挙げられる。適切なクラウンエーテル錯体としては、例えば、12−クラウン−4、15−クラウン−5、4−アクリロイルアミドベンゾ−15−クラウン−5、ベンゾ−15−クラウン−5、メチルベンゾ−15−クラウン−5、ステアリルベンゾ−15−クラウン−5、ヒドロキシメチルベンゾ−15−クラウン−5、ベンゾ−15−クラウン−5ジニトリル、アザ−15−クラウン−5、ビニルベンゾ−15−クラウン−5、4−ホルミルベンゾ−15−クラウン−5、18−クラウン−6、4−アクリロイルアミドベンゾ−18−クラウン−6、ベンゾ−18−クラウン−6、メチルベンゾ−18−クラウン−6、ヒドロキシメチルベンゾ−18−クラウン−6、ベンゾ−18−クラウン−6ジニトリル、アザ−18−クラウン−6、ビニルベンゾ−18−クラウン−6、4−ホルミルベンゾ−18−クラウン−6、ジベンゾ−18−クラウン−6、ステアリルベンゾ−18−クラウン−6、ジベンゾ−21−クラウン−7、ジベンゾ−24−クラウン−8、ビス(m−フェニレン)−32−クラウン−10、ビス(カルボキシ−m−フェニレン)−32−クラウン−10、これらの組み合わせなどが挙げられる。
いくつかの実施形態では、適切なカチオン結合材料としては、クラウンエーテルが挙げられ、種々の供給源から市販されているだろう。ある実施形態では、適切なクラウンエーテル(CE)としては、以下の式IVとして示される12−クラウン−4、以下の式Vとして示される15−クラウン−5が挙げられる。
他の実施形態では、カチオン結合材料として使用可能な、適切なクリプタンドとしては、例えば、1,10−ジアザ−4,7,13,16,21,24−ヘキサオキサビシクロ[8.8.8]ヘキサコサン、クリプタンド[2.2.2]、ベンゾクリプタンド[2.2.2]、ジベンゾクリプタンド[2.2.2]、メチルベンゾクリプタンド[2.2.2]、ビス(ジメチルベンゾ)クリプタンド[2.2.2]、ビニルベンゾクリプタンド[2.2.2]、これらの組み合わせなどが挙げられる。適切なシクレンとしては、例えば、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン、ジメチルシクレン、ジアセチルシクレン、12−アン−N、テトラヒドロキシエチル−12−アン−N、13−アン−N、14−アン−N、15−アン−N、16−アン−N、9−アン−N、12−アン−NO、これらの組み合わせなどが挙げられる。化合物が遊離塩基の形態である場合、ポルフィン(porphin)(ポルフィン(porphine)または21,22−ジヒドロポルフィリンとしても知られている)も適しており、この場合には、中心に金属イオンを含まない。適切な置換ポルフィン(一般的に、ポルフィリンとして知られている)としては、遊離塩基形態であり、中心に金属イオンを含まないものが挙げられ、例えば、メソ−テトラフェニルポルフィリン、テトラトリルポルフィリン、テトラベンゾポルフィリン、テトラフェニルポルフィリン、フタロシアニン、オルトフェニルテトラアザポルフィリン、これらの組み合わせなどが挙げられる。他の適切なポルフィリンとしては、ビニル重合可能な基を含むもの、例えば、5−モノ(p−アクリルアミドフェニル)−10,15,20−トリフェニルポルフィン、5,10,15,20−テトラ(α,α,α,α−o−メタアクリルアミドフェニル)ポルフィンが挙げられる。
いくつかの実施形態では、カチオン結合材料を、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、β−カルボキシエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、2−(ジメチルアミノ)エチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノブチルメタクリレート、メチルアミノエチルメタクリレート、およびこれらの組み合わせのようなさらなるモノマーと接触させるか、または結合させてもよい。
カチオン結合材料(いくつかの実施形態では、クラウンエーテル)をトナー粒子に加える方法は多く存在する。従来の溶融混合および粉砕技術によって製造されるトナーの場合、粉砕したトナー樹脂の溶融混合物にカチオン結合材料を加えてもよい。化学プロセスによって製造されるトナーの場合、粒子生成工程中、洗浄工程中、乾燥工程中、およびこれらの複数の工程中にカチオン結合材料を加えてもよい。
EAトナーの場合、カチオン結合材料を、ラテックス生成工程中に、例えば、溶媒蒸発または転相乳化(現時点でEAトナーに使われているような)によってラテックスに溶解させ、これによってトナーを作成するために利用されるラテックスにカチオン結合材料を加えてもよい。他の実施形態では、凝集工程の前、間または後、混合工程の間、または凍結工程または融着工程の間、または洗浄工程中、さらに乾燥工程中、これらの複数の工程の間に、カチオン結合材料をトナーに加えてもよい。
上述のように、帯電性および相対湿度の変化に対する安定性に対し、望ましい効果を得るのに必要なカチオン結合材料は少量のことがある。例えば、カチオン結合材料は、トナー粒子の1重量%未満、いくつかの実施形態では、約0.001重量%〜約1重量%、いくつかの実施形態では、約0.01重量%〜約0.75重量%、いくつかの実施形態では、約0.03重量%〜約0.5重量%の量で存在していてもよい。
上述のように、本開示によれば、カチオン結合材料を含むトナー粒子の帯電性を高めることは、相対湿度(RH)に対する感度が高まることとともに得られる場合がある。例えば、いくつかの実施形態では、Aゾーンの電荷は、約−15〜約−80マイクロクーロン/グラム(μC/g)、いくつかの実施形態では、約−20〜約−55μC/gであってもよく、一方、Cゾーンの電荷は、約−15〜約−80μC/g、いくつかの実施形態では、約−20〜約−55μC/gであってもよい。Cゾーンの電荷に対するAゾーンの電荷の比率(本明細書では、いくつかの実施形態では、相対湿度(RH)比と呼ばれることもある)は、約0.4〜約1、いくつかの実施形態では、約0.6〜約0.8であってもよい。
導電性は、ベタ領域を良好に現像することができ、それ以外の部分は弱く現像されるように、半導体磁気ブラシによる現像にとって重要である。本開示のトナーを作成する際にカチオン結合材料を加えることによって、20%から約90%へ、いくつかの実施形態では、約40%から約80%へと相対湿度が変化しても、相対湿度が変化したときにも電荷の一貫性が高くなるように、摩擦電気に対する現像剤の応答が低下したトナーを得ることができ、これにより、相対湿度が高い状態で電荷の低下率が低くなり、印刷物上のバックグラウンドのトナーが減り、相対湿度の低い状態で電荷の上昇率が下がり、次いで、相対湿度の低い状態で現像の欠陥が少なくなり、光学密度が改良されるために、高画質になることがわかった。
