JP2012171377A - 空気入りタイヤ対および空気入りタイヤの装着方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トロイド状に延びる少なくとも1プライからなるカーカスと、カーカスのクラウン部外周側に、コードがタイヤ赤道面に対し15°以上75°以下の傾斜角度で傾斜して延びる1層の傾斜ベルト層と、スパイラルコードがタイヤ赤道面に対し5°以下の傾斜角度で螺旋巻回することにより配列された周方向ベルト層とを備え、車両の左右輪に1セットで装着される空気入りタイヤ対であって、傾斜ベルト層を構成するコードのタイヤ赤道面に対する延在方向を、左輪タイヤと右輪タイヤとで異ならせたことを特徴とする空気入りタイヤ対、およびその装着方法である。
【選択図】図2
Description
図1に示すような構成を有し、表1に示す諸元の空気入りタイヤからなる空気入りタイヤ対(左輪タイヤおよび右輪タイヤ)を試作した。なお、タイヤのサイズは195/65R15とし、カーカスプライには、ポリエチレン有機繊維を撚ったコードがタイヤ赤道面に対して90°の角度で配設されているものを用いた。また、スパイラルコードの傾斜角度は0.2°とし、スパイラルコードおよび傾斜ベルト層を構成するコードには、スチールコードを用いた。
そして、下記の方法で性能評価を行った。結果を表1に示す。
諸元を表1に示すように変更し、左輪タイヤおよび右輪タイヤの傾斜ベルト層のコードの傾斜方向を同一方向にした以外は、実施例1と同様にして空気入りタイヤ対を試作した。そして、実施例1と同様の方法で性能評価を行った。結果を表1に示す。
作製した空気入りタイヤ対を、排気量2000ccの国産前輪駆動車(リム:6.0J×15)の前後輪に装着し、内圧を230kPaとした。そして、熟練したテストドライバーがテストコースを走行し、時速150km/hでのレーンチェンジ、時速80km/hでの限界旋回、時速50km/hからの加速を含む走行をして、10点満点で評価を行った。
7.0点以上ならば、市場の一般的なタイヤと比較して良好な操縦安定性である。一方、5.5点以下ならば、著しく操縦安定性が低く、市場性が無いと判断されるレベルである。
作製した空気入りタイヤ対を、排気量2000ccの国産前輪駆動車(リム:6.0J×15)の前後輪に装着し、内圧を150kPaとした。そして、山坂道を3万km走行した。その後、右前輪タイヤおよび左前輪タイヤの周方向ベルト層からゴム付きスパイラルコードを各輪5本ずつ採取し、スパイラルコードの残存疲労性を評価した。
具体的には、採取したゴム付きスパイラルコード10本に対し、新品コードの破断荷重の40%に相当する引張荷重を繰り返し与え、スパイラルコードが疲労破壊するまでの繰り返し回数を測定し、平均繰り返し回数を求めた。そして、従来例1の右前輪タイヤおよび左前輪タイヤの平均繰り返し回数を100として、指数評価した。なお、指数は、数値が大きいほど残存疲労が少ないことを示す。
傾斜ベルト層を構成するコードの傾斜角度を表2に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして表2に示す諸元の空気入りタイヤからなる空気入りタイヤ対(左輪タイヤおよび右輪タイヤ)を試作した。
そして、実施例1と同様の方法でドライ操縦安定性を評価した。結果を表2に示す。
カーカスプライのプライ数を2プライとした以外は図1に示す空気入りタイヤと同様な構成を有し、表3に示す諸元の空気入りタイヤからなる空気入りタイヤ対(左輪タイヤおよび右輪タイヤ)を試作した。なお、タイヤのサイズは225/45R17とし、カーカスプライには、ポリエチレン有機繊維を撚ったコードがタイヤ赤道面に対して90°の角度で配設されているものを用いた。また、スパイラルコードの傾斜角度は0.2°とし、スパイラルコードおよび傾斜ベルト層を構成するコードには、スチールコードを用いた。
そして、使用する車を排気量2500ccの国産後輪駆動車とし、リムを7.5J×17とし、残存疲労性の指数評価の基準を従来例2の左右前輪タイヤとした以外は実施例1と同様の方法で性能評価を行った。結果を表3に示す。
