JP2012176440A - 切粉の回収装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】押出機による形材の連続製造装置に適用可能とする。
【解決手段】カッタ30の移動方向に配設する吸引ボックス41と、カッタ30と一体の切粉の排出ダクト39aに連通する連結ボックス42とを備え、吸引ボックス41は、負圧源に接続し、連結ボックス42は、吸引ボックス41の気密性を保持しながら吸引ボックス41に沿って相対移動する。
【選択図】図1
【解決手段】カッタ30の移動方向に配設する吸引ボックス41と、カッタ30と一体の切粉の排出ダクト39aに連通する連結ボックス42とを備え、吸引ボックス41は、負圧源に接続し、連結ボックス42は、吸引ボックス41の気密性を保持しながら吸引ボックス41に沿って相対移動する。
【選択図】図1
Description
この発明は、押出機を停止させることなく形材を連続的に製造することができる押出機による形材の連続製造装置に対して特に好適に適用可能な切粉の回収装置に関する。
押出機によって長尺の押出形材(以下、単に形材という)を製造するときは、ランアウトテーブル上の形材をプラーによって一定張力で牽引し、形材の曲りや捻れなどの発生を防止するのが普通である。ただし、ここでいうランアウトテーブルとは、押出機からの形材を牽引し、持逃げ搬送するための搬送路を形成するテーブルの全長をいう。
プラーは、1台の押出機に1台を設備するだけでは、プラーによる形材の持逃げ工程や、その後の戻り工程において押出機を一時的に停止させる必要があり、生産性が低下するばかりでなく、形材にストップマークが残り、製品の歩留りも低下する。そこで、1台の押出機に組み合わせる2台のプラーを交互に使用することにより、押出機の停止時間を最短にすることが提案されている(たとえば特許文献1)。なお、形材は、押出機から所定長さが引き出されると、押出機の出口側において切断する必要があり、そのためのカッタが固定式であると、形材の切断のためにも押出機を停止させる必要がある。そこで、形材の押出速度と同期進行しながら作動するカッタ、いわゆるフライングソーを使用すれば、形材の切断のために押出機を停止させる必要がない(特許文献2)。
かかる従来技術の前者によるときは、2台のプラーは、押出機の出口側において交互に形材をクランプして牽引するが、その都度押出機を短時間だけ停止させる必要があり、完全な連続運転が実現できないという問題があった。また、後者によるときは、カッタを形材の押出速度に同期進行させることが容易でなく、複雑高度な制御系が必要不可欠である。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、ランアウトテーブル上の形材を引き継いで牽引する第1、第2のプラーと、第1のプラーの前方側に連結して作動するカッタとを使用することによって、押出機の停止時間を無くして完全な連続運転が可能であり、カッタの制御も簡単にできる押出機による形材の連続製造装置に適用可能な切粉の回収装置を提供することにある。
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、切粉の発生源の移動方向に配設する吸引ボックスと、切粉の発生源と一体の切粉の排出ダクトに連通する連結ボックスとを備えてなり、吸引ボックスは、負圧源に接続するとともに、可撓性のベルトを介して一面を閉じ、連結ボックスは、ベルトを連結ボックス内に屈曲させるようにして掛ける前後各一対のローラを内装し、ベルトによる吸引ボックスの気密性を保持しながら吸引ボックスに沿って相対移動することをその要旨とする。
なお、吸引ボックスは、ベルトを介して上面を閉じ、連結ボックスは、吸引ボックスの上面に沿って相対移動してもよい。
また、切粉の発生源は、押出機による形材の連続製造装置における形材切断用のカッタであってもよい。
