JPH06102703A - 電子写真用トナー - Google Patents

電子写真用トナー

Info

Publication number
JPH06102703A
JPH06102703A JP4249505A JP24950592A JPH06102703A JP H06102703 A JPH06102703 A JP H06102703A JP 4249505 A JP4249505 A JP 4249505A JP 24950592 A JP24950592 A JP 24950592A JP H06102703 A JPH06102703 A JP H06102703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
alkyl group
ring
carbon atoms
crown ether
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4249505A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sasaki
佐々木  洋
Kenji Murao
健二 村尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4249505A priority Critical patent/JPH06102703A/ja
Publication of JPH06102703A publication Critical patent/JPH06102703A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】耐湿性に優れ、繰り返し現像を行っても鮮明な
画像を与える電子写真用トナーを提供する。 【構成】帯電制御剤として化6から化10の構造のクラ
ウンエーテルを含有する静電荷現像用トナー。帯電制御
剤は無機酸か有機酸の金属塩,アンモニウム塩、或いは
一級アミン塩とコンプレックスを形成した形で用いられ
る。化10は無機酸や有機酸とコンプレックスを形成し
た形で用いられる。これら帯電制御剤を樹脂や着色剤と
共に混合・混練・粉砕後風力分級したりすることで目的
の電子写真用トナーが得られる。 【効果】耐湿性に優れ、繰り返し現像を行っても鮮明な
画像を与えることができる電子写真用トナーを提供する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザプリンタ,複写機
等の電子写真用トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ,複写機等の静電現象を
利用した画像形成方法は、米国特許第2297691 号や特公
昭42−23910 号公報等に種々の方法が記載されている。
例えば、現像剤であるトナーを感光体中に形成された静
電潜像に吸着し,次に転写物に転写させた後、定着する
というプロセスをとる。この際、かぶり等のない鮮明な
現像画像を得るにはトナーに適切な帯電性を持たせるこ
とが重要である。そこで、今までトナーに種々の帯電制
御剤を添加することで、その帯電性の適正化を図ってき
た。帯電制御剤はこれまでモノクロ画像用ではトリフェ
ニルメタン誘導体,ニグロシン,モノアゾ染料の金属塩
といった有色の化合物が、またカラー画像用ではサリチ
ル酸等のオキシカルボン酸の金属塩,種々の四級アンモ
ニウム塩,イミダゾール誘導体等無色、或いは、淡色の
化合物が用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら帯電制
御剤の幾つかは樹脂への分散性が悪いためトナーが均一
に帯電せず画像濃度が低かったり、かぶりを生じるもの
がある。また現像回数を重ねたり、温度や湿度の変化に
よって吸水したり変性することで帯電量が変化し鮮明な
現像画像を得ることができなくなるものもある。
【0004】更に、今後のカラー化に対応するためには
可視領域において極力無色のものが要求される。
【0005】今までこれらの問題を全てクリアするよう
な帯電制御剤の登場が期待されてきた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため、鋭意検討した結果、下記化6〜化10
で示されるクラウンエーテル化合物を帯電制御剤として
用いることで上記問題が解決することを見出し、本発明
に至ったものである。
【0007】
【化6】
【0008】〔R1,R2,R3,R4はそれぞれ独立に水
素,炭素数1〜6のアルキル基,ハロゲン,カルボキシ
基,ヒドロキシル基,シアノ基,スルホン酸基,炭素数
1から20のアルキル基を有するアミド基,炭素数1か
ら20のアルキル基を有するエステル基,炭素数1から
20のアルキル基を有するオキシアルキル基、nは1〜
6の整数を示す。〕
【0009】
【化7】
【0010】〔R1,R2,はそれぞれ独立に水素,炭素
数1〜6のアルキル基,ハロゲン,カルボキシ基,ヒド
