JP2012173524A - レンズ鏡筒およびそれを用いた光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガイドバーの倒れ調整を良好に行い、ガイドバーの支持バラツキを軽減することができ、レンズ移動枠をガイドバーに沿って高精度に移動することができるレンズ鏡筒を得ること。
【解決手段】 レンズを支持し、光軸方向に移動する支持枠と、該支持枠を光軸に沿ってガイドするガイド部材と、該ガイド部材を支持する為のガイド部材支持枠と、前記ガイド部材支持枠には前記ガイド部材を支持する為のガイド部材支持孔を有し、前記ガイド部材の少なくとも一端には少なくとも一部が球形状の接触部が形成され、前記ガイド部材支持孔と前記接触部は嵌合支持され、前記ガイド部材支持枠を光軸に対して直交する方向に移動させることによって、前記ガイド部材は前記接触部の球形状の中心を支点として光軸に対して倒れ調整されること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レンズ鏡筒およびそれを用いた光学機器に関し、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、TVカメラ等の光学機器に好適なものである。
従来、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の光学機器におけるレンズ鏡筒では、ズームイングやフォーカシングにおいて、レンズ移動枠を移動させるとき光軸に平行に配置されたガイドバーを利用している。ガイドバーにレンズ移動枠を保持して光軸方向に移動させる事で精度良くズームイングやフォーカスシングを行っている。
近年、これらの光学機器に用いられる撮影レンズには、広画角・高ズーム比、高解像力であることが要望されている。そしてそれに伴い撮影レンズは、それを構成する各レンズの偏芯、倒れに対する光学性能バラツキの比である敏感度が高くなっている。このため、従来通りの寸法公差で作成された部品を用いても、部品寸法のバラツキや組立てのバラツキが許容値を超えて所望の光学性能を得るのが難しくなってきている。
従来より所望の光学性能を得るために敏感度の高いレンズを偏心調整していた。また、撮像素子の高画素化に伴い撮像素子のセルピッチが微細化して、撮影レンズの高敏感度と重なって被写界深度が浅くなってきた。この為、レンズ移動枠に高精度な位置制御が必要になっている。従来より多くの光学機器では、ボイスコイルモータ等のリニアアクチュエータと高分解能な位置センサを用いてレンズの移動枠の位置制御を高精度に行っている。
撮影レンズを構成するレンズのうち敏感度の高いレンズの偏心誤差の調整を行ったレンズ鏡筒が知られている(特許文献1)。特許文献1では、ズーミングやフォーカシングをするレンズ移動枠の倒れ調整をレンズ移動枠の移動を規制するガイドバーの傾きを調整して光学性能を良好に維持している。
特許文献1のレンズ鏡筒ではガイド部材の一端をレンズ鏡筒に固定にし、もう一方の端を、レンズ鏡筒とは別に設けられた軸受け部材に嵌合固定している。軸受け部材の中心と軸受け部材のガイドバー勘合穴の中心位置は光軸直行方向に編芯して配置されている。また、レンズ鏡筒に設けられた孔部に軸受け部材を装脱可能な状態に設定している。そして、例えば軸受け孔の中心と軸受け部材の中心との偏芯量が異なる複数種類の軸受け部材を用意する事でレンズ移動枠の倒れ調整を行っている。
特開2006−227170号
特許文献1に開示されたレンズ鏡筒では、図9に示すようにガイドバー91を固定部材93に設けたガイド部材支持孔92で嵌合支持している。ガイド部材支持孔92で嵌合支持されたガイドバー91の傾き調整は、調整を行う事で嵌合孔部94がガイドバー91により変形させられる事で調整される。調整が繰返されるとガイドバー91の支持力が弱まり、最悪の場合ガイドバー91とガイド部材支持孔92との間にガタが発生する。また、嵌合孔部94が変形するとガイドバー91の調整時の回転支点が変化する為、調整を繰返す程安定した調整が難しくなってしまう。
