JP2012175263A - 情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが表示された情報を読みやすく、認識しやすくすることができる情報表示装置を提供することにある。
【解決手段】情報を一方向にスクロールさせて表示することが可能なスクロール領域を画面の少なくとも一部に備える表示部と、スクロール領域に対する操作者の視線位置を検出する視線検出部と、視線検出部で検出される前記視線位置に基づいて、スクロール領域で情報をスクロールさせるスクロール速度を制御する制御部と、を有することで上記課題を解決する。
【選択図】図3

Description

本発明は、文字、記号等を含む画像を表示する情報表示装置に関する。
情報化社会の発展に伴い携帯電話機等の表示部を備えた情報表示装置が急速に普及し、幅広い年齢層のユーザが使用している。ここで、情報表示装置の画像の表示方法としては、情報を一方向にスクロールさせて表示させる表示方法がある。また、特許文献1には、情報をスクロールさせて表示する場合に、ユーザの他の機能の操作内容に基づいてスクロール速度を設定する装置が記載されている。
特開2008−193535号公報
ここで、情報を読み、認識する速度はユーザによって異なるため、特許文献1に記載された装置のように、スクロール速度(表示送り速度)を調整することで、表示される情報を読みやすくすることができる。
しかしながら、情報の表示方法により読む速度、認識する速度は変化する。また、表示されている情報量や、その情報を読んでいる状態によって変化もする。このため、メール機能やブラウザ機能などの他の機能でユーザが入力し操作速度に基づいて算出したスクロール速度で情報をスクロールさせても適切な表示速度にならないことがある。スクロール速度が適切な速度でない場合、ユーザは、表示されている情報が読みにくくなり、認識しにくくなる。
本発明は、ユーザが表示された情報を読みやすく、認識しやすくすることができる情報表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報表示装置は、情報を一方向にスクロールさせて表示することが可能なスクロール領域を画面の少なくとも一部に備える表示部と、前記スクロール領域に対する操作者の視線位置を検出する視線検出部と、前記視線検出部で検出される前記視線位置に基づいて、前記スクロール領域で前記情報をスクロールさせるスクロール速度を制御する制御部と、を有することを特徴とする。
ここで、前記視線検出部は、前記視線位置を設定された間隔で検出し、前記制御部は、前記視線検出部で複数回検出した視線位置に基づいて、前記視線位置が一定領域内で維持されるスクロール速度で前記情報をスクロールさせることが好ましい。
また、前記一定領域は、前記スクロール領域の中央領域であることが好ましい。
また、前記制御部は、前記スクロール領域の一部に許容領域を設定しており、前記視線位置が許容領域よりもスクロールの表示開始位置側にある場合、前記情報のスクロール速度を速くし、前記視線位置が許容領域よりもスクロールの表示終了位置側にある場合、前記情報のスクロール速度を遅くすることが好ましい。
また、前記表示部は、前記スクロール領域にサンプルとなる情報を一方向にスクロールさせて表示し、前記制御部は、前記視線検出部により検出される当該サンプルとなる情報に対する操作者の視線位置に基づいて前記情報の基準スクロール速度を決定し、前記スクロール領域への情報の表示の開始時のスクロール速度を当該基準スクロール速度とすることが好ましい。
また、前記制御部は、前記情報を繰り返し表示させ、前記情報を表示する回数が増えると、前記情報のスクロール速度をより速くすることが好ましい。
また、前記制御部は、前記情報のうち、前記視線検出部により検出される視線位置が所定の回数以上重なる部分がある場合、当該部分が表示される間はスクロール速度を遅くすることが好ましい。
また、前記制御部は、前記視線検出部より検出される視線位置に基づいて前記情報の大きさを制御する文字制御部を有し、前記文字制御部は、前記情報のうち、前記視線検出部により検出される視線位置が所定の回数以上重なる部分がある場合、当該部分を他の部分とは異なる表示方法で表示することが好ましい。
また、前記文字制御部は、当該部分を他の部分よりも拡大して表示することが好ましい。
また、前記制御部は、前記視線検出部によって視線検出可能な範囲を複数のブロックに分割し、前記視線検出部により検出される視線位置が前記複数のブロックのいずれに位置しているかを判定する視線判定部をさらに有し、前記視線判定部で判定された前記視線位置を含むブロックの位置に基づいて前記スクロール速度を制御することが好ましい。
