JP2012177529A - スタッドと、その取付方法 - Google Patents

スタッドと、その取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012177529A
JP2012177529A JP2011041724A JP2011041724A JP2012177529A JP 2012177529 A JP2012177529 A JP 2012177529A JP 2011041724 A JP2011041724 A JP 2011041724A JP 2011041724 A JP2011041724 A JP 2011041724A JP 2012177529 A JP2012177529 A JP 2012177529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stud
iron skin
hole
washer
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011041724A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5709581B2 (ja
Inventor
Makio Ishihara
満喜雄 石原
Katsutoshi Sakakidani
勝利 榊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
Priority to JP2011041724A priority Critical patent/JP5709581B2/ja
Publication of JP2012177529A publication Critical patent/JP2012177529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5709581B2 publication Critical patent/JP5709581B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Abstract

【課題】高温の溶融金属用容器の耐火物の損傷部を吹付補修する際に用いられ、鉄皮にあけた孔に外側より挿入して取付けられるスタッドにおいて、構造が簡素で取付けが容易なスタッドを提供する。
【解決手段】スタッド1を鉄皮2の肉厚及びワッシャー4の厚みよりも長い基部1aと、該基部1aと鈍角θをなして斜めに屈折する先端部1bと、該先端部1bと同じ向きをなして基部端よりL形に屈折し、後述するワッシャー4の半径よりも短い取付部1cより形成し、鉄皮2にあけた孔3に外側より向きを変えながら押込んで挿入する。挿入後は別のスタッド1´を前記スタッド1を通した孔6の隙間より前記スタッド1と同様、向きを変えながら押込んだのち、鉄皮2より容器内に突出する両スタッド1、1´を向い合わせにし、左右対称形をなしてY状に組付ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、転炉、取鍋その他溶融金属を入れる容器並びに高温窯炉等に内張りされる耐火物の構築、好適には耐火物の損傷部を吹付補修する際に用いるスタッドと、該スタッドの取付方法に関する。
スタッドは、耐火物を保持し、剥落を防止するために用いられ、鋼製で、通常Y形、V形等をなして鉄皮に溶接にて取付けられ、スタッド取付後、型枠との間に不定形耐火物が流し込まれる。
耐火物の損傷部を吹付補修する場合においても、損傷部の鉄皮にスタッドを取付けたのち不定形耐火物が吹き付けられ、スタッドの溶接による取付作業は、容器内で行われる。
鉄皮に孔をあけ、該孔を通してスタッドを容器外部から挿入して取付ける工法も知られ、特許文献1には、先端部を紐により結束したスタッドを鉄皮にあけた孔より容器内に挿入し、紐が熱により焼失すると、スタッド先端部が拡開するようにしたもの、特許文献2には、先端部が拡開可能な金属製筒体と、該筒体に挿入したボルトと、筒体より突出するボルト端に捩じ込まれる楔体よりなり、鉄皮にあけた孔に挿入後、ボルトを回動操作して楔体を筒体先端部に押し込んで拡開するスタッドが開示されている。
特開昭61−72991号 特公昭61−10753号
前記特許文献1及び2に開示されるスタッドは、容器外部から取外作業が行えるため、溶融金属注出後、容器が十分に冷却されず、高温に維持された状態であっても、取付作業が行えること、スタッドは鉄皮にあけた孔に挿入後、先端部が拡開するようになっているため、鉄皮にあける孔を小径にすることができること等の利点を有するが、構造が概して 複雑で、紐により結束したり、ボルトの捩じ込み作業等が必要である。
