JP2012171064A - 研削用集塵カバー及び動力工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】好適に粉塵を回収することができる研削用集塵カバー及び研削用集塵カバーを備えた動力工具の提供。
【解決手段】回転駆動されて被加工面Cを研削する研削刃9周りに配置され、被加工面Cと対向する下端が開口する環状の周壁部21と、周壁部21の上端側に位置して周壁部21と共に研削刃9が収容される収容空間20aを画成し、研削刃9を回転駆動する動力工具1に装着される端壁部22と、環状に構成されて周壁部21の下端側に装着され被加工面Cに当接する布体リング42と、を備え、布体リング42は、被加工面Cとの間に隙間を形成すると共に周壁部21の下端側から上端側へと向かう方向に気流を発生させる斜面42Bを備えた研削用集塵カバーを提供する。
【選択図】図1
【解決手段】回転駆動されて被加工面Cを研削する研削刃9周りに配置され、被加工面Cと対向する下端が開口する環状の周壁部21と、周壁部21の上端側に位置して周壁部21と共に研削刃9が収容される収容空間20aを画成し、研削刃9を回転駆動する動力工具1に装着される端壁部22と、環状に構成されて周壁部21の下端側に装着され被加工面Cに当接する布体リング42と、を備え、布体リング42は、被加工面Cとの間に隙間を形成すると共に周壁部21の下端側から上端側へと向かう方向に気流を発生させる斜面42Bを備えた研削用集塵カバーを提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は研削用集塵カバー及び研削用集塵カバーを備えた動力工具に関する。
ディスクグラインダ等の研削を行う動力工具において、側面にチップ等を有する研削刃が被研削面を研削した際に発生する切り屑、粉塵等を集塵するために、研削刃周囲に集塵カバーが設けられている。この集塵カバーの被研削面と対向する縁部には、特許文献1に示されるように、被研削面と当接するブラシが設けられている。
従来例を図10に示す。従来のブラシ142では、コンクリートC表面との間に形成される隙間SがコンクリートC表面と略平行に延びるブラシ142の端面142Aから画成されるため、収容空間120a内に流入する空気Hは、コンクリートC表面と略平行に収容空間120a内に流入した後に、収容空間120a内の圧力差に基づき上方へと流れの向きを変化させる。よって従来では、空気Hが流れの向きを変化しつつ上方へと移動するため、空気Hの流速が弱められ、好適に粉塵Dを上方に搬送することができなかった。
研削刃で研削をする場合にはブラシが被研削面と当接した状態で、主にブラシと研削面との間の隙間から外気が集塵カバー内部に流入し、この外気と共に粉塵等が吸引器若しくは吸引袋内に取り込まれる。上記隙間は、最も下側(被研削面側)に位置するのに対し、吸引器等に繋がる排気口は、集塵カバー内部において上側(反被研削面側)に位置するため、粒径の大きな粉塵等は集塵カバー内に滞留することがあった。これら滞留した粉塵等は、集塵カバーから漏れることがあり、作業環境の悪化に繋がっていた。よって本発明は、好適に粉塵を回収することができる研削用集塵カバー及び研削用集塵カバーを備えた動力工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、回転駆動されて被加工面を研削する研削刃周りに配置され、該被加工面と対向する一端が開口する環状の周壁部と、該周壁部の他端側に位置して該周壁部と共に該研削刃が収容される収容空間を画成し、該研削刃を回転駆動する動力工具に装着される端壁部と、環状に構成されて該周壁部の該一端側に装着され該被加工面に当接するシール部材と、を備え、該シール部材は、該周壁部の該一端側から該周壁部の他端側へと向かう方向に気流を発生させるガイド手段を有する研削用集塵カバーを提供する。
上記構成の研削用集塵カバーにおいて、該ガイド手段は、該シール部材を介して該収容空間内外を連通する連通路からなり、該シール部材は、該連通路を画成すると共に該収容空間外から該収容空間内へと近づくのに応じて、該一端側から該他端側へと近づく壁面を有することが好ましい。