本発明は、ユーザが表示された情報を読みやすく、認識しやすくすることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る情報表示装置の一実施形態の概略構成を示す正面図である。 図2は、図1に示す情報表示装置の側面図である。 図3は、図1、図2に示す情報表示装置の機能の概略構成を示すブロック図である。 図4は、図1に示す情報表示装置が表示する画像の一例を示す説明図である。 図5は、情報表示装置とユーザの視線との関係を示す説明図である。 図6は、情報表示装置の処理の一例を示すフロー図である。 図7は、条件テーブルに記憶されている情報の一例を示す説明図である。 図8は、情報表示装置の処理の一例を示すフロー図である。 図9は、情報表示装置が表示する画像の他の例を示す説明図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下においては、情報表示装置の一例として携帯電話機を取り上げるが、本発明の適用対象は携帯電話機に限定されるものではなく、例えば、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン、ゲーム機等に対しても本発明は適用できる。
図1は、実施形態に係る情報表示装置の一実施形態の概略構成を示す正面図であり、図2は、図1に示す情報表示装置の側面図である。図1、図2に示す情報表示装置1は、無線通信機能と、出力手段と、音声取得手段と、撮像手段とを有する携帯電話機である。情報表示装置1は、筐体1Cが複数の筐体で構成される。具体的には、筐体1Cは、第1筐体1CAと第2筐体1CBとで開閉可能に構成される。すなわち、情報表示装置1は、折り畳み式の筐体を有する。なお、情報表示装置1の筐体は、このような構造に限定されるものではない。例えば、情報表示装置1の筐体は、両方の筐体を重ね合わせた状態から一方の筐体と他方の筐体とを互いにスライドできるようにしたスライド式の筐体であってもよいし、重ね合わせ方向に沿う軸線を中心に、一方の筐体を回転させるようにした回転式や、2軸ヒンジを介して両方の筐体を連結したものでもよい。
第1筐体1CAと第2筐体1CBとは、連結部であるヒンジ機構8で連結されている。ヒンジ機構8で第1筐体1CAと第2筐体1CBとを連結することにより、第1筐体1CA及び第2筐体1CBは、ヒンジ機構8を中心としてともに回動して、互いに遠ざかる方向及び互いに接近する方向(図2の矢印Rで示す方向)に回動できるように構成される。第1筐体1CAと第2筐体1CBとが互いに遠ざかる方向に回動すると情報表示装置1が開き、第1筐体1CAと第2筐体1CBとが互いに接近する方向に回動すると情報表示装置1が閉じて、折り畳まれた状態となる(図2の点線で示す状態)。
第1筐体1CAには、表示部として、図1に示すディスプレイ2が設けられる。ディスプレイ2は、情報表示装置1が受信を待機している状態のときに待ち受け画像を表示したり、情報表示装置1の操作を補助するために用いられるメニュー画像を表示したりする。なお、図1は、ディスプレイ2のスクロール領域50にスクロールしながら情報(テロップ)を表示している状態を示している。スクロール領域50については後述する。なお、ディスプレイ2(表示部32)は、上述した情報を一方向にスクロールさせて表示することが可能なスクロール領域を画面の少なくとも一部に備える。また、第1筐体1CAには、情報表示装置1の通話時に音声を出力する出力手段であるレシーバ16が設けられる。
第1筐体1CAのディスプレイ2が配置されている面には、画像を撮影(取得)するカメラ40が設けられる。カメラ40は、ディスプレイ2と対面している領域(ディスプレイ2と向かい合っている領域)の画像を撮影することができる。
第2筐体1CBには、通話相手の電話番号や、メール作成時等に文字を入力するための操作キー13Aが複数設けられ、また、ディスプレイ2に表示されるメニューの選択及び決定や画面のスクロール等を容易に実行するための方向及び決定キー13Bが設けられる。操作キー13A及び方向及び決定キー13Bは、情報表示装置1の操作部13を構成する。また、第2筐体1CBには、情報表示装置1の通話時に音声を受け取る音声取得手段であるマイク15が設けられる。操作部13は、図2に示す、第2筐体1CBの操作面1PCに設けられる。操作面1PCとは反対側の面が、情報表示装置1の背面1PBである。
図3は、図1、図2に示す情報表示装置の機能の概略構成を示すブロック図である。図3に示すように、情報表示装置1は、制御部22と、記憶部24と、送受信部26と、操作部13と、音声処理部30と、表示部32と、動き検出手段である加速度センサ38と、カメラ40と、を有する。制御部22は、情報表示装置1の全体的な動作を統括的に制御する機能を有する。すなわち、制御部22は、情報表示装置1の各種の処理が、操作部13の操作や情報表示装置1の記憶部24に記憶されるソフトウェアに応じて適切な手順で実行されるように、送受信部26や、音声処理部30や、表示部32等の動作を制御する。なお、制御部22は、後述する視線判定部42と、文字制御部44と、を備えている。
情報表示装置1の各種の処理としては、例えば、回線交換網を介して行われる音声通話、電子メールの作成及び送受信、インターネットのWeb(World Wide Web)サイトの閲覧等がある。また、送受信部26、音声処理部30、表示部32等の動作としては、例えば、送受信部26による信号の送受信、音声処理部30による音声の入出力、表示部32による画像の表示等がある。