嵌合孔部94の変形を抑制する方法としてガイド部材支持枠92の深さを深く設定する方法がある。しかしながらこの方法は倒れ調整が難しく光学性能を良好に維持するのが難しい。例えばガイドバー91が変形した状態で支持される事となりレンズ移動枠の駆動特性のバラツキが大きくなってくる。ガイドバーのガイド部材支持孔での支持のバラツキが大きいと、例えば駆動部にボイスコイルモータを使用した際には駆動特性のバラツキに直結し、発振し制御不能となることがある。つまりガイドバーの倒れ調整には、安定した調整と支持のバラツキを軽減することが求められている。
本発明は、ガイドバーの倒れ調整を良好に行い、ガイドバーの支持バラツキを軽減することができ、レンズ移動枠をガイドバーに沿って高精度に移動することができるレンズ鏡筒およびそれを用いた光学機器の提供を目的とする。
本発明のレンズ鏡筒は、レンズを支持し、光軸方向に移動する支持枠と、該支持枠を光軸に沿ってガイドするガイド部材と、該ガイド部材を支持する為のガイド部材支持枠と、前記ガイド部材支持枠には前記ガイド部材を支持する為のガイド部材支持孔を有し、前記ガイド部材の少なくとも一端には少なくとも一部が球形状の接触部が形成され、前記ガイド部材支持孔と前記接触部は嵌合支持され、前記ガイド部材支持枠を光軸に対して直交する方向に移動させることによって、前記ガイド部材は前記接触部の球形状の中心を支点として光軸に対して倒れ調整されることを特徴としている。
本発明によれば、ガイドバーの倒れ調整を良好に行い、ガイドバーの支持バラツキを軽減することができ、レンズ移動枠をガイドバーに沿って高精度に移動することができるレンズ鏡筒が得られる。
本発明の実施例1のレンズ鏡筒における調整機構の要部断面図 本発明の実施例1のレンズ鏡筒における分解斜視図 本発明の実施例1におけるフォーカスユニットの要部斜視図 本発明の実施例1におけるフォーカスユニットの正面図および調整機構の要部断面図 本実施例における各部材の寸法説明図 本発明における調整補助部材の他の実施例形状の説明図 実施例2のガイドバーの説明図 実施例2のガイドバーの説明図 従来例のガイドバーの説明図
本発明のレンズ鏡筒及びそれを有する光学機器を実施するための最良の形態を、以下の実施例により説明する。本発明のレンズ鏡筒は、レンズ(第4レンズ)を支持し、光軸方向に移動する支持枠(第4群鏡筒)10と、支持枠10を光軸に沿ってガイドするガイド部材(ガイドバー)11a、11bを有する。ガイド部材11a、11bを支持する為のガイド部材支持枠(ガイドバー調整プレート12、センサホルダ3)と、ガイド部材支持枠12、3にはガイド部材11a、11bを支持する為のガイド部材支持孔(調整補助部材支持孔)13a、3aを有する。
そしてガイド部材11a、11bの少なくとも一端には少なくとも一部が球形状の接触部14aが形成され、ガイド部材支持孔13a、3aと接触部14aは嵌合支持されている。ガイド部材支持枠12を光軸に対して直交する方向又は交差する方向に移動させることによって、ガイド部材11a、11bは接触部14aの球形状の中心を支点として光軸に対して倒れ調整される。
また、本発明のレンズ鏡筒は、レンズ(第4レンズ)を支持し、光軸方向に移動する支持枠(第4群鏡筒)10と、支持枠10を光軸に沿ってガイドするガイド部材(ガイドバー)11aを有する。ガイド部材11aの一端には、少なくとも一部が球形状の接触部(第1接触部)14aが設けられ、他端にも少なくとも一部が球形状の接触部(第2接触部)14aが設けられている。第1ガイド部材支持枠である調整プレート12は、第1接触部が嵌合してガイドバー11aを支持する第1ガイド部材支持孔である調整補助部材支持孔13aを有する。