これらのような構成によると、ガイド手段により、シール部材を通過して収容空間内に流入した外気が吸引器等に繋がる排気口が位置する他端側に流れやすくなり、収容空間内に一端側(シール部材位置)から他端側(排気口)へ向かう空気の流れを好適に形成することができる。空気の流れを好適に形成することにより、収容空間内の粉塵等を好適に排出することができる。
また該壁面は、該シール部材の一端側端面に設けられていることが好ましい。
該シール部材は、該収容空間の内外方向を積層方向として複数のシート材が積層されて構成され、該複数のシート材において、収容空間外側に位置する該シート材は、収容空間内側に位置する該シート材より、該一端側に突出するように構成され、該複数のシート材の一端部で該壁面が構成されていてもよい。
このような構成によると、簡単な構成でガイド手段を構成することができる。
また該連通路は、該シール部材に形成された貫通孔であってもよい。
また該シール部材は、該収容空間の内外方向を積層方向として複数のシート材が積層されて構成され、各々の該シート材にはそれぞれ孔が形成され、該連通路は、各々の該孔が重ね合わされて形成されていてもよい。
このような構成によると、一定の大きさの連通路を形成することができるので、安定した空気の流れを収容空間内に形成することができる。よって常に安定した集塵性能を得ることができる。
また該貫通孔は、該研削刃の回転軸と直交する平面状において該貫通孔の貫通方向における中心軸が、該収容空間外から該収容空間内へと近づくのに応じて該研削刃の回転方向下流側へと移動するように該シール部材に形成されていてもよい。
このような構成によると、より確実に、好適な空気の流れを収容空間内に形成することができる。
また請シール部材は、該シール部材を該被加工面側へ付勢する弾性体を介して該周壁部に装着されることが好ましい。
このような構成によると、弾性体の負勢力によって被加工面にシール部材が追従するため、被加工面に凹凸が合ったとしてもこれに追従してシール部材と被加工面との間の隙間を極力一定に保つことができる。隙間が形成されることを抑制できるため、集塵性能を向上させることができる。
また上記課題を解決するために本発明は、ハウジングと、該ハウジングに内蔵される出力部と、該出力部から動力が伝達されて軸周りに回転駆動されると共に研削刃が装着される出力軸部と、を有し、該ハウジングには、該出力軸部周りに配置されるカバー装着部が規定され、該カバー装着部には、請求項1乃至請求項8のいずれか一に記載の研削用集塵カバーが装着されている動力工具を提供する。
本発明の研削用集塵カバー及び研削用集塵カバーによれば、好適に粉塵を回収することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る研削用集塵カバー及び研削用集塵カバーを装着した動力工具について、図1乃至図5に基づき説明する。図1に示されるディスクグラインダ1は、被研削面であるコンクリートC表面に対して研削刃9で研削作業を行う工具であり、研削刃9周りに集塵カバー10が装着されて構成されている。ディスクグラインダ1は、ハウジング2を外殻とし、ハウジング2内に、回転力を出力する出力部である図示せぬモータと、図示せぬモータからの回転力が伝達される図示せぬギア機構と、ギア機構に接続されると共に研削刃9が同軸一体回転するように装着される出力軸部2Aとを有している。
出力軸部2Aには、研削刃9の回転中心を決める座となるワッシャ2Bとねじ止めされるナット2Cが装着されており、ワッシャ2Bと、ナット2Cにより研削刃9は出力軸部2Aに同軸一体回転するように固定されている。またハウジング2において、出力軸部2A周りには、集塵カバー10が装着されるカバー装着部2Dが設けられている。