ロキシル基,シアノ基,スルホン酸基,炭素数1から2
0のアルキル基を有するアミド基,炭素数1から20の
アルキル基を有するエステル基,炭素数1から20のア
ルキル基を有するオキシアルキル基、nは1〜6の整数
を示す。〕
【0011】
【化8】
【0012】〔Aは無置換か一つ以上の置換基を有する
ベンゼン環,ナフタレン環,シクロアルカン環,ピリジ
ン環,ピロール環,チオフェン環,フラン環,或いはピ
ラン環,R1,R2はそれぞれ独立に水素,炭素数1〜6
のアルキル基,ハロゲン,カルボキシ基,ヒドロキシル
基,シアノ基,スルホン酸基,炭素数1から20のアル
キル基を有するアミド基,炭素数1から20のアルキル
基を有するエステル基,炭素数1から20のアルキル基
を有するオキシアルキル基、nは1〜6の整数を示
す。〕
【0013】
【化9】
【0014】〔Aは無置換か一つ以上の置換基を有する
ベンゼン環,ナフタレン環,シクロアルカン環,ピリジ
ン環,ピロール環,チオフェン環,フラン環,或いはピ
ラン環,R1,R2はそれぞれ独立に水素,炭素数1〜6
のアルキル基,ハロゲン,カルボキシ基,ヒドロキシル
基,シアノ基,スルホン酸基,炭素数1から20のアル
キル基を有するアミド基,炭素数1から20のアルキル
基を有するエステル基,炭素数1から20のアルキル基
を有するオキシアルキル基、nは1〜6の整数を示
す。〕
【0015】
【化10】
【0016】〔nは1〜6の整数を示す。〕本発明は帯
電制御剤,或いは帯電制御剤の一部として上記クラウン
エーテル化合物を含有するトナーに関する。多くの帯電
制御剤は塩の構造である。これはトナーに大きな帯電性
を付与するには有利な構造であるが吸湿性等の上記問題
を有している。クラウンエーテル化合物は金属イオン,
アンモニウム塩、或いは一級アミン塩を包接することに
より有機酸や無機酸の塩と錯体を形成することが知られ
ている疎水性有機化合物である。また、多くのクラウン
エーテルはポリオキシエチレン構造を有するため種々の
有機化合物と極めて相溶性が高い。そのため吸湿性が高
かったり樹脂への分散性・相溶性の低い塩であっても、
これと錯体を形成することによって上記問題を解決する
ことが可能となった。金属イオンと錯体を形成し帯電を
制御しようとする例は、着色剤粒子表面にオキシエチレ
ンユニットを導入し帯電制御剤の金属イオンとコンプレ
ックスを形成させる例(特開平4−73664 号公報)があ
る。
【0017】本発明の帯電制御剤は通常クラウンエーテ
ルと有機酸か無機酸の金属塩,アンモニウム塩、或いは
アミン塩等とのコンプレックスの形で用いられる。しか
し化10の構造の場合はクラウンエーテル中の窒素原子
が塩基性のため、有機酸か無機酸を作用させた場合四級
化し自らが塩の構造をとるので、ほかの塩とコンプレッ
クスを形成する必要がない。但し、その場合は酸ユニッ
トがクラウンエーテルとコンプレックスを形成する。ま
た一般に二価の金属に対してクラウンエーテルはコンプ
レックスを形成しにくいが、化10の化合物は三環構造
になっているのでコンプレックスを形成しやすい。
【0018】化6,化8および9の化合物は一般にnが
小さいほど原料が安価である。またnが2の化合物の収
率が一番高い傾向がある。
【0019】化7と化10の化合物はオキシエチレン部
分の繰り返しが奇数のものより偶数のものの方が合成が
容易である。
【0020】化6から化10の化合物の樹脂への相溶性
はnが大きいほど高い。またR1 からR4 になるべく長
いアルキル基を導入した方が相溶性が高い。
【0021】クラウンエーテルとコンプレックスを形成
する塩のうち酸ユニットとしては次のようなものがあげ
られるが,ここに示すものに限定するということではな
い。F-,Cl-,Br-,I-,NO3 -,SO4 2-,PO4
3-,R−CO2 -,(但しRはアルキル基,或いは芳香環
で置換基の有無は限定しない),R(CO2 -)2(但しR
はアルキル基,或いは芳香環で置換基の有無は限定しな
い),R−SO3 -(但しRは芳香環で置換基の有無は限
定しない),R(SO3 -)2(但しRは芳香環で置換基の
有無は限定しない),R−O-(但しRはアルキル基,或
いは芳香環で置換基の有無は限定しない),(C65
4-,(FC644-,((CF32(CH3O)C
634-等。
【0022】この中では無機の酸ユニットに比べて有機
の酸ユニットの方が樹脂との相溶性が高い。更に、その
中でもRが炭素数6以上のアルキル基の酸ユニットを用
いた塩は樹脂との相溶性が極めて高くなるので望まし
い。
【0023】また、クラウンエーテルとコンプレックス
を形成する塩のうち、塩基ユニットとしては次のような
ものがあげられるが、ここに示すものに限定するという
ことではない。
【0024】
【数1】
【0025】塩基ユニットの場合も無機のものに比べて
有機のものの方が樹脂との相溶性が高い。更にその中で
もRが炭素数6以上のアルキル基の酸ユニットを用いた
塩は樹脂との相溶性が極めて高くなるので望ましい。