さらに、第2ガイド部材支持枠であるセンサホルダ3は、第2接触部が嵌合してガイドバー11aを支持する第2ガイド部材支持孔である調整補助部材支持孔3aを有する。そして、調整プレート12は、調整補助部材支持孔13a、3aにそれぞれ第1、第2接触部が嵌合したまま光軸に対して直交する方向又は交差する方向に移動可能であり、光軸に対するレンズの倒れ調整が可能である。
接触部14aの球形状の範囲はガイド部材11a、11bの倒れ調整と調整角度範囲で嵌合状態を保てる範囲以上である。ガイド部材支持枠12の少なくとも一端であって、ガイド部材支持孔13a、3aとガイド部材11aとの間に調整補助部材14が設けられている。調整補助部材14の一部の形状はガイド部材支持孔13a、3aの一部の形状と同一である。このときガイド部材11a、11bの調整前後の各部材の寸法は次の如く設定されている。
ガイド部材11aの外径をφA、調整補助部材(14)の内径と外径を各々φB、φCとする。ガイド部材支持孔(13a、3a)の孔径をφDとする。このとき、ガイド部材11aの倒れ調整前では、
φB<φA
φC<φD
である。そしてガイド部材11の倒れ調整後では
φD<φC
となるように各部材が設定されている。
[実施例1]
図1は本発明の実施例1の光学機器に用いられるレンズ鏡筒の要部断面図である。図2は本発明の実施例1のレンズ鏡筒の分解斜視図である。図2において、1はズームレンズの一部を構成する第1群レンズを支持する第1群鏡筒、2は第1群鏡筒1を支持する固定鏡筒である。3はセンサホルダであり、後方(像側)には撮像素子(不図示)が取り付けられている。4は後部鏡筒であり、固定鏡筒2とセンサホルダ3を支持する。5は第2群鏡筒であり、ズーミングの際に光軸方向へ移動する第2群レンズを支持している。第2群鏡筒5は、前後(物体側と像側)を固定鏡筒2と後部鏡筒4に支持されている2本のガイドバー6a、6bによって光軸方向へ移動自在に支持されている。
ガイドバー6a、6bは光軸を挟んで平行に設けられており、これら2本のガイドバー6a、6bによって第2群鏡筒5の光軸方向の移動案内と光軸周りの回り止めとを行っている。7は電磁アクチュエータ(不図示)によって絞り羽根を駆動し絞りの開口径を変化させる絞り手段であり、固定鏡筒2と後部鏡筒4によって挟持されている。8はズームレンズが振動したときに生ずる画像のブレを補正するため光軸と直交面内に駆動される補正レンズである第3群レンズの一部を支持したブレ補正ユニットであり、後部鏡筒4に支持されている。
9は第3群レンズの一部を支持し、また光量調節を行う複数枚のNDフィルターを備えたNDフィルター部を支持する第3A群ユニットであり、ブレ補正ユニット8に支持されている。10はフォーカス調節を行う第4群レンズを支持した支持枠としての第4群鏡筒(レンズ移動枠)である。第4群鏡筒10は後部鏡筒4に調整可能に取り付けられるガイドバー調整プレート(調整プレート)12と、後部鏡筒4に支持されるセンサホルダ3により支持されている2本のガイドバー11a、11bによって光軸方向へ移動自在に支持されている。
ガイドバー11a、11bは光軸を挟んで平行に設けられており、これら2本のガイドバー11a、11bによって第4群鏡筒10の光軸方向の移動案内と光軸周りの回り止めを行っている。14は調整補助部材であり、ガイドバー11a、11bの倒れ調整を補助する部材である。この調整補助部材14はガイドバー調整プレート12とセンサホルダ3に各々設けられた調整補助部材支持孔(ガイド部材支持孔)(13a、3a)とガイドバー11a、11bとの間に設けられる事で安定した調整とガイドバーの支持を行っている。調整補助部材14としては、合成樹脂等を用いることができる。