かかる発明の構成によるときは、連結ボックスは、前後各一対のローラを介して吸引ボックスのベルトを屈曲させ、吸引ボックスの気密性を保持しながら吸引ボックスに沿って相対移動する。そこで、排出ダクトから排出される切粉は、連結ボックスの位置に拘らず、連結ボックスを経て吸引ボックス内に吸引して回収することができる。なお、吸引ボックスに接続する負圧源は、たとえば切粉を集積するためのサイクロン式の集塵機の排風機を利用することができる。また、切粉の回収装置は、形材の連続製造装置における形材切断用のカッタに限らず、一方向に移動しながら切粉を発生する他の任意の切粉の発生源に対して広く一般的に適用可能である。
吸引ボックスは、ベルトを介し、上面または左右の一側面のいずれかを閉じることができ、連結ボックスは、ベルトを装着する一面に沿って相対移動させればよい。ただし、ベルトを介して吸引ボックスの上面を閉じれば、吸引ボックスから切粉がこぼれるおそれがなく、吸引ボックスや連結ボックスの内部点検も簡単である。
ただし、形材の連続製造装置において、押出機からの形材は、押出機の出口側において第1のプラーによりクランプして牽引し、第1のプラーから第2のプラーに引き継いで第2のプラーにより牽引し、押出機の出口側に戻した第1のプラーによりクランプしてカッタにより切断し、第2のプラーにより持逃げ搬送されるが、押出機は、この一連のサイクルにおいて停止させる必要がなく、完全な連続運転が可能である。なお、カッタは、第1のプラーの前方側に連結することにより、形材をクランプしている第1のプラーと一体に前進するので、形材の押出速度、すなわち第1のプラーの前進速度と同期進行させるための格別な制御系を設ける必要がない。
第1のプラーから第2のプラーに形材を引き継ぐときは、第1のプラーの前方側に第2のプラーを連結し、第1、第2のプラーを一体に前進させることにより、押出機を停止させることなく、形材を円滑に引き継ぐことができる。ただし、形材を引き継ぐときは、形材をクランプして牽引中の第1のプラーの前方側に第2のプラーを連結し、第2のプラーにより形材をクランプして第1のプラーにより形材をアンクランプすることにより、形材がフリーになる期間を排除するものとする。
カッタは、形材を切断したら直ちに第1のプラーから切り離し、押出機の出口側に近い後退限に戻すことにより、その移動距離を必要最少限に抑えることができる。ただし、カッタには、第1のプラーとともに移動中に発生する切粉を有効に回収するために、切粉の回収装置を組み合わせることが好ましい。
また、ランアウトテーブルと、第1、第2のプラーと、カッタとを組み合わせることができる。第1のプラーは、押出機の出口側においてランアウトテーブル上の形材をクランプして牽引し、第2のプラーは、形材を第1のプラーから引き継いで牽引し、カッタは、第1のプラーに連結して形材を切断し、これらの各動作のいずれにおいても、押出機を停止させる必要がない。なお、第2のプラーは、形材の持逃げ搬送動作をも併せて実行するものとし、カッタには、切粉の回収装置を組み合わせるものとする。
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
押出機による形材の連続製造装置は、押出機Mの後方に配設するランアウトテーブル11と、共通のガイドレール12上に配置する第1、第2のプラー20、20と、ランアウトテーブル11と平行に往復移動するカッタ30とを備えてなる(図1、図2)。ただし、カッタ30には、切粉の回収装置40が組み合わされている。
ランアウトテーブル11は、図示しない架台フレーム上に多数のローラ11a、11a…を平行に梯子状に配列することにより、押出機Mからの形材Wを引き出す搬送路を形成している。各ローラ11aは、駆動源を有しない消極回転ローラである。なお、ローラ11a、11a…のうち、押出機Mの出口側の近傍のカッタ30の往復移動範囲内のものは、前方側に個別に揺動し、カッタ30の切粉受け39との干渉を避けるように構成されている(図2の各矢印方向)。切粉受け39は、カッタ30の回転刃31によりランアウトテーブル11上の形材Wを切断するとき、ランアウトテーブル11の上方に進出する回転刃31と対になるようにして形材Wの下側に進出する。
押出機Mに近い第1のプラー20、押出機Mから遠い第2のプラー20は、ランアウトテーブル11と平行な共通のガイドレール12上にそれぞれ前向き、後向きに設置されている。すなわち、第1、第2のプラー20、20は、共通のガイドレール12上において、互いに対向して配置されている。