制御部22は、記憶部24に記憶されているプログラム(例えば、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションのプログラム等)に基づいて処理を実行する。制御部22は、例えば、マイクロプロセッサユニット(MPU:Micro Processing Unit)で構成され、前記ソフトウェアで指示された手順にしたがって上述した情報表示装置1の各種の処理を実行する。すなわち、制御部22は、記憶部24に記憶されるオペレーティングシステムプログラムやアプリケーションのプログラム等から命令コードを順次読み込んで処理を実行する。
制御部22は、複数のアプリケーションのプログラムを実行する機能を有する。制御部22が実行するアプリケーションのプログラムとしては、例えば、後述するカメラプログラム24a、画面制御プログラム24b、スクロール表示プログラム24cや、電子メール機能を実現するためのメールプログラムや、WEBブラウジングアプリケーションを実現するためのブラウザプログラム等の複数のアプリケーションのプログラムがある。また、制御部22の視線判定部42と文字制御部44とは、各種プログラムに基づいて処理を実行する。なお、視線判定部42と、文字制御部44は、固有のプログラムを記憶しておいても、記憶部24に記憶されているプロ部ラムを読み出して実行してもよい。
記憶部24は、制御部22での処理に利用されるプログラムやデータを保存する。具体的には、記憶部24は、カメラ40での撮影動作を制御するカメラプログラム24a、画面制御を実現するための画面制御プログラム24b、スクロール表示を実現するためのスクロール表示プログラム24cや、スクロール表示を実行する際のスクロール速度を設定する基準となる処理が定義された条件テーブル24dを記憶する。記憶部24には、その他に、情報表示装置1の基本的な機能を実現するオペレーティングシステムプログラムや、氏名、電話番号、メールアドレス等が登録されたアドレス帳データ等の他のプログラムやデータも記憶される。
また、ソフトウェアの処理過程で用いられるコンピュータプログラムや一時的なデータは、制御部22によって記憶部24に割り当てられた作業領域へ一時的に記憶される。記憶部24は、例えば、不揮発性の記憶デバイス(ROM:Read Only Memory等の不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置等)や、読み書き可能な記憶デバイス(例えば、SRAM:Static Random Access Memory、DRAM:Dynamic Random Access Memory)等で構成される。
送受信部26は、アンテナ26aを有し、基地局によって割り当てられるチャネルを介し、基地局との間でCDMA(Code Division Multiple Access)方式などによる無線信号回線を確立し、基地局との間で電話通信及び情報通信を行う。操作部13は、例えば、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、発信キー等、各種の機能が割り当てられた操作キー13Aと、方向及び決定キー13Bとで構成される。そして、これらのキーがユーザの操作により入力されると、その操作内容に対応する信号を発生させる。発生した信号は、ユーザの指示として制御部22へ入力される。
音声処理部30は、マイク15に入力される音声信号やレシーバ16やスピーカ17から出力される音声信号の処理を実行する。すなわち、音声処理部30は、マイク15から入力される音声を増幅し、AD変換(Analog Digital変換)を実行した後、さらに符号化等の信号処理を施して、ディジタルの音声データに変換して制御部22へ出力する。また、制御部22から送られる音声データに対して復号化、DA変換(Digital Analog変換)、増幅等の処理を施してアナログの音声信号に変換してから、レシーバ16やスピーカ17へ出力する。ここで、スピーカ17は、情報表示装置1の筐体1C内に配置されており、着信音やメールの送信音等を出力する。
加速度センサ38は、情報表示装置1に印加される加速度の方向及び大きさを検出する。加速度センサ38の検出結果は、情報表示装置1の姿勢変化や移動の有無を判定したり、姿勢の変化量や移動距離を算出したりするために用いられる。なお、情報表示装置1の姿勢変化の有無を判定したり、姿勢の変化量を算出したりするために、情報表示装置1に方位センサを設けることとしてもよい。
表示部32は、上述したディスプレイ2を有しており、制御部22から供給される映像データに応じた映像や画像データに応じた画像を表示パネルに表示させる。ディスプレイ2は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD、Liquid Crystal Display)や、有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネルなどで構成された表示パネルで構成される。なお、表示部32は、ディスプレイ2に加え、サブディスプレイを有していてもよい。
カメラ(視線検出部)40は、ディスプレイ2に対面する領域の画像を取得する撮像機構である。つまり、カメラ40は、ディスプレイ2が光を射出する方向の画像を取得する。