【0026】更に酸,塩基両ユニットともRが芳香環の
場合はアルキル基の場合に比べてクラウンエーテルとコ
ンプレックスを形成した際の融点が約30〜150℃上
昇するという特徴があるので、対イオンユニットの種
類、及びクラウンエーテルとの組合せによって適切な融
点を設定することが可能と考えられる。
【0027】添加量は用いる装置によって要求される帯
電量が異なるため一概には決められない。しかし相溶性
が高いのでほとんどの樹脂の場合、その樹脂100重量
部に対し1から20重量部程度は十分添加可能と考えら
れる。
【0028】本発明に使用される樹脂には、通常のトナ
ー用樹脂が用いられる。例えば、ポリスチレン,ポリメ
タクリル酸アルキルエステル,スチレン−メタクリル酸
アルキルエステルの共重合物,スチレン−アクリル酸ア
ルキルエステルの共重合物,スチレン−アクリロニトリ
ルの共重合物,スチレン−ブタジエンの共重合物,メタ
クリル酸アルキルエステル−メタクリル酸アルキルエス
テルの共重合物,ポリエステル,エポキシ樹脂等があげ
られる。
【0029】本発明に使用される着色剤は通常のトナー
用着色剤が用いられる。例えば、カーボンブラック,ト
リアリルメタン誘導体,フタリド誘導体,ベンゾイルロ
イコメチレンブルー誘導体等があげられる。
【0030】本発明のトナーはキャリアを用いた二成分
方式だけでなく一成分方式にも用いることができる。そ
の場合は帯電量が不足する恐れがあるので添加する帯電
制御剤の種類を帯電効果の大きいものに代えたり、添加
量を増やす等の方法により解決できる。樹脂,着色剤,
帯電制御剤以外に保存安定性や色調安定性等を向上させ
るための添加剤を加えることは特に制限を受けない。ト
ナーの粒子径は小粒径の方がドットを小さくできる。し
かし、分布が大きいと帯電性の差が大きくなるため、な
るべく均一な粒子径が望ましい。
【0031】
【作用】従来の塩構造の帯電制御剤の多くはその構造中
に陽イオンユニットと陰イオンユニットしかないため吸
湿しやすいという問題があった。また、イオンユニット
に疎水性の残基を導入した場合その帯電制御能力が低下
する傾向もあった。それらに比べ本発明の帯電制御剤は
それらの塩とクラウンエーテル化合物がコンプレックス
を形成することにより帯電制御能力をほとんど落さず吸
湿性を下げることが可能になったと考えられる。
【0032】
【実施例】本発明を実施例により詳細に説明する。
【0033】〈実施例1〉化6の化合物群のうちR1
2=R3=R4=H,n=1の化合物1重量部をジクロ
ルメタン100重量部に溶かし、これと安息香酸リチウ
ム1重量部を水100重量部に溶かした液を分液ロートに
入れ撹拌後水層を除き、ジクロルメタン層を揮発させる
ことによりクラウンエーテルと安息香酸リチウムのコン
プレックスを得た。
【0034】次に、このコンプレックス5重量部とスチ
レン−n−ブチルメタクリレート樹脂100重量部、及
びカーボンブラック5重量部をボールミルで混合し15
0℃で加熱混練する。カッターミル及びジェットミルで
粉砕後風力分級し平均粒径10μmの微粉末を得た。こ
の微粉末1重量部と平均粒径60μmのキャリア粒子1
5重量部を混ぜ、二成分現像剤を得た。
【0035】上述の二成分現像剤を入れたホルダーを二
つ作成後、一つを気温20℃・湿度60%の条件下に、
もう一つを気温35℃・湿度85%の条件下に24時間
放置後リコー製複写機イマジオ420にセットし、画像
の鮮明さを目視で評価しながら繰り返し現像試験を行っ
た。現像開始後一万枚目の画像を目視で評価したとこ
ろ、気温20℃・湿度60%の条件下においたものも気
温35℃・湿度85%の条件下においたものも画像濃度
がほとんど変化せず鮮明で、かぶりもほとんどなかっ
た。
【0036】〈比較例1〉実施例1のクラウンエーテル
と安息香酸リチウムのコンプレックスの代わりに四級ア
ンモニウム塩P−51(オリエント化学製)5重量部を
用い、以下実施例1と同様にして二成分現像剤を調製
し、異なる環境下に放置後繰り返し現像試験を行った。
現像開始後一千枚目の画像を目視で評価したところ、気
温20℃・湿度60%の条件下においたものは画像濃度
がほとんど変化せず鮮明であった。しかし、気温35℃
・湿度85%の条件下においたものは画像がかすれて不
鮮明で、かぶりもひどくこの試験は途中で中断した。
【0037】〈実施例2〉実施例1のクラウンエーテル
の代わりに化6の化合物群のうちR1=R2=R3=R4
H ,n=2の化合物1重量部を、また安息香酸リチウ
ムの代わりに安息香酸ナトリウム1重量部を用い、以下
実施例1と同様の方法で二成分現像剤を調製し異なる環
境下に放置後繰り返し現像試験を行った。その結果実施
例1と同様に、現像開始後一万枚目の画像は気温20℃
・湿度60%の条件下においたものも気温35℃・湿度
85%の条件下においたものも画像濃度がほとんど変化
せず鮮明で、かぶりもほとんどなかった。
【0038】〈実施例3〉実施例1のクラウンエーテル
の代わりに化6の化合物群のうちR1=R2=R3=R4
H ,n=3の化合物1重量部を、また安息香酸リチウ
