JP2012172034A - 接着した部材からの光硬化性接着剤の除去方法、及び二部材の接着方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光硬化性接着剤が完全に硬化する前の硬化状態として光硬化性接着剤によって仮止めされている二つの部材を剥離させ、これらの部材の一方又は両方に残っている光硬化性接着剤と除去用のフィルムをさらなる光照射により接着させ、その後除去用フィルムを前記の部材から剥がすことによって、光硬化性接着剤を前記の部材から除去する。
【選択図】なし
Description
を用いて、バンプを有する正常な電子部品を電気的に接続する電子部品のリワーク方法が提案されている(例えば、特許文献4参照。)。この方法は、部分的に接着されている電子部品には適しているが、全面で接着されている光学部材のリワークには適切な方法ではない。
互いに当接している第一及び第二の部材の間に介在している光硬化性接着剤の塗膜に、光硬化性接着剤を硬化させる光を、第一及び第二の部材を剥離可能な接着力を発現する露光量で照射することによって仮止めされた第一の部材と第二の部材とを剥がす工程と、
第一及び第二の部材の一方又は両方に残存する光硬化性接着剤を介して、第一及び第二の部材に比べてより強固に光硬化性接着剤が作用する除去用部材と第一及び第二の部材の
一方又は両方とを当接させる工程と、
光硬化性接着剤を硬化させる光を、光硬化性接着剤の接着力をさらに発現させる露光量で除去用部材と第一及び第二の部材の一方又は両方との間に介在している光硬化性接着剤に照射して、第一及び第二の部材の一方又は両方と除去用部材とを接着する工程と、
接着した第一及び第二の部材の一方又は両方と除去用部材とを剥がす工程と、を含む、仮止めされた部材からの光硬化性接着剤の除去方法を提供する。
第一及び第二の部材の間に介在している光硬化性接着剤の塗膜に、光硬化性接着剤を硬化させる光を、第一及び第二の部材を剥離可能な接着力を発現する露光量で照射して第一及び第二の部材を仮止めする工程と、
仮止めされた第一の部材と第二の部材の接着位置の適否を検出する工程と、を含み
仮止めされた第一及び第二の部材の接着位置が適切な場合には、
光硬化性接着剤を硬化させる光を、光硬化性接着剤の接着力をさらに発現させる露光量で、仮止めされた第一及び第二の部材の間の光硬化性接着剤にさらに照射して、第一及び第二の部材を接着する工程をさらに含み、
仮止めされた第一及び第二の部材の接着位置が適切ではない場合には、
仮止めされた第一の部材と第二の部材とを剥がす工程と、
第一及び第二の部材の一方又は両方に残存している光硬化性接着剤を介して、第一及び第二の部材に比べてより強固に光硬化性接着剤の接着力が発現される除去用部材を当接させる工程と、
光硬化性接着剤を硬化させる光を、光硬化性接着剤の接着力をさらに発現させる露光量で第一及び第二の部材の一方又は両方に残存している光硬化性接着剤に照射して、第一及び第二の部材の一方又は両方と除去用部材とを接着する工程と、
接着した第一及び第二の部材の一方又は両方と除去用部材とを剥がす工程と、
仮止め後に剥がされた第一の部材及び第二の部材、並びに、除去用部材との接着後に除去用部材から剥がされた第一の部材及び第二の部材のうち、前記接着部に光硬化性接着剤が残存していない第一の部材及び第二の部材を、前記仮止め工程において第一及び第二の部材として再利用する工程と、をさらに含む方法を提供する。
酸基を有するラジカル重合性モノマーからなる光硬化性接着剤Aや、下記式(I)で表されるセルロース誘導体(A)、光重合によって硬化する光硬化性媒体、及び光重合開始剤(C)を含有する光硬化性接着剤Bが挙げられる。
ース中の全水酸基の水素原子数に対するセルロース誘導体(A)中のRの数の百分率で表される。すなわち、セルロース誘導体(A)において、Rの導入率=Rの個数/(Rの個数+水酸基の個数)である。導入率は、例えば1H−NMRや元素分析等の通常の分析機器によって求めることができる。セルロース誘導体(A)におけるRは、セルロース誘導体(A)において、均一に導入されていてもよいし、偏って導入されていてもよい。
ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、及び2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートが挙げられる。
性リン酸トリ(メタ)アクリレート、トリス[(メタ)アクリロキシエチル]イソシアヌレート、カプロラクトン変性トリス[(メタ)アクリロキシエチル]イソシアヌレート、及び、ウレタン(メタ)アクリレートが挙げられる。
)を用い、カラムにはShodex KD−806M(昭和電工(株)製)を用い、移動相としてDMFを用いる条件で測定することができる。