20はズームモータを示し、コの字型をした板金に駆動部と出力ネジ部が一体に支持されている。ズームモータ20は後部鏡筒4に支持される。一方、第2群鏡筒5にはラック18が取り付けられており、ラック18がズームモータ20のネジ部20aと噛合することによって第2群鏡筒5は光軸方向に駆動される。この際、ラック18はラックバネ19によって噛合方向と光軸方向に付勢されており、噛合いガタとスラストガタを取り除くようにしている。
本実施例ではズームモータ20はステッピングモータを使用している。15はセンサであり、後部鏡筒4に支持されている。センサ15は投光部と受光部の間を第2群鏡筒5に一体的に設けた遮光壁部が通過することで第2群鏡筒5の基準位置を検出し、ズームモータ20に入力するパルス数によって各ズーム位置へ駆動するよう構成されている。
16a、16bは第4群鏡筒10を駆動する駆動部のマグネット・ヨークユニットであり、後部鏡筒4に固定されている。マグネット・ヨークユニット16a、16bと第4群鏡筒10に接着固定された不図示のコイルによってリニアモータが構成され、コイルに電流を流すことによって第4群鏡筒10を光軸方向に駆動する推力が発生する。17はセンサを示しており、後部鏡筒4に支持されている。センサ17により第4群鏡筒10の光軸方向の位置を検知する。
次にガイドバー11bの倒れ調整機構に関して図3乃至図6を用いて詳細に説明する。本実施例では仮に調整前に第4群鏡筒10が光軸Oaに対して角度α°傾いているとする。図3は第4群鏡筒10を後部鏡筒4に組み込んだフォーカスユニットの要部斜視図である。前述の通り12はガイドバー11a、11bの倒れ調整を行う調整プレートである。調整プレート12は光軸直行方向に一定量の可動が可能となっている。12a、12bは調整プレートをガイドバー傾き調整後に後部鏡筒4と接着固定する為のボンド溜り部である。
13は調整プレート12を後部鏡筒4側に付勢する為の付勢プレートであり、後部鏡筒4にビス止め固定されている。付勢プレート13により調整プレート12を後部鏡筒4側に付勢する事でガイドバー11aを光軸方向に位置決めしている。
図4(A)は図3を正面から見た説明図であり、図4(B)は図4(A)に示す断面A−A図である。ガイドバー11a、11bの倒れ調整前の第4群鏡筒10は光軸Oaに対して角度α°傾いている。この為、調整プレート12を光軸に交差する方向(ここでは直交方向)に移動させる事でガイドバー11aの傾きを調整する。調整補助部材14は、調整プレート12に設けられた調整補助部材支持孔13aとガイドバー11aとの間に設けられる。調整プレート12と後部鏡筒4との間には、調整プレート12を光軸に交差する方向に移動させることができるように、ある程度の隙間が設けられている。
更に調整補助部材14はセンサホルダ3の調整補助部材支持孔3aとガイドバー11aとの間に設けられている。調整補助部材14と調整補助部材支持孔13a、3aの接触部14aの形状は同一形状又は略同一形状(ここでは球形状又は略球形状)となっている。この為、ガイドバー11aの倒れ調整時の回転中心は球形状の中心でほぼ同一となる。
また、第4群鏡筒10の調整は調整補助部材14と調整補助部材支持孔13a、3aの接触部14aが滑る事により調整される為、嵌合支持のように調整を繰返す事による調整補助部材支持孔13a、3aの変形が生じ難い。よって調整をやりなおしても回転中心のズレが抑制され、ガイドバー11aの倒れ調整の安定性が増し高精度な調整ができる。
図4(C)はガイドバー11aの倒れ調整後の断面図である。調整プレート12を光軸直交方向に移動させる事でガイドバー11aがセンサホルダ3に設けられた調整補助部材支持孔3aにある回転支点を中心に調整される。よってガイドバー11aを光軸Oaに対して角度α°倒すために調整プレート12を光軸に対して直交する方向に移動させる事で第4群鏡筒10の倒れが調整される。調整後、調整プレート12に儲けられたボンド溜り12a、12bに接着材を塗布する事でガイドバー11aと調整プレート12とを固定する。