ムの代わりに安息香酸カリウム1重量部を用い、以下実
施例1と同様の方法で二成分現像剤を調製し異なる環境
下に放置後繰り返し現像試験を行った。その結果実施例
1と同様に、現像開始後一万枚目の画像は気温20℃・
湿度60%の条件下においたものも気温35℃・湿度8
5%の条件下においたものも画像濃度がほとんど変化せ
ず鮮明で、かぶりもほとんどなかった。
【0039】〈実施例4〉実施例1のクラウンエーテル
の代わりに化6の化合物群のうちR1=R3=R4=H,
2=CH3,n=2の化合物1重量部を、また安息香酸
リチウムの代わりに安息香酸ナトリウム1重量部を用
い、以下実施例1と同様の方法で二成分現像剤を調製し
異なる環境下に放置後繰り返し現像試験を行った。その
結果実施例1と同様に、現像開始後一万枚目の画像は気
温20℃・湿度60%の条件下においたものも気温35
℃・湿度85%の条件下においたものも画像濃度がほと
んど変化せず鮮明で、かぶりもほとんどなかった。
【0040】〈実施例5〉実施例1のクラウンエーテル
の代わりに化7の化合物群のうちR1=R2=R3=R4
H ,n=2の化合物1重量部を、また安息香酸リチウ
ムの代わりに安息香酸ナトリウム1重量部を用い、以下
実施例1と同様の方法で二成分現像剤を調製し異なる環
境下に放置後繰り返し現像試験を行った。その結果実施
例1と同様に、現像開始後一万枚目の画像は気温20℃
・湿度60%の条件下においたものも気温35℃・湿度
85%の条件下においたものも画像濃度がほとんど変化
せず鮮明で、かぶりもほとんどなかった。
【0041】〈実施例6〉実施例1のクラウンエーテル
の代わりに(化8)の化合物群のうちR1=R2=R3
4=H,n=2の化合物1重量部を、また安息香酸リ
チウムの代わりに安息香酸ナトリウム1重量部を用い、
以下、実施例1と同様の方法で二成分現像剤を調製し異
なる環境下に放置後繰り返し現像試験を行った。その結
果、実施例1と同様に、現像開始後一万枚目の画像は気
温20℃・湿度60%の条件下においたものも気温35
℃・湿度85%の条件下においたものも画像濃度がほと
んど変化せず鮮明で、かぶりもほとんどなかった。
【0042】〈実施例7〉実施例1のクラウンエーテル
の代わりに(化9)の化合物群のうちR1=R2=R3
4=H,n=2の化合物1重量部を、また安息香酸リ
チウムの代わりに安息香酸ナトリウム1重量部を用い、
以下実施例1と同様の方法で二成分現像剤を調製し異な
る環境下に放置後繰り返して現像試験を行った。その結
果実施例1と同様に、現像開始後一万枚目の画像は気温
20℃・湿度60%の条件下においたものも気温35℃
・湿度85%の条件下においたものも画像濃度がほとん
ど変化せず鮮明で、かぶりもほとんどなかった。
【0043】〈実施例8〉実施例1のクラウンエーテル
の代わりに化10の化合物群のうちR1=R2=R3=R4
=H,n=2の化合物1重量部を、また、安息香酸リチ
ウムの代わりに安息香酸ナトリウム1重量部を用い、以
下、実施例1と同様の方法で二成分現像剤を調製し、異
なる環境下に放置後繰り返し現像試験を行った。その結
果、実施例1と同様に、現像開始後一万枚目の画像は気
温20℃・湿度60%の条件下においたものも気温35
℃・湿度85%の条件下においたものも画像濃度がほと
んど変化せず鮮明で、かぶりもほとんどなかった。
【0044】
【発明の効果】本発明のクラウンエーテルを含む現像剤
は耐湿性に優れ、繰り返し現像を行っても鮮明な画像を
与えることが可能である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 【化1】 〔R1,R2,R3,R4はそれぞれ独立に水素,炭素数1
    〜6のアルキル基,ハロゲン,カルボキシ基,ヒドロキ
    シル基,シアノ基,スルホン酸基,炭素数1から20の
    アルキル基を有するアミド基,炭素数1から20のアル
    キル基を有するエステル基,炭素数1から20のアルキ
    ル基を有するオキシアルキル基、nは1〜6の整数を示
    す。〕で示されるクラウンエーテル化合物類を少なくと
    も一種類含有することを特徴とする電子写真用トナー。
  2. 【請求項2】 【化2】 〔R1,R2,はそれぞれ独立に水素,炭素数1〜6のア
    ルキル基,ハロゲン,カルボキシ基,ヒドロキシル基,
    シアノ基,スルホン酸基,炭素数1から20のアルキル
    基を有するアミド基,炭素数1から20のアルキル基を
    有するエステル基,炭素数1から20のアルキル基を有
    するオキシアルキル基、nは1〜6の整数を示す。〕で
    示されるクラウンエーテル化合物類を少なくとも一種類
    含有することを特徴とする電子写真用トナー。
  3. 【請求項3】 【化3】 〔Aは無置換か一つ以上の置換基を有するベンゼン環,
    ナフタレン環,シクロアルカン環,ピリジン環,ピロー
    ル環,チオフェン環,フラン環,或いはピラン環,
