JP2012177235A - 洗浄タンク装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】洗浄タンク装置Aは、底部に排水口11が設けられた洗浄タンク10と、洗浄タンク10内に設けられて排水口11を開閉する弁体13と、弁体13と一体的に昇降する昇降部材14と、昇降部材14の上昇に伴って貯留水を流入させるともに昇降部材14の下降に伴って貯留水を流出させる貯水部15と、貯水部15内への貯留水の流入量よりも貯水部15からの貯留水の流出量を少なくする流量制御手段16と、昇降部材14と一体的に上昇可能であり、洗浄タンク10内の洗浄水から浮力を受けるフロート17とを備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、所定量の洗浄水が排出し終わる前に排水口が閉塞されるのを防止することを目的とする。
排水口が弁体で閉塞された状態で、昇降部材が持ち上げられると、弁体の上昇により排水口が開放されて洗浄タンク内の洗浄水が排出されるとともに、昇降部材がフロートと一体的に上昇するのに伴って貯水部内に貯留水が流入する。このとき、フロートは洗浄水からの浮力を受けているので、昇降部材と弁体は所定高さまで確実に上昇し、貯水部内には、所定量の貯留水が確実に貯留される。したがって、貯留水の流出及び昇降部材と弁体の下降が開始した後は、所定の遅延時間が経過するまでは、弁体が排水口を閉塞することはない。
昇降部材と弁体が上昇するときには逆止弁が開弁するので、上昇速度が速く、昇降部材と弁体は確実に所定高さに到達することができる。
流量制御手段が、昇降部材を介して弁体及びフロートと一体化されているので、これらの部材を他の部材に組み付ける際の作業が容易である。
開度調節部材によって連通孔の開口面積を増減することにより、貯留水の流出量が増減するので、昇降部材と弁体の下降速度を調節することができる。
開度調節部材が逆止弁の構成部材を兼ねているので、部品点数を少なくすることができる。
昇降部材と弁体は、昇降する際にスライダとガイド部材との嵌合によって、傾きを規制される。これにより、弁体は、排水口を正しい姿勢で閉塞することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1〜図10を参照して説明する。本実施形態1の洗浄タンク装置Aは、図1,2,3,5に示すように、便鉢(図示省略)に供給するための洗浄水を貯留する洗浄タンク10と、洗浄タンク10の底部に設けられた排水口11と、排水口11の開閉動作を制御するアウトレットバルブ12とを備えている。アウトレットバルブ12は、洗浄タンク10内に設けられて排水口11を開閉する弁体13と、弁体13と一体的に昇降する昇降部材14と、昇降部材14の上昇に伴って洗浄水(本発明の構成要件である貯留水)を流入させるともに、昇降部材14の下降に伴って洗浄水を流出させる貯水部15と、貯水部15内への洗浄水の流入量よりも貯水部15からの洗浄水の流出量を少なくする流量制御手段16と、昇降部材14と一体的に上昇可能であって洗浄タンク10内の洗浄水から浮力を受けるフロート17とを備えている。
次に、本発明を具体化した実施形態2を図11〜図13を参照して説明する。本実施形態2の洗浄タンク装置Bは、便鉢(図示省略)に供給するための洗浄水を貯留する洗浄タンク50と、洗浄タンク50の底部に設けられた排水口51と、排水口51の開閉動作を制御するアウトレットバルブ52とを備えている。アウトレットバルブ52は、洗浄タンク50内に設けられて排水口51を開閉する弁体53と、弁体53と一体的に昇降する昇降部材54と、昇降部材54の上昇に伴って洗浄タンク50内の洗浄水(本発明の構成要件である貯留水)を流入させるともに昇降部材54の下降に伴って洗浄水を流出させる貯水部55と、貯水部55内への洗浄水の流入量よりも貯水部55からの洗浄水の流出量を少なくする流量制御手段56と、昇降部材54と一体的に上昇可能であって洗浄タンク50内の洗浄水から浮力を受けるフロート57とを備えている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1,2では、昇降部材と弁体を相対変位不能な形態に組み付けたが、昇降部材と弁体は鎖等の可撓性を有する連結部材を介して連結してもよい。
(2)上記実施形態1,2では、昇降部材とフロートを相対変位不能な形態に組み付けたが、昇降部材とフロートは鎖等の可撓性を有する連結部材を介して連結してもよい。