諸元を表3に示すように変更し、各タイヤの傾斜ベルト層のコードの傾斜方向を実施例6と反対方向にした以外は、実施例6と同様にして空気入りタイヤ対を試作した。そして、実施例6と同様の方法で性能評価を行った。結果を表3に示す。
諸元を表3に示すように変更し、左輪タイヤおよび右輪タイヤの傾斜ベルト層のコードの傾斜方向を同一方向にした以外は、実施例6と同様にして空気入りタイヤ対を試作した。そして、実施例6と同様の方法で性能評価を行った。結果を表3に示す。
1A トレッド部
1B トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 ビードコア
5 カーカス
6 傾斜ベルト層
6A 傾斜ベルト層
6B 傾斜ベルト層
7 周方向ベルト層
8 トレッドゴム
9 溝
10 空気入りタイヤ
20 空気入りタイヤ
21 傾斜ベルト層
22 コード
51 コード
61 コード
61A コード
61B コード
71 スパイラルコード
Claims (6)
- トロイド状に延びる少なくとも1プライからなるカーカスと、前記カーカスのクラウン部外周側に、コードがタイヤ赤道面に対し15°以上75°以下の傾斜角度で傾斜して延びる1層の傾斜ベルト層と、スパイラルコードがタイヤ赤道面に対し5°以下の傾斜角度で螺旋巻回することにより配列された周方向ベルト層とを備え、車両の左右輪に1セットで装着される空気入りタイヤ対であって、
前記傾斜ベルト層を構成するコードのタイヤ赤道面に対する延在方向を、左輪タイヤと右輪タイヤとで異ならせたことを特徴とする、空気入りタイヤ対。 - 前記空気入りタイヤ対の車両の左右輪への装着姿勢で、車両正面側から左右輪タイヤの傾斜ベルト層を構成するコードを透視したときの該コードの延在方向が、右輪タイヤで右上がりであり、左輪タイヤで左上がりであることを特徴とする、請求項1に記載の空気入りタイヤ対。
- 前記空気入りタイヤ対の車両の左右輪への装着姿勢で、車両正面側から左右輪タイヤの傾斜ベルト層を構成するコードを透視したときの該コードの延在方向が、右輪タイヤで左上がりであり、左輪タイヤで右上がりであることを特徴とする、請求項1に記載の空気入りタイヤ対。
- トロイド状に延びる少なくとも1プライからなるカーカスと、前記カーカスのクラウン部外周側に、コードがタイヤ赤道面に対し15°以上75°以下の傾斜角度で傾斜して延びる1層の傾斜ベルト層と、スパイラルコードがタイヤ赤道面に対し5°以下の傾斜角度で螺旋巻回することにより配列された周方向ベルト層とを備える一対の空気入りタイヤを車両の左右輪に装着する方法であって、
前記傾斜ベルト層を構成するコードのタイヤ赤道面に対する延在方向が、左輪タイヤと右輪タイヤとで異なるように前記空気入りタイヤを装着することを特徴とする、空気入りタイヤの装着方法。 - 右輪タイヤの傾斜ベルト層を構成するコードの延在方向が、車両正面側からコードを透視したときに右上がりとなり、左輪タイヤの傾斜ベルト層を構成するコードの延在方向が、車両正面側からコードを透視したときに左上がりとなるように前記空気入りタイヤを装着することを特徴とする、請求項4に記載の空気入りタイヤの装着方法。
- 右輪タイヤの傾斜ベルト層を構成するコードの延在方向が、車両正面側からコードを透視したときに左上がりとなり、左輪タイヤの傾斜ベルト層を構成するコードの延在方向が、車両正面側からコードを透視したときに右上がりとなるように前記空気入りタイヤを装着することを特徴とする、請求項4に記載の空気入りタイヤの装着方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107592841A (zh) * | 2015-04-17 | 2018-01-16 | 米其林集团总公司 | 轮胎增强件 |
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2011
- 2011-02-17 JP JP2011032251A patent/JP2012171377A/ja active Pending
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