望ましい帯電特性および相対湿度安定性を得るのに必要なカチオン結合材料の量が少なくてすむので、本開示のトナーは、従来のCCAを利用するトナーと比較した場合に、非常に費用対効果が高くなる。得られたトナーは、機械の老化に伴う信頼性も向上するだろう。現行のEAまたは従来のプロセスにおいて、カチオン結合材料を加えることは実施が容易であり、これらのプロセスによって、これらのトナーを製造するために利用されるシステムおよび/または装置を変更する必要はない。
上述の樹脂およびカチオン結合材料を着色剤に加え、トナーを製造してもよい。いくつかの実施形態では、着色剤は、分散剤の状態であってもよい。着色剤の分散物は、例えば、ミクロン未満の着色剤粒子、例えば、体積平均直径が約50〜約500nm、いくつかの実施形態では、約100nm〜約400nmの着色剤粒子を含んでいてもよい。
本開示にしたがってトナーを作成する際に有用な着色剤としては、顔料、染料、顔料と染料の混合物、顔料混合物、染料混合物などが挙げられる。
得られたラテックス(場合により、分散物の状態)と着色剤の分散物を撹拌し、加熱し、体積平均直径が約2ミクロン〜約10ミクロン、いくつかの実施形態では、約5ミクロン〜約8ミクロンのトナー凝集物を得てもよい。
場合により、トナー粒子を作成する際に、ワックスを樹脂と混合してもよい。ワックスが含まれる場合、ワックスは、例えば、トナー粒子の約1重量%〜約25重量%、いくつかの実施形態では、約5重量%〜約20重量%の量で存在していてもよい。
選択可能なワックスとしては、例えば、重量平均分子量が約500〜約20,000、いくつかの実施形態では、約1,000〜約10,000のワックスが挙げられる。使用可能なワックスとしては、例えば、ポリオレフィン、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテンワックス、植物由来のワックス、例えば、カルナバワックス、米ろう、カンデリラろう、木ろう、ホホバ油、動物由来のワックス、例えば、蜜ろう、鉱物由来のワックスおよび石油由来のワックス、例えば、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、微晶質ワックス、Fischer−Tropschワックス、高級脂肪酸と高級アルコールから得られるエステルワックス、例えば、ステアリン酸ステアリル、ベヘン酸ベヘニル、高級脂肪酸と高級アルコールまたは中程度の低級アルコールから得られるエステルワックス、例えば、ステアリン酸ブチル、オレイン酸プロピル、グリセリドモノステアレート、グリセリドジステアレート、ペンタエリスリトールテトラベヘネート、高級脂肪酸と多価アルコールマルチマーから得られるエステルワックス、例えば、ジエチレングリコールモノステアレート、ジプロピレングリコールジステアレート、ジグリセリルジステアレート、トリグリセリルテトラステアレート、ソルビタン高級脂肪酸エステルワックス、例えば、ソルビタンモノステアレート、コレステロール高級脂肪酸エステルワックス、例えば、ステアリン酸コレステリルが挙げられる。使用可能な官能基化されたワックスの例としては、例えば、アミン、アミド、フッ素化ワックス、フッ素化された混合物、アミドワックス、イミド、エステル、四級アミン、カルボン酸またはアクリルポリマーエマルション、塩素化ポリプロピレン、ポリエチレンが挙げられる。いくつかの実施形態では、上述のワックスの混合物および組み合わせを用いてもよい。
当業者の技術範囲内にある任意の方法によってトナー粒子を調製してもよい。トナー粒子の製造に関連する実施形態を乳化重合プロセスに関連して以下に記載しているが、トナー粒子を調製する任意の適切な方法、例えば、化学プロセス(例えば、米国特許第5,290,654号および第5,302,486号に開示されているような懸濁封入プロセス)を用いてもよい。いくつかの実施形態では、トナー組成物およびトナー粒子を、粒径の小さな樹脂粒子を適切なトナー粒径になるまで凝集させ、次いで、最終的なトナー粒子の形状および形態が得られるまで融着させる凝集融着プロセスによって調製してもよい。
所定の粒径が得られるまで、粒子を凝集させてもよい。所定の望ましい粒径に達したら、成長プロセスを止める。
いくつかの実施形態では、凝集させた後で融着させる前に、凝集した粒子にシェルを塗布してもよい。
シェルを作成するために利用可能な樹脂としては、限定されないが、コアに使用するために上に記載したアモルファス樹脂が挙げられる。このようなアモルファス樹脂は、低分子量樹脂、高分子量樹脂、またはこれらの組み合わせであってもよい。いくつかの実施形態では、本開示にしたがってシェルを作成するために使用可能なアモルファス樹脂は、上の式Iのアモルファスポリエステルを含んでいてもよい。
ある実施形態では、シェルを作成するために利用されるアモルファス樹脂は、架橋していてもよい。
いくつかの実施形態では、トナー粒子は、望ましい場合、または必要な場合、他の任意要素の添加剤を含んでいてもよい。例えば、トナーは、正または負の電荷制御剤を含んでいてもよい。このような電荷制御剤は、上述のシェル樹脂と同時に塗布されてもよく、シェル樹脂を塗布した後に塗布されてもよい。
また、流動助剤を含めて作成した後に、トナー粒子と外部添加剤粒子とをブレンドしてもよく、この場合、添加剤は、トナー粒子表面に存在していてもよい。
適切な添加剤としては、米国特許第3,590,000号、第6,214,507号に開示されているものが挙げられる。また、これらの添加剤は、上述のシェル樹脂と同時に塗布されてもよく、シェル樹脂を塗布した後に塗布されてもよい。
いくつかの実施形態では、本開示のトナーは、超低融点(ULM)トナーとして利用されてもよい。いくつかの実施形態では、コアおよび/またはシェルを有する乾燥トナー粒子は、外側表面の添加剤を除き、以下の1つ以上の特徴を有していてもよい。
(1)体積平均直径(「体積平均粒子径」とも呼ばれる)が、約3〜約25μm、いくつかの実施形態では、約4〜約15μm、他の実施形態では、約5〜約12μm。
(2)数平均幾何標準偏差(GSDn)および/または体積平均幾何標準偏差(GSDv):いくつかの実施形態では、上の(1)に記載のトナー粒子は、狭い粒径分布を有していてもよく、下側の数比GSDが約1.15〜約1.38、他の実施形態では、約1.31未満である。本開示のトナー粒子は、上側GSDが体積で約1.20〜約3.20、他の実施形態では、約1.26〜約3.11の粒径を有していてもよい。体積平均粒子径D50v、GSDv、GSDnは、Beckman Coulter Multisizer 3のような測定装置を用い、製造業者の指示にしたがって操作して測定されてもよい。代表的なサンプリングは、以下のように行われてもよい。少量のトナーサンプル(約1グラム)を得て、25μmのふるいで濾過し、次いで、等張性溶液に入れて濃度を約10%にし、次いで、このサンプルをBeckman Coulter Multisizer 3で操作する。