本実施例では接着剤として紫外線硬化性樹脂を用いて接着固定している。図5はガイドバー11aの外径φAと、調整補助部材14の内径φB及び外径φCと、ガイドバー11aを支持する補助調整部材支持孔3a、13aの孔径φDの寸法を示した説明図である。
本実施例の組立て前(調整前)の寸法関係は
φB<φA
φC<φD
としている。また、ガイドバー11aを調整補助部材14の内径φBに挿入すると(調整後)
φD<φC
の関係となるように各部材の寸法を設定する。
本実施例の組立て順は、まず調整補助部材14をセンサホルダ3の支持孔3aと調整プレート12の調整補助部材支持孔13aに挿入する。挿入する際には
φC<φD
の関係より引掛りなく挿入可能となる。
次にガイドバー11aを調整補助部材14に挿入すると
φB<φA
の関係から圧入となり、かつ、ガイドバー11aを調整補助部材14に組込んだ時は変形して
φD<φC
の関係となる。この為、調整補助部材14と調整補助部材支持孔3a、13aも圧入支持された状態となる。また、上記に示す通り調整補助部材14の接触部14aと調整補助部材支持孔3a、13aの接触部が滑る事で調整される為、ガイドバー11aの支持力変化も嵌合支持時よりも抑制でき、ガイドバー11aの支持力バラツキの抑制になる。
なお、本実施例で記載した調整補助部材14の形状は球形状又は略球形状とした。しかしながら、例えば図6の(A)、(B)、(C)のように調整補助部材14と調整補助部材支持孔13a、3aの接触部14aは、その形状の少なくとも1部が同一形状であればこの形状に限らない。
[実施例2]
次に本発明の実施例2について説明する。実施例2では実施例1に比べて調整補助部材14を用いずに安定したガイドバー11の倒れ調整を可能とし、ガイドバー11の支持バラツキを軽減している。
次に本実施例のガイドバーの倒れ調整機構について説明する。本実施例のレンズ鏡筒は調整補助部材を用いないこと、ガイドバーの形状が異なること以外は実施例1と同じ構成である為、詳細な説明は省略する。図7は本発明の実施例2に係るガイドバー11の形状の説明図である。ガイドバー11の少なくとも一端はガイドバー11の外径よりも小さい。そしてその一部に接触部11c、11dが形成されている。図7に示す通り、ガイドバー11の端に調整補助形状部11cを形成している。
図7(A)はガイドバー11の端の接触部11cは球形状よりなり、接触部11cの球形状の直径φSはガイドバー11の直径φBよりも小さい。図7(B)はガイドバー11の端の一部が球形状の接触部11dを設けた実施例である。この一部球形状の接触部11dの範囲は、少なくとも図8に示す調整角度θの範囲で勘合状態が保てる範囲、つまり2×π×R×θ/360の範囲があればよい。倒れ調整角度こちらも同様にφSはφBよりも小さい。これにより、ガイド部材11を第4群鏡筒10に組み込む際にも、組み込みを阻害されることはない。
また、調整補助部材支持孔3a、13aの形状と一部が同一形状となっている為、実施例1と同様の理由で安定した倒れ調整を可能とし、ガイドバー11の支持バラツキを軽減することができる。なお、本実施例では図7(A)、(B)を例に挙げたが調整補助部材14と調整補助部材支持孔13a、3aの接触部形状の1部が同一形状であればこの形状に限らない。
以上の各実施例に示したガイドバーに関する構成は、レンズ鏡筒内の他のガイドバーにも同様に適用できる。以上、本発明のレンズ鏡筒によると、レンズを支持する支持枠と、支持枠を光軸に沿ってガイドするガイド部材と、ガイド部材を支持する為のガイド部材支持枠とを有する。そしてガイド部材支持枠にはガイド部材を支持する為のガイド部材支持孔を有し、ガイド部材の少なくとも一端には略球形状を有し、ガイド部材支持孔と略球形状は嵌合支持されている。そしてガイド部材は略球形状の中心を支点として光軸に対して倒れ調整が可能となるように構成されている。これにより、安定した倒れ調整を可能にし、ガイドバーの支持バラツキを軽減することができるガイドバー倒れ調整機構を構成している。
