JPH1148028A - 帯状シートの切断耳屑吸引搬送ダクト - Google Patents
帯状シートの切断耳屑吸引搬送ダクトInfo
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- JPH1148028A JPH1148028A JP20888197A JP20888197A JPH1148028A JP H1148028 A JPH1148028 A JP H1148028A JP 20888197 A JP20888197 A JP 20888197A JP 20888197 A JP20888197 A JP 20888197A JP H1148028 A JPH1148028 A JP H1148028A
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- Japan
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- cutting
- duct
- cap
- ear dust
- cutting ear
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トリミングすべき帯状シートの幅に対応した
断耳屑発生位置にのぞませ得るよう切断耳屑吸引口部を
簡単にかつ短時間で移動させることができ、広い設置ス
ペースを必要とせず、しかもメンテナンスが容易な帯状
シートの切断耳屑吸引搬送ダクトを提供する。 【解決手段】 アルミニウム箔の切断耳屑吸引搬送ダク
ト10は、カッター4 の近傍にアルミニウム箔S を横切る
ように配置され、上方開放溝状のダクト本体11と、両端
部がダクト本体11両端部に固定されてその上方開放部を
覆い、長さ中間部の2カ所を上方に湾曲させてダクト本
体11内への切断耳屑導入部12a を形成し得る長さを有す
る可撓性帯状カバー12と、形成された切断耳屑導入部12
a を上から覆う方形キャップ13と、切断耳屑導入部12a
と連通するように各キャップ13に設けられた切断耳屑吸
引口部14とを備えており、切断耳屑吸引口部14を切断耳
屑発生位置にのぞませ得るようにキャップ13が帯状カバ
ー12の長さ方向に沿って移動自在となされている。
断耳屑発生位置にのぞませ得るよう切断耳屑吸引口部を
簡単にかつ短時間で移動させることができ、広い設置ス
ペースを必要とせず、しかもメンテナンスが容易な帯状
シートの切断耳屑吸引搬送ダクトを提供する。 【解決手段】 アルミニウム箔の切断耳屑吸引搬送ダク
ト10は、カッター4 の近傍にアルミニウム箔S を横切る
ように配置され、上方開放溝状のダクト本体11と、両端
部がダクト本体11両端部に固定されてその上方開放部を
覆い、長さ中間部の2カ所を上方に湾曲させてダクト本
体11内への切断耳屑導入部12a を形成し得る長さを有す
る可撓性帯状カバー12と、形成された切断耳屑導入部12
a を上から覆う方形キャップ13と、切断耳屑導入部12a
と連通するように各キャップ13に設けられた切断耳屑吸
引口部14とを備えており、切断耳屑吸引口部14を切断耳
屑発生位置にのぞませ得るようにキャップ13が帯状カバ
ー12の長さ方向に沿って移動自在となされている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】圧延や押出などにより成形さ
れる金属箔、プラスチックシート、プラスチックフィル
ムおよび紙等は、これらの幅方向両端部すなわち両耳部
が他の部分よりも品質の点で劣っていたり、厚みが増し
ていたり等するため、或いは正規の製品幅を得るため、
該両耳部を切断して除去すること(トリミング)が一般
に行われている。この発明は、これら金属箔等のトリミ
ングにより生じる切断耳屑を吸引して搬送するためのダ
クトに関するものである。
れる金属箔、プラスチックシート、プラスチックフィル
ムおよび紙等は、これらの幅方向両端部すなわち両耳部
が他の部分よりも品質の点で劣っていたり、厚みが増し
ていたり等するため、或いは正規の製品幅を得るため、
該両耳部を切断して除去すること(トリミング)が一般
に行われている。この発明は、これら金属箔等のトリミ
ングにより生じる切断耳屑を吸引して搬送するためのダ
クトに関するものである。
【0002】この明細書において、「帯状シート」に
は、金属箔、プラスチックシート、プラスチックフィル
ムおよび紙等が含まれるものとする。
は、金属箔、プラスチックシート、プラスチックフィル
ムおよび紙等が含まれるものとする。
【0003】
【従来の技術】例えば従来のアルミニウム箔の切断耳屑
吸引搬送ダクトは、アルミニウム箔の両耳部を切断する
カッターの近傍においてアルミニウム箔を横切るように
配置され、図6に示すように、上方開放溝状のダクト本
体(31)と、並列状に配置されてダクト本体(31)の上方開
放部を覆う複数の略方形板状カバー(32)と、2つのカバ
ー(32)に設けられた切断耳屑吸引口部(33)とを備えてお
り、複数のカバー(32)の配列を変えることにより切断耳
屑吸引口部(33)を切断耳屑発生位置にのぞませ得るよう
になされていた。
吸引搬送ダクトは、アルミニウム箔の両耳部を切断する
カッターの近傍においてアルミニウム箔を横切るように
配置され、図6に示すように、上方開放溝状のダクト本
体(31)と、並列状に配置されてダクト本体(31)の上方開
放部を覆う複数の略方形板状カバー(32)と、2つのカバ