(3)形状因子SF1aが、約105〜約170、いくつかの実施形態では、約110〜約160である。走査型電子顕微鏡法(SEM)を用い、SEMおよび画像分析(IA)によってトナーの形状因子の分析を決定してもよい。平均的な粒子の形状は、以下の形状因子(SF1a)の式を使用することによって定量化され、
SF1a=100πd/(4A) (IV)
式中、Aは、粒子の面積であり、dは、粒子の主要な軸である。完全に円形または球形の粒子は、形状因子がちょうど100である。粒子の形状が、表面積が大きくなるような不規則な形状または細長い形状になるにつれて、形状因子SF1aは大きくなる。
(4)真円度が、約0.92〜約0.99、他の実施形態では、約0.94〜約0.975である。粒子の真円度を測定するために用いられる装置は、製造業者の指示にしたがって、SYSMEX製のFPIA−2100であってもよい。
トナー粒子の特徴は、任意の適切な技術および装置によって決定されてもよく、本明細書で上に示した装置および技術に限られない。
上述のように、カチオン結合材料をトナー粒子に加えることができる方法は多く存在する。また、EAトナーの場合、カチオン結合材料を、ラテックス生成工程中に、例えば、溶媒蒸発または転相乳化(現時点でEAトナーに使われているような)によってラテックスに溶解させ、これによってトナーを作成するために利用されるラテックスにカチオン結合材料を加えてもよい。また、凝集工程の前、間または後、混合工程の間、または凍結工程または融着工程の間、または洗浄工程中、さらに乾燥工程中に、カチオン結合材料をトナーに加えてもよい。
(比較例1)
2Lベンチスケール(理論的な乾燥トナー140g)で、黒色のポリエステルトナーを調製した。約28gの高分子量アモルファス樹脂のエマルション(アルコキシル化ビスフェノールAと、テレフタル酸、トリメリット酸、ドデセニルコハク酸コモノマーを含む、Mwが約63,400ダルトンのアモルファス樹脂(以下「高MWアモルファス樹脂」)を、約28gの低分子量アモルファス樹脂のエマルション(アルコキシル化ビスフェノールAと、テレフタル酸、フマル酸、ドデセニルコハク酸コモノマーを含む、Mwが約16,100ダルトンのアモルファス樹脂(以下「低MWアモルファス樹脂」)と合わせた。
約9.4gの結晶性樹脂のエマルション(トナーが約6.7重量%)をこれに加えた。この結晶性樹脂は、以下の式を有しており、
式中、bは約5〜約2000であり、dは約5〜約2000であった。
また、これに、約1gのアルキルジフェニルオキシドジスルホネート(DOWFAX(商標)2A1としてDow Chemical Companyから市販、約4gの脱イオン水中、約12.6gのポリエチレンワックス(IGI製)を分散物の状態で含む(トナーは約9重量%))、約2.1gのシアン顔料分散物(Sun Chemical製のPigment Blue 15:3)(トナーが約1.5重量%)、約12.2gの黒色顔料(Evonik製のNipex 35)の分散物トナーが約8.7重量%)を加えた。上の成分を混合し、次いで、0.3M硝酸を用いてpHを4.2に調節した。次いで、このスラリーを、約0.7gの硫酸アルミニウムの脱イオン水約80g溶液を加えつつ、約3000〜約6000rpmの速度で約10分間かけて均質化した。次いで、このスラリーを2LのBuchi反応器に移し、約400rpmの速度で混合を開始した。バッチ温度約43℃でスラリーを凝集させた。凝集中に、トナーの粒径を正確に監視した。粒径がほぼ4.3μmになったら、上述のと同じアモルファスエマルションをそれぞれ23.8g含むシェルを加え、最終目標の粒径である約5.2μmを達成した。
目標粒径である約5.2が得られたら、約4%のNaOHを用いてpHを調節し、pH約4を達成し、約10gの水中に約5.39gのEDTA(VERSENE−100としてDow Chemical Companyから市販)を含むキレート化溶液を加え、4% NaOHを加えることによってpHを約7.5に調節し、凝集工程を凍結させた(すなわち、止めた)。このプロセスを、反応温度(Tr)が約85℃に上がるまで続けた。反応器の温度が約85℃になったら、希硝酸を用いてスラリーのpHを約7まで下げ、粒子の真円度が0.96を超えるまで(SYSMEX FPIA 2100分析機で測定)、この状態を維持し、この時点で、反応物を、脱イオン水から作った等重量の氷に注ぎ、反応をクエンチした。脱イオン水(DI)を用いてトナーを6回洗浄し、凍結乾燥させた。最終的なトナー粒子は、粒径(D50)が約5.2μmであり、真円度が約0.963であった。
(実施例1〜12)
12−クラウン−4クラウンエーテルまたは15−クラウン−5クラウンエーテルのいずれかをさまざまな量用い、トナーを製造した。トナーは、以下の点を変更したものの、上の比較例1に記載したのと同じ手順にしたがって調製した。最後のトナー濾過の後、湿ったケーキを、固体含有量が約50%になるように少量の水に再び分散させ、クラウンエーテルを加え(液体の形態で)、十分に混合した。次いで、このトナーを凍結乾燥させた。トナーを調製する際に利用されるクラウンエーテル(CE)の種類および量を、以下の表1に記載する。比較例1のトナーの4種類のサンプル(名称A〜D)を試験した。
(ベンチでの帯電性)
元のトナーと、添加剤をブレンドしたトナーとに対し、トナーのベンチでの帯電性を評価した。ブレンドしたトナーを、以下のものを含む添加剤パッケージとブレンドした。
1.約1.40重量%のポリジメチルシロキサンで表面処理されたシリカ(RY50LとしてEvonik(Nippon Aerosil)から市販)
2.約0.94重量%のヘキサメチルジシラザンで表面処理されたシリカ(RX50としてEvonik(Nippon Aerosil)から市販)
3.約0.96重量%のブチルトリメトキシシランで表面処理されたチタン(STT100Hとしてチタン工業株式会社から市販)
4.約1.89重量%のヘキサメチルジシラザンで表面処理されたゾル−ゲルシリカ(X24−9163AとしてNisshin Chemical Kogyoから市販)
5.約0.31重量%の二酸化セリウム(E10としてMitsui Mining & Smeltingから市販)
6.約0.20重量%のステアリン酸亜鉛(ZnFPとしてNOFから市販)
7.約0.55重量%のPMMAポリマー粒子(MP116CFとしてSokenから市販)