研削刃9は、中央が開口した円板状を成しており、円板の一側面に複数のチップ9Aが設けられている。研削刃9を出力軸部2Aに装着するには、中央の開口部に出力軸部2Aを貫通させ、円板の中心軸が出力軸部2Aの回転軸と同軸になり、チップ9Aが反ハウジング2側に位置するように配置して、ナット2Cを締め込むことにより、出力軸部2Aに研削刃9を固定する。以下の説明において、出力軸部2Aの回転軸方向であって研削刃9からハウジング2に向かう方向を上側として上下方向を規定し、上下方向と直交すると共にハウジング2が延出される方向を前後方向と規定する。また前後方向においては、ハウジング2において出力軸部2Aが装着されている側を前側と規定する。
集塵カバー10は、枠体20と、ファン30と、リング部40とから主に構成されている。枠体20は樹脂製であり、研削刃9周りに配置され被研削面であるコンクリートC表面と対向する下端が開口する円環状の周壁部21と、周壁部21の上端側に位置し周壁部21と一体である端壁部22と、から主に構成されており、枠体20内部に、主に周壁部21と端壁部22とで区画される収容空間20aが形成されている。
周壁部21には、筒内において上下方向において略中央部分に、収容空間20aを上下に二分するリブ部23が設けられており、リブ部23の中央には、研削刃9の外径より僅かに小径の孔23aが形成されている。収容空間20aにおいて、このリブ部23で仕切られた上方の空間をファン30が収容される上部空間20bと定義し、下方の空間を研削刃9が収容される下部空間20cと定義する。また周壁部21において下端部分を下端縁21Aと規定する。
周壁部21において上部空間20bを画成する壁には、排気ダクト24が設けられており、排気ダクト24には粉塵等を集塵する集塵袋25が接続されている。排気ダクト24には、内部に上部空間20bと連通する排気通路24aが形成されており、この排気通路24aが集塵袋25内の空間に連通している。また排気ダクト24は、図2に示されるように、上部空間20bに対して排気通路24aが、上部空間20bの最外周位置であって周壁部21の接線方向と一致し、かつ研削刃9の回転方向における接線方向の下流側に位置するように配置されている。
周壁部21において下部空間20cを画成する壁には、前後位置及び前後方向と略直交する左右位置にそれぞれ同一形状を成す凹部21aが計四箇所形成されている。凹部21aは、図3に示されるように、周壁部21の下端縁21Aに開口する第一凹部21bと、第一凹部21bに隣接して配置され上端と下端とが閉止されている第二凹部21cと、第一凹部21bの上端及び第二凹部21cの上端を接続する接続通路21dとから構成されている。また第二凹部21cにおいては、上端縁21Bと下端縁21Cとがそれぞれ規定されている。
図1に示されるように、リブ部23には、下方に向けて突出する複数のバネ23Aが配置されている。このバネ23Aは、リング部40とリブ部23との間に介在しており、リブ部23に対してリング部40を下方に向けて付勢している。
端壁部22は、枠体20において上側に位置しており、周壁部21と共に収容空間20a(上部空間20b)を画成している。端壁部22の中央には、開口22aを画成し、開口22a内でカバー装着部2Dに接続されるハウジング接続部22Aが設けられている。
ファン30は、遠心ファンであり、上部空間20b内に収容されており、集塵カバー10がハウジング2に装着された状態で、出力軸部2Aに同軸一体回転するように構成されている。ファン30が出力軸部2Aと同軸一体回転することにより、収容空間20a内において、孔23aから流入し、排気通路24aから流出する気流が発生する。この気流の発生により、収容空間20a内を外気より負圧にすることができる。このファン30及びファン30が収容される上部空間20bを画成する枠体20の構成から、排出機構が規定される。
リング部40は、台座部41と、布体リング42とから主に構成されている。台座部41は樹脂製であり、外径が周壁部21の内径より僅かに小径の円環状を成しており、図4に示されるように、外周位置に、それぞれ同形状を成し凹部21a内に挿入可能な凸部41Aが前後左右位置にそれぞれ設けられている。リング部40において、コンクリートC表面と対向する下面41Bには、リング部40の周方向に沿うと共にコンクリートC表面側へ向けて開口する一連の溝部41aが形成されている。この溝部41aの幅は、布体リング42を構成する布体の布厚より若干小さくなるように構成されている。また図1、図5に示されるように、リング部40の上面には、バネ23Aと係合する係合部41Cが設けられている。