    1,R2はそれぞれ独立に水素,炭素数1〜6のアルキ
    ル基,ハロゲン,カルボキシ基,ヒドロキシル基,シア
    ノ基,スルホン酸基,炭素数1から20のアルキル基を
    有するアミド基,炭素数1から20のアルキル基を有す
    るエステル基,炭素数1から20のアルキル基を有する
    オキシアルキル基、nは1〜6の整数を示す。〕で示さ
    れるクラウンエーテル化合物類を少なくとも一種類含有
    することを特徴とする電子写真用トナー。
  4. 【請求項4】 【化4】 〔Aは無置換か一つ以上の置換基を有するベンゼン環,
    ナフタレン環,シクロアルカン環,ピリジン環,ピロー
    ル環,チオフェン環,フラン環,或いはピラン環,
    1,R2はそれぞれ独立に水素,炭素数1〜6のアルキ
    ル基,ハロゲン,カルボキシ基,ヒドロキシル基,シア
    ノ基,スルホン酸基,炭素数1から20のアルキル基を
    有するアミド基,炭素数1から20のアルキル基を有す
    るエステル基,炭素数1から20のアルキル基を有する
    オキシアルキル基、nは1〜6の整数を示す。〕で示さ
    れるクラウンエーテル化合物類を少なくとも一種類含有
    することを特徴とする電子写真用トナー。
  5. 【請求項5】 【化5】 〔nは1〜6の整数を示す。〕で示されるクラウンエー
    テル化合物類を少なくとも一種類含有することを特徴と
    する電子写真用トナー。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3,4または5において、
    前記クラウンエーテル化合物類が有機酸の金属塩かアン
    モニウム塩か一級アミン塩,或いは無機酸の金属塩かア
    ンモニウム塩か一級アミン塩と錯体を形成している電子
    写真用トナー。
JP4249505A 1992-09-18 1992-09-18 電子写真用トナー Pending JPH06102703A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4249505A JPH06102703A (ja) 1992-09-18 1992-09-18 電子写真用トナー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4249505A JPH06102703A (ja) 1992-09-18 1992-09-18 電子写真用トナー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06102703A true JPH06102703A (ja) 1994-04-15

Family

ID=17193968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4249505A Pending JPH06102703A (ja) 1992-09-18 1992-09-18 電子写真用トナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06102703A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0722125A1 (en) * 1994-11-28 1996-07-17 Hewlett-Packard Company Complexing charge director containing liquid toners
KR100865291B1 (ko) * 2006-02-20 2008-10-27 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 정전하상 현상용 토너, 정전하상 현상용 토너의 제조 방법,정전하상 현상용 현상제 및 화상 형성 방법
JP2011197671A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Xerox Corp コートされたキャリア
US8227159B1 (en) * 2011-02-24 2012-07-24 Xerox Corporation Toner compositions and processes
US8722292B2 (en) * 2007-07-03 2014-05-13 Fuji Xerox Co., Ltd. Electrostatic image developing toner, invisible information toner, electrostatic image developer, process cartridge and image formation apparatus

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0722125A1 (en) * 1994-11-28 1996-07-17 Hewlett-Packard Company Complexing charge director containing liquid toners