リアジン、4−[p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)]−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、1,3−ビス(トリクロロメチル)−5−(2’−クロロフェニル)−s−トリアジン、1,3−ビス(トリクロロメチル)−5−(4’−メトキシフェニル)−s−トリアジン、2−(p−ジメチルアミノスチリル)ベンズオキサゾール、2−(p−ジメチルアミノスチリル)ベンズチアゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール、3,3’−カルボニルビス(7−ジエチルアミノクマリン)、2−(o−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラキス(4−エトキシカルボニルフェニル)−1,2’−ビイミダゾール、2,2’−ビス(2,4−ジクロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール、2,2’−ビス(2,4−ジブロモフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール、2,2’−ビス(2,4,6−トリクロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール、3−(2−メチル−2−ジメチルアミノプロピオニル)カルバゾール、3,6−ビス(2−メチル−2−モルホリノプロピオニル)−9−n−ドデシルカルバゾール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ビス(η5−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)−フェニル)チタニウム、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイド、及び2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイドが挙げられる。
商標、共栄社化学株式会社製)、ディスパーベイク(Disperbyk)161、ディスパーベイク162、ディスパーベイク163、ディスパーベイク164、ディスパーベイク166、ディスパーベイク170、ディスパーベイク180、ディスパーベイク181、ディスパーベイク182、BYK300、BYK306、BYK310、BYK320、BYK330、BYK344、BYK346(以上いずれも商標、ビックケミー・ジャパン株式会社製)、KP−341、KP−358、KP−368、KF−96−50CS、KF−50−100CS(以上いずれも商標、信越化学工業株式会社製)、サーフロンSC−101、サーフロンKH−40(以上いずれも商標、AGCセイミケミカル株式会社製)、フタージェント222F、フタージェント251、FTX−218(以上いずれも商標、株式会社ネオス製)、EFTOP EF−351、EFTOP EF−352、EFTOP EF−601、EFTOP EF−801、EFTOP EF−802(以上いずれも商標、三菱マテリアル株式会社製)、メガファックF−171、メガファックF−177、メガファックF−475、メガファックR−30、メガファックF−556、メガファックR−30(以上いずれも商標、DIC株式会社製)、フルオロアルキルベンゼンスルホン酸塩、フルオルアルキルカルボン酸塩、フルオロアルキルポリオキシエチレンエーテル、フルオロアルキルアンモニウムヨージド、フルオロアルキルベタイン、フルオロアルキルスルホン酸塩、ジグリセリンテトラキス(フルオロアルキルポリオキシエチレンエーテル)、フルオロアルキルトリメチルアンモニウム塩、フルオロアルキルアミノスルホン酸塩、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレントリデシルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンラウレート、ポリオキシエチレンオレレート、ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンラウリルアミン、ソルビタンラウレート、ソルビタンパルミテート、ソルビタンステアレート、ソルビタンオレエート、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンオレエート、ポリオキシエチレンナフチルエーテル、アルキルベンゼンスルホン酸塩、及び、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩が挙げられる。
本発明では第一及び第二の部材から光硬化性接着剤が十分に除去される。
と、仮止め後に剥がされた第一の部材及び第二の部材、並びに、除去用部材との接着後に除去用部材から剥がされた第一の部材及び第二の部材のうち、前記接着部に光硬化性接着剤が残存していない第一の部材及び第二の部材を、前記仮止め工程において第一及び第二の部材として再利用する工程と、をさらに含む。
例えば、光硬化性接着剤2で接着された第一及び第二の部材の一体物は、図1に示すように部材A(符号1)、光硬化性接着剤2、部材B(符号2)の順に構成される。部材Aは第一の部材に相当し、部材Bは第二の部材に相当し、いずれも透明な部材である。この場合、露光の方向や強度により光硬化性接着剤2の接着力を弱く制御することによって、光硬化性接着剤2で接着されている部材Aと部材Bとを剥がすことができる。