すべての現像剤は、Xerox 700用キャリア(Xerox Corporationから市販)を用いて調製した。現像剤をAゾーンおよびCゾーンに一晩おいて平衡化させ、次いで、Turbulaミキサーを用い、60分間エージングした。トナーの摩擦電荷は、100V/cmの電場を用いたチャージスペクトログラフで測定した。トナーの電荷(Q/D)を、トナーの電荷分布の中間点として視覚的に測定した。この電荷は、ゼロラインからの位置が単位ミリメートルで報告された。(このmm単位での位置は、0.092フェムトクーロン/mmを掛けることによって、フェムトクーロン/ミクロン単位のQ/D値に変換することができる。)また、電荷分布の最低点および最高点も測定した。
元のトナー、12−クラウン−4エーテルブレンドしたトナーについて、帯電データを図1Aおよび図1Bに示す。このデータから、以下の結論を導き出すことができる。
約0.25%の12−クラウン−4は、コントロールと比較して、Aゾーンでの元の電荷を増やし、Cゾーンでの元の電荷を低下させた。約0.125%の少量のクラウンエーテルを用いることで、AゾーンおよびCゾーン両方の電荷が増加した。したがって、Cゾーンでの元の電荷を低下させ、Aゾーンでの元の電荷を増やすために、非常に少量のクラウンエーテル(0.125%以下)が有効であった。Cゾーンでの元の電荷を低下させるが、実際にAゾーンでの元の電荷を上げるような添加剤を見つけることは非常に稀であるため、このことは驚くべきことであった。
クラウンエーテルを加えると、AゾーンおよびCゾーンでのブレンドしたトナーの電荷をいくらか低下させるが、少量では効果はほとんどなかった。また、ブレンドしたトナーのAゾーンでの電荷を維持するのに最も有効な量は、0.125%未満であった。
元のトナーと、15−クラウン−5エーテルを含むブレンドしたトナーに関する帯電データを図2Aおよび図2Bに示す。このデータから、以下の結論を導き出すことができる。
コントロールである元のトナー、元のトナーに約0.25%の15−クラウン−5エーテルを含むもの、元のトナーに約0.125%の15−クラウン−5エーテルを含むものを評価し、Cゾーンでの電荷が非常に低いことが示された。
第2のコントロールである元のトナー、元のトナーに約0.042%の15−クラウン5エーテルを含むものは、Cゾーンでの電荷が非常に低いことが示された。
第3のコントロールである元のトナー、元のトナーに約0.028%の15−クラウン−5エーテルを含むもの、元のトナーに約0.014%の15−クラウン−5エーテルを含むものも評価した。約0.028%で、Aゾーンでの元の電荷はコントロールとほぼ同じであり、Cゾーンでの電荷は大きく低下した。約0.014%で、CゾーンおよびAゾーンの両方で、さらに増加した。クラウンエーテルの量が最も少ない状態で、Aゾーンの電荷は、コントロールよりも高くなり、電荷がゼロのトナーも見られたコントロールと比較して、分布中に電荷がゼロのトナーはなくなった。Cゾーンでの電荷は、コントロールよりも低いままであった。
15−クラウン−5エーテルの量が最も少ない(約0.028%および約0.014%)のブレンドしたトナーも評価した。
図2Aおよび2Bからわかるように、少量のクラウンエーテルを含むトナーでは、Aゾーンの電荷は、実験誤差の範囲内で影響を受けておらず、一方、Cゾーンの電荷は、15%ほど低下しており、したがって、0.4から0.44まで向上したRHが得られた。
トナー粒子にこれらのクラウンエーテルを両方含んでいる上の実施例は、これらの物質が、元のトナーの電荷を制御するのに非常に費用対効果が高く、これらの物質を含むトナーのエージング特性にとっても利点があり、Cゾーンの電荷を低下させつつ、Aゾーンの電荷を顕著に低下させず、最終的なトナーのRH比を向上させ、帯電許容度を高めるためにカチオン結合材料を用いることがでることを示していた。

Claims (10)

  1. 樹脂と、任意要素の着色剤と、クラウンエーテル、クリプタンド、シクレン、ポルフィン、ポルフィリン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択されるカチオン結合材料とを含むトナー粒子を含むトナー。
  2. 前記カチオン結合材料が、12−クラウン−4、15−クラウン−5、4−アクリロイルアミドベンゾ−15−クラウン−5、ベンゾ−15−クラウン−5、メチルベンゾ−15−クラウン−5、ステアリルベンゾ−15−クラウン−5、ヒドロキシメチルベンゾ−15−クラウン−5、ベンゾ−15−クラウン−5ジニトリル、アザ−15−クラウン−5、ビニルベンゾ−15−クラウン−5、4−ホルミルベンゾ−15−クラウン−5、18−クラウン−6、4−アクリロイルアミドベンゾ−18−クラウン−6、ベンゾ−18−クラウン−6、メチルベンゾ−18−クラウン−6、ヒドロキシメチルベンゾ−18−クラウン−6、ベンゾ−18−クラウン−6ジニトリル、アザ−18−クラウン−6、ビニルベンゾ−18−クラウン−6、4−ホルミルベンゾ−18−クラウン−6、ジベンゾ−18−クラウン−6、ステアリルベンゾ−18−クラウン−6、ジベンゾ−21−クラウン−7、ジベンゾ−24−クラウン−8、ビス(m−フェニレン)−32−クラウン−10、ビス(カルボキシ−m−フェニレン)−32−クラウン−10、およびこれらの組み合わせからなる群から選択されるクラウンエーテルを含む、請求項1に記載のトナー。
  3. 前記樹脂が、少なくとも1つの結晶性樹脂と組み合わせた少なくとも1つのアモルファス樹脂を含む、請求項1に記載のトナー。
  4. 前記少なくとも1つのアモルファス樹脂が、アルコキシル化ビスフェノールAフマレート/テレフタレート系ポリエステルまたはコポリエステル樹脂を含み、この少なくとも1つの結晶性ポリエステル樹脂が、
    を含み、式中、bが約5〜約2000であり、dが約5〜約2000である、請求項3に記載のトナー。