KR100865291B1 (ko) * 2006-02-20 2008-10-27 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 정전하상 현상용 토너, 정전하상 현상용 토너의 제조 방법,정전하상 현상용 현상제 및 화상 형성 방법
US8722292B2 (en) * 2007-07-03 2014-05-13 Fuji Xerox Co., Ltd. Electrostatic image developing toner, invisible information toner, electrostatic image developer, process cartridge and image formation apparatus
JP2011197671A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Xerox Corp コートされたキャリア
US8227159B1 (en) * 2011-02-24 2012-07-24 Xerox Corporation Toner compositions and processes
JP2012177915A (ja) * 2011-02-24 2012-09-13 Xerox Corp トナー組成物およびプロセス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4840864A (en) New electrostatographic toners and developers containing new charge-control agents
US4323634A (en) Electrographic toner and developer composition containing quaternary ammonium salt charge control agent
US4079014A (en) Electrographic toner and developer composition containing a 4-aza-1-azoniabicyclo(2.2.2) octane salt as a charge control agent
JPH037944B2 (ja)
JPH03118555A (ja) 帯電促進添加剤を含有するトナー及び現像剤組成物
JPH0416109B2 (ja)
JPH0766204B2 (ja) 電子写真用トナー
US4812381A (en) Electrostatographic toners and developers containing new charge-control agents
JP3158713B2 (ja) 電子写真用トナー
US4789614A (en) Toners and developers containing benzyldimethylalkylammonium charge-control agents
US4834921A (en) Quaternary ammonium salts
JPH0154694B2 (ja)
JPH06102703A (ja) 電子写真用トナー
US4851561A (en) Quaternary ammonium salts
US4812380A (en) Electrostatographic toners and developers containing new charge-control agents
US4803017A (en) Quaternary ammonium salts
US5075190A (en) Toners and developers containing N-substituted pyridinium salts as charge control agents
US4812378A (en) Electrostatographic toners and developers containing charge-control agents
US4806284A (en) New quaternary ammonium salts
EP0560080B1 (en) Electrophotographic toner
US4806283A (en) Quaternary ammonium salts
EP0615168B1 (en) Electrostatic image developing toner
US4812382A (en) Electrostatographic toners and developers containing new charge-control agents
JPH09171270A (ja) 電子写真用トナー及び現像剤
KR100419765B1 (ko) 정전상현상토너