ネルに光硬化性接着剤2を用いて接着(仮止め)されている。タッチパネルと液晶パネルの接着位置は検査され、良品はさらに追加露光され、光硬化性接着剤2は完全に硬化され、タッチパネルと液晶パネルは剥離不可能に接着されて製品となる。
表1及に記載されているA〜Fの各成分を、これらの表に記載されている配合量(重量%)で混合して攪拌することにより光硬化性接着剤を得た。
A−1 ヒドロキシプロピルセルロース(Acros Organics,Hydroxypropyl cellulose, Average M.W. 100,000)
B−1 酸変性エポキシアクリレート (日本化薬株式会社、製品名:KAYARD ZFR−1491)
B−2 酸変性エポキシアクリレート (日本化薬株式会社、製品名:KAYARD CCR−1285)
B−3 酸変性エポキシアクリレート (日本化薬株式会社、製品名:KAYARD CCR−1287)
B−4 酸変性エポキシアクリレート (日本ユピカ株式会社、製品名:ネオポール 8477−350)
B−5 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(東亞合成株式会社、製品名:アロニックス M−402)
B−6 2官能アクリレート(共栄社化学株式会社、製品名:エポキシエステル80MFA)
B−7 2官能アクリレート(共栄社化学株式会社、製品名:エポキシエステル70PA)
B−8 2官能アクリレート(共栄社化学株式会社、製品名:エポキシエステル200PA)
B−9 4−ヒドロキシブチルアクリレート(日本化成株式会社、製品名:4−HBA)C−1 2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド(BASF社、製品名:DAROCUR TPO)
D−1 メチルメタクリレート(60)+ブチルメタクリレート(40)共重合体(Mw:10,000)
D−2 メチルメタクリレート(20)+ブチルメタクリレート(80)共重合体(Mw:10,000)
D−3 ブチルメタクリレート(60)+ヒドロキシエチルメタクリレート(40)共重合体(Mw:15,000)
D−4 メチルメタクリレート(16.5)+ヒドロキシエチルメタクリレート(16.5)+ブチルメタクリレート(67)共重合体(Mw:15,000)
E−1 3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(チッソ株式会社、製品名:サイラエース、S710)
F−1 界面活性剤(DIC株式会社、製品名:メガファックF−556)
1) 2cm×4cmガラスA上に50μmビーズスペーサーを散布し、ガラスA上に光硬化性接着剤を約0.1mL滴下し、接着剤が滴下されたガラスAの表面に2cm×4cmのTACフィルム付きガラスBを、下のガラスAと合わせてT字型を形成するように、TACフィルム付きガラスBのTACフィルムと下のガラスAとを貼り合わせ、両者を互いに圧着し、表2に記載の仮止め露光量(全線、高圧水銀灯)で紫外線を照射し、剥離可能な最小の仮止め状態でガラスAとTACフィルム付きガラスBとを接着した。
2) 仮止め状態のガラスAとTACフィルム付きガラスBとを剥がし、ガラスAの片面に残る接着剤を除去用フィルムと密着させ、表2に記載の剥離用露光量(全線、高圧水銀灯)でガラスA側から紫外線を照射した。
3) 2)の光照射後、除去用フィルムをガラスAから剥がした。なお、除去用フィルムには、厚さ0.08mm又は0.1mmの、平坦な表面を有する天然ゴムラテックスシートを用いた。
ラス上に50μmビーズスペーサーを散布し、ガラス上に光硬化性接着剤を約0.1mL滴下し、接着剤が滴下されたガラスの表面に、2cm×4cmのガラス又はTACフィルムを、下のガラスと合わせてT字型を形成するように互いを貼り合わせ、圧着し、露光量を10〜300mJ/cm2の範囲で変化させながら紫外線(全線、高圧水銀灯)を照射し、ガラスとガラス又はTACフィルムとをT字型に接着し、このT字型の検体において互いに接着されているガラスとガラス又はTACフィルムとを手で剥離し、剥離が可能であった検体のうちの最低の露光量を記録し、これを「仮止め露光量」とした。
ゲル化率(%)=(浸漬後の塗膜の重量/浸漬前の塗膜の重量)×100
各接着剤において、前記の1)及び2)までは前記の実施例と同様に行い、ガラスAに残留する接着剤の除去として、除去用フィルムの圧着と剥離、粘着テープ(住友スリーエム株式会社、電気絶縁テープ ポリエステルフィルムテープ No.56)の接着と剥離、及び、アセトン、及びエタノールのそれぞれの溶媒での洗浄、の各操作を行った。その結果、除去用フィルムとして、天然ゴムシートと合成ゴムシートとを使用したが、いすれもガラスAに残留する接着剤を除去することはできなかった。また粘着テープによってもガラスAに残留する接着剤を除去することはできなかった。アセトン、エタノール含浸の綿棒による洗浄では、接着剤を溶解させて除去させることが可能であるが、この洗浄において汚れ、粉が発生した。また、TACフィルムに対してこれらの溶媒による洗浄操作を実施したところTACフィルムが変形し、TACフィルムに対してはこのような洗浄操作ではTACフィルムの再使用は不可能であった。