布体リング42は、図4に示されるように、フェルト製の帯状に成形された布体をその両端が突き合わせられると共に、布体の布厚が半径方向幅となるように環状にして構成され、図4に示されるように、上端部分が溝部41aに圧入されて台座部41に装着されている。上述のように、布体リング42の布厚より溝部41aの溝幅の方が小さいため、溝部41aに布体リング42を装着することにより、布体リング42が台座部41に固定される。溝部41aに布体リング42を装着するのみであるため、布体リング42の台座部41への装着・固定を容易にすることができる。また、布体リング42はブラシ等に比べて安価に製造することが可能であるため、布体リング42の交換における作業者の負担を低減することができる。
布体リング42の下端には、コンクリートC表面と対向する下端面42Aが規定されている。下端面42Aの収容空間20a側には、収容空間20a外から収容空間20a内へと近づくのに応じて、下端側から上端側へと近づく壁面である斜面42Bが設けられている。
収容空間20a内の空気はファン30により、孔23aから吸入され、ファン30の外周から排気通路24aへと排出されるため、この近傍が周方向において最も圧力が低下する。布体リング42が台座部41に固定された状態においては、布体リング42の突き合わせ部分が、収容空間20aにおいてファン30による吸引効率が最も優れる箇所、即ち図2で示される排気通路24aが収容空間20a内に開口する箇所の周辺に位置するようにする。突き合わせ部分は、特に縫い合わせたりしていないため、僅かな隙間が発生することがあるが、このように吸引効率が優れる位置に突き合わせ部分を配置することにより、突き合わせ部分から粉塵等が外部に排出されることが抑制される。また布体リング42の幅(台座部41に装着された状態で上下方向の距離)は、リング部40が周壁部21に装着された状態で、研削刃9の下面より下側に突出するように構成されている。
布体リング42が台座部41に装着・固定された状態で、リング部40を周壁部21に装着する。リング部40を周壁部21に装着するには、先ず凸部41Aを、第一凹部21bの下端縁21Aの開口から挿入する。次にリング部40を枠体20に対して上方に押し上げた状態で、凸部41Aを第一凹部21bから接続通路21dを介して第二凹部21c内に配置するように、リング部40を枠体20に対して周回りに回転させる。この状態でリング部40を押し上げるのを止めることにより、バネ23Aの付勢力によってリング部40は下側へと移動し、凸部41Aが下端縁21Cと当接する位置まで移動する。凸部41Aが第二凹部21c内に位置することにより、リング部40が周壁部21から外れることが抑制される。このように凹部21aと凸部41Aにより装着可能とすることによって、確実かつ簡易に台座部41を周壁部21へと固定することができる。また凸部41Aは第二凹部21c内で上端縁21Bから下端縁21Cまでの間で移動可能であるため、リング部40はバネ23Aに付勢された状態で枠体20に対して上下動することができる。
上記構成の集塵カバー10を装着したディスクグラインダ1で作業を行う場合には、研削刃9のチップ9Aが設けられた下面をコンクリートC表面と当接するように、ディスクグラインダ1を保持する。この時に布体リング42の下端が研削刃9のチップ9Aより突出するので、研削刃9でコンクリートC表面を研削する際に、バネ23Aの付勢力によって常に適切な押圧力で布体リング42をコンクリートC表面に押し付けることができ、下端面42A及び斜面42BとコンクリートC表面との間に連通路である隙間S(図5)が形成される。