  5. 前記樹脂が、ポリ(β−カルボキシエチルアクリレート)、ポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(メチルスチレン−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸メチル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸エチル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸プロピル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸ブチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸メチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸エチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸プロピル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸ブチル−ブタジエン)、ポリ(スチレン−イソプレン)、ポリ(メチルスチレン−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸メチル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸エチル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸プロピル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸ブチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸メチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸エチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸プロピル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸ブチル−イソプレン)、ポリ(スチレン−アクリル酸プロピル)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル)、ポリ(スチレン−ブタジエン−アクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン−メタクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−メタクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリロニトリル)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリロニトリル−アクリル酸)、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載のトナー。
  6. 前記樹脂が、カルボン酸、スルホン酸、カルボン酸塩、スルホン酸塩、およびこれらの組み合わせからなる群から選択されるイオン性官能基を有し、前記カチオン結合材料が、H、Na、K、Li、Ca2+、Al3+、Zn2+、Mg2+、NH 、NR (Rは、水素であるか、または置換または非置換のアリール基またはアルキル基である)、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される対イオンを有する、請求項1に記載のトナー。
  7. 前記トナーは、Aゾーンの電荷が約−15μC/g〜約−80μC/gであり、Cゾーンの電荷が約−15μC/g〜約−80μC/gであり、相対湿度比が約0.40〜約1である、請求項1に記載のトナー。
  8. 前記カチオン結合材料が、トナー粒子の約0.001重量%〜約1重量%の量で存在する、請求項1に記載のトナー。
  9. 樹脂と、
    任意要素の着色剤と、
    12−クラウン−4、15−クラウン−5、4−アクリロイルアミドベンゾ−15−クラウン−5、ベンゾ−15−クラウン−5、メチルベンゾ−15−クラウン−5、ステアリルベンゾ−15−クラウン−5、ヒドロキシメチルベンゾ−15−クラウン−5、ベンゾ−15−クラウン−5ジニトリル、アザ−15−クラウン−5、ビニルベンゾ−15−クラウン−5、4−ホルミルベンゾ−15−クラウン−5、18−クラウン−6、4−アクリロイルアミドベンゾ−18−クラウン−6、ベンゾ−18−クラウン−6、メチルベンゾ−18−クラウン−6、ヒドロキシメチルベンゾ−18−クラウン−6、ベンゾ−18−クラウン−6ジニトリル、アザ−18−クラウン−6、ビニルベンゾ−18−クラウン−6、4−ホルミルベンゾ−18−クラウン−6、ジベンゾ−18−クラウン−6、ステアリルベンゾ−18−クラウン−6、ジベンゾ−21−クラウン−7、ジベンゾ−24−クラウン−8、ビス(m−フェニレン)−32−クラウン−10、ビス(カルボキシ−m−フェニレン)−32−クラウン−10、およびこれらの組み合わせからなる群から選択されるクラウンエーテルを含むカチオン結合材料と、を含む、トナー。
  10. 前記カチオン結合材料が、12−クラウン−4、15−クラウン−5、およびこれらの組み合わせからなる群から選択されるクラウンエーテルを含む、請求項9に記載のトナー。
JP2012025510A 2011-02-24 2012-02-08 トナー Active JP5869358B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/033,747 2011-02-24
US13/033,747 US8227159B1 (en) 2011-02-24 2011-02-24 Toner compositions and processes

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012177915A true JP2012177915A (ja) 2012-09-13
JP2012177915A5 JP2012177915A5 (ja) 2015-03-26
JP5869358B2 JP5869358B2 (ja) 2016-02-24

Family

ID=46513018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012025510A Active JP5869358B2 (ja) 2011-02-24 2012-02-08 トナー

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8227159B1 (ja)
JP (1) JP5869358B2 (ja)
BR (1) BR102012003964A2 (ja)
CA (1) CA2768798C (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014059558A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Xerox Corp トナーの形状係数を用いてトナー濃度を制御するシステムおよび方法
JP2017090489A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 コニカミノルタ株式会社 トナー