本発明は、上記の利点を損なうことなく、構造が簡単で、取付作業が容易なスタッドと、該スタッドの取付方法を提供することを目的とする。
請求項1に係わる発明は、溶融金属用容器に内張りされる耐火物の構築、或いは耐火物の損傷部を補修する際に用いるスタッドであって、容器外側の鉄皮にあけた孔に通すことが可能で、該孔に通される先端部が屈曲ないし屈折する剛体のロッドよりなることを特徴とする。
請求項2に係わる発明は、請求項1に係わる発明のスタッドを先端部より鉄皮にあけた孔に向きを変えながら押し込んで通したのち、鉄皮側のスタッド基部を鉄皮又は該鉄皮に当てられ、かつスタッド基部が通されるワッシャーに溶接にて固着することを特徴とし、
請求項3に係わる発明は、請求項1に係わる発明のスタッドを先端部より鉄皮にあけた孔に通したのち、別の1又は複数のスタッドを前記孔に1つずつ向きを変えながら押し込んで通し、同じ孔に複数のスタッドを通して組み付けたのち、各スタッドの鉄皮側の基部をそれぞれ鉄皮又は該鉄皮に当てられ、かつ各スタッド基部が通されるワッシャーに溶接にて固着することを特徴とする。
本発明のスタッドは、鉄皮にあけた孔を通して容器外部から取付作業が行え、高温容器の耐火物の損傷部を補修作業するのに適すること、鉄皮にあけられる孔は先端部が屈曲ないし屈折するスタッドが向きを変えながら通すことができる程度の大きさであればよく、比較的小径にできること、スタッドは先端部が屈曲ないし屈折する剛体の単体のロッドよりなり、構成が簡単で、取付作業も鉄皮にあけた孔に向きを変えながら挿入することができ、挿入後は鉄皮に溶接するだけでよいから、作業が容易であること等の効果を奏する。
本発明に係わるスタッドの平面図。 図1に示すスタッドを鉄皮にあけた孔に挿入するときの態様を示す図。 挿入後の状態を示す図。 一対のスタッドをY状に組付けた状態を示す図。
以下、本発明の実施形態のスタッドについて図面により説明する。
図1に示すスタッド1は、後述する鉄皮2の肉厚及びワッシャー4の厚みよりも長い基部1aと、該基部1aと鈍角θをなして斜めに屈折する先端部1bと、該先端部1bと同じ向きをなして基部端よりL形に屈折し、後述するワッシャー4の半径よりも短い取付部1cよりなり、全体が鋼製の剛体をなすロッドより構成されている。
図2は、図1に示すスタッド1を溶融金属を入れる容器の鉄皮2にあけた孔3に通すときの態様を示すもので、孔3の周りの鉄皮外側にワッシャー4を当てがったのち、取付部1cを掴んでスタッド1を先端部1bから孔3に挿入する。挿入時、スタッド1の屈折部や孔縁で支えると、その状態のままスタッド1の向きを変えながら押し込む。図3は挿入後の状態を示す。
図4は、鉄皮2に形成される孔6の内径を前記孔3より若干大きめに形成してスタッド1を通し、ついで別のスタッド1´を前記スタッド1を通した孔6の隙間より前記スタッド1と同様、向きを変えながら押込んだのち、鉄皮2より突出する両スタッド1、1´を向い合わせに左右対称形をなしてY状に組付けた状態を示すもので、スタッドを鉄皮2に図3或いは図4に示す状態に組付けたのち、取付部1cがワッシャー4に溶接にて固着される。
前記実施形態のスタッド1、1´は、基部1aと先端部1bが鈍角θで屈折しているが、角θは直角であっても鋭角であってもよい。角θは小さくなる程、孔3、6で支えないようにするために孔3、6の径は大きくする必要がある。
前記実施形態のスタッド1、1´は、取付部1cを備えているが、取付部1cを省いてもよい。この場合、基部端がワッシャー4に溶接される。
前記実施形態ではまた、ワッシャー4が鉄皮2に当てがわれ、スタッド1、1´を通した孔3の隙間を塞ぐことができるようになっているが、ワッシャー4は省いてもよい。この場合、取付部1cは、鉄皮2に溶接にて固着される。
図4に示す実施形態では、一対のスタッド1、1´が左右対象形に組み付けられているが、別の実施形態では三個のスタッドが鉄皮2に形成される孔6に一つずつ順に押込められ、押込後、先端部が三又状に組付けられる。四個以上のスタッドを孔6に押込んで組付けることも可能である。
前述するスタッド1、1´は、鉄皮2の内側に耐火物を構築する際、或いは耐火物が損傷した箇所の鉄皮に取付けられ、前者の場合、スタッド1、1´を鉄皮2に固着後、容器内に型枠が構築され、型枠との間に不定形耐火物が流し込まれる。図4は構築後の不定形耐火物7を示す。また耐火物の補修を行う後者の場合、スタッド取付後、不定形耐火物が吹付けられる。
1、1´・・スタッド
1a・・基部
1b・・先端部
1c・・取付部
2・・鉄皮
3、6・・孔
4・・ワッシャー
7・・不定形耐火物

Claims (3)