1:第1群鏡筒 2:固定鏡筒 3:センサホルダ 4:後部鏡筒
5:第2群鏡筒 6a、6b:ガイドバー 7:絞り手段
8:ブレ補正ユニット 9:第3A群ユニット 10:第4群鏡筒
11a、11b:ガイドバー 12:調整プレート 13:付勢プレート
14:調整補助部材 15:センサ 16a、16b:駆動マグネット
17:センサ 18:ラック 19:ラックバネ 20:ステッピングモータ

Claims (9)

  1. レンズを支持し、光軸方向に移動する支持枠と、
    該支持枠を光軸に沿ってガイドするガイド部材と、
    少なくとも一部が球形状で該ガイド部材の少なくとも一端に設けられた接触部と、
    該接触部に嵌合するガイド部材支持孔を有し、該ガイド部材を支持するガイド部材支持枠と、を備え、
    前記ガイド部材支持枠を光軸に対して交差する方向に移動させることによって、前記光軸に対する前記ガイド部材の倒れ調整が可能であることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記ガイド部材は、前記接触部の球形状の中心を支点として光軸に対して倒れ調整が可能であることを特徴とする請求項1のレンズ鏡筒。
  3. 前記接触部の球形状の範囲は前記ガイド部材の倒れ調整と調整角度範囲で嵌合状態を保てる範囲以上であることを特徴とする請求項1又は2のレンズ鏡筒。
  4. 前記ガイド部材支持枠の少なくとも一端であって、前記ガイド部材支持孔と前記ガイド部材との間に調整補助部材が設けられ、前記接触部は前記調整補助部材の一部であること特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項のレンズ鏡筒。
  5. 前記調整補助部材の一部の形状は前記ガイド部材支持孔の一部の形状と同一であることを特徴とする請求項4のレンズ鏡筒。
  6. 前記ガイド部材の外径をφA、前記調整補助部材の内径と外径を各々φB、φC、前記ガイド部材支持孔の孔径をφDとするとき、前記ガイド部材の倒れ調整前では、
    φB<φA
    φC<φD
    であり、前記ガイド部材の倒れ調整後では
    φD<φC
    となるように各部材が設定されていることを特徴とする請求項4又は5のレンズ鏡筒。
  7. 前記ガイド部材の少なくとも一端は、前記ガイド部材の外径よりも小さく、その一部に前記接触部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項のレンズ鏡筒。
  8. レンズを支持し、光軸方向に移動する支持枠と、
    該支持枠を光軸に沿ってガイドするガイド部材と、
    少なくとも一部が球形状で該ガイド部材の一端に設けられた第1接触部と、
    少なくとも一部が球形状で該ガイド部材の他端に設けられた第2接触部と、
    前記第1接触部に嵌合する第1ガイド部材支持孔を有し、前記ガイド部材の一端を支持する第1ガイド部材支持枠と、
    前記第2接触部に嵌合する第2ガイド部材支持孔を有し、前記ガイド部材の他端を支持する第2ガイド部材支持枠と、を備え、
    前記第1ガイド部材支持枠は、前記第1接触部と前記第1ガイド部材支持孔及び前記第2接触部と前記第2ガイド部材支持孔が嵌合状態を保ったまま光軸に対して交差する方向に移動可能であることを特徴とするレンズ鏡筒。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項のレンズ鏡筒を有することを特徴とする光学機器。
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