第1、第2のプラー20、20は、それぞれキャリヤ21にクランプヘッド22を組み合わせて構成されている(図1、図3)。ただし、図3には、第2のプラー20が代表的に図示されている。
キャリヤ21は、上下の垂直ローラ21a、21a、上下各一対の水平ローラ21b、21b…を介し、ガイドレール12の上下のレール12a、12aに対して走行自在に組み合わされている。また、ガイドレール12は、角筒状のフレーム材12bの上面、下面にそれぞれレール12aが敷設されている。キャリヤ21は、ブラケット21cを介し、ガイドレール12と平行に走行する無端のワイヤ12c、12cの一方に連結されている。各ワイヤ12cは、上下に折り返され、ガイドレール12の前端部に配置する図示しない駆動モータを介して正逆に走行駆動される。そこで、第1、第2のプラー20、20は、それぞれ対応する駆動モータにより、対応するワイヤ12cを介して共通のガイドレール12上を任意に前進させ、後退させることができる。
クランプヘッド22は、キャリヤ21上に突設する脚21d、21d、支持材21eを介し、ランアウトテーブル11のローラ11a、11a…上に保持されている。ただし、図3には、1本のローラ11aのみが図示されている。クランプヘッド22のフレーム材22fは、支持材21e側のスライドレール21g、フレーム材22f側のスライダ22h、22hを介して支持材21eの先端に上下動自在に連結されており、フレーム材22fは、V字状に屈曲する揺動レバー21jを介して、支持材21e上のシリンダ21kに連結されている。そこで、シリンダ21kを伸縮させると、揺動レバー21jを介し、フレーム材22fと一体のクランプヘッド22を上下に昇降させることができる。なお、図3には、シリンダ21kを短縮させ、クランプヘッド22を上昇限に上昇させた状態が図示されている。
クランプヘッド22は、左右に開く下向きのジョー22a、22aと、シリンダ22c、22cを介して昇降するチャック22bとを備えている(図3、図4)。ただし、図4(A)、(B)は、それぞれクランプヘッド22の上面相当図、側面相当図である。
各ジョー22aの基部は、フレーム材22fに組み付ける回転軸22a1 に連結されており、回転軸22a1 、22a1 上のギヤ22a2 、22a2 は、互いに噛み合っている。なお、一方の回転軸22a1 に突設する図示しないアームには、駆動用のシリンダが連結されている。そこで、駆動用のシリンダを伸縮させ、ギヤ22a2 、22a2 を介して回転軸22a1 、22a1 を正逆に互いに逆方向に回転駆動することにより、ジョー22a、22aをチャック22bの下方に箱形に閉じ(図3、図4(B))、左右にほぼ水平に開くことができる(図4(A)の二点鎖線)。
チャック22bは、シリンダ22c、22cを同時に伸縮させることにより、閉じたジョー22aに向けて下降させ、上昇させることができる。なお、シリンダ22c、22cの間には、下降位置のチャック22bを保持する補助ブレーキ22dが配置されており、補助ブレーキ22dの前方には、チャック22bを上下にガイドするために、固定のスライダ22b1 、22b1 に組み合わせるチャック22b側のスライドレール22b2 が配置されている。
クランプヘッド22によってランアウトテーブル11上の形材Wをクランプするには、まず、シリンダ21kを短縮してクランプヘッド22を上昇させ(図5(A))、ジョー22a、22aを左右に開き、チャック22bを上昇させて形材Wの上方に待機させる。ただし、このとき、クランプヘッド22は、キャリヤ21を介し、形材Wと同期して形材Wの進行方向に移動させてもよい。つづいて、シリンダ21kを伸長させてクランプヘッド22を下降させ(同図(B))、ジョー22a、22aを形材Wの下側で閉じ(同図(C))、クランプヘッド22を上昇させるとともにシリンダ22c、22cを介してチャック22bを下降させると、チャック22bにより、形材Wをジョー22a、22a上にクランプすることができる(図3、図4(B))。ただし、このときの形材Wは、クランプ位置においてランアウトテーブル11から数cm相当の距離dだけ引き上げられ、形材Wのクランプ状態は、補助ブレーキ22dを作動させて保持することができる。