ー(32)に設けられた切断耳屑吸引口部(33)とを備えてお
り、複数のカバー(32)の配列を変えることにより切断耳
屑吸引口部(33)を切断耳屑発生位置にのぞませ得るよう
になされていた。
【0004】また、従来のもう1つのアルミニウム箔の
切断耳屑吸引搬送ダクトは、図7に示すように、直管状
ダクト本体(41)と、ダクト本体(41)の長さ中間部にフレ
キシブルホース(43)を介して接続された少なくとも2つ
の切断耳屑吸引口部(42)と、ダクト本体(41)の長さ方向
に沿ってのびる棒状の切断耳屑吸引口部の取付部材(44)
とを備えており、切断耳屑吸引口部(42)を切断耳屑発生
位置にのぞませ得るように切断耳屑吸引口部(42)が取付
部材(44)に沿って移動自在に取り付けられているもので
あった。
切断耳屑吸引搬送ダクトは、図7に示すように、直管状
ダクト本体(41)と、ダクト本体(41)の長さ中間部にフレ
キシブルホース(43)を介して接続された少なくとも2つ
の切断耳屑吸引口部(42)と、ダクト本体(41)の長さ方向
に沿ってのびる棒状の切断耳屑吸引口部の取付部材(44)
とを備えており、切断耳屑吸引口部(42)を切断耳屑発生
位置にのぞませ得るように切断耳屑吸引口部(42)が取付
部材(44)に沿って移動自在に取り付けられているもので
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6に示した従来のア
ルミニウム箔の切断耳屑吸引搬送ダクト(30)は、トリミ
ングすべきアルミニウム箔の幅が変わるごとに、切断耳
屑吸引口部(33)を切断耳屑発生位置にのぞませ得るよう
に複数のカバー(32)の配列を変える必要があるが、その
ような作業は手間と時間を要するものであり、アルミニ
ウム箔の製造効率を低下させる要因となっていた。
ルミニウム箔の切断耳屑吸引搬送ダクト(30)は、トリミ
ングすべきアルミニウム箔の幅が変わるごとに、切断耳
屑吸引口部(33)を切断耳屑発生位置にのぞませ得るよう
に複数のカバー(32)の配列を変える必要があるが、その
ような作業は手間と時間を要するものであり、アルミニ
ウム箔の製造効率を低下させる要因となっていた。
【0006】一方、図7に示した従来のもう1つの切断
耳屑吸引搬送ダクト(40)は、切断耳屑吸引口部(42)を取
付部材(44)の長さ方向に沿って比較的短時間で移動させ
ることができるが、様々な幅のアルミニウム箔のトリミ
ングに対応できるように切断耳屑吸引口部(42)の移動距
離を確保するためにはフレキシブルホース(43)の長さに
かなり余裕をもたせる必要があるので、その分だけ広い
設置スペースが必要であった。また、フレキシブルホー
ス(43)を長くするにしても上記のとおり設置スペースと
の関係等で限界があるため、切断耳屑吸引口部(42)を2
つより多く設けることによって種々の幅のアルミニウム
箔のトリミングに対応することが行われていたが、そう
すると今度はアルミニウム箔の切断耳屑を吸引するさい
にダクト本体(40)内の空気の流れが乱れて吸引効率が低
下し、また、必要数より多く設けられた切断耳屑吸引口
部(42)が作業等の邪魔になる場合もあった。さらに、フ
レキシブルホース(43)は、通常合成樹脂でつくられてい
て、その内面が内部を通過するアルミニウム箔の切断耳
屑との摩耗により穴があき易く、その交換作業も甚だ面
倒であった。
耳屑吸引搬送ダクト(40)は、切断耳屑吸引口部(42)を取
付部材(44)の長さ方向に沿って比較的短時間で移動させ
ることができるが、様々な幅のアルミニウム箔のトリミ
ングに対応できるように切断耳屑吸引口部(42)の移動距
離を確保するためにはフレキシブルホース(43)の長さに
かなり余裕をもたせる必要があるので、その分だけ広い
設置スペースが必要であった。また、フレキシブルホー
ス(43)を長くするにしても上記のとおり設置スペースと
の関係等で限界があるため、切断耳屑吸引口部(42)を2
つより多く設けることによって種々の幅のアルミニウム
箔のトリミングに対応することが行われていたが、そう
すると今度はアルミニウム箔の切断耳屑を吸引するさい
にダクト本体(40)内の空気の流れが乱れて吸引効率が低
下し、また、必要数より多く設けられた切断耳屑吸引口
部(42)が作業等の邪魔になる場合もあった。さらに、フ
レキシブルホース(43)は、通常合成樹脂でつくられてい
て、その内面が内部を通過するアルミニウム箔の切断耳
屑との摩耗により穴があき易く、その交換作業も甚だ面
倒であった。
【0007】この発明は、上記の各問題点を解決して、
トリミングすべき帯状シートの幅に対応した断耳屑発生
位置にのぞませ得るよう切断耳屑吸引口部を簡単にかつ
短時間で移動させることができ、広い設置スペースを必
要とせず、しかもメンテナンスが容易な帯状シートの切
断耳屑吸引搬送ダクトを提供することを目的としてい
る。
トリミングすべき帯状シートの幅に対応した断耳屑発生
位置にのぞませ得るよう切断耳屑吸引口部を簡単にかつ
短時間で移動させることができ、広い設置スペースを必
要とせず、しかもメンテナンスが容易な帯状シートの切
断耳屑吸引搬送ダクトを提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の帯状シートの
切断耳屑吸引搬送ダクトは、帯状シートの両耳部を切断
するカッターの近傍においてシートを横切るように配置
されているものであって、上方開放溝状のダクト本体