CN107340695A (zh) * 2016-04-28 2017-11-10 富士施乐株式会社 静电荷图像显影用色调剂、显影剂、色调剂盒、处理盒、图像形成装置和图像形成方法
US9904194B2 (en) 2015-10-29 2018-02-27 Konica Minolta, Inc. Electrostatic latent image developing toner

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103399469B (zh) * 2013-07-15 2015-07-08 湖北鼎龙化学股份有限公司 调色剂用聚酯树脂、调色剂以及静电荷图像显影剂
US9134635B1 (en) 2014-04-14 2015-09-15 Xerox Corporation Method for continuous aggregation of pre-toner particles

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05297640A (ja) * 1992-04-20 1993-11-12 Orient Chem Ind Ltd 荷電制御剤及び静電荷像現像用正帯電性トナー
JPH06102703A (ja) * 1992-09-18 1994-04-15 Hitachi Ltd 電子写真用トナー
JPH0762249A (ja) * 1993-08-23 1995-03-07 Orient Chem Ind Ltd 帯電性樹脂粉体及びその関連技術
JP2010282210A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Xerox Corp レオロジー調節を含むトナー作製方法

Family Cites Families (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3590000A (en) 1967-06-05 1971-06-29 Xerox Corp Solid developer for latent electrostatic images
US4031109A (en) 1968-08-30 1977-06-21 Xerox Corporation Method for the preparation of X-form metal phthalocyanine and X-form metal free compounds
US3681106A (en) 1970-12-11 1972-08-01 Atlas Chem Ind Electrostatic developer containing polyester resin and a process of using same
US3847604A (en) 1971-06-10 1974-11-12 Xerox Corp Electrostatic imaging process using nodular carriers
US4078930A (en) 1975-10-28 1978-03-14 Xerox Corporation Developer compositions comprising toner and carrier
US4298672A (en) 1978-06-01 1981-11-03 Xerox Corporation Toners containing alkyl pyridinium compounds and their hydrates
DE2966986D1 (en) 1979-07-26 1984-06-20 Baker Chem Co J T Reagent for the quantitative determination of water, and its use
US4338390A (en) 1980-12-04 1982-07-06 Xerox Corporation Quarternary ammonium sulfate or sulfonate charge control agents for electrophotographic developers compatible with viton fuser
US4533614A (en) 1982-06-01 1985-08-06 Canon Kabushiki Kaisha Heat-fixable dry system toner
JPS5945447A (ja) 1982-09-09 1984-03-14 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 静電荷像現像用トナ−
US4592989A (en) 1985-04-12 1986-06-03 Xerox Corporation Toner compositions containing complex ionophoric polymeric materials
DE3633120C2 (de) 1985-10-01 2001-03-22 Konishiroku Photo Ind Toner für die Entwicklung eines latenten elektrostatischen Bildes
US4937166A (en) 1985-10-30 1990-06-26 Xerox Corporation Polymer coated carrier particles for electrophotographic developers
US4935326A (en) 1985-10-30 1990-06-19 Xerox Corporation Electrophotographic carrier particles coated with polymer mixture
EP0632336B1 (en) 1986-06-11 1998-07-15 Kao Corporation Electrophotographic developer
JPH083663B2 (ja) 1986-11-10 1996-01-17 東洋インキ製造株式会社 低温定着性に優れた電子写真用トナ−組成物
JPH079546B2 (ja) 1986-11-17 1995-02-01 日本合成化学工業株式会社 トナ−用のバインダ−
JPH0786701B2 (ja) 1987-03-14 1995-09-20 コニカ株式会社 静電像現像用トナ−
JPS63280729A (ja) 1987-05-13 1988-11-17 Mitsubishi Rayon Co Ltd トナ−用ポリエステル樹脂の製造方法