クランプ中の形材Wは、補助ブレーキ22dを解除した上、シリンダ22c、22cを介してチャック22bを上昇させ(図6(A))、ジョー22a、22aを左右に開いてアンクランプする(同図(B))。アンクランプされた形材Wは、ランアウトテーブル11のローラ11a、11a…上に復帰する。
カッタ30は、ガイドレール13、13上に設置するベースフレーム32と、ベースフレーム32上に立設する架台フレーム31aと、架台フレーム31a上に水平移動自在に搭載する移動フレーム31bと、移動フレーム31bの先端の回転刃31とを備えている(図1、図7)。なお、ガイドレール13、13は、押出機Mの出口側の近傍において、ランアウトテーブル11と平行に敷設されており、回転刃31は、たとえば回転鋸刃である。
ベースフレーム32は、一方のガイドレール13上のスライドガイド32a、他方のガイドレール13に対応する前後のローラ32b、32bを介してガイドレール13、13上に設置されている。ただし、図7には、一方のローラ32bのみが図示されている。ローラ32bは、ガイドレール13上の補助プレート32b1 上を転動し、補助プレート32b1 に下から係合する補助ローラ32b2 を介して浮上りが防止されている。スライドガイド32a側のガイドレール13には、ラック32cが付設されており、ラック32cには、ベースフレーム32上の駆動モータ32dの軸端のピニオン32d1 が係合している(図7、図8)。そこで、ベースフレーム32は、駆動モータ32dを介して、ガイドレール13、13上を前後に直線移動させることができる。
なお、ラック32cには、ベースフレーム32上の回転式の距離センサ32e用、ブレーキ32f用のピニオン32e1 、32f1 が併せて係合している。ただし、距離センサ32eは、ヒンジピン32e2 を介し、ラック32cに向けて揺動付勢されている(図8、図9)。
架台フレーム31a上の移動フレーム31bは、ランアウトテーブル11、第1、第2のプラー20、20用のガイドレール12に向けて前後に水平移動させることができ、回転刃31は、カバー31cとともに、移動フレーム31bのランアウトテーブル11側の先端に装着されている(図7、図9)。移動フレーム31bの下面には、スライドレール31b1 が付設され、スライドレール31b1 には、架台フレーム31a上のスライダ31b2 、31b2 が組み合わされている。ただし、架台フレーム31a上には、移動フレーム31bを水平駆動するシリンダ31b3 が併せて搭載されており、図7には、1個のスライダ31b2 のみが図示されている。移動フレーム31bの先端部下面には、回転刃31用の駆動モータ31dが固定されており(図8、図9)、駆動モータ31dは、ケーブルチェーン31e内を通るケーブルを介して給電されている(図7)。
そこで、回転刃31は、移動フレーム31bを介し、ランアウトテーブル11から十分に離れる退避位置(図7の実線)、ランアウトテーブル11の直近の待機位置(同図の一点鎖線)、ランアウトテーブル11上に進出して形材Wを切断する切断位置(同図の二点鎖線)に移動させることができる。なお、図8において、符号Wを付した一点鎖線、二点鎖線は、それぞれ、第1のプラー20のクランプヘッド22によってクランプ中の形材Wの下面レベル、クランプヘッド22からアンクランプされ、ランアウトテーブル11上にある形材Wの下面レベルを示している。すなわち、回転刃31は、第1のプラー20によってクランプされ、距離dだけランアウトテーブル11から引き上げられている形材Wを切断することができる。
回転刃31と組み合わせる切粉受け39は、架台フレーム31aに固定する切粉の排出ダクト39aに出入可能であり、回転刃31を切断位置に前進させるときにのみ、回転刃31に連動して形材Wの下側に進出する。また、切粉受け39は、回転刃31が待機位置、退避位置にあるとき、全長が排出ダクト39aに収納され、ランアウトテーブル11のローラ11a、11a…と干渉することがない。なお、切粉受け39は、スライドガイド39bを介して架台フレーム31aの側面に装着されている(図8)。
ベースフレーム32には、補助フレーム33が付設されている(図1、図7)。補助フレーム33は、ランアウトテーブル11の下からガイドレール12に向けて水平に突出している。補助フレーム33上には、カッタ30をガイドレール12上の第1のプラー20の前方側に連結するために、上下に揺動するストッパ34、ガイドレール12に向けて進出するくさび35が搭載されている(図7、図9)。