と、両端部がダクト本体の両端部に固定されてその上方
開放部を覆うとともに、長さの中間部において少なくと
も2カ所を上方に湾曲させてダクト本体内への切断耳屑
導入部を形成し得るような長さを有する可撓性帯状カバ
ーと、形成された切断耳屑導入部を上から覆う方形キャ
ップと、切断耳屑導入部と連通するように各キャップに
設けられた切断耳屑吸引口部とを備えており、切断耳屑
吸引口部を切断耳屑発生位置にのぞませ得るようにキャ
ップが帯状カバーの長さ方向に沿って移動自在となされ
ている。
切断耳屑吸引搬送ダクトは、帯状シートの両耳部を切断
するカッターの近傍においてシートを横切るように配置
されているものであって、上方開放溝状のダクト本体
と、両端部がダクト本体の両端部に固定されてその上方
開放部を覆うとともに、長さの中間部において少なくと
も2カ所を上方に湾曲させてダクト本体内への切断耳屑
導入部を形成し得るような長さを有する可撓性帯状カバ
ーと、形成された切断耳屑導入部を上から覆う方形キャ
ップと、切断耳屑導入部と連通するように各キャップに
設けられた切断耳屑吸引口部とを備えており、切断耳屑
吸引口部を切断耳屑発生位置にのぞませ得るようにキャ
ップが帯状カバーの長さ方向に沿って移動自在となされ
ている。
【0009】したがって、この発明の帯状シートの切断
耳屑吸引搬送ダクトによれば、切断耳屑吸引口部をトリ
ミングすべき帯状シートの幅に対応した切断耳屑発生位
置にのぞませ得るように簡単かつ短時間で移動させるこ
とができる。しかも、フレキシブルホースを備えた従来
技術(図7参照)のように広い設置スペースを必要とせ
ず、また、吸引される切断耳屑との摩耗による部品の交
換も必要としないので、メンテナンスが容易である。
耳屑吸引搬送ダクトによれば、切断耳屑吸引口部をトリ
ミングすべき帯状シートの幅に対応した切断耳屑発生位
置にのぞませ得るように簡単かつ短時間で移動させるこ
とができる。しかも、フレキシブルホースを備えた従来
技術(図7参照)のように広い設置スペースを必要とせ
ず、また、吸引される切断耳屑との摩耗による部品の交
換も必要としないので、メンテナンスが容易である。
【0010】ダクト本体は、例えば形鋼やアルミニウム
押出形材等で形成される。ダクト本体の上方開放部の両
縁部分には、好ましくは、水平フランジ部が形成され
て、これらフランジ部上面に帯状カバーの両縁部が密接
するようになされ、それによってダクトの密閉性ひいて
は吸引効率が向上せられる。ダクト本体の基端は、直接
または接続部材を介して、切断耳屑断裁用カッタを備え
たカッタブロワ等の負圧吸引装置に接続される。なお、
カッタブロワで細かく断裁された切断耳屑は、例えばサ
イクロンを備えた回収ブロワにより回収されて、プレス
処理等された後、アルミニウム箔の原料等として再利用
される。
押出形材等で形成される。ダクト本体の上方開放部の両
縁部分には、好ましくは、水平フランジ部が形成され
て、これらフランジ部上面に帯状カバーの両縁部が密接
するようになされ、それによってダクトの密閉性ひいて
は吸引効率が向上せられる。ダクト本体の基端は、直接
または接続部材を介して、切断耳屑断裁用カッタを備え
たカッタブロワ等の負圧吸引装置に接続される。なお、
カッタブロワで細かく断裁された切断耳屑は、例えばサ
イクロンを備えた回収ブロワにより回収されて、プレス
処理等された後、アルミニウム箔の原料等として再利用
される。
【0011】帯状カバーの材料は、特に帯状シートが金
属箔である場合の切断耳屑との接触による摩耗や、キャ
ップの移動に伴う摩耗、衝撃等に対する強度を確保して
交換等のメンテナンスを不要とすることが望ましいた
め、好ましくは金属シート、より好ましくはステンレス
鋼シートが用いられるが、プラスチックシート等を用い
ることも可能である。また、帯状カバーは、撓み易さお
よび耐変形量を考慮して、材料の選択とともにその厚み
を適宜に設定する必要がある。例えば、帯状カバーの材
料としてステンレス鋼シートを用いる場合、その厚みは
0.1〜0.2mmが好ましく、特に0.15mm程度
が好ましい。
属箔である場合の切断耳屑との接触による摩耗や、キャ
ップの移動に伴う摩耗、衝撃等に対する強度を確保して
交換等のメンテナンスを不要とすることが望ましいた
め、好ましくは金属シート、より好ましくはステンレス
鋼シートが用いられるが、プラスチックシート等を用い
ることも可能である。また、帯状カバーは、撓み易さお
よび耐変形量を考慮して、材料の選択とともにその厚み
を適宜に設定する必要がある。例えば、帯状カバーの材
料としてステンレス鋼シートを用いる場合、その厚みは
0.1〜0.2mmが好ましく、特に0.15mm程度
が好ましい。
【0012】キャップの材料は、特に限定されないが、
例えば複数の金属板を溶接、ボルト・ナット等により接
合して形成される他、プラスチック一体成形品等であっ
てもよい。
例えば複数の金属板を溶接、ボルト・ナット等により接
合して形成される他、プラスチック一体成形品等であっ
てもよい。
【0013】キャップを帯状カバーの長さ方向に沿って
移動自在にする手段としては、例えば、互いに摺動自在
に嵌め合わせられる摺動案内溝および摺動案内凸部の一
方をダクト本体の長さ方向に、同他方をキャップの長さ
方向に形成したものが挙げられるが、これに限定され
ず、その他にも、例えば摺動案内凹溝および摺動案内凸
部の一方を、ダクト本体とは別にこれの長さ方向に沿っ
て配置した部材に設けることも可能である。
移動自在にする手段としては、例えば、互いに摺動自在