2、2a、2b 光硬化性接着剤
3 部材B
4 除去用フィルム
5 追加露光
Claims (14)
- 露光量に応じた接着力が発現される光硬化性接着剤で仮止めされた第一及び第二の部材を剥がしたときにこれらの一方又は両方から光硬化性接着剤を除去する方法であって、
互いに当接している第一及び第二の部材の間に介在している光硬化性接着剤の塗膜に、光硬化性接着剤を硬化させる光を、第一及び第二の部材を剥離可能な接着力を発現する露光量で照射することによって仮止めされた第一の部材と第二の部材とを剥がす工程と、
第一及び第二の部材の一方又は両方に残存する光硬化性接着剤を介して、第一及び第二の部材に比べてより強固に光硬化性接着剤が作用する除去用部材と第一及び第二の部材の一方又は両方とを当接させる工程と、
光硬化性接着剤を硬化させる光を、光硬化性接着剤の接着力をさらに発現させる露光量で除去用部材と第一及び第二の部材の一方又は両方との間に介在している光硬化性接着剤に照射して、第一及び第二の部材の一方又は両方と除去用部材とを接着する工程と、
接着した第一及び第二の部材の一方又は両方と除去用部材とを剥がす工程と、を含む、仮止めされた部材からの光硬化性接着剤の除去方法。 - 第一及び第二の部材の一方又は両方が透明部材であることを特徴とする請求項1に記載の光硬化性接着剤の除去方法。
- 第一の部材の表面の材質がガラスであり、第二の部材の表面の材質がトリアセチルセルロースであることを特徴とする請求項1又は2に記載の光硬化性接着剤の除去方法。
- 第一の部材が表示パネルであり、第二の部材が入力素子であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光硬化性接着剤の除去方法。
- 除去用部材の材質が合成ゴム又は天然ゴムであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光硬化性接着剤の除去方法。
- 仮止め時の光硬化性接着剤のゲル化率が10〜95%であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光硬化性接着剤の除去方法。
- 露光量に応じた接着力が発現される光硬化性接着剤によって第一及び第二の部材を接着する方法であって、
第一及び第二の部材の間に介在している光硬化性接着剤の塗膜に、光硬化性接着剤を硬化させる光を、第一及び第二の部材を剥離可能な接着力を発現する露光量で照射して第一及び第二の部材を仮止めする工程と、
仮止めされた第一の部材と第二の部材の接着位置の適否を検出する工程と、を含み
仮止めされた第一及び第二の部材の接着位置が適切な場合には、
光硬化性接着剤を硬化させる光を、光硬化性接着剤の接着力をさらに発現させる露光量で、仮止めされた第一及び第二の部材の間の光硬化性接着剤にさらに照射して、第一及び第二の部材を接着する工程をさらに含み、
仮止めされた第一及び第二の部材の接着位置が適切ではない場合には、
仮止めされた第一の部材と第二の部材とを剥がす工程と、
第一及び第二の部材の一方又は両方に残存している光硬化性接着剤を介して、第一及び第二の部材に比べてより強固に光硬化性接着剤の接着力が発現される除去用部材を当接させる工程と、
光硬化性接着剤を硬化させる光を、光硬化性接着剤の接着力をさらに発現させる露光量で第一及び第二の部材の一方又は両方に残存している光硬化性接着剤に照射して、第一及び第二の部材の一方又は両方と除去用部材とを接着する工程と、
接着した第一及び第二の部材の一方又は両方と除去用部材とを剥がす工程と、
仮止め後に剥がされた第一の部材及び第二の部材、並びに、除去用部材との接着後に除去用部材から剥がされた第一の部材及び第二の部材のうち、前記接着部に光硬化性接着剤が残存していない第一の部材及び第二の部材を、前記仮止め工程において第一及び第二の部材として再利用する工程と、をさらに含む前記の方法。 - 第一及び第二の部材の一方又は両方が透明部材であることを特徴とする請求項8に記載の第一及び第二の部材の接着方法。
- 第一の部材の表面の材質がガラスであり、第二の部材の表面の材質がトリアセチルセルロースであることを特徴とする請求項8又は9に記載の第一及び第二の部材の接着方法。
- 第一の部材が表示パネルであり、第二の部材が入力素子であることを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の第一及び第二の部材の接着方法。
- 除去用部材の材質が合成ゴム又は天然ゴムであることを特徴とする請求項請求項8〜11のいずれか一項に記載の第一及び第二の部材の接着方法。
- 仮止め時の光硬化性接着剤のゲル化率が10〜95%であることを特徴とする請求項8〜12のいずれか一項に記載の第一及び第二の部材の接着方法。
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