US4931370A (en) 1987-12-15 1990-06-05 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Color toner composition for developing electrostatic images
CA1331070C (en) 1988-03-17 1994-07-26 Noriyuki Tajiri Crosslinked polyester for toner and process for preparation thereof
US4957774A (en) 1988-12-14 1990-09-18 Canon Kabushiki Kaisha Method of heat-fixing toner image
US4973539A (en) 1989-02-27 1990-11-27 Xerox Corporation Toner and developer compositions with crosslinked liquid crystalline resins
JP3020557B2 (ja) 1989-07-17 2000-03-15 三菱レイヨン株式会社 トナー用架橋ポリエステル樹脂
JPH03185457A (ja) 1989-12-15 1991-08-13 Konica Corp カラートナー
US5102763A (en) 1990-03-19 1992-04-07 Xerox Corporation Toner compositions containing colored silica particles
US5236629A (en) 1991-11-15 1993-08-17 Xerox Corporation Conductive composite particles and processes for the preparation thereof
US5376494A (en) 1991-12-30 1994-12-27 Xerox Corporation Reactive melt mixing process for preparing cross-linked toner resin
US5227460A (en) 1991-12-30 1993-07-13 Xerox Corporation Cross-linked toner resins
US5302486A (en) 1992-04-17 1994-04-12 Xerox Corporation Encapsulated toner process utilizing phase separation
US5290654A (en) 1992-07-29 1994-03-01 Xerox Corporation Microsuspension processes for toner compositions
US5330874A (en) 1992-09-30 1994-07-19 Xerox Corporation Dry carrier coating and processes
US5480756A (en) 1994-10-31 1996-01-02 Xerox Corporation High gloss, low melt crosslinked resins and toners
US5500324A (en) 1994-10-31 1996-03-19 Xerox Corporation Processes for low melt crosslinked toner resins and toner
JPH08152743A (ja) 1994-11-25 1996-06-11 Tomoegawa Paper Co Ltd 電子写真用トナーおよびその製造方法
US5650484A (en) 1995-07-12 1997-07-22 Xerox Corporation Feedback control system for polymer modification of toner resins and toners
US6063827A (en) 1998-07-22 2000-05-16 Xerox Corporation Polyester process
US6214507B1 (en) 1998-08-11 2001-04-10 Xerox Corporation Toner compositions
US6469129B1 (en) 1999-04-26 2002-10-22 Eastman Chemical Company Process for crosslinked branched polyesters
US6120967A (en) 2000-01-19 2000-09-19 Xerox Corporation Sequenced addition of coagulant in toner aggregation process
US6326119B1 (en) 2000-03-07 2001-12-04 Xerox Corporation Toner and developer providing offset lithography print quality
US6406822B1 (en) 2000-09-29 2002-06-18 Xerox Corporation Color-blind melt flow index properties for toners
US6593053B1 (en) 2000-10-23 2003-07-15 Xerox Corporation Method for controlling melt rheology of resin mixtures
US6359105B1 (en) 2000-10-26 2002-03-19 Xerox Corporation Cross-linked polyester toners and process of making such toners
US20050158646A1 (en) 2004-01-21 2005-07-21 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Toner for electrophotography
US7494757B2 (en) 2005-03-25 2009-02-24 Xerox Corporation Ultra low melt toners comprised of crystalline resins