次に、図4から図6を用いて、情報表示装置1の処理の一例について説明する。ここで、図4は、図1に示す情報表示装置が表示する画像の一例を示す説明図である。図5は、情報表示装置とユーザの視線との関係を示す説明図である。図6は、情報表示装置の処理の一例を示すフロー図である。なお、以下で説明する情報表示装置1の処理は、記憶部24に記憶されているカメラプログラム24aと画面制御プログラム24bとスクロール表示プログラム24cを制御部22で読み出し実行し、制御部22で各アプリケーションを実行することで実現される。
このように、情報表示装置1は、スクロール領域に対する操作者(ユーザ)の視線位置を検出する視線検出部(カメラ)40と、検出された視線位置に基づいて、スクロール領域で情報をスクロールさせるスクロール速度を制御する制御部22を備える。情報表示装置1は、スクロール表示プログラム24cを制御部22で処理することで、図4に示すように、ディスプレイ2のスクロール領域50に情報52a、52b、52cをスクロールさせつつ(テロップを)表示させる。なお、テロップとはスクロールしている情報である。スクロール領域50は、ディスプレイ2の画面を表示する領域のうち少なくとも一部の領域であり、図4ではディスプレイ2の画面(文字表示方向)の下側の一部領域である。ここで、図4に示す例は、「今日の天気 札幌 晴れ 青森・・・・仙台 くもり・・・」という情報をスクロール領域50にスクロールさせて表示させる例である。なお、スクロール領域50に表示させる情報としては、文字、記号等を含む種々の情報を用いることができる。制御部22は、図4に示すように、スクロール領域50に表示させる情報を設定されたスクロール速度でスクロール方向(所定の一方向、矢印54の方向)に移動させる。なおスクロール速度の設定方法については後述する。これにより、スクロール領域50は、情報52aが表示された状態から所定時間経過すると情報52bが表示された状態となり、その後さらに所定時間が経過すると情報52cが表示された状態となる。
また、情報表示装置1は、カメラプログラム24aおよびスクロール表示プログラム24cを制御部22で処理することで、カメラ(視線検出部)40により、図5に示すように、スクロール領域50に情報を表示させている際のユーザの目60のスクロール領域50における視線位置を検出する。
まず、情報表示装置1の制御部22は、カメラ40でディスプレイ2に対面している領域の画像を取得し、取得した画像から目60の画像を抽出する。本実施形態の情報表示装置1は、目60の画像から目60の視線位置を検出する。具体的には、スクロール領域50を第1領域70、第2領域72、第3領域74に分け、視線位置が3つの領域のいずれにあるか、つまり目60が3つの領域のいずれを見ているかを制御部22内の視線判定部42にて判定する。つまり、視線判定部42は、カメラ(視線検出部)40によって視線検出可能な範囲を複数ブロックに分割し、検出される視線位置が複数のブロックのいずれに位置しているかを判定する。なお、第1領域70は、矢印54の先端側つまりスクロール表示する情報の終了位置側の領域であり、第2領域72は、スクロール領域50の中央の領域であり、第3領域74は、矢印54の終端側つまりスクロール表示する情報の開始位置側の領域である。つまり、スクロール領域50に表示される情報は、第3領域74、第2領域72、第1領域70の順で各領域を通過する。制御部22は、目60を解析し視線62であると判定した場合、第1領域70に視線位置があると判定する。目60を解析し視線64であると判定した場合、第2領域72に視線位置があると判定する。目60を解析し視線66であると判定した場合、第3領域74に視線位置があると判定する。なお、カメラ40で取得した画像に基づいて視線位置を検出する方法としては、種々の方法を用いることができ、例えば、目60の画像の瞳孔の向き等を解析することで視線位置を検出することができる。
次に、図6を用いてスクロール速度を調整しつつ、スクロール領域50にスクロールしながら情報(テロップ)を表示させる処理について説明する。なお、図6に示す処理は、スクロール表示プログラム24cで実行されるアプリケーションで全体的な処理をしつつ、必要に応じてカメラプログラム24aで実行されるアプリケーション、画面制御プログラム24bで実行されるアプリケーションで処理を行うことで実現される。まず、制御部22は、ステップS12として、テロップ表示を開始する。つまり、制御部22は、スクロール領域50に情報をスクロールさせながら表示させる。
制御部22は、ステップS12でテロップ表示を開始したら、ステップS14としてカメラ40を起動する。制御部22は、ステップS14でカメラ40を起動したら、ステップS16として、ユーザの目の動きから読む速度を判定する。つまり、制御部22は、起動したカメラ40でユーザの目を検出し視線位置を検出する。制御部22は、視線位置を検出したら、スクロール領域50における視線位置に基づいて適切なスクロール速度を算出する。スクロール速度の判定方法については、後述する。また、算出したスクロール速度と現状のスクロール速度とを比較し、その差に基づいて速度変更値を算出する。
制御部22は、ステップS16で速度を判定したら、ステップS18として、速度変更値を反映する。つまりステップS16で判定した結果に基づいてスクロール速度を調整する。なお、スクロール速度が適切である場合はスクロール速度を変更しない。