に嵌め合わせられる摺動案内溝および摺動案内凸部の一
方をダクト本体の長さ方向に、同他方をキャップの長さ
方向に形成したものが挙げられるが、これに限定され
ず、その他にも、例えば摺動案内凹溝および摺動案内凸
部の一方を、ダクト本体とは別にこれの長さ方向に沿っ
て配置した部材に設けることも可能である。
【0014】キャップには、好ましくは、これの内部に
収容される帯状カバーの切断耳屑導入部の保持部材が備
えられる。この保持部材は、キャップ内において少なく
とも切断耳屑導入部の頂部を下方から支え得る位置に少
なくとも1つあれば足りるが、併せて切断耳屑導入部の
両裾部を下方に抑えつけ得る位置にそれぞれあってもよ
く、さらに、その他の所要位置にあってもよい。保持部
材は、切断耳屑導入部との摩擦抵抗をできるだけ少なく
して、キャップの移動をスムーズに行い得るようにする
ために、切断耳屑導入部との接触部分がキャップの移動
とともに切断耳屑導入部の片面上を転動し得るように構
成されるのが好ましい。例えば、キャップの対向側壁に
取り付けられた水平軸に複数のミニチュアベアリングを
嵌めてなるものや、キャップの対向側壁に水平軸回りに
回転自在に取り付けられたロール等によって構成され得
る。このような保持部材を備えていれば、キャップの移
動によって切断耳屑導入部の上方に湾曲した形態が崩れ
ることがないので、この切断耳屑導入部を通じてキャッ
プ移動後も切断耳屑の吸引を支障なく確実に行うことが
できる。
収容される帯状カバーの切断耳屑導入部の保持部材が備
えられる。この保持部材は、キャップ内において少なく
とも切断耳屑導入部の頂部を下方から支え得る位置に少
なくとも1つあれば足りるが、併せて切断耳屑導入部の
両裾部を下方に抑えつけ得る位置にそれぞれあってもよ
く、さらに、その他の所要位置にあってもよい。保持部
材は、切断耳屑導入部との摩擦抵抗をできるだけ少なく
して、キャップの移動をスムーズに行い得るようにする
ために、切断耳屑導入部との接触部分がキャップの移動
とともに切断耳屑導入部の片面上を転動し得るように構
成されるのが好ましい。例えば、キャップの対向側壁に
取り付けられた水平軸に複数のミニチュアベアリングを
嵌めてなるものや、キャップの対向側壁に水平軸回りに
回転自在に取り付けられたロール等によって構成され得
る。このような保持部材を備えていれば、キャップの移
動によって切断耳屑導入部の上方に湾曲した形態が崩れ
ることがないので、この切断耳屑導入部を通じてキャッ
プ移動後も切断耳屑の吸引を支障なく確実に行うことが
できる。
【0015】また、キャップには、通常、これを帯状カ
バーの長さ方向における所要位置で止めるためのストッ
パが設けられる。ストッパとしては、例えばキャップの
一側壁等に外側から貫通状にねじ込まれてその先端がダ
クト本体に圧接させられるようになされたハンドル付き
ネジ等が挙げられるが、これに限定されない。
バーの長さ方向における所要位置で止めるためのストッ
パが設けられる。ストッパとしては、例えばキャップの
一側壁等に外側から貫通状にねじ込まれてその先端がダ
クト本体に圧接させられるようになされたハンドル付き
ネジ等が挙げられるが、これに限定されない。
【0016】さらに、キャップには、切断耳屑吸引口部
から吸引された切断耳屑をダクト本体内に導くための切
断耳屑案内部材が設けられる場合がある。切断耳屑案内
部材としては、例えば横断面略逆U形をなし、その一端
部がキャップの一側壁内面における吸込口接続孔縁部
に、同他端部がキャップの他側壁内面にそれぞれ溶接等
により接合されてなるものが挙げられ、さらに、この内
部にキャップの他側壁に向かって下方に傾斜した傾斜板
を溶接等により接合しておいてもよい。また、上記構成
の切断耳屑案内部材は、帯状カバーの切断耳屑導入部の
頂部を下方から支える保持部材としても機能し得るもの
である。
から吸引された切断耳屑をダクト本体内に導くための切
断耳屑案内部材が設けられる場合がある。切断耳屑案内
部材としては、例えば横断面略逆U形をなし、その一端
部がキャップの一側壁内面における吸込口接続孔縁部
に、同他端部がキャップの他側壁内面にそれぞれ溶接等
により接合されてなるものが挙げられ、さらに、この内
部にキャップの他側壁に向かって下方に傾斜した傾斜板
を溶接等により接合しておいてもよい。また、上記構成
の切断耳屑案内部材は、帯状カバーの切断耳屑導入部の
頂部を下方から支える保持部材としても機能し得るもの
である。
【0017】切断耳屑吸引口部は、所望の形状(例えば
円弧状や逆J字状等)を有する金属パイプやプラスチッ
クパイプ等で形成されており、その基端部がキャップの
所定位置にあけられた孔の周縁部に接続され、その先端
部には通常ノズルが設けられている。この切断耳屑吸引
口部は、帯状シートの両耳部に対応して少なくとも2つ
あれば足りるが、それより多く設けることも勿論可能で
あり、それによって各切断耳屑吸引口部の移動距離の短
縮ひいては移動時間の短縮を図ることができる。このさ
い、切断耳屑発生位置にない不使用の切断耳屑吸引口部
を一時的に栓等で塞ぐことにより、吸引効率の低下を防
ぐこともできる。
円弧状や逆J字状等)を有する金属パイプやプラスチッ
クパイプ等で形成されており、その基端部がキャップの
所定位置にあけられた孔の周縁部に接続され、その先端
部には通常ノズルが設けられている。この切断耳屑吸引
口部は、帯状シートの両耳部に対応して少なくとも2つ
あれば足りるが、それより多く設けることも勿論可能で