US7329476B2 (en) 2005-03-31 2008-02-12 Xerox Corporation Toner compositions and process thereof
US7851116B2 (en) 2006-10-30 2010-12-14 Xerox Corporation Emulsion aggregation high-gloss toner with calcium addition
US7968266B2 (en) 2006-11-07 2011-06-28 Xerox Corporation Toner compositions
US7749673B2 (en) 2007-03-29 2010-07-06 Xerox Corporation Toner processes
US7695884B2 (en) 2007-08-15 2010-04-13 Xerox Corporation Toner compositions and processes
US8178274B2 (en) 2008-07-21 2012-05-15 Xerox Corporation Toner process
US8227163B2 (en) 2010-03-23 2012-07-24 Xerox Corporation Coated carriers

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05297640A (ja) * 1992-04-20 1993-11-12 Orient Chem Ind Ltd 荷電制御剤及び静電荷像現像用正帯電性トナー
JPH06102703A (ja) * 1992-09-18 1994-04-15 Hitachi Ltd 電子写真用トナー
JPH0762249A (ja) * 1993-08-23 1995-03-07 Orient Chem Ind Ltd 帯電性樹脂粉体及びその関連技術
JP2010282210A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Xerox Corp レオロジー調節を含むトナー作製方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014059558A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Xerox Corp トナーの形状係数を用いてトナー濃度を制御するシステムおよび方法
US9904194B2 (en) 2015-10-29 2018-02-27 Konica Minolta, Inc. Electrostatic latent image developing toner
JP2017090489A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 コニカミノルタ株式会社 トナー
US9915884B2 (en) 2015-11-02 2018-03-13 Konica Minolta, Inc. Toner
CN107340695A (zh) * 2016-04-28 2017-11-10 富士施乐株式会社 静电荷图像显影用色调剂、显影剂、色调剂盒、处理盒、图像形成装置和图像形成方法
CN107340695B (zh) * 2016-04-28 2022-06-24 富士胶片商业创新有限公司 静电荷图像显影用色调剂、显影剂、色调剂盒、处理盒、图像形成装置和图像形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8227159B1 (en) 2012-07-24
CA2768798C (en) 2014-04-22
BR102012003964A2 (pt) 2013-11-05
CA2768798A1 (en) 2012-08-24
JP5869358B2 (ja) 2016-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8084177B2 (en) Toners containing polyhedral oligomeric silsesquioxanes
EP2253999B1 (en) Toner compositions
US8431309B2 (en) Toner compositions
US7736832B2 (en) Toner compositions
JP5869358B2 (ja) トナー
CA2798108C (en) Toners with improved dielectric loss
US8420286B2 (en) Toner process
CA2777848C (en) Hyperpigmented black low melt toner
US20140322641A1 (en) Polyester Resins Comprising Gallic Acid and Derivatives Thereof
JP5947199B2 (ja) カラートナー
US8691488B2 (en) Toner process
US8338069B2 (en) Toner compositions
CA2832637C (en) Hyperpigmented toner
JP2013125273A (ja) 大きなチタン酸ストロンチウム粒子を含むトナー
US8790856B2 (en) Low dielectric additives for toner
JP5775329B2 (ja) トナー粒子およびトナー粒子を製造するための方法
US8367294B2 (en) Toner process
JP2012220949A (ja) 表面の硫黄濃度が低いカーボンブラック顔料を含有するトナーを調製する方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20130826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150205

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20150205

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20150302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150811

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5869358

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250