制御部22は、ステップS18で速度変更値を反映させたら、ステップS20として送りキーの割り込みがあるかを判定する。ここで、送りキーとは、スクロール領域50に表示させる情報を一定量先送りするまたはスクロール速度を速くする指示が割り当てられたキーである。ユーザは、スクロール領域50に表示されている情報が読む必要ないと判定した場合や、表示されている部分よりも先の部分の情報を知りたい場合に、当該送りキーを操作する。
制御部22は、ステップS20で送りキーの割り込みあり(Yes)、つまり送りキーが操作されたと判定したら、ステップS22として、スクロール速度を速くするまたはスクロール領域50に表示している情報を一定量(一定長さ分)送る。これにより、制御部22は、より速く、表示している部分よりも先の部分をスクロール領域50に表示することができる。制御部22は、ステップS22の処理を行ったら、ステップS24に進む。
また、制御部22は、ステップS20で送りキーの割り込みなし(No)、つまり送りキーが操作されていないと判定したら、ステップS24に進む。制御部22は、ステップS20でNoと判定されたらまたはステップS22の処理を行ったら、ステップS24としてテロップ終了かを判定する。制御部22は、ステップS24でテロップを終了しない(No)と判定したら、ステップS14に進み、上記処理を繰り返す。また、制御部22は、ステップS24でテロップを終了する(Yes)と判定したら、本処理を終了する。
このように、情報表示装置1は、カメラ40で取得した画像を解析してユーザがスクロール領域50のどこを見ているか、つまり視線位置を検出し、その視線位置に基づいてスクロール速度を調整することで、スクロール領域50に表示させる情報をユーザがより読みやすい状態、認識しやすい状態で表示させることができる。例えば、スクロール表示の情報を読むのが苦手で読むのが遅い人、例えば高齢者であっても、その人の視線位置に合わせてスクロール速度を調整できるので、スクロールする情報を見逃して、再表示まで待つという事態を発生しにくくすることができる。また、カメラ40で検出した結果に基づいて自動的にスクロール速度の調整を行うため、ユーザが設定等のわずらわしい操作を行わなくてもよい。
また、図6に示すように、テロップの表示中は視線位置の検出を行い、スクロール速度の調整を繰り返し行うことで、表示させている情報に適したスクロール速度に調整することができる。つまりユーザが読みにくい情報を表示している場合はスクロール速度を遅くでき、ユーザが読みやすい情報を表示している場合はスクロール速度を速くできる。
なお、制御部22は、スクロール方向と平行な方向における視線位置に基づいて、スクロール速度を調整すればよい。つまり、情報の移動方向と平行な方向を考慮し、情報の移動方向に直交する方向の位置は、考慮しないでもよい。また、制御部22は、視線位置がスクロール領域50から外れている検出結果は考慮しないようにしてもよい。また、視線位置がスクロール領域50から外れている間は、スクロール速度を0とし、表示させている情報を動かさないようにしてもよい。
ここで、視線位置に基づいて速度変更値を算出する方法、つまりスクロール速度を調整する方法としては、種々の方法を用いることができる。ここで、情報表示装置1のカメラ(視線検出部)40は、視線位置を設定された間隔で検出し、制御部22は、複数回検出した視線位置に基づいて、視線位置が一定領域内で維持されるスクロール速度で情報をスクロールさせることが好ましい。つまり、制御部22は、視線位置の複数回分の検出結果に基づいて、視線位置が同じ領域を見ることができるスクロール速度を算出し、算出したスクロール速度で情報をスクロールさせることが好ましい。このように、視線位置を一定の領域内に維持できることで、ユーザはスクロール領域50内で略同じ領域を見続ければ情報を読むこと、認識することができる。また、制御部22は、視線位置をスクロール領域50の中央領域(図5では、第2領域72)で維持できるようにすることが好ましい。つまり、視線位置は、一定領域であるスクロール領域の中央領域に維持されることを好ましい。これにより、スクロール方向において、視線位置の前後に一定の余裕を設けることができ、視線位置がスクロール方向の前後に移動しても情報を認識することができる。
また、制御部22は、スクロール領域の一部に許容領域を設定し、視線位置が許容領域よりもスクロールの表示開始位置側にある場合、情報のスクロール速度を速くし、視線位置が許容領域よりもスクロールの表示終了位置側にある場合、情報のスクロール速度を遅くすること好ましい。具体的には、図5において、第2領域72を許容領域として設定し、視線位置が第1領域70にある場合は、情報のスクロール速度を遅くし、視線位置が第3領域74にある場合は、情報のスクロール速度を速くすることが好ましい。これにより、ユーザの視線位置を許容領域内に維持することができる。
また、制御部22は、本実施形態のように、カメラ(視線検出部)40によって視線検出可能な範囲を複数のブロックに分割し、カメラ(視線検出部)40により検出される視線位置が複数のブロックのいずれに位置しているかを視線判定部42にて判定し、判定された視線位置を含むブロックの位置に基づいて前記スクロール速度を制御することが好ましい。なお、この視線位置がどのブロックにあるかを判定する制御プログラムまたは処理部(視線判定部42)は、制御部22内に設けずに別途設けてもよい。このように、スクロール領域を複数のブロックに分割することで、視線位置に基づいたスクロール速度の制御をより簡単に行うことができる。なお、上記実施形態では、スクロール領域を3個の領域に分けたが、分割する領域の数は、特に限定されない。例えば、4個に分割しても、10個の領域に分割してもよい。