あり、それによって各切断耳屑吸引口部の移動距離の短
縮ひいては移動時間の短縮を図ることができる。このさ
い、切断耳屑発生位置にない不使用の切断耳屑吸引口部
を一時的に栓等で塞ぐことにより、吸引効率の低下を防
ぐこともできる。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態の一例を図面
を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、
「左右」は図4の左右をいい、「前」は図4の図面紙葉
の裏側、「後」は同表側をいうものとする。
を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、
「左右」は図4の左右をいい、「前」は図4の図面紙葉
の裏側、「後」は同表側をいうものとする。
【0019】この実施形態は、この発明をアルミニウム
箔の切断耳屑吸引搬送ダクトに適用したものである。
箔の切断耳屑吸引搬送ダクトに適用したものである。
【0020】図1は、重合圧延されたアルミニウム箔の
分離装置の概略を示している。重合圧延されたコイル状
のアルミニウム箔(S) は、巻出しコイル(1) から巻出さ
れ、複数のガイドローラ(2) によって所定経路沿いに搬
送させられて、1枚ずつに分離された後、それぞれ巻取
りコイル(3) として巻き取られるようになされている。
上記分離装置のライン中における分離箇所の前流側に、
アルミニウム箔(S) の両耳部を切断するカッター(4) が
配置され、このカッター(4) の近傍においてアルミニウ
ム箔(S) を横切るようにアルミニウム箔の切断耳屑吸引
搬送ダクト(10)が配置されている。
分離装置の概略を示している。重合圧延されたコイル状
のアルミニウム箔(S) は、巻出しコイル(1) から巻出さ
れ、複数のガイドローラ(2) によって所定経路沿いに搬
送させられて、1枚ずつに分離された後、それぞれ巻取
りコイル(3) として巻き取られるようになされている。
上記分離装置のライン中における分離箇所の前流側に、
アルミニウム箔(S) の両耳部を切断するカッター(4) が
配置され、このカッター(4) の近傍においてアルミニウ
ム箔(S) を横切るようにアルミニウム箔の切断耳屑吸引
搬送ダクト(10)が配置されている。
【0021】図2に詳しく示したように、カッター(4)
は、多数の溝(5) を有するロールよりなる下刃(4A)と、
複数の回転刃(6) を有する上刃軸(4B)とで構成されてい
る。
は、多数の溝(5) を有するロールよりなる下刃(4A)と、
複数の回転刃(6) を有する上刃軸(4B)とで構成されてい
る。
【0022】アルミニウム箔の切断耳屑吸引搬送ダクト
(10)は、図2ないし図5に示したように、上方開放溝状
のダクト本体(11)と、両端部がダクト本体(11)の左右両
端部に固定されてその上方開放部を覆うとともに、長さ
の中間部において左右2カ所を上方に湾曲させてダクト
本体(11)内への切断耳屑導入部(12a) を形成し得るよう
な長さを有する可撓性帯状カバー(12)と、形成された切
断耳屑導入部(12a) を上から覆う方形キャップ(13)と、
切断耳屑導入部(12a) と連通するように各キャップ(13)
に設けられた切断耳屑吸引口部(14)とを備えており、切
断耳屑吸引口部(14)を切断耳屑発生位置にのぞませ得る
ようにキャップ(13)が帯状カバー(12)の長さ方向に沿っ
て移動自在となされている。
(10)は、図2ないし図5に示したように、上方開放溝状
のダクト本体(11)と、両端部がダクト本体(11)の左右両
端部に固定されてその上方開放部を覆うとともに、長さ
の中間部において左右2カ所を上方に湾曲させてダクト
本体(11)内への切断耳屑導入部(12a) を形成し得るよう
な長さを有する可撓性帯状カバー(12)と、形成された切
断耳屑導入部(12a) を上から覆う方形キャップ(13)と、
切断耳屑導入部(12a) と連通するように各キャップ(13)
に設けられた切断耳屑吸引口部(14)とを備えており、切
断耳屑吸引口部(14)を切断耳屑発生位置にのぞませ得る
ようにキャップ(13)が帯状カバー(12)の長さ方向に沿っ
て移動自在となされている。
【0023】ダクト本体(11)は、横断面が上方に開口し
た略C形の鋼材よりなり、その前後両側縁部には前後に
水平にのびるフランジ部(11a) が設けられている。ダク
ト本体(11)の基端には、カッタブロワ(図示略)が接続
されている。
た略C形の鋼材よりなり、その前後両側縁部には前後に
水平にのびるフランジ部(11a) が設けられている。ダク
ト本体(11)の基端には、カッタブロワ(図示略)が接続
されている。
【0024】帯状カバー(12)は、厚み0.15mmのス
テンレス鋼シートよりなる。図示は省略したが、帯状カ
バー(12)の左右両端部は、それぞれ押え板を介してボル
トにより、ダクト本体(11)の前後両フランジ部(11a) の
左右両端部分に固定されている。帯状カバー(12)におけ
る切断耳屑導入部(12a) を除く前後両縁部の下面は、ダ
クト本体(11)の前後両フランジ部(11a) の上面に接して
おり、カッタブロワによる吸引時には、ダクト本体(11)
内が負圧になることによって、これら両面が隙間を生じ
ることなく密着させられる。
テンレス鋼シートよりなる。図示は省略したが、帯状カ
バー(12)の左右両端部は、それぞれ押え板を介してボル