ストッパ34の先端には、ショックアブソーバ34aが付設されている。ストッパ34の基部は、ヒンジブラケット34bを介して補助フレーム33に連結されており(図10、図11(A))、ストッパ34と一体のアーム34cには、シリンダ34dが連結されている。そこで、ストッパ34は、シリンダ34dを伸縮させて上下に揺動させることができる(図11(A)の実線、二点鎖線)。
くさび35は、補助フレーム33に付設する支持板35a上にスライドレール35bを敷設し(図10、図11(B))、スライドレール35bに組み合わせるスライダ35c、35cを介して補助フレーム33に搭載されている。また、くさび35には、シリンダ35dが連結されている。そこで、くさび35は、シリンダ35dを介して前後に往復駆動することができる(図10、図11(B)の各一点鎖線、実線)。
第1のプラー20のキャリヤ21の下面には、ストッパ34に対応するプレート23が垂設されている(図7)。また、プレート23の後面側には、くさび35に対応する係合ローラ24、24用の支持材24aが水平に突設されている(図10、図11(B))。ただし、係合ローラ24、24は、チャンネル材の支持材24aの下面に図示しないスペーサを介して付設するブラケット板24b、24bの間に装着されている。そこで、ストッパ34を上に揺動させて第1のプラー20を前進させると、プレート23がストッパ34に係合するから(図10の二点鎖線、図11(A)の実線)、その後、くさび35を前進させて係合ローラ24、24の間にくさび35の矢形の先端部を差し込むことにより(図10、図11(B)の各一点鎖線)、カッタ30を第1のプラー20の前方側に一体に連結することができる。
なお、第2のプラー20のキャリヤ21の下面にも、カッタ30のストッパ34、くさび35と同様のストッパ、くさびが装着されているものとする。ただし、第2のプラー20のストッパは、上下に揺動することなく、常に第1のプラー20のプレート23と係合可能である。そこで、第2のプラー20も、カッタ30と同様に、図示しないストッパ、くさびを介して第1のプラー20の前方側に一体に連結することができる。
切粉の回収装置40は、ガイドレール13、13の方向、すなわちカッタ30の移動方向に配設する吸引ボックス41と、カッタ30からの切粉の排出ダクト39aの末端に装着する連結ボックス42とを備えている(図1、図12)。なお、吸引ボックス41の先端は、別のダクト43を介し、図示しないサイクロン式の集塵機の排風機に接続されている。ただし、吸引ボックス41は、別の形式の集塵機と負圧源とに接続してもよい。
吸引ボックス41は、カッタ30の移動範囲をカバーする長い箱体である(図12、図13)。ただし、図13(A)、(B)は、それぞれ図12の一部破断要部拡大図、図13(A)の右側面相当図である。
吸引ボックス41の上面は、可撓性のベルト41aを介して閉じられており、ベルト41aは、連結ボックス42に内装する前後各一対のローラ42a、42a…に対し、下部開放の連結ボックス42内に屈曲させるようにして掛けられている。なお、連結ボックス42は、排出ダクト39aの末端のジョイントボックス39a1 の側面に連通しており、吸引ボックス41のジョイントボックス39a1 側の側面は、ヒンジ41b、スライダ41b1 、スライドレール41b2 を介してジョイントボックス39a1 に相対移動可能にヒンジ結合されている。吸引ボックス41の別の側面には、長いアングル材41cが付設されており、アングル材41cには、連結ボックス42から垂下するブラケット42b1 の下部の上下の係合ローラ42b、42bが係合している。ただし、スライドレール41b2 、アングル材41cは、それぞれ吸引ボックス41のほぼ全長に及ぶものとする。
そこで、排出ダクト39aは、ジョイントボックス39a1 を介し、連結ボックス42内の上のローラ42a、42aによって位置決めされるベルト41aの下側において連結ボックス42に連通しており、連結ボックス42は、下の吸引ボックス41に連通している。また、このような連通状態は、カッタ30が移動して、排出ダクト39aとともに連結ボックス42が吸引ボックス41の上面に沿って相対移動しても、不変に保つことができる。ベルト41aは、ローラ42a、42a…を介して屈曲しながら連結ボックス42内を相対移動して通過するからである。