また、上記実施形態のようにスクロール領域に情報を表示している際の視線位置を検出し、その結果に基づいて即時スクロール速度を調整することで、表示している情報をより読みやすく表示することができる。情報表示装置1は、このようにリアルタイムでスクロール速度を調整することが好ましいがこれに限定されない。例えば、スクロール領域50にサンプルとなる情報を一方向にスクロールさせて表示し、サンプルとなる情報を表示している際の視線位置をカメラ40により検出し、当該サンプルとなる情報に対する操作者の視線位置に基づいて情報の基準スクロール速度を決定してもよい。この場合は、当該基準スクロール速度をスクロール領域への情報の表示の開始時のスクロール速度とすればよい。このように、サンプルの情報を用いて、予めユーザにとって適切なスクロール速度を算出することでも、実際の視線位置に基づいてスクロール速度を調整することで、スクロール領域50に表示させる情報をユーザが読みやすい状態、認識しやすい状態で表示させることができる。
また、上記実施形態では、ステップS20で送りキーの操作の検出を行ったが、ユーザが入力できるスクロールの調整指示はこれに限定されない。例えば、操作部13のキーに、早送り、一時停止、巻き戻し等の操作指示を割り当ててもよい。制御部22は、送りキーと同様に、入力された指示に基づいてスクロール領域50の表示を制御すればよい。
次に、上記実施形態では、カメラで検出した視線位置のみに基づいてスクロール速度を決定したが、これに限定されない。以下、図7および図8を用いて、情報表示装置1の処理の他の例について説明する。図7は、条件テーブルに記憶されている情報の一例を示す説明図である。図8は、情報表示装置の処理の一例を示すフロー図である。
条件テーブル24dは、上述したように、スクロール速度を制御するための情報として種々の条件を記憶することができる。例えば、図7に示すように、午前、午後等の時間情報や、表示する情報の構成(カタカナの割合)の条件と、スクロール速度の調整値(設定)とを対応付けて記憶している。
制御部22は、使用条件と条件テーブル24dに記憶している対応関係とを用いてスクロール速度を設定することもできる。図8を用いて処理の一例を説明する。制御部22は、ステップS30として、使用条件を検出する。図7に示す使用時間が午前か午後かでスクロール速度が切り換えられる場合は、その条件を算出する。また、制御部22は、上述したようにサンプルを用いて予め算出したユーザの基準スクロール速度を基準として調整してもよい。
制御部22は、ステップS30で使用条件を検出したら、ステップS32としてスクロール速度を決定する。制御部22は、ステップS32でスクロール速度を決定したら、ステップS34としてテロップ表示を開始する。つまり制御部22は、スクロール領域50への情報のスクロール表示を開始する。制御部22は、ステップS34でテロップ表示を開始したら、ステップS36として、表示内容、つまりスクロール領域50に表示する情報の内容を解析する。例えば、制御部22は、スクロール領域50に表示させるカタカナの割合、固有名詞の割合等を分析する。本実施形態の解析対象は、情報のうちスクロール領域50に表示されている部分である。また、予め情報の全体を解析しておき解析結果を保持していてもよい。制御部22は、解析を行うことで、例えば、スクロール領域50に表示されている部分のカタカナの割合が0%から30%に変化した場合、スクロール速度を10%減速すると判定する。
制御部22は、ステップS36で表示内容を解析したら、ステップS38としてスクロール速度を変更するかを判定する。制御部22は、ステップS38でスクロール速度を変更しない(No)と判定したら、ステップS42に進む。また、制御部22は、ステップS38でスクロール速度を変更する(Yes)と判定したら、ステップS40としてスクロール速度を変更し、その後ステップS42に進む。
制御部22は、ステップS38でNoと判定したらまたはステップS40の処理を行ったら、ステップS42としてテロップ終了かを判定する。制御部22は、ステップS42でテロップを終了しない(No)と判定したら、ステップS36に進み、上記処理を繰り返す。また、制御部22は、ステップS42でテロップを終了する(Yes)と判定したら、本処理を終了する。
情報表示装置1は、このようにサンプルを用いて予め算出した基準スクロール速度を各種条件に基づいて調整することでも、表示している内容や使用条件に適したスクロール速度で表示することができる。この方法でスクロール速度を調整することでも、スクロール領域50に表示させる情報をユーザがより読みやすい状態、認識しやすい状態で表示させることができる。