トにより、ダクト本体(11)の前後両フランジ部(11a) の
左右両端部分に固定されている。帯状カバー(12)におけ
る切断耳屑導入部(12a) を除く前後両縁部の下面は、ダ
クト本体(11)の前後両フランジ部(11a) の上面に接して
おり、カッタブロワによる吸引時には、ダクト本体(11)
内が負圧になることによって、これら両面が隙間を生じ
ることなく密着させられる。
【0025】キャップ(13)は、逆U形に折り曲げられた
鋼板よりなる頂壁・左右両側壁構成部材(13A) と、これ
よりも厚い鋼板よりなる前後壁構成部材(13B) とで構成
されており、頂壁・左右両側壁構成部材(13A) が前後壁
構成部材(13B) に複数のビス(15)によって取り付けられ
ている(図5参照)。後壁構成部材(13B) の長さ中央部
には、切断耳屑吸引口部(14)の接続孔(16)があけられて
いる。前後壁構成部材(13B) の下面には、シール部材(1
7)が設けられている。
鋼板よりなる頂壁・左右両側壁構成部材(13A) と、これ
よりも厚い鋼板よりなる前後壁構成部材(13B) とで構成
されており、頂壁・左右両側壁構成部材(13A) が前後壁
構成部材(13B) に複数のビス(15)によって取り付けられ
ている(図5参照)。後壁構成部材(13B) の長さ中央部
には、切断耳屑吸引口部(14)の接続孔(16)があけられて
いる。前後壁構成部材(13B) の下面には、シール部材(1
7)が設けられている。
【0026】キャップ(13)内における切断耳屑導入部(1
2a) の頂部の左右両端部分を下方から支え得る位置およ
び切断耳屑導入部(12a) の左右両裾部を下方に抑えつけ
得る位置には、それぞれ切断耳屑導入部の保持部材(18)
が設けられている。保持部材(18)は、両端部がキャップ
(13)の前後両壁にボルト(19)で取り付けられた水平軸(1
8A) と、水平軸(18A) の両端寄りおよび長さ中央にそれ
ぞれ嵌められたミニチュアベアリング(18B) とよりな
り、キャップ(13)の移動に伴ってミニチュアベアリング
(18B) が帯状カバー(12)の上下面を転動するようになさ
れている。
2a) の頂部の左右両端部分を下方から支え得る位置およ
び切断耳屑導入部(12a) の左右両裾部を下方に抑えつけ
得る位置には、それぞれ切断耳屑導入部の保持部材(18)
が設けられている。保持部材(18)は、両端部がキャップ
(13)の前後両壁にボルト(19)で取り付けられた水平軸(1
8A) と、水平軸(18A) の両端寄りおよび長さ中央にそれ
ぞれ嵌められたミニチュアベアリング(18B) とよりな
り、キャップ(13)の移動に伴ってミニチュアベアリング
(18B) が帯状カバー(12)の上下面を転動するようになさ
れている。
【0027】また、キャップ(13)内には、切断耳屑吸引
口部(14)から吸引された切断耳屑をダクト本体(11)内に
スムーズに導くための切断耳屑案内部材(20)が設けられ
ている。切断耳屑案内部材(20)は、横断面略逆U形をな
し、その一端部がキャップ(13)の後壁内面における接続
孔(16)の縁部に、同他端部がキャップ(13)の前壁内面に
それぞれ溶接されてなる。切断耳屑案内部材(20)の内部
には、キャップ(13)の前壁に向かって下方に傾斜した切
断耳屑案内傾斜板(21)が溶接されている。
口部(14)から吸引された切断耳屑をダクト本体(11)内に
スムーズに導くための切断耳屑案内部材(20)が設けられ
ている。切断耳屑案内部材(20)は、横断面略逆U形をな
し、その一端部がキャップ(13)の後壁内面における接続
孔(16)の縁部に、同他端部がキャップ(13)の前壁内面に
それぞれ溶接されてなる。切断耳屑案内部材(20)の内部
には、キャップ(13)の前壁に向かって下方に傾斜した切
断耳屑案内傾斜板(21)が溶接されている。
【0028】キャップ(13)の前壁には、ストッパ取付板
(22)が、ボルトにより垂下状に取り付けられ、このスト
ッパ取付板(22)の下部に、ハンドル(24)付きネジよりな
るストッパ(23)が、外側から貫通状にねじ込まれて取り
付けられている。ストッパ(23)は、これのハンドル(24)
を回して適宜にストッパ取付板(22)にねじ込むことによ
り、そのネジ先端の面取部(23a) がダクト本体(11)の右
側フランジ部(11a) に圧接させられ、それによってキャ
ップ(13)がダクト本体(11)の所要位置に止められる。
(22)が、ボルトにより垂下状に取り付けられ、このスト
ッパ取付板(22)の下部に、ハンドル(24)付きネジよりな
るストッパ(23)が、外側から貫通状にねじ込まれて取り
付けられている。ストッパ(23)は、これのハンドル(24)
を回して適宜にストッパ取付板(22)にねじ込むことによ
り、そのネジ先端の面取部(23a) がダクト本体(11)の右
側フランジ部(11a) に圧接させられ、それによってキャ
ップ(13)がダクト本体(11)の所要位置に止められる。
【0029】キャップ(13)の後壁には、これの接続口(1
6)と重なる連通口(26)を有する切断耳屑吸引口部・摺動
案内溝形成部材取付板(25)が、ボルトにより垂下状に取
り付けられている。
6)と重なる連通口(26)を有する切断耳屑吸引口部・摺動
案内溝形成部材取付板(25)が、ボルトにより垂下状に取
り付けられている。
【0030】切断耳屑吸引口部(14)は、先端が下向きの
円弧状をなす管よりなり、その基端部に設けられた環状