  1. 溶融金属用容器に内張りされる耐火物の構築、或いは耐火物の損傷部を補修する際に用いるスタッドであって、容器外側の鉄皮にあけた孔に通すことが可能で、該孔に通される先端部が屈曲ないし屈折する剛体のロッドよりなることを特徴とするスタッド。
  2. 請求項1記載のスタッドを先端部より鉄皮にあけた孔に向きを変えながら押し込んで通したのち、鉄皮側のスタッド基部を鉄皮又は該鉄皮に当てられ、かつスタッド基部が通されるワッシャーに溶接にて固着することを特徴とする請求項1記載の取付方法。
  3. 請求項1記載のスタッドを鉄皮にあけた孔に通したのち、別の1又は複数のスタッドを前記孔に1つずつ向きを変えながら押し込んで通し、同じ孔に複数のスタッドを通して組み付けたのち、各スタッドの鉄皮側の基部をそれぞれ鉄皮又は該鉄皮に当てられ、かつ各スタッド基部が通れるワッシャーに溶接にて固着することを特徴とする請求項1記載の取付方法。
JP2011041724A 2011-02-28 2011-02-28 スタッドと、その取付方法 Active JP5709581B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011041724A JP5709581B2 (ja) 2011-02-28 2011-02-28 スタッドと、その取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011041724A JP5709581B2 (ja) 2011-02-28 2011-02-28 スタッドと、その取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012177529A true JP2012177529A (ja) 2012-09-13
JP5709581B2 JP5709581B2 (ja) 2015-04-30

Family

ID=46979473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011041724A Active JP5709581B2 (ja) 2011-02-28 2011-02-28 スタッドと、その取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5709581B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102283578B1 (ko) * 2021-01-25 2021-07-28 가상열 강관거더

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911300U (ja) * 1982-07-15 1984-01-24 品川白煉瓦株式会社 炉壁補修用屈曲スタツド
JPS5912996U (ja) * 1982-07-15 1984-01-26 品川白煉瓦株式会社 炉壁補修用スタツド管
JP2004092983A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Terada Sangyo Co Ltd 裏打ち材の脱落防止工法及び該工法に使用するアンカー

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911300U (ja) * 1982-07-15 1984-01-24 品川白煉瓦株式会社 炉壁補修用屈曲スタツド
JPS5912996U (ja) * 1982-07-15 1984-01-26 品川白煉瓦株式会社 炉壁補修用スタツド管
JP2004092983A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Terada Sangyo Co Ltd 裏打ち材の脱落防止工法及び該工法に使用するアンカー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102283578B1 (ko) * 2021-01-25 2021-07-28 가상열 강관거더

Also Published As

Publication number Publication date
JP5709581B2 (ja) 2015-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ATE403515T1 (de) Reparaturverfahren für superlegierungen und inserts
JP2008116150A (ja) ボイラ水壁用パネル
US10155264B2 (en) Water-communicating mechanism
JP2006037223A (ja) 冷却プレート
JP5709581B2 (ja) スタッドと、その取付方法
JP2015528538A (ja) ピストン用鋳型
CN104259406A (zh) 排气管砂芯撑
KR20130018224A (ko) 초경 공구 및 경질 팁의 고정방법
US20150211795A1 (en) Cooling element for a melting furnace
JP6185361B2 (ja) コークス炉保護板の取り付け調整構造及び取り付け調整方法
JP5466242B2 (ja) 再利用できる鋳造要素
JP2016186375A (ja) 耐火層保持部材
JP5599492B1 (ja) スタッドボルト接続部材及び工業炉の内面改修方法
DE50109047D1 (de) Schweissbolzen und Verfahren zu seiner Herstellung
JP2006124963A (ja) スリーブ式鉄筋継手構造
KR200419882Y1 (ko) 화장로용 관받침대
JPH0394008A (ja) 新設用高炉のステーブクーラ
JP2001091164A (ja) 耐火物のパネル施工方法
KR200450698Y1 (ko) 래들로 천정의 캐스팅 작업용 지그
JP2008014100A (ja) コンクリートスラブ軌道部材
JP2006102750A (ja) ケレン及びそのケレンの中子に対する装着構造
JP4972414B2 (ja) コンクリート部材の結合装置
JP2016194130A (ja) ステーブクーラーの変形矯正方法
KR20080072114A (ko) 그라운드 앵커의 정착체용 웨지 블록
JP2009520317A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5709581

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350