(3)上記実施形態1,2では、洗浄タンクに昇降不能に固定して設けたピストンに、昇降部材のシリンダ部を外嵌させる形態としたが、洗浄タンクに昇降不能に固定して設けたシリンダ内に、昇降部材のピストン部を内嵌させる形態としてもよい。
(5)上記実施形態1では、開度調節部材が逆止弁の構成部材を兼ねるようにしたが、開度調節部材は、逆止弁を構成しない専用の部材でもよい。
(6)実施形態1の、流量制御手段として連通孔の開口面積を開度調節部材で調節する構成は、実施形態2に適用してもよい。
(7)上記実施形態1では、オーバーフロー管をガイド部材として利用したが、オーバーフロー管とは別に専用のガイド部材を設けてもよい。
(8)上記実施形態1では、弁体の姿勢の傾きを防止するためのガイド部材を設けたが、このようなガイド部材を設けない形態としてもよい。
(9)実施形態1の弁体の傾き防止手段(ガイド部材とスライダ)は、実施形態2に適用することができる。
(10)上記実施形態2では、洗浄タンク内の洗浄水を貯水部内に流入させるようにしたが、上水から供給される水を、洗浄タンクを介さずに、直接、貯水部内に流入させてもよい。この場合、貯水部から流出させた貯留水は、便鉢へ供給すればよい。
10…洗浄タンク
11…排水口
13…弁体
14…昇降部材
15…貯水部
16…流量制御手段
17…フロート
24…オーバーフロー管(ガイド部材)
31…スライダ
32…逆止弁
33…連通孔
34…開度調節部材
37…弁口
44…切欠部
B…洗浄タンク装置
50…洗浄タンク
51…排水口
53…弁体
54…昇降部材
55…貯水部
56…流量制御手段
57…フロート
69…逆止弁
70…連通孔
Claims (6)
- 洗浄水を貯留する洗浄タンクと、
前記洗浄タンクの底部に設けられた排水口と、
前記洗浄タンク内に設けられ、前記排水口を開閉する弁体と、
前記弁体と一体的に昇降する昇降部材と、
前記昇降部材の上昇に伴って貯留水を流入させるともに、前記昇降部材の下降に伴って貯留水を流出させる貯水部と、
前記貯水部内への貯留水の流入量よりも前記貯水部からの貯留水の流出量を少なくする流量制御手段と、
前記昇降部材と一体的に上昇可能であり、前記洗浄タンク内の洗浄水から浮力を受けるフロートとを備えていることを特徴とする洗浄タンク装置。 - 前記流量制御手段は、貯留水の前記貯水部への流入を許容し、且つ前記貯水部からの貯留水の流出を規制する逆止弁を備えていることを特徴とする請求項1記載の洗浄タンク装置。
- 前記流量制御手段が前記昇降部材に一体的に組み付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の洗浄タンク装置。
- 前記流量制御手段は、前記貯水部内の貯留水を流出させる連通孔と、前記連通孔の開口面積を増減させる開度調節部材とを備えて構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の洗浄タンク装置。
- 前記開度調節部材は、前記連通孔が貫通して形成されている円筒形の壁部内に回転可能に取り付けられ、
前記開度調節部材には、前記開度調節手段の外周面に開口するとともに前記貯水部内に連通した形態の切欠部と、前記流量制御手段を構成する逆止弁の弁口とが形成され、
前記開度調節部材の周方向における位置を変えて前記切欠部と前記連通孔との対向面積を変化させることで、前記連通孔の開口面積が調節されるようになっていることを特徴とする請求項4記載の洗浄タンク装置。 - 前記洗浄タンク内には、上下方向に延びるガイド部材が設けられ、
前記弁体が、前記昇降部材に対して相対変位を規制された状態に組み付けられており、
前記昇降部材には、前記ガイド部材に対して相対的に上下動可能に嵌合されるスライダが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の洗浄タンク装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103352499A (zh) * | 2013-07-18 | 2013-10-16 | 厦门立业卫浴工业有限公司 | 一种排水阀内芯管 |
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- 2011-02-25 JP JP2011039958A patent/JP5683318B2/ja active Active
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