のフランジ部(14a) がボルト(19)によって切断耳屑吸引
口部・案内凹溝部材取付板(25)に取り付けられている。
切断耳屑吸引口部(14)の先端にはノズル(14b) が設けら
れている。
円弧状をなす管よりなり、その基端部に設けられた環状
のフランジ部(14a) がボルト(19)によって切断耳屑吸引
口部・案内凹溝部材取付板(25)に取り付けられている。
切断耳屑吸引口部(14)の先端にはノズル(14b) が設けら
れている。
【0031】切断耳屑吸引口部・摺動案内溝部材取付板
(25)の下部には、ダクト本体(11)の後壁に向かって開口
した水平な内部拡大溝よりなる摺動案内溝(27a) を有す
る板状の摺動案内溝部材(27)がボルト(19)により取り付
けられている。一方、ダクト本体(11)の後壁外面には、
同面のほぼ全長にわたって水平にのびる鋼棒よりなり、
かつ摺動案内溝(27a) と摺動自在に嵌め合わせられる摺
動案内凸部材(28)がボルトにより取り付けられている。
(25)の下部には、ダクト本体(11)の後壁に向かって開口
した水平な内部拡大溝よりなる摺動案内溝(27a) を有す
る板状の摺動案内溝部材(27)がボルト(19)により取り付
けられている。一方、ダクト本体(11)の後壁外面には、
同面のほぼ全長にわたって水平にのびる鋼棒よりなり、
かつ摺動案内溝(27a) と摺動自在に嵌め合わせられる摺
動案内凸部材(28)がボルトにより取り付けられている。
【0032】上記の構成よりなるアルミニウム箔の切断
耳屑吸引搬送ダクト(10)によれば、次のようにして切断
耳屑の吸引搬送を行うことができる。まず、アルミニウ
ム箔(S) の両耳部の位置、すなわち切断耳屑の発生位置
に切断耳屑吸引口部(14)をのぞませ得るように、キャッ
プ(13)を帯状カバー(12)の長さ方向に沿って移動させ、
所要位置にきたらキャップ(13)をストッパ(23)によりダ
クト本体(11)に固定しておく。そして、ダクト本体(11)
に接続されたカッタブロワを作動させると、アルミニウ
ム箔(S) の切断耳屑が、切断耳屑吸引口部(14)から帯状
カバー(12)の切断耳屑導入部(12a) を介してダクト本体
(11)内に吸引され、カッタブロワの方へ搬送される。分
離装置により前とは違う幅のアルミニウム箔(S) が分離
される場合、すなわち切断すべきアルミニウム箔(S) の
両耳部の位置を変える必要がある場合には、ストッパ(2
3)を弛めて、前記と同様にキャップ(13)を帯状カバー(1
2)の長さ方向に沿って所要位置まで移動させ、再度スト
ッパ(23)によりキャップ(13)をダクト本体(11)に固定す
ればよい。
耳屑吸引搬送ダクト(10)によれば、次のようにして切断
耳屑の吸引搬送を行うことができる。まず、アルミニウ
ム箔(S) の両耳部の位置、すなわち切断耳屑の発生位置
に切断耳屑吸引口部(14)をのぞませ得るように、キャッ
プ(13)を帯状カバー(12)の長さ方向に沿って移動させ、
所要位置にきたらキャップ(13)をストッパ(23)によりダ
クト本体(11)に固定しておく。そして、ダクト本体(11)
に接続されたカッタブロワを作動させると、アルミニウ
ム箔(S) の切断耳屑が、切断耳屑吸引口部(14)から帯状
カバー(12)の切断耳屑導入部(12a) を介してダクト本体
(11)内に吸引され、カッタブロワの方へ搬送される。分
離装置により前とは違う幅のアルミニウム箔(S) が分離
される場合、すなわち切断すべきアルミニウム箔(S) の
両耳部の位置を変える必要がある場合には、ストッパ(2
3)を弛めて、前記と同様にキャップ(13)を帯状カバー(1
2)の長さ方向に沿って所要位置まで移動させ、再度スト
ッパ(23)によりキャップ(13)をダクト本体(11)に固定す
ればよい。
【0033】
【実施例】上記実施形態のアルミニウム箔の切断耳屑吸
引搬送ダクト(10)を用いて、その切断耳屑吸引口部(14)
の移動に要する時間を測定した。また、比較例として、
図6に示した従来のアルミニウム箔の切断耳屑吸引搬送
ダクト(30)を用いて、その切断耳屑吸引口部(33)の移動
に要する時間を測定した。移動はそれぞれ5回ずつ行
い、移動距離等の条件は実施例と比較例との間で差が生
じないようにした。
引搬送ダクト(10)を用いて、その切断耳屑吸引口部(14)
の移動に要する時間を測定した。また、比較例として、
図6に示した従来のアルミニウム箔の切断耳屑吸引搬送
ダクト(30)を用いて、その切断耳屑吸引口部(33)の移動
に要する時間を測定した。移動はそれぞれ5回ずつ行
い、移動距離等の条件は実施例と比較例との間で差が生
じないようにした。
【0034】実施例の場合、1回当りの平均移動所要時
間が約1分であったのに対して、比較例の場合、約7分
であった。
間が約1分であったのに対して、比較例の場合、約7分
であった。
【0035】以上の測定結果から明らかなように、この
発明の切断耳屑吸引搬送ダクトによれば、切断耳屑吸引
口部の移動所要時間を大幅に短縮することが可能であ
る。
発明の切断耳屑吸引搬送ダクトによれば、切断耳屑吸引
口部の移動所要時間を大幅に短縮することが可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】この発明の帯状シートの切断耳屑吸引搬
送ダクトによれば、切断耳屑吸引口部を、トリミングす
べき帯状シートの幅に対応した切断耳屑発生位置にのぞ
ませ得るように、簡単にかつ短時間で移動させることが