一方、吸引ボックス41の上面は、連結ボックス42の外部において、ベルト41aを介して閉じられているから、連結ボックス42は、吸引ボックス41の気密性を保持しながら吸引ボックス41に沿って前後に相対移動可能である(図12、図13(A)の各矢印方向)。すなわち、排出ダクト39aを介して排出されるカッタ30からの切粉は、カッタ30が移動中であっても、排出ダクト39a、ジョイントボックス39a1 、連結ボックス42を介して吸引ボックス41に連続的に排出させることができ、吸引ボックス41に接続する集塵機によって集積回収することができる。
かかる形材の連続製造装置は、図14〜図16のステップ(1)〜(14)に従って作動させることができる。ただし、以下の説明において、ステップ(1)〜(14)は、単に(1)、(2)…(14)のように記す。
まず、第1、第2のプラー20、20をそれぞれ押出機Mの出口側の待機位置、押出機Mに近い後退限の待機位置に待機させる(1)。なお、このとき、第1、第2のプラー20、20は、それぞれのクランプヘッド22を上昇させ、ジョー22a、22aを左右に開き、チャック22bを上昇させておく。また、カッタ30は、押出機Mの出口側の近傍の後退限に待機させ、回転刃31をランアウトテーブル11に近い待機位置に待機させておく。そこで、押出機Mを運転すると、ダイスM1 を介し、押出機Mに装填されているビレットBが形材Wとしてランアウトテーブル11上に押し出される。なお、ランアウトテーブル11の前方側には、図示しない横搬送コンベヤを介し、製品としての所定長さの形材Wを横向きに搬出する搬出エリアDが設定されている。
押出機Mからの形材Wの先端が第1のプラー20のクランプヘッド22の位置に到達したら(2)、第1のプラー20は、クランプヘッド22を下降させてジョー22a、22aを閉じ、クランプヘッド22を上昇させるとともにチャック22bを下降させて形材Wをクランプする(3)。と同時に、第1のプラー20を前進方向に駆動し、形材Wを所定の一定張力で牽引させる。第1のプラー20の前進速度は、押出機Mからの形材Wの押出速度によって決まる。
第1のプラー20が形材Wを牽引しながら第2のプラー20の待機位置に到達したら(4)、第2のプラー20を第1のプラー20の前方側に連結し、第1、第2のプラー20、20を一体に前進させながら、第2のプラー20のクランプヘッド22を下降させてジョー22a、22aを閉じる。
つづいて、第2のプラー20のクランプヘッド22を上昇させるとともにチャック22bを下降させて形材Wをクランプさせた上(5)、第1のプラー20のクランプヘッド22を下降させるとともにチャック22bを上昇させ(6)、さらにジョー22a、22aを左右に開いて形材Wをアンクランプすると、形材Wは、第1のプラー20から第2のプラー20に引き継ぐことができ、第2のプラー20は、第1のプラー20と同一の所定張力で形材Wの牽引を続行する。なお、このとき、第1のプラー20のクランプヘッド22を下降させるのは、ジョー22a、22aを形材Wの下面から確実に分離させるためである。
その後、第1のプラー20は、第2のプラー20との連結を解除してクランプヘッド22を上昇させ、元の待機位置に戻す((7)、(8))。一方、第2のプラー20によって形材Wが所定長さに牽引されると(9)、待機位置の第1のプラー20により形材Wをクランプし、第1のプラー20を形材Wとともに前進させる。第1のプラー20がカッタ30の位置に到達すると(10)、カッタ30を第1のプラー20の前方側に連結し、カッタ30を第1のプラー20と一体に前進させながら、回転刃31を起動して切断位置に進出させることにより、形材Wを第1のプラー20の直近前方において切断する。
カッタ30は、形材Wを切断したら、回転刃31を待機位置に戻して停止させ(11)、第1のプラー20との連結を解除して元の後退限に復帰させる。第1のプラー20は、形材Wの切断とともに押出機Mからの形材Wの牽引を開始し、第2のプラー20は、所定長さに切断された形材Wを高速で持逃げ搬送する。