この状態で図示せぬモータを駆動して研削刃9を矢印A方向に回転させ、ディスクグラインダ1を前後左右に移動させる。この時に、上述のように収容空間20a内が負圧になるため、図5に示されるように、主に隙間Sから収容空間20a内に空気Hが流入する。隙間Sにおいて収容空間20a側は、上方へ向けて傾斜する斜面42Bによって画成されているため、空気Hは、斜面42Bに沿って上方へと流れる。またチップ9AでコンクリートC表面が削られることにより発生する粉塵Dは、研削刃9の回転に伴う遠心力により、半径方向外側に位置する布体リング42側に向かって飛散する。この飛散する粉塵Dに対向して収容空間20a内に流入する空気Hは、上述のように上方へと流れるため、この空気Hの流れに乗じて粉塵Dも上方へと運ばれ、排気通路24aを通って集塵袋25へ搬送される。
これに対して本実施の形態では、隙間Sから直接上方へと向かう空気Hの流れを形成することができるため、好適に粉塵Dを排気通路24aが位置する上方へと搬送することができ、収容空間20a内に粉塵Dが滞留することが抑制され、好適に粉塵Dを集塵袋25に回収することができる。
本発明による研削用集塵カバー及び動力工具は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の改良や変形が可能である。例えば第一の変形例として、図6に示されるように、布体リング242に、収容空間20a内外を貫通する貫通孔242aを形成してもよい。この貫通孔242aは、収容空間20a外から収容空間20a内へと近づくのに応じて、下端側から上端側へと近づく上壁面及び下壁面を有し、その貫通方向における中心軸が上方を向くように形成されている。よって実施の形態と同様に上方へと向かう空気Hの流れを形成することができ、好適に上方へと粉塵Dを搬送することができる。またこの貫通孔242aは、図7に示されるように、研削刃9の回転軸と直交する平面上において貫通孔242aの中心軸が、収容空間20a外から収容空間20a内へと近づくのに応じて回転方向A下流側へと移動するように、即ち貫通孔242aの中心軸の方向が、研削刃9の半径方向に対して交差するように布体リング242aに形成されている。
このように貫通孔242aが形成されていることにより、研削刃9の回転軸と直交する平面上において、空気H(図6)の流れ方向を研削刃9の回転方向に沿わせることができ、より確実に、好適な空気Hの流れを収容空間内に形成することができる。
また本実施の形態では、フェルト素材から構成される布体リングをシール部材として用いたがこれに限らず、第二の変形例として図8に示されるように、複数のシート材343を収容空間20aの内外方向を積層方向として積層したシール部材342を使用してもよい。このシート材343は、布体若しくは樹脂シート材から構成され、収容空間20aに近づくほど、下端部343Aが上方に位置するように構成されている。このような構成により、シール部材342に端面342A及び斜面342Bを構成することができ、実施の形態に係る布体リング42と同様に隙間Sを構成して粉塵Dを上方へと搬送することができる。
また第三の変形例として、図9に示されるように、それぞれのシート材443にそれぞれ同径の孔443aを形成すると共に、収容空間20aに近いシート材443の孔443aほど上方に位置するように形成する。これらのシート材443を重ねてそれぞれの孔443aが重ね合わせるようにすることにより、収容空間20a内外を貫通する貫通孔442aが形成される。この貫通孔442aは、第一の変形例と同様に、その貫通方向における中心軸が斜め上方を向くように形成されているため、第一の変形例と同様に上方へと向かう空気Hの流れを形成することができ、好適に上方へと粉塵Dを搬送することができる。
また、動力工具としては本実施の形態ではディスクグラインダを想定したが、これに限らず研削刃が装着でき、研削用集塵カバーが装着できる動力工具であるならば、その動力工具の種類は限定しない。また動力も電動モータに限定せず、圧縮空気を用いる動力工具にも適用可能である。
1:ディスクグラインダ 2:ハウジング 2A:出力軸部 2B:ワッシャ
2C:ナット 2D:カバー装着部 9:研削刃 9A:チップ 10:集塵カバー
20:枠体 20a:収容空間 20b:上部空間 20c:下部空間 21:周壁部