できる上、フレキシブルホースを備えた従来技術のよう
に広い設置スペースを必要とせず、また、吸引される切
断耳屑との摩耗による部品の交換も必要としないので、
メンテナンスが容易である。
送ダクトによれば、切断耳屑吸引口部を、トリミングす
べき帯状シートの幅に対応した切断耳屑発生位置にのぞ
ませ得るように、簡単にかつ短時間で移動させることが
できる上、フレキシブルホースを備えた従来技術のよう
に広い設置スペースを必要とせず、また、吸引される切
断耳屑との摩耗による部品の交換も必要としないので、
メンテナンスが容易である。
【図1】この発明による切断耳屑吸引搬送ダクトが組み
込まれたアルミニウム箔の分離装置の概略図である。
込まれたアルミニウム箔の分離装置の概略図である。
【図2】この発明の実施形態を示すアルミニウム箔の切
断耳屑吸引搬送ダクトの一部斜視図である。
断耳屑吸引搬送ダクトの一部斜視図である。
【図3】アルミニウム箔の切断耳屑吸引搬送ダクトの横
断面図である。
断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である
【図5】アルミニウム箔の切断耳屑吸引搬送ダクトの一
部分解斜視図である。
部分解斜視図である。
【図6】従来のアルミニウム箔の切断耳屑吸引搬送ダク
トの一部斜視図である。
トの一部斜視図である。
【図7】従来のもう1つのアルミニウム箔の切断耳屑吸
引搬送ダクトの一部斜視図である。
引搬送ダクトの一部斜視図である。
(S) …アルミニウム箔(帯状シート) (4) …カッター (10)…アルミニウム箔(帯状シート)の切断耳屑吸引搬
送ダクト (11)…ダクト本体 (12)…帯状カバー (12a) …切断耳屑導入部 (13)…キャップ (14)…切断耳屑吸引口部
送ダクト (11)…ダクト本体 (12)…帯状カバー (12a) …切断耳屑導入部 (13)…キャップ (14)…切断耳屑吸引口部
Claims (1)
- 【請求項1】 帯状シートの両耳部を切断するカッター
の近傍においてシートを横切るように配置されている帯
状シートの切断耳屑吸引搬送ダクトであって、上方開放
溝状のダクト本体と、両端部がダクト本体の両端部に固
定されてその上方開放部を覆うとともに、長さの中間部
において少なくとも2カ所を上方に湾曲させてダクト本
体内への切断耳屑導入部を形成し得るような長さを有す
る可撓性帯状カバーと、形成された切断耳屑導入部を上
から覆う方形キャップと、切断耳屑導入部と連通するよ
うに各キャップに設けられた切断耳屑吸引口部とを備え
ており、切断耳屑吸引口部を切断耳屑発生位置にのぞま
せ得るようにキャップが帯状カバーの長さ方向に沿って
移動自在となされている、帯状シートの切断耳屑吸引搬
送ダクト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20888197A JPH1148028A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 帯状シートの切断耳屑吸引搬送ダクト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20888197A JPH1148028A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 帯状シートの切断耳屑吸引搬送ダクト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1148028A true JPH1148028A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16563668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20888197A Pending JPH1148028A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 帯状シートの切断耳屑吸引搬送ダクト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1148028A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012176440A (ja) * | 2012-05-01 | 2012-09-13 | Giken Kk | 切粉の回収装置 |
JP2019188773A (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 三ツ星ベルト株式会社 | ベルト成形体のカバーリング処理用の帆布供給機構 |
-
1997
- 1997-08-04 JP JP20888197A patent/JPH1148028A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012176440A (ja) * | 2012-05-01 | 2012-09-13 | Giken Kk | 切粉の回収装置 |
JP2019188773A (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 三ツ星ベルト株式会社 | ベルト成形体のカバーリング処理用の帆布供給機構 |
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