情報表示装置1は、図6に示す制御と図8に示す制御とを組み合わせて実行することが好ましい。つまり、表示する条件に基づいてスクロール速度を調整しつつ、視線位置に基づいてスクロール速度を調整することが好ましい。これにより、スクロール領域50に表示させる情報をユーザがより読みやすい状態、より認識しやすい状態で表示させることができる。
また、図7に示す例では、午後の場合が午前の場合よりもスクロール速度を遅い設定としたが、これらの条件はユーザによって適宜設定すればよい。例えばサンプルの情報を表示させてスクロール速度を算出する調整を種々の条件で行い、それぞれの条件に基づいて適切な調整量を算出してもよい。また、ユーザの年齢によって条件を設定してもよく、例えば、高齢者は午後の場合は午前の場合よりもスクロール速度を遅くし、若年者は、午前の場合が午後の場合よりもスクロール速度を遅い設定としてもよい。また、午前と午後のように、人の集中力の特性と時間変化に合わせてスクロール速度の変更パターンを設けることで、より実際の生活に合わせたスクロール速度の制御が可能となる。
また、カタカナの割合や、固有名詞の割合等に基づいてスクロール速度を制御することで、固有名詞、カタカナ等の引っかかりやすい言葉の有無によって、スクロール速度を調整することができる。より具体的には、引っかかりやすい言葉が多い場合に選択的にスクロール速度を遅くする事で、全体の速度を遅くしなくても読みやすさを向上させることができる。なお、上記実施形態では、カタカナ、固有名詞としたが、英語の割合や記号の割合を基準としてもよい。また、上記実施形態では、スクロール速度を遅くしたがこれにも限定されない。制御部22は、情報に含まれる文字に読みやすい文字(形容詞、動詞等)の割合が多い場合は、スクロール速度を速くしてもよい。
また、使用条件としては、上述した時間やカタカナの割合に限定されない。例えば、加速度センサ38を用いて歩数計の機能を実現し、ユーザの歩行速度、歩行のテンポを検出し、歩行速度、歩行のテンポを使用条件として用いてもよい。例えば、歩行のテンポが遅ければ高齢者と判定してスクロール速度を遅くしてもよい。また、歩行中であると判定したら、スクロール速度を遅くし、停止中であればスクロール速度を速くしてもよい。
なお、使用条件はスクロール表示時のみならず、情報表示装置1の使用時の状態を使用条件としてもよい。つまり種々の使用状態を検出し、ユーザの特性(年齢、性別、使用の熟練度等)また、加速度センサ38以外にも、マイク15で取得した音声情報を使用条件として用いてもよい。例えば、会話の速度や声の質に基づいて、使用者が高齢者であるかを判定してもよい。
また、例えば、情報表示装置に明るさを検出する光センサを搭載し、光センサの検出結果が、明るい場合はスクロール速度を速く、暗い場合はスクロール速度を遅くする制御を行ってもよい。
また、制御部22は、スクロール領域に情報を繰り返し表示させる場合、情報を表示する回数が増えると、情報のスクロール速度をより速くすることが好ましい。これにより、何度も表示している情報は、短時間で表示することができる。なお、スクロール速度は、上限値を設け、一定回数を超えた場合スクロール速度はそれ以上速くならないようにしてもよい。また、スクロール速度は段階的に変化させてもよい。例えば、10回、20回、30回等を閾値として、閾値の回数を超えたらスクロール速度を速くしてもよい。
また、制御部22は、情報のうち、カメラ(視線検出部)40により検出される視線位置が所定の回数以上重なる部分がある場合、当該部分が表示される間はスクロール速度を遅くすることが好ましい。具体的には、制御部22は、視線位置が情報の各部分にあるかの情報を蓄積し、視線位置が一定回数以上となる部分の表示時は、他の部分の表示時よりもスクロール速度を遅くする。視線位置が一定回数以上となる部分、つまり他の部分よりも見ている時間が長い部分は、注目している部分、または読んだり認識したりするのに時間がかかる部分であるため、スクロール速度を遅くすることで、注目している部分、読みにくい部分、認識しにくい部分をゆっくり読み、認識することができる。これにより、ユーザが情報を読みやすく、認識しやすくすることができる。
また、制御部22は、カメラ(視線検出部)40より検出される視線位置に基づいて前記情報の大きさを制御する文字制御部44を有し、情報のうち、カメラ(視線検出部)40により検出される視線位置が所定の回数以上重なる部分がある場合、当該部分を他の部分とは異なる表示方法で表示することが好ましい。このように、視線が重なる部分、つまり上述したように注目している部分、読みにくい部分、認識しにくい部分を他の部分とは違う表示方法とすることで、ユーザが情報を読みやすく、認識しやすくすることができる。なお、この場合、当該部分を他の部分よりも拡大して表示することが好ましい。このように拡大して表示することで、ユーザが情報を読みやすく、認識しやすくすることができる。なお、表示方法を変化させる方法はこれに限定されず、当該部分を太字にしてもよいし、当該部分の色を変化させてもよいし、当該部分に蛍光マーカーを重畳してもよい。なお、この情報の大きさや色等を制御する文字制御部44は、制御部22内に設けず、別途設けてもよい。