21A:下端縁 21B:上端縁 21C:下端縁 21a:凹部 21b:第一凹部
21c:第二凹部 21d:接続通路 22:端壁部 22A:ハウジング接続部
22a:開口 23:リブ部 23A:バネ 23a:孔 24:排気ダクト
24a:排気通路 25:集塵袋 30:ファン 40:リング部 41:台座部
41A:凸部 41B:下面 41C:係合部 41a:溝部 42:布体リング
42A:下端面 42B:斜面
2C:ナット 2D:カバー装着部 9:研削刃 9A:チップ 10:集塵カバー
20:枠体 20a:収容空間 20b:上部空間 20c:下部空間 21:周壁部
21A:下端縁 21B:上端縁 21C:下端縁 21a:凹部 21b:第一凹部
21c:第二凹部 21d:接続通路 22:端壁部 22A:ハウジング接続部
22a:開口 23:リブ部 23A:バネ 23a:孔 24:排気ダクト
24a:排気通路 25:集塵袋 30:ファン 40:リング部 41:台座部
41A:凸部 41B:下面 41C:係合部 41a:溝部 42:布体リング
42A:下端面 42B:斜面
Claims (9)
- 回転駆動されて被加工面を研削する研削刃周りに配置され、該被加工面と対向する一端が開口する環状の周壁部と、
該周壁部の他端側に位置して該周壁部と共に該研削刃が収容される収容空間を画成し、該研削刃を回転駆動する動力工具に装着される端壁部と、
環状に構成されて該周壁部の該一端側に装着され該被加工面に当接するシール部材と、を備え、
該シール部材は、該周壁部の該一端側から該周壁部の他端側へと向かう方向に気流を発生させるガイド手段を有することを特徴とする研削用集塵カバー。 - 該ガイド手段は、該シール部材を介して該収容空間内外を連通する連通路からなり、
該シール部材は、該連通路を画成すると共に該収容空間外から該収容空間内へと近づくのに応じて、該一端側から該他端側へと近づく壁面を有することを特徴とする請求項1に記載の研削用集塵カバー。 - 該壁面は、該シール部材の一端側端面に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の研削用集塵カバー。
- 該シール部材は、該収容空間の内外方向を積層方向として複数のシート材が積層されて構成され、
該複数のシート材において、収容空間外側に位置する該シート材は、収容空間内側に位置する該シート材より、該一端側に突出するように構成され、該複数のシート材の一端部で該壁面が構成されていることを特徴とする請求項3に記載の研削用集塵カバー。 - 該連通路は、該シール部材に形成された貫通孔であることを特徴とする請求項2に記載の研削用集塵カバー。
- 該シール部材は、該収容空間の内外方向を積層方向として複数のシート材が積層されて構成され、
各々の該シート材にはそれぞれ孔が形成され、
該連通路は、各々の該孔が重ね合わされて形成されていることを特徴とする請求項5に記載の研削用集塵カバー。 - 該貫通孔は、該研削刃の回転軸と直交する平面上において該貫通孔の貫通方向における中心軸が、該収容空間外から該収容空間内へと近づくのに応じて該研削刃の回転方向下流側へと移動するように該シール部材に形成されていることを特徴とする請求項5または請求項6のいずれかに記載の研削用集塵カバー。
- 請シール部材は、該シール部材を該被加工面側へ付勢する弾性体を介して該周壁部に装着されることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一に記載の研削用集塵カバー。
- ハウジングと、
該ハウジングに内蔵される出力部と、
該出力部から動力が伝達されて軸周りに回転駆動されると共に研削刃が装着される出力軸部と、を有し、
該ハウジングには、該出力軸部周りに配置されるカバー装着部が規定され、
該カバー装着部には、請求項1乃至請求項8のいずれか一に記載の研削用集塵カバーが装着されていることを特徴とする動力工具。
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