第2のプラー20は、持逃げした形材Wの後端が搬出エリアDの近傍に到達したら(12)、形材Wをアンクランプし(13)、元の待機位置に高速復帰させる(14)。また、搬出エリアD内の形材Wは、ランアウトテーブル11から横向きに排出する。第1のプラー20は、押出機Mからの形材Wを継続して牽引し((11)〜(14))、第2のプラー20の待機位置に到達すると、以後、第2のプラー20、カッタ30とともにステップ(4)以降の動作を繰返し続行する。
図14〜図16のステップ(1)〜(14)と、それに引き続くステップ(4)〜(14)の繰返し動作中において、押出機Mは、ビレットBの全量が消費されない限り、全く停止させることなく形材Wを連続的に製造することができる。第1のプラー20により押出機Mからの形材Wをクランプする際、第1のプラー20の前方側に第2のプラー20を連結し、形材Wを第1のプラー20から第2のプラー20に引き継ぐ際、第1のプラー20により形材Wをクランプして第1のプラー20の前方側にカッタ30を連結し、カッタ30により形材Wを切断する際、いずれも押出機Mを停止させる必要がないからである。
なお、第1、第2のプラー20、20の各待機位置には、それぞれ第1、第2のプラー20、20に搭載するエアタンクに圧力エアを補充するために、自動連結形のエア供給ステーションが配置されている。第1、第2のプラー20、20は、それぞれの待機位置に戻ると、エア供給ステーションからの圧力エアをエアタンクに自動補充し、待機位置以外の任意の位置に移動しても、エアタンク内の圧力エアを利用してクランプヘッド22、ジョー22a、22a、チャック22bを任意に駆動することができる。
以上の説明において、切粉の回収装置40の吸引ボックス41は、ベルト41aを介して左右いずれかの側面を閉じ、連結ボックス42を吸引ボックス41のベルト41a側の側面に沿って相対移動させてもよい。また、回収装置40は、カッタ30と組み合わせるだけでなく、カッタ30以外の任意の切粉の発生源と組み合わせることができる。
W…形材
M…押出機
30…カッタ
39a…排出ダクト
40…回収装置
41…吸引ボックス
41a…ベルト
42…連結ボックス
42a…ローラ
特許出願人 技研株式会社
M…押出機
30…カッタ
39a…排出ダクト
40…回収装置
41…吸引ボックス
41a…ベルト
42…連結ボックス
42a…ローラ
特許出願人 技研株式会社
Claims (3)
- 切粉の発生源の移動方向に配設する吸引ボックスと、切粉の発生源と一体の切粉の排出ダクトに連通する連結ボックスとを備えてなり、前記吸引ボックスは、負圧源に接続するとともに、可撓性のベルトを介して一面を閉じ、前記連結ボックスは、前記ベルトを前記連結ボックス内に屈曲させるようにして掛ける前後各一対のローラを内装し、前記ベルトによる前記吸引ボックスの気密性を保持しながら前記吸引ボックスに沿って相対移動することを特徴とする切粉の回収装置。
- 前記吸引ボックスは、前記ベルトを介して上面を閉じ、前記連結ボックスは、前記吸引ボックスの上面に沿って相対移動することを特徴とする請求項1記載の切粉の回収装置。
- 切粉の発生源は、押出機による形材の連続製造装置における形材切断用のカッタであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の切粉の回収装置。
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JP2012104493A JP2012176440A (ja) | 2012-05-01 | 2012-05-01 | 切粉の回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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-
2012
- 2012-05-01 JP JP2012104493A patent/JP2012176440A/ja active Pending
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