ここで、図9は、情報表示装置が表示する画像の他の例を示す説明図である。上記実施形態では、スクロール領域50に情報を一列で表示させたが、これには限定されない。情報表示装置1は、スクロール領域に表示させる情報を、スクロール領域内で設定したスクロール速度で一方向に移動させつつ表示させればよい。例えば、図9に示すように、ディスプレイ2のスクロール領域102に、複数行の情報を表示させ、行方向とは直交する方向である矢印104の方向に情報をスクロールさせるようにしてもよい。つまり、映画等のエンドロールのように文字の配置方向とは直交する方向をスクロール方向としてもよい。この場合もスクロール方向と平行な方向における視線位置に基づいて、スクロール速度を調整することで上記と同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施形態では、カメラプログラム24aと画面制御プログラム24bとスクロール表示プログラム24cとを別々のプログラムとしたが、これには限定されない。例えば、画面制御プログラム24bとスクロール表示プログラム24cとを1つのプログラムとしてもよく、3つのプログラムを1つのプログラムとしてもよい。
また、上記実施形態では、カメラ40で画像を撮影して視線位置を検出したが視線の検出方法はこれに限定されない。例えば、カメラ40以外のセンサ(例えば赤外線センサ)で目の動きを検出し視線位置を検出してもよい。
1 情報表示装置
1C 筐体
2 ディスプレイ
13 操作部
13A 操作キー
13B 方向及び決定キー
22 制御部
24 記憶部
24a カメラプログラム
24b 画面制御プログラム
24c スクロール表示プログラム
24d 条件テーブル
30 音声処理部
31 可視光照射装置
32 表示部
38 加速度センサ
40 カメラ

Claims (10)

  1. 情報を一方向にスクロールさせて表示することが可能なスクロール領域を画面の少なくとも一部に備える表示部と、
    前記スクロール領域に対する操作者の視線位置を検出する視線検出部と、
    前記視線検出部で検出される前記視線位置に基づいて、前記スクロール領域で前記情報をスクロールさせるスクロール速度を制御する制御部と、を有することを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記視線検出部は、前記視線位置を設定された間隔で検出し、
    前記制御部は、前記視線検出部で複数回検出した視線位置に基づいて、前記視線位置が一定領域内で維持されるスクロール速度で前記情報をスクロールさせることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 前記一定領域は、前記スクロール領域の中央領域であることを特徴とする請求項2に記載の情報表示装置。
  4. 前記制御部は、前記スクロール領域の一部に許容領域を設定しており、
    前記視線位置が許容領域よりもスクロールの表示開始位置側にある場合、前記情報のスクロール速度を速くし、前記視線位置が許容領域よりもスクロールの表示終了位置側にある場合、前記情報のスクロール速度を遅くすることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報表示装置。
  5. 前記表示部は、前記スクロール領域にサンプルとなる情報を一方向にスクロールさせて表示し、
    前記制御部は、前記視線検出部により検出される当該サンプルとなる情報に対する操作者の視線位置に基づいて前記情報の基準スクロール速度を決定し、
    前記スクロール領域への情報の表示の開始時のスクロール速度を当該基準スクロール速度とすることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報表示装置。
  6. 前記制御部は、前記情報を繰り返し表示させ、
    前記情報を表示する回数が増えると、前記情報のスクロール速度をより速くすることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報表示装置。
  7. 前記制御部は、前記情報のうち、前記視線検出部により検出される視線位置が所定の回数以上重なる部分がある場合、当該部分が表示される間はスクロール速度を遅くすることを特徴とする請求項6に記載の情報表示装置。
  8. 前記制御部は、前記視線検出部より検出される視線位置に基づいて前記情報の大きさを制御する文字制御部を有し、
    前記文字制御部は、前記情報のうち、前記視線検出部により検出される視線位置が所定の回数以上重なる部分がある場合、当該部分を他の部分とは異なる表示方法で表示することを特徴とする請求項6または7に記載の情報表示装置。
  9. 前記文字制御部は、当該部分を他の部分よりも拡大して表示すること特徴とする請求項8に記載の情報表示装置。
  10. 前記制御部は、前記視線検出部によって視線検出可能な範囲を複数のブロックに分割し、前記視線検出部により検出される視線位置が前記複数のブロックのいずれに位置しているかを判定する視線判定部をさらに有し、
    前記視線判定部で判定された前記視線位置を含むブロックの位置に基づいて前記スクロール速度を制御することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の情報表示装置。
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